JPH0637429U - 軒構造 - Google Patents

軒構造

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JPH0637429U
JPH0637429U JP7976392U JP7976392U JPH0637429U JP H0637429 U JPH0637429 U JP H0637429U JP 7976392 U JP7976392 U JP 7976392U JP 7976392 U JP7976392 U JP 7976392U JP H0637429 U JPH0637429 U JP H0637429U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軒の出をなくした場合においても、小屋裏の
換気口を可能にし、斜線対応の向上、小屋裏の換気を同
時に実現する。 【構成】 屋根パネル1の隙間21を外部に連通させる
切欠部25を調整材23に形成する。断面形状が略逆S
字状となる鼻隠27を調整材23に固定する。鼻隠27
の下部に切欠部25を覆う断面コ字状の膨出部33を形
成し、膨出部33の先端は外壁19に当接する鍔35と
する。外壁19と対向する膨出部33の側面にはスリッ
ト37を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、軒の出を設けることができない場合に用いて好適な軒構造に関し、 詳しくは、小屋裏の換気が行えるものである。
【0002】
【従来の技術】
軒天井がある建物では、この軒天井を介して小屋裏の換気が行われる。 図3は軒の出がある場合の従来の軒構造の断面図である。 屋根パネル1の下端面には三角柱状の調整材3が固定され、調整材3は屋根パ ネル1の下端面を鉛直面としている。鉛直面となった屋根パネル1の端部には長 尺材の鼻隠5が固定され、鼻隠5は樋7が取り付けられる樋支持金具9を有して いる。鼻隠5の下端は、図示しない外壁側に折り曲げられた後、上方に折り曲げ られ、再び調整材3の下面に固定されている。鼻隠5の外壁側の折り曲げ部には 支持突起11が形成され、支持突起11は通気孔が穿設された軒天材13の端部 を支持している。 従って、軒天裏は通気孔を介して外部と連通状態となり、小屋裏の換気が行え るようになっているのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
近年、都市等では、隣接する建物が近接したり、北側斜線ということで、軒の 出を小さくしたいという要望が多い。 しかしながら、軒の出をなくすと、例えば、図4に示すように、屋根パネル1 の下端面に取り付けられる調整材15が結合桁17上に載置されて密接するため 、小屋裏を外部に連通させる通気路が確保できなくなり、小屋裏の換気が行えな くなる問題があった。 本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、軒の出をなくした場合においても 、小屋裏の換気口が可能とる軒構造を提供し、斜線対応の向上、及び小屋裏の換 気を同時に実現することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案に係る軒構造は、小屋裏に連通する隙間が屋 根パネルの下端面に形成され、調整材がこの下端面に固定され、調整材が外壁上 端に設けられた結合桁の上面に配設される軒構造において、屋根パネルの隙間を 外部と連通させる切欠部が調整材に形成され、長手方向に直交する方向の断面形 状が略逆S字状となる鼻隠が調整材に固定され、この鼻隠の下部は切欠部を覆う 上方が開口した断面コ字状の膨出部となり、この膨出部の先端は外壁に当接する 鍔となり、外壁と対向する膨出部の側面にはスリットが形成されたことを特徴と するものである。
【0005】
【作用】
結合桁の上面に配設された調整材に切欠部が形成され、切欠部が屋根パネルの 隙間と連通し、通気路が形成される。通気路の開口を覆う鼻隠が取りつけられる とともに、通気路の開口を覆った鼻隠の膨出部にスリットが形成され、スリット が形成された面が鍔により外壁との間で間隙を形成し、小屋裏が通気路、膨出部 内部、スリットを介して外部側であるこの間隙に連通される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案軒構造の好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1は本考案軒構造の断面図、図2は鼻隠の斜視図である。なお、図3、図4 に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。 外壁19の上端には結合桁17が設けられ、結合桁17の上面は屋根勾配と平 行な傾斜面となっている。結合桁17の傾斜面には屋根パネル1の下端面が配設 され、屋根パネル1の下端面は間口方向中央部が切り欠かれて隙間21となって いる。屋根パネル1の下端面には調整材23が取り付けられ、調整材23は結合 桁17から外側に突出している。調整材23の下面には屋根パネルの隙間21と 連通する切欠部25が形成され、切欠部25は外壁19の上部で外部に開口して いる。 つまり、屋根パネル1の内部は、隙間21、切欠部25を介して、外部と連通 しているのである。
【0007】 屋根パネル1の下端面となった調整材23の端面には更に調整材15が固定さ れ、調整材15の鉛直面には樋支持金具9を有した鼻隠27が固定されている。 なお、調整材15は、調整材23と一体に形成されるものであってもよい。 図2に示すように、鼻隠27は、屋根パネル1の下端面に沿って長い長尺材で 、長手方向に直交する方向の断面形状が略逆S字状となっている。即ち、鉛直面 となる固定片29の上縁には外側に水平方向で折り曲げられた上片31が形成さ れ、上片31の先端は更に斜め下方に折り曲げられている。固定片29の下縁は 上方が開口する断面コ字状の膨出部33となっており、膨出部33の先端は外壁 19方向(水平方向)に折り曲げられて外壁19に当接する鍔35となっている 。外壁19と対向する膨出部33の側面にはスリット37が形成されている。 従って、鍔35が外壁19に当接されることで、膨出部33と外壁19との間 には外部側である間隙39が形成され、スリット37はこの間隙39を介して膨 出部33内部を外部と連通させているのである。 なお、外壁19に取り付けられるサイディング材41は、上端が間隙39の下 方で納められ雨仕舞される。
【0008】 このように構成された軒構造では、切欠部25を有する調整材23が用いられ 、調整材23と結合桁17の間に通気路43が形成され、通気路43により屋根 パネル1の隙間21と膨出部33内が連通され、膨出部33内はスリット37を 介して外部側である間隙39で開口されるため、小屋裏が外部と連通状態となる のである。
【0009】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案に係る軒構造によれば、軒の出をなくした 場合においても、小屋裏が屋根パネルの隙間、調整材の切欠部、鼻隠の膨出部内 部、スリットを介して外部側である間隙に連通され、小屋裏の換気を行うことが できる。この結果、斜線対応の向上、小屋裏の換気を同時に実現することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案軒構造の断面図である。
【図2】鼻隠の斜視図である。
【図3】軒の出がある場合の従来の軒構造の断面図であ
る。
【図4】軒の出がない場合の従来の軒構造の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 屋根パネル 15、23 調整材 17 結合桁 19 外壁 21 隙間 25 切欠部 27 鼻隠 33 膨出部 35 鍔 37 スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小屋裏に連通する隙間が屋根パネルの下
    端面に形成され、調整材が該下端面に固定され、該調整
    材が外壁上端に設けられた結合桁の上面に配設される軒
    構造において、 前記屋根パネルの隙間を外部と連通させる切欠部が前記
    調整材に形成され、長手方向に直交する方向の断面形状
    が略逆S字状となる鼻隠が調整材に固定され、該鼻隠の
    下部は前記切欠部を覆う上方が開口した断面コ字状の膨
    出部となり、該膨出部の先端は前記外壁に当接する鍔と
    なり、外壁と対向する前記膨出部の側面にはスリットが
    形成されたことを特徴とする軒構造。
JP7976392U 1992-10-23 1992-10-23 軒構造 Expired - Fee Related JP2570879Y2 (ja)

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JP2570879Y2 JP2570879Y2 (ja) 1998-05-13

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09151585A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Natl House Ind Co Ltd 屋根構造
JP2011140773A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Mitsubishi Plastics Inc 化粧板の曲がり継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09151585A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Natl House Ind Co Ltd 屋根構造
JP2011140773A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Mitsubishi Plastics Inc 化粧板の曲がり継手

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JP2570879Y2 (ja) 1998-05-13

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