JP2015010324A - 住宅 - Google Patents

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JP2015010324A
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達郎 池田
Tatsuro Ikeda
達郎 池田
繁 松岡
Shigeru Matsuoka
繁 松岡
俊雄 谷口
Toshio Taniguchi
俊雄 谷口
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Abstract

【課題】良好な生産性と優れた外観とを有する屋根を具えた住宅を提供する。
【解決手段】屋根2を有する住宅1である。屋根2は、片流れの屋根本体3と、屋根本体3の外周縁3tに沿って配された屋根縁化粧材4とを含んでいる。屋根縁化粧材4は、実質的に同一の外面輪郭形状36で屋根本体3の周囲を連続してのびている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、良好な生産性と優れた外観とを有する屋根を具えた住宅に関する。
従来、片流れ屋根を有する住宅が提案されている。片流れ屋根は、例えば、屋根本体と、その外周縁に沿って配された屋根縁化粧材とを含んでいる。
特開平5−287867号公報
屋根縁化粧材は、例えば、屋根本体の棟、軒及びケラバに配置される複数の部材から構成されている。各部材は、棟、軒及びケラバの各位置において、それぞれの外周縁の形状に合わせて形成されていた。従って、従来の片流れ屋根の屋根縁化粧材は、各々の断面形状が異なっていた。このため、従来の片流れ屋根は、外観上の一体感やまとまりに乏しいという問題があった。また、屋根縁化粧材では、多種類の部材を準備する必要があったため、生産性についても改善の余地があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、良好な生産性を確保しながら、優れた外観を提供しうる片流れ屋根を具えた住宅を提供することを主たる目的としている。
本発明は、屋根を有する住宅であって、前記屋根は、片流れの屋根本体と、前記屋根本体の外周縁に沿って配された屋根縁化粧材とを含み、前記屋根縁化粧材は、実質的に同一の外面輪郭形状で前記屋根本体の周囲を連続してのびていることを特徴とする。
本発明に係る前記住宅は、前記屋根縁化粧材の前記外面輪郭形状は、前記屋根本体の屋根面側から屋根本体と離れる向きにのびる上面部、前記屋根本体の軒天井側から屋根本体と離れる向きにのびる下面部、及び、前記上面部と前記下面部との間をのびる前面部を有した略横向きのコ字状であり、前記上面部は、前記屋根本体から離れるに従って上方に向かう水勾配を有しているのが望ましい。
本発明に係る前記住宅は、前記上面部は、前記屋根本体の前記屋根面を、屋根縁を超えて延長させた仮想屋根面よりも上方に位置する部分を含んでいるのが望ましい。
本発明に係る前記住宅は、前記屋根縁化粧材は、前記屋根本体の軒、棟及びケラバに沿って配される長尺な本体部と、隣り合う前記本体部間を繋ぐコーナ部とが接続されることで構成されているのが望ましい。
本発明に係る前記住宅は、前記屋根縁化粧材の前記本体部は、前記下面部を含む下側部材と、前記上面部を含む上側部材とに分離可能な少なくとも2つの部材からなり、前記下側部材の上端部には、前記上側部材の下端部が挿入されることにより位置決めされる溝部が設けられているのが望ましい。
本発明に係る前記住宅は、前記下側部材の前記上端部は、上縁を有する前壁部と、前記前壁部の上縁よりも下方でかつ前記前壁部の屋根本体側を向く背面から前記前壁部と距離を隔てて上方にのびることにより、前記前壁部との間に前記溝部を形成する後壁部とを有しているのが望ましい。
本発明に係る前記住宅は、前記後壁部は、前記前壁部の背面から前記屋根本体側に凸となる半円状の円弧でのびる第1部分と、前記第1部分に連なり前記前壁部に沿ってのびる第2部分とを含んでおり、前記上側部材の前記下端部は、前記溝部に差し込まれる挿入部と、前記挿入部に連なり前記後壁部の前面に沿って配される立片とを有しているのが望ましい。
本発明の住宅の屋根は、片流れの屋根本体と、屋根本体の外周縁に沿って配された屋根縁化粧材とを含んでいる。このような屋根縁化粧材は、屋根本体の外周縁を覆うことができるため、屋根の外観の向上や、雨仕舞するのに役立つ。
屋根縁化粧材は、実質的に同一の外面輪郭形状で前記屋根本体の周囲を連続してのびている。このような屋根縁化粧材は、外観上の一体感やまとまりを向上させることができる。従って、本発明の住宅は、優れた外観を有する屋根を具えることができる。
また、屋根縁化粧材は、実質的に同一の外面輪郭形状であるため、従来に比べて、部材の種類を最小限に抑えることができる。従って、本発明の住宅は、生産性を向上しうる。
本実施形態の本実施形態の住宅の正面図である。 住宅の側面図である。 住宅の背面図である。 図1のA1−A1断面図である。 図4の軒側の拡大図である。 図4の棟側の拡大図である。 図1のA2−A2断面図である。 屋根縁化粧材の平面図である。 図8のA3−A3断面図である。 軒本体部及びブラケットの分解断面図である。 下側部材、上側部材及び第2ブラケットの分解断面図である。 下側部材の上端部、及び、上側部材の下端部の拡大断面図である。 上側部材の取り付けを説明する断面図である。 棟本体部及びブラケットの分解断面図である。 ケラバ本体部及びブラケットの分解断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1には、本実施形態の住宅の正面図、図2には、住宅の側面図、及び、図3には、住宅の背面図が示される。本実施形態の住宅1の屋根2は、例えば、棟S2側から軒S1側に向かって一方向のみに勾配を有する片流れ屋根2Aとして構成されている。屋根2は、片流れの屋根本体3と、屋根本体3の外周縁3tに沿って配された屋根縁化粧材4とを含んでいる。
屋根本体3は、住宅1の壁面5よりも、軒S1側、棟S2側及びケラバS3側に突出している。このため、屋根本体3には、軒S1側、棟S2側及びケラバS3側において、軒天井6が形成される。
図4には、図1のA1−A1断面図、図5には、図4の軒側の拡大図、図6には、図4の棟側の拡大図、図7には、図1のA2−A2断面図が示される。屋根本体3は、例えば、垂木7等で支持された野地板8と、野地板8の外側に配された金属製の下地鋼板9と、この下地鋼板9を介して野地板8の外側に固着されたソーラーパネル10とを含んでいる。なお、屋根本体3には、ソーラーパネル10に代えて、瓦等が配置されても良いのは言うまでもない。
垂木7は、例えばI形鋼や、H形鋼等の鋼材からなる屋根梁Lに取付けられる。垂木7は、棟S2側から軒S1側に向かって下降する勾配を有している。また、垂木7には、軒S1側の端部に、軒側下地材11が固着されている。この軒側下地材11には、軒樋12が固着されている。さらに、垂木7には、棟S2側の端部に固着される棟側下地材13と、ケラバS3側の端部に固着されるケラバ側下地材14(図7に示す)とが設けられる。
野地板8は、例えば、強度の高い構造用合板からなる。野地板8は、例えば、垂木7の勾配に沿って固着されている。また、本実施形態の野地板8の外面には、例えば、雨水の進入を防ぐために、防水シート層(図示省略)が敷設されている。防水シート層としては、特に限定されないが、防水性及び柔軟性に優れるアスファルトルーフィングや透湿防水シート等が好ましい。
本実施形態の下地鋼板9は、防水シート層(図示省略)を介して、野地板8の外側に配置されている。下地鋼板9は、不燃性の金属からなる。このため、下地鋼板9は、例えば、瓦等を用いることなく耐火性能に優れる屋根を構成することができる。図5に示されるように、下地鋼板9の軒S1側の端部には、水切り板25が設けられている。このような水切り板25は、屋根勾配に沿って流れる雨水を軒樋12に円滑に排出しうる。
図6に示されるように、下地鋼板9は、ソーラーパネル10の内方を通って棟S2側にのびている。また、下地鋼板9は、棟S2側で上向きに折り返された返し部9aが設けられている。さらに、図7に示されるように、下地鋼板9は、ソーラーパネル10の内方を通って、ケラバS3側にのびている。さらに、下地鋼板9は、ケラバS3側で上向きに折り返された返し部9bが設けられている。これらの返し部9a、9bは、棟S2側及びケラバS3側において、下地鋼板9の上面の雨水が野地板8側に回り込むのを防ぐことができ、効果的に水仕舞することができる。
ソーラーパネル10は、屋根勾配に沿って配置される。本実施形態のソーラーパネル10は、野地板8の上方に配置される太陽光電池モジュール26と、太陽光電池モジュール26を野地板8の上で支持する固着具27とを含んで構成されている。
図6に示されるように、ソーラーパネル10の棟S2側には、棟側化粧カバー29が配されている。棟側化粧カバー29は、屋根の流れ方向と直交する方向において、複数の凸部29aと複数の溝29bとが交互に配置され、波板状に形成されている。凸部29a及び溝29bは、屋根勾配に沿ってのびている。このような棟側化粧カバー29は、その上面の雨水を、屋根勾配に沿って円滑に排出しうる。
図7に示されるように、ソーラーパネル10のケラバS3側には、ケラバ側化粧カバー30が配されている。ケラバ側化粧カバー30は、棟側化粧カバー29と同様に、屋根の流れ方向と直交する方向において、複数の凸部30aと複数の溝30bとが交互に配置され、波板状に形成されている。このようなケラバ側化粧カバー30も、その上面の雨水を、屋根勾配に沿って円滑に排出しうる。
さらに、ケラバ側化粧カバー30のケラバS3側には、ケラバS3側にのびる延長部31が設けられている。延長部31は、ケラバ側化粧カバー30側からケラバS3側に、屋根面3Sに沿ってのびる本体31aと、本体31aのケラバS3側の端部で上方にのびる第1突片31bと、本体31aのソーラーパネル10側の端部で上方にのびる第2突片31cとを含んでいる。第1突片31bは、下地鋼板9の返し部9bよりも屋根本体3側に配置されている。このような延長部31は、ケラバ側化粧カバー30のケラバS3側の水仕舞を効果的に行うことができる。
図8には、屋根縁化粧材4の平面図、図9には、図8のA3−A3断面図が示される。本実施形態の屋根縁化粧材4は、屋根本体3の軒S1、棟S2及びケラバS3に沿って配される長尺な本体部33と、隣り合う本体部33、33間を繋ぐコーナ部34とを含んで構成されている。本体部33とコーナ部34とが接続されることにより、屋根縁化粧材4が構成される。また、本体部33は、軒S1に沿って配置される軒本体部33Aと、棟S2に沿って配置される棟本体部33Bと、ケラバS3に沿って配置されるケラバ本体部33Cとを含んで構成される。
図5、図6、図7及び図9に示されるように、軒本体部33A、棟本体部33B、ケラバ本体部33C及びコーナ部34の外面輪郭形状36は、屋根本体3の屋根面3S側から屋根本体3と離れる向きにのびる上面部36a、屋根本体3の軒天井6側から屋根本体3と離れる向きにのびる下面部36b、及び、上面部36aと下面部36bとの間をのびる前面部36cを有する。これにより、外面輪郭形状36は、略横向きのコ字状に形成される。
本実施形態の屋根縁化粧材4は、本体部33及びコーナ部34が、実質的に同一の外面輪郭形状36で、屋根本体3の周囲を連続してのびている。このような屋根縁化粧材4は、屋根2の外観上の一体感や、まとまりを向上させることができる。従って、本発明の住宅1は、優れた外観を有する屋根2を具えることができる。
さらに、屋根縁化粧材4は、実質的に同一の外面輪郭形状36であるため、従来に比べて、本体部33及びコーナ部34等の部材の種類を最小限に抑えることができる。従って、本発明の住宅1は、生産性を向上しうる。また、屋根縁化粧材4は、屋根本体3の外周縁3tを覆うことができるため、雨仕舞を効果的に行いうる。なお、実質的に同一の外面輪郭形状36とは、本実施形態では、上面部36a、下面部36b及び前面部36cを含む輪郭形状を意味し、上面部36a、下面部36b及び前面部36cのそれぞれの形状等が、屋根本体3の周囲で異なるものも含んでいる。
上面部36aは、屋根本体3から離れるに従って、上方に向かう水勾配を有するのが望ましい。このような上面部36aは、その上面部36aの雨水を、水勾配に沿って円滑に排出しうる。軒S1側の上面部36aは、その屋根本体3側に、軒樋12が設けられているため、雨水を軒樋12に円滑に排出しうる。
また、上面部36aには、屋根本体3の屋根面3Sを、屋根縁を超えて延長させた仮想屋根面3Vよりも上方に位置する部分(以下、単に「上方部分」ということがある。)37が含まれるのが望ましい。これにより、上面部36aは、屋根面3Sの雨水が、上面部36aを越えて、軒S1側、棟S2側及びケラバS3側に流れるのを防ぐことができる。
さらに、軒本体部33A、棟本体部33B、ケラバ本体部33C及びコーナ部34において、上方部分37の仮想屋根面3Vに対する各角度α1、α2、α3及びα4は、同一に設定されるのが望ましい。ここで、各角度α1、α2、α3及びα4が同一とは、実質的な同一を意味し、−5〜+5度の誤差を許容する。これにより、本実施形態では、軒本体部33A、棟本体部33B、ケラバ本体部33C及びコーナ部34の各外面輪郭形状36をより近似させることができ、屋根2の外観性、及び、生産性を向上しうる。なお、各角度α1、α2、α3及びα4は、例えば、10〜30度程度が望ましい。
図5に示されるように、本実施形態の軒本体部33Aは、下面部36bを含む下側部材38と、上面部36aを含む上側部材39とに分離可能な少なくとも2つ、本実施形態では2つの部材から構成されている。これらの下側部材38及び上側部材39が連結されることにより、上面部36a、下面部36b及び前面部36cが形成される。また、本実施形態の軒本体部33Aは、下側部材38及び上側部材39が、その長手方向に、同一断面形状で連続している。
軒本体部33Aは、軒側下地材11に固着されるブラケット47を介して、軒S1に配置される。ブラケット47は、軒側下地材11に固着される第1ブラケット47A、及び、第1ブラケット47Aに支持され、かつ、軒樋12の軒S1側に配置される第2ブラケット47Bを含んで構成されている。
図10には、軒本体部33A及びブラケット47の分解断面図が示される。第1ブラケット47Aは、下側ブラケット47Aaと、下側ブラケット47Aaの上側に配置された上側ブラケット47Abとから構成されている。なお、下側ブラケット47Aa及び上側ブラケット47Abは、一体に形成されてもよい。
下側ブラケット47Aaは、軒側下地材11(図5に示す)の軒S1側を向く前面に沿って上下にのびる第1片48aと、第1片48aの下端でフランジ状にのびる第2片48bとを含んでいる。第2片48bは、軒S1側にのびる軒側鍔部49aと、棟S2側にのびる棟側鍔部49bとを含んでいる。棟側鍔部49bには、その下面から下方に突出する係合部49eが設けられている。下側ブラケット47Aaは、軒S1に沿ってのびる長尺材として構成されている。
上側ブラケット47Abは、軒側下地材11(図5に示す)の前面に沿って、下側ブラケット47Aaの第1片48aの上端から上方にのびる基片48fと、基片48fの上端から軒S1側にのびる第3片48cと、第3片48cの軒S1側の端部から上方にのびる第4片48dと、第4片48dの上端から屋根本体3側に折れ曲がる第5片48eとを含んでいる。この上側ブラケット47Abは、軒S1に沿って隔設される。
このような第1ブラケット47Aは、まず、上側ブラケット47Abの基片48fが、軒側下地材11に固着される。次に、下側ブラケット47Aaの第1片48aが、上側ブラケット47Abの基片48fの下側で、軒側下地材11に固着される。本実施形態では、上側ブラケット47Abの基片48fの下端と、下側ブラケット47Aaの第1片48aの上端とが当接している。これにより、第1ブラケット47Aは、軒側下地材11に固着される。
図11には、下側部材38、上側部材39及び第2ブラケット47Bの分解断面図が示される。第2ブラケット47Bは、軒樋12の下方から軒S1側に向かってのびる下片50aと、下片50aから上方に向かって、軒S1側に傾斜してのびる中片50bと、中片50bの上端から屋根本体3側に向かって傾斜してのびる上片50cと、上片50cの上端から屋根本体3側に折れ曲がる折返片50dを含んでいる。
下側部材38は、屋根本体3の軒天井6(図4に示す)側から屋根本体3と離れる向きにのびる下片38aと、下片38aの端部から上方にのびる中片38bと、中片38bの上端から屋根本体3側にのびる折返し部38cと、折返し部38cから上方にのびる上端部38dとを含んで構成されている。
下片38aは、軒樋12(図10に示す)及びブラケット47の下方を、軒天井6側から軒S1側に向かって傾斜してのびている。また、下片38aの屋根本体3側の端部には、上方に向かってのびる第1片44aと、第1片44aの上端から軒S1側にのびる第2片44bと、第1片44aの上端から屋根本体3側にのびる第3片44cが設けられる。これにより、下片38aには、第2ブラケット47Bの下片50aの端部を把持する溝部44dが形成される。
中片38bは、下片38aの端部から屋根本体3(図10に示す)と離れる向きに傾斜してのびている。また、折返し部38cは、中片38bの上端から屋根本体3に向かって、上方に傾斜してのびている。
図12には、下側部材38の上端部38d及び上側部材39の下端部39dの拡大断面図が示される。上端部38dは、前壁部41と、該前壁部41の屋根本体3(図10に示す)側に配置される後壁部42とを有している。
前壁部41は、折返し部38cの屋根本体3(図10に示す)側の端部から上方にのびている。また、前壁部41は、折返し部38cの端部から屋根本体3と離れる向きに傾斜している。この前壁部41は、屋根本体3側を向く背面41b、該背面41bと逆側を向く前面41f、及び、背面41bと前面41fとを継ぐ上縁41uを有している。
後壁部42は、前壁部41の上縁41uよりも下方でかつ前壁部41の背面41bから、前壁部41と距離を隔てて上方にのびている。これにより、前壁部41と後壁部42との間には、上方に開口する溝部43が形成される。
また、後壁部42は、前壁部41の背面41bから屋根本体3(図10に示す)側に凸となる半円状の円弧でのびる第1部分42aと、第1部分42aに連なり前壁部41に沿ってのびる第2部分42bとを含んでいる。さらに、第2部分42bには、軒S1側を向く前面から軒S1側に突出する突片42cが設けられている。
図11に示されるように、上側部材39は、上面部36aを形成する上片39aと、上片39aの端部から下方にのびる中片39bと、中片39bの下端から屋根本体3側にのびる下片39cと、下片39cの屋根本体3側の端部から上方へ突出する下端部39dとを含んで構成されている。
上片39aの屋根本体3側の端部は、第2ブラケット47Bの折返片50dの上面に沿って配置される。また、中片39bは、屋根本体3から離れる向きに凸となるように湾曲している。下片39cは、中片39bの下端から屋根本体3側に向かって、下方に傾斜してのびている。
図12に示されるように、下端部39dは、溝部43に差し込まれる挿入部45と、挿入部45に連なり後壁部42の前面に沿って配される立片46とを有している。
挿入部45は、下片39cの端部から下方に突出し、かつ前壁部41の背面41bに沿って配される凸部45aと、凸部45aから上方にのび、かつ、屋根本体3(図10に示す)側に凸となる半円状の円弧の湾曲部45bとを含んで構成される。
凸部45aの下端は、下方に向かって凸となる鋭角状に形成されている。湾曲部45bの外周面の曲率は、下側部材38の第1部分42aの内面の曲率と同一に設定されている。また、立片46の上端は、上側部材39の下端部39dが、下側部材38の上端部38dに挿入された状態において、後壁部42の突片42cの下端に当接、又は該下端よりも下方に配置されている。
図10に示されるように、本実施形態では、先ず、下側部材38及び上側部材39が、第2ブラケット47Bに一体に固着される。そして、下側部材38、上側部材39、及び、第2ブラケット47Bの一体物が、第1ブラケット47Aに固着される。これにより、軒本体部33Aは、軒側下地材11に固着されるブラケット47を介して、軒S1に配置される。
図10及び図11に示されるように、本実施形態では、先ず、第2ブラケット47Bの下片50aが、下側部材38の溝部44dに挿入される。次に、下側部材38の後壁部42の第2部分42bが、第2ブラケット47Bの中片50bに、リベット等の固着具23を用いて固着される。これにより、下側部材38と第2ブラケット47Bとが、一体に固定される。
図13は、上側部材39の取り付けを説明する断面図である。上側部材39は、先ず、上側部材39の上片39a側が軒S1側に傾斜されて、挿入部45の凸部45aが、下側部材38の前壁部41の上縁41u(図12に示す)に配置される。次に、凸部45aと前壁部41との接点を支点として、上側部材39が、図において時計回りに回転される。上側部材39の湾曲部45bの曲率は、下側部材38の第1部分42aの曲率と同一に設定されているため、湾曲部45bが第1部分42aにガイドされて、上側部材39をスムーズに回転しうる。これにより、図5及び図13に示されるように、上側部材39は、上側部材39の挿入部45が、下側部材38の溝部43に挿入される。本実施形態の凸部45aは、鋭角状に形成されているため、挿入部45を溝部43に円滑に挿入しうる。また、上側部材39の立片46は、下側部材38の第2部分42bに当接する。これにより、上側部材39は、下側部材38に位置決めされる。
さらに、本実施形態では、上側部材39の立片46の上縁が、下側部材38の突片42cに当接する。これにより、上側部材39の下端部39d(図12に示す)は、下側部材38の上端部38dに上下方向で挟持されるため、上側部材39が下側部材38に安定して位置決めされる。このように、本実施形態では、上側部材39が下側部材38及び第2ブラケット47Bに固定されるに先立ち、上側部材39を、下側部材38に安定して位置決めすることができる。従って、本実施形態では、熟練を必要とすることなく長尺な上側部材39の取り付け作業を、容易に実施することができる。
次に、図11に示されるように、上側部材39の下端部39dが、下側部材38の第2部分42b、及び、第2ブラケット47Bの中片50bに、リベット等の固着具24を用いて固定される。次に、上側部材39の上片39aが、第2ブラケット47Bの折返片50dに、リベット等の固着具22を用いて固定される。これにより、下側部材38及び上側部材39は、第2ブラケット47Bと一体に固着される。
次に、図10に示されるように、下側部材38の下片38aの第3片44cが、下側ブラケット47Aaの軒側鍔部49aに固着される。次に、上側部材39の上片39aが、上側ブラケット47Abの第5片48eに固着される。これにより、下側部材38、上側部材39、及び、第2ブラケット47Bの一体物が、第1ブラケット47Aに固着される。さらに、下側ブラケット47Aaの係合部49eには、下側ブラケット47Aaの第2片48b、及び、下側部材38の第3片44cを覆うカバー部材40が固着される。
このように、本実施形態では、下側部材38、上側部材39、及び、第2ブラケット47Bを予め固定させた後に、第1ブラケット47Aに固着されるため、軒本体部33Aを、軒S1に容易に配置しうる。
図10に示されるように、本実施形態の軒本体部33Aは、その上面部36a(図5に示す)を形成する上側部材39の上片39a、及び、下面部36b(図5に示す)を形成する下側部材38の下片38aがそれぞれ傾斜している。さらに、軒本体部33Aは、その前面部36c(図5に示す)を形成する上側部材39の中片39b、下片39c、下側部材38の中片38b、折返し部38c、及び、前壁部41が、それぞれ傾斜している。このように、軒本体部33Aでは、上面部36a、下面部36b、及び、前面部36cのそれぞれに、水勾配が形成されるため、雨水を円滑に排出しうる。
図12に示されるように、上側部材39には、中片39bと下片39cとの出隅部に、中片39bの下端から下方にのびる垂下部39eが形成されるのが望ましい。このような垂下部39eは、中片39bの雨水を、下片39cに回り込ませることなく、下方に案内することができる。従って、垂下部39eは、下側部材38と上側部材39との隙間に、雨水が浸入するのを防ぐことができる。
図6に示されるように、棟本体部33Bは、図5に示した軒本体部33Aと同様に、下側部材53及び上側部材54から構成されている。本実施形態では、軒本体部33Aと同様に、下側部材53及び上側部材54が、その長手方向に、同一断面形状で連続している。また、棟本体部33Bは、棟側下地材13に固着されるブラケット55を介して、棟S2に配置されている。
図14には、棟本体部33B及びブラケット55の分解断面図が示される。ブラケット55は、下側ブラケット55Aと、下側ブラケット55Aの上側に配置された上側ブラケット55Bとから構成されている。なお、下側ブラケット55A及び上側ブラケット55Bは、一体に形成されてもよい。
下側ブラケット55Aは、棟側下地材13に沿って上下にのびる基部55aと、基部55aの下端から屋根本体3と離れる向きに折リ返す第1折返片55bと、第1折返片55bの端部から下方にのびる下片55cとが含まれる。この下側ブラケット55Aは、棟S2に沿って隔設される。
上側ブラケット55Bは、棟側下地材13の前面に沿って、下側ブラケット55Aの基部55aの上端から上方にのびる基片55gと、基片55gの上端から屋根本体3と離れる向きにのびる中片55dと、中片55dの端部から上方へのびる上片55eと、上片55eの上端から屋根本体3側に折れ曲がる第2折返部55fとを含んで構成される。この上側ブラケット55Bも、棟S2に沿って隔設される。
中片55dは、野地板8の下面に沿って、屋根本体3と離れる向きにのびている。上片55eは、下地鋼板9の返し部9aよりも棟S2側で、返し部9aに沿って傾斜してのびている。第2折返部55fは、上片55eの上端から、下地鋼板9の返し部9aを超えて、屋根本体3側にのびている。
このようなブラケット55は、まず、上側ブラケット55Bの基片55gが、棟側下地材13に固着される。次に、下側ブラケット55Aの基部55aが、上側ブラケット55Bの基片55gの下側で、棟側下地材13に固着される。本実施形態では、上側ブラケット55Bの基片55gの下端と、下側ブラケット55Aの基部55aの上端とが当接している。これにより、ブラケット55は、棟側下地材13に固着される。
下側部材53は、図11に示した軒本体部33Aと同様に、下片53a、中片53b、折返し部53c及び上端部53dを含んで構成されている。下片53aは、棟側下地材13の下方を、軒天井6側から棟S2側に向かって上方に傾斜してのびている。また、下片53aの上面には、上方に突出する一対の立片56a、56aを有する係合部56が固定されている。
中片53bは、下片53aの端部から屋根本体3側に向かって上方に傾斜してのびている。また、折返し部53cは、中片53bの上端から屋根本体3側に向かって上方に傾斜してのびている。
上端部53dは、図12に示した軒本体部33Aの上端部38dと同様に、前壁部57及び後壁部58を有している。前壁部57と後壁部58との間には、溝部59が形成されている。前壁部57は、棟側下地材13に沿って上下方向にのびている。また、後壁部58には、半円状の円弧でのびる第1部分58aと、前壁部57に沿ってのびる第2部分58bと、棟S2側を向く前面から棟S2側に突出する突片58cとが設けられている。
このような下側部材53は、先ず、一対の立片56a、56aが、棟側下地材13の下端に嵌め込まれる。次に、下側部材53は、第2部分58bの上端が、下側ブラケット55Aの下片55cに固定される。これにより、下側部材53は、ブラケット55を介して、棟側下地材13に容易に固定される。
上側部材54は、図11に示した軒本体部33Aと同様に、上片54a、中片54b、下片54c及び下端部54dを含んで構成されている。また、中片54bと下片54cとの出隅部には、中片54bの下端から下方にのびる垂下部54eが形成されている。
上片54aは、上側ブラケット55Bの上片55e及び第2折返部55fの上方に配置されている。さらに、上片54aの屋根本体3側の端部は、第2折返部55fの上面に沿って配置される。このような上側部材54は、下地鋼板9の返し部9aを超えて、屋根本体3側にのびるため、屋根本体3の棟S2側を効果的に水仕舞することができる。また、中片54bは、屋根本体3から離れる向きに凸となるように湾曲している。さらに、下片54cは、中片54bの下端から屋根本体3側に向かって、下方に傾斜してのびている。
下端部54dは、図12に示した軒本体部33Aの下端部39dと同様に、挿入部61及び立片62を有している。挿入部61は、下片54cの端部から下方に突出し、かつ前壁部57に沿って配される凸部61aと、後壁部58の第1部分58aの前面に沿って配される湾曲部61bとを含んで構成されている。凸部61aの下端は、下方に向かって凸となる鋭角状に形成されている。また、立片62の上端は、上側部材54の下端部54dが、下側部材53の上端部53dに挿入された状態において、後壁部58の突片58cの下端に当接、又は該下端よりも下方に配置されている。
このような上側部材54は、図13に示した軒本体部33Aの上側部材39と同様に、その下端部54dの挿入部61が、下側部材53の上端部53dの溝部59に挿入される。これにより、上側部材54は、下側部材53に位置決めされる。また、図6に示されるように、上側部材54の立片62の上縁は、下側部材53の突片58cに当接する。これにより、上側部材54の下端部54d(図14に示す)は、下側部材53の上端部53d(図14に示す)に上下方向で把持される。
図14に示されるように、上側部材54は、上片54aの屋根本体3側の端部が、上側ブラケット55Bの第2折返部55fの上面に固着される。これにより、上側部材54は、下側部材53及びブラケット55を介して、棟側下地材13に固着される。従って、本実施形態の棟本体部33Bでは、熟練を必要とすることなく、棟S2側に容易に取り付けることができる。
また、本実施形態では、下側部材53の下片53a、中片53b及び折返し部53cが、それぞれ傾斜している。さらに、上側部材54の上片54a、中片54b及び下片54cが、それぞれ傾斜している。これにより、図6に示されるように、棟本体部33Bでは、上面部36a、下面部36b及び前面部36cのそれぞれに、水勾配が形成されるため、雨水を円滑に排出しうる。
図7に示されるように、ケラバ本体部33Cは、図5及び図6に示した軒本体部33A及び棟本体部33Bと同様に、下側部材65及び上側部材66から構成されている。本実施形態では、軒本体部33A及び棟本体部33Bと同様に、下側部材65及び上側部材66が、その長手方向に、同一断面形状に連続している。また、ケラバ本体部33Cは、ケラバ側下地材14に固着されるブラケット67を介して、ケラバS3に配置されている。
図15には、ケラバ本体部33C及びブラケット67の分解断面図が示される。ブラケット67は、図14に示した棟本体部33Bのブラケット55と同様に、下側ブラケット67Aと、上側ブラケット67Bとから構成されている。なお、下側ブラケット67A及び上側ブラケット67Bは、一体に形成されてもよい。
下側ブラケット67Aは、基部67a、第1折返片67b及び下片67cが含まれる。また、上側ブラケット67Bは、基片67g、中片67d、上片67e及び第2折返片67fが含まれる。上片67eは、下地鋼板9の返し部9bよりもケラバS3側で、下地鋼板9の返し部9bに沿ってのびている。第2折返片67fは、上片67eの上端から、返し部9bを超えて、屋根本体3側にのびている。また、下側ブラケット67A及び上側ブラケット67Bは、ケラバS3に沿って隔設されている。
このようなブラケット67は、まず、上側ブラケット67Bの基片67gが、ケラバ側下地材14に固着される。次に、下側ブラケット67Aの基部67aが、上側ブラケット67Bの基片67gの下側で、ケラバ側下地材14に固着される。本実施形態では、上側ブラケット67Bの基片67gの下端と、下側ブラケット67Aの基部67aの上端とが当接している。これにより、ブラケット67は、ケラバ側下地材14に固着される。
下側部材65は、図14に示した棟本体部33Bの下側部材53と同様に、下片65a、中片65b、折返し部65c及び上端部65dを含んで構成されている。下片65aの上面には、上方に突出する一対の立片69a、69aを有する係合部69が設けられている。
中片65bは、下片65aの端部からケラバ側下地材14に沿って、上下にのびている。折返し部65cは、中片65bの上端から屋根本体3に向かって、上方に傾斜してのびている。
上端部65dは、図14に示した棟本体部33Bの下側部材53と同様に、前壁部71及び後壁部72を有している。前壁部71と後壁部72との間には、溝部73が形成されている。前壁部71は、折返し部65cの屋根本体3側の端部から屋根本体3と離れる方向に向かって上方に傾斜してのびている。また、後壁部72は、棟本体部33Bと同様に、半円状の円弧でのびる第1部分72aと、前壁部71に沿ってのびる第2部分72bと、ケラバS3側を向く前面からケラバS3側に突出する突片72cとが設けられている。
このような下側部材65は、先ず、一対の立片69a、69aが、ケラバ側下地材14の下端に嵌め込まれる。次に、下側部材65は、第2部分72bの上端が、下側ブラケット67Aの下片67cに固定される。これにより、下側部材65は、ブラケット67を介して、ケラバ側下地材14に固定される。
上側部材66は、図14に示した棟本体部33Bと同様に、上片66a、中片66b、下片66c及び下端部66dを含んで構成されている。また、中片66bと下片66cとの出隅部には、中片66bの下端から下方にのびる垂下部66eが形成されている。
上片66aは、下地鋼板9の返し部9b、及び、延長部31の第1突片31bを越えて、屋根本体3側にのびている。このような上片66aは、屋根本体3のケラバS3側を効果的に水仕舞することができる。また、中片66bは、屋根本体3から離れる向きに凸となるように湾曲している。また、下片66cは、中片66bの下端から屋根本体3側に向かって、下方に傾斜してのびている。
下端部66dは、挿入部74及び立片75を有している。挿入部74は、下片66cの端部から下方に突出し、かつ下側部材65の前壁部71に沿って配される凸部74aと、後壁部72の第1部分72aの前面に沿って配される湾曲部74bとを含んで構成される。凸部74aの下端は、下方に向かって凸となる鋭角状に形成されている。立片75の上端は、上側部材66の下端部66dが、下側部材65の上端部65dに挿入された状態において、後壁部72の突片72cの下端に当接、又は該下端よりも下方に配置されている。
このような上側部材66は、図13に示した軒本体部33Aの上側部材39と同様に、その下端部66dの挿入部74が、下側部材65の上端部65dの溝部73に挿入される。これにより、上側部材66は、下側部材65に位置決めされる。図7及び図15に示されるように、上側部材66の立片75の上縁は、下側部材65の突片72cに当接する。これにより、上側部材66の下端部66dは、下側部材65の上端部65dに上下方向で把持される。
上側部材66は、その上片66aの屋根本体3側の端部が、上側ブラケット67Aの第2折返片67fの上面に固着される。これにより、上側部材66は、下側部材65及びブラケット67を介して、ケラバ側下地材14に固着される。従って、本実施形態のケラバ本体部33Cでは、熟練を必要とすることなく、ケラバS3側に容易に取り付けることができる。
また、本実施形態では、下側部材65の下片65a、折返し部65c及び前壁部71が、それぞれ傾斜している。さらに、上側部材66の上片66a、中片66b及び下片66cが、それぞれ傾斜している。これにより、図7に示されるように、ケラバ本体部33Cでは、上面部36a、下面部36b及び前面部36cのそれぞれに、水勾配が形成されるため、雨水を円滑に排出しうる。
図8に示されるように、コーナ部34は、基部34Aと、該基部34Aの両端に形成され、かつ本体部33の端部に嵌め込まれる一対の凸部34B、34Bが設けられる。この凸部34Bは、本体部33に嵌め込まれて固着されることにより、コーナ部34が本体部33に支持される。
図9に示されるように、基部34Aは、上面部36aを形成する上側部81と、下面部36bを形成する下側部82と、前面部36cを形成する前側部83とを含んで構成されている。基部34Aは、同一断面形状で形成されている。
上側部81は、屋根本体3から離れるに従って上方に傾斜してのびている。下側部82は、屋根本体3の軒天井6側から、屋根本体3と離れる向きにのびる下片82aと、下片82aの端部から屋根本体3と離れる向きに傾斜する傾斜部82bとを含んでいる。
前側部83は、上側部81の屋外側の端部から下方にのびる第1片83aと、第1片83aの下端から屋根本体3側に折り返す第2片83bと、第2片83bの端部から下方にのびる第3片83cと、第3片83cの下端から屋根本体3と離れる向きにのびる第4片83dと、第4片83dの端部から下方にのびる第5片83eとを含んでいる。
第1片83aは、屋根本体3と離れる向きに湾曲している。第2片83bは、第1片83aの下端から屋根本体3側に向かって傾斜している。第3片83cは、第2片83bの屋根本体3側の端部から屋根本体3側に向かって傾斜している。第4片83dは、第3片83dの下端から屋根本体3と離れる向きに傾斜している。第5片83eは、第4片83dの下端と、下側部82の傾斜部82bの上端との間を上下にのびている。
このように、コーナ部34は、上側部81の上面部36aだけでなく、下側部82及び前側部83に、水勾配が形成される。従って、コーナ部34は、雨水を水勾配に沿って円滑に排出しうる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
1 住宅
2 屋根
3 屋根本体
4 屋根縁化粧材

Claims (7)

  1. 屋根を有する住宅であって、
    前記屋根は、片流れの屋根本体と、前記屋根本体の外周縁に沿って配された屋根縁化粧材とを含み、
    前記屋根縁化粧材は、実質的に同一の外面輪郭形状で前記屋根本体の周囲を連続してのびていることを特徴とする住宅。
  2. 前記屋根縁化粧材の前記外面輪郭形状は、前記屋根本体の屋根面側から屋根本体と離れる向きにのびる上面部、前記屋根本体の軒天井側から屋根本体と離れる向きにのびる下面部、及び、前記上面部と前記下面部との間をのびる前面部を有した略横向きのコ字状であり、
    前記上面部は、前記屋根本体から離れるに従って上方に向かう水勾配を有している請求項1記載の住宅。
  3. 前記上面部は、前記屋根本体の前記屋根面を、屋根縁を超えて延長させた仮想屋根面よりも上方に位置する部分を含んでいる請求項2記載の住宅。
  4. 前記屋根縁化粧材は、前記屋根本体の軒、棟及びケラバに沿って配される長尺な本体部と、隣り合う前記本体部間を繋ぐコーナ部とが接続されることで構成されている請求項1乃至3のいずれかに記載の住宅。
  5. 前記屋根縁化粧材の前記本体部は、前記下面部を含む下側部材と、前記上面部を含む上側部材とに分離可能な少なくとも2つの部材からなり、
    前記下側部材の上端部には、前記上側部材の下端部が挿入されることにより位置決めされる溝部が設けられている請求項4記載の住宅。
  6. 前記下側部材の前記上端部は、上縁を有する前壁部と、前記前壁部の上縁よりも下方でかつ前記前壁部の屋根本体側を向く背面から前記前壁部と距離を隔てて上方にのびることにより、前記前壁部との間に前記溝部を形成する後壁部とを有している請求項5に記載の住宅。
  7. 前記後壁部は、前記前壁部の背面から前記屋根本体側に凸となる半円状の円弧でのびる第1部分と、前記第1部分に連なり前記前壁部に沿ってのびる第2部分とを含んでおり、
    前記上側部材の前記下端部は、前記溝部に差し込まれる挿入部と、前記挿入部に連なり前記後壁部の前面に沿って配される立片とを有している請求項6記載の住宅。
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