JPH0433346Y2 - - Google Patents

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JPH0433346Y2
JPH0433346Y2 JP1986121778U JP12177886U JPH0433346Y2 JP H0433346 Y2 JPH0433346 Y2 JP H0433346Y2 JP 1986121778 U JP1986121778 U JP 1986121778U JP 12177886 U JP12177886 U JP 12177886U JP H0433346 Y2 JPH0433346 Y2 JP H0433346Y2
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curved
horizontal
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frame
lower horizontal
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JP1986121778U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、上下横枠と左右竪枠とで構成される
窓枠のうちの上下横枠が弯曲状を成していてこれ
ら上下横枠間に複数枚の湾曲状障子が引違い式に
建て込まれている弯曲状引違い窓用の窓枠に関す
る。
(従来技術及びその問題点) この種の窓枠を製作するにあたり、例えば第3
図に示すような断面形状を有する下横枠用のアル
ミ押出し型材Aを用い、ロールベンダーのロール
Rを該型材の内側面に当て付けて曲成すると、こ
の型材Aのレール部B,Cが同図の一点鎖線で示
されるように型材幅方向の歪(そり)を生じる。
これは、レール部B,CにロールRを直接当て付
けることができないことに加え、型材の断面が非
対称形状をなしていることによる断面係数の不均
衡により生ずるもので、周知の事実である。この
ようにレール部に歪を生ずると、障子が嵌合せ
ず、スライドもできないため使いものにならな
い。これを解消するために、例えば実開昭60−
107277号公報や特開昭60−115787号公報に開示さ
れるように、横枠用型材を幅方向に複数に分割し
た分割型材を別個に形成し、これらの分割型材を
それぞれ別個に弯曲し、この弯曲した分割型材を
互いにビスによつて吻合固定して弯曲横枠を形成
することが考えられるが、このようにして形成し
た弯曲横枠を、上下横枠のうち上横枠に採用する
場合は特に問題がないが、これを引違い窓枠用の
下横枠に採用することは非常に困難である。
即ち、上横枠にあつては雨仕舞に特に配慮する
必要がないが、下横枠にあつては、これに形成さ
れる水平上壁部には当然に雨水が直接に滞留する
ため水密に形成されると共に水はけが良いように
面一に形成されなければならず、水平上壁部に微
小な間隙が生じてもこれより雨水が室内等に侵入
すると共に、水平上壁部に凹凸があるとこれに雨
水が滞留し、下横枠の腐食の原因になる。
ところが上記のように分割型材を弯曲加工した
後にこれら分割型材を互いに吻合固定して引違い
用の下横枠を形成することによつて、下横枠のレ
ール用垂壁部に歪みが発生するのを有効に阻止す
ることができるが、各分割型材を別個に弯曲加工
する際に、各弯曲分割型材の曲率を厳密に同率に
加工することは困難で、その弾性や肉厚あるいは
断面形状の差異によつて曲率が若干相違してい
る。従つて各弯曲分割型材を互いに吻合固定して
も両者の吻合間には微小の隙間が発生しており、
これより当然に雨水が内部に侵入することにな
る。また各弯曲分割型材間の曲率の相違によりこ
れらを吻合固定することによつて、これによつて
形成される下横枠の水平上壁部に凹凸が発生して
これに雨水が滞留することになる。
本考案はこれらの難点を払拭して、この種引違
い用弯曲窓枠において、特に弯曲下横枠を実用的
に形成することが可能な技術を提案することを目
的とするものである。
(問題点を解決するための技術的手段) 本考案は上記の事情に鑑み、ロールベンダーに
よる曲げ加工が可能で、障子のスライド性が良く
且つ安価に製作できる窓枠を提供することを目的
としており、そのための技術的手段は、各横枠
2,3が、それぞれレール用垂壁部7a,8a,
13a、14a及びビス止め用水平壁部7b,8
b,13b,14bからなる断面略L字状の弯曲
レール部材7,8,13,14と、該レール部材
をビス止めするようにした弯曲横枠本体10,1
5と、からなり、更に上下横枠2,3のうち下横
枠3を形成する弯曲レール部材13,14のビス
止め用水平壁部16b,16cとこれに水平方向
に面一に対向する弯曲横枠本体15の水平上壁部
16d,16eとの間に目地材22,23を充填
してなることを特徴とするものである。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面にもとづいて説明す
る。
第1図は弯曲状引違い窓を横断面図で示したも
の、第2図は同引違い窓の拡大詳細縦断面図であ
る。ここに示される弯曲状引違い窓の窓枠1は弯
曲状の上下横枠2,3とストレート状の左右竪枠
4,4とで構成されており、この窓枠1内に2枚
の湾曲状ガラス障子5,6が引違い式に嵌装され
ている。
上横枠2は室内側及び室外側の弯曲レール部材
7,8とこれらの弯曲レール部材7,8がビス9
止めされる弯曲横枠本体10とからなる。湾曲レ
ール部材7,8はそれぞれレール用垂壁部7a,
8aとビス止め用水平壁部7b,8bとからなる
断面略L字状のもので、これら弯曲レール部材
7,8はアルミ押出し型材をロールベンダーによ
りそれぞれ所要曲率に曲げ加工して形成される。
このアルミ押出し型材の曲げ加工にあたつては該
型材の断面が略L字状であつてレール用垂壁部7
a,8aに直接ロールを当て付けることができる
ため、歪の発生もほとんどない。一方、弯曲横枠
本体10は、それぞれ断面略F字状の半割体1
1,12をビス24,25により相互連結してな
るもので、これら半割体11,12もアルミ押出
し型材をロールベンダーでそれぞれ所要曲率に曲
げ加工して形成される。しかして、この上横枠2
の製作にあたつては、上記のように半割体11,
12を相互連結して弯曲横枠本体10を形成した
あと、これに室内側弯曲レール部材7及び室外側
弯曲レール部材8を図示のようにそれぞれビス9
止めすればよい。
下横枠3は室内側及び室外側の弯曲レール部材
13,14と弯曲横枠本体15とからなり、弯曲
レール部材13,14はそれぞれレール用垂壁部
13a,14aとビス止め用の水平壁部13b,
14bとからなり、これらの弯曲レール部材1
3,14を形成するには、上横枠2の場合と同様
にアルミ押出し型材をロールベンダーによつて曲
成すればよい。また、弯曲横枠本体15は水平主
体部16と室内側水切り片17と室外側枠片18
とからなり、これらはビス19,20により相互
連結されており、これら水平主体部16、水切り
片17及び室外側取付片18はそれぞれアルミ押
出し型材をロールベンダーで曲げ加工して形成さ
れる。尚、水平主体部16は、比較的肉厚にする
と共に、中央部の隔壁部16aにより型材内の中
空部を分割して各中空部の断面積を小さくするこ
とによつて、ロールベンダーによる曲げ加工の際
に生ずる歪をできるだけ少なくするようにしてい
る。
ところで上下横枠2,3のうち下横枠3にあつ
ては水密構造に形成しなければならないことは前
述のとおりである。また室内外弯曲レール部材1
3,14が厳密に同率に弯曲形成されることがな
いため、これを水平対向部材に吻合固定しても吻
合面を正確に合致させることは到底不可能であ
る。
そこで、本考案では、室内外弯曲レール部材1
3,14を弯曲横枠本体15にビス21によつて
固着される際に、そのビス止め用水平片部13
b,14bとこれに対向する弯曲横枠本体15の
水平上壁部16d,16eとの吻合面間に目地材
22,23を充填して、各弯曲レール部材13,
14間の曲率の相違を吸収すると共に、両者の互
いの吻合面の水密性と面一性とを正確に確保する
ようにしたことを特徴とするものである。これに
よつて各弯曲レール部材13,14間の曲率に若
干の相違があつても弯曲下横枠として充分に採用
することができることになる。
(考案の効果) 本考案によれば、弯曲状引違い窓枠の各横枠
が、それぞれレール用垂壁部及びビス止め用水平
壁部からなる断面略L字状の弯曲レール部材と、
該レール部材をビス止めするようにした弯曲横枠
本体とに分割形成してなるため、これを格別に弯
曲形成することによつてレール部の歪みの発生を
防止することができ、従つてこれに嵌合される障
子を円滑にスライドさせることのできる上下弯曲
横枠を形成することができる。
更に本考案によれば、上下横枠のうち下横枠を
形成する弯曲レール部材のビス止め用水平壁部と
これに水平方向に面一に対向する弯曲横枠本体の
水平上壁部との間に目地材を充填してなるため、
各弯曲レール部材間に弯曲曲率に相違があつて
も、上記目地材が両者の曲率の相違を吸収すると
共に、各弯曲レール部材とこれに対向する弯曲横
枠本体との互いの吻合面の水密性と面一性とを正
確に確保することができ、弯曲下横枠として充分
に採用することができることになり実用的であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す弯曲状引違い
窓の概略横断面図、第2図は第1図に示される弯
曲状引違い窓の窓枠の拡大詳細縦断面図、第3図
は従来における弯曲状引違い窓用窓枠の下横枠を
形成するのに使用される型材の縦断面図である。 1……窓枠、2……上横枠、3……下横枠、4
……左右竪枠、5,6……弯曲状障子、7,8…
…弯曲レール部材、7a,8a……レール用垂壁
部、7b,8b……ビス止め用水平壁部、9……
ビス、10……弯曲横枠本体、16d,16e…
…水平上壁部、22,23……目地材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下横枠が弯曲状を成していてこれら上下横枠
    間に複数枚の弯曲状障子が引違い式に建て込まれ
    ている弯曲状引違い窓用の窓枠において、各横枠
    が、それぞれレール用垂壁部及びビス止め用水平
    壁部からなる断面略L字状の弯曲レール部材と、
    該レール部材をビス止めするようにした弯曲横枠
    本体と、からなり、更に上下横枠のうち下横枠を
    形成する弯曲レール部材のビス止め用水平壁部と
    これに水平方向に面一に対向する弯曲横枠本体の
    水平上壁部との間に目地材を充填してなることを
    特徴とする弯曲引違い窓用の窓枠。
JP1986121778U 1986-08-07 1986-08-07 Expired JPH0433346Y2 (ja)

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JP1986121778U JPH0433346Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07

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JPS6327684U JPS6327684U (ja) 1988-02-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2525260B2 (ja) * 1989-12-15 1996-08-14 協和木工株式会社 ドアヒンジ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60115787A (ja) * 1984-11-13 1985-06-22 日本軽金属株式会社 建物の湾曲部の枠構成方法
JPS62288282A (ja) * 1986-06-04 1987-12-15 有限会社 三津和工業 窓用横枠の成形方法

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