JPH0716877Y2 - 建造物開口部の下部構造 - Google Patents

建造物開口部の下部構造

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JPH0716877Y2
JPH0716877Y2 JP1987192038U JP19203887U JPH0716877Y2 JP H0716877 Y2 JPH0716877 Y2 JP H0716877Y2 JP 1987192038 U JP1987192038 U JP 1987192038U JP 19203887 U JP19203887 U JP 19203887U JP H0716877 Y2 JPH0716877 Y2 JP H0716877Y2
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JP
Japan
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sash
lower frame
web
outdoor
sliding door
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Application number
JP1987192038U
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English (en)
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JPH0196976U (ja
Inventor
志津雄 有川
Original Assignee
株式会社三善
新日軽株式会社
理研アルミ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、引戸を納めたサッシ枠が取付けられた建造物
開口部の下部構造に関する。
[従来の技術及びその解決すべき問題点] 従来、人が出入りするテラスタイプサッシの窓等の建造
物開口部においては、サッシ枠の下枠が屋外に向って下
向きに傾斜しており、かつ屋外側のフロアー面がさらに
低く位置するように形成されているため、移動ベッド及
び車イス等が出入りする際、段差が邪魔となってそのま
ま通過させることができないという問題があった。
[問題点の解決手段] 上記従来の問題点を解決する本考案は、引戸を納めたサ
ッシ枠が取付けられた構造物開口部の下部構造におい
て、サッシ下枠のウェブを屋外側に向けて降段状に形成
し、屋外フロアーの床面を上記サッシ下枠のウェブより
も低い位置とし、該屋外のフロアーに複数のデッキ材を
敷設してなり、上記サッシ下枠のウェブ屋内側の上段部
及び引戸用突条レールの上端部及び該引戸用突条レール
の屋外側に設けた網戸用突条レールの上端部と、屋内の
床面と、上記デッキ材の上面をほぼ同一の高さとし、上
記各デッキ材どうしの間隔、上記デッキ材と上記網戸用
突条レールとの間隔、上記各突条レールどうしの間隔、
上記引戸用突条レールと上記ウェブ屋内側の上段部との
間隔を、移動ベッド及び車イスの車輪の幅よりも小さく
してなり、サッシ下枠のウェブ屋外側の下段部の屋外側
に雨水が下方に流下するスペースを形成する構成として
いる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例について図面を参照して詳細に
説明する。
第1図から第5図に本考案を人が出入りするテラスタイ
プサッシの窓に適用した実施例を示す。建造物の窓開口
部1には、サッシ上枠3とサッシ下枠5及び左右のサッ
シ側枠6,6で枠組みしてなるサッシ枠2が取付けられて
いる。このサッシ枠2の左右には嵌殺し窓7,8が納めら
れていると共に、その中央にガラス引戸9が開閉可能に
納められており,このガラス引戸9を開けることにより
人が出入りできるようになっている。また、その屋外側
には、網戸10が納められている。
上記サッシ下枠5のウェブ5aは、図示の如く屋外側に向
けて降段状に形成してあり、上段部11と、中段部12及び
下段部13の3段からなる。このようにサッシ下枠5のウ
ェブ5aを降段状とすることにより、雨水が屋外に流下す
るようにしてある。
また、サッシ下枠5は、そのウェブ5aの上段部11が屋内
側の床面14とほぼ同一の高さとなるように窓開口部1に
取付けられている。
サッシ下枠5のウェブ5aの中段部12上には、その長手方
向にわたってガラス引戸9が走行する突条レール15が取
付けられている。この突条レール15は、図示の如く一枚
の部材を折曲げて形成してあり、上記中段部12上に固着
させて取付けてある。また、ウェブ5aの下段部13には、
網戸10が走行する突条レール17が取付けられている。こ
の突条レール17は、図示の如く断面略U字形状に形成さ
れていて、下段部17側面に設けられた止着片22によって
固定されている。
上記突条レール15,17の上端部は、各々上記屋内側の床
面14とほぼ同一の高さとなるように形成してある。これ
により、屋内側の床面14とサッシ下枠5の上段部11と突
条レール15,17上端部とがほぼ同一の高さで連続するも
のである。
また、サッシ下枠5の屋外側には、長尺状のデッキ材19
aを所定間隔で複数本並べて構成したデッキ19が設けら
れている。このデッキ19は、第2,4図に示す如く屋外側
の床面20から所定高さだけ浮かせた状態で設けられてお
り、その上面を屋内側の床面14、サッシ下枠5の上段部
11及び突条レール15,16の上端部とほぼ同一の高さとし
てある。
以上のように、本実施例では屋内側の床面14と、サッシ
下枠5の上段部11と突条レール15,17の上端部と、屋外
側のデッキ19上面をほぼ同一の高さとなるようにしたこ
とから、移動ベッド及び車イス等をそのまま支障なく通
過させることができるものである。
また、サッシ下枠5の上段部11と突条レール15の間隔、
突条レール15,17の相互間隔、突条レール17とデッキ19
のサッシ下枠5側のデッキ材19aとの間隔及びデッキ材1
9a相互の間隔を、夫々出入りする移動ベッド及び車イス
等の車輪の幅よりも狭くして出入りの際に車輪が嵌らな
いようにしてある。なお、サッシ下枠5の中段部12の上
段部11寄りには、図示の如く断面逆U字形状でかつ高さ
が上段部11の高さと同一の間隔調整部材21が取付けられ
ており、これによって上段部11と突条レール15間の間隔
を車イス等の車輪の幅より小さくしている。また、突条
レール15と突条レール17間及び突条レール17とデッキ材
19a間の間隔を車イス等の車輪幅よりも小さくするた
め、突条レール17を上述の如く断面U字形としている。
さらに、本実施例においては、屋外側のバルコニーの床
面20を図示の如くサッシ下枠5の下段部13より低く形成
することによって、サッシ下枠5の下段部13の屋外側に
雨水が流下するスペーサ18を形成している。これによっ
て、嵌殺し窓7,8及びガラス引戸9から流れる雨水がサ
ッシ下枠5を伝わってスペース18を流下することとな
る。
なお、本実施例では、本考案をテラスタイプサッシの窓
に適用した場合を示したが,これに限定されるものでは
なく人が出入りする引戸を納めたサッシ枠が取付けられ
た建造物開口部であれば(例えば、玄関)すべてに適用
することができる。
また、実施例では、突条レール15,17を別部材としてサ
ッシ下枠5に取付けたが,サッシ下枠5に一体成形して
設けてもよい。また、屋外側の床面20を低くしてその上
にデッキ19を形成してデッキ19を屋外側のフロアーとし
た場合を示したが、例えば玄関等では床面20そのものを
屋内側の床面14及びサッシ下枠5の上段部11と同じ高さ
として屋外のフロアーを形成してもよい。その場合は、
床面20のサッシ下枠5の下段部13屋外側に位置する部分
に溝等を設けて雨水が流下するスペースを形成するもの
とする。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、サッシ下枠のウェ
ブを屋外側に向けて降段状に形成し、サッシ下枠のウェ
ブ屋内側の上段部及び引戸用突条レールの上端部及び網
戸用突条レールの上端部と、屋内の床面と、デッキ材の
上面がほぼ同一の高さとすることにより、屋内と屋外の
間の段差を無くしたので、移動ベッド及び車イス等をそ
のまま通過させることができる。
また、デッキ材、突条レール、ウェブ屋内側上段部の相
互間隔を移動ベッド及び車イスの車輪の幅よりも小さく
したため、車輪がデッキ材の間などに嵌ってしまうこと
がない。
また、サッシ下枠のウェブを従来どおり降段状とし、屋
外フロアーの床面をウェブよりも低い位置とし、かつ屋
外フロアーにデッキ材を敷設してウェブの下段部屋外側
に雨水が流下するスペースを形成したので、雨仕舞が悪
くなることもなく、雨水の流下スペースを設けるために
屋外フロアーに側溝等を設ける必要もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るテラスタイプ窓の外観
図、第2図は本考案の一実施例に係るテラスタイプ窓の
縦断面図、第3図は一実施例に係るテラスタイプ窓の横
断面図、第4図は一実施例に係るテラスタイプ窓の下部
構造を示す部分斜視図、第5図はその下部構造を示す部
分断面図である。 1:窓開口部、2:サッシ枠 5:サッシ下枠、5a:ウェブ 9:ガラス引戸、11:上段部 12:中段部、13:下段部 14:床面、15:突条レール 18:スペース、19:デッキ 19a:デッキ材、20:床面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】引戸を納めたサッシ枠が取付けられた下記
    要件を備えることを特徴とする建造物開口部の下部構
    造。 (イ) サッシ下枠のウェブを屋外側に向けて降段状に
    形成する。 (ロ) 屋外フロアーの床面を上記サッシ下枠のウェブ
    よりも低い位置とし、該屋外のフロアーに複数のデッキ
    材を敷設してなる。 (ハ) 上記サッシ下枠のウェブ屋内側の上段部及び引
    戸用突条レールの上端部及び該引戸用突条レールの屋外
    側に設けた網戸用突条レールの上端部と、屋内の床面
    と、上記デッキ材の上面をほぼ同一の高さとする。 (ニ) 上記各デッキ材どうしの間隔、上記デッキ材と
    上記網戸用突条レールとの間隔、上記各突条レールどう
    しの間隔、上記引戸用突条レールと上記ウェブ屋内側の
    上段部との間隔を、移動ベッド及び車イスの車輪の幅よ
    りも小さくしてなる。 (ホ) サッシ下枠のウェブ屋外側の下段部の屋外側に
    雨水が下方に流下するスペースを形成する。
JP1987192038U 1987-12-18 1987-12-18 建造物開口部の下部構造 Expired - Lifetime JPH0716877Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0196976U JPH0196976U (ja) 1989-06-28
JPH0716877Y2 true JPH0716877Y2 (ja) 1995-04-19

Family

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2682957B2 (ja) * 1993-11-08 1997-11-26 株式会社日本アルミ 引戸の下枠構造
JP2002242562A (ja) * 2001-02-15 2002-08-28 Tateyama Alum Ind Co Ltd 屋外用下枠フラットのレ−ル無しサッシの網戸装置(外側垂下片)

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JPS5610823Y2 (ja) * 1976-05-19 1981-03-11
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JPS619976U (ja) * 1984-06-25 1986-01-21 株式会社日立製作所 Fm音声記録vtr

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JPH0196976U (ja) 1989-06-28

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