JPH0978741A - 庇 - Google Patents
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- JPH0978741A JPH0978741A JP23628095A JP23628095A JPH0978741A JP H0978741 A JPH0978741 A JP H0978741A JP 23628095 A JP23628095 A JP 23628095A JP 23628095 A JP23628095 A JP 23628095A JP H0978741 A JPH0978741 A JP H0978741A
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- JP
- Japan
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- eaves
- main body
- building
- gutter
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 出窓の形成の有無に関係なく、一個の屋根部
材で形成することができて部品点数を少なくすることが
できて、現場施工において防水処理が容易な庇を提供す
る。 【解決手段】 建物の出入口の上部に位置して外方に向
かって突出する庇(40)であって、建物に固定される庇本
体(10)を備え、その庇本体(10)は、その下に雨水が浸入
することを抑えるために庇本体(10)の上面に位置して傾
斜面を有する屋根部材(30)と、前記庇本体(10)の上に連
続して取り付ける出窓(50)とのいずれか一方を選択して
庇本体(10)の上面に取り付け可能に形成していることを
特徴とする。
材で形成することができて部品点数を少なくすることが
できて、現場施工において防水処理が容易な庇を提供す
る。 【解決手段】 建物の出入口の上部に位置して外方に向
かって突出する庇(40)であって、建物に固定される庇本
体(10)を備え、その庇本体(10)は、その下に雨水が浸入
することを抑えるために庇本体(10)の上面に位置して傾
斜面を有する屋根部材(30)と、前記庇本体(10)の上に連
続して取り付ける出窓(50)とのいずれか一方を選択して
庇本体(10)の上面に取り付け可能に形成していることを
特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は庇、更に詳しく
は、庇として使用することができるとともに庇の上面に
出窓を連続して形成可能なものに関するものである。
は、庇として使用することができるとともに庇の上面に
出窓を連続して形成可能なものに関するものである。
【0002】
【先行技術】図5は、従来の庇の外観斜視図を示すもの
である。従来の庇の上に出窓を形成する場合には、図5
に示すように、玄関150の屋根に形成した庇120とその上
に位置する出窓130とは、連続して形成することなく、
それぞれ別個独立に形成されていた。そして、庇120の
上面には雨水が庇120の内部に入らないように一方向に
向かって流下するように傾斜した傾斜面を有する屋根部
材121が形成されていた。また、出窓130の上面にも、同
様に雨水が一方に向かって流下するように傾斜した傾斜
面を有する屋根部材131が形成されていた。そして、庇1
20と出窓130との間の建物の外壁表面には、幕板140が形
成されていた。
である。従来の庇の上に出窓を形成する場合には、図5
に示すように、玄関150の屋根に形成した庇120とその上
に位置する出窓130とは、連続して形成することなく、
それぞれ別個独立に形成されていた。そして、庇120の
上面には雨水が庇120の内部に入らないように一方向に
向かって流下するように傾斜した傾斜面を有する屋根部
材121が形成されていた。また、出窓130の上面にも、同
様に雨水が一方に向かって流下するように傾斜した傾斜
面を有する屋根部材131が形成されていた。そして、庇1
20と出窓130との間の建物の外壁表面には、幕板140が形
成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の庇120において、その上に出窓130を形成する場合には
庇120と出窓130との両方の上面に屋根部材121,131を形
成しなければならず、部品点数が多くなるという問題点
があった。また、屋根部材121,131のそれぞれにおいて
防水処理を施さなければならず、現場施工において大変
手間がかかるという問題点があった。
の庇120において、その上に出窓130を形成する場合には
庇120と出窓130との両方の上面に屋根部材121,131を形
成しなければならず、部品点数が多くなるという問題点
があった。また、屋根部材121,131のそれぞれにおいて
防水処理を施さなければならず、現場施工において大変
手間がかかるという問題点があった。
【0004】そこで、請求項1記載の発明は、上記した
従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、出窓の形成の有無に関係
なく、一個の屋根部材で形成することができて部品点数
を少なくすることができて、現場施工において防水処理
が容易な庇を提供しようとするものである。これに加え
て、請求項2記載の発明は、建物の外側から見えること
なく樋を隠すことができて、外観を良好なものとするこ
とができる庇を提供しようとするものである。
従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、出窓の形成の有無に関係
なく、一個の屋根部材で形成することができて部品点数
を少なくすることができて、現場施工において防水処理
が容易な庇を提供しようとするものである。これに加え
て、請求項2記載の発明は、建物の外側から見えること
なく樋を隠すことができて、外観を良好なものとするこ
とができる庇を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、建物の出入口の上部に位置して外方に向かって突出
する庇(40)であって、建物に固定される庇本体(10)を備
え、その庇本体(10)は、その下に雨水が浸入することを
抑えるために庇本体(10)の上面に位置して傾斜面を有す
る屋根部材(30)と、前記庇本体(10)の上に連続して取り
付ける出窓(50)とのいずれか一方を選択して庇本体(10)
の上面に取り付け可能に形成していることを特徴とす
る。
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、建物の出入口の上部に位置して外方に向かって突出
する庇(40)であって、建物に固定される庇本体(10)を備
え、その庇本体(10)は、その下に雨水が浸入することを
抑えるために庇本体(10)の上面に位置して傾斜面を有す
る屋根部材(30)と、前記庇本体(10)の上に連続して取り
付ける出窓(50)とのいずれか一方を選択して庇本体(10)
の上面に取り付け可能に形成していることを特徴とす
る。
【0006】庇本体(10)の上に出窓(50)を取り付けずに
屋根部材(30)のみを取り付ける場合、あるいは庇本体(1
0)の上に連続して出窓(50)を取り付ける場合のいずれの
場合においても、共通の庇本体(10)を使用することがで
きるとともに、両方の場合において、一個の屋根部材(3
0)の使用で済む。これにより、庇(40)と出窓(50)とを別
個独立に形成してそれぞれに屋根部材(30)を形成する場
合と比較すると、部品点数を減少することができる。ま
た、屋根部材(30)が出窓(50)の形成の有無に拘わらず、
一個の使用となるため、屋根部材(30)とサイディング(4
7)との防水処理が容易となり、現場での施工を容易なも
のとする。
屋根部材(30)のみを取り付ける場合、あるいは庇本体(1
0)の上に連続して出窓(50)を取り付ける場合のいずれの
場合においても、共通の庇本体(10)を使用することがで
きるとともに、両方の場合において、一個の屋根部材(3
0)の使用で済む。これにより、庇(40)と出窓(50)とを別
個独立に形成してそれぞれに屋根部材(30)を形成する場
合と比較すると、部品点数を減少することができる。ま
た、屋根部材(30)が出窓(50)の形成の有無に拘わらず、
一個の使用となるため、屋根部材(30)とサイディング(4
7)との防水処理が容易となり、現場での施工を容易なも
のとする。
【0007】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の特徴点に加え、屋根部材(30)は、庇本体(10)の上
面を覆う屋根面材(31)と、その屋根面材(31)の一端に位
置して屋根面材(31)の上面を流れる雨水を排除する樋(3
3)とを備え、庇本体(10)は、その反建物側の前面を覆う
幕板(48)を備え、前記樋(33)は、建物の外側から見えな
いようするために前記幕板(48)の建物側に位置している
ことを特徴とする。
記載の特徴点に加え、屋根部材(30)は、庇本体(10)の上
面を覆う屋根面材(31)と、その屋根面材(31)の一端に位
置して屋根面材(31)の上面を流れる雨水を排除する樋(3
3)とを備え、庇本体(10)は、その反建物側の前面を覆う
幕板(48)を備え、前記樋(33)は、建物の外側から見えな
いようするために前記幕板(48)の建物側に位置している
ことを特徴とする。
【0008】ここで、樋(33)は、幕板(46)の建物側に位
置しているため、建物の外側から見て樋(33)を隠すこと
ができる。これにより、庇(40)周囲の建物の表面外観を
すっきりしたものとすることができて、良好な外観を得
ることができる。そして、庇(40)の上面に降り注いだ雨
水は、屋根面材(31)の上面を流れ落ちて、屋根面材(31)
の一端に位置する樋(33)に集まる。そして、集束した雨
水は、樋(33)に沿って、その内部を流れ落ちる。これに
より、庇(40)の上面に降り注いだ雨水が庇(40)の端部か
ら随時、水滴となって垂れ落ちることがなく、地面に落
下した水滴が飛散して建物の表面を汚すことを抑えるこ
とができる。
置しているため、建物の外側から見て樋(33)を隠すこと
ができる。これにより、庇(40)周囲の建物の表面外観を
すっきりしたものとすることができて、良好な外観を得
ることができる。そして、庇(40)の上面に降り注いだ雨
水は、屋根面材(31)の上面を流れ落ちて、屋根面材(31)
の一端に位置する樋(33)に集まる。そして、集束した雨
水は、樋(33)に沿って、その内部を流れ落ちる。これに
より、庇(40)の上面に降り注いだ雨水が庇(40)の端部か
ら随時、水滴となって垂れ落ちることがなく、地面に落
下した水滴が飛散して建物の表面を汚すことを抑えるこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて、更に詳しく説明する。図1,2は、本発明
の第1の実施の形態を示すものであって、図1は玄関庇
の組立外観斜視図、図2は玄関庇の縦断面図をそれぞれ
示すものである。まず、本実施の形態の構成について説
明する。
に基づいて、更に詳しく説明する。図1,2は、本発明
の第1の実施の形態を示すものであって、図1は玄関庇
の組立外観斜視図、図2は玄関庇の縦断面図をそれぞれ
示すものである。まず、本実施の形態の構成について説
明する。
【0010】図1に示すように、玄関は、建物の外壁表
面から内部に凹状の凹んだ位置に玄関ドア枠63が組み込
まれ、玄関の屋根の部分に庇40が形成されている。そし
て、建物の外壁が玄関の内部に入り込む角部には、その
角部を覆う玄関コーナー化粧柱44が取り付けられてい
る。また、建物の外壁表面には、建物の外壁の外観デザ
イン上のアクセントとして使用したり、建物の外壁の上
下の色の切り替えをするために使用される幕板48が外壁
表面に沿って水平方向に形成されている。
面から内部に凹状の凹んだ位置に玄関ドア枠63が組み込
まれ、玄関の屋根の部分に庇40が形成されている。そし
て、建物の外壁が玄関の内部に入り込む角部には、その
角部を覆う玄関コーナー化粧柱44が取り付けられてい
る。また、建物の外壁表面には、建物の外壁の外観デザ
イン上のアクセントとして使用したり、建物の外壁の上
下の色の切り替えをするために使用される幕板48が外壁
表面に沿って水平方向に形成されている。
【0011】本実施の形態に係る庇40は、建物の玄関出
入口の上部に位置して建物の外方に向かって突出するも
のであって、建物の玄関上部に固定される全体形状が略
箱状の庇本体10と、庇40の下に雨水が浸入することを抑
えるために庇本体10の上面に位置して傾斜面を有する屋
根部材30とを備えている。その庇本体10は、庇40を建物
に固定するために庇本体10の建物側に位置して庇本体10
を建物の壁パネル61に固定する固定手段11と、庇本体10
の両側面に沿って建物の外側に突出する四角筒状の玄関
化粧梁41と、庇本体10の反建物側の前面を覆う庇正面幕
板46とを備えている。
入口の上部に位置して建物の外方に向かって突出するも
のであって、建物の玄関上部に固定される全体形状が略
箱状の庇本体10と、庇40の下に雨水が浸入することを抑
えるために庇本体10の上面に位置して傾斜面を有する屋
根部材30とを備えている。その庇本体10は、庇40を建物
に固定するために庇本体10の建物側に位置して庇本体10
を建物の壁パネル61に固定する固定手段11と、庇本体10
の両側面に沿って建物の外側に突出する四角筒状の玄関
化粧梁41と、庇本体10の反建物側の前面を覆う庇正面幕
板46とを備えている。
【0012】なお、この庇本体10は、屋根部材30の代わ
りに庇本体10の上に連続して取り付ける出窓50を取り付
けることも可能であって、屋根部材30と出窓50とのいず
れか一方を任意に選択して庇本体10の上面に取付可能に
形成されているものである。前記屋根部材30は、庇本体
10の上面を覆う薄板状の屋根面材31と、その屋根面材31
の建物の外側端部に位置して屋根面材31の上面を流れる
雨水を排除する樋33とを備えている。
りに庇本体10の上に連続して取り付ける出窓50を取り付
けることも可能であって、屋根部材30と出窓50とのいず
れか一方を任意に選択して庇本体10の上面に取付可能に
形成されているものである。前記屋根部材30は、庇本体
10の上面を覆う薄板状の屋根面材31と、その屋根面材31
の建物の外側端部に位置して屋根面材31の上面を流れる
雨水を排除する樋33とを備えている。
【0013】前記屋根面材31は、庇本体10の上面の建物
側に位置して、雨水を建物の外側に向かって流すために
建物側から反建物側に向かって下り傾斜となるように僅
かに傾斜した状態で取り付けられている。この屋根面材
31の下には木質からなる平板状の調整材32が形成されて
おり、外部からの力が加わっても変形しないように屋根
面材31の剛性を高めてある。
側に位置して、雨水を建物の外側に向かって流すために
建物側から反建物側に向かって下り傾斜となるように僅
かに傾斜した状態で取り付けられている。この屋根面材
31の下には木質からなる平板状の調整材32が形成されて
おり、外部からの力が加わっても変形しないように屋根
面材31の剛性を高めてある。
【0014】前記樋33は、屋根面材31の上面において反
建物側に向かって流れ落ちる雨水を集めるために庇本体
10の反建物側の端部に庇40の長手方向に沿って形成され
る縦断面形状がコ字状のコ字状樋71を備えている。この
コ字状樋71は、庇40の長手方向の中央部が最も低くなる
ように傾斜をつけて形成されている。そのコ字状樋71の
中央部の下面には表裏に貫通して雨水を下方に向かって
流下させるために外観形状が円形皿状であって、中央下
面に孔を有するドレン72が形成されている。そして、ド
レン72の下部には内部を流れる水の方向を縦方向から横
方向に変えるエルボ継手樋73が取り付けられている。こ
のエルボ継手樋73には庇40の端部方向に延びる横樋76が
取り付けられている。そして、庇40の端部において横樋
76から建物側に向かって雨水が流れる方向を変えるエル
ボ継手樋74が取付られ、そのエルボ継手樋74には建物側
に向かって延びる横樋77が取り付けられている。そし
て、この横樋77の先端には雨水が流れる方向を横方向か
ら縦方向に変えるエルボ継手樋75が取り付けられ、この
エルボ継手樋75から下方に向かって縦樋78が延設されて
いる。
建物側に向かって流れ落ちる雨水を集めるために庇本体
10の反建物側の端部に庇40の長手方向に沿って形成され
る縦断面形状がコ字状のコ字状樋71を備えている。この
コ字状樋71は、庇40の長手方向の中央部が最も低くなる
ように傾斜をつけて形成されている。そのコ字状樋71の
中央部の下面には表裏に貫通して雨水を下方に向かって
流下させるために外観形状が円形皿状であって、中央下
面に孔を有するドレン72が形成されている。そして、ド
レン72の下部には内部を流れる水の方向を縦方向から横
方向に変えるエルボ継手樋73が取り付けられている。こ
のエルボ継手樋73には庇40の端部方向に延びる横樋76が
取り付けられている。そして、庇40の端部において横樋
76から建物側に向かって雨水が流れる方向を変えるエル
ボ継手樋74が取付られ、そのエルボ継手樋74には建物側
に向かって延びる横樋77が取り付けられている。そし
て、この横樋77の先端には雨水が流れる方向を横方向か
ら縦方向に変えるエルボ継手樋75が取り付けられ、この
エルボ継手樋75から下方に向かって縦樋78が延設されて
いる。
【0015】そして、前記樋33は、建物の外側から見え
ないようするために庇正面幕板46の建物側に位置してい
る。すなわち、樋33のうちコ字状樋71、ドレン72、エル
ボ継手樋73,74,75及び横樋76,77は、庇正面幕板46の建
物側であって庇本体10の箱状内部に形成されている。従
って、建物の外側から見て庇正面幕板46及び庇本体10に
覆われて樋33が見えないように形成されている。さら
に、縦樋78は玄関コーナー化粧柱44の内部を通って地面
にまで延設され、外部から縦樋78が目立たないよう形成
されている。もちろん、縦樋78は玄関コーナー化粧柱44
の内部を通さずに、玄関コーナー化粧柱44に沿って建物
外壁に露出した状態で地面まで延設しても良い。
ないようするために庇正面幕板46の建物側に位置してい
る。すなわち、樋33のうちコ字状樋71、ドレン72、エル
ボ継手樋73,74,75及び横樋76,77は、庇正面幕板46の建
物側であって庇本体10の箱状内部に形成されている。従
って、建物の外側から見て庇正面幕板46及び庇本体10に
覆われて樋33が見えないように形成されている。さら
に、縦樋78は玄関コーナー化粧柱44の内部を通って地面
にまで延設され、外部から縦樋78が目立たないよう形成
されている。もちろん、縦樋78は玄関コーナー化粧柱44
の内部を通さずに、玄関コーナー化粧柱44に沿って建物
外壁に露出した状態で地面まで延設しても良い。
【0016】前記固定手段11は、壁パネル61の表裏に貫
通する固定ボルト12により壁パネル61の室外側に固定さ
れる縦断面形状がクランク状の支持片13と、庇本体10の
建物側に形成され、前記支持片13に引っかけられること
により庇本体10を壁パネル61に固定する引っかけ片14
と、その引っかけ片14を壁パネル61に固定する固定ねじ
15とを備えている。
通する固定ボルト12により壁パネル61の室外側に固定さ
れる縦断面形状がクランク状の支持片13と、庇本体10の
建物側に形成され、前記支持片13に引っかけられること
により庇本体10を壁パネル61に固定する引っかけ片14
と、その引っかけ片14を壁パネル61に固定する固定ねじ
15とを備えている。
【0017】前記玄関化粧梁41は、その先端部が庇40の
前面よりも建物の外側に突出しており、その突出した先
端部には方形平板状の玄関化粧梁キャップ42が被さって
いる。また、建物外壁表面から凹状に凹んだ部分におい
ても、外壁周囲の表面に形成された幕板48が連続して形
成されるように玄関部幕板45が形成されている。そし
て、玄関部幕板45、庇正面幕板46及び玄関化粧梁キャッ
プ42の表面には図示しないが外壁周囲の幕板48の表面に
形成された凹凸溝が同様に形成されるともに、材質及び
色合いも同様のものを使用して調和のとれた外観となる
ように形成されている。
前面よりも建物の外側に突出しており、その突出した先
端部には方形平板状の玄関化粧梁キャップ42が被さって
いる。また、建物外壁表面から凹状に凹んだ部分におい
ても、外壁周囲の表面に形成された幕板48が連続して形
成されるように玄関部幕板45が形成されている。そし
て、玄関部幕板45、庇正面幕板46及び玄関化粧梁キャッ
プ42の表面には図示しないが外壁周囲の幕板48の表面に
形成された凹凸溝が同様に形成されるともに、材質及び
色合いも同様のものを使用して調和のとれた外観となる
ように形成されている。
【0018】次に、本実施の形態の作用及び効果につい
て説明する。ここで、樋33は、庇正面幕板46の建物側に
位置しているため、建物の外側から見て樋33を隠すこと
ができる。これにより、庇40周囲の建物の表面外観をす
っきりしたものとすることができて、良好な建物外観を
得ることができる。そして、庇40の上面に降り注いだ雨
水は、屋根面材31の上面を庇正面幕板46側に向かって流
れ落ちて、屋根面材31の庇正面幕板46側に位置するコ字
状樋71の内部に流れ落ちる。そして、コ字状樋71の内部
の雨水は、コ字状樋71の最も低い位置にある中央部のド
レン72から下方に流れ落ち、エルボ継手樋73、横樋76、
エルボ継手樋74、横樋77、エルボ継手樋75、縦樋78の順
にこれらの内部に沿って流れ落ちる。これにより、庇40
の上面に降り注いだ雨水が庇40の端部から随時、水滴と
なって地面に落下することがなく、地面に落下した水滴
が飛散して建物の表面を汚すことを抑えることができ
る。
て説明する。ここで、樋33は、庇正面幕板46の建物側に
位置しているため、建物の外側から見て樋33を隠すこと
ができる。これにより、庇40周囲の建物の表面外観をす
っきりしたものとすることができて、良好な建物外観を
得ることができる。そして、庇40の上面に降り注いだ雨
水は、屋根面材31の上面を庇正面幕板46側に向かって流
れ落ちて、屋根面材31の庇正面幕板46側に位置するコ字
状樋71の内部に流れ落ちる。そして、コ字状樋71の内部
の雨水は、コ字状樋71の最も低い位置にある中央部のド
レン72から下方に流れ落ち、エルボ継手樋73、横樋76、
エルボ継手樋74、横樋77、エルボ継手樋75、縦樋78の順
にこれらの内部に沿って流れ落ちる。これにより、庇40
の上面に降り注いだ雨水が庇40の端部から随時、水滴と
なって地面に落下することがなく、地面に落下した水滴
が飛散して建物の表面を汚すことを抑えることができ
る。
【0019】次に、本発明に係る第2の実施の形態につ
いて説明する。図3,4は本発明の第2の実施の形態を
示すものであって、図3は玄関庇の組立外観斜視図、図
4は玄関庇の縦断面図をそれぞれ示すものである。第1
の実施の形態において、庇本体10は、その上面に屋根面
材31及び樋33からなる屋根部材30を形成していたが、本
実施の形態では、その屋根部材30を形成する代わりに、
庇本体10の上に連続して形成される全体形状が箱状の出
窓50を取り付けたものである。
いて説明する。図3,4は本発明の第2の実施の形態を
示すものであって、図3は玄関庇の組立外観斜視図、図
4は玄関庇の縦断面図をそれぞれ示すものである。第1
の実施の形態において、庇本体10は、その上面に屋根面
材31及び樋33からなる屋根部材30を形成していたが、本
実施の形態では、その屋根部材30を形成する代わりに、
庇本体10の上に連続して形成される全体形状が箱状の出
窓50を取り付けたものである。
【0020】前記出窓50は、庇本体10の長手方向の両端
に沿って立設するとともに建物の外壁から室外側に向か
って突出する出窓側面壁パネル65と、その出窓側面壁パ
ネル65の反建物側の先端部同士間を連結するとともに庇
本体10の前面の上に位置する出窓正面壁パネル64と、そ
の出窓正面壁パネル64及び出窓側面壁パネル65の上部に
位置して出窓50のアルミサッシが組み込まれる出窓サッ
シ部62とを備えている。なお、庇本体10の上には、床パ
ネル60が出窓50の前面近傍まで延設されている。
に沿って立設するとともに建物の外壁から室外側に向か
って突出する出窓側面壁パネル65と、その出窓側面壁パ
ネル65の反建物側の先端部同士間を連結するとともに庇
本体10の前面の上に位置する出窓正面壁パネル64と、そ
の出窓正面壁パネル64及び出窓側面壁パネル65の上部に
位置して出窓50のアルミサッシが組み込まれる出窓サッ
シ部62とを備えている。なお、庇本体10の上には、床パ
ネル60が出窓50の前面近傍まで延設されている。
【0021】その他の構成は第1の実施の形態とほぼ同
様であって、同様の部品には同一の部品番号を付与して
説明を省略する。なお、出窓50の上部には、図3の二点
鎖線で示す位置に第1の実施の形態とほぼ同様の屋根面
材31及び樋33からなる屋根部材30を形成するものであ
る。そして、樋33は第1の実施の形態とほぼ同様に地面
にまで延設されている。もちろん、出窓50の上部に形成
される屋根部材30の形態は、第1の実施の形態で説明し
た屋根部材30の形状に限定されることはなく、樋33を有
していない斜面のみからなる屋根面材だけで形成される
ものであっても良い。
様であって、同様の部品には同一の部品番号を付与して
説明を省略する。なお、出窓50の上部には、図3の二点
鎖線で示す位置に第1の実施の形態とほぼ同様の屋根面
材31及び樋33からなる屋根部材30を形成するものであ
る。そして、樋33は第1の実施の形態とほぼ同様に地面
にまで延設されている。もちろん、出窓50の上部に形成
される屋根部材30の形態は、第1の実施の形態で説明し
た屋根部材30の形状に限定されることはなく、樋33を有
していない斜面のみからなる屋根面材だけで形成される
ものであっても良い。
【0022】本実施の形態に係る庇40は、上述した第1
の実施の形態のように、庇本体10の上に出窓50を取り付
けずに屋根部材30のみを取り付ける場合、あるいは第2
の実施の形態のように庇本体10の上に連続して出窓50を
取り付ける場合のいずれの場合においても、共通の箱状
からなる庇本体10を使用することができる。そして、両
方の場合において、一個の屋根部材30の使用で済む。こ
れにより、庇40と出窓50とを別個独立に形成してそれぞ
れに屋根部材30を形成する場合と比較すると、部品点数
を減少することができる。また、屋根部材30が出窓50の
形成の有無に拘わらず、一個の使用となるため、屋根部
材30とサイディング47との防水処理が容易となり、現場
での施工を容易なものにすることができる。
の実施の形態のように、庇本体10の上に出窓50を取り付
けずに屋根部材30のみを取り付ける場合、あるいは第2
の実施の形態のように庇本体10の上に連続して出窓50を
取り付ける場合のいずれの場合においても、共通の箱状
からなる庇本体10を使用することができる。そして、両
方の場合において、一個の屋根部材30の使用で済む。こ
れにより、庇40と出窓50とを別個独立に形成してそれぞ
れに屋根部材30を形成する場合と比較すると、部品点数
を減少することができる。また、屋根部材30が出窓50の
形成の有無に拘わらず、一個の使用となるため、屋根部
材30とサイディング47との防水処理が容易となり、現場
での施工を容易なものにすることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、出窓の形成の有無に関係なく、一
個の屋根部材で形成することができて部品点数を少なく
することができて、現場施工において防水処理が容易な
庇を提供することができる。
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、出窓の形成の有無に関係なく、一
個の屋根部材で形成することができて部品点数を少なく
することができて、現場施工において防水処理が容易な
庇を提供することができる。
【0024】請求項2記載の発明によれば、建物の外側
から見えることなく樋を隠すことができて、外観を良好
なものとすることができる庇を提供することができる。
から見えることなく樋を隠すことができて、外観を良好
なものとすることができる庇を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態であって、玄関庇を
示す組立外観斜視図である。
示す組立外観斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態であって、玄関庇を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態であって、玄関庇を
示す組立外観斜視図である。
示す組立外観斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態であって、玄関庇を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図5】従来の玄関庇を示す外観斜視図である。
10 庇本体 11 固定手段 12 固定ボルト 13 支持片 14 引っかけ片 15 固定ねじ 30 屋根部材 31 屋根面材 32 調整材 33 樋 40 庇 41 玄関化粧梁 42 玄関化粧梁キャップ 44 玄関コーナー化粧柱 45 玄関部幕板 46 庇正面幕板 47 サイディング 48 幕板 50 出窓 60 床パネル 61 壁パネル 62 出窓サッシ部 63 玄関ドア枠 64 出窓正面壁パネル 65 出窓側面壁パ
ネル 71 コ字状樋 72 ドレン 73,74,75 エルボ継手樋 76,77 横樋 78 縦樋 120 庇 121 屋根部材 130 出窓 131 屋根部材 140 幕板 150 玄関
ネル 71 コ字状樋 72 ドレン 73,74,75 エルボ継手樋 76,77 横樋 78 縦樋 120 庇 121 屋根部材 130 出窓 131 屋根部材 140 幕板 150 玄関
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 605 E04B 2/56 605E 633 633A 644 644F E06B 3/00 E06B 3/00 A
Claims (2)
- 【請求項1】 建物の出入口の上部に位置して外方に向
かって突出する庇であって、 建物に固定される庇本体を備え、 その庇本体は、その下に雨水が浸入することを抑えるた
めに庇本体の上面に位置して傾斜面を有する屋根部材
と、前記庇本体の上に連続して取り付ける出窓とのいず
れか一方を選択して庇本体の上面に取り付け可能に形成
していることを特徴とする庇。 - 【請求項2】 屋根部材は、庇本体の上面を覆う屋根面
材と、その屋根面材の一端に位置して屋根面材の上面を
流れる雨水を排除する樋とを備え、 庇本体は、その反建物側の前面を覆う幕板を備え、 前記樋は、建物の外側から見えないようするために前記
幕板の建物側に位置していることを特徴とする請求項1
記載の庇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23628095A JPH0978741A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 庇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23628095A JPH0978741A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 庇 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0978741A true JPH0978741A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=16998452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23628095A Pending JPH0978741A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 庇 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0978741A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014190013A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Misawa Homes Co Ltd | 玄関庇および玄関庇の取付構造 |
-
1995
- 1995-09-14 JP JP23628095A patent/JPH0978741A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014190013A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Misawa Homes Co Ltd | 玄関庇および玄関庇の取付構造 |
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