JPH10219948A - 棟換気装置 - Google Patents
棟換気装置Info
- Publication number
- JPH10219948A JPH10219948A JP2226097A JP2226097A JPH10219948A JP H10219948 A JPH10219948 A JP H10219948A JP 2226097 A JP2226097 A JP 2226097A JP 2226097 A JP2226097 A JP 2226097A JP H10219948 A JPH10219948 A JP H10219948A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ventilation
- ridge
- opening
- frame
- ventilation frame
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 防水シートで覆われた棟部の防水効果を損な
うことのない屋根棟の換気装置を提供する。 【解決手段】 屋根棟に換気枠(8)を設けて、この換気
枠(8)を防水シート(15)で覆うとととも、この防水シー
ト(15)には、換気枠(8)の換気孔(11)とは外れた位置
で、かつ、その換気孔(11)に連通する開口(14)を形成す
る。
うことのない屋根棟の換気装置を提供する。 【解決手段】 屋根棟に換気枠(8)を設けて、この換気
枠(8)を防水シート(15)で覆うとととも、この防水シー
ト(15)には、換気枠(8)の換気孔(11)とは外れた位置
で、かつ、その換気孔(11)に連通する開口(14)を形成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小屋裏の換気を
行うため、屋根棟に設けられる換気装置に関するもので
ある。
行うため、屋根棟に設けられる換気装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】通常、瓦屋根においては、棟方向に沿っ
て取り付けた棟木を被覆するようにして防水シートが設
けられ、更に、この防水シートの上から冠瓦などの棟役
物が、前記棟木へ釘打ちなどして取り付けられる。
て取り付けた棟木を被覆するようにして防水シートが設
けられ、更に、この防水シートの上から冠瓦などの棟役
物が、前記棟木へ釘打ちなどして取り付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の棟構造にお
いて、棟木下側の野地板間には隙間があり、この隙間を
利用すれば小屋裏の換気を行うことができるが、棟木全
体が防水シートで覆われているため、仮にこの防水シー
トに開口を設けて換気を行おうとすれば、その開口と野
地板間の隙間が直接つながってしまうため、この部分は
防水効果が得られないという不都合がある。
いて、棟木下側の野地板間には隙間があり、この隙間を
利用すれば小屋裏の換気を行うことができるが、棟木全
体が防水シートで覆われているため、仮にこの防水シー
トに開口を設けて換気を行おうとすれば、その開口と野
地板間の隙間が直接つながってしまうため、この部分は
防水効果が得られないという不都合がある。
【0004】この発明は、このような従来の欠点を解消
して、防水シートで覆われた棟部の防水効果を損なうこ
とのない屋根棟の換気装置を提供することを目的とする
ものである。
して、防水シートで覆われた棟部の防水効果を損なうこ
とのない屋根棟の換気装置を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、屋根棟に換気孔を備えた換気枠を配置
し、この換気枠を含めて屋根棟を防水シートで覆って、
その上に棟役物を被せるとともに、防水シートには、前
記換気枠の換気孔から外れた位置に開口を形成して、そ
れら換気孔から開口を介して棟役物外部に通ずる換気通
路を形成したことを特徴とする。
め、この発明は、屋根棟に換気孔を備えた換気枠を配置
し、この換気枠を含めて屋根棟を防水シートで覆って、
その上に棟役物を被せるとともに、防水シートには、前
記換気枠の換気孔から外れた位置に開口を形成して、そ
れら換気孔から開口を介して棟役物外部に通ずる換気通
路を形成したことを特徴とする。
【0006】上記において、望ましくは、換気枠の換気
孔の口縁部の一部分から外側に向けてリップを突出させ
たものが提供される。
孔の口縁部の一部分から外側に向けてリップを突出させ
たものが提供される。
【0007】また、棟方向に沿って取り付けられる棟木
を部分的に破断して、その破断部分に換気枠を取り付け
たものが考えられる。更に、換気枠は、通常、棟方向に
間隔をおいて複数個設ける。
を部分的に破断して、その破断部分に換気枠を取り付け
たものが考えられる。更に、換気枠は、通常、棟方向に
間隔をおいて複数個設ける。
【0008】
【発明の実施の形態】図1及び2において、(1)(1)
は、棟芯を挟んで傾斜方向の異なる屋根面側に取り付け
られた一対の野地板であって、これらの野地板(1)(1)
間に隙間(2)が形成されている。野地板(1)の上には、
ルーフィングシート(3)を介して、屋根瓦(4)(4)が敷
設されている。(5)は、屋根瓦(4)を固定するための横
木である。
は、棟芯を挟んで傾斜方向の異なる屋根面側に取り付け
られた一対の野地板であって、これらの野地板(1)(1)
間に隙間(2)が形成されている。野地板(1)の上には、
ルーフィングシート(3)を介して、屋根瓦(4)(4)が敷
設されている。(5)は、屋根瓦(4)を固定するための横
木である。
【0009】(6)は、棟芯に沿って屋根棟方向に設置さ
れる角形木材の棟木であり、図4で示すように、この棟
木(6)の長手方向の中央と両端部近傍部分の3個所が破
断され、これらの破断部に、ボックス状の換気枠(8)
(8)…が設置されている。
れる角形木材の棟木であり、図4で示すように、この棟
木(6)の長手方向の中央と両端部近傍部分の3個所が破
断され、これらの破断部に、ボックス状の換気枠(8)
(8)…が設置されている。
【0010】上記換気枠(8)は、図3のように、屋根の
傾斜に沿うよう山形に折り曲げた据え付け板(9)と、そ
の据え付け板(9)の上面中央部より上方に突出させたボ
ックス部(10)とからなり、ボックス部(10)の底面は開放
されている。更に、ボックス部(10)の前記据え付け板
(9)の傾斜方向側の側壁部には、方形の換気孔(11)(11)
が形成されている。この換気口(11)の4辺からなる口縁
部の上辺と下片には、リップ(12)(12)が斜め外方へ向け
て突出するよう切起し形成されている。
傾斜に沿うよう山形に折り曲げた据え付け板(9)と、そ
の据え付け板(9)の上面中央部より上方に突出させたボ
ックス部(10)とからなり、ボックス部(10)の底面は開放
されている。更に、ボックス部(10)の前記据え付け板
(9)の傾斜方向側の側壁部には、方形の換気孔(11)(11)
が形成されている。この換気口(11)の4辺からなる口縁
部の上辺と下片には、リップ(12)(12)が斜め外方へ向け
て突出するよう切起し形成されている。
【0011】上記換気枠(8)は、据え付け板(9)を、前
記野地板(1)(1)の上面を跨ぐようにして設置され、そ
の野地板(1)へ釘打ちなどして固定される。なお、前記
ルーフィングシート(3)は、換気枠(8)に相当する部分
を切り欠いて、据え付け板(9)を上から被覆するように
して敷設されるものであり、それ故、換気孔(11)(11)
は、ボックス部(10)内を通って野地板(1)(1)間の隙間
に直接連通する。また、図1で示すように、ルーフィン
グシート(3)と換気枠(8)との間は、防水テープ(17)で
密封される。
記野地板(1)(1)の上面を跨ぐようにして設置され、そ
の野地板(1)へ釘打ちなどして固定される。なお、前記
ルーフィングシート(3)は、換気枠(8)に相当する部分
を切り欠いて、据え付け板(9)を上から被覆するように
して敷設されるものであり、それ故、換気孔(11)(11)
は、ボックス部(10)内を通って野地板(1)(1)間の隙間
に直接連通する。また、図1で示すように、ルーフィン
グシート(3)と換気枠(8)との間は、防水テープ(17)で
密封される。
【0012】そして、棟木(6)部分を覆うテープ状の防
水シート(15)が、上記換気枠(8)をも覆うようにして、
棟方向の全長に亘って、且つ、両野地板(1)(1)の上面
間に跨って設置されるが、その換気枠(8)上面から野地
板(11)まで防水シート(15)が斜めに傾斜し、且つ、前記
リップ(12)が突出していることから、垂直な換気枠(8)
の側壁との間に空間(13)を生じ、この空間(13)を通し
て、換気を排出できる。
水シート(15)が、上記換気枠(8)をも覆うようにして、
棟方向の全長に亘って、且つ、両野地板(1)(1)の上面
間に跨って設置されるが、その換気枠(8)上面から野地
板(11)まで防水シート(15)が斜めに傾斜し、且つ、前記
リップ(12)が突出していることから、垂直な換気枠(8)
の側壁との間に空間(13)を生じ、この空間(13)を通し
て、換気を排出できる。
【0013】次ぎに、上記防水シート(15)には、前記換
気孔(11)とは棟方向の位置を外れた部分において開口(1
4)が形成され、換気孔(11)から出た換気をこの開口(14)
から外部に排出できるようにしている。この開口(14)
は、換気孔(11)に対して、例えば、棟芯方向に100mm
以上離れた両側に形成する。
気孔(11)とは棟方向の位置を外れた部分において開口(1
4)が形成され、換気孔(11)から出た換気をこの開口(14)
から外部に排出できるようにしている。この開口(14)
は、換気孔(11)に対して、例えば、棟芯方向に100mm
以上離れた両側に形成する。
【0014】図1の(16)は、上記防水シート(15)を覆う
ようにして棟方向に設置される棟役物としての冠瓦であ
り、前記棟木(6)へ上方から釘打ちして固定される。こ
の冠瓦(16)は、瓦材によって焼成されるものであり、そ
の設置面は必ずしも平滑とはなっておらず、防水シート
(15)との間には必ず隙間が出来るから、前記開口(14)か
ら出た換気は、この隙間から排出できる。勿論、設置面
に凹部などを設けて積極的に隙間を形成しても良い。
ようにして棟方向に設置される棟役物としての冠瓦であ
り、前記棟木(6)へ上方から釘打ちして固定される。こ
の冠瓦(16)は、瓦材によって焼成されるものであり、そ
の設置面は必ずしも平滑とはなっておらず、防水シート
(15)との間には必ず隙間が出来るから、前記開口(14)か
ら出た換気は、この隙間から排出できる。勿論、設置面
に凹部などを設けて積極的に隙間を形成しても良い。
【0015】なお、図1において、野地板(1)(1)間の
隙間を塞ぐようにして、この部分にも防水シート(15)を
設ける場合があり、この場合には、その防水シート(15)
にも開口を形成する。
隙間を塞ぐようにして、この部分にも防水シート(15)を
設ける場合があり、この場合には、その防水シート(15)
にも開口を形成する。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明では、棟役物下
側の防水シートに開口を設け、更にそのの内側に換気枠
を設けて、この換気枠の換気孔か開口を介し小屋裏の換
気を行うことが出来る効果がある。しかも、防水シート
の開口と換気枠の換気孔とは棟方向に外れた位置に設け
るから、防水効果が損なわれることがない。
側の防水シートに開口を設け、更にそのの内側に換気枠
を設けて、この換気枠の換気孔か開口を介し小屋裏の換
気を行うことが出来る効果がある。しかも、防水シート
の開口と換気枠の換気孔とは棟方向に外れた位置に設け
るから、防水効果が損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す屋根棟の縦断面図で
ある。
ある。
【図2】棟木と換気枠を覆う防水シートの設置後の状態
を示す要部の斜視図である。
を示す要部の斜視図である。
【図3】換気枠の設置状態の要部の斜視図である。
【図4】棟木と換気枠の配置を示す平面図である。
(1) 野地板 (6) 棟木 (7) 棟木の破断部 (8) 換気枠 (11) 換気孔 (12) リップ (14) 開口 (15) 防水シート (16) 冠瓦(棟役物)
Claims (4)
- 【請求項1】 屋根棟に換気孔を備えた換気枠を配置
し、この換気枠を含めて屋根棟を防水シートで覆って、
その上に棟役物を被せるとともに、防水シートには、前
記換気枠の換気孔から外れた位置に開口を形成して、そ
れら換気孔から開口を介して棟役物外部に通ずる換気通
路を形成したことを特徴とする棟換気装置。 - 【請求項2】 換気枠の換気孔の口縁部から外側に向け
てリップを突出させた請求項1記載の棟換気装置。 - 【請求項3】 棟方向に沿って取り付けられる棟木を部
分的に破断して、その破断部分に換気枠を取り付けた請
求項1又は2記載の棟換気装置。 - 【請求項4】 換気枠は棟方向に間隔をおいて複数個設
けてある請求項1から3の何れかに記載の棟換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2226097A JPH10219948A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 棟換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2226097A JPH10219948A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 棟換気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10219948A true JPH10219948A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12077811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2226097A Pending JPH10219948A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 棟換気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10219948A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007321466A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Shinsei:Kk | 水切り部材 |
US8866989B2 (en) | 2009-06-11 | 2014-10-21 | Apple Inc. | Portable computer display structures |
US9069525B2 (en) | 2009-11-10 | 2015-06-30 | Apple Inc. | Methods for fabricating display structures |
-
1997
- 1997-02-05 JP JP2226097A patent/JPH10219948A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007321466A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Shinsei:Kk | 水切り部材 |
US8866989B2 (en) | 2009-06-11 | 2014-10-21 | Apple Inc. | Portable computer display structures |
US10353432B2 (en) | 2009-06-11 | 2019-07-16 | Apple Inc. | Portable computer display structures |
US11003213B2 (en) | 2009-06-11 | 2021-05-11 | Apple Inc. | Portable computer display structures |
US11740658B2 (en) | 2009-06-11 | 2023-08-29 | Apple Inc. | Portable computer display structures |
US9069525B2 (en) | 2009-11-10 | 2015-06-30 | Apple Inc. | Methods for fabricating display structures |
US9575354B2 (en) | 2009-11-10 | 2017-02-21 | Apple Inc. | Methods for fabricating display structures |
US10261540B2 (en) | 2009-11-10 | 2019-04-16 | Apple Inc. | Methods for fabricating display structures |
US10983390B2 (en) | 2009-11-10 | 2021-04-20 | Apple Inc. | Methods for fabricating display structures |
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