JPH0637148Y2 - 湾曲形材 - Google Patents

湾曲形材

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JPH0637148Y2
JPH0637148Y2 JP1984180964U JP18096484U JPH0637148Y2 JP H0637148 Y2 JPH0637148 Y2 JP H0637148Y2 JP 1984180964 U JP1984180964 U JP 1984180964U JP 18096484 U JP18096484 U JP 18096484U JP H0637148 Y2 JPH0637148 Y2 JP H0637148Y2
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rafter
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JP1984180964U
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JPS60120116U (ja
Inventor
治男 浜下
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三協アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、サンルーム、車庫、出窓などの各種建築物
において湾曲したコーナー部分を形成するのに用いる湾
曲形材に関するものである。
(従来技術) 上記のような各種建築物は、近年において軽金属等で成
形した形材が広く用いられており、これに伴って湾曲部
分などを形成するに際して形材の曲げ加工が行われてい
る。
しかしながら、形材の曲げ加工は、形材の断面形状を崩
さずに正しく加工を行わねばならないという制約上、小
さい曲げ半径で曲げることができないという不都合があ
った。
第1図は従来におけるサンルームの屋根を構成する垂木
1を説明する図であって、この垂木1は、前方部分を下
方向に湾曲させた屋根の屋根板を支持するのに用い、中
空状形材から成るもので屋根板受け部1aを上面に一体で
備えている。ところが、このような垂木1は、形材の寸
法、つまり垂木1の縦幅Hによって湾曲させる曲げ半径
Rが決定されてしまうため、垂木としての強度を損なう
ことのない寸法を有する形材でしかも断面を変形させず
に加工しようとすれば必然的に曲げ半径が大きなものに
限定される。したがって、小さい曲げ半径での曲げ加工
が困難であることに伴なってサンルームの正面部の高
さ、外壁部への取付高さ、および屋根の勾配やサンルー
ムの外観意匠等がおのずと制約されてしまうという問題
点があった。
(考案の目的) この考案は、このような従来の問題点に着目して成され
たもので、十分な強度を維持しうる寸法の形材を用いる
と共に、曲げ半径の小さい湾曲部分を形成することがで
き、しかも製作が容易である湾曲形材を提供することを
目的としている。
(考案の構成) この考案による湾曲形材の構成は、湾曲部と二つの取付
部とによって略扇形の側面形状を成すジョイント部材
と、前記各取付部に各々の端部を取付ける二本の形材と
を備えると共に、一方の形材の端部に、前記ジョイント
部材の両側面に添う一対の被い部を設け、ジョイント部
材の湾曲部と、これに連続する両形材の外面に添って通
し材を設けて成ることを特徴としている。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第2図〜第8図は、この考案の一実施例を説明する図で
あり、この実施例ではサンルームの垂木に湾曲形材を用
いた場合を例に挙げている。
すなわち、サンルーム2は、第2図および第3図に示す
ように、建物の外壁3から屋外側に突出した部屋となっ
ており、外壁3側から夫々一対で立設した内柱4、中柱
5、外柱6で支持してある。そして、前記外柱6の上端
間に鴨居7を架設すると共に、前記外柱6の下部間に前
記鴨居7と平行な敷居(図示しない)を架設し、前記鴨
居7と敷居によって上下が案内される引違い戸8を複数
枚設けて正面部分を構成している。
また、側面部分も中柱5と外柱6との間に二枚組の引違
い戸9を設け、この引違い戸9の上部、および中柱5と
内柱4との間に複数枚の透明板10a〜10dが嵌め殺しの状
態で設けてある。
なお、各引違い戸8,9にもガラス等から成る透明板が嵌
め込んである。
他方、このサンルーム2の屋根にあっては、内柱4の上
端間に架設した垂木掛け11に一端部を固定し、且つ鴨居
7の上面に他端部を固定した垂木12が一定の間隔で取付
けてあり、さらに、第4図〜第6図に示すように、前記
各垂木12の上面には通し材として後記する屋根板受け13
が固定してある。
また、屋根板14を取付けるにあたっては、前記屋根板受
け13に屋根板14の側縁部を載置し、屋根板受け13に対応
する屋根板押え15を上方から合わせ止めすることによっ
て前記屋根板14の側縁部を挟持している。
そして、上記の如く構成されたサンルーム2の屋根は、
その前方部分を下方向に湾曲し、湾曲部分から垂下した
ところの下端部を鴨居7の前面に設けた雨樋16内に入り
込ませた状態にしてある。
なお、垂木12および屋根板受け13等は、屋根の中間部に
設置するものと両端部に設置するもの(例えば妻垂木)
とで形状が異なることもある。
さらに、第4図および第5図中の符号17は、サンルーム
2の屋根を被う日除け18を屋根面から離して支持するた
めの支持部材であり、前記日除け18は、前記支持部材17
の上端を連ねて設置したレール19に沿って開閉すること
ができるようになっている。
垂木12は、第7図にも示すように、一方の形材である主
垂木20と、他方の形材である竪垂木21と、双方を連結す
るジョイント部材22と、屋根板受け13とで構成した湾曲
形材から成るものである。
なお、前記垂木12を通常の曲げ加工によって形成する場
合には、屋根板受け13を一体にして押出成形することが
可能であるが、小さな曲げ半径の曲げ加工には先に述べ
たような諸問題を避けることができないため、夫々を別
体成形することによって小さな曲げ半径の垂木12が得ら
れるようにしている。
前記ジョイント部材22は、平面状の二つの取付部22a,22
bと、湾曲部22cとによって略扇形の側面形状を成してお
り、一方の取付部22aに主垂木20の端部が嵌合する突出
片22dを有すると共に、他方の取付部22bに竪垂木21の上
端が嵌合する突出片22eを有している。
また、二つの取付部22a,22bが成す角度は、当該サンル
ーム2の屋根の傾斜角度に応じて決定してある。なお、
主垂木20の端部には、ジョイント部材22の側面形状に合
わせて切欠き形成され且つ前記ジョイント部材22の両側
面に添う一対の被い部20a,20bが設けてある。他方、竪
垂木21の上端は、水平に切断してあるだけである。
そして、前記垂木12は、主垂木20の一端部を垂木掛け11
に固定すると共に竪垂木21の下端部を鴨居7の上面に固
定し、且つ主垂木20の他端部と竪垂木21の上端部とをジ
ョイント部材22の各々の突出片22d,22eに嵌合すること
で設置され、前記主垂木20の被い部20a,20bによってジ
ョイント部材22が被い隠された状態になっている。
そしてさらに、上記の垂木12は、ジョイント部材22の湾
曲部22cと、これに連続する主垂木20および竪垂木21の
外面に添って、通し材である屋根板受け13が設けてあ
る。
前記屋根板受け13は、その内部の長手方向に形成した排
水溝13aと、屋根板押え15を合わせ止めする際のねじ螺
入溝を形成する突条部13bとを有しており、前記突条部1
3bをジョイント部材22の湾曲部22cに該当する部分だけ
切除することによって該屋根板受け13の曲げ加工が容易
に行えるようにしてある。
つまり、垂木12の外面に添って通し材である屋根板受け
13を設けた構成にすれば、前記被い部20a,20bとともに
ジョイント部材22を完全に被い隠した状態にし、各垂木
20,21とジョイント部材22との継目を隠蔽することがで
き、この継目からの浸水を防止することができる。
前記排水溝13aは、屋根板14の挟持部分から浸入した水
や屋根板14の屋内面に生じた結露水を雨樋16(第3図参
照)に排出するためのものである。
また、第8図(a)は、屋根板14を平板状の上部板14a
と、湾曲部分を有する下部板14bとに二分割したものを
説明する図であって、この場合には双方を連結するため
の連結部材23を用いている。
前記連結部材23は、押え材24と受け材25とを合わせて成
るものであり、上部板14aおよび下部板14bの縁部を上下
方向から挟着してねじ26によって固定するようになって
おり、端部は屋根板14の側縁部とともに屋根板受け13と
屋根板押え15との間に挟持される。そして、屋根の勾配
による受け材25の上位側縁25aは、第8図(b)にも示
すように、上部板14aの下面との間に隙間27を形成しう
るように短くしてあり、この上位側縁25aの内側には、
連結部材23の長手方向に沿って二本のガイド溝25b,25c
が形成してある。
上記の構成を備えた連結部材23を用いた場合、屋外面か
らの浸水は上部板14aの端面と受け材25との当接部28を
経て一方のガイド溝25bに入り、屋内面に生じた結露水
は勾配に従って流れると共に隙間27から他方のガイド溝
25cに入る。そして、これらの浸水および結露水は夫々
のガイド溝25b,25cに沿って流れたのち、連結部材23の
端部から屋根板受け13内の排水溝13aに流出し、さらに
前記排水溝13aを流れて雨樋16(第3図参照)に排出さ
れる。
なお、上記の連結部材23は、屋根板受け13と屋根板押え
15とで挟持される際に、前記屋根板受け13および屋根板
押え15に嵌着したタイト材29を押し潰した状態とするた
め、押え材24および受け材25の断面形状を台形にするこ
とによって前記タイト材29との密着性を高めるようにし
てある。
さらに、上記実施例にあっては、湾曲形材をサンルーム
の垂木に適用した場合を例示したが、その他出窓や車庫
等の各種建築物に使用することも当然可能である。
(考案の効果) 以上説明してきたように、この考案の湾曲形材によれ
ば、使用する形材の寸法および断面形状が制約されるこ
となく小さい曲げ半径による湾曲形材を得ることができ
るので、各種建築物への用途が広範囲となり、さらに、
製作が容易であって、十分な強度を確保することができ
ると共に、形材に設けた被い部や通し材によって、ジョ
イント部材や連結部分の継目を外部から被い隠すことが
できるので、継目からの浸水等の心配もなく、美観を高
めて商品性の向上を図ることができるなどの効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来における形材の曲げ加工を説明する側面
図、第2図〜第8図はこの考案の一実施例を示し、第2
図および第3図はこの考案の湾曲形材を垂木として用い
たサンルームの斜視説明図および上側部分の断面図、第
4図は第3図に示すサンルームの屋根における垂木部分
の正面断面図、第5図および第6図はサンルームの屋根
における妻垂木部分を説明する正面断面図および斜視
図、第7図は湾曲形材で構成された垂木の組立要領を説
明する分解斜視図、第8図(a)(b)は屋根板の連結
部材を説明する分解斜視図および断面説明図である。 12……垂木(湾曲形材)、 13……屋根板受け(通し材)、 20……主垂木(一方の形材)、 20a,20b……被い部、 21……竪垂木(他方の形材)、 22……ジョイント部材、 22a,22b……取付部、 22c……湾曲部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】湾曲部と二つの取付部とによって略扇形の
    側面形状を成すジョイント部材と、前記各取付部に各々
    の端部を取付ける二本の形材とを備えると共に、一方の
    形材の端部に、前記ジョイント部材の両側面に添う一対
    の被い部を設け、ジョイント部材の湾曲部と、これに連
    続する両形材の外面に添って通し材を設けて成ることを
    特徴とする湾曲形材。
JP1984180964U 1984-11-30 1984-11-30 湾曲形材 Expired - Lifetime JPH0637148Y2 (ja)

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JP1984180964U JPH0637148Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30 湾曲形材

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JP1984180964U JPH0637148Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30 湾曲形材

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JPS60120116U JPS60120116U (ja) 1985-08-14
JPH0637148Y2 true JPH0637148Y2 (ja) 1994-09-28

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JPS5897442A (ja) * 1981-12-03 1983-06-09 Toyo Ekusuteria Kk 建築用枠材

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