JPH07578Y2 - 部分平屋部の屋根と二階壁部との水切り構造 - Google Patents

部分平屋部の屋根と二階壁部との水切り構造

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JPH07578Y2
JPH07578Y2 JP1990045005U JP4500590U JPH07578Y2 JP H07578 Y2 JPH07578 Y2 JP H07578Y2 JP 1990045005 U JP1990045005 U JP 1990045005U JP 4500590 U JP4500590 U JP 4500590U JP H07578 Y2 JPH07578 Y2 JP H07578Y2
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JP
Japan
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floor wall
roof
corner
draining
partial flat
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JP1990045005U
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JPH044124U (ja
Inventor
智和 西尾
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、部分平屋部を有する二階建て建物において、
部分平屋の屋根部と二階壁部とのなすコーナ部分の水切
りのための技術に関する。
[従来の技術] 従来部分平屋部を有する二階建て建物において、部分平
屋部の屋根と二階壁部とのなすコーナ部分の水切りは略
L状のコーナ水切り板を部分平屋部の屋根と二階壁部と
に沿わせて水切りを行っていた。そして、略L状のコー
ナ水切り板の縦片の上端部と二階壁部との間の隙間はシ
ール材を充填してシールをしていた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記のような略L状のコーナ水切り板のみで
の水切り処理では、シール材部分が破れると内部に雨水
が浸入するという問題があり、防水が完全であるとは言
えなかった。
本考案は上記の従来例の問題点に鑑みて考案したもので
あって、その目的とするところは、部分平屋部を有する
二階建て建物において、部分平屋の屋根部と二階壁部と
のなすコーナ部分を確実に水切りすることができる部分
平屋部の屋根と二階壁部との水切り構造を提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案の部分平屋部の屋根と二階壁部との水切り構造
は、部分平屋部1の屋根2と二階壁部3とのなすコーナ
部分に部分平屋部1の屋根2と二階壁部3とに沿うよう
に略L状のコーナ水切り板4を配設し、コーナ水切り板
4の二階壁部3に沿って取り付けた縦片5の上部を下部
の覆い片6により覆う上水切り板7を二階壁部3に取り
付け、コーナ水切り板4の下方において排水樋8を設
け、二階壁部3の下端部に下水切り板28の上部を取り付
け、下水切り板28の下部を排水樋8の一側片29の上部内
側に重複させて成るものであって、このような構成を採
用することで、上記した従来例の問題点を解決して本考
案の目的を達成したものである。
[作用] 略L状のコーナ水切り板4で水切りするだけでなく、コ
ーナ水切り板4の上端部と二階壁部3との間から雨水が
浸入しないように更に上水切り板7により水切りを行
い、更に、この2重の水切りが破れたとしても、下方の
排水樋8により最終的に排水できて、確実な防水処理が
できるようになった。
[実施例] 以下本考案を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
二階建て建物の一部が部分平屋部1となっており、部分
平屋部1の屋根2はたる木9の上に支持金具10を介して
折版金属屋根材11を敷設してある。この折版金属屋根材
11の二階壁部3側の端部は谷部分を面戸材のような遮蔽
部材12により遮蔽してあって、折版金属屋根材11の二階
壁部3側の端部から二階壁部3側に水が流れないように
なっている。折版金属屋根材11の上にはバルコニー13が
載設され、折版金属屋根材11を介して支持金具10にボル
ト14、ナット15によりバルコニー13のバルコニー床構造
枠16が取り付けてあり、バルコニー床構造枠16にバルコ
ニー床材17が敷設してある。図中18はバルコニー13の前
パネル、19は袖壁パネルである。そしてバルコニー13の
後端部は二階壁部3に隙間を介して対向している。部分
平屋部1の屋根2と二階壁部3とのなすコーナ部分には
部分平屋部1の屋根2と二階壁部3とに沿うように略L
状のコーナ水切り板4を配設してあり、コーナ水切り板
4の縦片5が釘20により二階壁部3を構成する壁パネル
に固着してある。このコーナ水切り板4の上端には折り
曲げ片21が設けてあり、この折り曲げ片21部分と二階壁
部3との隙間部分にシール材22を充填して封水するよう
になっている。二階壁部3には更に上水切り板7の上部
が釘20により固着してあり、上水切り板7の下部の外方
に向けて略台形状に飛び出して屈曲した覆い片23により
コーナ水切り板4の二階壁部3に沿って取り付けた縦片
5の上部を覆ってある。上水切り板7の上端部には屈曲
片24が設けてあり、屈曲片24と二階壁部3との隙間部分
にシール材25が充填してあって封水してある。コーナ水
切り板4の下方に排水樋8が設けてあり、この排水樋8
は梁26の上にたる木9と平行に設けた支持桟27に載設支
持してある。排水樋8の端部は部分平屋部1の外に導出
されて万一排水樋8側に雨水が流れても外部に排水され
るようになっている。排水樋8の外部に導出した部分に
縦樋を接続してもよい。二階壁部3を構成する壁パネル
の下端部には下水切り板28の上部が取り付けてあり、こ
の下水切り板28の下部を排水樋8の一側片29の上部内側
に重複させてある。したがって、万一、コーナ水切り板
4、上水切り板7と二階壁部3との間のシールが破れた
としても下水切り板28を伝って排水樋8に流れることに
なる。図中30はシール材である。また、31は二階壁部3
に設けたバルコニー13への出入り用開口部である。
[考案の効果] 本考案にあっては、叙述のように部分平屋部の屋根と二
階壁部とのなすコーナ部分に部分平屋部の屋根と二階壁
部とに沿うように略L状のコーナ水切り板を配設し、コ
ーナ水切り板の二階壁部に沿って取り付けた縦片の上部
を下部の覆い片により覆う上水切り板を二階壁部に取り
付け、コーナ水切り板の下方において排水樋を設けたの
で、略L状のコーナ水切り板で水切りするだけでなく、
コーナ水切り板の上端部と二階壁部との間から雨水が浸
入しないように更に上水切り板により水切りを行い、更
に、この2重の水切りが破れたとしても、下方の排水樋
により最終的に排水できて、確実な防水処理ができるも
のであり、更に、このように万一コーナ水切り板、上水
切り板と二階壁部との間のシールが破れた場合に下方の
排水樋により浸入した水を受けて排水するに当たり、二
階壁部の下端部に下水切り板の上部を取り付け、下水切
り板の下部を排水樋の一側片の上部内側に重複させてあ
るので、コーナ水切り板、上水切り板と二階壁部との間
のシールが破れた部分から二階壁部の外面に沿って流れ
た浸入水は下水切り板の外面を伝って確実に排水樋内に
排水されることになり、該シールの破れた部分から浸入
した浸入水が外壁部の下面側から屋内側に浸入したり、
排水樋の一側片の外面側に沿って流れて屋内側に浸入し
たりするおそれがなく、この点でも確実な防水処理がで
きるものであり、この結果、本発明において、コーナ水
切りと上水切り板とによる2重の防水処理に加えて、下
水切り板による防水処理と、排水樋による防水処理との
合計4重の防水処理ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の側面断面図、第2図は同上の要部拡大
断面図、第3図は部分平屋部の屋根とバルコニーとの断
面図であって、1は部分平屋部、2は屋根、3は二階壁
部、3は二階壁部、4はコーナ水切り板、5は縦片。6
は覆い片、7は上水切り板、8は排水樋である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】部分平屋部の屋根と二階壁部のなすコーナ
    部分に部分平屋部の屋根と二階壁部とに沿うように略L
    状のコーナ水切り板を配設し、コーナ水切り板の二階壁
    部に沿って取り付けた縦片の上部を下部の覆い片により
    覆う上水切り板を二階壁部に取り付け、コーナ水切り板
    の下方において排水樋を設け、二階壁部の下端部に下水
    切り板の上部を取り付け、下水切り板の下部を排水樋の
    一側片の上部内側に重複させて成る部分平屋部の屋根と
    二階壁部との水切り構造。
JP1990045005U 1990-04-26 1990-04-26 部分平屋部の屋根と二階壁部との水切り構造 Expired - Lifetime JPH07578Y2 (ja)

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JPH044124U JPH044124U (ja) 1992-01-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2435090C2 (de) * 1974-07-22 1982-06-03 Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg Verfahren und Anordnung zum Drucken von Grautonbildern
JPS6157751A (ja) * 1984-08-30 1986-03-24 三晃金属工業株式会社 横葺屋根における登り水切修構造
JPH046418Y2 (ja) * 1986-09-03 1992-02-21

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JPH044124U (ja) 1992-01-14

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