JP3170692U - 補強ユニットを備えたトラス式構造体 - Google Patents

補強ユニットを備えたトラス式構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】強度を向上するために、追加工程にて組み立てが容易であり、安価で、作業性が良い補強ユニットを備えたトラス式構造体を提供する。【解決手段】基台2上面に垂直状態で固定されて外壁を構成する複数の壁パネルユニットと、前記其台と複数の壁パネルユニットとで構成される構造体を補強する補強ユニットと、該壁パネルユニットを隣接状態で枠組することで形成された上方開口を閉成した状態で前記複数の壁パネルユニットの上縁に固定された一つ以上のトラス屋根ユニットとにより、トラス式構造体を構成する。また、前記補強ユニットは、梁9、第1の柱30、第2の柱31、ラーメンユニット10、ピンブレースユニット20とで構成する。【選択図】図5

Description

本考案は、河川等の水上や水際等の水平面で無い土地に土台を作成し、その土台上に組み立て式構造体を構築するトラス式構造体に関するもので、特に補強ユニットを備えたトラス式構造体に関する。
従来から、ユニット式住宅等の建物において、所謂、妻面と平行な山形の屋根トラスを桁行方向に並べて複数設け、これら屋根トラスの上に屋根パネルを載せ、屋根葺材等の仕上げ材を施すトラス式構造体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この際、ユニット式住宅の構築時には、柱や梁に外壁等を予め固定し、現場での組み立ての容易化を図っている。
また、この他に、屋根をいくつかの三角形の箱体に分割して工場生産し、これを現場に運搬して接合するユニット屋根形式が採られる場合もある。
特開平07−238625号公報
ところで、このようなユニット式住宅の場合、基本的には宅地での構築であるため、建物の土台(基礎)は厳密な水平基準とされると共に、その土台も略水平な土地に整備された状態で構築される。
したがって、土台上に建物を構築する際には、壁の高さは一定であり、床面の水平度も容
易に出すことができる。
しかしながら、河川等の水上や水際等の水平面で無い土地に土台を作成した場合、土地が不安定であるために、作成した土台の水平度を出すことは非常に困難であり、このような土台上に、例えば、休憩所・観測所・温泉の脱衣所等の比較的簡素な建物を組み立て式で構築するには、上述したユニット式住宅の技術をそのまま採用したのでは非常に高価な建物となってしまう。
また、これら休憩所等に適用可能な簡素なトラス式構造体としては、所謂、プレハブ式或いは物置式等が周知であるが、機能的には優れているものの、前記トラス式構造体を大型化する場合には、建物としての強度が不足するという問題点があり、また、前記トラス式構造体の中には、使用される材質によっては、建物としての強度が満足していないという問題点があった。
一方、近年の建物に対する安全基準の高基準化、周囲環境との調和性や高級感志向等の関係から、上述した比較的簡素な建物にあっても、家屋よりも安価でありながら、家屋並みの建物の構築化が要望されている。
本考案の課題は、追加工程にて組み立てが容易であり、安価で、組み立ての作業性が良い補強ユニットを備えた、建物としての強度を改善した、トラス式構造体を提供することである。
その目的を達成するため、請求項1に記載の補強ユニットを備えたトラス式構造体は、基台上面に垂直状態で固定されて外壁を構成する複数の壁パネルユニットと、前記其台と複数の壁パネルユニットとで構成される構造体を補強する補強ユニットと、該壁パネルユニットを隣接状態で枠組することで形成された上方開口を閉成した状態で前記複数の壁パネルユニットの上縁に固定された一つ以上のトラス屋根ユニットとを備えたトラス式構造体において、前記補強ユニットは、梁、第1の柱、第2の柱、ラーメンユニット、ピンブレースユニットとで構成されたことを特徴とする補強ユニットを備えたトラス式構造体である。
また、請求項2に記載の補強ユニットを備えたトラス式構造体は、前記ラーメンユニットの構造は、前記第1の柱と前記梁および其台の交差部に設けられた接合部アングルA、あるいは接合部アングルBと、前記第2の柱の中央領域に設けられた中継アングルとの間を、補強棒2本にて斜め方向に接合したユニットが、6個配置された構造であって、
また、前記ピンブレースユニットの構造は、柱と梁および其台の交差部に設けられた接合部アングルA、あるいは接合部アングルBを交差して、斜めに配置した補強棒4本にて、接合したユニットを4個配置された構造であることを特徴とする請求項1記載の補強ユニットを備えたトラス式構造体である。
請求項3に記載の補強ユニットを備えたトラス式構造体は、前記補強棒が、鉄材、ステンレス鋼、あるいは樹脂のいずれかであることを特徴とする請求項2記載の補強ユニットを備えたトラス式構造体である。
請求項4に記載の補強ユニットを備えたトラス式構造体は、前記補強ユニットを、複数組備えたことを特徴とする請求項1記載の補強ユニットを備えたトラス式構造体。
請求項1〜3に記載の補強ユニットを備えたトラス式構造体によれば、従来のトラス式構造体に、後工程にて、補強ユニットを配置して、強度を向上することが可能である。
請求項4に記載の補強ユニットを備えたトラス式構造体によれば、複数組の補強ユニットを備えることによって、大型のトラス式構造体の補強も可能となる。
本考案によれば、追加工程にて組み立てが容易であり、安価で、組み立ての作業性が良く、かつスペースを取らない補強ユニットを提供でき、従って、建物としての強度を改善した、しかも内部での作業スペースを確保できるトラス式構造体を提供することができる。
本考案の補強ユニットを備えたトラス式構造体を示すトラス屋根の一部を取り除いた状態のトラス式構造体の斜視図である。 本考案のトラス式構造体を示すトラス構造体の断面図である。 本考案のトラス式構造体を示す一部を取り除いた状態のトラス式構造体の側面図である。 本考案のトラス式構造体の建設途中の状態を示す壁パネルユニットが4面組み付けられた状態の斜視図である。 本考案の実施例1によるトラス式構造体に使用される補強ユニットの斜視図である。 図5の補強ユニットにおける接合部分Aの周辺の拡大図である。 図5の補強ユニットにおける接合部分Bの周辺の拡大図である。 図5の補強ユニットにおける接合部分Cの周辺の拡大図である。 図5の補強ユニットにおける接合部分Dの周辺の拡大図である。 実施例2による補強ユニットの斜視図であり、補強ユニットを複数組配置して、大型のトラス式構造体に対応できる例である。
本考案の補強ユニットを備えたトラス式構造体は、基台上面に垂直状態で固定されて外壁を構成する複数の壁パネルユニットと、前記其台と複数の壁パネルユニットとで構成される構造体を補強する補強ユニットと、該壁パネルユニットを隣接状態で枠組することで形成された上方開口を閉成した状態で前記複数の壁パネルユニットの上縁に固定された一つ以上のトラス屋根ユニットとを備えたトラス式構造体において、前記補強ユニットは、梁、柱、ラーメンユニット、ピンブレースユニットとで構成されたことを特徴とするトラス式構造体である。
ここで、前記補強棒は、鉄材、ステンレス鋼、あるいは樹脂、あるいは炭素繊維のいずれかであることを特徴とするが、通常は、鉄材が使用される。
本考案のトラス式構造体に使用される補強ユニットの実施例について記載する。
(実施例1)
図1は、本考案の補強ユニットを備えたトラス式構造体の斜視図である。また、図2は、本考案の補強ユニットを備えたトラス式構造体の断面図である。更に図3は、本考案の補強ユニットを備えたトラス式構造体の側面図である。ここで、補強ユニットは、トラス式構造体1の内部に配置されており、図1、図2、図3では、補強ユニットを図示していない。図4は、本考案の補強ユニットを備えたトラス式構造体について、補強ユニットを建設する前の途中の状態であって、基台2の上に壁パネルユニット3を4面方向に組み付け状態の斜視図である。
ここで、図4にて、前記4面方向に関して、トラス構造体の長手方向をX方向とし、短辺方向をY方向とする。
図5は、本考案の補強ユニットを備えたトラス式構造体に使用される補強ユニットの斜視図である。ここで、図5のトラス式構造体は、複数の梁9、第1の柱30、第2の柱31、ラーメンユニット10が6個、ピンブレースユニット20が4個とで構成されたことを特徴とする。
ラーメンユニット10は、補強棒70の2本が、中間接合部50で接合されており、前記中間接合部50は、第2の柱31の中央に配置されている。
ピンブレースユニット20は、補強棒71の2本が交差して形成されている。
ここで、ラーメンユニット10の面方向は、Y方向であり、ピンブレースユニット20の面方向は、X方向である。
図6は、図5の補強ユニットにおける接合部分Aの周辺の拡大図である。
また、図7は、図5の補強ユニットにおける接合部分Bの周辺の拡大図である。
図8は、図5の補強ユニットにおける接合部分Cの周辺の拡大図である。
図9は、図5の補強ユニットにおける接合部分Dの周辺の拡大図である。
(実施例2)
図10は、実施例2による補強ユニットの斜視図であり、補強ユニットを複数組配置して、
大型のトラス式構造体に対応できる例である。図中、10は、ラーメンユニットであり、20は、ピンブレーズユニットである。
10 ラーメンユニット
20 ピンブレースユニット
30、 第1の柱
31 第2の柱
40、41 接合部アングルA
50 接合部アングルB(中間接合部)
60、61 接合部アングルC
70、71 補強棒
80 補強棒の中継部材
9,91 梁
1…トラス式構造体
2…基台
2a…上面
3…壁パネルユニット
3a…下枠
4…トラス屋根ユニット

Claims (4)

  1. 基台上面に垂直状態で固定されて外壁を構成する複数の壁パネルユニットと、
    前記其台と複数の壁パネルユニットとで構成される構造体を補強する補強ユニットと、
    該壁パネルユニットを隣接状態で枠組することで形成された上方開口を閉成した状態で前記複数の壁パネルユニットの上縁に固定された一つ以上のトラス屋根ユニットとを備えたトラス式構造体において、
    前記補強ユニットは、梁、第1の柱、第2の柱、ラーメンユニット、ピンブレースユニットとで構成されたことを特徴とする補強ユニットを備えたトラス式構造体。
  2. 前記ラーメンユニットの構造は、前記第1の柱と前記梁および其台の交差部に設けられた接合部アングルA、あるいは接合部アングルBと、前記第2の柱の中央領域に設けられた中継アングルとの間を、補強棒2本にて斜め方向に接合したユニットが、6個配置された構造であって、
    また、前記ピンブレースユニットの構造は、柱と梁および其台の交差部に設けられた接合部アングルA、あるいは接合部アングルBを交差して、斜めに配置した補強棒4本にて、接合したユニットを4個配置された構造であることを特徴とする請求項1記載の補強ユニットを備えたトラス式構造体。
  3. 前記補強棒は、鉄材、ステンレス鋼、あるいは樹脂(あるいは炭素繊維)のいずれかであることを特徴とする請求項2記載の補強ユニットを備えたトラス式構造体。
  4. 前記補強ユニットを、複数組備えたことを特徴とする請求項1記載の補強ユニットを備えたトラス式構造体。
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JP2013066652A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Chia-Chern Chen 組立式迷路

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