JPH0320401Y2 - - Google Patents

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JPH0320401Y2
JPH0320401Y2 JP18021885U JP18021885U JPH0320401Y2 JP H0320401 Y2 JPH0320401 Y2 JP H0320401Y2 JP 18021885 U JP18021885 U JP 18021885U JP 18021885 U JP18021885 U JP 18021885U JP H0320401 Y2 JPH0320401 Y2 JP H0320401Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は玄関ポーチの屋根構造体に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来、平面的に見て矩形に枠組みされる前枠、
左右側枠及び後枠が樋部を一体状に有する型材か
らなるものは知られている。例えば第6図に示す
ような横断面の一体型材からなる。
しかし、このような一体型材からなる場合、押
出成型に大型のダイスを必要とし、押出時に型材
のどの部分を下面にして支持するかが問題とな
る。つまり、第6図に於て、鼻隠し面Aと開口部
Bのいずれかを下面としてダイスから押出さざる
を得ないが、仮に鼻隠し面Aを下面とすれば、外
観上最も目立つ部分−即ち鼻隠し面A−にする傷
等が発生する虞があり、また、開口面Bは押出時
に本機の自重で変形しやすく、所期の寸法が得に
くい等の問題がある。さらに、大型ダイスを必要
とするという事は厚肉を必要とし、必要以上の肉
厚が要求されるので、コストが高くつく。
また、この第6図のような一体型材では特殊な
大型の切断機を必要とする。例えば高さ寸法Hと
厚さ寸法Wが110mmを越えるその切断が困難であ
る。しかも、屋根構造体の前枠の左右の角部に於
て、鼻隠し材としての型材は45゜の角度切りをす
る必要があるので、一層上記切断作業が面倒であ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこのような従来の問題点を解決するた
めに、平面的に見て矩形に枠組みされる前枠、左
右側枠及び後枠を有すると共に、屋根板を備えた
屋根構造体であつて、上記前枠及び左右側枠は、
夫々、鼻隠し材と、その内側に配設される樋桁材
との継合体であると共に、該樋桁材の上端部は該
鼻隠し材の上端部よりも下方位置とし、該樋桁材
の下端部は該鼻隠し材の下端部よりも上方位置と
して、水平方向から見て外側の該鼻隠し材によつ
て内側の該樋桁材が隠れるように配設するように
構成した。
〔作用〕
樋桁材がほとんど鼻隠し材にて見えず、意匠的
に優れたものとなる。
鼻隠し材は意匠性を重視した形状とし、他方、
樋桁材は排水機能を重視した形状として、設計の
自由度を高めることが出来ると共に、切断作業も
容易となり、押出成型のダイスも小型化出来ると
共に、押出時の支持面も容易に得られる。
〔実施例〕
以下、図示の実施例に基づき本考案を詳説す
る。
第1図の正面図と第2図の側面図に於て、玄関
ポーチ1は屋根構造体2と一対の柱3,3とから
構成される。4は建物外壁面、5はポーチタイル
天端を示す。
しかして、第3図及び第4図に於て、この屋根
構造体2は、平面的に見て矩形に枠組みされる前
枠6、左右側枠7,7、及び後枠8を有すると共
に、屋根板9が張設され、これは垂木10にて受
けられる。また下面には天井パネル11が取付け
られる。
そして、矩形板9は台形の山谷に交互に折曲形
成した波状金属板からなり、稜線方向は前後枠
6,8と平行−即ち外壁面4と平行−に配設さ
れ、その左右両端から落下する雨水は、左右側枠
7,7の樋桁材7bに受けられる。
この左右側枠7,7は、第3図に示す如く、鼻
隠し材7aと、その内側に配設される樋桁材7b
の継合体である。そして、樋桁材7bの全高は鼻
隠し材7aの全高よりも小さい。つまり、図例で
は、樋桁材7bの上端部12は鼻隠し材7aの上
端部13よりも下方位置とし、かつ、樋桁材7b
の下端部14は鼻隠し材7aの下端部15よりも
上方位置とする。このようにして水平方向から見
れば、外側の鼻隠し材7aによつて内側の樋桁材
7bが隠れる。
また、前枠6は第4図のように、鼻隠し材6a
と、その内側に配設される樋桁材6bの継合体で
ある。
そして、樋桁材6bの全高は鼻隠し材6aの全
高よりも小さい。つまり、図例では、樋桁材6b
の上端部16は鼻隠し材6aの上端部17よりも
下方位置とし、かつ、樋桁材6bの下端部18は
鼻隠し材6aの下端部19よりも上方位置とす
る。このようにして水平方向から見れば、外側の
鼻隠し材6aによつて内側の樋桁材6bが隠れ
る。
ところで、両鼻隠し材7a,6aは共通の型材
が用いられており、その横断面形状に於て、上壁
部20は、前記上端部13,17をなす部分と、
その内側に段付部をもつて一段低く形成した屋根
板押え21の取付壁部22と、から構成される。
この上壁部20の取付壁部22aの内端部に2本
の垂下片23,24を突設して、樋桁材7b,6
bの外側鉛直壁部25,26の上端縁−即ち図例
では前記上端部12,16に相当する−を、下方
から嵌込むための凹溝27を形成する。
さらに、両鼻隠し材7a,6aの外壁面28は
上方から下方へしだいに内方へ後退する平面や曲
面等にて形成され、意匠的効果を考慮した凹凸模
様も付加されている。
この外壁面28の下端は、小幅の下壁部29−
即ち前記下端部15,19に相当する−に連設さ
れ、その内端縁を一旦上方に折曲げると共にその
上端を内方へ折曲げて、倒立L字型の取付片部3
0を形成する。この取付片部30の内端縁部と、
前記垂下片23とは、ほぼ鉛直方向の上下の位置
に配設される。
次に、樋桁材7b,6bは、左右側枠7と前枠
6とでは、の横断面形状を相違させている。
まず、左右側枠7の樋桁材7bは、鼻隠し材7
aの内方開口部を閉鎖するところの外側鉛直壁部
25と、底壁部31と、内側鉛直壁部32とをも
つて、上方開口状のチヤンネル型とし、しかも、
内側鉛直壁部32の高さ寸法を、外側鉛直壁部2
5の高さ寸法よりも十分に小さくして、内側鉛直
壁部32の上端縁にて、屋根板9を受ける。さら
に、底壁部31よりも僅かに上方位置に於て、水
平状中間壁部33を一体状に設けて、外と内の鉛
直壁部25,32を連結する。この中間壁部33
が実際に雨水に接触する樋の底面を形成する。
また、外側鉛直壁部25の下端から水平方向に
取付片34を突設し、前記取付片部30に重合さ
せて、ビス等の固着具にて連結する。つまり、鼻
隠し材7aと樋桁材7bとは、上方では凹溝27
へ上端部12を差込むと共に、下方ではこの固着
具にて固着して、継合せされる。
しかして、この側枠7の樋桁材7bの前端部に
於いて、中間壁部33と底壁部31に貫通状に排
水孔が開設されており、上端鍔付きの雨水流入短
筒35が第3図の如く上方から挿入され、かつ該
短筒35の上方開口部にドレンキヤツプ36が施
蓋されている。
さらに、中空部を有する柱3の上端を、この排
水孔及び短筒35の位置に対応して、取付ける。
つまり、樋桁材7bの内部の雨水を、この柱3の
中空部へ排水するのであつて、竪樋の役目をこの
柱3が兼ねているのである。
なお、第3図のように垂木10は、箱型断面と
され、第4図のように、前枠6と後枠8とを連結
すべく、垂木10の前後端をビス等の固着具3
7,37にて固着する。また、天井パネル11
は、樋桁材7b,6bの内側鉛壁部32から内側
水平方向に突設された取付片38、及び後枠8の
取付片39に、下方から重合させて、ビス等の固
着具にて取付けられる。
前枠6の樋桁材6bの横断面形状は、次の点で
前述の側枠7の樋桁材7bと相違している。即
ち、中間壁部33が省略されると共に、ビスホー
ルも省略され、かつ、内側鉛直壁部32の上端を
内方へ折曲げて、垂木10の前端に当接状として
前記固着具37を固定する取付片40を形成して
なる。
しかして、平面的に見て、鼻隠し材6aと7a
とは、45度に連結部を切断して、図示省略のコー
ナーブラケツト等にて連結する。また、樋桁材6
b,7bはガスケツト等のシール材を介して、突
付け、側枠樋桁材7bのビスホールを利用して組
立る。従つて、前枠樋桁材6bの内部へは雨水は
入らない。なお、第3図で明らかなように、雨水
流入短筒35は、上下の壁部33,31を貫通し
ているために、両壁部33,31の間の空間部に
は雨水が浸入しない。
なお、後枠8は、第4図のように、垂木10を
受ける凹所41、及び、屋根板9の後端縁に重合
状として、ビス等の固着具にて連結固定する取付
片42を有し、下半部に中空補強部43を有する
型材からなる。
しかして、第5図と第3図と第4図に示すよう
に、柱3は、中空部44を有する閉じた箱型横断
面の主柱部45と、これに着脱可能に取付けられ
る一方向に開口部を有する略コの字型のカバー部
46とからなり、主柱3の外周面、及び、一方開
口状のカバー部46の内外両面は、アルマイト処
理等の防錆処理を施す。そして、雨水流入短筒3
5が挿入されるのは、カバー部46の内部であ
る。即ち、カバー部46と、主柱部45の一外面
とによつて、竪樋用の中空部47が形成される。
この中空部47は全てアルマイト処理等の防錆処
理がなされているから、腐食の虞がない。そし
て、アングル状の取付ブラケツト48とビス4
9,50…によつて、柱3の上端は、側枠樋桁材
7bに連結固着される。
上述の実施例のように構成すれば、予め鼻隠し
材6a,7aを平面視コ字状に組立て、かつ、樋
桁材6b,7bもコ字状に組立てておき、前者を
後者に上方からかぶせるようにして、凹溝27に
外側鉛直壁部26の上端部16を嵌合し、かつ、
ビス等の固着具にて、取付片部30と取付片34
を連結固着することが出来、組立が容易である。
また、雨水が導かれる竪樋をなす中空部47は、
防錆処理が容易な分割式柱にて形成されており、
耐久性に優れる。また、中間壁部33と底壁部3
1との二重構造とすることにより、ビス50…等
で底壁部31に孔を明けた場合も雨水が洩れな
い。そして中間壁部33は雨水を導く役目をな
す。
〔考案の効果〕
本考案は上述の構成により次のような著大な効
果を奏する。
前枠6及び左右側枠7,7は、夫々、鼻隠し
材6a,7aと樋桁材6b,7bとの継合体で
あるから、型材を押出成型時には別々に成型出
来、夫々の型材の支持面を得ることが容易であ
る。かつ、切断加工も容易となる。
(同様弐理由で)樋桁材6b,7bを共用す
ると共に、鼻隠し材6a,7aを種々のデザイ
ンをすれば、好み等に応じて、玄関ポーチの種
類を選択可能となり、経済的である。
(同様の理由で)鼻隠し材6a,7aは意匠
性を、樋桁材6b,7bは排水機能を重視した
設計が可能となり、押出性、加工性も別々に考
慮できるので、安価に製作できる。
内側の樋桁材が鼻隠し材に被覆されて見えに
くく、意匠上も優れた玄関ポーチが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体正面図、
第2図は同側面図、第3図は要部拡大断面正面
図、第4図は拡大断面側面図、第5図は柱の上端
の横断面図である。第6図は従来例を説明する簡
略図である。 2…屋根構造体、3…柱、6a,7a…鼻隠し
材、6b,7b…樋桁材、6…前枠、7…左右側
枠、8…後枠、9…屋根板、12,13,16,
17…上端部、14,15,18,19…下端
部、47…中空部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 平面的に見て矩形に枠組みされる前枠、左右側
    枠及び後枠を有すると共に、屋根板を備えた屋根
    構造体であつて、 上記前枠及び左右側枠は、夫々、鼻隠し材と、
    その内側に配設される樋桁材との継合体であると
    共に、該樋桁材の上端部は該鼻隠し材の上端部よ
    りも下方位置とし、該樋桁材の下端部は該鼻隠し
    材の下端部よりも上方位置として、水平方向から
    見て外側の該鼻隠し材によつて内側の該樋桁材が
    隠れるように配設したことを特徴とする玄関ポー
    チの屋根構造体。
JP18021885U 1985-11-22 1985-11-22 Expired JPH0320401Y2 (ja)

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JP18021885U JPH0320401Y2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22

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JP18021885U JPH0320401Y2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22

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JPS6288001U JPS6288001U (ja) 1987-06-05
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JPH0743318Y2 (ja) * 1989-12-25 1995-10-09 新日軽株式会社 バルコニーの雨樋装置
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JP7232004B2 (ja) * 2018-09-07 2023-03-02 三協立山株式会社 簡易建物

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