JPH04130602U - 支柱の移動可能なカーポート等組立建物 - Google Patents

支柱の移動可能なカーポート等組立建物

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JPH04130602U
JPH04130602U JP3599791U JP3599791U JPH04130602U JP H04130602 U JPH04130602 U JP H04130602U JP 3599791 U JP3599791 U JP 3599791U JP 3599791 U JP3599791 U JP 3599791U JP H04130602 U JPH04130602 U JP H04130602U
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JP
Japan
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roof
pillars
purlin
carport
pair
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Application number
JP3599791U
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English (en)
Inventor
茂博 児島
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支柱を桁材に対してその長さ方向だけでな
く、屋根の間口方向にも移動可能であり、従って敷地内
に配管等の障害物が突出していても、屋根の幅を切り詰
めることなく、カーポートを現場の条件に応じて適切に
設置することができて、敷地内空間部の有効利用を果た
し得るとともに、カーポートの設置作業を非常に迅速に
かつ確実に行ない得る、カーポート等組立建物を提供す
る。 【構成】 前後方向にのびる左右一対の桁材(3)(4)を有
する屋根(2) の下側に、左右方向にのびる母屋受け材
(5) が配置されて、母屋受け材(5) の両端部が左右両桁
材(3)(4)に前後移動可能に取り付けられ、互いに対向す
る左右一対の支柱(1)(1)の上端部にそれぞれ母屋受け材
嵌込み用切欠部(7)(7)が設けられ、これら両支柱(1)(1)
の切欠部(7)(7)に母屋受け材(5) の両端部が嵌め込まれ
て、両支柱(1)(1)が母屋受け材(5) に左右移動可能に取
り付けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、支柱の移動可能なカーポート等組立建物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のカーポートは、アーチ形もしくは平形屋根の左右両側縁の桁材を、通常 4本の支柱で支持したものであり、かつこれらの支柱が、桁材に対してその長さ 方向に移動可能となされたものは、既に知られていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のカーポートでは、支柱は桁材に対してその長 さ方向すなわち屋根の前後方向には移動可能であるが、屋根の間口方向すなわち 左右方向には移動できず、従って例えば敷地内においてカーポートの支柱立設予 定箇所に配管等の障害物が長く突出していると、これがじゃまになって支柱の立 設が困難となり、このため屋根の幅を切り詰めてカーポートを設置することが行 なわれているが、これでは敷地内空間部の有効利用を果たすことができないばか りか、カーポートの設置作業に非常に手間がかゝるという問題があった。
【0004】 この考案の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、支柱を桁材に対してその 長さ方向だけでなく、屋根の間口方向にも移動可能であり、従って敷地内のカー ポート等組立建物の支柱立設予定箇所に配管等の障害物が突出していても、屋根 の幅を切り詰めることなく、支柱を簡単に立設することができて、カーポート等 組立建物を設置現場の条件に応じて適切に設置することができ、これによって敷 地内空間部の有効利用を果たすことができるとともに、カーポート等組立建物の 設置作業を非常に迅速にかつ確実に行ない得て、実用上、大変便利である、支柱 の移動可能なカーポート等組立建物を提供しようとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この考案は、上記の目的を達成するために、複数本の支柱によって屋根が支持 されているカーポート等組立建物において、前後方向にのびる左右一対の桁材を 有する屋根の下側に、左右方向にのびる母屋受け材が配置されて、母屋受け材の 両端部が左右両桁材に前後移動可能に取り付けられ、左右両側に対向状に配置さ れた一対の支柱の上端部にそれぞれ上方および左右両側方に開放した母屋受け材 嵌込み用切欠部が設けられ、これら両支柱の切欠部に母屋受け材の両端部が嵌め 込まれて、両支柱が母屋受け材に左右移動可能に取り付けられている、支柱の移 動可能なカーポート等組立建物を要旨としている。
【0006】
【作用】
上記カーポート等組立建物によれば、屋根の下側に母屋受け材が配置され、こ の母屋受け材の両端部が左右両桁材に前後移動可能に取り付けられている。そし て、相互に対向する一対の支柱の上端部に切欠部が設けられて、これらの切欠部 に母屋受け材の両端部が嵌め込まれ、両支柱が母屋受け材に左右移動可能に取り 付けられている。従って支柱は、これらと結合した母屋受け材を左右両桁材に沿 って前後動せしめることにより、前後に移動可能であり、また支柱は、それぞれ 単独で母屋受け材に対して左右方向にすなわち屋根の間口方向に移動可能である 。このため敷地内のカーポートの支柱立設予定箇所に配管等の障害物が突出して いても、屋根の幅を切り詰めることなく、支柱を簡単に立設することができて、 カーポートを設置現場の条件に応じて適切に設置することができるものである。
【0007】 なお、カーポートの屋根は、通常4本の支柱で支持されているので、屋根の下 側に、桁材に沿って前後移動可能となされた前後2つの母屋受け材を配置し、こ れらの母屋受け材の左右両端部に、上端に切欠部を有する左右一対かつ前後一組 の支柱を、それぞれ左右移動可能に取り付ければ良い。
【0008】 また場合によっては、4本の支柱のうち、前側または後側の一対の支柱を固定 とし、他の一対の支柱を、桁材に沿って前後移動可能な1つの母屋受け材の左右 両端部に、左右移動可能に取り付けても良いものである。
【0009】 さらに、例えばカーポートを既存建物から張出し状に設置するような場合には 、カーポートの屋根の一端部を既存建物によって支持し、同屋根の他端部の下側 に、桁材に沿って前後移動可能となされた1つの母屋受け材を配置し、この母屋 受け材の左右両端部に、上端に切欠部を有する左右一対の支柱を左右移動可能に 取り付けることもある。
【0010】 なお、この考案は、カーポートだけでなく、その他階段の屋根、アプローチの 屋根およびテラスの屋根などの、いわゆるオープン・スペースに設置される組立 建物すべての適用可能であり、支柱は、通常2〜4本であるが、6本以上用いる 場合もある。
【0011】
【実施例】
つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 なお図面は、この考案をカーポートに適用した場合を示すものである。またカ ーポートは屋根板を除いて、アルミニウム押出形材製もしくはアルミニウム中空 押出形材製の構成材料によりつくられている。
【0013】 まず図1において、カーポートは、敷地(G) の両側に立てられた合計4本の支 柱(1) によって屋根(2) が支持されている。ここで、屋根(3) は平面よりみて方 形で、かつ正面よりみて中央が高い若干凸弧状に湾曲している。
【0014】 また屋根(2) は、図1、図3および図4に示すように、樋部(12)を一体に具備 しかつ前後方向にのびる左右一対の桁材(3)(4)と、前後両端部の梁(6)(6)と、ア クリル樹脂またはポリカーボネート樹脂などよりなる横断面波形の屋根板(8) と 、屋根板(8) を支持する多数の垂木部材(9) と、垂木部材(9) を下側から支持す る3本の母屋材(10)と、各垂木部材(9) に対向するように配置された屋根板押さ え部材(11)とを備えている。
【0015】 そして、図1〜図6に示すように、この屋根(2) の下側に、左右方向(間口方 向)にのびる前後一対の母屋受け材(5)(5)が配置されて、これら母屋受け材(5)( 5)の両端部が左右両桁材(3)(4)に所要数のビス(13)によって前後移動可能に取り 付けられている。
【0016】 一方、左右両側に対向状に配置された左右一対かつ前後一組の支柱(1)(1)は、 図6に示すように、アルミニウム中空押出型材製でかつ横断面略H形を有してお り、図1〜図3に示すように、これらの支柱(1)(1)の上端部にそれぞれ上方およ び左右両側方に開放した母屋受け材嵌込み用切欠部(7)(7)が設けられていて、前 後一組の支柱(1)(1)の切欠部(7)(7)に、それぞれ前後母屋受け材(5)(5)の両端部 が嵌め込まれて、両支柱(1)(1)が母屋受け材(5)(5)に対して左右移動可能となさ れ、これらの支柱(1)(1)が2組のボルト(14)およびナット(15)を介して母屋受け 材(5)(5)の所要箇所に取り付けられている。
【0017】 従って、ボルト(14)およびナット(15)を外して支柱(1)(1)の上端部を母屋受け 材(5)(5)に沿ってスライドさせれば、図1と図3に示すように、両支柱(1)(1)は 左右に移動可能であり、またこの移動は、各支柱(1) の1本について単独で行な い得るものである。
【0018】 また、支柱(1)(1)は、図1と図4に示すように、これらと結合した母屋受け材 (5) を、ビス(13)を外して左右両桁材(3)(4)に沿って前後に移動せしめることに より、左右両支柱(1)(1)は同時に前後方向に移動可能である。
【0019】 従って、例えば敷地(G) 内のカーポートの支柱立設予定箇所に配管等の障害物 (図示略)が突出していても、支柱(1)(1)を前後および左右に適宜移動せしめる ことにより、障害物を外して支柱(1)(1)を簡単に立てることができ、これによっ て屋根(2) の左右の幅を切り詰めることなく、支柱(1)(1)を立設することができ て、カーポートを設置現場の条件に応じて適切に設置することができる。
【0020】 なお、上記実施例においては、カーポートの屋根(2) が4本の支柱(1)(1)によ って支持されているが、支柱(1) は複数本あれば良く、そのうち少なくとも2本 の支柱(1)(1)の上端部にそれぞれ母屋受け材嵌込み用切欠部(7)(7)が設けられ、 これらの切欠部(7)(7)に母屋受け材(5) の両端部が嵌め込まれて、両支柱(1)(1) が母屋受け材(5) に左右移動可能に取り付けられておれば良い。
【0021】 また上記実施例においては、この考案をカーポートに適用した場合を示したが 、この考案は、その他アプローチの屋根、階段の屋根およびテラスの屋根などに も同様に適用し得るものである。
【0022】
【考案の効果】
この考案は、上述のように、複数本の支柱によって屋根が支持されているカー ポート等組立建物において、前後方向にのびる左右一対の桁材を有する屋根の下 側に、左右方向にのびる母屋受け材が配置されて、母屋受け材の両端部が左右両 桁材に前後移動可能に取り付けられ、左右両側に対向状に配置された一対の支柱 の上端部にそれぞれ上方および左右両側方に開放した母屋受け材嵌込み用切欠部 が設けられ、これら両支柱の切欠部に母屋受け材の両端部が嵌め込まれて、両支 柱が母屋受け材に左右移動可能に取り付けられているもので、支柱を桁材に対し て前後方向(長さ方向)だけでなく、屋根の左右方向(間口方向)にも移動可能 であり、従って敷地内のカーポート等組立建物の支柱立設予定箇所に配管等の障 害物が突出していても、屋根の幅を切り詰めることなく、支柱を簡単に立設する ことができて、カーポート等組立建物を設置現場の条件に応じて適切に設置する ことができ、これによって敷地内空間部の有効利用を果たすことができるととも に、カーポート等組立建物の設置作業を非常に迅速にかつ確実に行ない得て、実 用上、大変便利である、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案をカーポートに適用した実施例を示す
概略斜視図である。
【図2】支柱と母屋受け部材の結合部分を示す要部拡大
斜視図である。
【図3】図1のAーA線に沿う拡大断面図である。
【図4】図1のBーB線に沿う拡大断面図である。
【図5】図4のCーC線に沿う拡大断面図である。
【図6】図3のDーD線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 屋根 3 左桁材 4 右桁材 5 母屋受け材 7 母屋受け材嵌込み用切欠部 8 屋根板 9 垂木部材 10 母屋材 G 敷地

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の支柱(1) によって屋根(2) が支
    持されているカーポート等組立建物において、前後方向
    にのびる左右一対の桁材(3)(4)を有する屋根(2) の下側
    に、左右方向にのびる母屋受け材(5) が配置されて、母
    屋受け材(5)の両端部が左右両桁材(3)(4)に前後移動可
    能に取り付けられ、左右両側に対向状に配置された一対
    の支柱(1)(1)の上端部にそれぞれ上方および左右両側方
    に開放した母屋受け材嵌込み用切欠部(7)(7)が設けら
    れ、これら両支柱(1)(1)の切欠部(7)(7)に母屋受け材
    (5) の両端部が嵌め込まれて、両支柱(1)(1)が母屋受け
    材(5) に左右移動可能に取り付けられている、支柱の移
    動可能なカーポート等組立建物。
JP3599791U 1991-05-21 1991-05-21 支柱の移動可能なカーポート等組立建物 Pending JPH04130602U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08232490A (ja) * 1996-02-14 1996-09-10 Shin Nikkei Co Ltd カーポート及びその製造方法
JP2016204883A (ja) * 2015-04-17 2016-12-08 Ykk Ap株式会社 屋根構築物

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6148360A (ja) * 1984-08-14 1986-03-10 フランスベッド株式会社 ベツド装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960206