JPS6019864Y2 - 自転車車庫 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自転車置場として使用する自転車車庫に関し
、その目的とするところは、安全性に優れ、かつ耐久性
に富んだ自転車車庫を提供しようとするものでである。

この目的のため、本考案は、適当な間隔を有して配設し
た支柱の各上部に、前部を下向わん曲状に形成した粱を
固定して、これら粱の上面には母屋を架設固定し、また
各粱の下向わん曲状部上面には取付金具を溶着固定して
、これら取付金具に、所定の長さと幅を有する取付は水
平板部と、この水平板部の長手方向の一端下方に連設し
た垂直な内側板部と、この内側板部の下端長手方向の外
方に連設した水平板部と、この水平板部の長手方向の上
方に連設した垂直にして、かつ内側板部よりもやや低い
外側板部と、この外側板部と水平板部および内側板部と
によって形成された断面し形溝部と、外側板部の上端長
手方向の内方に連設した幅の狭い水平板部を有する屋根
板縁廻し板の取付は水平板部をねじ着固定すると共に、
母屋の上面には、下端縁を屋根板縁廻し板のし形溝部内
に臨ませた態様をもって屋根板を敷設した構成を特徴と
するものである。

以下、本考案を図示の一実施例に基づいて説明する。

１は適当な間隔を有して配設された支柱（図示の場合は
、等間隔で３本）で、断面円形の鋼製パイプより成る。

２は各支柱１の上端にやや上向き傾斜状に位置させてそ
の後端部の溶着をもって固定された粱で、この粱２は断
面円形の鋼製パイプより成り、その前部には下向わん曲
状部３が形成され、端部開口部にはキャップ４が冠着さ
れている。

５は支柱１と粱２との上部隅部に架設された補強部材、
６は粱２の平担部上面に架設固定された母屋で、本実施
例では２本としているが、これに限定されないことは勿
論である。

７は各粱２の下向わん曲状部３のやや下部上面に溶着固
定された方形板状の取付金具で、４つのボルト孔８を有
する。

９は母屋を兼ねた屋根板縁廻し板で、この屋根板縁廻し
板９は第５図に示すよりに、金属板を折曲げて所定の長
さと幅を有する取付は水平板部１０と、この水平板部１
０の長手方向の一端下方に垂直な内側板部１３を形成す
ると共に、この内側板部１３の下端長手方向の外方には
水平板部１３′を介して内側板部１３よりもやや低い内
側板部１３と対向する垂直な外側板部１２を形成して、
この外側板部１２と水平板部１３′および内側板部１３
とで断面山形溝部１１を形成し、また外側板部１２の上
端長手方向の内方には幅の狭に水平板部１４を形成し、
さらに取付は水平板部１０には、取付金具７のボルト孔
８と適合するボルト孔１５を形成し、この屋根板縁廻し
板９は、その取付は水平板部１０を取付金具７上に載置
させてその２カ所において両ボルト孔８，１５の適合孔
よりボルト１６を貫挿してナツト１７により締着するこ
とにより各粱２，２間に架設されている。

なお、屋根板縁廻し板９は粱２，２間（スパン毎）毎に
分割形成してもよく、また分割することなく、長尺の一
本物に形成してもよい。

１８は断面波形状の屋根板であって、この屋根１８はそ
の下端縁１９を、取付金具７を介して粱２．２間に架設
されている屋根板縁廻し板９の山形溝部１１内に空間部
を有して挿入位置させた状態をもって母屋６の上面に敷
設されている。

なお、以上はいわゆる単式の場合について説明したが、
梁を左右に設けて屋根板を左右対称形に設けたいわゆる
複式の場合であっても同様である。

本考案に係る自転車車庫は上記のように、母屋を兼ねた
屋根板２８の縁廻し板９を取付金具７を介して粱２，２
間に架設し、この録廻し板９のし形溝部１１内に屋根板
１８の下端縁１９を位置させて屋根板１８を敷設して戊
るものであるから、敷設されている屋根板１８の前部下
向わん曲状の下端縁１９は縁廻し板９の山形溝部１１に
よって完全に保護されているので、使用者に対し極めて
完全であるばかりか、外観上においても体裁がよ＜、シ
かも縁廻し板９は母屋としての機能をも併有しているも
のであるから、部品点数が少なくて済み、かつ組立てが
容易で、しかも屋根板１８の下端縁１９は縁廻し板９の
し形溝部１１内にあり、かつ取付は水平板部１０と内側
板部１３との連設部分と、この連設部分よりも下方に位
置した幅の狭い水平板部１４とによって係止せしめられ
ているから、強風雨に煽られても屋根板１８が捲れるこ
とがなくて強度的にも優れる等の効果を有するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示したもので、第１図は全体
の正面図、第２図は側面図、第３図は一部切断した要部
の拡大側面図、第４図は梁に対する取付金具の取付は状
態を示す平面図、第５図は屋根板縁廻し板の斜視図であ
る。 １・・・・・・支柱、２・・・・・・粱、３・・・・・
・下向わん曲状部、６・・・・・・母屋、７・・・・・
・取付金具、９・・・・・・屋根板縁廻し板、１１・・
・・・・し形溝部、１８・・・・・・屋根板、１９・・
・・・・屋根板の下端縁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 適当な間隔を有して配設した支柱１の各上部に、前部を
   下向わん曲状に形成した粱２を固定して、これら粱２の
   上面には母屋６を架設固定し、また上記各粱２の下向わ
   ん曲状部３の上面には取付金具７をそれぞれ溶着固定し
   て、これら取付金具７に、所定の長さと幅を有する取付
   は水平板部１０と、この水平板部１０の長手方向の一端
   下方に連設した垂直な杓側板部１３と、この内側板部１
   ３の下端長手方向の外方に連設した水平板部１３′と、
   この水平板部１３′の長手方向の上方に連設した垂直に
   して、かつ内側板部１３よりもやや低い外側板部１２と
   、この外側板部１２と水平板部１３′および内側板部１
   ３とによって形成された断面旧形溝部１１と、外側板部
   １２の長手方向の内方に連設した幅の狭い水平板部１４
   を有する屋根板縁廻し板９の上記取付は水平板部１０を
   ねじ着固定すると共に、上記母屋６の上面には、下端縁
   １９を上記屋根板縁廻し板９の山形溝部１１内に臨ませ
   た態様をもって屋根板１８を敷設した構成を特徴とする
   自転車車庫。