JPH0333857Y2 - - Google Patents

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JPH0333857Y2
JPH0333857Y2 JP6203685U JP6203685U JPH0333857Y2 JP H0333857 Y2 JPH0333857 Y2 JP H0333857Y2 JP 6203685 U JP6203685 U JP 6203685U JP 6203685 U JP6203685 U JP 6203685U JP H0333857 Y2 JPH0333857 Y2 JP H0333857Y2
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JP
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ridge
ventilation
attic
opening
corner
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JP6203685U
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JPS61177131U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、換気構造部材に関し、詳しくは棟に
おいて使用することも又、外壁と階下の屋根との
コーナー部においても使用できるようにしようと
する技術に関する。
〔背景技術〕
従来、小屋裏から上昇する熱気を外部に排出す
る棟換気口構造と、多階家屋の階下の屋根と外壁
とのコーナー部において、階下の天井裏の熱気を
外部に排出するコーナー部換気口構造とは、夫々
別構造となつていて、これらを共用することがで
きないという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案はこのような問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、簡単な改良に
より、棟換気口構造とコーナー部換気口構造とを
共用することができる換気構造部材を提供するこ
とにある。
〔考案の開示〕
本考案は、屋根23の頂部近傍に付設されると
ともに小屋裏1や天井裏30と連通する連通口2
をその上端部において間隔を隔てて覆うとともに
その下端部が屋根材上に取り付けられ、しかも連
通口2に連通する連通孔4を形成した水切板3
と、水切板3を覆つて施工されるとともにその軒
側において屋外に開放された換気口6を形成した
外部覆い5からなる換気構造部材であつて、水切
板3と外部覆い5との上端部に折り曲げ可能な折
り曲げ片24,24を夫々形成して成る換気構造
部材にかかるものであり、このように構成するこ
とにより、上記目的を達成できるに至つた。つま
り、棟において施工するには棟の左右に水切板3
を配するとともに、これら水切板3上方に外部覆
い5を覆い、そして棟において突き合わされる水
切板3,3及び外部覆い5,5に夫々の折り曲げ
片24…を重ねて折り曲げることにより略へ字状
となつて棟に沿う棟換気口の施工ができ、そして
多階家屋の階下の屋根と外壁とのコーナー部にお
いては水切板と外部覆いとの夫々の折り曲げ片を
取り付け片として外壁に取り付けることで、コー
ナー部換気口の施工ができるようにしたものであ
る。
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
換気構造部材Aは屋根23の頂部近傍に付設さ
れるとともに小屋裏1や天井裏30と連通する連
通口2をその上端部において間隔を隔てて覆うと
ともにその下端部が屋根材上に取り付けられ、し
かも連通口2に連通する連通孔4を形成した水切
板3と、水切板3を覆つて施工されるとともにそ
の軒側において屋外に開放された換気口6を形成
した外部覆い5から構成してある。このような換
気構造部材Aをまず第1図のように、多階家屋の
屋根23と外壁25とのコーナー部において施工
する実施例を説明する。
階下の屋根23と階上の外壁24とのなすコー
ナー部において天井裏1と連通する連通路2をコ
ーナー部長さ方向全長にわたつて水切板3にて覆
つてある。コーナー部長さ方向全長にわたる梁
(図示せず)に垂木7をコーナー長さ方向に間隔
を隔てて架設し、これら垂木7間に屋根下地材8
を貼設し、屋根下地材8の頂部部分が天井裏1と
連通する連通路2となつている。屋根下地材8上
には屋根材としての平板瓦9を葺いてあり、これ
ら平板瓦9上に棟桟10を介して水切板3を棟長
さ方向全長にわたつて架設して、水切板3にて連
通路2を覆つてある。この水切板3はその頂点部
分よりやや軒側部分において軒側に折り返し片1
1を斜め上方に延出してあり、この折り返し片1
1の先端からコーナー部側に向けて斜め上方に頂
部片12を形成し、頂部片12の上端に外壁25
に沿う折り曲げ片24を形成してある。折り返し
片11には連通孔4を形成してこの連通孔4によ
り天井裏1と連通してある。水切板3の上方に外
部覆い5をその両端においてコーナー部長さ方向
に小幅の支持金具14にて支持して、コーナー部
長さ方向全長にわたつて外套させてある。棟桟1
0の位置に相当する水切板3と外部覆い5との間
にはスペーサーを兼ねたパツキン15を介装し、
釘16にて打ち込み固定してある。外部覆い5に
も折り曲げ片24を形成してあり、両方の折り曲
げ片24,24を外壁25の内面側に釘打ち等に
て取り付けてある。外部覆い5のコーナー部より
軒側に下つた箇所に屋外に開放された換気口6を
形成してある。しかして天井裏1からの熱気を連
通孔4を通して換気口6から外部に排出させる構
造にしてある。
換気口6は第2図のように、外部覆い5の軒側
部分に開口18を形成し、この開口18の棟側端
縁から軒側に向けて下り傾斜する傾斜雨避け板1
9を延出し、開口18の両側縁から側板20を垂
下し、開口18の軒側端縁、側板20の軒側端縁
及び傾斜雨避け板19の軒側端縁の四端縁にて囲
繞された内部開口21を形成し、連通孔4から天
井裏30の熱気を傾斜雨避け板19の下面及び側
板20の側部を通つて内部開口21を経て開口1
8から外部に排出させることができるようにして
ある。そして開口18から吹き込んだ雨は傾斜雨
避け板19及び側板20に遮られて棟側の連通孔
4に至ることはなく、浸入した雨は外部覆い5に
形成した排出孔22から屋根材23上へと流下排
出されるものである。次に第3図に示すように、
換気構造部材Aを棟において施工する実施例を説
明する。
棟長さ方向全長にわたる棟木(図示せず)に左
右から垂木7を棟長さ方向に間隔を隔てて架設
し、これら垂木7間に屋根下地材8を貼設し、左
右の屋根下地材8,8群間が小屋裏1と連通する
連通口2となつている。屋根下地材8上には平板
瓦9を葺いてあり、これら左右の平板瓦9,9間
に棟桟10を介して左右の水切板3,3を棟長さ
方向全長にわたつて架設してある。これら左右の
水切板3,3にて連通口2を覆つてある。左右の
水切板3,3の上方に左右の外部覆い5,5をそ
の両端において横長さ方向に小幅の支持金具14
にて支持して、棟長さ方向全長にわたつて外套さ
せてある。棟桟10の位置に相当する水切板3と
外部覆い5との間にはスペーサーを兼ねたパツキ
ン15を介装し、釘16にて打ち込み固定してあ
る。そしてこのように、棟において突き合わせた
水切板3,3及び外部覆い5,5同士の折り曲げ
片24…を一緒に折り曲げておくことで棟換気口
を構成するのである。
〔考案の効果〕
以上要するに本考案は、棟において施工するに
は棟の左右に水切板を配するとともに、これら水
切板上方に外部覆いを覆い、そして棟において突
き合わされる水切板及び外部覆いに夫々の折り曲
げ片を重ねて折り曲げることにより略へ字状とな
つて棟に沿う棟換気口の施工ができ、そして多階
家屋の階下の屋根と外壁とのコーナー部において
は水切板と外部覆いとの夫々の折り曲げ片を取り
付け片として外壁に取り付けることで、コーナー
部換気口の施工ができ、このように棟換気口の施
工とコーナー部換気口の施工とを共通部材にて施
工することができないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のコーナー部におい
て施工した断面図、第2図は同上の換気口の作用
を示す斜視図、第3図は同上のものを棟において
施工した断面図であり、1は小屋裏、2は連通
口、3は水切板、4は連通孔、5は外部覆い、6
は換気口、18は開口、19は傾斜雨避け板、2
0は側板、21は内部開口、23は屋根、24は
折り曲げ片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根の頂部近傍に付設されるとともに小屋裏や
    天井裏と連通する連通口をその上端部において間
    隔を隔てて覆うとともにその下端部が屋根材上に
    取り付けられ、しかも連通口に連通する連通孔を
    形成した水切板と、水切板を覆つて施工されると
    ともにその軒側において屋外に開放された換気口
    を形成した外部覆いからなる換気構造部材であつ
    て、水切板と外部覆いとの上端部に折り曲げ可能
    な折り曲げ片を夫々形成して成る換気構造部材。
JP6203685U 1985-04-24 1985-04-24 Expired JPH0333857Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6203685U JPH0333857Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

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JP6203685U JPH0333857Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61177131U JPS61177131U (ja) 1986-11-05
JPH0333857Y2 true JPH0333857Y2 (ja) 1991-07-18

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ID=30590865

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JP6203685U Expired JPH0333857Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

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JPS61177131U (ja) 1986-11-05

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