JPH0640249Y2 - 妻面の構造 - Google Patents

妻面の構造

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JPH0640249Y2
JPH0640249Y2 JP4430889U JP4430889U JPH0640249Y2 JP H0640249 Y2 JPH0640249 Y2 JP H0640249Y2 JP 4430889 U JP4430889 U JP 4430889U JP 4430889 U JP4430889 U JP 4430889U JP H0640249 Y2 JPH0640249 Y2 JP H0640249Y2
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Inventor
英裕 青沼
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、登り母屋を用いた小屋組において、軒先たる
木を簡易に取付けうる妻面の構造に関する。
〔従来の技術〕
和小屋方式による家屋のけらばにあっては、第6図に示
すごとく束材a上に母屋bを該束材aから突出させて架
け渡すことにより、けらばの軒先たる木cを取付けてい
た。
他方近年普及しつつある合掌方式などの洋式による小屋
組にあっては、高さを違えてかつ互いに平行に配される
複数本からなる母屋の間を、登り母屋で結合することに
より合掌する屋根枠組が形成され、しかも母屋、登り母
屋は、互いに強固に結合され、構造枠の強度部材をな
す。従って母屋、登り母屋はI型材、溝型材など剛性が
大かつ大型のものが使用される。
〔考案が解決しようとする課題〕
従って妻面外方に配される軒先たる木を支持するために
は、別途支持部材を設けねばならない。
しかし軒先たる木を支持するため、母屋又は登り母屋に
新しく取付金具を設けることは小屋組の構造が複雑化
し、施工に手間を要し、又コスト高となる。
本考案は、母屋を支持する接合片と、登り母屋を取付け
る取付片と、軒先たる木を支持する突片とを有する接合
金具を用いることを基本として、母屋、登り母屋、軒先
たる木を単一の接合金具で接合でき、前記問題点を解決
しうる妻面の構造の提供を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するために本考案の妻面の構造にあっ
ては、家屋の妻面に立設される垂直材の頂部に、家屋内
方にのびる水平な母屋を接合する接合片と、妻面に沿い
傾斜する登り母屋を取付ける取付片と、妻面外方で立上
り軒先たる木を固定する固定片とを有する接合金具を取
付けている。
〔作用〕
垂直材の頂部で1つの接合金具で母屋、登り梁及び軒先
たる木を接合できるため、合掌方式の小屋組の場合でも
妻面に軒先たる木を取付けでき、又その接合構造が簡素
となることによって施工の手間を減じ、作業能率を高め
うる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
図において本考案の妻面の構造は、家屋Bの妻面Cに立
設される垂直材2の頂部Pに、水平な母屋3とを接合す
る接合片5と、傾斜する登り母屋4を取付ける取付片6
と、妻面C外方の軒先たる木7を固定する固定片9とを
有する接合金具10を取付けている。
なお、本実施例では前記母屋3は、ウエブ12の上下に上
のフランジ6、下のフランジ7を設けたI型状の形鋼材
からなる。
前記垂直材2は本実施例では、第1図に示す両流れの傾
斜屋根R1、R2の下方に配されかつ第2図に示すごとく妻
C方向かつ妻面Cに沿い架け渡されるろく梁D1上に立設
される束材E1、E2として形成される。又前記束材E1、E2
は軒部から棟部Fに向かって順次背高に形成される。
本実施例では前記第2図におけるろく梁D1上の棟側の束
材E1を垂直材2として以下説明する。
垂直材2は、断面H字状の形鋼材であり、溝部をろく梁
D1の長手方向の向きに向けて立設され、上端部に上板11
が載置、固定される。
又垂直材2は、本実施例では前記ろく梁D1の方向と直角
方向の柱面に、頂部Pのやや下方に柱面から家屋Bの内
方に向かって側出する受片22を設ける。
前記垂直材2の頂部Pには、接合金具10が配される。
接合金具10には水平の向きに配される接合片5を具え
る。接合片5は、本実施例では底片15と、該底片15に立
設される立片16と、該立片16の上縁に前記底片15と同方
向にのびる上片17とからなり、これ等の各片を平板から
折曲げ一体に成形することにより溝部21を有するコ字枠
状の接合片5を形成している。
前記接合片5は、垂直材2上方に位置する基部18と、家
屋B内方に向かって張出す張出し部19とを具え、又基部
18では接合片5と同一形状のコ字状をなす補強材20が各
溝部21、21を互いに反対の向きに向けて背中を合わせて
結合される。
前記張出し部19には、立片16に接合金具10の屋内側に配
される母屋3の取付孔23を挿通するボルトが通るボルト
孔24が透設される。
前記取付片6は、上下に向く板状体であり、前記接合金
具10の溝部13から立片16に直交しかつ斜め上方に向かっ
てのびる上向きの取付片6Aと、補強材20の溝部21から斜
め下方に向かってのびる下向きの取付片6Bとを含む。前
記上向き、下向きの取付片6A、6Bは屋根の勾配、即ち登
り母屋4の傾きと同じ傾きで傾斜する。
上向きの取付片6Aには上の登り母屋4Aの下端が、又下向
きの取付片6Bには下の登り母屋4Bの上端が夫々接続す
る。
上、下の登り母屋4A、4Bは母屋3と同様にウエブの上下
にフランジ27、29を具える形鋼材であり、各接続端近傍
に登り母屋4の長手方向に並ぶ複数個、本実施例では2
個の孔30、30が穿設されるとともに、上向き、下向きの
取付片6A、6Bには前記登り母屋4の孔30、30と位置合わ
せされ、しかも登り母屋4の長手方向にずらせて、孔30
の整数倍の個数からなる透孔31……が穿設される。
本実施例では、接合片5の基部18において、底片15の下
面に座板33が添着されかつ底片15に一体に固着される。
又前記底片15には、垂直材2の上板11の取付孔34と位置
合わせされて底片15、座板33を貫通する導孔35が設けら
れ、取付孔34、導孔35をともに通るボルトを用いて締付
けることにより接合片5は、垂直材2に固定される。
接合片5の前記張出し部19には、第3、4図に示すごと
く、立片16の外面、即ち溝部21の裏側に母屋3のウエブ
5を沿わせかつ下フランジを前記受片22に載置するとと
もに、取付孔23、ボルト孔24をともに挿通するボルトを
用いて一方の接合片5と母屋3とを接続し固定する。
上の登り母屋4Aは、その下端部を孔30を通るボルトを上
向きの取付片6Aに設ける透孔31に挿通させて接続する。
なおボルトを前記複数個の透孔31……の中から適宜選択
し上の登り母屋4Aと上向きの取付片13Aとを位置合わせ
することにより、上の登り母屋4A端縁と接合片5との間
の間隔を適宜調整することができる。
従って、隣接する垂直材2、2間の間隔に不同が生じた
場合であってもその不同は取付片6において吸収が可能
となる。
下の登り母屋Bもその上端部を下向きの取付片6Bに、前
記上の登り母屋4Aと同様な取付けにより接続することが
できる。
このように接合金具10は、母屋3を屋内側水平方向に、
又該母屋3と直交しかつ垂直面内傾斜する上の登り母屋
4Aき、下の登り母屋4Bをともに接続しうる。
さらに本実施例では、上向き、下向きの取付片6A、6Bの
夫々の上縁に、接合片5の上片17、及び補強材19の上片
に延設される横片37、37を具える。各横片37の両側隅部
にはブレース接続用の接続孔39が設けられる。
固定片9は、水平片41の妻面C側端縁から矩形状の垂直
片42を立上げたL字状をなし突片43を突出する。固定片
9は、水平片41を接合片5の上片17及び補強材20の上片
とに跨がり載置水平片41にボルトにより固定される。前
記固定によりより垂直片42は妻面C外方で立上がる。垂
直片42には矩形に配した4つの接続孔45……が設けら
れ、前記登り母屋4と同じ傾斜で傾斜しかつ妻面外方に
配される軒先たる木7を前記接続孔47を通るボルトによ
りボルト締めする。なお締付けに際しては逆三角形状の
3ケの接続孔47、47、47のみを用いる。
従って軒先たる木7が逆傾斜する場合であっても前記接
続孔の位置を位置換えすることなく軒先たる木7の取付
けが可能となる。
おな取付けに際しては、前記突片43が軒先たる木の位置
決めガイドとなる。
〔考案の効果〕
叙上のごとく本考案の妻面の構造は、妻面に立設される
垂直材の頂部に水平な母屋と、登り母屋と、軒先たる木
を固定しうる接合金具を取付けているため、1つの接合
金具で前記部材を接合でき、合掌方式の小屋組の場合で
も妻面に軒先たる木を取付けでき、その接合が簡易とな
り、施工の手間を減じ作業能率を高めうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の妻面の構造が採用される家屋の一例を
示す斜視図、第2図はその小屋組を例示する斜視図、第
3図は本考案の一実施例を示す正面図、第4図はその側
面図、第5図はその分解斜視図、第6図は従来技術を示
す斜視図である。 2……垂直材、3……母屋、 4、4A、4B……登り母屋、5……接合片、 6……6A、6B……取付片、7……軒先たる木、 9……固定片、10……接合金具、B……家屋、 C……妻面、P……頂部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】家屋の妻面に立設される垂直材の頂部に、
    家屋内方にのびる水平な母屋を接合する接合片と、妻面
    に沿い傾斜する登り母屋を取付ける取付片と、妻面外方
    で立上り軒先たる木を固定する固定片とを有する接合金
    具を取付けてなる妻面の構造。
JP4430889U 1989-04-14 1989-04-14 妻面の構造 Expired - Lifetime JPH0640249Y2 (ja)

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JP4430889U JPH0640249Y2 (ja) 1989-04-14 1989-04-14 妻面の構造

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JPH02134218U JPH02134218U (ja) 1990-11-07
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