JP2983464B2 - 簡易車庫 - Google Patents
簡易車庫Info
- Publication number
- JP2983464B2 JP2983464B2 JP8113149A JP11314996A JP2983464B2 JP 2983464 B2 JP2983464 B2 JP 2983464B2 JP 8113149 A JP8113149 A JP 8113149A JP 11314996 A JP11314996 A JP 11314996A JP 2983464 B2 JP2983464 B2 JP 2983464B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- roof body
- garage
- supported
- stop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Tents Or Canopies (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、略方形状の屋根体
を該屋根体の左右に設けた支柱にて支持してなる簡易車
庫に関する。
を該屋根体の左右に設けた支柱にて支持してなる簡易車
庫に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミ型材等からなる屋根体を支柱で支
持してなる簡易車庫は、簡単かつ比較的安価に自転車や
バイク等の屋根付き駐輪スペースを提供できることか
ら、駅等の公共施設やマンション等の集合住宅において
広く利用されている。このような従来の簡易車庫は、単
に屋根体とこの屋根体の左右に設けた2本の支柱とによ
り構成されており、特に自転車等の車輪止めとなるよう
なものは設けられていなかった。また車庫の前面を除く
3面に簡易な壁部を設け、風雨が車庫内に浸入すること
を防ぐものがあったが、これはあくまで風雨の浸入を防
ぐものでありその強度も弱いので、自転車を突当てる等
した場合には破損することがあった。
持してなる簡易車庫は、簡単かつ比較的安価に自転車や
バイク等の屋根付き駐輪スペースを提供できることか
ら、駅等の公共施設やマンション等の集合住宅において
広く利用されている。このような従来の簡易車庫は、単
に屋根体とこの屋根体の左右に設けた2本の支柱とによ
り構成されており、特に自転車等の車輪止めとなるよう
なものは設けられていなかった。また車庫の前面を除く
3面に簡易な壁部を設け、風雨が車庫内に浸入すること
を防ぐものがあったが、これはあくまで風雨の浸入を防
ぐものでありその強度も弱いので、自転車を突当てる等
した場合には破損することがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
のような簡易車庫は、自転車等の車輪止めとなるものが
設けられていなかったので、数十台の自転車が前後の任
意の位置に止められてしまい、非常に体裁が悪かった。
また極端に前後いずれかに飛び出して止めた場合には、
自転車が車庫内に納まりきらないため、自転車が濡れて
所有者が不快な思いをしたり、あるいは他の通行人の通
路を妨害する等問題があった。また簡易車庫は屋根体と
2本の支柱とで構成されていたので、強風等によって揺
動する屋根体を完全に支えることができないおそれもあ
り、さらに強度を向上させたいとの要望があった。
のような簡易車庫は、自転車等の車輪止めとなるものが
設けられていなかったので、数十台の自転車が前後の任
意の位置に止められてしまい、非常に体裁が悪かった。
また極端に前後いずれかに飛び出して止めた場合には、
自転車が車庫内に納まりきらないため、自転車が濡れて
所有者が不快な思いをしたり、あるいは他の通行人の通
路を妨害する等問題があった。また簡易車庫は屋根体と
2本の支柱とで構成されていたので、強風等によって揺
動する屋根体を完全に支えることができないおそれもあ
り、さらに強度を向上させたいとの要望があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の本発明は、略方形状の屋根体を該屋根体
の略中央側の両端部に設けた支柱にて支持してなり、上
記屋根体は後部側に下降傾斜させて各支柱に支持され、
上記傾斜した屋根体の低部側において、各支柱から後部
側に向け屋根体の後端部下方まで延出させた連結部を突
設してなり、上記屋根体の後端部の下方における連結部
間において当止部を架設し、これら連結部と当止部とか
ら平面略コ字状の車輪止めを形成してなり、上記平面略
コ字状の車輪止めを後部側において立設した束受部にて
支持してなることを特徴として構成されている。
請求項1記載の本発明は、略方形状の屋根体を該屋根体
の略中央側の両端部に設けた支柱にて支持してなり、上
記屋根体は後部側に下降傾斜させて各支柱に支持され、
上記傾斜した屋根体の低部側において、各支柱から後部
側に向け屋根体の後端部下方まで延出させた連結部を突
設してなり、上記屋根体の後端部の下方における連結部
間において当止部を架設し、これら連結部と当止部とか
ら平面略コ字状の車輪止めを形成してなり、上記平面略
コ字状の車輪止めを後部側において立設した束受部にて
支持してなることを特徴として構成されている。
【0005】さらにまた請求項2記載の本発明は、上記
請求項1記載の構成からなる一対の簡易車庫を、相互の
後部側を突き合わせた状態で連結すると共に、相互に背
合せ状に設けられた平面略コ字状の車輪止めが相互に略
同一平面を呈してなることを特徴として構成されてい
る。
請求項1記載の構成からなる一対の簡易車庫を、相互の
後部側を突き合わせた状態で連結すると共に、相互に背
合せ状に設けられた平面略コ字状の車輪止めが相互に略
同一平面を呈してなることを特徴として構成されてい
る。
【0006】
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の簡易車庫の一実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本
実施形態に係る簡易車庫の側面図、図2は図1の正面図
である。これら各図において本実施形態の簡易車庫1
は、後部側に下降傾斜された屋根体2を該屋根体2の左
右に設けた支柱3、3にて支持して構成されている。な
お図においては、一対の簡易車庫1A、1Bを互いの後
部側を突合わせた状態で配置してあるが、単体で設けた
場合でも各簡易車庫1の構成はほぼ同様である。また本
実施形態においては、各独立車庫1を自転車用のものと
して説明するが、バイク等の他の二輪車用であっても同
様である。
形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本
実施形態に係る簡易車庫の側面図、図2は図1の正面図
である。これら各図において本実施形態の簡易車庫1
は、後部側に下降傾斜された屋根体2を該屋根体2の左
右に設けた支柱3、3にて支持して構成されている。な
お図においては、一対の簡易車庫1A、1Bを互いの後
部側を突合わせた状態で配置してあるが、単体で設けた
場合でも各簡易車庫1の構成はほぼ同様である。また本
実施形態においては、各独立車庫1を自転車用のものと
して説明するが、バイク等の他の二輪車用であっても同
様である。
【0008】屋根体2は、支柱3上に位置する両側2本
の梁4と、該2本の梁4上に渡される4本の母屋5によ
り構成される骨組み上に、複数枚の屋根パネル6を取り
付けてなる。屋根パネル6は、母屋5の延びる方向に複
数枚が設けられ、隣り合う屋根パネル6同士の一部が重
ね合わされるように連続状に配置される。各屋根体2両
端の梁4、4上には、側板7が設けられている。側板7
は、梁4上に設置される母屋5及び屋根パネル6の端部
を隠すための化粧板である。この屋根体2を支持する各
支柱3は、その下部をコンクリート基礎20内に埋設さ
せることによって自立し、その上端を屋根体2両側の梁
4の略中央に接合されている。
の梁4と、該2本の梁4上に渡される4本の母屋5によ
り構成される骨組み上に、複数枚の屋根パネル6を取り
付けてなる。屋根パネル6は、母屋5の延びる方向に複
数枚が設けられ、隣り合う屋根パネル6同士の一部が重
ね合わされるように連続状に配置される。各屋根体2両
端の梁4、4上には、側板7が設けられている。側板7
は、梁4上に設置される母屋5及び屋根パネル6の端部
を隠すための化粧板である。この屋根体2を支持する各
支柱3は、その下部をコンクリート基礎20内に埋設さ
せることによって自立し、その上端を屋根体2両側の梁
4の略中央に接合されている。
【0009】なお本実施形態における簡易車庫1の屋根
体2は、それぞれその後部側(図1においては中央側)
に向けて下降傾斜されることによって、いわゆる水勾配
が設けられている。下降傾斜された屋根体2の後端部同
士を突き合わせ状に連結することにより、一対の簡易車
庫から複合型の簡易車庫を構成するようにしている。そ
して図1に示すように屋根体2を突き合わせた箇所には
雨樋25が設けられており、この雨樋25は一方の簡易
車庫1Aの支柱3に設置された堅樋26連結されてい
る。
体2は、それぞれその後部側(図1においては中央側)
に向けて下降傾斜されることによって、いわゆる水勾配
が設けられている。下降傾斜された屋根体2の後端部同
士を突き合わせ状に連結することにより、一対の簡易車
庫から複合型の簡易車庫を構成するようにしている。そ
して図1に示すように屋根体2を突き合わせた箇所には
雨樋25が設けられており、この雨樋25は一方の簡易
車庫1Aの支柱3に設置された堅樋26連結されてい
る。
【0010】ここで各簡易車庫1には、屋根体2が下降
傾斜した低部側において各々車輪止め10、10が設け
られている。この各車輪止め10は、連結部11、当止
部12及び束受部13からなるもので、各簡易車庫1の
駐車スペースの後部側を囲むように平面略コ字型に配置
されている。なお自転車等の車両は、上記屋根体2の高
部側から出し入れする。また上記屋根体2、支柱3及び
車輪止め10を構成する各部材は、アルミの押出し成形
型材よりなる。
傾斜した低部側において各々車輪止め10、10が設け
られている。この各車輪止め10は、連結部11、当止
部12及び束受部13からなるもので、各簡易車庫1の
駐車スペースの後部側を囲むように平面略コ字型に配置
されている。なお自転車等の車両は、上記屋根体2の高
部側から出し入れする。また上記屋根体2、支柱3及び
車輪止め10を構成する各部材は、アルミの押出し成形
型材よりなる。
【0011】連結部11は各支柱3から後部側に向けて
突設されるもので、長さL1の棒状部材である。この連
結部11の支柱3側の端部には、支柱3とほぼ同じ幅を
有する断面略コ字状の連結金具11aが設けられてお
り、この連結金具11aを介して連結部11が支柱3に
締結されている。また連結部11の他端部には、連結金
具11aより若干細幅の断面略コ字状の連結金具11b
が設けられている。そしてこの連結金具11bを介し
て、連結部11に当止部12が締結されている。
突設されるもので、長さL1の棒状部材である。この連
結部11の支柱3側の端部には、支柱3とほぼ同じ幅を
有する断面略コ字状の連結金具11aが設けられてお
り、この連結金具11aを介して連結部11が支柱3に
締結されている。また連結部11の他端部には、連結金
具11aより若干細幅の断面略コ字状の連結金具11b
が設けられている。そしてこの連結金具11bを介し
て、連結部11に当止部12が締結されている。
【0012】この当止部12は、上記のように各連結部
11に締結されることにより、連結部11、11間に架
設されるもので、この連結部11と略同径の棒状部材か
ら構成されている。すなわち、上記傾斜した屋根体2の
低部側において、各支柱3の所定高さから後部側に向け
屋根体2の後端部下方まで延出させた連結部11を突設
してなるもので、この屋根体2の後端部の下方における
連結部11、11間において上記当止部12が架設され
る。このように構成された各簡易車庫1の車輪止め1
0、10は、連結部11と当止部12とから平面略コ字
型に配置されており、このコ字型の車輪止め10によっ
て各簡易車庫1の駐車スペースの後部側が囲まれてい
る。
11に締結されることにより、連結部11、11間に架
設されるもので、この連結部11と略同径の棒状部材か
ら構成されている。すなわち、上記傾斜した屋根体2の
低部側において、各支柱3の所定高さから後部側に向け
屋根体2の後端部下方まで延出させた連結部11を突設
してなるもので、この屋根体2の後端部の下方における
連結部11、11間において上記当止部12が架設され
る。このように構成された各簡易車庫1の車輪止め1
0、10は、連結部11と当止部12とから平面略コ字
型に配置されており、このコ字型の車輪止め10によっ
て各簡易車庫1の駐車スペースの後部側が囲まれてい
る。
【0013】この連結部11は、上記した束受部13に
て支持されている。この束受部13は、支柱3の後部側
における各連結部11、11の下方に立設されるもの
で、その方形板状のベース部13aにて地上に設置され
ると共に、その上端の断面略コ字状の連結金具13bを
介して連結部11を支持してなる。そしてこのように束
受部13が設けられることにより、2つの支柱3、3と
2つの束受部13、13とによって簡易車庫1全体が4
点支持されている。
て支持されている。この束受部13は、支柱3の後部側
における各連結部11、11の下方に立設されるもの
で、その方形板状のベース部13aにて地上に設置され
ると共に、その上端の断面略コ字状の連結金具13bを
介して連結部11を支持してなる。そしてこのように束
受部13が設けられることにより、2つの支柱3、3と
2つの束受部13、13とによって簡易車庫1全体が4
点支持されている。
【0014】ここで、本実施形態における連結部11の
長さL1は、図1に示すように屋根体2における支柱3
との締結部2aから最後部2bまでの水平距離L2と略
等しくされているので、当止部12が屋根体2の最後部
2bより後部外方側に突出することなく略面一状とされ
ている。また一方、当止部12は、駐車車両の車輪の半
径と略同一の高さHに配置されている。すなわち各連結
部11は地上から高さH(車輪の半径)の位置において
支柱3に固定されており、その先端の当止部12の地上
からの高さもHである。図1において、自転車を点線に
て示す。したがって、当止部12に車両をその前方から
押し当てて駐車すると、この車両の前輪の最前端が当止
部12に接触する。すると上記のように当止部12は屋
根体2の最後部2bと略面一状であるから、車両の前輪
が屋根体2の最後部2bより後部外側に飛び出すことも
なく、また最も駐車スペースを有効に活用した状態で車
両の位置規制を行うことができる。
長さL1は、図1に示すように屋根体2における支柱3
との締結部2aから最後部2bまでの水平距離L2と略
等しくされているので、当止部12が屋根体2の最後部
2bより後部外方側に突出することなく略面一状とされ
ている。また一方、当止部12は、駐車車両の車輪の半
径と略同一の高さHに配置されている。すなわち各連結
部11は地上から高さH(車輪の半径)の位置において
支柱3に固定されており、その先端の当止部12の地上
からの高さもHである。図1において、自転車を点線に
て示す。したがって、当止部12に車両をその前方から
押し当てて駐車すると、この車両の前輪の最前端が当止
部12に接触する。すると上記のように当止部12は屋
根体2の最後部2bと略面一状であるから、車両の前輪
が屋根体2の最後部2bより後部外側に飛び出すことも
なく、また最も駐車スペースを有効に活用した状態で車
両の位置規制を行うことができる。
【0015】さて本発明はこれまで説明した本実施形態
の他、その技術的思想内において種々の異なる形態を取
り得るものである。たとえば、連結部11や当止部12
は棒状でなくともよく、板状であってもよい。またこれ
らの高さは必ずしも駐車車両の前輪の半径と略同じでな
くともよく、若干上下しても駐車車両の当止めとして機
能し得るものなら車両の規制が可能である。また当止部
12も屋根体2の最後部2bと略面一状でなくともよ
く、若干内側に配置されても車両の規制が可能であり、
また車両が雨に濡れることも防止できる。その他、支柱
3、連結部11、当止部12及び束受部13の相互の連
結構造は、本実施形態のような連結金具でなく異なる任
意の構造が採用されてよいものである。
の他、その技術的思想内において種々の異なる形態を取
り得るものである。たとえば、連結部11や当止部12
は棒状でなくともよく、板状であってもよい。またこれ
らの高さは必ずしも駐車車両の前輪の半径と略同じでな
くともよく、若干上下しても駐車車両の当止めとして機
能し得るものなら車両の規制が可能である。また当止部
12も屋根体2の最後部2bと略面一状でなくともよ
く、若干内側に配置されても車両の規制が可能であり、
また車両が雨に濡れることも防止できる。その他、支柱
3、連結部11、当止部12及び束受部13の相互の連
結構造は、本実施形態のような連結金具でなく異なる任
意の構造が採用されてよいものである。
【0016】また本発明は、屋根体及び該屋根体を支持
する支柱とからなるY字型、逆L字型等、種々の形態の
簡易車庫に適用することができる。図4はY字型の支柱
21を備えた一対の簡易車庫1、1を突き合せ状に配置
してなる複合型の簡易車庫の側面図を示している。本図
において各簡易車庫1、1は、上方をY字型に分岐させ
た支柱21の上端に、屋根体2の前部及び後部を支承し
てなるものである。本実施形態における複合車庫は上記
実施形態における複合車庫と、支柱の形態においてのみ
相違し、他の部分、特に車輪止め10の構造においては
同じ構成を有しているのでその説明を省略する。
する支柱とからなるY字型、逆L字型等、種々の形態の
簡易車庫に適用することができる。図4はY字型の支柱
21を備えた一対の簡易車庫1、1を突き合せ状に配置
してなる複合型の簡易車庫の側面図を示している。本図
において各簡易車庫1、1は、上方をY字型に分岐させ
た支柱21の上端に、屋根体2の前部及び後部を支承し
てなるものである。本実施形態における複合車庫は上記
実施形態における複合車庫と、支柱の形態においてのみ
相違し、他の部分、特に車輪止め10の構造においては
同じ構成を有しているのでその説明を省略する。
【0017】
【発明の効果】上記したように請求項1記載の本発明
は、各支柱から後部側に向けて連結部を突設し、この連
結部間に当止部を架設して、連結部と当止部とから平面
略コ字状の車輪止めを形成してなるので、車輪止めに突
き当てるように車両を駐車することにより容易に車両の
前後の位置規制ができて、車両の駐車状態を整然とする
ことができる。また平面略コ字状の車輪止めによって支
柱の振動が相互に規制され、車庫全体の強度が向上す
る。さらに本発明は、平面略コ字状の車輪止めを、束受
部にて支持してなることにより、この束受部によって車
輪止めをより強固にできる。
は、各支柱から後部側に向けて連結部を突設し、この連
結部間に当止部を架設して、連結部と当止部とから平面
略コ字状の車輪止めを形成してなるので、車輪止めに突
き当てるように車両を駐車することにより容易に車両の
前後の位置規制ができて、車両の駐車状態を整然とする
ことができる。また平面略コ字状の車輪止めによって支
柱の振動が相互に規制され、車庫全体の強度が向上す
る。さらに本発明は、平面略コ字状の車輪止めを、束受
部にて支持してなることにより、この束受部によって車
輪止めをより強固にできる。
【0018】しかも本発明は、上記車輪止めを平面略コ
字状としてなるので、略方形状の屋根体の略中央に支柱
を設けた車庫において、屋根体の低部側の略全面の形状
に駐車スペースを適合させることができて、屋根体の全
面を利用した効率の良い駐車をなすことができる。すな
わち、屋根体の後端部の下方における連結部間において
当止部を架設して平面略コ字状の車輪止めを形成してな
るので、低部側の屋根体の端部まで全体を駐車スペース
とできて、駐車スペースを効率良く大きくすることがで
きる。さらに本発明は、上記平面略コ字状の車輪止めを
傾斜させた屋根体の低部側において設けてあるので、自
転車等の車両を屋根体の高部側から出し入れできて、そ
の出し入れ操作を容易にすることができる。
字状としてなるので、略方形状の屋根体の略中央に支柱
を設けた車庫において、屋根体の低部側の略全面の形状
に駐車スペースを適合させることができて、屋根体の全
面を利用した効率の良い駐車をなすことができる。すな
わち、屋根体の後端部の下方における連結部間において
当止部を架設して平面略コ字状の車輪止めを形成してな
るので、低部側の屋根体の端部まで全体を駐車スペース
とできて、駐車スペースを効率良く大きくすることがで
きる。さらに本発明は、上記平面略コ字状の車輪止めを
傾斜させた屋根体の低部側において設けてあるので、自
転車等の車両を屋根体の高部側から出し入れできて、そ
の出し入れ操作を容易にすることができる。
【0019】さらに請求項2記載の本発明は、一対の簡
易車庫を、相互の後部側を突合わせた状態で連結し、相
互に背合せ状に設けられた平面略コ字状の車輪止めが相
互に略同一平面を呈してなることから、狭いスペースに
おいて車両を対向状に突き当てるように駐車させること
ができて、車両を整然と効率良く駐車させることができ
る。また当止部を屋根体の後端部の下方において架設し
て車輪止めを形成してなるので、一対の簡易車庫を、相
互の後部側を突き合わせた状態で連結した合掌構造にお
いても、背合せ状に設けられた平面略コ字状の車輪止め
が相互に干渉することを防止できる。
易車庫を、相互の後部側を突合わせた状態で連結し、相
互に背合せ状に設けられた平面略コ字状の車輪止めが相
互に略同一平面を呈してなることから、狭いスペースに
おいて車両を対向状に突き当てるように駐車させること
ができて、車両を整然と効率良く駐車させることができ
る。また当止部を屋根体の後端部の下方において架設し
て車輪止めを形成してなるので、一対の簡易車庫を、相
互の後部側を突き合わせた状態で連結した合掌構造にお
いても、背合せ状に設けられた平面略コ字状の車輪止め
が相互に干渉することを防止できる。
【図1】本発明に係る簡易車庫の一実施形態における側
面図である。
面図である。
【図2】図1の概略的な正面図である。
【図3】車輪止めの分解斜視図である。
【図4】Y字型の支柱を備えた簡易車庫の側面図であ
る。
る。
1 簡易車庫 2 屋根体 3 支柱 4 梁 5 母屋 6 屋根パネル 7 側板 10 車輪止め 11 連結部 12 当止部 13 束受部 20 コンクリート基礎 21 Y型支柱 25 雨樋 26 竪樋
Claims (2)
- 【請求項1】 略方形状の屋根体を該屋根体の略中央側
の両端部に設けた支柱にて支持してなる下記の要件を備
えたことを特徴とする簡易車庫。 (イ)上記屋根体は後部側に下降傾斜させて各支柱に支
持されてなる。 (ロ)上記傾斜した屋根体の低部側において、各支柱か
ら後部側に向け屋根体の後端部下方まで延出させた連結
部を突設してなる。 (ハ)上記屋根体の後端部の下方における連結部間にお
いて当止部を架設し、これら連結部と当止部とから平面
略コ字状の車輪止めを形成してなる。 (ニ)上記平面略コ字状の車輪止めを後部側において立
設した束受部にて支持してなる。 - 【請求項2】 上記請求項1記載の構成からなる一対の
簡易車庫を、相互の後部側を突き合わせた状態で連結す
ると共に、相互に背合せ状に設けられた平面略コ字状の
車輪止めが相互に略同一平面を呈してなることを特徴と
する複合型の簡易車庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8113149A JP2983464B2 (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 簡易車庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8113149A JP2983464B2 (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 簡易車庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09279875A JPH09279875A (ja) | 1997-10-28 |
JP2983464B2 true JP2983464B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=14604818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8113149A Expired - Fee Related JP2983464B2 (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 簡易車庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2983464B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6188064B2 (ja) * | 2013-07-16 | 2017-08-30 | 積水樹脂株式会社 | 簡易屋根構造物 |
-
1996
- 1996-04-10 JP JP8113149A patent/JP2983464B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09279875A (ja) | 1997-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2983464B2 (ja) | 簡易車庫 | |
JP3764020B2 (ja) | 鉄骨軸組構造 | |
WO2019044632A1 (ja) | 屋根構造物およびその施工方法 | |
JPH0645949B2 (ja) | 小屋組 | |
JP2001262687A (ja) | 簡易建造物 | |
JP3613187B2 (ja) | 簡易建物 | |
JPS6135661Y2 (ja) | ||
JP3017086B2 (ja) | 複合車庫 | |
JP2561413Y2 (ja) | カーポート等組立建物 | |
JPS6310050Y2 (ja) | ||
JP2569474Y2 (ja) | アプローチ等の組立建物 | |
JPS6019864Y2 (ja) | 自転車車庫 | |
JPH10115110A (ja) | 組立て式カーポート | |
JPH0636180Y2 (ja) | 昇降スロープの梁構造 | |
JP2582506Y2 (ja) | 窓付き屋根構造 | |
JPH0546566Y2 (ja) | ||
JP3022658B2 (ja) | 手 摺 | |
JPH0355716Y2 (ja) | ||
JPH10183749A (ja) | 組立建物 | |
JP2019044347A (ja) | 屋根構造物 | |
JP2503713Y2 (ja) | カ―ポ―ト等組立建物 | |
JP3544831B2 (ja) | アルコーブのゲート屋根 | |
JPH0636179Y2 (ja) | 昇降スロープの梁構造 | |
JPH0577460U (ja) | カーポート等組立建物 | |
JP2004011222A (ja) | シェルター |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |