JP5421759B2 - 片流れ屋根の換気装置及び換気構造 - Google Patents

片流れ屋根の換気装置及び換気構造 Download PDF

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Description

本発明は、片流れ屋根における換気装置及び換気構造に関するものである。
従来より、一方向にだけ勾配のある片流れ屋根が形成されているが、片流れ屋根の棟部には換気装置を設けて小屋裏の換気を行うようにしている。例えば、特許文献1には、棟板1と水切り板2とを備えた換気装置Aを用いた換気構造が記載されている。図8に示すように、棟板1は起立部3と傾斜部5とを備えて形成されており、傾斜部5は起立部3の上端から斜め下方に向けて突設されている。また、傾斜部5には換気口としてがらり4が形成されている。水切り板2は傾斜部5の下側に設けられており、水切り板2の上面と傾斜部5の下面との間は通気路7として形成されている。また、水切り板2には通気路7と連通する通気口6が形成されている。
そして、上記の換気装置Aが片流れ屋根の棟部を跨るように配設されることにより、片流れ屋根の棟部における換気構造が形成される。ここで、換気装置Aは、起立部3が破風板9の外面に沿って配置され、傾斜部5及び水切り板2が屋根材11の上方に配置される。これにより、がらり4と通気路7及び通気口6により小屋裏と屋根外部とを通気可能にして換気を行うことができるものである。
特許第3280657号公報
しかし、上記の換気構造では、屋根面側に配される傾斜部5にしか換気口が設けられておらず、換気を充分に行なうには、大型化するか、棟全長に設けるかしなければならない。そのため、防水性の確保や施工に手間が掛かるとともに、コストアップにも繋がるものであった。また、風雨が強い時には、小屋裏と換気装置、換気装置と屋外の圧力差(内外圧力差)が生じやすくなり、雨水が小屋裏内に侵入するおそれがあった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、換気効率と防水性を向上させることができる片流れ屋根の換気装置及び換気構造を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る換気装置Aは、片流れ屋根の棟頂部に対応した断面山型を成し、棟頂部に形成された連通孔47を覆うよう設けられ、屋内と屋外とを通気可能とする換気装置Aにおいて、屋根面側に配される傾斜部14と壁面側に配される垂下部15により断面山型を成し、傾斜部14と垂下部15の両方に屋内と屋外とを通気可能とする通気路38、40を備えると共に、断面山型の頂角を二等分する仮想線に対して非対称に形成し、傾斜部14の通気路38および垂下部15の通気路40に突出するよう邪魔板24を設けると共に、垂下部15の通気路40に設ける邪魔板24の数を傾斜部14の通気路38に設ける邪魔板24の数より多くして成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る換気装置Aは、請求項1において、傾斜部14の軒棟方向の長さを垂下部15の上下方向の長さよりも長く形成して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る換気装置Aは、請求項1又は2において、垂下部15の通気路40の防水性能を傾斜部14の通気路38の防水性能よりも高水準として成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項に係る片流れ屋根の換気構造は、傾斜部14と垂下部15とを備えて片流れ屋根の棟頂部に対応した断面山型を成した換気装置Aを形成し、傾斜部14と垂下部15の両方に屋内と屋外とを通気可能とする通気路38、40を備えると共に、断面山型の頂角を二等分する仮想線に対して非対称に形成し、傾斜部14の通気路38および垂下部15の通気路40に突出するよう邪魔板24を設けると共に、垂下部15の通気路40に設ける邪魔板24の数を傾斜部14の通気路38に設ける邪魔板24の数より多くし、棟頂部に形成された連通孔47を覆うように片流れ屋根の棟頂部に換気装置Aを設けると共に傾斜部14を屋根面側に、垂下部15を壁面側にそれぞれ配し、上記通気口38、40と連通孔47とを通じて屋内と屋外とを通気可能として成ることを特徴とするものである。
請求項1の発明では、傾斜部と垂下部の両方に通気口を設けることにより、小屋裏と屋根外部との圧力差が生じにくくなり、換気効率と防水性を向上させることができるものである。また、両方に通気路を設けていても、非対称に形成されているために、屋根面側と壁面側とを逆に取り付けてしまうことを防止できるものである。また、邪魔板の数が多い垂下部の防水性能を傾斜部よりも高水準にすることができ、壁面側の防水性を確保することができるものである。更に、邪魔板の数が多い側を壁面側に施工すれば良く、目印になり、施工を容易に行うことができるものである。
請求項2の発明では、片流れ屋根の棟頂部形状によって連通孔が軒側に位置ずれしていても、傾斜部によって確実に連通孔を覆うことができ、棟頂部形状の異なる多くの施工物件にも容易に対応することができるものである。
請求項3の発明では、壁面側の防水性を確保することができるものである。すなわち、屋根面に吹き付けられる風雨は屋根面に沿って吹き上がるが、屋根面の上方に逃げ場がある。これに対し、壁面に吹き付けられる風雨は逃げ場が無く壁面に沿って吹き上がる。立地条件により差異はあるが、壁面側(垂下部)の開口に吹き付ける風雨の方がより強くなる可能性がある。この場合であっても、請求項3の発明では防水性を確保することができる。
請求項の発明では、傾斜部と垂下部の両方に通気口を設けることにより、小屋裏と屋根外部との圧力差が生じにくくなり、換気効率と防水性を向上させることができるものである。また、両方に通気路を設けていても、非対称に形成されているために、屋根面側と壁面側とを逆に取り付けてしまうことを防止できるものである。また、邪魔板の数が多い垂下部の防水性能を傾斜部よりも高水準にすることができ、壁面側の防水性を確保することができるものである。更に、邪魔板の数が多い側を壁面側に施工すれば良く、目印になり、施工を容易に行うことができるものである。
本発明の実施の形態の一例を示す断面図である。 同上の換気装置を示し、(a)(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は背面図である。 同上の換気装置を示す分解斜視図である。 同上の換気装置を示す分解斜視図である。 同上の取付金具を示し、(a)は側面図、(b)は平面図である。 同上の換気装置を示し、(a)は側面図、(b)は一部の拡大した断面図である。 同上の棟部の一部を示す断面図である。 従来例を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
換気装置Aは複数の部材を組み合わせて形成されている。これらの部材は塗装鋼板などの耐食性の高い金属で形成されている。具体的には、図2(a)〜(d)に示すように、装置本体10、固定部材11、防水部材12、増設部材32などを備えて換気装置Aが形成されている。
装置本体10は平板状の傾斜片10aと平板状の垂下片10bとで断面山型に形成されている。垂下片10bは鉛直方向と略平行に形成されており、傾斜片10aは垂下片10bの上端から斜め下方に向かって下り傾斜するように形成されている。また、傾斜片10aの前端(換気装置Aを棟頂部に設置したときに軒側に位置する端部)から後端(換気装置Aを棟頂部に設置したときに棟側に位置する端部)までの寸法は垂下片10bの上端から下端までの寸法よりも長く形成されている。また、傾斜片10aの前端には裏面側(換気装置Aを棟頂部に設置したときの建物側)に略垂直に突設された係止片16が形成されており、係止片16の下端には断面U字状の係止部17が設けられている。さらに、垂下片10bの下端にも裏面側に略垂直に突設された係止片18が形成されており、係止片18の先端には断面倒U字状の係止部19が設けられている。
固定部材11は、図3、4に示すように、平板状のベース部20の前端に表面側(換気装置Aを棟頂部に設置したときの建物と反対側)に折り返し屈曲して固定片21を形成すると共にベース部20の後端に表面側に突出する通気片22が形成されている。また、通気片22の先端にはベース部20と対向するように押さえ片23が設けられている。固定片21の後端には表面側に突出する断面倒L字状の邪魔板24(24a)が形成されている。また、通気片22には厚み方向に貫通し、横方向に長い通気孔25が形成されている。
防水部材12は、図3、4に示すように、平板状の取付片26の前端と後端とに裏面側に突出する断面L字状の邪魔板24(24b、24c)が形成されている。
取付金具13は図3、4、5に示すように、、平板状の差し込み片29の後端に表面側に突出する断面倒L字状の支持片30を形成し、支持片30の前端に裏面側に突出する被係止片31が形成されている。
増設部材32は、図4に示すように、平板状の延設片33と、延設片33の上端に表面側に突出する断面倒L字状の邪魔板24(24d)が形成されている。
そして、傾斜片10aの前端部に固定部材11と防水部材12とを設けることによって、換気装置Aの傾斜部14を形成することができる。また、垂下片10bの下端部に上記とは別の固定部材11と防水部材12及び増設部材32を設けることによって、換気装置Aの垂下部15を形成することができる。尚、傾斜部14の固定部材11と防水部材12とをそれぞれ固定部材11a、防水部材12aとし、垂下部15の固定部材11と防水部材12とをそれぞれ固定部材11b、防水部材12bとする。
固定部材11a及び防水部材12aを傾斜片10aに取り付けるにあたっては、まず、ベース部20と固定片21との間に差し込み片29を差し込んで固定部材11aに取付金具13を取り付ける。取付金具13は固定部材11aの長手方向(片流れ屋根の棟部と平行な方向)に沿って複数個設けることができる。また、取付金具13の被係止片31は固定部材11aの押さえ片23よりも前側(固定片21側)に位置している。次に、固定部材11aに取り付けた取付金具13の被係止片31を傾斜片10aの係止部17に差し込んで係止する。次に、防水部材12aの取付片26の表面を傾斜片10aの裏面に当接させて防水部材12aを傾斜片10aの裏面側に配置する。次に、上記固定部材11aの押さえ片23の表面を上記防水部材12aの取付片26の裏面に当接させる。そして、取付金具13の支持片30と傾斜片10aとをリベット留めなどで固定すると共に取付片26と押さえ片23と傾斜片10aとをリベット留めなどで固定する。このようにして固定部材11a及び防水部材12aを傾斜片10aに取り付けることができる。
図6に示すように、傾斜部14を構成する上記の傾斜片10aの係止片16の下端と、固定部材11aの固定片21との間は屋根面側の換気口37として形成されている。また、防水部材12aの後側の邪魔板24cから通気孔25を通じて換気口37に至るまでが屋根面側の通気路38として形成されている。この屋根面側の通気路38は邪魔板24a、24b、24cにより上下にジグザグに形成され、邪魔板24a、24b、24cにより雨水の吹き込みを防止している。また、ベース部20と固定片21の前端部は換気口37から外側(屋根面側の通気路38と反対側)に突出しており、このベース部20の前端部には複数の水抜き孔59が形成されている。
また、上記とは別の固定部材11b、防水部材12b及び増設部材32を垂下片10bに取り付けるにあたっては、まず、ベース部20と固定片21との間に差し込み片29を差し込んで固定部材11bに取付金具13を取り付ける。取付金具13は固定部材11bの長手方向(片流れ屋根の棟部と平行な方向)に沿って複数個設けることができる。また、取付金具13の被係止片31は固定部材11bの押さえ片23よりも下側(固定片21側)に位置している。次に、固定部材11bに取り付けた取付金具13の被係止片31を垂下片10bの係止部19に差し込んで係止する。次に、防水部材12bの取付片26の表面を垂下片10bの裏面に当接させて防水部材12bを垂下片10bの裏側に配置する。次に、上記固定部材11bの押さえ片23の表面を上記防水部材12bの取付片26の裏面に当接させる。そして、取付金具13の支持片30と垂下片10bとをリベット留めなどで固定すると共に取付片26と押さえ片23と垂下片10bとをリベット留めなどで固定する。さらに、増設部材32の延設片33の下部の表面を上記固定部材11bのベース部20の裏面に当接し、延設片33とベース部20とをリベット留めなどで固定する。このようにして固定部材11b及び防水部材12bを垂下片10bに取り付けると共に増設部材32を固定部材11bに取り付けることができる。
図6に示すように、垂下部15を構成する上記の垂下片10bの係止片18の先端と、固定部材11bの固定片21との間は壁面側の換気口39として形成されている。また、固定部材11bに取り付けた増設部材32の邪魔板24dから通気孔25を通じて換気口39に至るまでが壁面側の通気路40として形成されている。この壁面側の通気路40は邪魔板24a、24b、24c、24dにより表裏にジグザグに形成され、邪魔板24a、24b、24c、24dにより雨水の吹き込みを防止している。また、上記ベース部20と固定片21の先端は換気口39から下側(壁面側の通気路40と反対側)に突出しており、下端部には複数の水抜き孔(図示省略)が形成されている。
さらに、傾斜片10aと垂下片10bの裏面にポリエチレン発泡体等で形成される防露材35を設ける。また、傾斜部14の固定部材11aの裏面と垂下部15の固定部材11bの裏面には、予め防水テープ36を貼り付けておいても良い。このようにして換気装置Aを形成することができる。本発明で用いる換気装置Aは、傾斜部14の軒棟方向の長さを垂下部15の上下方向の長さよりも長く形成することによって、断面山型の頂角(傾斜部14と垂下部15の間の角)を二等分する仮想線(図1、6に一点鎖線で示す)に対して非対称に形成したものである。
次に、上記の換気装置Aを用いた片流れ屋根の換気構造について説明する。
図1に示すように、柱41の上端には棟木42が設けられており、棟木42の上側には垂木43が斜め下方に向かって長く設けられている。垂木43の上には野地板44が設けられていると共に野地板44の上面(表面)には防水シート等の下葺き材45が敷設されている。さらに、下葺き材45の上に複数の屋根材46が敷設されている。上記野地板44の棟側端部には厚み方向に貫通する連通孔47が形成されている。また、最も棟側に位置する屋根材46と連通孔47の間には水切り板48が設けられている。また、棟木42の壁側面(屋外側面)と垂木43の棟側端面とにわたって破風下地49が取り付けられている。破風下地49は棟部の長手方向の全長にわたって設けられている。また、破風下地49の屋外側面の上部には調整笠木50が棟部の長手方向の全長にわたって設けられている。この調整笠木50の厚みは後述の化粧破風板51の厚みに応じて調整される。また、調整笠木50の上下方向の取り付け位置は上記換気装置Aの取り付け位置によって調整される。また、調整笠木50の屋外面と破風下地49の屋外面と垂木43の屋外面及び柱41の屋外面にわたって上記と同様の下葺き材52が設けられている。
そして、上記の換気装置Aは最も棟側に配置された屋根材46と調整笠木50とにわたって棟部を跨ぐようにして取り付けられる。屋根面側においては、屋根材46の上に屋根面側の換気口37から突出する固定片21をビス等の固定具53で固定する。また、壁面側においては、垂下片10bの外面からベース部20を貫通して調整笠木50までビス等の固定具53を打入することにより固定する。なお、屋根面側、壁面側の何れにおいても、取付金具13を介して固定することで、より強固に固定することができる。また、固定部材11aの防水テープ36は屋根材46の上面(表面)に密着させると共に固定部材11bの防水テープ36は調整笠木50を覆う下葺き材52の表面に密着させる。この後、調整笠木50の下側において、破風下地49の屋外側面に下葺き材52を介して化粧破風板51を棟部の全長にわたって取り付ける。この場合、調整笠木50の下端と化粧破風板51の上端との境界部分が壁面側の換気口39から突出する固定片21により覆われる。このようにして連通孔47を覆うと共に傾斜部14を屋根面側に、垂下部15を壁面側にそれぞれ配して換気装置Aを片流れ屋根の棟頂部に設けることができる。
尚、上記の換気装置Aは棟頂部の長手方向の一部に設けられるものであって、換気装置Aが設けられない部分には、図7に示すように、換気機能のない通常の片流れ屋根用の棟包み55が取り付けられる。この場合、屋根材46と棟包み55の間には屋根面側の通気路38の厚みとほぼ同等の厚みを有する笠木56が設けられる。また、調整笠木50と棟包み55の間には壁面側の通気路40の厚みとほぼ同等の厚みを有する笠木57が設けられる。また、柱41の屋外側には壁材などが取り付けられて外壁が形成される。
上記のように形成される本発明の片流れ屋根の換気構造では、屋根面側において、屋根面側の換気口37から屋根面側の通気路38と連通孔47とを通じて小屋裏58にまで至る換気通路が形成される。また、壁面側において、壁面側の換気口39から壁面側の通気路40と連通孔47とを通じて小屋裏58にまで至る換気通路が形成される。このように屋根面側と壁面側の両側に換気口37、39を設けることで、屋外と屋内(小屋裏58)との内外圧力差を緩和することができ、空気の流通がスムーズになって換気効率を向上させることができる。また、屋根材46の上側に配設される傾斜部14の傾斜方向(軒棟方向)の寸法を垂下部15の上下方向の寸法よりも長く形成するので、雨水の屋根面の駆け上がり距離を長く確保することができ、防水性を向上させることができる。また、屋根面側の通気路38よりも壁面側の通気路40に多くの邪魔板24a〜24dを設けたので、壁面側の通気路40を通じて雨水が吹き込むのを防止することができ、防水性を向上させることができる。また、屋根面側の換気口37と壁面側の換気口39とは同じ高さ位置に設けるのが好ましい。この場合、換気口37と39とにおける圧力差が少なくなり、換気を換気口37と39とからバランス良く行うことができ、スムーズに換気を行うことができる。
尚、上記では傾斜部14の傾斜方向の寸法を垂下部15の上下方向の寸法よりも長く形成した場合について説明したが、逆に、垂下部15の上下方向の寸法を傾斜部14の傾斜方向の寸法よりも長く形成してもよい。この場合は、壁面側の通気路40を長く形成することができ、壁面側の防水性を向上させることができる。また、化粧破風板51の代わりに垂下部15で、例えば、ベース部20及び固定片21を下方に延設して破風下地49の屋外面を覆うことができ、化粧破風板51を不要にすることができる。
A 換気装置
14 傾斜部
15 垂下部
24 邪魔板
38 通気路
40 通気路
46 屋根材
47 連通孔

Claims (4)

  1. 片流れ屋根の棟頂部に対応した断面山型を成し、棟頂部に形成された連通孔を覆うよう設けられ、屋内と屋外とを通気可能とする換気装置において、屋根面側に配される傾斜部と壁面側に配される垂下部により断面山型を成し、傾斜部と垂下部の両方に屋内と屋外とを通気可能とする通気路を備えると共に、断面山型の頂角を二等分する仮想線に対して非対称に形成し、傾斜部の通気路および垂下部の通気路に突出するよう邪魔板を設けると共に、垂下部の通気路に設ける邪魔板の数を傾斜部の通気路に設ける邪魔板の数より多くして成ることを特徴とする換気装置。
  2. 傾斜部の軒棟方向の長さを垂下部の上下方向の長さよりも長く形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  3. 垂下部の通気路の防水性能を傾斜部の通気路の防水性能よりも高水準として成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の換気装置。
  4. 傾斜部と垂下部とを備えて片流れ屋根の棟頂部に対応した断面山型を成した換気装置を形成し、傾斜部と垂下部の両方に屋内と屋外とを通気可能とする通気路を備えると共に、断面山型の頂角を二等分する仮想線に対して非対称に形成し、傾斜部の通気路および垂下部の通気路に突出するよう邪魔板を設けると共に、垂下部の通気路に設ける邪魔板の数を傾斜部の通気路に設ける邪魔板の数より多くし、棟頂部に形成された連通孔を覆うように片流れ屋根の棟頂部に換気装置を設けると共に傾斜部を屋根面側に、垂下部を壁面側にそれぞれ配し、上記通気口と連通孔とを通じて屋内と屋外とを通気可能として成ることを特徴とする片流れ屋根の換気構造。
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