JP6238553B2 - サッシ構造、及び、開口水切り構造 - Google Patents

サッシ構造、及び、開口水切り構造 Download PDF

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本発明は、サッシ構造、及び、開口水切り構造に関する。
建物の壁面に開口部を形成し、開口部にガラス窓を嵌め込んで明り取り等を行うものがある。この場合、壁面の開口部の縁部に沿ってサッシを設置し、サッシにガラス窓を保持させている。このような、ガラス窓を固定するサッシして、例えば、特許文献1に記載されたものがある。開口部にガラス窓を設置する場合、ガラス窓に付着した水滴はガラス窓の表面を伝って下方に流れる。このガラス窓の表面を伝う水を所定位置に排水するため、特許文献1に記載されたサッシでは、ガラス窓を受ける部位を筒状に形成し、筒形状の内側を排水路として利用している。より詳細には、筒状のサッシは、上部でガラス窓を受け、ガラス窓を伝ってサッシの上部に流れ落ちてきた水を筒状のサッシ内に設けられた排水路に導き、サッシの延在方向の所定位置に水を導いた後、排水孔よりサッシ外に排水している。これにより、サッシの直下に水が移動することが防止される。
特開2009−293204号公報
特許文献1に記載されたサッシでは、ガラス窓を受ける部位を筒状に形成し、筒形状の内側を排水路として用いている。このような筒状のサッシを形成するために、サッシの材料としてアルミを用い、押し出し加工によって成形が行われている。しかしながら、サッシの材料としてアルミを用いる場合、サッシの防火性能が低い。防火性能の高い材料としては、スチールが挙げられるが、スチールを押し出し加工によって筒状に形成することは著しく困難である。このため、防火性能の高いスチールを用いる場合、特許文献1に記載されたサッシのように、サッシ直下への水の移動を防止する排水路を形成することができないという問題がある。
そこで、本発明は、スチール等の筒状の形成に向かない素材であっても、サッシとしての排水性能を発揮してサッシ直下への水の移動を防止することができるサッシ構造、及び、開口水切り構造を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係るサッシ構造は、ガラス窓を保持する保持枠体と、保持枠体を下方から支持する水切り支持体と、を備える。水切り支持体は、保持枠体を受ける平面部と、平面部の一方の側端部から下り傾斜状に傾斜する第1の傾斜部と、平面部の他方の側端部から立ち上がる立上り壁部と、立上り壁部の上端部から下り傾斜状に傾斜する第2の傾斜部と、を備える。保持枠体は、平面部の表面に面接触又は線接触した状態で固定される。
このサッシ構造では、ガラス窓及び保持枠体の第1の傾斜部側に付着する水滴は、重力落下等で水切り支持体の平面部に至り、その後、第1の傾斜部の下端部から排出される。また、平面部を挟んで第1の傾斜部側と対向する側に、水切り支持体の平面部から下り傾斜状又は第1の傾斜部に向けて下り傾斜状に傾斜する第2の傾斜部が設けられている。ガラス窓及び保持枠体の第2の傾斜部側に付着する水滴、及び、ガラス窓及び保持枠体を通過して第2の傾斜部側に浸入してきた水滴は、第2の傾斜部が平面部から下り傾斜状である場合には、第2の傾斜部の下端部から排水され、水切り支持体の直下に向かう水の移動が規制される。また、第2の傾斜部が第1の傾斜部側に向けて下り傾斜状である場合には、第2の傾斜部の傾斜により、第2の傾斜部側へ向かう水が塞き止められ、第2の傾斜部側の防水性が確保される。
また、保持枠体は平面部の表面に面接触又は線接触した状態で取り付けられているので、保持枠体と平面部との間を、第2の傾斜部側から第1の傾斜部側に向けて、或は、第1の傾斜部側から第2の傾斜部側に向けて、水が通過することができる。これにより、第2の傾斜部が第1の傾斜部側に向けて下り傾斜状である場合、ガラス窓及び保持枠体の第2の傾斜部側に付着する水滴は、水切り支持体の平面部に至った後、保持枠体と平面部との間を通って第2の傾斜部から第1の傾斜部側へ移動する。このように、ガラス窓及び保持枠体の第2の傾斜部側に付着する水滴を、第1の傾斜部側に移動させて第1の傾斜部の下端部から排出することができる。
以上のように、本発明の一側面に係るサッシ構造では、スチール等の筒状の形成に向かない素材であっても、サッシとしての排水性能を発揮してサッシ直下への水の移動を防止することができる。
また、平面部上の水滴が立上り壁部によって塞き止められ、平面部の他方の側端部側への防水性を確保することができる。また、たとえ立上り壁部を超えて第2の傾斜部側へ水滴が浸入しても、第2の傾斜部を下って水滴が排出され、水切り支持体の直下への水の移動を防止できる。
保持枠体は、水切り支持体の平面部に所定の間隔で点付け溶接されていてもよい。この場合には、水切り支持体に孔等を形成することなく水切り支持体の平面部に保持枠体を固定することができ、保持枠体の固定強度を向上させることができる。また、点付け溶接間を水膜が通過することができるので、保持枠体と平面部との間における第2の傾斜部側から第1の傾斜部側への排水経路を維持することができる。
水切り支持体の長さ方向の両端部には、それぞれ、平面部に対して第1の傾斜部側の最外端部から第2の傾斜部側の最外端部にかけて延在する側壁部が設けられており、それぞれの側壁部の上端部は、少なくとも立上り壁部の上端部と同じ又は立上り壁部の上端部よりも上方に位置していてもよい。この場合には、水切り支持体に、水滴を所定方向に流す防水パンとしての機能を付与することができ、水切り支持体上に落下する水滴を水切り支持体によって所定方向に排出することができる。
本発明の一側面に係る開口水切り構造は、互いに裏面を対向して設けられる一対の壁パネルと、一対の壁パネルを貫通して設けられる開口部と、開口部に設置されるサッシ構造とを備える。サッシ構造は、開口部の一方の開口縁と他方の開口縁との間でガラス窓を保持する保持枠体と、保持枠体を下方から支持する水切り支持体と、を備える。水切り支持体は、保持枠体を受ける平面部と、平面部の一方の側縁部から下り傾斜状に傾斜する第1の傾斜部と、平面部の他方の側端部から立ち上がる立上り壁部と、立上り壁部の上端部から下り傾斜状に傾斜する第2の傾斜部と、を備えて開口部の下端部のうち一方の開口縁から他方の開口縁までを覆う笠木状に形成される。保持枠体は、平面部の表面に面接触又は線接触した状態で固定される。
この開口水切り構造では、開口部の下端部が水切り支持体によって覆われた状態でサッシ構造が開口部に嵌めこまれることとなる。このため、開口部の下側縁部に落下する水滴を、水切り支持体によって確実に第1の傾斜部側又は第2の傾斜部側から排出することができる。このように、本発明の一側面に係る開口水切り構造では、水切り支持体がスチール等の筒状の形成に向かない素材であっても、サッシとしての排水性能を発揮してサッシ直下への水の移動を防止することができる。
また、平面部上の水滴が立上り壁部によって塞き止められ、平面部の他方の側端部側への防水性を確保することができる。また、たとえ立上り壁部を超えて第2の傾斜部側へ水滴が浸入しても、第2の傾斜部を下って水滴が排出され、水切り支持体の直下への水の移動を防止できる。
一対の壁パネルのうち、少なくともサッシ構造の第1の傾斜部側に位置する一方の壁パネルは外壁を形成し、他方の壁パネルは外階段室、外廊下部、ピロティ、及び、駐車場の少なくともいずれかを含む準外部空間に面する壁面を形成していてもよい。この場合には、集合住宅等の外階段室、外廊下部やピロティ、駐車場といった準外部空間の風雨を凌ぎつつガラス窓を介して準外部空間内に自然光を導入することができる。また、準外部空間に設けられるサッシ構造は、所定の水密性は要求されるものの、居室に設けられる窓部ほど高度な水密性が要求されるものではない。このため、上述したサッシ構造のような簡易な構成によって、ある程度の水密性を満たして壁面を伝っての水の流下を促しつつ、サッシ直下への水の流入を防止することができる。
本発明によれば、スチール等の筒状の形成に向かない素材であっても、サッシとしての排水性能を発揮してサッシ直下への水の移動を防止することができる。
一実施形態に係る建具の正面図である。 図1におけるII−II線に沿った断面図である。
以下、本発明を適用した建具の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1及び図2に示すように、建具(サッシ構造)1は、建物の壁面Wを貫通する開口部Rに設置される。壁面Wは、互いに裏面を対向して設けられる一対の壁パネルWaによって構成される。壁パネルWaは、図示しない建物の躯体に固定される。建具1が設けられる壁面Wは、屋外S1と、準外部空間S2とを区画する。ここで、準外部空間S2とは、外階段室、外廊下部、ピロティ、及び、駐車場等が設けられる空間である。壁面Wを構成する一対の壁パネルWaのうち、一方の壁パネルWa(屋外S1に面する壁パネル)は外壁を形成し、他方の壁パネルWaは準外部空間S2に面する壁面を形成する。
建具1は、上枠2、下枠3、側枠4、側枠5、及び、ガラス窓6を含んで構成される。上枠2、下枠3、側枠4及び側枠5は開口部Rを囲むように開口部Rの縁部に取り付けられる。ガラス窓6は、開口部Rに取り付けられた上枠2、下枠3、側枠4及び側枠5に保持される。
下枠3は、ガラス窓6の下端を支持する。より詳細には、下枠3は、水切り支持体7、及び、保持枠体8を含んで構成される。保持枠体8は、ガラス窓6の下端部において、ガラス窓6の屋外S1側の面及び準外部空間S2側の面を挟み込むようにして保持する。
水切り支持体7は、平面部7a、第1の傾斜部7b、第2の傾斜部7c、立上り壁部7e、側壁部7g、及び、側壁部7hを含んで構成される。平面部7a、第1の傾斜部7b、第2の傾斜部7c、及び、立上り壁部7eは、開口部Rの幅方向(図1の左右方向)に沿って延在する。
平面部7aは、保持枠体8を下方側から支持する。第1の傾斜部7bは、平面部7aの屋外S1側の側端部に接続され、屋外S1側に向かって下り傾斜状に傾斜する。第1の傾斜部7bの下端部には、段差状に屈曲された屈曲部7dが形成される。立上り壁部7eは、平面部7aの準外部空間S2側の側端部に接続され、平面部7aの準外部空間S2側の側端部から立ち上がる。第2の傾斜部7cは、立上り壁部7eの上端部に接続され、立上り壁部7eの上端部から準外部空間S2側に向かって下り傾斜状に傾斜する。第2の傾斜部7cの下端部には、段差状に屈曲された屈曲部7fが形成される。
保持枠体8は、開口部Rの幅方向に沿って所定の間隔で施される点付け溶接(スポット溶接)によって平面部7aに固定される。即ち、保持枠体8は、平面部7aの表面に面接触又は線接触した状態で固定される。開口部Rの幅方向に沿って所定の間隔で点付け溶接を行うことで、平面部7aと保持枠体8との間において屋外S1側と準外部空間S2側との間を水膜が通過可能となっている。このように、平面部7aと保持枠体8との間は、完全に塞がれているものではなく、水の往来が可能となっている。
平面部7aにおける開口部Rの幅方向の両端部(水切り支持体7の長さ方向の両端部)には、それぞれ側壁部7g及び側壁部7hが設けられる。側壁部7g及び7hは、平面部7aに対して第1の傾斜部7b側の最外端部(第1の傾斜部7bの下端部)から第2の傾斜部7c側の最外端部(第2の傾斜部7cの下端部)にかけて延在する。即ち、側壁部7g及び7hによって、平面部7a、第1の傾斜部7b、第2の傾斜部7c及び立上り壁部7eが挟まれる。側壁部7g及び7hの上端部は、立上り壁部7eの上端部よりも上方に位置する。なお、側壁部7g及び7hの上端部と、立上り壁部7eの上端部とが同じ高さ位置であってもよい。また、側壁部7g及び7hの上端は、開口部Rの側縁を構成する壁パネルWaとシーリング材を介して接続される。
水切り支持体7は、開口部Rの下方に位置する一対の壁パネルWaを跨ぐように設置される。即ち、水切り支持体7は、開口部Rの下端部のうち、一方の開口縁から他方の開口縁までを覆う笠木状に形成される。
水切り支持体7の材料として、スチール等の防火性能を有する材料を用いることができる。また、水切り支持体7は、建物の図示しない躯体に固定される。水切り支持体7と、開口部Rの下方に位置する一対の壁パネルWaとの間には、シーリング材Xが充填される。これにより、水切り支持体7と壁パネルWaとの隙間から、水切り支持体7の下方側に水滴等が浸入することがない。
本実施形態は以上のように構成され、ガラス窓6及び保持枠体8の第1の傾斜部7b側に付着する水滴は、重力落下等で水切り支持体7の平面部7aに至り、その後、第1の傾斜部7bの下端部から排出される。また、平面部7aを挟んで第1の傾斜部7b側と対向する側に、水切り支持体7の平面部7aから下り傾斜状に傾斜する第2の傾斜部7cが設けられている。ガラス窓6及び保持枠体8の第2の傾斜部7c側に付着する水滴、及び、ガラス窓6及び保持枠体8の隙間等を通過して第2の傾斜部7c側に浸入してきた水滴は、第2の傾斜部7cの下端部から排水され、水切り支持体7の直下に向かう水の移動が規制される。
また、保持枠体8は平面部7aの表面に面接触又は線接触した状態で取り付けられているので、保持枠体8と平面部7aとの間を、第2の傾斜部7c側から第1の傾斜部7b側に向けて、或は、第1の傾斜部7b側から第2の傾斜部7c側に向けて、水が通過することができる。これにより、ガラス窓6及び保持枠体8の第2の傾斜部7c側に付着する水滴は、水切り支持体7の平面部7aに至った後、保持枠体8と平面部7aとの間を通って第2の傾斜部7cから第1の傾斜部7b側へ移動する。このように、ガラス窓6及び保持枠体8の第2の傾斜部7c側に付着する水滴を、第1の傾斜部7b側に移動させて第1の傾斜部7bの下端部から排出することができる。
以上のように、本実施形態に係る建具1では、スチール等の筒状の形成に向かない素材であっても、サッシとしての排水性能を発揮して建具1の直下への水の移動を防止することができる。
保持枠体8と平面部7aとは、所定の間隔で点付け溶接される。この場合、水切り支持体7に孔等を形成することなく平面部7aに保持枠体8を固定することができ、保持枠体8の固定強度を向上させることができる。また、点付け溶接間を水膜が通過することができるので、保持枠体8と平面部7aとの間における第2の傾斜部7cから第1の傾斜部7b側への排水経路を維持することができる。
平面部7aの準外部空間S2側の側端部に立上り壁部7eが設けられているので、平面部7a上の水滴が立上り壁部7eによって塞き止められ、平面部7aから準外部空間S2側への防水性を確保することができる。また、仮に、立上り壁部7eを超えて第2の傾斜部7c側へ水滴が浸入しても、第2の傾斜部7cを下って水滴が排出され、水切り支持体7の直下への水の移動を防止できる。
平面部7a等の延在方向の両端部に側壁部7g及び7hを設ける。これにより、水切り支持体7に、水滴を所定方向に流す防水パンとしての機能を付与することができ、水切り支持体7上に落下する水滴を水切り支持体7によって所定方向(第1の傾斜部7bの傾斜方向、又は、第2の傾斜部7cの傾斜方向)に排出することができる。
開口部Rの下端部が水切り支持体7によって覆われるように、建具1が開口部Rに嵌めこまれる。このため、開口部Rの下側縁部に落下する水滴を、水切り支持体7によって確実に第1の傾斜部7b側又は第2の傾斜部7c側から排出することができる。
建具1は、屋外S1と準外部空間S2とを区画する壁面Wに取り付けられる。これにより、集合住宅等の外階段室、外廊下部やピロティ、駐車場といった準外部空間S2の風雨を凌ぎつつガラス窓6を介して準外部空間S2内に自然光を導入することができる。また、準外部空間S2に設けられる建具1は、所定の水密性は要求されるものの、居室に設けられる窓部ほど高度な水密性が要求されるものではない。このため、上述した建具1のような簡易な構成によって、ある程度の水密性を満たして壁面を伝っての水の流下を促しつつ、建具1の直下への水の流入を防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第2の傾斜部7cを、第1の傾斜部7b側に向けて下り傾斜状に傾斜させてもよい。この場合には、第2の傾斜部7cの傾斜により準外部空間S2側へ向かう水が塞き止められ、準外部空間S2側の防水性が確保される。
1…建具(サッシ構造)、6…ガラス窓、7…水切り支持体、7a…平面部、7b…第1の傾斜部、7c…第2の傾斜部、7e…立上り壁部、7g,7h…側壁部、8…保持枠体、R…開口部、S1…屋外、S2…準外部空間、W…壁面。

Claims (5)

  1. ガラス窓を保持する保持枠体と、前記保持枠体を下方から支持する水切り支持体と、を備え、
    前記水切り支持体は、
    前記保持枠体を受ける平面部と、
    前記平面部の一方の側端部から下り傾斜状に傾斜する第1の傾斜部と、
    前記平面部の他方の側端部から立ち上がる立上り壁部と、
    前記立上り壁部の上端部から下り傾斜状に傾斜する第2の傾斜部と、
    前記保持枠体は、前記平面部の表面に面接触又は線接触した状態で固定される、
    サッシ構造。
  2. 前記保持枠体は、前記水切り支持体の平面部に所定の間隔で点付け溶接される、請求項1に記載のサッシ構造。
  3. 前記水切り支持体の長さ方向の両端部には、それぞれ、前記平面部に対して前記第1の傾斜部側の最外端部から前記第2の傾斜部側の最外端部にかけて延在する側壁部が設けられており、
    それぞれの前記側壁部の上端部は、少なくとも前記立上り壁部の上端部と同じ又は前記立上り壁部の上端部よりも上方に位置する、
    請求項1又は2に記載のサッシ構造。
  4. 互いに裏面を対向して設けられる一対の壁パネルと、前記一対の壁パネルを貫通して設けられる開口部と、前記開口部に設置されるサッシ構造とを備え、
    前記サッシ構造は、
    前記開口部の一方の開口縁と他方の開口縁との間でガラス窓を保持する保持枠体と、
    前記保持枠体を下方から支持する水切り支持体と、
    を備え、
    前記水切り支持体は、
    前記保持枠体を受ける平面部と、
    前記平面部の一方の側縁部から下り傾斜状に傾斜する第1の傾斜部と、
    前記平面部の他方の側端部から立ち上がる立上り壁部と、
    前記立上り壁部の上端部から下り傾斜状に傾斜する第2の傾斜部と、
    を備えて前記開口部の下端部のうち一方の開口縁から他方の開口縁までを覆う笠木状に形成され、
    前記保持枠体は、前記平面部の表面に面接触又は線接触した状態で固定される、
    開口水切り構造。
  5. 前記一対の壁パネルのうち、少なくとも前記サッシ構造の第1の傾斜部側に位置する一方の壁パネルは外壁を形成し、他方の壁パネルは外階段室、外廊下部、ピロティ、及び、駐車場の少なくともいずれかを含む準外部空間に面する壁面を形成する、
    請求項に記載の開口水切り構造。
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