JP2561413Y2 - カーポート等組立建物 - Google Patents

カーポート等組立建物

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JP2561413Y2
JP2561413Y2 JP9896291U JP9896291U JP2561413Y2 JP 2561413 Y2 JP2561413 Y2 JP 2561413Y2 JP 9896291 U JP9896291 U JP 9896291U JP 9896291 U JP9896291 U JP 9896291U JP 2561413 Y2 JP2561413 Y2 JP 2561413Y2
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cantilevered
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茂博 児島
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昭和アルミニウム株式会社
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、左右方向に2台以上
の自動車を並べて駐車させることができるカーポートに
適したカーポート等組立建物に関する。
【0002】この明細書において、前後左右は建物の入
口を基準とし、前とは入口側、後とはその逆をいうもの
とし、左右は入口に向っていうものとする。
【0003】
【従来の技術】従来、左右方向に2台以上の自動車を並
べて駐車させることができる組立カーポートとしては、
前後に間隔を置いて配置された複数の支柱と、各支柱の
上端に一端が固定されかつ左右方向にのびる複数の屋根
支持材と、これらの屋根支持材に支持された屋根とを備
えた片持式構造物一対が、各支柱を外側にして左右対称
状に配置され、左右の片持式構造物が中央部において直
接連結されているものが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の組立カーポート
では、上記片持式構造物の各構成部材が予め製作されて
おり、それらの既製部材の中から敷地に合う部材を選択
してカーポートを設置するが、部材選択後は間口の寸法
調整ができないので、敷地の間口に丁度合う既製部材が
ない場合には、狭い間口のカーポートで我慢せざるを得
ないという問題があった。
【0005】この考案の目的は、間口を敷地の間口に丁
度合うように調整することができ、しかも目標とする間
口の寸法が変化しても同一の構成部材を使用してその間
口を得ることができ、さらにデザイン性にすぐれている
カーポート等組立建物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案によるカーポー
ト等組立建物は、前後に間隔を置いて配置された複数の
支柱、各支柱の上端に一端が固定されかつ左右方向にの
びる複数の屋根支持材およびこれらの屋根支持材に支持
された屋根を備えかつ各支柱を外側にして左右対称状に
配置される片持式構造物一対と、左右の屋根上にまたが
って配置される中屋根と、中屋根の下方に配置されて各
屋根支持材の内側の端部どうしを連結するとともに中屋
根にも連結される複数の連結部材とよりなり、所望の間
口が得られるように各片持式構造物が配置された後、各
片持式構造物と中屋根とが各連結部材を介して連結され
るものである。
【0007】
【作用】この考案によるカーポート等組立建物は、前後
に間隔を置いて配置された複数の支柱、各支柱の上端に
一端が固定されかつ左右方向にのびる複数の屋根支持材
およびこれらの屋根支持材に支持された屋根を備えかつ
各支柱を外側にして左右対称状に配置される片持式構造
物一対と、左右の屋根上にまたがって配置される中屋根
と、中屋根の下方に配置されて各屋根支持材の内側の端
部どうしを連結するとともに中屋根にも連結される複数
の連結部材とよりなるので、各片持式構造物を配置する
ときの左右の屋根間の間隔を変更することにより、所望
の間口を得ることができる。そして、所望の間口が得ら
れるように各片持式構造物を配置した後、各片持式構造
物と中屋根とを各連結部材を介して連結する。
【0008】左右の屋根間の間隔は中屋根の左右の幅よ
り小さい範囲で調整できる。また、中屋根の形状は種々
変化させることができる。
【0009】
【実施例】この考案の実施例を、以下図面を参照して説
明する。
【0010】実施例1 図1のカーポート等組立建物は、左右方向に2台以上の
自動車を並べて駐車させることができるカーポートに適
したものであり、前後に間隔を置いて配置される3本の
支柱(2) 、各支柱(2) の上端に一端が固定されかつ左右
方向斜め上方にのびる3本の屋根支持材(3) およびこれ
らの屋根支持材(3) に支持された屋根(4) を備えかつ各
支柱(2) を外側にして左右対称状に配置される片持式構
造物(1)一対と、左右の屋根(4) 上にまたがって配置さ
れる中屋根(5) と、中屋根(5) の下方に配置されて各屋
根支持材(3) の内側の端部どうしを連結するとともに中
屋根(5) にも連結される3つの連結部材(6) とよりな
る。
【0011】各片持式構造物(1) と中屋根(5) とは、所
望の間口が得られるように各片持式構造物が配置された
後に連結部材(6) を介して連結される。
【0012】中屋根(5) と各連結部材(6) とは、ターン
バックル(7) を介して連結されている。
【0013】左右の屋根(4) は、平面よりみて方形で、
かつ中屋根(5) に向って斜め上方にのびており、前後方
向にのびる内桁材(8) および外桁材(9) と、前後両端部
の梁(10)と、屋根板(11)と、屋根板(11)を支持する5本
の垂木部材(12)とを備えている。
【0014】中屋根(5) は、平面よりみて方形で、かつ
前面よりみて中央が高い凸円弧状であり、前後方向にの
びる左右一対の桁材(13)と、前後両端部の凸円弧状梁(1
4)と、横断面凸円弧状の中屋根板(15)と、中屋根板(15)
を支持する5本の凸円弧状垂木部材(16)とを備えてい
る。
【0015】屋根板(11)、中屋根板(15)およびターンバ
ックル(7) を除いた組立建物の構成部材は、すべてアル
ミニウム押出型材製であり、屋根板(11)および中屋根板
(15)はアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの樹脂
製、ターンバックル(7) は鋼製である。
【0016】図2および図3に示すように、屋根支持材
(3) 、連結部材(6) および凸円弧状垂木部材(16)は、い
ずれも中空状に形成されている。連結部材(6) は若干凸
円弧状であり、両端部が各屋根支持材(3) の内側の端部
に嵌め入れられ、それぞれ3つのボルト(17)により各屋
根支持材(3) に固定されている。ターンバックル(7)の
一端は連結部材(6) の中央部に、他端は凸円弧状垂木部
材(16)の中央部に取付けられており、このターンバック
ル(7) が締付けられることにより、中屋根(5)の左右の
桁材(13)が左右の屋根(4) の垂木部材(12)にそれぞれ圧
接されている。
【0017】なお、連結部材(6) を屋根支持材(3) に固
定するボルト(17)を通す孔は、各屋根支持材(3) の内側
の端部にそれぞれ3つあけられており、これに対して連
結部材(6) には、図2に示すように全長にわたって多数
の孔(18)があけられている。従って、左右の屋根(4) 間
の間隙が図2に鎖線で示す位置に変化した場合でも、各
屋根支持材(3) の内側の端部において、各連結部材(6)
を各屋根支持材(3) に固定する作業が容易に行える。
【0018】各片持式構造物(1) の屋根(4) の左右方向
の長さはともに2700mmで、中屋根(5) の左右方向の
長さは800mmである。これらの片持式構造物(1) を従
来のように中央部において直接連結すると、左右支柱間
の内寸法は5100mm程度になるが、この実施例の左右
支柱(2) 間の内寸法の最小値は、5400mmであり、3
台の車を駐車させることが可能となる。
【0019】実施例2この実施例は図4に示すように、
中屋根(25)が、横断面逆V字状であり、前後方向にのび
る左右一対の桁材(26)と、前後両端部の逆V字状梁(27)
と、横断面逆V字状中屋根板(28)と、中屋根板(28)を支
持する5本の逆V字状垂木部材(29)とを備えているもの
である。
【0020】その他は実施例1の場合と同様であり、同
じ部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0021】このように、中屋根の形状を変化させるこ
とにより、同じ片持式構造物(1) を使用しても、外観に
変化のあるカーポート等組立建物を得ることができる。
【0022】
【考案の効果】この考案のカーポート等組立建物による
と、各片持式構造物を配置した後、中屋根と各片持式構
造物とを連結することにより、間口の広いカーポート等
組立建物を簡易に設置することができ、各片持式構造物
を配置するときの左右の屋根間の間隔を変更することに
より、間口を敷地の間口に丁度合うように調整すること
ができる。
【0023】また、左右の屋根間の間隔は中屋根の左右
の幅より小さい範囲であれば変更できるので、この範囲
内で目標とする間口の寸法が変化しても、同一の構成部
材を使用してその間口を得ることができる。
【0024】さらに、中屋根の形状を種々変化させるこ
とにより、同じ片持式構造物を使用して外観に変化のあ
るデザイン性にすぐれたカーポート等組立建物を得るこ
とができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】この考案の1実施例を示す部分切欠き斜視図で
ある。
【0027】
【図2】同部分拡大垂直断面図である。
【0028】
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【0029】
【図4】この考案の他の実施例を示す部分切欠き斜視図
である。
【0030】
【符号の説明】
(1) 片持式構造物 (2) 支柱 (3) 屋根支持材 (4) 屋根 (5)(25) 中屋根 (6) 連結部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に間隔を置いて配置される複数の支
    柱(2) 、各支柱(2)の上端に一端が固定されかつ左右方
    向にのびる複数の屋根支持材(3) およびこれらの屋根支
    持材(3) に支持された屋根(4) を備えかつ各支柱(2) を
    外側にして左右対称状に配置される片持式構造物(1) 一
    対と、左右の屋根(4) 上にまたがって配置される中屋根
    (5)(25) と、中屋根(5)(25) の下方に配置されて各屋根
    支持材(3) の内側の端部どうしを連結するとともに中屋
    根(5)(25) にも連結される複数の連結部材(6) とよりな
    り、所望の間口が得られるように各片持式構造物(1) が
    配置された後、各片持式構造物(1) と中屋根(5)(25) と
    が各連結部材(6) を介して連結されるようになされてい
    るカーポート等組立建物。
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