JP2501071Y2 - ド―マ - Google Patents
ド―マInfo
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- JP2501071Y2 JP2501071Y2 JP1990039667U JP3966790U JP2501071Y2 JP 2501071 Y2 JP2501071 Y2 JP 2501071Y2 JP 1990039667 U JP1990039667 U JP 1990039667U JP 3966790 U JP3966790 U JP 3966790U JP 2501071 Y2 JP2501071 Y2 JP 2501071Y2
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- Japan
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- piece
- rear end
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ドーマ棟木の後端を能率よくかつ強固に固
定でき、ドーマの大型化を可能としその内部を居室とし
ても利用しうるドーマに関する。
定でき、ドーマの大型化を可能としその内部を居室とし
ても利用しうるドーマに関する。
従来、小屋裏の換気、傾斜屋根下方の部屋への採光、
通風等の他、該傾斜屋根にアクセントを付与し、家屋の
見映えを高めるために、傾斜屋根にはドーマがときに使
用されている。
通風等の他、該傾斜屋根にアクセントを付与し、家屋の
見映えを高めるために、傾斜屋根にはドーマがときに使
用されている。
従って、従来のこのようなドーマは比較的小型であり
かつ大きい強度も必要でなく、その結果ドーマの棟部に
配されるドーマ棟木aには従来例えば第9図に示すよう
に、比較的断面積が小な木質の角材が用いられるととも
に、その後端は野地板b等に直接釘片等を斜め打ちする
ことにより固定されている。
かつ大きい強度も必要でなく、その結果ドーマの棟部に
配されるドーマ棟木aには従来例えば第9図に示すよう
に、比較的断面積が小な木質の角材が用いられるととも
に、その後端は野地板b等に直接釘片等を斜め打ちする
ことにより固定されている。
他方、近年、家屋空間、とくに小屋裏の有効活用が望
まれており、本考案者は、従来、小屋裏換気、階下の居
室への採光等のために利用されているドーマを大型化
し、傾斜屋根下方に形成される比較的広い空間を居間と
して利用することを案出した。
まれており、本考案者は、従来、小屋裏換気、階下の居
室への採光等のために利用されているドーマを大型化
し、傾斜屋根下方に形成される比較的広い空間を居間と
して利用することを案出した。
しかしながらこのようなドーマの大型化に際しては、
その骨組強度を高めるため、断面積が大な棟木を用いか
つその後端を野地板等に強固に固定することが必要とな
る。しかしながらドーマ棟木を第9図に示す従来手段で
固定した場合には、ドーマ棟木と野地板との接触面積が
小であるため、固定作業能率が大巾に低下しかつ固定強
度が不十分となるという問題があり、従ってかかるドー
マの大型化のためには、ドーマ棟木と野地板等との間の
新規な固定手段が要求される。
その骨組強度を高めるため、断面積が大な棟木を用いか
つその後端を野地板等に強固に固定することが必要とな
る。しかしながらドーマ棟木を第9図に示す従来手段で
固定した場合には、ドーマ棟木と野地板との接触面積が
小であるため、固定作業能率が大巾に低下しかつ固定強
度が不十分となるという問題があり、従ってかかるドー
マの大型化のためには、ドーマ棟木と野地板等との間の
新規な固定手段が要求される。
本考案は、野地板に固定される基片に立片を立上げた
棟木固定金具を用いることを基本として、断面積が大か
つ高重量のドーマ棟木の後端を能率よく強固に固定で
き、大型化を可能とするドーマの提供を目的としてい
る。
棟木固定金具を用いることを基本として、断面積が大か
つ高重量のドーマ棟木の後端を能率よく強固に固定で
き、大型化を可能とするドーマの提供を目的としてい
る。
前記目的を達成するために本考案のドーマは、傾斜屋
根に前面が該傾斜屋根の流れ下方に向けて配されかつ流
れ方向前後に水平にのびる棟部を有するとともにこの棟
部に、該棟部を通りかつ前記流れ方向と平行な両側面と
水平な下面とを有するドーマ棟木を配ししかもこのドー
マ棟木の後端を前記傾斜屋根の野地板に棟木固定金具を
用いて取付けるドーマであって、 前記棟木固定金具は、前記野地板に固定されることに
よりこの野地板と同傾斜で傾く基片と、この基片から前
記流れ方向と平行に立上がる板状の一対の立片と、この
一対の立片間を前記野地板の上方でかつ野地板から離れ
て水平につなぐ受け片とを具え、前記受け片と一対の立
片のこの受け片よりも上方部分とにより前後を開放した
凹溝を形成するとともに、 前記ドーマ棟木の後端を前記凹溝に嵌入しかつ前記下
面を受け片に載置するとともに前記各立片の該ドーマ棟
木の後端を固定する。
根に前面が該傾斜屋根の流れ下方に向けて配されかつ流
れ方向前後に水平にのびる棟部を有するとともにこの棟
部に、該棟部を通りかつ前記流れ方向と平行な両側面と
水平な下面とを有するドーマ棟木を配ししかもこのドー
マ棟木の後端を前記傾斜屋根の野地板に棟木固定金具を
用いて取付けるドーマであって、 前記棟木固定金具は、前記野地板に固定されることに
よりこの野地板と同傾斜で傾く基片と、この基片から前
記流れ方向と平行に立上がる板状の一対の立片と、この
一対の立片間を前記野地板の上方でかつ野地板から離れ
て水平につなぐ受け片とを具え、前記受け片と一対の立
片のこの受け片よりも上方部分とにより前後を開放した
凹溝を形成するとともに、 前記ドーマ棟木の後端を前記凹溝に嵌入しかつ前記下
面を受け片に載置するとともに前記各立片の該ドーマ棟
木の後端を固定する。
このように構成する本考案のドーマの棟木固定金具
は、野地板に取付く基片に立片を立上げているため、該
立片とドーマ棟木の側面とを高強度を有して固定しう
る。しかも該立片間でドーマ棟木を拘束しうるため、固
定の際のドーマ棟木の横方向の位置ずれを防止でき、ド
ーマ棟木の下面を立片間に架設した水平な受け片に載置
してこのドーマ棟木を水平に仮置きしうることとも相ま
って、固定作業能率を向上しうるとともにその固定精度
を高めうる。
は、野地板に取付く基片に立片を立上げているため、該
立片とドーマ棟木の側面とを高強度を有して固定しう
る。しかも該立片間でドーマ棟木を拘束しうるため、固
定の際のドーマ棟木の横方向の位置ずれを防止でき、ド
ーマ棟木の下面を立片間に架設した水平な受け片に載置
してこのドーマ棟木を水平に仮置きしうることとも相ま
って、固定作業能率を向上しうるとともにその固定精度
を高めうる。
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
ドーマ1は、前面Fを、傾斜屋根Rの流れ下方に向け
て配されるとともにその前面Fは、本例では第4、5図
に示すように、一対かつ鋼製の支柱材2、2と、その上
端から斜め上向きにのびかつ結合されることにより山形
をなす斜材3、3とを含む枠体4を具える。
て配されるとともにその前面Fは、本例では第4、5図
に示すように、一対かつ鋼製の支柱材2、2と、その上
端から斜め上向きにのびかつ結合されることにより山形
をなす斜材3、3とを含む枠体4を具える。
又該枠体4にはドーマ1の水平な棟部を通るドーマ棟
木9の前端が接合される一方、該ドーマ棟木9後端は野
地板35に取付く棟木固定金具11に固定される。
木9の前端が接合される一方、該ドーマ棟木9後端は野
地板35に取付く棟木固定金具11に固定される。
前記傾斜屋根Rは、棟部に配する図示しない棟木と、
第2図に示す鼻母屋20と、その間に水平に配される母屋
21、母屋22、23(第3図に示す)とを具え、前記母屋21
は、本例では、鼻母屋20に隣り合わせて配置されてい
る。
第2図に示す鼻母屋20と、その間に水平に配される母屋
21、母屋22、23(第3図に示す)とを具え、前記母屋21
は、本例では、鼻母屋20に隣り合わせて配置されてい
る。
なお棟木、鼻母屋20、母屋21〜23は、ともに垂直なウ
エブに、夫々水平な上のフランジ24、下のフランジを設
けたI形鋼を用いており、又鼻母屋20、母屋21〜23、棟
木間には、そのウエブから向き合う側にのびるガゼット
プレーヤ25…を用いて、けた方向に間隔を隔てる登り梁
26…が架設される。なお登り梁26も、I形鋼からなり、
かつ上のフランジ27を、前記上のフランジ24と略面一と
なるように夫々屋根傾斜方向に傾けて配される。
エブに、夫々水平な上のフランジ24、下のフランジを設
けたI形鋼を用いており、又鼻母屋20、母屋21〜23、棟
木間には、そのウエブから向き合う側にのびるガゼット
プレーヤ25…を用いて、けた方向に間隔を隔てる登り梁
26…が架設される。なお登り梁26も、I形鋼からなり、
かつ上のフランジ27を、前記上のフランジ24と略面一と
なるように夫々屋根傾斜方向に傾けて配される。
なお登り梁26は、本例ではプレハブ家屋における基準
寸法となる基準モジュール(例えば基準モジュールMは
90cm)の4倍長さ4Mを隔てるとともに、本例ではドーマ
1は、該長さ4Mの巾を具える。
寸法となる基準モジュール(例えば基準モジュールMは
90cm)の4倍長さ4Mを隔てるとともに、本例ではドーマ
1は、該長さ4Mの巾を具える。
又該ドーマ1は、第3図に略示するように、前記母屋
21の前記隣り合う登り梁26、26間に配される下台木29
と、その両端から登り梁26、26の母屋22との間の中間高
さまでのびる側台木30、30と、その上端から斜め上方に
ハ字にのびる斜台木31、31とからなる枠台32を具える。
21の前記隣り合う登り梁26、26間に配される下台木29
と、その両端から登り梁26、26の母屋22との間の中間高
さまでのびる側台木30、30と、その上端から斜め上方に
ハ字にのびる斜台木31、31とからなる枠台32を具える。
なお前記下台木29はI形鋼からなり、下のフランジ
を、前記母屋21の上のフランジ24にボルト結合される。
を、前記母屋21の上のフランジ24にボルト結合される。
又側台木30、30は前記登り梁26上に、木質のたる木34
を介して添設した野地板35上面に固定され、又斜台木31
は前記母屋21〜23に架け渡したたる木36…上の前記野地
板35上面に取付けられる。
を介して添設した野地板35上面に固定され、又斜台木31
は前記母屋21〜23に架け渡したたる木36…上の前記野地
板35上面に取付けられる。
なお前記斜台木31、31が交わる頂部には、第3図に示
すように、母屋22、23を結ぶ補強用のたる木37が固定さ
れる。
すように、母屋22、23を結ぶ補強用のたる木37が固定さ
れる。
又たる木34、36、37は、第2図に略示する母屋21〜22
の上のフランジ24に嵌入する取付金具39を用いて釘着、
固定するとともに、たる木36…は、母屋21、22間しかも
斜台木31が該母屋21、22間に位置する部分において、そ
の下端は、該斜台木31で途切れる。なお野地板35も、前
記枠台32内かつ母屋22下方の部分で欠切され、小屋裏に
通じる空所を形成する。
の上のフランジ24に嵌入する取付金具39を用いて釘着、
固定するとともに、たる木36…は、母屋21、22間しかも
斜台木31が該母屋21、22間に位置する部分において、そ
の下端は、該斜台木31で途切れる。なお野地板35も、前
記枠台32内かつ母屋22下方の部分で欠切され、小屋裏に
通じる空所を形成する。
又ドーマ1は、第4〜5図に示すように、前面Fかつ
前記母家21上に、鋼製の枠体4と、その両側に位置する
側枠材7、7とを具える。
前記母家21上に、鋼製の枠体4と、その両側に位置する
側枠材7、7とを具える。
又枠体4は、本例では左右対称なく字状枠4A、4Bを用
いて形成される。く字状枠4A、4Bは、支柱材2の上端に
斜め上方にのびる斜材3を一体に溶着している。前記支
柱材2は、垂直かつ前記前面Fと平行に配されるウエブ
11aの両側に、傾斜屋根Rの流れ方向に向くフランジ11
b、11bを突設したI形鋼からなる基体の下端に、取付用
の水平な脚板12を具える。又該支柱材2の上端は、斜め
に切り落とされるとともに、該上端には、補強板を介し
て、前記斜材3が上向き斜めに突設される。
いて形成される。く字状枠4A、4Bは、支柱材2の上端に
斜め上方にのびる斜材3を一体に溶着している。前記支
柱材2は、垂直かつ前記前面Fと平行に配されるウエブ
11aの両側に、傾斜屋根Rの流れ方向に向くフランジ11
b、11bを突設したI形鋼からなる基体の下端に、取付用
の水平な脚板12を具える。又該支柱材2の上端は、斜め
に切り落とされるとともに、該上端には、補強板を介し
て、前記斜材3が上向き斜めに突設される。
又斜材3は、支柱材2と断面同形のI形鋼を用いてお
り、又上端には垂直な連結片13が固着され、該連結板1
3、13を向き合わせて接合することにより、該斜材3、
3が山形をなす。又前記支柱材2は、前記脚板12を前記
下台木29にボルト止めすることにより、該下台木29を介
して母屋21に強固に固定される。
り、又上端には垂直な連結片13が固着され、該連結板1
3、13を向き合わせて接合することにより、該斜材3、
3が山形をなす。又前記支柱材2は、前記脚板12を前記
下台木29にボルト止めすることにより、該下台木29を介
して母屋21に強固に固定される。
前記側枠材7は、枠体4の両側において、前記下台木
29上に載置、固定される下木14の両側に縦材15、15を配
しかつその上端に前記斜材16を設け、かつ縦材15間に桟
材を配している。又斜材16は、該側枠体7が、その下板
14を下台木29に固定され取付けられることによって、そ
の上面が枠体4の斜材3の上面を含む平面内に位置して
該斜材3と略一直線状に連なる。なお側枠材7の前記下
木14、縦材15、斜材16、桟材は木質材を用いており、従
って該側枠材7の巾寸法を自在に選定することにより、
ドーマ1の前面Fの長さは自由に定めうる。
29上に載置、固定される下木14の両側に縦材15、15を配
しかつその上端に前記斜材16を設け、かつ縦材15間に桟
材を配している。又斜材16は、該側枠体7が、その下板
14を下台木29に固定され取付けられることによって、そ
の上面が枠体4の斜材3の上面を含む平面内に位置して
該斜材3と略一直線状に連なる。なお側枠材7の前記下
木14、縦材15、斜材16、桟材は木質材を用いており、従
って該側枠材7の巾寸法を自在に選定することにより、
ドーマ1の前面Fの長さは自由に定めうる。
又ドーマ1には、前記枠体4の斜材3、3の交わり部
からドーマの棟部を通って水平にのび前記前面Fと傾斜
屋根Rとの間を結ぶドーマ棟木9が配される。
からドーマの棟部を通って水平にのび前記前面Fと傾斜
屋根Rとの間を結ぶドーマ棟木9が配される。
又ドーマ棟木9は、下面を水平としかつ両側面を傾斜
屋根Rの流れ方向と平行とした断面積の大きい木質の矩
形角材から形成され、その前端は支持金具10を用いて枠
体4に支持されるとともにその後端は棟木固定金具11を
用いて野地板35に固着される。
屋根Rの流れ方向と平行とした断面積の大きい木質の矩
形角材から形成され、その前端は支持金具10を用いて枠
体4に支持されるとともにその後端は棟木固定金具11を
用いて野地板35に固着される。
前記支持金具10は、第5〜6図に示すように、前記斜
材3、3の接合に際して、前記連結板13、13の間に挟ま
れ、ボルト、ナットを用いて一体に固定される取付片10
aの後縁に、前記ドーマ棟木9の前端下面を嵌入する上
向きの溝部を有するコ字状片10bを、垂下片10cを介して
一体に取付けており、該コ字状片10bは、その側片10b1
を通る釘を用いて棟木9前端を固定する。
材3、3の接合に際して、前記連結板13、13の間に挟ま
れ、ボルト、ナットを用いて一体に固定される取付片10
aの後縁に、前記ドーマ棟木9の前端下面を嵌入する上
向きの溝部を有するコ字状片10bを、垂下片10cを介して
一体に取付けており、該コ字状片10bは、その側片10b1
を通る釘を用いて棟木9前端を固定する。
又棟木固定金具11は、第7図に示すように、前記野地
板35に釘着等により固定されることによりこの野地板35
と同傾斜で傾く基片50と、該基片50から前記傾斜屋根R
の流れ方向と平行に立上がることにより前記ドーマ棟木
9の前記側面に沿う板状の一対の立片51、51とを具え、
棟木固定金具11は、基片50上に前記斜台木31が配される
ことにより前記立片51は斜台木31間が挟む挟み部分を通
って立設する。
板35に釘着等により固定されることによりこの野地板35
と同傾斜で傾く基片50と、該基片50から前記傾斜屋根R
の流れ方向と平行に立上がることにより前記ドーマ棟木
9の前記側面に沿う板状の一対の立片51、51とを具え、
棟木固定金具11は、基片50上に前記斜台木31が配される
ことにより前記立片51は斜台木31間が挟む挟み部分を通
って立設する。
なお基片50は本例では端縁を互いに向かい合わせて並
設する一対の基片部50A、50Aからなり、かつ各立片51は
前記基片部50Aの互いに向き合う端縁から折曲がって立
上がる。
設する一対の基片部50A、50Aからなり、かつ各立片51は
前記基片部50Aの互いに向き合う端縁から折曲がって立
上がる。
又前記立片51、51間には、前記野地板35の上方でかつ
この野地板35から離れて該立片51、51をつなぐとともに
ドーマ棟木9下面を受け該ドーマ棟木9を水平支持する
受け片52が水平に架け渡される。従って棟木固定金具11
は、前記受け片52と立片51、51のこの受け片52よりも上
方部分とにより形成されかつ前後を開放した凹溝56内で
ドーマ棟木9後端を位置ずれすることなく水平に嵌着、
仮置でき、棟木固定作業能率とその固定精度を大巾に向
上しうる。又棟木固定金具11は、前記立片51に透設する
小孔53…を通る釘等を用いてドーマ棟木9後端を強固に
固定する。
この野地板35から離れて該立片51、51をつなぐとともに
ドーマ棟木9下面を受け該ドーマ棟木9を水平支持する
受け片52が水平に架け渡される。従って棟木固定金具11
は、前記受け片52と立片51、51のこの受け片52よりも上
方部分とにより形成されかつ前後を開放した凹溝56内で
ドーマ棟木9後端を位置ずれすることなく水平に嵌着、
仮置でき、棟木固定作業能率とその固定精度を大巾に向
上しうる。又棟木固定金具11は、前記立片51に透設する
小孔53…を通る釘等を用いてドーマ棟木9後端を強固に
固定する。
なお本例では前記枠体4の支柱材2上端にも、前記前
面Fと傾斜屋根Rとを継ぎドーマ1を補強する横木55の
前端が、支持金具54を介して固定される。
面Fと傾斜屋根Rとを継ぎドーマ1を補強する横木55の
前端が、支持金具54を介して固定される。
なお支持金具54は、第8図に略示するように、前記支
柱材2の前記ウエブ11aにボルト止めされる取付片54a
に、横木55を嵌入する上向きの凹部を有するコ字状片54
bを溶着し、又横木55は、本例では、重ね合わせ体を用
いることにより、前記コ字状片54bの側片54b1には、上
下2段に釘着用の小孔を設けている。なお横木55の後端
は、前記斜台木31に沿って斜め切りされ、かつ該斜台木
31に釘着される。
柱材2の前記ウエブ11aにボルト止めされる取付片54a
に、横木55を嵌入する上向きの凹部を有するコ字状片54
bを溶着し、又横木55は、本例では、重ね合わせ体を用
いることにより、前記コ字状片54bの側片54b1には、上
下2段に釘着用の小孔を設けている。なお横木55の後端
は、前記斜台木31に沿って斜め切りされ、かつ該斜台木
31に釘着される。
なお前記ドーマ棟木9及び横木55上には、ドーマのた
る木18Aを介して野地板18Bを配し、かつ図示しない屋根
葺材を用いて、傾斜屋根Rとともに屋根葺きされる。
る木18Aを介して野地板18Bを配し、かつ図示しない屋根
葺材を用いて、傾斜屋根Rとともに屋根葺きされる。
又前面Fには、第1図に示すように、壁材等を添設し
又窓枠19等を取付けることにより、強固な前壁体を具
え、剛性に優れるドーマ1が形成される。
又窓枠19等を取付けることにより、強固な前壁体を具
え、剛性に優れるドーマ1が形成される。
又第2図に示すごとく、前記母屋21下方の小屋梁など
を用いて架け渡した床パネルPによって、ドーマ1下方
の床体を形成し、又適宜の階段等を配することによっ
て、棟部下方からドーマ1下方にのびる居室の形成が可
能となる。
を用いて架け渡した床パネルPによって、ドーマ1下方
の床体を形成し、又適宜の階段等を配することによっ
て、棟部下方からドーマ1下方にのびる居室の形成が可
能となる。
叙上のごとく、本考案のドーマは、野地板に固定され
る基片に一対の立片を立上げかつこの一対の立片間を水
平につなぐ受け片を具えた棟木固定金具を設け、しかも
この棟木固定金具の前後を開放した凹溝にドーマの後端
を嵌入してその下面を受け片に載置するため、断面積が
大な高剛性のドーマ棟木の後端の位置ずれを防ぎ、水平
に仮置きできる結果、このドーマ棟木の後端を作業能率
よくかつ強固に固定しうるとともにその固定精度を向上
しうる。又このことによりドーマを大型化でき小屋裏空
間を有効活用しうる。さらに前記受け片は、野地板の上
方でかつ野地板から離れた位置で前記一対の立片間を水
平につなぐため、ドーマ棟木を棟木固定金具の後縁から
はみ出させて配設することも可能となり、ドーマ棟木の
長さ寸法の誤差を吸収しうる。
る基片に一対の立片を立上げかつこの一対の立片間を水
平につなぐ受け片を具えた棟木固定金具を設け、しかも
この棟木固定金具の前後を開放した凹溝にドーマの後端
を嵌入してその下面を受け片に載置するため、断面積が
大な高剛性のドーマ棟木の後端の位置ずれを防ぎ、水平
に仮置きできる結果、このドーマ棟木の後端を作業能率
よくかつ強固に固定しうるとともにその固定精度を向上
しうる。又このことによりドーマを大型化でき小屋裏空
間を有効活用しうる。さらに前記受け片は、野地板の上
方でかつ野地板から離れた位置で前記一対の立片間を水
平につなぐため、ドーマ棟木を棟木固定金具の後縁から
はみ出させて配設することも可能となり、ドーマ棟木の
長さ寸法の誤差を吸収しうる。
第1図は本考案のドーマの一実施例を略示する正面図、
第2図はドーマの骨組体を例示する断面図、第3図はド
ーマを形成する傾斜屋根の架構材配置とドーマの枠台を
例示する平面図、第4図はドーマの骨組体を例示する斜
視図、第5図はその分解斜視図、第6図はドーマ棟木と
支持金具を例示する斜視図、第7図はドーマ棟木と棟木
固定金具とを例示する斜視図、第8図は横木と支持金具
とを例示する斜視図、第9図は従来技術を示す断面図で
ある。 9……ドーマ棟木、11……棟木固定金具、35……野地
板、50……基片、51……立片、52……受け片、56……凹
溝、F……前面、R……傾斜屋根。
第2図はドーマの骨組体を例示する断面図、第3図はド
ーマを形成する傾斜屋根の架構材配置とドーマの枠台を
例示する平面図、第4図はドーマの骨組体を例示する斜
視図、第5図はその分解斜視図、第6図はドーマ棟木と
支持金具を例示する斜視図、第7図はドーマ棟木と棟木
固定金具とを例示する斜視図、第8図は横木と支持金具
とを例示する斜視図、第9図は従来技術を示す断面図で
ある。 9……ドーマ棟木、11……棟木固定金具、35……野地
板、50……基片、51……立片、52……受け片、56……凹
溝、F……前面、R……傾斜屋根。
Claims (1)
- 【請求項1】傾斜屋根に前面が該傾斜屋根の流れ下方に
向けて配されかつ流れ方向前後に水平にのびる棟部を有
するとともにこの棟部に、該棟部を通りかつ前記流れ方
向と平行な両側面と水平な下面とを有するドーマ棟木を
配ししかもこのドーマ棟木の後端を前記傾斜屋根の野地
板に棟木固定金具を用いて取付けるドーマであって、 前記棟木固定金具は、前記野地板に固定されることによ
りこの野地板と同傾斜で傾く基片と、この基片から前記
流れ方向と平行に立上がる板状の一対の立片と、この一
対の立片間を前記野地板の上方でかつ野地板から離れて
水平につなぐ受け片とを具え、前記受け片と一対の立片
のこの受け片よりも上方部分とにより前後を開放した凹
溝を形成するとともに、 前記ドーマ棟木の後端を前記凹溝に嵌入しかつ前記下面
を受け片に載置するとともに前記各立片に該ドーマ棟木
の後端を固定したことを特徴とするドーマ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990039667U JP2501071Y2 (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | ド―マ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990039667U JP2501071Y2 (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | ド―マ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03129616U JPH03129616U (ja) | 1991-12-26 |
JP2501071Y2 true JP2501071Y2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=31548784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990039667U Expired - Lifetime JP2501071Y2 (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | ド―マ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501071Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6180985B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2017-08-16 | 株式会社アールシーコア | 耐力壁構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5943621A (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-10 | Murata Mfg Co Ltd | チタン酸鉛系圧電セラミクス素子 |
JPS6243783A (ja) * | 1985-08-21 | 1987-02-25 | Mitsubishi Electric Corp | バ−コ−ド読取装置 |
JPS644971U (ja) * | 1987-06-29 | 1989-01-12 |
-
1990
- 1990-04-13 JP JP1990039667U patent/JP2501071Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03129616U (ja) | 1991-12-26 |
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