JP2561411Y2 - カーポート等組立建物 - Google Patents
カーポート等組立建物Info
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- JP2561411Y2 JP2561411Y2 JP8516191U JP8516191U JP2561411Y2 JP 2561411 Y2 JP2561411 Y2 JP 2561411Y2 JP 8516191 U JP8516191 U JP 8516191U JP 8516191 U JP8516191 U JP 8516191U JP 2561411 Y2 JP2561411 Y2 JP 2561411Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、カーポート等組立建
物に関するものである。
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばカーポートの屋根は、合成
樹脂製屋根板の部分を除く構造材がアルミニウム押出形
材によりつくられたものが多いが、このようなカーポー
トにおいて、図10に示すように、屋根の前後両梁に渡
された母屋材(30)に対して複数の垂木部材(31)が交差状
に配置されており、各屋根板(32)が、相互に対向する垂
木部材(31)(31)の屋根板支持側縁部(31a)(31a)に支持さ
れ、これらの屋根板(32)の縁部(32a) を上から押えるよ
うに各垂木部材(31)上に屋根板押さえ部材(33)が取り付
けられていた。
樹脂製屋根板の部分を除く構造材がアルミニウム押出形
材によりつくられたものが多いが、このようなカーポー
トにおいて、図10に示すように、屋根の前後両梁に渡
された母屋材(30)に対して複数の垂木部材(31)が交差状
に配置されており、各屋根板(32)が、相互に対向する垂
木部材(31)(31)の屋根板支持側縁部(31a)(31a)に支持さ
れ、これらの屋根板(32)の縁部(32a) を上から押えるよ
うに各垂木部材(31)上に屋根板押さえ部材(33)が取り付
けられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカーポートでは、母屋材(30)の上面と、垂木
部材(31)のガスケット(35)を含めた屋根板支持側縁部(3
1a) の上端とを同レベルに保持するために、母屋材(30)
の上縁部の所要箇所に切欠き(34)を設けて、垂木部材(3
1)を嵌め入れており、これでは母屋材(30)の切欠き工程
を実施しなければならず、非常に面倒で手間がかゝり、
しかも切欠き(34)が設けられた母屋材(30)の上縁部の残
りの部分(30a) の強度は不充分なものであり、上記のよ
うに母屋材(30)がアルミニウム押出形材製であれば、該
部分(30a) の材料が無駄になるという問題があった。
うな従来のカーポートでは、母屋材(30)の上面と、垂木
部材(31)のガスケット(35)を含めた屋根板支持側縁部(3
1a) の上端とを同レベルに保持するために、母屋材(30)
の上縁部の所要箇所に切欠き(34)を設けて、垂木部材(3
1)を嵌め入れており、これでは母屋材(30)の切欠き工程
を実施しなければならず、非常に面倒で手間がかゝり、
しかも切欠き(34)が設けられた母屋材(30)の上縁部の残
りの部分(30a) の強度は不充分なものであり、上記のよ
うに母屋材(30)がアルミニウム押出形材製であれば、該
部分(30a) の材料が無駄になるという問題があった。
【0004】この考案の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、アルミニウム押出形材製の母屋材に切欠きを
設けることなく、しかも隣り合う垂木部材同志の間にお
いて屋根板の下がりを有効に防止することができ、従っ
て面倒で手間のかゝる切欠き工程を省略することができ
るとともに、切欠きがないため母屋材強度は充分なもの
であり、材料の無駄を省くことができて、経済的であ
る、カーポート等組立建物を提供しようとするにある。
を解決し、アルミニウム押出形材製の母屋材に切欠きを
設けることなく、しかも隣り合う垂木部材同志の間にお
いて屋根板の下がりを有効に防止することができ、従っ
て面倒で手間のかゝる切欠き工程を省略することができ
るとともに、切欠きがないため母屋材強度は充分なもの
であり、材料の無駄を省くことができて、経済的であ
る、カーポート等組立建物を提供しようとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の目的
を達成するために、屋根が、前後方向に配置された母屋
材と、母屋材の上に交差状に配置されかつ前後両側に屋
根板支持側縁部を有する複数の垂木部材と、相互に対向
する垂木部材の屋根板支持側縁部に支持された屋根板
と、屋根板の縁部を上から押えるように各垂木部材上に
取り付けられた屋根板押さえ部材とを備えているカーポ
ート等組立建物において、母屋材の上面に凹溝が長さ方
向に全長にわたって設けられ、母屋材上面に、垂木部材
の屋根板支持側縁部と略同じ高さを有する屋根板下がり
防止部材が、母屋材に対して交差する垂木部材を嵌め入
れる間隙をおいてかつその下縁部を凹溝内に嵌め込んだ
状態に取り付けられている、カーポート等組立建物を要
旨としている。
を達成するために、屋根が、前後方向に配置された母屋
材と、母屋材の上に交差状に配置されかつ前後両側に屋
根板支持側縁部を有する複数の垂木部材と、相互に対向
する垂木部材の屋根板支持側縁部に支持された屋根板
と、屋根板の縁部を上から押えるように各垂木部材上に
取り付けられた屋根板押さえ部材とを備えているカーポ
ート等組立建物において、母屋材の上面に凹溝が長さ方
向に全長にわたって設けられ、母屋材上面に、垂木部材
の屋根板支持側縁部と略同じ高さを有する屋根板下がり
防止部材が、母屋材に対して交差する垂木部材を嵌め入
れる間隙をおいてかつその下縁部を凹溝内に嵌め込んだ
状態に取り付けられている、カーポート等組立建物を要
旨としている。
【0006】
【作用】上記カーポート等組立建物によれば、母屋材の
上面に凹溝が長さ方向に全長にわたって設けられ、母屋
材上面に、垂木部材の屋根板支持側縁部と略同じ高さを
有する屋根板下がり防止部材が、母屋材に対して交差す
る垂木部材を嵌め入れる所定の間隙をおいてかつその下
縁部を凹溝内に嵌め込んだ状態に取り付けられている。
従って各垂木部材を、屋根板下がり防止部材同志の間の
間隙に母屋材に対して交差するように嵌め入れると、垂
木部材の屋根板支持側縁部の上端と屋根板下がり防止部
材の上端とが略同じレベルに保たれ、これらの上に屋根
板をのせて屋根板を確実に施工することができ、しかも
母屋材に切欠きを設ける必要がない。
上面に凹溝が長さ方向に全長にわたって設けられ、母屋
材上面に、垂木部材の屋根板支持側縁部と略同じ高さを
有する屋根板下がり防止部材が、母屋材に対して交差す
る垂木部材を嵌め入れる所定の間隙をおいてかつその下
縁部を凹溝内に嵌め込んだ状態に取り付けられている。
従って各垂木部材を、屋根板下がり防止部材同志の間の
間隙に母屋材に対して交差するように嵌め入れると、垂
木部材の屋根板支持側縁部の上端と屋根板下がり防止部
材の上端とが略同じレベルに保たれ、これらの上に屋根
板をのせて屋根板を確実に施工することができ、しかも
母屋材に切欠きを設ける必要がない。
【0007】
【実施例】つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0008】なお図面は、この考案をカーポートに適用
した場合を示すものである。またカーポートは屋根板を
除いて、アルミニウム押出形材製もしくはアルミニウム
中空押出形材製の構成材料によりつくられている。
した場合を示すものである。またカーポートは屋根板を
除いて、アルミニウム押出形材製もしくはアルミニウム
中空押出形材製の構成材料によりつくられている。
【0009】まず図1と図2において、カーポートは、
敷地(G) の両側に立てられた合計4本の支柱(1) によっ
て平面よりみて方形の屋根(2) が支持されている。屋根
(2)は、前後方向にのびる左右一対の桁材(3)(4)と、こ
れらの前後両端部に渡された一対の梁(6)(6)と、前後両
梁(6)(6)に渡された3本の母屋材(10)と、左右両桁材
(3)(4)に渡されるとともに母屋材(10)の上に交差状に配
置されかつ前後両側に屋根板支持側縁部(9a)(9a)を有す
る多数の垂木部材(9) と、相互に対向する垂木部材(9)
(9)の屋根板支持側縁部(9a)(9a)に支持されたアクリル
樹脂またはポリカーボネート樹脂などよりなる屋根板
(8) と、屋根板(8) の縁部(8a)を上から押えるように各
垂木部材(9) 上にビス(20)で取り付けられた屋根板押さ
え部材(11)とによって主として構成されている。
敷地(G) の両側に立てられた合計4本の支柱(1) によっ
て平面よりみて方形の屋根(2) が支持されている。屋根
(2)は、前後方向にのびる左右一対の桁材(3)(4)と、こ
れらの前後両端部に渡された一対の梁(6)(6)と、前後両
梁(6)(6)に渡された3本の母屋材(10)と、左右両桁材
(3)(4)に渡されるとともに母屋材(10)の上に交差状に配
置されかつ前後両側に屋根板支持側縁部(9a)(9a)を有す
る多数の垂木部材(9) と、相互に対向する垂木部材(9)
(9)の屋根板支持側縁部(9a)(9a)に支持されたアクリル
樹脂またはポリカーボネート樹脂などよりなる屋根板
(8) と、屋根板(8) の縁部(8a)を上から押えるように各
垂木部材(9) 上にビス(20)で取り付けられた屋根板押さ
え部材(11)とによって主として構成されている。
【0010】各母屋材(10)上面に、凹溝(12)が長さ方向
に全長にわたって設けられ、凹溝(12)の開口部両側に内
方凸部(15)(15)が互いに対向状に設けられている。
に全長にわたって設けられ、凹溝(12)の開口部両側に内
方凸部(15)(15)が互いに対向状に設けられている。
【0011】図1と図3に示すように、各垂木部材(9)
両側の屋根板支持側縁部(9a)に横断面略Y形のガスケッ
ト(16)がその二股部を上にして取り付けられるととも
に、各屋根板押さえ部材(11)の両側縁部(11a)(11a)にも
横断面略Y形のガスケット(16)が、この場合は二股部を
下にして逆向きに取り付けられている。
両側の屋根板支持側縁部(9a)に横断面略Y形のガスケッ
ト(16)がその二股部を上にして取り付けられるととも
に、各屋根板押さえ部材(11)の両側縁部(11a)(11a)にも
横断面略Y形のガスケット(16)が、この場合は二股部を
下にして逆向きに取り付けられている。
【0012】また、図1と図4に示すように、各母屋材
(10)上面に、垂木部材(9) の横断面略Y形のガスケット
(16)を含めた屋根板支持側縁部(9a)の上端と略同じ高さ
を有しかつ横断面逆T形の硬質塩化ビニル樹脂製の屋根
板下がり防止部材(13)が、母屋材(10)に対して交差する
垂木部材(9) を嵌め入れる間隙(14)をおいてかつその下
縁部(13a) を凹溝(12)内に嵌め込んだ状態に取り付けら
れている。
(10)上面に、垂木部材(9) の横断面略Y形のガスケット
(16)を含めた屋根板支持側縁部(9a)の上端と略同じ高さ
を有しかつ横断面逆T形の硬質塩化ビニル樹脂製の屋根
板下がり防止部材(13)が、母屋材(10)に対して交差する
垂木部材(9) を嵌め入れる間隙(14)をおいてかつその下
縁部(13a) を凹溝(12)内に嵌め込んだ状態に取り付けら
れている。
【0013】ここで、屋根板下がり防止部材(13)の下縁
部(13a) は、図5に詳しく示すように、断面く形および
逆く形の両側壁(17)(17)を有しかつ開口部が下向きとな
されている。この屋根板下がり防止部材(13)の下縁部(1
3a) が、図4に示すように、母屋材(10)上面の凹溝(12)
に上からワンタッチで嵌め入れられ、これの両側壁(17)
(17)が凹溝(12)の開口部両側の内方凸部(15)(15)に係り
合わせられることにより、屋根板下がり防止部材(13)が
母屋材(10)上面に起立状に保持されている。
部(13a) は、図5に詳しく示すように、断面く形および
逆く形の両側壁(17)(17)を有しかつ開口部が下向きとな
されている。この屋根板下がり防止部材(13)の下縁部(1
3a) が、図4に示すように、母屋材(10)上面の凹溝(12)
に上からワンタッチで嵌め入れられ、これの両側壁(17)
(17)が凹溝(12)の開口部両側の内方凸部(15)(15)に係り
合わせられることにより、屋根板下がり防止部材(13)が
母屋材(10)上面に起立状に保持されている。
【0014】なお、母屋材(10)上面の凹溝および屋根板
下がり防止部材は、その他の形状および構造を有するも
のであっても良い。すなわち例えば図6に詳しく示すよ
うに、母屋材(10)上面に左右一対の凹溝(22)(22)が相互
に所定間隔をおいて設けられかつ各凹溝(22)の開口部一
側に内方凸部(25)が設けられており、一方、屋根板下が
り防止部材(23)は断面逆U形で、その両側壁下縁部(23
a)(23a)に、それぞれ凹溝(22)内にその開口部より嵌め
入れられて、各一側の内方凸部(25)と係り合う外方凸部
(26)(26)が設けられている。
下がり防止部材は、その他の形状および構造を有するも
のであっても良い。すなわち例えば図6に詳しく示すよ
うに、母屋材(10)上面に左右一対の凹溝(22)(22)が相互
に所定間隔をおいて設けられかつ各凹溝(22)の開口部一
側に内方凸部(25)が設けられており、一方、屋根板下が
り防止部材(23)は断面逆U形で、その両側壁下縁部(23
a)(23a)に、それぞれ凹溝(22)内にその開口部より嵌め
入れられて、各一側の内方凸部(25)と係り合う外方凸部
(26)(26)が設けられている。
【0015】そして、屋根(2) の下側には、左右方向
(間口方向)にのびる前後一対の母屋受け材(5) が配置
されていて、これら母屋受け材(5) の上に、屋根(2) の
母屋材(10)がのせられていて、所要数のビス(20)によっ
て両者が相互に結合されている。また屋根(2) の桁材
(3)(4)には、図8に示すように、樋部(27)が一体に具備
されている。
(間口方向)にのびる前後一対の母屋受け材(5) が配置
されていて、これら母屋受け材(5) の上に、屋根(2) の
母屋材(10)がのせられていて、所要数のビス(20)によっ
て両者が相互に結合されている。また屋根(2) の桁材
(3)(4)には、図8に示すように、樋部(27)が一体に具備
されている。
【0016】また、支柱(1) は、図7と図8に示すよう
に、横断面略H形を有しており、支柱(1) の上端部に上
方および左右両側方に開放した母屋受け材嵌込み用切欠
部(7) が設けられていて、これらの切欠部(7) に母屋受
け材(5) の両端部が嵌め込まれて、各支柱(1) が母屋受
け材(5) に対して左右移動可能となされ、各支柱(1)は
ボルト(18)およびナット(19)を介して母屋受け材(5) の
所要箇所に取り付けられている。従って、ボルト(18)お
よびナット(19)を外して支柱(1) の上端部を母屋受け材
(5) に沿ってスライドさせれば、支柱(1) を、カーポー
ト設置現場の条件に応じて例えば配管等の障害物を外し
て適切に設置することができる。
に、横断面略H形を有しており、支柱(1) の上端部に上
方および左右両側方に開放した母屋受け材嵌込み用切欠
部(7) が設けられていて、これらの切欠部(7) に母屋受
け材(5) の両端部が嵌め込まれて、各支柱(1) が母屋受
け材(5) に対して左右移動可能となされ、各支柱(1)は
ボルト(18)およびナット(19)を介して母屋受け材(5) の
所要箇所に取り付けられている。従って、ボルト(18)お
よびナット(19)を外して支柱(1) の上端部を母屋受け材
(5) に沿ってスライドさせれば、支柱(1) を、カーポー
ト設置現場の条件に応じて例えば配管等の障害物を外し
て適切に設置することができる。
【0017】なお、図9に示すように、母屋受け材(5)
を、ビス(20)を外して母屋材(10)および左右両桁材(3)
(4)に沿って前後に移動せしめることにより、母屋受け
材(5)およびこれに結合した左右両支柱(1)(1)を前後方
向に移動させることができる。
を、ビス(20)を外して母屋材(10)および左右両桁材(3)
(4)に沿って前後に移動せしめることにより、母屋受け
材(5)およびこれに結合した左右両支柱(1)(1)を前後方
向に移動させることができる。
【0018】上記のカーポートによれば、各垂木部材
(9) を、相互に対向状する屋根板下がり防止部材(13)(1
3)同志の間の間隙(14)に母屋材(10)に対して交差するよ
うに嵌め入れると、垂木部材(9) の屋根板支持側縁部(9
a)(9a)の上端と屋根板下がり防止部材(13)(13)の上端と
が略同じレベルに保たれ、これらの上に屋根板(8) をの
せて、屋根板(8) を確実に施工することができるもので
ある。従ってアルミニウム押出形材製の母屋材(10)に、
従来のような切欠きを設ける必要がなく、しかも隣り合
う垂木部材(9)(9)同志の中間において屋根板(8) の下が
りを有効に防止することができる。また母屋材(10)には
切欠きがなく、母屋材(10)の全断面を有効に利用してい
るので、母屋材(10)の強度が充分大きなものとなり、従
来の強度無効部分における材料の無駄を省くことができ
る。
(9) を、相互に対向状する屋根板下がり防止部材(13)(1
3)同志の間の間隙(14)に母屋材(10)に対して交差するよ
うに嵌め入れると、垂木部材(9) の屋根板支持側縁部(9
a)(9a)の上端と屋根板下がり防止部材(13)(13)の上端と
が略同じレベルに保たれ、これらの上に屋根板(8) をの
せて、屋根板(8) を確実に施工することができるもので
ある。従ってアルミニウム押出形材製の母屋材(10)に、
従来のような切欠きを設ける必要がなく、しかも隣り合
う垂木部材(9)(9)同志の中間において屋根板(8) の下が
りを有効に防止することができる。また母屋材(10)には
切欠きがなく、母屋材(10)の全断面を有効に利用してい
るので、母屋材(10)の強度が充分大きなものとなり、従
来の強度無効部分における材料の無駄を省くことができ
る。
【0019】なお、上記実施例においては、屋根板下が
り防止部材(13)を、隣り合う垂木部材(9)(9)同志の中間
にほぼ全長にわたって設けられているが、これは部分的
に設けられる場合もある。また屋根板下がり防止部材(1
3)の形状および構造は、上記実施例と変形例のものに限
定されず、その他の形状および構造を有するものであっ
ても良い。
り防止部材(13)を、隣り合う垂木部材(9)(9)同志の中間
にほぼ全長にわたって設けられているが、これは部分的
に設けられる場合もある。また屋根板下がり防止部材(1
3)の形状および構造は、上記実施例と変形例のものに限
定されず、その他の形状および構造を有するものであっ
ても良い。
【0020】また、上記実施例においては、この考案を
カーポートに適用した場合を示したが、この考案は、そ
の他アプローチの屋根、階段の屋根およびテラスの屋根
などにも同様に適用し得るものである。
カーポートに適用した場合を示したが、この考案は、そ
の他アプローチの屋根、階段の屋根およびテラスの屋根
などにも同様に適用し得るものである。
【0021】
【考案の効果】この考案は、上述のように、屋根が、前
後方向に配置された母屋材と、母屋材の上に交差状に配
置されかつ前後両側に屋根板支持側縁部を有する複数の
垂木部材と、相互に対向する垂木部材の屋根板支持側縁
部に支持された屋根板と、屋根板の縁部を上から押える
ように各垂木部材上に取り付けられた屋根板押さえ部材
とを備えているカーポート等組立建物において、母屋材
の上面に凹溝が長さ方向に全長にわたって設けられ、母
屋材上面に、垂木部材の屋根板支持側縁部と略同じ高さ
を有する屋根板下がり防止部材が、母屋材に対して交差
する垂木部材を嵌め入れる間隙をおいてかつその下縁部
を凹溝内に嵌め込んだ状態に取り付けられているもので
あるから、各垂木部材を、屋根板下がり防止部材同志の
間の間隙に母屋材に対して交差するように嵌め入れる
と、垂木部材の屋根板支持側縁部の上端と屋根板下がり
防止部材の上端とが略同じレベルに保たれ、これらの上
に屋根板をのせることにより、垂木部材同志の中間にお
いて屋根板の下がりを有効に防止することができて、屋
根板を確実に施工することができる。従ってアルミニウ
ム押出形材製の母屋材に、従来のような垂木嵌入れ用切
欠きを設ける必要がなく、面倒で手間のかゝる切欠き工
程を省略することができるとともに、切欠きがないため
母屋材の強度が充分大きなものとなり、かつ材料の無駄
を省くことができて、経済性が高いという効果を奏す
る。
後方向に配置された母屋材と、母屋材の上に交差状に配
置されかつ前後両側に屋根板支持側縁部を有する複数の
垂木部材と、相互に対向する垂木部材の屋根板支持側縁
部に支持された屋根板と、屋根板の縁部を上から押える
ように各垂木部材上に取り付けられた屋根板押さえ部材
とを備えているカーポート等組立建物において、母屋材
の上面に凹溝が長さ方向に全長にわたって設けられ、母
屋材上面に、垂木部材の屋根板支持側縁部と略同じ高さ
を有する屋根板下がり防止部材が、母屋材に対して交差
する垂木部材を嵌め入れる間隙をおいてかつその下縁部
を凹溝内に嵌め込んだ状態に取り付けられているもので
あるから、各垂木部材を、屋根板下がり防止部材同志の
間の間隙に母屋材に対して交差するように嵌め入れる
と、垂木部材の屋根板支持側縁部の上端と屋根板下がり
防止部材の上端とが略同じレベルに保たれ、これらの上
に屋根板をのせることにより、垂木部材同志の中間にお
いて屋根板の下がりを有効に防止することができて、屋
根板を確実に施工することができる。従ってアルミニウ
ム押出形材製の母屋材に、従来のような垂木嵌入れ用切
欠きを設ける必要がなく、面倒で手間のかゝる切欠き工
程を省略することができるとともに、切欠きがないため
母屋材の強度が充分大きなものとなり、かつ材料の無駄
を省くことができて、経済性が高いという効果を奏す
る。
【図1】この考案をカーポートに適用した実施例を示す
屋根の部分拡大分解斜視図である。
屋根の部分拡大分解斜視図である。
【図2】同カーポート全体を示す一部切欠き概略斜視図
である。
である。
【図3】図2のAーA線に沿う拡大断面図である。
【図4】図2のBーB線に沿う拡大断面図である。
【図5】母屋材と屋根板下がり防止部材との結合前の状
態を示す要部拡大分解断面図である。
態を示す要部拡大分解断面図である。
【図6】図5の変形例で、母屋材と屋根板下がり防止部
材との結合前の状態を示す要部拡大分解断面図である。
材との結合前の状態を示す要部拡大分解断面図である。
【図7】同カーポートの支柱と母屋受け材との結合状態
を示す部分拡大分解斜視図である。
を示す部分拡大分解斜視図である。
【図8】図2のCーC線に沿う拡大断面図である。
【図9】図2のDーD線に沿う拡大断面図である。
【図10】従来のカーポートの屋根の例を示す部分拡大
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【符号の説明】 1 支柱 2 屋根 5 母屋受け材 8 屋根板 8a 屋根板縁部 9 垂木部材 9a 屋根板支持側縁部 10 母屋材 11 屋根板押さえ部材 12 凹溝 13 屋根板下がり防止部材 13a 下縁部 14 垂木部材嵌入れ用間隙 22 凹溝 23 屋根板下がり防止部材 23a 下縁部
Claims (1)
- 【請求項1】 屋根(2) が、前後方向に配置された母屋
材(10)と、母屋材(10)の上に交差状に配置されかつ前後
両側に屋根板支持側縁部(9a)(9a)を有する複数の垂木部
材(9) と、相互に対向する垂木部材(9)(9)の屋根板支持
側縁部(9a)(9a)に支持された屋根板(8) と、屋根板(8)
の縁部(8a)を上から押えるように各垂木部材(9) 上に取
り付けられた屋根板押さえ部材(11)とを備えているカー
ポート等組立建物において、母屋材(10)の上面に凹溝(1
2)(22)が長さ方向に全長にわたって設けられ、母屋材(1
0)上面に、垂木部材(9) の屋根板支持側縁部(9a)と略同
じ高さを有する屋根板下がり防止部材(13)(23)が、母屋
材(10)に対して交差する垂木部材(9) を嵌め入れる間隙
(14)をおいてかつその下縁部(13a)(23a)を凹溝(12)(22)
内に嵌め込んだ状態に取り付けられている、カーポート
等組立建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8516191U JP2561411Y2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | カーポート等組立建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8516191U JP2561411Y2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | カーポート等組立建物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538105U JPH0538105U (ja) | 1993-05-25 |
JP2561411Y2 true JP2561411Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=13850947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8516191U Expired - Lifetime JP2561411Y2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | カーポート等組立建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561411Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5955242B2 (ja) * | 2013-02-15 | 2016-07-20 | Ykk Ap株式会社 | カーポート |
JP7020933B2 (ja) * | 2018-01-24 | 2022-02-16 | 株式会社Lixil | 屋根体 |
JP7113715B2 (ja) * | 2018-10-05 | 2022-08-05 | Ykk Ap株式会社 | 屋根構造体 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP8516191U patent/JP2561411Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0538105U (ja) | 1993-05-25 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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