JPH0748909A - 屋根の換気装置 - Google Patents

屋根の換気装置

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Publication number
JPH0748909A
JPH0748909A JP19488793A JP19488793A JPH0748909A JP H0748909 A JPH0748909 A JP H0748909A JP 19488793 A JP19488793 A JP 19488793A JP 19488793 A JP19488793 A JP 19488793A JP H0748909 A JPH0748909 A JP H0748909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
ventilation passage
ventilation
base
roof
Prior art date
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Pending
Application number
JP19488793A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiro Nagano
龍博 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP19488793A priority Critical patent/JPH0748909A/ja
Publication of JPH0748909A publication Critical patent/JPH0748909A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雨天時や湿度が高い場合に、換気通路を閉塞
して防水性および防湿性の向上を図り得る換気装置を提
供すること。 【構成】 屋内の換気を行うための換気通路14を備え
た屋根の換気装置において、前記換気通路14内に、吸
湿することにより膨張して当該換気通路14を閉塞する
吸湿膨張部材26を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋内の換気を行うため
の屋根の換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、寄棟屋根等の平棟部に設置され
る換気装置の従来例を示している。この換気装置は、中
央に通気孔41が形成された断面山形状のベース42
と、このベース42との間に換気通路43を形成すべく
所定間隔をあけてベース42の上方に固定された断面山
形状のカバー44とを有し、換気通路43内には屋根に
当たって跳ね上がった雨水が換気通路43内へ侵入した
際、通気孔41まで侵入しないように、両側に立ち上げ
片45を備えた断面コ字状の水切り46が設けられてい
る。
【0003】また、換気装置は、ベース42が平棟部の
長手方向に沿って形成された開口部47を覆うように、
ベース42の両端部が開口部47両側のアングル材48
に釘止めされて屋根に固定されている。よって、屋内の
空気は図の左半分に示すように、屋根の開口部47より
通気孔41を通って換気通路43内へ流れ、換気通路4
3を通って両側の排気口49から屋外へ排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、水切り46の立ち上げ片45が換気通路
43内に突出するように固定されていただけであったた
め、図の右半分に示すように、強風雨時や湿度が高い場
合には、排気口49から強風と共に雨水や湿気が換気通
路43内へ侵入し、換気通路43内の水切り46部分を
蛇行するように通気孔41まで至り屋根の開口部47か
ら屋内へ侵入する場合があった。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み、雨天時
や湿度が高い場合に、換気通路を閉塞して防水性および
防湿性の向上を図り得る換気装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明が講じた技術的手段は、屋内の換気を行うための
換気通路を備えた屋根の換気装置において、前記換気通
路内に、吸湿することにより膨張して当該換気通路を閉
塞する吸湿膨張部材を備えている点にある。
【0007】
【作用】屋内の空気は、通常時、換気通路を通って屋外
へ排気される。また、雨天時や湿度が高い場合には、屋
外側から強風と共に雨水や湿気が換気通路内へ侵入する
と、換気通路内に備えられた吸湿膨張部材が湿気を吸湿
して膨張し、換気通路を閉塞して屋内への雨水や湿気の
侵入を防止する。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳述する。図1、図2は、本発明に係る換気装置の一
実施例を示しており、本実施例の換気装置は寄棟屋根等
の平棟部に設置されるものである。図1において、棟木
1の両側に架設された垂木2の上面には、平棟の長手方
向に所定長さの開口部3が形成されるように棟側を控え
て野地板4が支持されており、野地板4の上面にはアス
ファルトフェルト等よりなる防水シート5を介して屋根
瓦6が葺き上げられている。
【0009】開口部3側の野地板4と屋根瓦6との間に
は、捨水切り7と増張り防水シート8とが介装され、屋
根瓦6の上面には、換気装置を固定するためのアングル
材9が釘止めされている。このアングル材9は屋根に固
定される固定板部10と、固定板部10の端部に直角に
立設された立上板部11とからL字状に形成されてい
る。
【0010】換気装置は、図2にも示すように、帯状の
薄肉板金部材を幅方向中央部で屋根の勾配と略同等に山
形状に屈曲形成したベース12とカバー13とを有し、
ベース12とカバー13は、両者の間に換気通路14が
形成されるように長手方向所定間隔おきに多数の連結板
15で接続されている。ベース12の頂部には、屋内の
空気を換気通路14内へ流動させるべく長手方向に沿っ
て長孔状の通気孔16が多数形成されている。ベース1
2の山形を形成している左右の傾斜板17、17の上面
中央部には、薄肉板金をL字状に屈曲した当接板19が
長手方向に沿って固定されている。
【0011】また、各傾斜板17、17の下端には下方
へ直角に屈曲された取付板部20が形成され、取付板部
20の下端には屋根面に沿うように直角に屈曲された裾
板部21が形成されている。一方、カバー13の山形を
形成している左右の傾斜板22、22の両端部には、雨
水等が換気通路14内へ容易に侵入するのを防止するた
めの遮り板23が下方へ直角に屈曲形成され、遮り板2
3の下端には内方へ屈曲形成された折曲片24が形成さ
れており、遮り板23の下端とベース12の裾板部21
との間が排気口25とされている。
【0012】また、ベース12の当接板19に対向する
カバー13の各傾斜板22、22の内面には、吸湿する
ことにより膨張する吸湿膨張部材26が長手方向に沿っ
て設けられている。この吸湿膨張部材26は、吸湿する
ことによって膨張する水膨張ゴム(例えば、旭電化社
製:アデカウルトラシール(商品名))により形成され
ていて、雨水や結露水が直接かかって湿度が約100%
以上となると膨張し、ベースの当接板19の端縁に当接
して換気通路14を閉塞する。逆に、この吸湿膨張部材
26は、乾燥時には水分を放出して体積が減少し、換気
通路14を開放する。
【0013】前記連結板15は、短冊状の薄肉板金をL
字状に屈曲したものであり、一端はベース12の取付板
部20に、他端はカバー13の傾斜板22、22にそれ
ぞれ釘止めされている。換気装置を設置するには、先
ず、開口部3両側の増張り防水シート8をそれぞれアン
グル材9を覆うようにして屋根面に被覆させ、アングル
材9の立上板部11に増張り防水シート8を介してベー
ス12の取付板部20を当接させて釘止めし、次に各連
結板15をベース12の取付板部20に釘止めした後、
連結板29の上部にカバー13を被せて釘止めすること
により行う。なお、27は防水性の向上を図るために、
アングル材9の釘止め部分に対応する屋根瓦6とアング
ル材9との間に介装する補助防水シートである。
【0014】上記構成の換気装置によれば、屋内の空気
は、図1の左半分に示すように、屋根の開口部3からベ
ース12の通気孔16を通って換気通路14内へ流れ、
換気通路14を通って排気口25から屋外へ排気され
る。また、雨天時や外気の湿度が高い場合には、図1の
右半分に示すように、吸湿膨張部材26が吸湿して膨張
し、吸湿膨張部材26の先端面29が当接板19に当接
して換気通路14を閉塞するため、排気口25から強風
と共に雨水や湿気が換気通路14内へ侵入しても、通気
孔16側へは雨水や湿気が侵入することはなく、防水性
及び防湿性の向上を図ることができる。
【0015】なお、湿度が低くなった場合には、勿論、
吸湿膨張部材26が収縮して屋内の換気が行われる。な
お、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
ベース12に当接板19を設けることなく直接吸湿膨張
部材26の先端面29をベース12に当接させてもよ
く、また、換気通路14内の屋根流れ方向に複数の吸湿
膨張部材26を設けるようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、吸湿することにより膨
張して換気通路を閉塞する吸湿膨張部材が換気通路内に
備えられているので、雨天時や外気の湿度が高い場合に
は、吸湿膨張部材が膨張して換気通路を閉塞し、雨水や
湿気の屋内側への侵入を防止することができ、防水性及
び防湿性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示し、左半分は換気状
態、右半分は雨天時の状態を示す縦断面図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
14 換気通路 26 吸湿膨張部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 7/10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋内の換気を行うための換気通路を備え
    た屋根の換気装置において、 前記換気通路内に、吸湿することにより膨張して当該換
    気通路を閉塞する吸湿膨張部材を備えていることを特徴
    とする屋根の換気装置。
JP19488793A 1993-08-05 1993-08-05 屋根の換気装置 Pending JPH0748909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19488793A JPH0748909A (ja) 1993-08-05 1993-08-05 屋根の換気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19488793A JPH0748909A (ja) 1993-08-05 1993-08-05 屋根の換気装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0748909A true JPH0748909A (ja) 1995-02-21

Family

ID=16331983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19488793A Pending JPH0748909A (ja) 1993-08-05 1993-08-05 屋根の換気装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0748909A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005282954A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Daiwa House Ind Co Ltd 湿度感知ファン、除湿ファン及びナセル内除湿ファン付き風車
US7243614B1 (en) * 2003-09-17 2007-07-17 Byers Thomas L Modular animal enclosure

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US7243614B1 (en) * 2003-09-17 2007-07-17 Byers Thomas L Modular animal enclosure
JP2005282954A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Daiwa House Ind Co Ltd 湿度感知ファン、除湿ファン及びナセル内除湿ファン付き風車

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