JPH0725370Y2 - 軒先構造 - Google Patents

軒先構造

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JPH0725370Y2
JPH0725370Y2 JP1989094511U JP9451189U JPH0725370Y2 JP H0725370 Y2 JPH0725370 Y2 JP H0725370Y2 JP 1989094511 U JP1989094511 U JP 1989094511U JP 9451189 U JP9451189 U JP 9451189U JP H0725370 Y2 JPH0725370 Y2 JP H0725370Y2
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JP
Japan
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eaves
roof
piece
waterproof member
fixing piece
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JP1989094511U
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JPH0333121U (ja
Inventor
孝 箭内
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ナショナル住宅産業株式会社
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、集合住宅などにおける軒先構造に関するも
のである。
〔従来の技術〕 従来より、第21図に示すような集合住宅がある。建物本
体80の両側に屋外階段81,82を有し、かつ2階の廊下
(図示せず)が裏手に設けられている。
第22図は、この集合住宅の平面図を示しており、83は建
物本体部の屋根であり、84は階段部の屋根である。階段
部の屋根84は、矢印に示すように両流れに構成されてお
り、そのため軒先86部分には、第23図に示すように雨樋
85が設けられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の集合住宅の屋外階段の屋根84は両流れに構成され
ているため、軒先86に雨樋85等を設けなければならず、
そのため構造が複雑化し外観も悪くなるという問題があ
った。
したがって、この考案の目的は、構造が簡単で外観が良
く、しかも軒先内部への雨水の浸入を確実に防ぐことが
できる軒先構造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の軒先構造は、折板構造の片流れ屋根と、この
片流れ屋根の高位側軒先において上面凹条部を閉蓋し、
凹条部嵌合部分の周辺に片流れ屋根の軒先端部が嵌合す
る溝部を形成して折返し部を設け、上端に軒先に沿って
延びる水返し片を立設した水切部材と、片流れ屋根の軒
先より後退した位置において上面凹条部を仕切り、凹条
部嵌合部分の周辺に凹条部内面に当接する当接片を折曲
形成し、上端に立上り片を設けた防水部材と、水切部材
と防水部材の間を覆って片流れ屋根の上面に固定した屋
根固定片と、この屋根固定片の防水部材側の端縁に立設
し防水部材の立上り片を固定した防水部材固定片と、こ
の防水部材固定片の上端縁から軒先方向斜め上向きに傾
斜配置したカバー固定片とからなる固定部材と、片流れ
屋根の上面に軒先に沿って延設し、カバー固定片に固定
して防水部材設置位置から反軒先方向斜め下向きに傾斜
配置した雨押え部材と、カバー固定片に固定し、軒先を
覆って設けた軒先化粧カバーとを備えたものである。
〔作用〕
この考案の軒先構造によると、折板構造の片流れ屋根の
高位側軒先において、屋根の上面凹条部に水切部材と防
水部材を嵌合して二重の防水構造となる。水切部材は周
辺に溝部を形成して片流れ屋根の軒先端部を嵌合し、防
水部材は周辺の当接片を片流れ屋根の凹条部内面に当接
してあり、水切部材ならびに防水部材は片流れ屋根の凹
条部内面に密接する。また、屋根の軒先側上面から軒先
に渡って軒先化粧カバーで覆い、軒先化粧カバーに下方
傾斜した雨押え部材を連設して雨水を片流れ屋根に導い
ている。さらに、水切部材と防水部材の間を覆って、片
流れ屋根の上面に固定部材を固定し、かつ水切部材の上
端に水返し片を立設したので、軒先化粧カバー内に雨水
が浸入しても、これら固定部材ならびに水返し片にて軒
先内部とは確実に遮断される。
〔実施例〕 この考案の一実施例を第1図ないし第20図に基づいて説
明する。
この実施例は、第21図に示したような集合住宅に関する
ものであり、第2図にその平面図を示す。10は集合住宅
の建物本体部の屋根であり、11は屋外階段部の屋根であ
る。両屋根10,11は、共に矢印方向下向きに傾斜した折
板構造の片流れ屋根であり、第3図にその拡大平面図を
示す。第3図のI−I断面図を第1図に示し、IV−IV断
面図を第4図に示す。第1図において、12は屋根梁であ
り、タイトフレーム18を介して片流れ屋根11を支持して
おり、下方には廊下の天井13が設置される。また、第4
図において、14は片流れ屋根11の外周に沿って延びる屋
根梁であり、15は片流れ屋根11と片流れ屋根10の接続部
に沿って延びる屋根梁であり下部に建物本体の外壁16が
固定される。さらに、17は化粧カバーである。
第1図において、片流れ屋根11の高位側の軒先の上面凹
条部には、水切部材19が取付けられている。水切部材19
は、第5図に示すように、凹条部に嵌合する台形状の本
体部20の両側と下部に溝部を形成して折返し部21,22を
形成し、さらに本体部20の上部には断面L字形の水返し
片23が立設されている。そして、第6図に示すように、
各折返し部21(22)の溝内にシール剤を充填し、第7図
のように片流れ屋根11の軒先端部を溝部に嵌合して、片
流れ屋根11の上面の各凹条部の軒先端部を閉蓋する。さ
らに、第8図に示すうよに、水切部材19の各折返し部2
1,22を片流れ屋根11と共に内向き突出状態にかしめ工具
24にてかしめて水切部材19を片流れ屋根11に固定する。
また、第9図に示すように、隣合う水切部材19の水返し
片23の重なり部分をリベット25にて連結する。第10図は
このようにして水切部材19を取付けた状態を示してお
り、水切部材19と片流れ屋根11の接合部にはコーキング
材を充填する。
次に、第11図に示すように、水切部材19より後退した位
置において、片流れ屋根11の上面に、軒先に沿って延び
る固定部材26をビス27にて固定する。固定部材26は、第
12図および第13に示すように、片流れ屋根11の上面に固
定する屋根固定片26aと、この屋根固定片26aの端縁に立
設した防水部材固定片26bと、この防水部材固定片26bの
上端縁から斜め上向きに傾斜配置したカバー固定片26c
とからなる断面略コ字形に形成されている。なお、固定
部材26と片流れ屋根11の接合部にコーキング材を充填す
る。
さらに、第14図に示すように、片流れ屋根11の軒先より
後退した位置において上面凹条部を防水部材28で仕切っ
ている。防水部材28は、第15図ないし第17図に示すよう
に、片流れ屋根11の凹条部に嵌合する台形状の本体部29
の両側および下部に若干折曲して形成した当接片30,31
を設け、かつ本体部29の上部に立上り片32を設けたもの
である。防水部材28は、第14図に示すように、立上り片
32を固定部材26の防水部材固定片26bに当接させて凹条
部内に嵌合する。すると、当接片30,31が直角に折曲し
て片流れ屋根11の凹条部内面に圧接する。なお、端部の
防水部材28の立上り片32はその半分を水平に倒し、倒し
た水平片32′を片流れ屋根11の上面に固定する。
第1図に示すように、固定部材26に雨押え部材33を固定
する。雨押え部材33は、第18図ないし第20図に示すよう
に構成されており、固定部材26を覆って防水部材28の立
上り片32と共に固定部材26の防水部材固定片26bにビス
止めしてある。さらに、軒先を軒先化粧カバー34で覆
う。軒先化粧カバー34の上端縁は雨押え部材33と共に固
定部材26のカバー固定片26cにビス止めしてあり、下部
は下地材35に固定してある。
なお、第1図中の36は片流れ屋根11の下位側軒先に設け
た雨樋であり、37は化粧カバーである。
このように構成された軒先構造によると、折板構造の片
流れ屋根11の高位側軒先において、屋根の上面凹条部に
水切部材19と防水部材28を嵌合して、二重の防水構造を
構成している。しかも、水切部材19は、周辺に溝部を形
成して片流れ屋根11の軒先端部を嵌合するとともに、溝
部にシール剤を充填して片流れ屋根11とともにかしめ固
定してある。また、防水部材28は、周辺の当接片30,31
を片流れ屋根11の凹条部内面に当接してある。これによ
り、水切部材19ならびに防水部材28は、片流れ屋根11の
凹条部内面に密接する。この結果、片流れ屋根11の凹条
部内面に溜った雨水は、水切部材19ならびに防水部材28
にて軒先内部とは確実に遮断される。
また、片流れ屋根11の軒先側上面から軒先に渡って軒先
化粧カバー34で覆われており、軒先内部への雨水の吹き
込みを確実に防ぐことができる。しかも、軒先化粧カバ
ー34に下方傾斜した雨押え部材33を連設したので、軒先
化粧カバー34上の雨水を片流れ屋根11に導いて排水する
ことができる。さらに、雨押え部材33にて、防水部材28
の立上り片32と固定部材26の防水部材固定片26bとの間
から雨水が浸入するのも防ぐことができる。
さらに、水切部材19と防水部材28の間を覆って、片流れ
屋根11の上面に固定部材26の屋根固定片26aを固定し、
かつ水切部材19の上端に水返し片23を立設したので、軒
先化粧カバー34内に雨水が浸入しても、これら屋根固定
片26aならびに水返し片23にて軒先内部への浸入を確実
に防ぐことができる。
以上の結果、軒先内部への雨水の浸入を確実に防ぐこと
ができるとともに、軒先に雨樋の設置も不要となり、構
造が簡素化し、見た目にもすっきりと仕上がって外観が
向上する。
〔考案の効果〕
この考案の軒先構造によると、折板構造の片流れ屋根の
高位側軒先において、屋根の上面凹条部に水切部材と防
水部材を嵌合して二重の防水構造となる。水切部材は周
辺に溝部を形成して片流れ屋根の軒先端部を嵌合し、防
水部材は周辺の当接片を片流れ屋根の凹条部内面に当接
してあり、水切部材ならびに防水部材は片流れ屋根の凹
条部内面に密接する。また、屋根の軒先側上面から軒先
に渡って軒先化粧カバーで覆い、軒先化粧カバーに下方
傾斜した雨押え部材を連設して雨水を片流れ屋根に導い
ている。さらに、水切部材と防水部材の間を覆って、片
流れ屋根の上面に固定部材を固定し、かつ水切部材の上
端に水返し片を立設したので、軒先化粧カバー内に雨水
が浸入しても、これら固定部材ならびに水返し片にて軒
先内部とは確実に遮断される。以上の結果、軒先内部へ
の雨水の浸入を確実に防ぐことができ、雨樋の設置も不
要となり、構造が簡単で外観も向上するという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の断面図、第2図はその建
物全体の平面図、第3図はその片流れ屋根の部分平面
図、第4図は第3図のIV−IV断面図、第5図はその水切
部材の斜視図、第6図ないし第9図はその水切部材の取
付け動作説明図、第10図はその水切部材の取付け状態の
斜視図、第11図はその固定部材の取付け動作説明図、第
12図および第13図はその固定部材の斜視図および断面
図、第14図はその防水部材の取付け動作説明図、第15図
ないし第17図はその防水部材の斜視図,正面図,側面
図、第18図ないし第20図はその雨押え部材の斜視図,断
面図,正面図、第21図は従来からある集合住宅の正面
図、第22図は従来例の平面図、第23図はその軒先部分の
断面図である。 11…片流れ屋根、19…水切部材、23…水返し片、26…固
定部材、28…防水部材、33…雨押え部材、34…軒先化粧
カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】折板構造の片流れ屋根(11)と、 この片流れ屋根(11)の高位側軒先において上面凹条部
    を閉蓋し、凹条部嵌合部分の周辺に前記片流れ屋根の軒
    先端部が嵌合する溝部を形成して折返し部(21,22)を
    設け、上端に軒先に沿って延びる水返し片(23)を立設
    した水切部材(19)と、 前記片流れ屋根(11)の軒先より後退した位置において
    上面凹条部を仕切り、凹条部嵌合部分の周辺に凹条部内
    面に当接する当接片(30,31)を折曲形成し、上端に立
    上り片(32)を設けた防水部材(28)と、 前記水切部材(19)と前記防水部材(28)の間を覆って
    前記片流れ屋根(11)の上面に固定した屋根固定片(26
    a)と、この屋根固定片(26a)の前記防水部材(28)側
    の端縁に立設し前記防水部材(28)の立上り片(32)を
    固定した防水部材固定片(26b)と、この防水部材固定
    片(26b)の上端縁から軒先方向斜め上向きに傾斜配置
    したカバー固定片(26c)とからなる固定部材(26)
    と、 前記片流れ屋根(11)の上面に軒先に沿って延設し、前
    記カバー固定片(26c)に固定して前記防水部材(28)
    設置位置から反軒先方向斜め下向きに傾斜配置した雨押
    え部材(33)と、 前記カバー固定片(26c)に固定し、軒先を覆って設け
    た軒先化粧カバー(34)とを備えた軒先構造。
JP1989094511U 1989-08-10 1989-08-10 軒先構造 Expired - Lifetime JPH0725370Y2 (ja)

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JP1989094511U JPH0725370Y2 (ja) 1989-08-10 1989-08-10 軒先構造

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JPH0333121U JPH0333121U (ja) 1991-04-02
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