JP3232404B2 - サッシ窓の下枠 - Google Patents

サッシ窓の下枠

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JP3232404B2 JP09194897A JP9194897A JP3232404B2 JP 3232404 B2 JP3232404 B2 JP 3232404B2 JP 09194897 A JP09194897 A JP 09194897A JP 9194897 A JP9194897 A JP 9194897A JP 3232404 B2 JP3232404 B2 JP 3232404B2
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勇一 野崎
雪子 野口
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ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベランダ、バルコ
ニー、テラス、庭等への出入口に取付けられる引違い
窓、内動片引き窓等のサッシ窓の下枠に関する。
【0002】
【従来の技術】出入口に取付けられるサッシ窓の下枠
は、室内側が高く室外側が低い段差のある断面形状とし
て下枠に沿って雨水が室内に吹き込むことがないように
してある。
【0003】このために、出入口を車いすが通る時に車
輪が段差を乗り越えるので、車いすの出入りが大変面倒
となる。
【0004】このことを解消するために、バリアフリー
下枠と呼ばれる高低差の無い下枠が種々提案されてい
る。例えば、特開平8−303123公報に示すよう
に、室内側レールを有するアルミ製の下枠本体と、仕切
片と室外側レールを有するアルミ製のアタッチメントを
連結して室内側レールと仕切片と室外側レールを同一高
さとした下枠が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の下枠は下枠本
体、アタッチメントがアルミ製であるから、人が出入り
する時に踏みつけられたり、車いすの車輪が通ることに
よって室内側レール、仕切片、室外側レールが曲がった
り、アルマイト表面処理被膜が剥離して見栄えが悪くな
る。
【0006】そこで、本発明は前述の課題を解消できる
ようにしたサッシ窓の下枠を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステンレス板
を階段形状に折り曲げた下枠本体と、ステンレス板を折
り曲げてレールを有する障子走行ガイド部を備え、この
障子走行ガイド部を下枠本体の室外寄りに固着してレー
ルと下枠本体の室内寄り上部をほぼ同一高さとし、前記
障子走行ガイド部を、ステンレス板を折り曲げた第1縦
片、第2縦片、横片を有する複数のレールと、ステンレ
ス板を折り曲げたベース部材で形成し、ベース部材の上
面にレールの横片を固着すると共に、隣接する一方のレ
ールの第1縦片の下端面を他方のレールの横片の上面に
接したことを特徴とするサッシ窓の下枠である。
【0008】
【作 用】本発明によれば、下枠の上面が室内側と室外
側とで段差のないフラットとなる。これによって、車い
すの車輪が乗り越え易く、車いすが簡単に出入りできる
下枠となる。
【0009】また、下枠本体及び障子走行ガイド部はス
テンレス板を折り曲げたものであるから、強度が強い
し、傷がついたりし難い。これによって、下枠が人に踏
まれたり、車いすの車輪の乗り越えによって変形するこ
とがないし、傷ついたりすることがない。
【0010】また、複数のレールとベース部材とで障子
走行ガイド部としたから、複数のステンレス板をそれぞ
れ単独で折り曲げ加工して成形でき、その加工が容易と
なる。特にレールの横片に排水用穴を有する場合には、
その排水用穴を折り曲げとともに加工できるから、その
製作が容易で製作コストが安くなる。
【0011】また、隣接する一方のレールの第1縦片の
下端面と他方のレールの横片の上面が接しているので、
隣接するレールの接続部(目地)が見えずに見栄えが良
いし、強度が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示すように、サッシ枠1に
室内障子2と室外障子3が引き違いに装着されて引違い
窓を形成している。前記サッシ枠1は上枠4と下枠5と
左右の縦枠6,6で方形枠としてある。
【0013】前記下枠5は図2と図3に示すように、下
枠本体10と障子走行ガイド部20で形成してある。前
記下枠本体10は、ステンレス板を階段形状に折り曲げ
て室内側垂下片11、室内側横片12、第1下向片1
3、第1中間横片14、第2下向片15、第2中間横片
16、第3下向片17、室外側横片18、室外垂下片1
9を有する段面形状の長尺材としてある。
【0014】前記障子走行ガイド部20は、ステンレス
板を折り曲げた室内側レール21、中間レール22、室
外側レール23、ベース部材24を有している。室内側
レール21は折り曲げ重ね合わせて連続した第1縦片2
1aと第2縦片21b、この第2縦片21bの下端と連
続した横片21cでほぼL字状としてある。その横片2
1cが下枠本体10の第1横片14にスポット溶接等で
固着してある。
【0015】前記中間レール22は折り曲げ重ね合わせ
て連続した第1縦片22aと第2縦片22bと、この第
2縦片22bの下端と連続した横片22cでほぼL字状
としてある。第1縦片22aの下端面は横片22cの上
面と同一高さとしてある。
【0016】前記室外側レール23は折り曲げ重ね合わ
せて連続した第1・第2縦片23a,23bと、その第
1縦片23aの下端と連続した第1横片23cと、第2
縦片23bと下端と連続した第2横片23dでほぼ逆T
字状としてある。
【0017】前記ベース部材24は室内側取付縦片24
aと横片24bと縦片24cと室外側鉤形取付片24d
によってほぼ鉤形状としてある。ベース部材24の室内
側取付縦片24aが下枠本体10の第2下向片15にビ
ス25で固着され、室外側鉤形取付片24dが下枠本体
10の第3縦片17にビス26で固着されている。
【0018】前記中間レール22の横片22cがベース
部材24の横片24b室内寄りにスポット溶接等で固着
され、この横片22cの上面に室内側レール21の第1
縦片21aの下端面が接している。
【0019】前記室外側レール23の第1、第2横片2
3c,23dはベース部材24の横片24b室外側にス
ポット溶接等で固着され、第2横片23dの上面に中間
レール22の第1縦片22aの下端面が接している。第
1横片23cにステンレス板を折り曲げた網戸レール2
7の横片27aがスポット溶接等で固着してある。
【0020】前記下枠本体10の室内側横片12、室内
側レール21、中間レール22、室外側レール23、網
戸レール27はほぼ同一高さとしてある。
【0021】前記下枠本体10の長手方向両端部にはス
テンレス板をコ字状に折り曲げた縦枠連結用部材28が
スポット溶接等で固着してある。この縦枠連結用部材2
8には複数のビス孔29が形成してあり、図3に示すよ
うに縦枠6からビス30をビス孔29に螺合してステン
レス製の下枠本体10を縦枠6に連結してある。
【0022】このようであるから、ステンレス板を折り
曲げて成形した下枠5を縦枠6にビス止めによって簡単
で、しかも強固に連結できる。
【0023】前記中間レール22の横片22c、室外側
レール23の第2横片23d、ベース部材24の横片2
4bには排水用穴31がそれぞれ形成してある。
【0024】次に下枠の組み立て順序を説明する。下枠
本体10、室外側レール21、中間レール22、室外側
レール23、網戸レール27、ベース部材24をステン
レス板を折り曲げしてそれぞれ成形する。中間レール2
2の横片22cと室外側レール23の第2横片23dと
ベース部材24の横片24bに排水用穴31をそれぞれ
打ち抜き加工する。
【0025】図4(a)に示すように、ベース部材24
の横片24bに中間レール22の横片22c、室外側レ
ール23の第1・第2横片23c,23dをスポット溶
接等で固着して中間レール22の第1縦片22aの下端
面を室外側レール23の第2横片23dの上面に接す
る。第1横片23cの上面に網戸レール27の横片27
aをスポット溶接等で固着する。この網戸レール27は
あらかじめ室外側レール23に固着しても良い。
【0026】これによって、図4(b)に示すように排
水用穴31が連続する。図4(b)に示すように各横片
の排水用穴31にフィルター32を装着する。室内側レ
ール21の横片21cを下枠本体10の第1横片14に
スポット溶接等で固着する。図4(c)に示すようにベ
ース部材24を下枠本体10にビス25,26で固着
し、その第1縦片21aの下端面を中間レール22の横
片22cの上面に接する。
【0027】前述のように、下枠5を組み立てることに
よって、中間レール22、室外側レール23に排水用穴
31を簡単に加工できて製造コストが安くなる。つま
り、室内側レール21と中間レール22と室外側レール
23を一枚のステンレス板を折り曲げて一体として成形
しても良いが、このようにすると排水用穴31を折り曲
げ後に加工するので、その加工が面倒となって製造コス
トが高くなる。
【0028】また、室内側レール21の第1縦片21a
の下端面が中間レール22の横片22cの上面に接して
いるので、室内側レール21と中間レール22の接続部
(目地)が見えずに見栄えが良いし、強度アップとな
る。同様に中間レール22の第1縦片22aの下端面が
室外側レール23の第2横片22dの上面に接している
ので、中間レール22と室外側レール23の接続部(目
地)が見えずに見栄えが良いし、強度アップとなる。
【0029】また、室内側レール21が下枠本体10と
中間レール22とに跨って固着しているし、下枠本体1
0の第2縦片15とベース部材24の室内側取付縦片2
4aとの間がシール材33で水密してあるから、水密性
が優れたものとなる。
【0030】図5はレールの他の実施の形態を示し、室
内側レール21と中間レール22と室外側レール23
を、第1縦片21a,22a,23aと第2縦片21
b,22b,23bと横片21c,22c,23cで同
一断面形状とし、中間レール22の第2縦片22bの下
端面を室内側レール21の横片21cの上面に接し、室
外側レール23の第2縦片23bの下端面を中間レール
22の横片22cの上面に接してある。
【0031】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、下枠の上
面が室内側と室外側とで段差のないフラットとなる。こ
れによって、車いすの車輪が乗り越え易く、車いすが簡
単に出入りできる下枠となる。
【0032】また、下枠本体及び障子走行ガイド部はス
テンレス板を折り曲げたものであるから、強度が強い
し、傷がついたりし難い。これによって、下枠が人に踏
まれたり、車いすの車輪の乗り越えによって変形するこ
とがないし、傷がついたりすることがない。
【0033】また、複数のレールとベース部材とで障子
走行ガイド部としたから複数のステンレス板をそれぞれ
単独で折り曲げ加工して成形でき、その加工が容易とな
る。特にレールの横片に排水用穴を有する場合には、そ
の排水用穴を折り曲げとともに加工できるから、その製
作が容易で製作コストが安くなる。
【0034】また、隣接する一方のレールの第1縦片の
下端面と他方のレールの横片の上面が接しているので、
隣接するレールの接続部(目地)が見えずに見栄えが良
いし、強度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】引違い窓の内観図である。
【図2】下枠の断面図である。
【図3】下枠本体の平面図である。
【図4】下枠の組み立て説明用の斜視図である。
【図5】レールの他の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…サッシ枠、2…室内障子、3…室外障子、5…下
枠、6…縦枠、10…下枠本体、12…室内側横板(室
内側上面)、20…障子走行ガイド部、21…室内側レ
ール、21a…第1縦片、21b…第2縦片、21c…
横片、22…中間レール、22a…第1縦片、22b…
第2縦片、22c…横片、23…室外側レール、23a
…第1縦片、23b…第2縦片、23c…第1横片、2
3d…第2横片、24…ベース部材、24b…横片(上
面)、25…ビス、26…ビス、28…縦枠連結用部
材、30…ビス、31…排水用穴、32…フィルター。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 1/70 E05D 15/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス板を階段形状に折り曲げた下
    枠本体と、ステンレス板を折り曲げてレールを有する障
    子走行ガイド部を備え、この障子走行ガイド部を下枠本
    体の室外寄りに固着してレールと下枠本体の室内寄り上
    部をほぼ同一高さとし、前記障子走行ガイド部を、ステンレス板を折り曲げた第
    1縦片、第2縦片、横片を有する複数のレールと、ステ
    ンレス板を折り曲げたベース部材で形成し、ベース部材
    の上面にレールの横片を固着すると共に、隣接する一方
    のレールの第1縦片の下端面を他方のレールの横片の上
    面に接したことを特徴とするサッシ窓の下枠。
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