JP2880946B2 - 建物の軒先構造 - Google Patents

建物の軒先構造

Info

Publication number
JP2880946B2
JP2880946B2 JP8105458A JP10545896A JP2880946B2 JP 2880946 B2 JP2880946 B2 JP 2880946B2 JP 8105458 A JP8105458 A JP 8105458A JP 10545896 A JP10545896 A JP 10545896A JP 2880946 B2 JP2880946 B2 JP 2880946B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
wife
girder
eaves
eave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8105458A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09291666A (ja
Inventor
浩志 松澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National House Industrial Co Ltd filed Critical National House Industrial Co Ltd
Priority to JP8105458A priority Critical patent/JP2880946B2/ja
Publication of JPH09291666A publication Critical patent/JPH09291666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2880946B2 publication Critical patent/JP2880946B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根が陸屋根とな
った建物の軒先の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、折版屋根材が葺かれた陸屋根を
有する建物にあっては、陸屋根の桁側の軒先に沿って軒
樋が装着され、陸屋根の妻側の軒先には人工木、アルミ
ニウム等の化粧材を装着することにより仕上げられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
にあっては、桁側の軒先の外観と妻側の軒先の外観とが
異なり、外観に一体感がなくて外観が悪くなるという問
題があり、また桁側には軒樋を装着し、妻側には化粧材
を装着するために構成部材点数が多くなってコストが割
高になるという問題があり、また妻側の軒先は化粧材で
仕上げられているだけで雨水を受けることができないた
めに妻側の壁面が雨水で汚れるという問題がある。
【0004】また桁側と同様に軒樋を妻側にも取り付け
て外観を同じにしようとしても、桁側と妻側とで下地の
納まりが違うために、軒樋を吊り下げる吊り金具として
別々のものを用意しなければならなく、吊り金具を製造
する金型ロスを生じたり、積算や施工ミスにつながると
いう問題がある。本発明は叙述の点に鑑みてなされたも
のであって、陸屋根の桁側と妻側(全周)を同じ仕上げ
として外観を向上し、また桁側も妻側も同じ部材で施工
できるようにすること課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明建物の軒先の構造は、折版屋根材1が葺かれた
陸屋根2を有する建物において、上面が開口せる溝状の
樋部3を一体に有する軒化粧材4を陸屋根2の桁側及び
妻側の両方に配設し、桁側に位置する軒化粧材4を軒樋
として機能させるようにし、桁側の屋根梁5及び妻側の
屋根5梁に取り付け板6を取着し、この取り付け板6の
外面側に吊り金具7を取り付けると共に桁側の軒化粧材
4も妻側の軒化粧材4も同一形状の吊り金具7で吊り下
て成ることを特徴とする。この場合、陸屋根2の桁側
にも妻側にも同じ軒化粧材4が取り付けられることによ
り、陸屋根2の軒先の全周が同じ仕上げの外観となって
外観を向上でき、また同じ形状の軒化粧材4で桁側も妻
側も仕上げるために部品を統合すると共に施工性の向上
を図ることができる。また桁側の軒化粧材4は軒樋とし
て機能させて雨水を排水できる。また妻側の軒化粧材4
で陸屋根2の妻側の端部から落ちる雨水を受けることが
できて妻側の壁面の汚れを防止できると共に窓庇として
の役割を担わせることもできる。さらに軒化粧材4を桁
側に取り付ける場合も妻側に取り付ける場合も同じ形状
の吊り金具7で吊り下げることができて吊り金具7を同
一の金型で製造できて金型ロスをなくすことができると
共に積算や施工の安定化が図れる。
【0006】
【0007】
【発明の実施の形態】図1、図2に示すように外壁パネ
ル8はフレーム9の一方の片面に外装材10を貼ると共
にフレーム9の他方の片面に内装材11を貼って形成さ
れており、この外壁パネル8を建て込むことで外壁12
を組み立ててある。外壁12の上端上には断面エ字状の
屋根梁5を配置してある。屋根梁5の上方で建物の屋根
面には折版屋根材1を配置してあり、折版屋根材1を屋
根梁5にタイトフレーム14を介して取り付けてある。
この折版屋根材1で葺かれた陸屋根2は桁側の軒先では
外壁12の外装材10の外面より屋外側に短い出で突出
している。
【0008】桁側及び妻側の屋根梁5の外面側には断面
略逆L字状のアングルよりなる取り付け板6を配置して
あり、取り付け板6の上の横片6bを屋根梁5の上のフ
ランジに重ねてボルト・ナットよりなる固着具15にて
固着してある。桁側の屋根梁5の屋外側には桁側屋根幕
板16を配置してあり、桁側屋根幕板16を取り付け板
6の縦片6aに固定してある。桁側屋根幕板16の下部
には外方に突出する凸曲部17を設けてあり、桁側屋根
幕板16の下端はビス止めしてからコーキング材18を
介して外壁パネル8の上端に固定してある。桁側屋根幕
板16の上端には水切り板39を取り付けてある。桁側
屋根幕板16の上方で折版屋根材1に開口を閉塞する面
戸19を取り付けてあり、面戸19から下方に連出片1
9aを連出してあり、連出片19aと水切り板39との
間に軒側換気口20を設けてある。妻側の屋根梁5の屋
外側には妻側屋根幕板21を配置してあり、妻側屋根幕
板21を取り付け板6の縦片6bに固定してある。妻側
屋根幕板21の下部には外方に突出する凸曲部17を設
けてあり、妻側屋根幕板21の下端はビス止めしてから
コーキング材18を介して外壁パネル8の上端に固定し
てある。妻側屋根幕板21の上部は上方に長く突出して
おり、妻側屋根幕板21の上端から水平に連出された被
覆片22を折版屋根材1の妻側の端部に重ねて取り付け
てある。
【0009】軒化粧材4は底面の底壁4aと屋内側の後
壁4bと屋外側の前壁4cとで形成されるものであっ
て、後壁4bより前壁4cを十分に高くしてある。この
軒化粧材4の底壁4aと後壁4bと前壁4cとで囲まれ
る部分が上面を開口せる溝形の樋部3となっている。後
壁4bは略垂直に立設されており、後壁4bの上端には
後部耳部23を一体に設けてある。前壁4cの下部には
水切り用の屈曲部24を設けてあり、屈曲部24から上
方に向けて上方程外方に突出するように彎曲した立ち上
がり片25を連出してあり、立ち上がり片25の上端よ
り後方に向けて斜め下方に下がる後方突出部26を連出
してあり、後方突出部26の端部に前部耳部27を設け
てある。このように構成せる軒化粧材4は建物の陸屋根
2の四周に配置されるものであって、桁側屋根幕板16
及び妻側屋根幕板21に沿ってこれらの屋外側に配置さ
れている。そして軒化粧材4は後述するように吊り金具
7にて陸屋根2に装着してある。
【0010】吊り金具7は第1部材7aと第2部材7b
とで構成されており、第1部材7aと第2部材7bを重
ねた部分を連結ねじ具29にて位置調整自在に連結して
ある。第1部材7aの前側には耳支持片30を設けてあ
り、耳支持片30の上には耳押さえ片31を設けてあ
り、第1部材7bの後端には下方に垂直に突出する取り
付け片32を設けてある。第2部材7bの前端には斜め
下方に突出する突片33を設けてあり、第2部材7bの
後端には耳嵌合部34を設けてある。桁側屋根幕板16
及び妻側屋根幕板21には支持金物35を配置してあ
り、支持金物35を桁側屋根幕板16や妻側屋根幕板2
1を介して取り付け板6の縦片6aに取り付けてある。
桁側屋根幕板16や妻側屋根幕板21の屋外側には吊り
金具7が適当な間隔を隔てて配置されており、吊り金具
7の取り付け片32を支持金物35に取着してある。こ
のように陸屋根2の桁側でも妻側でも同じ吊り金具7が
取着され、この吊り金具7に桁側及び妻側の軒化粧材4
が取り付けられる。軒化粧材4を吊り金具7に吊る場
合、軒化粧材4の後部耳部23を耳嵌合部35に嵌合
し、軒化粧材4の前部耳部27を耳支持部30と耳押さ
え片31との間に挟持する。このようにして陸屋根2の
桁側にも妻側にも軒化粧材4が取り付けられ、桁側も妻
側も同じ外観に仕上げられる。また桁側の軒化粧材4の
樋部3は軒樋の機能を持たせられ、陸屋根2からの雨水
を受けるようにされる。また桁側の軒化粧材4の樋部3
の下方には垂直方向に縦樋40を配置してあり、縦樋4
の上端を樋部3に接続してあり、樋部3に溜まった雨水
を縦樋40から排水するようになっている。また上記の
ように軒化粧材4を取り付けるとき長手方向に隣り合う
軒化粧材4は図3に示すように軒化粧材4と同じ断面形
状の直線状継手37で接続され、コーナー部で隣り合う
軒化粧材4は軒化粧材4と同じ断面形状の平面視L字状
のコーナー継手38で接続される。
【0011】なお、軒化粧材4は図示した形状に限定さ
れず、断面略半円状等の形状でもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明は叙述のように上面が開口せる溝
状の樋部を一体に有する軒化粧材を陸屋根の桁側及び妻
側の両方に配設し、桁側に位置する軒化粧材を軒樋とし
て機能させるようにしているので、陸屋根の桁側にも妻
側にも同じ軒化粧材を取り付けられて陸屋根の軒先の全
周が同じ仕上げの外観となって外観を向上できるもので
あり、しかも同じ形状の軒化粧材で桁側も妻側も仕上げ
るために部品を統合すると共に施工性の向上を図ること
ができるものであり、また桁側の軒化粧材を軒樋として
機能させて雨水を排水できるものであり、さらに妻側の
軒化粧材で陸屋根の妻側の端部から落ちる雨水を受ける
ことができて妻側の壁面の汚れを防止できると共に窓庇
としての役割を担わせることもできるものである。さら
に、桁側の屋根梁及び妻側の屋根梁に取り付け板を取着
し、この取り付け板の外面側に吊り金具を取り付けると
共に桁側の軒化粧材も妻側の軒化粧材も同一形状の吊り
金具で吊り下げているので、軒化粧材を桁側に取り付け
る場合も妻側に取り付ける場合も同じ形状の吊り金具で
吊り下げることができて吊り金具を同一の金型で製造で
きて金型ロスをなくすことができると共に積算や施工の
安定化が図れるものである。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の桁側部分の断面図
である。
【図2】同上の妻側部分の断面図である。
【図3】同上の軒化粧材と、直線状継手と、コーナー継
手と吊り金具を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 折版屋根材 2 陸屋根 3 樋部 4 軒化粧材 5 屋根梁 6 取り付け板 6a 縦片 7 吊り金具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折版屋根材が葺かれた陸屋根を有する建
    物において、上面が開口せる溝状の樋部を一体に有する
    軒化粧材を陸屋根の桁側及び妻側の両方に配設し、桁側
    に位置する軒化粧材を軒樋として機能させるようにし
    桁側の屋根梁及び妻側の屋根梁に取り付け板を取着し、
    この取り付け板の外面側に吊り金具を取り付けると共に
    桁側の軒化粧材も妻側の軒化粧材も同一形状の吊り金具
    で吊り下げて成ることを特徴とする建物の軒先構造。
JP8105458A 1996-04-25 1996-04-25 建物の軒先構造 Expired - Lifetime JP2880946B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8105458A JP2880946B2 (ja) 1996-04-25 1996-04-25 建物の軒先構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8105458A JP2880946B2 (ja) 1996-04-25 1996-04-25 建物の軒先構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09291666A JPH09291666A (ja) 1997-11-11
JP2880946B2 true JP2880946B2 (ja) 1999-04-12

Family

ID=14408147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8105458A Expired - Lifetime JP2880946B2 (ja) 1996-04-25 1996-04-25 建物の軒先構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2880946B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015010324A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 パナホーム株式会社 住宅

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5715842U (ja) * 1980-07-01 1982-01-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09291666A (ja) 1997-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2880946B2 (ja) 建物の軒先構造
JP2787002B2 (ja) 軒先構造
JPH0543145Y2 (ja)
JPH0528246Y2 (ja)
JP3182410B2 (ja) 屋根端部の化粧構造及び化粧材の取付金具
JPS6032281Y2 (ja) 屋根コ−ナ部構造
JP2642887B2 (ja) 軒先構造
JPH0111907Y2 (ja)
JPS6334008Y2 (ja)
JPH0725370Y2 (ja) 軒先構造
JPH0581428U (ja) 屋根の軒先化粧構造
JPH0712519Y2 (ja) 建物の鼻隠し
JPH06288031A (ja)
JPH0119021B2 (ja)
JPH0637148Y2 (ja) 湾曲形材
JPS6317809Y2 (ja)
JPH0532567Y2 (ja)
JP2502464Y2 (ja) 軒先部の構造
JPS5940550Y2 (ja) 出窓用軒先構造
JPH0978741A (ja)
JP3260175B2 (ja) 軒先部の飾り桝装置
JP3399359B2 (ja) 呼び樋の取り付け構造
JPH0512527U (ja) 組立家屋の樋構造
JPH11229512A (ja) 壁際水切板の取付構造
JPH09291660A (ja) 軒先構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990112