JPH1046740A - 住宅の軒構造 - Google Patents

住宅の軒構造

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JPH1046740A
JPH1046740A JP8210223A JP21022396A JPH1046740A JP H1046740 A JPH1046740 A JP H1046740A JP 8210223 A JP8210223 A JP 8210223A JP 21022396 A JP21022396 A JP 21022396A JP H1046740 A JPH1046740 A JP H1046740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves
parting
snow
wall
house
Prior art date
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Pending
Application number
JP8210223A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Takagishi
毅 高岸
Mitsuo Fujiie
充朗 藤家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1046740A publication Critical patent/JPH1046740A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小屋裏の通気性を確保しつつ、雪の侵入を防
止できる軒構造を提供すること。 【解決手段】 住宅の外壁10の外方に所定の間隙Cを
隔てて軒天井20を設け、前記間隙Cに軒裏見切22を
配置するとともに、軒裏見切22を軒天井20の内方端
近傍に位置する野縁18に接続した軒構造において、軒
裏見切22は、外壁10の幅方向に沿って延び、その内
方端が外壁10の外面に当接するとともに通気用開口部
26が設けられた長尺の見切本体23と、見切本体23
の長手方向に沿って所定間隔で設けられ、見切本体23
を野縁17に接続する複数の接続部材24とからなり、
且つ通気性を有するとともに雪の通過を阻止する防雪材
28が、見切本体23に通気用開口部26を覆うように
固定されたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軒裏見切に小屋裏側へ
の通気用の開口部を設けた住宅の軒構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅の軒構造として、図14に示
すように、外壁1の外方に所定の間隙Cを隔てて軒天井
2を配置し、前記間隙C内に軒裏見切3を配置するとと
もに、この軒裏見切3を前記軒天井2の内方端近傍の野
縁4の下面に接続し、且つ前記軒裏見切3に通気孔4を
明けたものが知られている。係る軒構造では、屋外の空
気を通気孔5を介して小屋裏側へ導入し、棟部から排出
することにより、小屋裏の換気を図ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記軒構造
では、冬季の風雪時に、前記通気孔5を通して雪が小屋
裏側へ侵入し、小屋裏等に積雪する不具合がある。又、
図15にも示すように、軒裏見切3の前後方向寸法Aを
比較的大きくし、軒裏見切3の先端部を、前記野縁4に
直接固定していたので、軒裏見切3の材料コスト及び加
工コストが高騰する問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決し、小屋裏側への通気性を確保しつつ、雪の侵入を
防止できる軒構造を提供することを目的とする。そのた
め、請求項1の住宅の軒構造は、住宅の外壁の外方に所
定の間隙を隔てて軒天井を設け、前記外壁と軒天井間の
間隙に軒裏見切を配置するとともに、この軒裏見切を前
記軒天井の内方端近傍に位置する野縁に接続した軒構造
において、前記軒裏見切は、前記外壁の幅方向に沿って
延び、その内方端が前記外壁の外面に当接するとともに
通気用開口部が設けられた長尺の見切本体と、この見切
本体の長手方向に沿って所定間隔で設けられ、該見切本
体を前記野縁に接続する複数の接続部材とからなり、且
つ通気性を有するとともに雪の通過を阻止する防雪材
が、前記見切本体の前記通気用開口部を覆う位置に固定
されたことを特徴とするものである。
【0005】請求項2の住宅の軒構造は、請求項1の構
成において、前記防雪材の下部が前記見切本体で被覆さ
れたことを特徴とするものである。これにより、前記防
雪材が見切本体で隠されて人目に付かなくなるので、防
雪材を配置することによって見栄えを悪くすることがな
い。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、住宅の外壁1
0の上方には、屋内側から軒先側に向けて斜め下向きに
傾斜したトラス11が配置され、このトラス11上に
は、野地板12と、瓦等の屋根葺き材13とを備えた屋
根14が配置されている。トラス11の軒先側の端部に
は、外壁10と平行に軒先母屋15が固定されている。
【0007】一方、外壁10の外方の近接位置には、野
縁受プレート16を介して軒裏野縁17が外壁10と平
行に支持されている。そして、軒裏野縁17と軒先母屋
15間に、軒裏野縁17と直交する方向に軒先野縁18
が配置され、これら軒裏野縁17、軒先野縁18及び軒
先母屋15の各下面に軒天井20が固定されている。軒
天井20の内方端と外壁10との間には、所定の間隙C
が隔てられる。軒天井20の軒先側の先端部は鼻隠し鉄
板21により覆われるとともに、軒天井20と外壁10
間の前記間隙Cには、軒裏見切22が配置されている。
軒裏見切22は、外壁10に沿って住宅の幅方向に延び
ている。
【0008】図2及び図3に示すように、軒裏見切22
は、外壁10の幅方向に沿って延びる長尺の見切本体2
3(長さは、例えば、4m程度)と、見切本体23を前
記軒裏野縁17に接続する接続部材24(ジョイナー)
とを備え、見切本体23及び接続部材24は、各々アル
ミニウム等の金属材料により形成されている。接続部材
24は見切本体23の長手方向に沿って所定間隔(例え
ば、1m置き程度)で複数個設けられ、見切本体23の
長手方向の幅B(図5参照)は、例えば、50mm程度
である。
【0009】見切本体23は、外壁10の外面に当接す
る長尺の第1部材25と、通気用開口部26を隔ててこ
の第1部材25の前方に配置された長尺の第2部材27
とからなり、第1及び第2部材25、27には、各々垂
直断面略C字型の嵌合溝25a、27aが形成されてい
る。接続部材24の内方端には嵌合部24aが形成され
るとともに、この接続部材24の下方への延長部24b
の下端には嵌合部24cが形成されている。そして、嵌
合部24a、24cが各々第1及び第2部材25、27
の嵌合溝25a、27aに摺動自在に嵌合することによ
り、第1及び第2部材25、27が接続部材24によっ
て互いに連結されている。
【0010】第2部材27には、前記の嵌合状態で、接
続部材24の延長部24bに当接する上方への延長部2
7bが形成されている。又、接続部材24の外方端近傍
には釘孔24dが明けられ、該釘孔24dを貫通する図
示しない釘によって接続部材24が軒裏野縁17の下面
に固定されている。これにより、接続部材24を介し
て、見切本体23の第1及び第2部材25、27が前記
外壁10と軒天井20間の間隙C内で支持されている。
なお、上記接続状態で、接続部材24の延長部24b
は、軒天井20の内方端面に当接する。
【0011】第1及び第2部材25、27には、前記嵌
合溝25a、27aに隣接して、支持用突起25b、2
7cが各々設けられている。そして、第1、第2部材2
5、27間の前記通気用開口部26には、図4及び図5
に示すように、防雪材28が配置されている。防雪材2
8は前記第1及び第2部材25、27の支持用突起25
b、27c及び第2部材27の延長部27bによって支
持され、この状態で接着剤又は両面テープ等により、例
えば、延長部27bに固定されている。
【0012】図6にも示すように、防雪材28は金属又
はゴム等からなるスポンジ状の多孔質部材で、空気の通
過は許容するものの、雪の結晶の通過は阻止できる程度
の大きさの多数の孔が形成されている。これにより、冬
季の風雪時においても、通気用開口部26を介して小屋
裏側へ雪が侵入することがなく、且つ通気性は充分に確
保される。又、通気用開口部26及び防雪材28の下部
は、見切本体23の第2部材27によって覆われるの
で、人目に付くことがなく、軒裏部の見栄えも良好なも
のとなる。なお、防雪材28は冬季のみ取り付けるよう
にしてもよいが、年間を通して取り付けておいても、通
気性は阻害されない。この実施の形態では、見切本体2
3を第1及び第2部材25、27で構成して、両部材2
5、27間に通気用開口部26を設けたので、各部材2
5、27に通気孔等を形成する必要がなく、見切本体2
3の製造が容易になる。
【0013】上記の実施の形態では、防雪材28として
スポンジ状のものを使用したが、それ以外に、極細の線
材を多数束ね合わせたもの、一層又は複数層のメッシュ
状のもの等、空気の流通を許容し、雪の結晶の通過を阻
止できるものであれば、いかなる形状、材料のものであ
ってもよい。
【0014】図7に異なる軒構造への前記軒裏見切22
の適用例を示す。ここでは、軒先野縁18及び軒天井2
0が図示しない屋根と同一の傾斜角度で斜め下向きに傾
斜しており、係る軒構造においても前記と同一の軒裏見
切22及び防雪材28を使用することができる。この適
用例では、接続部材24の先端部が軒先野縁18の内方
端部の下面に固定され、見切本体23の第1部材25の
傾斜した下端が外壁10の外面に当接している。
【0015】図8及び図9に軒裏見切の変形例を示す。
この軒裏見切30は、見切本体31と接続部材32とを
備え、見切本体31は互いに平行な2つの垂直部31
a、31bと、両垂直部31a、31bの上端間を連結
する水平部31cと、垂直部31bの下端から軒先側へ
延びる水平部31dとを備えている。水平部31cの内
方端部及び外方端部は、各々内外方へ僅かに突出する突
起を形成している。
【0016】接続部材32の内方端部には垂直断面略C
字型の嵌合溝32aが形成され、見切本体31の水平部
31cの前記突起がこの嵌合溝32aに嵌合されること
により、見切本体31が接続部材32によって支持され
るようになっている。又、見切本体31の垂直部31b
には、所定の間隔で複数の通気孔31e(通気用開口
部)が形成され、垂直部31bの軒天井20側の側面に
は防雪材28が通気孔31eを覆うように固定されてい
る。なお、防雪材28は、通常、見切本体31の全長に
渡って取り付けられるが、通気孔31eが形成された部
位のみに取り付けるようにしてもよい。
【0017】図10及び図11に他の変形例を示す。こ
の変形例の軒裏見切30は、図7及び図8のものと類似
しているが、見切本体31の水平部31dに嵌合溝31
fが形成され、垂直断面略L字型の接続部材33の垂直
部33aの下端に設けた嵌合部33bが前記嵌合溝31
fに嵌合されている。この場合も垂直部31bの軒天井
20側の側面に通気孔31eを覆うように防雪材28が
固定されている。
【0018】図12及び図13に更に別の変形例を示
す。この軒裏見切34の見切本体35は、垂直断面略H
字型に構成され、その水平部35aに通気孔35bが形
成されている。又、外側の垂直部35cの下端に嵌合溝
35dが形成され、前記と同様の接続部材33の嵌合部
33bが嵌合溝35dに嵌合されている。ここでは、水
平部35aの上面に通気孔35bを覆うように防雪材2
8が固定されている。なお、図8乃至図13に示した各
変形例の軒裏見切を、図7に示したような傾斜状の軒天
井20と外壁10との間に配置することも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1の住宅の
軒構造は、住宅の外壁の外方に所定の間隙を隔てて軒天
井を設け、前記外壁と軒天井間の間隙に軒裏見切を配置
するとともに、この軒裏見切を前記軒天井の内方端近傍
に位置する野縁に接続した軒構造において、前記軒裏見
切は、前記外壁の幅方向に沿って延び、その内方端が前
記外壁の外面に当接するとともに通気用開口部が設けら
れた長尺の見切本体と、この見切本体の長手方向に沿っ
て所定間隔で設けられ、該見切本体を前記野縁に接続す
る複数の接続部材とからなり、且つ通気性を有するとと
もに雪の通過を阻止する防雪材が、前記見切本体の前記
通気用開口部を覆う位置に固定されたものであるから、
小屋裏の通気性が良好なものとなり、且つ風雪時には、
前記防雪材によって雪の侵入が阻止される。又、長尺の
見切本体を直接、前記野縁に接続するのではなく、見切
本体の長手方向に所定間隔で設けられた複数の接続部材
を介して前記野縁に接続するようにしたので、軒裏見切
を製造するための材料及び材料コストを削減できるとと
もに加工コストも削減することが可能になる。
【0020】請求項2の住宅の軒構造は、請求項1の構
成において、前記防雪材の下部が前記見切本体で被覆さ
れるものであるから、前記防雪材が軒裏見切で隠されて
人目に付かなくなり、従って、前記防雪材を配置するこ
とによって見栄えを悪くすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における住宅の軒構造を示
す説明図。
【図2】前記軒構造における軒裏見切を拡大して示す斜
視図。
【図3】前記軒構造の軒裏部を示す説明図。
【図4】前記軒裏見切に防雪材を配置した状態を示す説
明図。
【図5】前記軒裏見切に防雪材を配置した状態を示す平
面図。
【図6】前記防雪材を拡大して示す斜視図。
【図7】前記軒裏見切の異なる適用例における軒裏部を
示す説明図。
【図8】変形例における軒裏見切を示す斜視図。
【図9】前記変形例の軒裏見切を有する軒裏部を示す説
明図。
【図10】他の変形例における軒裏見切を示す斜視図。
【図11】前記他の変形例の軒裏見切を有する軒裏部を
示す説明図。
【図12】更に別の変形例における軒裏見切を示す斜視
図。
【図13】前記更に別の変形例の軒裏見切を有する軒裏
部を示す説明図。
【図14】従来の住宅の軒裏部を示す説明図。
【図15】前記従来の軒裏部における軒裏見切を示す平
面図。
【符号の説明】
10 外壁 20 軒天井 22 軒裏見切 23 見切本体 24 接続部材 26 通気用開口部 28 防雪材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の外壁の外方に所定の間隙を隔てて
    軒天井を設け、前記外壁と軒天井間の間隙に軒裏見切を
    配置するとともに、この軒裏見切を前記軒天井の内方端
    近傍に位置する野縁に接続した軒構造において、 前記軒裏見切は、前記外壁の幅方向に沿って延び、その
    内方端が前記外壁の外面に当接するとともに通気用開口
    部が設けられた長尺の見切本体と、この見切本体の長手
    方向に沿って所定間隔で設けられ、該見切本体を前記野
    縁に接続する複数の接続部材とからなり、且つ通気性を
    有するとともに雪の通過を阻止する防雪材が、前記見切
    本体に前記通気用開口部を覆うように固定されたことを
    特徴とする住宅の軒構造。
  2. 【請求項2】 前記防雪材の下部が前記見切本体で被覆
    されることを特徴とする請求項1記載の住宅の軒構造。
JP8210223A 1996-08-08 1996-08-08 住宅の軒構造 Pending JPH1046740A (ja)

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JP8210223A JPH1046740A (ja) 1996-08-08 1996-08-08 住宅の軒構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239261A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Toyota Motor Corp 軒天見切縁の取付構造
JP4545268B2 (ja) * 2000-03-02 2010-09-15 住友林業株式会社 見切り縁

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JP4545268B2 (ja) * 2000-03-02 2010-09-15 住友林業株式会社 見切り縁
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