JP4915572B2 - 耐震補強構造 - Google Patents

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Description

本発明は、柱梁架構を備える構造物の耐震補強構造に関する。
従来、構造物の耐震性能を向上させるために、柱梁架構の構面内に鉄骨ブレースを設置する技術がある。鉄骨ブレースとしては、通常、真直ぐな鉄骨材が用いられ、構面内にK形或いはX形に設置される場合が多い。また、従来、マンサード形の鉄骨ブレースが用いられる場合がある。このマンサード形の鉄骨ブレースは、中間部が屈折された形状になっている。このため、左右の鉄骨ブレース間の空間が広くなり、鉄骨ブレース間に形成する開口の面積を広く取ることができる(例えば、特許文献1参照。)。
また、近年、湾曲した鉄骨ブレースを柱梁架構の構面内に設置する技術が提案されている。この湾曲した鉄骨ブレースによれば、鉄骨ブレースが粘りのある曲げ性状を発揮するため、構造物の耐力及び靭性をそれぞれ向上させることができる(例えば、特許文献2参照。)。
特開平11−324342号公報 特開平10−30274号公報
しかしながら、上記したK形、X形或いはマンサード形の鉄骨ブレースを用いた従来の技術では、構面の立面デザインに大きな制約及び影響を与える。このため、構造的観点からは耐震性能が向上してプラスになるが、意匠的な観点からはマイナスになることが多いという問題が存在する。
また、上記した湾曲した鉄骨ブレースを用いた従来の技術では、鉄骨ブレースが座屈するおそれがあり、鉄骨ブレースが座屈した場合、鉄骨ブレースによる耐震性が期待できなくなるという問題が生じる。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、構造物の耐震性能を向上させるとともに、意匠性に優れた構面を形成して魅力的な空間を演出することができる耐震補強構造を提供することを目的としている。
本発明に係る耐震補強構造は、柱梁架構を備える構造物の耐震性能を向上させる耐震補強構造において、前記柱梁架構の構面内に設けられた半円弧形状のブレース材と、前記柱梁架構の構面の隅部に配設され、前記ブレース材の中間部に接合されて該ブレース材の座屈を防止する円環形状の座屈防止材と、が備えられていることを特徴としている。
このような特徴により、柱梁架構はブレース材により補強されるとともに、座屈防止材によりブレース材の座屈が防止される。また、半円弧形状のブレース材により、柱梁架構の構面内に半円形の開口が形成されるとともに、円環状の座屈防止材により、構面の両隅に円形の開口が形成される。
また、本発明に係る耐震補強構造は、前記構面内に設けられ、グラウトを介して前記柱梁架構に接合された矩形状の枠材が備えられ、該枠材に前記ブレース材が内接され、前記枠材の縦架材と横架材と前記ブレース材とからなる略三角形の枠隅部に前記座屈防止材が内接されていることが好ましい。
これにより、コンクリート造の柱梁架構の構面内にブレース材や座屈防止材が設置される。
また、本発明に係る耐震補強構造は、前記座屈防止材の内側と、前記隅部内における前記座屈防止材の外側と、のうちの少なくとも一方が中空になっていることが好ましい。
これにより、構面の隅部が装飾されるだけでなく、構面の隅部から採光したり構面の隅部で換気したりすることが可能となる。
本発明に係る耐震補強構造によれば、半円弧形状のブレース材及び円環形状の座屈防止材により、構造物の耐震性能を向上させることができるとともに、意匠性に優れた構面を形成して魅力的な空間を演出することができる。
以下、本発明に係る耐震補強構造の実施の形態について、図面に基いて説明する。
図1は本実施の形態における耐震補強構造を表した立面図であり、図2は図1に示すA−A間の断面図であり、図3はB−B間の断面図であり、図4はC−C間の断面図である。
なお、本実施の形態では、図2における左側が室内側であり、右側が室外側である。
図1〜図4に示すように、本実施の形態における耐震補強構造は、既存構造物の耐震性能を向上させるために構築される補強構造であり、構造物の柱梁架構1の構面2内に構築される。具体的に説明すると、この耐震補強構造は、柱梁架構1の構面2内に、枠材3とブレース材4と座屈防止材5とからなる耐震補強枠9が組み込まれた構成となっている。なお、柱梁架構1は、コンクリート造の架構であり、上下の梁10,10と、左右の柱11,11とから構成されている。なお、上下の梁10,10の下部には、既存の梁10,10に一体化された鉄筋コンクリート造の増打部10a,10bがそれぞれ形成されている。
枠材3は、柱梁架構1の構面2内に設けられた矩形の鉄骨フレームであり、梁10,10に沿って水平に延在する横架材31,31と、柱11,11に沿って鉛直に延在する縦架材32,32と、から構成されている。枠材3を構成する鉄骨材は、柱梁架構1の構面2に沿ってフランジ3aが延在するH形鋼からなる。詳しく説明すると、この鉄骨材は、H形鋼の一方(室内側)のフランジ3aのうち、ウェブ3bよりも外周側の部分が切除された構成からなる。上側の横架材31の中央部には、ブレース材4のウェブ4bの延長線上に配置された取付プレート3c,3cが溶接されている。また、両側の縦架材32の下部には、ブレース材4のウェブ4bの延長線上に配置された取付プレート3d,3dが溶接されている。また、枠材3のウェブ3bには、その外周側のウェブ面に突設された複数のスタッドジベル30…が所定の間隔をおいて配設されている。このスタッドジベル30…は、枠材3の全周に亘って複数並設されている。
また、枠材3のウェブ3bとそれに対向する柱梁架構1の内周面1aとの間には、無収縮モルタル等のグラウト6が充填されており、このグラウト6を介して枠材3は柱梁架構1に接合されている。このグラウト6内には、上記した複数のスタッドジベル30…がそれぞれ埋設されている。また、柱梁架構1には、その内周面1aに突設された複数のアンカー7…が所定の間隔をおいて配設されており、これらのアンカー7…はグラウト6内にそれぞれ埋設されている。下側の梁10A及び両側の柱11に設けられるアンカー7は、例えばケミカルアンカー等の後施工アンカーである。一方、上側の梁10Aに突設されるアンカー7は、増打部10aのコンクリート打設前に予め配置しておいて梁10A内に定着させる先施工アンカーである。なお、上側の梁10Aに設けるアンカー7として、後施工アンカーを用いることも可能である。
また、グラウト6内には、グラウト6の割裂を防止するための割裂補強筋8A,8Bが埋設されている。具体的に説明すると、梁10と横架材31との間には、はしご筋8Aが配筋されており、柱11と縦架材32との間には、スパイラル筋8Bが配筋されている。
ブレース材4は、枠材3の内側(柱梁架構1の構面2内)に設けられた鉄骨ブレースであり、下側の横架材31の長さ方向中央を中心した半円弧形状に湾曲されたものである。このブレース材4は、枠材3に内接された構成となっており、ブレース材4の軸方向の中央部は、枠材3及びグラウト6を介して上側の梁10Aの中央に連結されており、ブレース材4の両端部は、枠材3及びグラウト6を介して両側の柱11,11に連結されている。
詳しく説明すると、ブレース材4は、柱梁架構1の構面2に沿ってフランジ4aが延在するH形鋼からなる。ブレース材4の中央部は、そのフランジ4aが上側の横架材31のフランジ3aに突き合わせ溶接されるとともに、そのウェブ4bが上記した取付プレート3cに突き合わせ溶接されることで、上側の横架材31の中央に接合されている。また、ブレース材4の両端部は、そのフランジ4aが両側の縦架材32,32のフランジ3aに突き合わせ溶接されるとともに、そのウェブ4bが上記した取付プレート3dに突き合わせ溶接されることで、両側の縦架材32,32の下部にそれぞれ接合されている。
座屈防止材5は、ブレース材4の中間部に接合されてそのブレース材4の座屈を防止する部材であり、柱梁架構1の構面2内の上側の両隅にそれぞれ設けられた円環形状の鉄骨材である。この座屈防止材5は、上側の横架材31と縦架材32とブレース材4とからなる略三角形の枠隅部33に内接された構成となっており、枠材3及びグラウト6を介して上側の梁10A及び柱11にそれぞれ連結されているとともにブレース材4に連結されている。つまり、座屈防止材5は、柱梁架構1(上側の梁10A及び柱11)とブレース材4との間に介装されている。
詳しく説明すると、座屈防止材5は、柱梁架構1の構面2に沿ってフランジ5aが延在するH形鋼からなる。座屈防止材5のフランジ5aは、上側の横架材31のフランジ3a、縦架材32のフランジ3a及びブレース材4のフランジ4aにそれぞれ突き合わせ溶接されることで、上側の横架材31、縦架材32及びブレース材4にそれぞれ接合されている。
また、円環状の座屈防止材5の内側、及び、座屈防止材5が配置された枠材3の上側の両隅(両側の枠隅部33)内における座屈防止材5の外側は、それぞれ中空になっている。そして、枠隅部33の奥行き方向(構面2に対して垂直な方向)の両端は、室内側及び室外側にそれぞれ開放されている。
次に、上記した構成からなる耐震補強構造の施工方法について説明する。
まず、予め工場等で、枠材3とブレース材4と座屈防止材5とを一体製作し、耐震補強枠9を製作する工程を行う。
一方、柱梁架構1では、耐震補強構造を形成する準備工程を行う。具体的に説明すると、上下の梁10,10の下部に増打部10a,10bを形成したり、柱梁架構1の内周面1aにアンカー7…を施工したりする。
次に、耐震補強枠9を現場に搬入し、柱梁架構1の構面2内に配置する工程を行う。このとき、耐震補強枠9は、柱梁架構1の構面2内の所定位置に位置合わせし、図示せぬ仮受け材で仮支持する。
次に、枠材3のウェブ3bにスタッドジベル30…を溶接するとともに、枠材3のウェブ3bと柱梁架構1の内周面1aとの間に割裂補強筋8A,8Bを配筋する工程を行う。このとき、枠材3の室内側のフランジ3aの外周側半分が切除されることで枠材3のウェブ3bと柱梁架構1の内周面1aとの間の空間の室内側の側面が開放されているため、この開放された室内側の側面からスタッドジベル30…の溶接や割裂補強筋8A,8Bの配筋を行う。
次に、枠材3のウェブ3bと柱梁架構1の内周面1aとの間の空間にグラウト6を充填する工程を行う。具体的に説明すると、上記空間の開放された室内側の側面に図示せぬ止め形枠を建て込んだ後、公知の方法によりその止め形枠の内側にグラウト6を注入する。グラウト6の固化後、前記止め形枠は解体して撤去する。
上記した構成からなる耐震補強構造によれば、ブレース材4により柱梁架構1が補強されるため、構造物の耐震性能を向上させることができる。しかも、座屈防止材5によりブレース材4の座屈が防止されるため、構造物の耐震性能を大幅に向上させることができる。
また、半円弧形状のブレース材4により、柱梁架構1の構面2内に半円形の開口が形成されるとともに、円環状の座屈防止材5により、構面2の上側の両隅に円形の開口が形成されるため、意匠性に優れた構面2を形成して魅力的な空間を演出することができる。
例えば、図5に示すように、柱梁架構1の室外側にガラススクリーン20を設置する。これにより、柱梁架構1の構面2には、茶室等に多く見られる円窓を想起させる大面積の半円形窓が形成され、和風の空間を演出することができる。なお、半円弧形状のブレース材4の内側に半円形のガラスを嵌合させることも可能である。
また、枠材3の下側の横架材31を、例えば花崗岩等からなる天板21及び腰板22で覆う。これにより、柱梁架構1の構面2の意匠性がさらに向上する。
さらに、枠隅部33の奥行き方向の両端を化粧板23でそれぞれ塞ぐ。この化粧板23には、意匠的な形状の開口23aが形成されている。これにより、前記した開口23aから採光され、このとき、円環形状の座屈防止材5により、円窓を想起させる円形の形状が浮び上がり、構面2の意匠性が向上する。
また、上記した構成からなる耐震補強構造によれば、グラウト6を介して柱梁架構1に接合された矩形状の枠材3が備えられ、枠材3にブレース材4が内接され、枠材3の枠隅部33に座屈防止材5が内接されているため、コンクリート造の柱梁架構1の構面2内にブレース材4や座屈防止材5を簡単且つ確実に設置することができる。
また、上記した構成からなる耐震補強構造によれば、円環状の座屈防止材5の内側、及び、柱梁架構1の構面2の両隅(枠材3の枠隅部33)内における座屈防止材5の外側が、それぞれ中空になっているため、構面2の隅部が装飾されて意匠性が向上するだけでなく、図5に示すように構面2の隅部から採光したり、或いは構面2の隅部で換気したりすることができる。
以上、本発明に係る耐震補強構造の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記した実施の形態では、ブレース材4が上側に膨らんだ半円弧形状を成し、ブレース材4の中央部が上側の梁10Aの中央に連結され、ブレース材4の両端部が両側の柱11,11の下部に連結されているが、本発明は、上記したブレース材4を上下に反転させたブレース材が備えられていてもよい。すなわち、ブレース材が下側に膨らんだ半円弧形状を成し、ブレース材の中央部が下側の梁10Bの中央に連結され、ブレース材の両端部が両側の柱11,11の上部に連結された構成であってもよい。
また、上記した実施の形態では、ブレース材4の両端部が両側の柱11,11の下部に連結されているが、本発明は、ブレース材4の両端が、下側の梁10Bの両端に連結された構成、或いは、下側の梁10Bと柱11との接合部に連結された構成であってもよい。なお、勿論、上述したように上下反転させたブレース材の場合も同様であり、下側に膨らんだ半円弧形状のブレース材の両端が、上側の梁10Aの両端に連結された構成、或いは、上側の梁10Aと柱11との接合部に連結された構成であってもよい。
また、上記した実施の形態では、座屈防止材5が、上側の横架材31と縦架材32とブレース材4とにそれぞれ接合されており、上側の梁10A及び柱11とブレース材4との間に介装されているが、本発明は、梁10及び柱11のうちの何れか一方とブレース材4との間に座屈防止材5が介装された構成であってもよい。例えば、座屈防止材5が、縦架材32に接合されてなく、上側の横架材31とブレース材4とにそれぞれ接合された構成であってもよく、或いは、上側の横架材31に接合されてなく、縦架材32とブレース材4とにそれぞれ接合された構成であってもよい。
また、上記した実施の形態では、既存の柱梁架構1に対して耐震補強構造が構築されているが、本発明に係る耐震補強構造は、構造物を新築する際に柱梁架構に構築することも可能である。
また、上記した実施の形態では、枠材3が四角に囲った形状になっているが、本発明は、下側(他方)の梁10Bに沿う横架材31が無い門形の枠材であってもよい。すなわち、ブレース材4の中央部が接合される一方側の横架材31と、両側の縦架材32,32とからなる枠材を用いることも可能である。また、他方側の横架材31の一部を切除した構成の枠材を用いることも可能である。
また、上記した実施の形態では、コンクリート造の柱梁架構1を対象にした耐震補強構造について説明しているが、本発明に係る耐震補強構造は、他の構造の柱梁架構にも適用可能である。例えば、鋼構造の柱梁架構にも適用可能である。
また、上記した実施の形態では、ブレース材4や座屈防止材5が枠材3内に設けられており、この枠材3がグラウト6を介して柱梁架構1に接合されているが、本発明は、枠材3やグラウト6を省略し、ブレース材4及び座屈防止材5を柱梁架構1の構面2内に設置することも可能である。例えば、鉄骨梁と鉄骨柱からなる柱梁架構1の場合、ブレース材4及び座屈防止材5を鉄骨梁や鉄骨柱に溶接或いはボルト接合させる構成であってもよい。
また、上記した実施の形態では、円環状の座屈防止材5の内側、及び、柱梁架構1の構面2の隅部内における座屈防止材5の外側がそれぞれ中空になっているが、本発明は、円環状の座屈防止材5の内側、及び、柱梁架構1の構面2の隅部内における座屈防止材5の外側、のうちの何れか一方だけが中空になっていてもよい。さらに、本発明は、上記した座屈防止材の内外が双方とも中空でなくてもよい。例えば、座屈防止材5の内側にコンクリートやモルタル等を充填した構成であってもよく、座屈防止材5の外側の枠隅部33内にコンクリートやモルタル等を充填した構成であってもよい。
また、上記した実施の形態では、柱梁架構1の両隅に座屈防止材5,5がそれぞれ配設されているが、本発明は、柱梁架構1の両隅のうちの何れか一方にのみ座屈防止材5が配設されていてもよい。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施の形態を説明するための立面図である。 図1に示すA−A間の断面図である。 図1に示すB−B間の断面図である。 図1に示すC−C間の断面図である。 本発明の実施の形態を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 柱梁架構
2 構面
3 枠材
4 ブレース材
5 座屈防止材
10 梁
10A 上側の梁(一方の梁)
10B 下側の梁(他方の梁)
11 柱
31 横架材
32 縦架材
33 枠隅部

Claims (3)

  1. 柱梁架構を備える構造物の耐震性能を向上させる耐震補強構造において、
    前記柱梁架構の構面内に設けられた半円弧形状のブレース材と、
    前記柱梁架構の構面の隅部に配設され、前記ブレース材の中間部に接合されて該ブレース材の座屈を防止する円環形状の座屈防止材と、
    が備えられていることを特徴とする耐震補強構造。
  2. 請求項1記載の耐震補強構造において、
    前記構面内に設けられ、グラウトを介して前記柱梁架構に接合された矩形状の枠材が備えられ、
    該枠材に前記ブレース材が内接され、
    前記枠材の縦架材と横架材と前記ブレース材とからなる略三角形の枠隅部に前記座屈防止材が内接されていることを特徴とする耐震補強構造。
  3. 請求項1または2記載の耐震補強構造において、
    前記座屈防止材の内側と、前記隅部内における前記座屈防止材の外側と、のうちの少なくとも一方が中空になっていることを特徴とする耐震補強構造。
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