JPH0619019Y2 - 木製建具 - Google Patents

木製建具

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JPH0619019Y2
JPH0619019Y2 JP9166588U JP9166588U JPH0619019Y2 JP H0619019 Y2 JPH0619019 Y2 JP H0619019Y2 JP 9166588 U JP9166588 U JP 9166588U JP 9166588 U JP9166588 U JP 9166588U JP H0619019 Y2 JPH0619019 Y2 JP H0619019Y2
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JP
Japan
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door
wooden
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groove
vertical
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雄一 久米
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Tostem Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は木製窓等の木製建具の雨仕舞装置に関する。
(従来の技術) アルミ押出形材等からなる金属または合成樹脂製建具の
冷たさに対し、最近の嗜好の多様化により、暖かみを感
じさせる木製建具が見直されるようになっている。しか
し木製建具は金属または合成樹脂製建具に比べて雨仕舞
が悪いという欠点がある。
そこで従来、例えば木製窓では、第4図に示すように、
木製外枠1の下枠1a上に金属または合成樹脂製下枠部材
2を配設し、その下部部材2の両端部を上向きに折り曲
げて木製外枠1の縦枠1bに沿う立ち上がり部2a形成した
ものがある。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の構成によると、下枠部材2上に溜まった雨水
は室外へすべて排出され、この点では雨仕舞が良い。し
かし、立ち上がり部2aと縦枠1bとの間の雨仕舞には問題
がある。即ち下枠部材2の取付けは建具業者の職域であ
るが、窓枠1の取付けは大工業者の職域であって、その
仕事の分担が異なることから、大工業者は通常どうり縦
枠1bにその全長にわたって戸当り溝3を形成する。そう
すると、その戸当り溝3に入り込んだ雨水は立ち上がり
部2aの裏面側を通って下枠部材2の下側へ流入すること
となり、この点では雨仕舞が悪いという欠点がある。
また前記立ち上がり部2aによって戸当り溝3の下部が隠
蔽されるため、障子4を閉動させたときに、その戸当り
側縦框が上記立ち上がり部2aに衝突しないように、その
縦框の下部に切欠部5を形成する必要がある。このた
め、その切欠部5と立ち上がり部2aとの間の水密性及び
気密性を確保できないという問題がある。
本考案は上記従来の問題点に鑑み、木製外枠と障子との
間の水密性及び気密性を完全に確保できるようにした木
製建具を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための第1の考案は、木製外枠7の
縦枠7bに戸当り用縦溝12を形成すると共に、その下枠7a
上に金属または合成樹脂製下枠部材2,8を配設し、且
つその下枠部材2,8の両端部に雨仕舞用立ち上がり部
2a,10を配設してなる木製建具において、上記各縦枠7b
の全長にわたって、戸当り溝15を有する戸当り部材13を
配設し、その戸当り部材13の裏面側に突設した突条部13
aを上記縦溝12に嵌入させると共に、該突条部13aの裏面
側下部に形成した切欠段部14を上記各立ち上がり部2a,1
0に当接させてなる構成を採用するものである。
また第2の考案は、戸当り部材13を木製とするものであ
る。
さらに第3の考案は、戸当り部材13の戸当り溝15内にア
ルミ押出形材等からなる金属または合成樹脂製シール材
取付枠16を配設してなる構成を採用するものである。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例たる木製窓の要部を示し、木
製外枠7の下枠7a上には、レール取付面8aが室外側に向
かって段階的に低くなるよう階段状に形成されたアルミ
押出形材等からなる金属または合成樹脂製下枠部材8が
配設され、その下枠部材8の両端部には、該部材の断面
形状に合致させた板状シール材9を介して、第2図に示
すように、略矩形状の金属または合成樹脂製立ち上がり
板(立ち上がり部)10がビス9aによって固着されてい
る。
上記木製外枠7の縦枠7aには戸当り用縦溝12が形成さ
れ、その縦溝12に対向して、第2図に示すように、その
縦枠7bの全長にわたって戸当り部材13が、その裏面側に
突設した突条部13aを上記縦溝12内に圧嵌または接着あ
るいはビス止めすることによって固着され、また戸当り
部材13の裏面側の下部を切除して形成された切欠段部14
が前記立ち上がり板10の表面及びその上端縁に当接し
て、その立ち上がり板10と突条部13aとの間の水密性及
び気密性が確保されるようになっている。
さらに上記戸当り部材13の障子対向面に、その全長にわ
たって戸当り溝15が形成され、その戸当り溝15内には、
第3図に示すように、横断面略コ字状のアルミ押出形材
等からなる金属または合成樹脂製シール材取付枠16がビ
ス止めや接着によって固着されている。
第3図に示すように、前記下枠部材8のレール取付面8a
に一体形成された一対のレール18上にはガラス障子19が
引違い式に配置されている。また第2図に示すように、
そのガラス障子19の木製框20の上下横框20a,20b及び戸
当り側縦框20cに形成された凹部21には横断面略コ字状
の金属または合成樹脂製補強枠22が嵌入固着され、これ
によって木製框20の変形を防止し、強度を高めている。
また、その補強枠22の戸当り対向部22aは、ガラス障子1
9を閉動させたときに、前記シール材取付枠16に取付け
られているシール材23に圧接し、そのガラス障子19との
戸当り部材13との間の水密性及び気密性が確保されるよ
うになっている。
ここで前記戸当り部材13が立ち上がり板10よりもガラス
障子19側に配設されていることから、戸当り側縦框20c
の下部に、従来のように立ち上がり板10に衝突するのを
避けるための切欠部を形成する必要がない。従って上記
戸当り側縦框20aの全体を上記戸当り部材13の戸当り溝1
5に嵌合させることができる。
第1図に示すように、前記各立ち上がり板10の室内側の
側縁部10aが外側へ折れ曲がって縦枠7bに当接し、その
縦枠7bと立ち上がり板10との間に小さな間隙αが確保さ
れ、その間隙α及びその間隙αに連通する縦溝12にはシ
リコン樹脂等からなる水密材25が充填され、立ち上がり
板10と縦枠7bとの間の水密性及び気密性が完全に確保さ
れている。なお第3図中、26は窓ガラス、27,28は木製
框20の召し合わせ部に配設された水密及び水密保持用の
係合枠とシールパッキンである。
上記実施例では、下枠部材8の両端部に立ち上がり板10
をビス止めした木製建具を例にあげて説明したが、第4
図に示すように、下枠部材2の両端部を折り曲げて立ち
上がり部2aを形成した木製建具にも適用することができ
るものである。
なお、木製外枠、木製戸当り部材及び木製障子には、本
出願人が開発した樹脂含浸処理法(特開昭61-277403
号)によって樹脂含浸処理を施すことによって耐候性と
強度及び美感を長期にわたって維持させることができ
る。
(考案の効果) 第1の考案によれば、木製外枠を構成する各縦枠の全長
にわたって、縦枠とは別個の戸当り部材を配設し、該戸
当り部材の裏面側下部に切欠段部を設けて該切欠段部を
下枠部材両端部の雨仕舞用立ち上がり部に当接させてな
るため、戸当り部材の下端部と下枠部材との間から侵入
しようとする雨水は立ち上がり部によって遮断され、戸
当り部材及び縦枠と下枠部材との間、特に両者のコーナ
ー部の水密性及び気密性を完全に確保することができ
る。
しかも戸当り部材の障子側対向面は平坦に形成されるか
ら該部材と障子との間に隙間が生じることがなく、両者
間の水密性も完全である。
第2の考案によれば、戸当り部材を木製としていること
から、同じく木製の外枠と一体化され、木造建物への調
和及び暖かみを感じさせるという木製建具の長所を一層
高めることができる。
第3の考案によれば、戸当り部材の戸当り溝内にアルミ
押出形材等からなる金属または合成樹脂製シール材取付
枠を配設しているから、上記戸当り部材と障子との間の
水密性及び気密性を完全に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例たる木製建具の要部の斜視
図、第2図は同建具の縦断面図(断面線は第3図のII−
II線に沿う)、第3図は同水平断面図、第4図は従来の
木製建具の要部の斜視図である。 2a…立ち上がり部、7…木製外枠、7a…下枠、7b…縦
枠、8…レール取付面、10…立ち上がり板(立ち上がり
部)、12…縦溝、13…戸当り部材、14…切欠段部、15…
戸当り溝、16…シール材取付枠。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】木製外枠の縦枠に戸当り用縦溝を形成する
    と共に、その下枠上に金属または合成樹脂製下枠部材を
    配設し、且つその下枠部材の両端部に雨仕舞用立ち上が
    り部を配設してなる木製建具において、上記各縦枠の全
    長にわたって、戸当り溝を有する戸当り部材を配設し、
    その戸当り部材の裏面側に突設した突条部を上記縦溝に
    嵌入させると共に、該突条部の裏面側下部に形成した切
    欠段部を上記各立ち上がり部に当接させてなる木製建
    具。
  2. 【請求項2】戸当り部材が木製であることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の木製建具。
  3. 【請求項3】戸当り部材の戸当り溝内にアルミ押出形材
    等からなる金属または合成樹脂製シール材取付枠を配設
    してなる実用新案登録請求の範囲第1項または第2項に
    記載の木製建具。
JP9166588U 1988-07-11 1988-07-11 木製建具 Expired - Lifetime JPH0619019Y2 (ja)

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JP9166588U JPH0619019Y2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 木製建具

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JPH0213693U JPH0213693U (ja) 1990-01-29
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