JPH10183749A - 組立建物 - Google Patents
組立建物Info
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- JPH10183749A JPH10183749A JP34197696A JP34197696A JPH10183749A JP H10183749 A JPH10183749 A JP H10183749A JP 34197696 A JP34197696 A JP 34197696A JP 34197696 A JP34197696 A JP 34197696A JP H10183749 A JPH10183749 A JP H10183749A
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- JP
- Japan
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- rafter
- connecting member
- strut
- column
- roof
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 補助の部品を携行することなく、支柱の出幅
方向位置を変更でき、支柱の出幅方向位置を変えた場合
のコストの上昇を抑える。 【解決手段】 支柱2と、前桁20および妻垂木12を
有する屋根10を備え、前桁20は、妻垂木12と連結
する長尺状の垂木連結部材21と、支柱2と連結する長
尺状の支柱連結部材22とからなり、支柱連結部材22
に、垂木連結部材21と分離した状態において妻垂木1
2と連結可能とする溝22bを設けた。
方向位置を変更でき、支柱の出幅方向位置を変えた場合
のコストの上昇を抑える。 【解決手段】 支柱2と、前桁20および妻垂木12を
有する屋根10を備え、前桁20は、妻垂木12と連結
する長尺状の垂木連結部材21と、支柱2と連結する長
尺状の支柱連結部材22とからなり、支柱連結部材22
に、垂木連結部材21と分離した状態において妻垂木1
2と連結可能とする溝22bを設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支柱および屋根を備え
たテラスやカーポートなどの組立建物に関するものであ
る。
たテラスやカーポートなどの組立建物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来における組立建物としては、例え
ば、支柱と、躯体に基端部が固定された一対の妻垂木
と、これらの妻垂木の先端部間に位置して支柱および妻
垂木の双方に連結された前桁を備えたテラスがあり、こ
のテラスにおいて、例えば、支柱を出幅方向にずらす場
合には、前桁とは別の支柱移動用桁を妻垂木の下面に前
桁と平行に取り付け、この支柱移動用桁を介して妻垂木
と支柱とを連結するようにしていた。
ば、支柱と、躯体に基端部が固定された一対の妻垂木
と、これらの妻垂木の先端部間に位置して支柱および妻
垂木の双方に連結された前桁を備えたテラスがあり、こ
のテラスにおいて、例えば、支柱を出幅方向にずらす場
合には、前桁とは別の支柱移動用桁を妻垂木の下面に前
桁と平行に取り付け、この支柱移動用桁を介して妻垂木
と支柱とを連結するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のテラ
ス(組立建物)において、支柱を出幅方向にずらす際に
前桁とは別の支柱移動用桁を用いる都合上、支柱移動用
桁を現場に持ち合わせていない場合や、支柱移動用桁が
紛失してしまった場合には、支柱の位置を変更すること
ができないという問題があった。
ス(組立建物)において、支柱を出幅方向にずらす際に
前桁とは別の支柱移動用桁を用いる都合上、支柱移動用
桁を現場に持ち合わせていない場合や、支柱移動用桁が
紛失してしまった場合には、支柱の位置を変更すること
ができないという問題があった。
【0004】また、支柱を出幅方向に移動させて位置を
変えた場合、前桁には支柱が連結されないので、前桁は
過剰な強度を有していることとなり、支柱移動用桁を用
いることとも相俟って、コストが高くついてしまうとい
う問題があり、これらの問題を解決することが従来の課
題であった。
変えた場合、前桁には支柱が連結されないので、前桁は
過剰な強度を有していることとなり、支柱移動用桁を用
いることとも相俟って、コストが高くついてしまうとい
う問題があり、これらの問題を解決することが従来の課
題であった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題に着目し
てなされたもので、補助の部品を携行することなく、現
場の状況に合わせて支柱の出幅方向位置を変更すること
ができ、加えて、支柱の出幅方向位置を変えた場合であ
ったとしても、コストの上昇を抑えることが可能である
組立建物を提供することを目的としている。
てなされたもので、補助の部品を携行することなく、現
場の状況に合わせて支柱の出幅方向位置を変更すること
ができ、加えて、支柱の出幅方向位置を変えた場合であ
ったとしても、コストの上昇を抑えることが可能である
組立建物を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る組立建物は、支柱と、前桁および垂木を有する屋根を
備え、屋根の前桁は、垂木と連結する長尺状の垂木連結
部材と、支柱と連結する長尺状の支柱連結部材とからな
り、前桁の支柱連結部材には、垂木連結部材と分離した
状態において屋根の垂木と連結可能とする垂木連結部を
設けた構成としており、この組立建物の構成を従来の課
題を解決するための手段としている。
る組立建物は、支柱と、前桁および垂木を有する屋根を
備え、屋根の前桁は、垂木と連結する長尺状の垂木連結
部材と、支柱と連結する長尺状の支柱連結部材とからな
り、前桁の支柱連結部材には、垂木連結部材と分離した
状態において屋根の垂木と連結可能とする垂木連結部を
設けた構成としており、この組立建物の構成を従来の課
題を解決するための手段としている。
【0007】また、本発明の請求項2に係わる組立建物
において、支柱連結部材は長手方向に沿う支柱連結部を
有し、支柱連結部の適宜位置において支柱と連結可能と
した構成とし、請求項3に係わる組立建物は、支柱連結
部材の支柱連結部を支柱連結用ボルトの頭部あるいはこ
の支柱連結用ボルトにねじ込むナットを摺動可能に保持
する溝とした構成としている。
において、支柱連結部材は長手方向に沿う支柱連結部を
有し、支柱連結部の適宜位置において支柱と連結可能と
した構成とし、請求項3に係わる組立建物は、支柱連結
部材の支柱連結部を支柱連結用ボルトの頭部あるいはこ
の支柱連結用ボルトにねじ込むナットを摺動可能に保持
する溝とした構成としている。
【0008】さらに、本発明の請求項4に係わる組立建
物は、垂木連結部を支柱連結部材の長手方向に沿って形
成し、垂木連結部の適宜位置において垂木と連結可能と
した構成とし、請求項5に係わる組立建物は、支柱連結
部材の垂木連結部を垂木連結用ボルトの頭部あるいはこ
の垂木連結用ボルトにねじ込むナットを摺動可能に保持
する溝とした構成としている。
物は、垂木連結部を支柱連結部材の長手方向に沿って形
成し、垂木連結部の適宜位置において垂木と連結可能と
した構成とし、請求項5に係わる組立建物は、支柱連結
部材の垂木連結部を垂木連結用ボルトの頭部あるいはこ
の垂木連結用ボルトにねじ込むナットを摺動可能に保持
する溝とした構成としている。
【0009】さらにまた、本発明の請求項6に係わる組
立建物において、前桁の垂木連結部材は雨樋を兼ねてい
る構成としている。
立建物において、前桁の垂木連結部材は雨樋を兼ねてい
る構成としている。
【0010】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる組立建物で
は、上記した構成としているので、現場において支柱を
出幅方向に移動させる必要が生じた場合、前桁の支柱連
結部材と垂木連結部材とを分離して、支柱連結部材を出
幅方向にずらした状態で屋根の垂木と連結すれば、支柱
の出幅方向位置の変更がなされることとなる、すなわ
ち、前桁とは別の支柱移動用の補助部品を携行していな
くても、現場の状況に合わせた支柱の出幅方向位置の変
更がなされることとなる。
は、上記した構成としているので、現場において支柱を
出幅方向に移動させる必要が生じた場合、前桁の支柱連
結部材と垂木連結部材とを分離して、支柱連結部材を出
幅方向にずらした状態で屋根の垂木と連結すれば、支柱
の出幅方向位置の変更がなされることとなる、すなわ
ち、前桁とは別の支柱移動用の補助部品を携行していな
くても、現場の状況に合わせた支柱の出幅方向位置の変
更がなされることとなる。
【0011】この際、支柱移動用の補助部品を用いる必
要がないのに加えて、前桁の垂木連結部材において、屋
根の捩じれを防ぐのに必要な強度さえ得られるようにし
ておけば、材料の無駄が省かれることから、支柱の出幅
方向位置を変えた場合であったとしても、コストの上昇
が抑えられることとなる。
要がないのに加えて、前桁の垂木連結部材において、屋
根の捩じれを防ぐのに必要な強度さえ得られるようにし
ておけば、材料の無駄が省かれることから、支柱の出幅
方向位置を変えた場合であったとしても、コストの上昇
が抑えられることとなる。
【0012】また、請求項2および3に係わる組立建物
では、現場の状況に合わせた支柱の間口方向位置の変更
がなされることとなり、請求項4および5に係わる組立
建物では、垂木の間隔の違いに関係なく支柱連結部材と
垂木との連結がなされることとなる。
では、現場の状況に合わせた支柱の間口方向位置の変更
がなされることとなり、請求項4および5に係わる組立
建物では、垂木の間隔の違いに関係なく支柱連結部材と
垂木との連結がなされることとなる。
【0013】さらに、本発明の請求項6に係わる組立建
物では、雨樋を別個に設けなくてもよいので、コストの
低減が図られることとなる。
物では、雨樋を別個に設けなくてもよいので、コストの
低減が図られることとなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0015】図1ないし図3は本発明に係わる組立建物
の一実施例を示しており、この実施例では、本発明に係
わる組立建物がテラスである場合を示す。
の一実施例を示しており、この実施例では、本発明に係
わる組立建物がテラスである場合を示す。
【0016】図2に示すように、このテラス1は、2本
の支柱2と、躯体Sに基端部が支持されかつ先端部が前
下がり状態で支柱2,2に支持された屋根10を備えて
おり、屋根10は、躯体Sに固定した垂木掛け11と、
この垂木掛け11に基端部を固定した一対の妻垂木1
2,12と、これらの妻垂木12,12の先端部間に架
設した前桁20と、一対の妻垂木12,12間にほぼ等
間隔で配置した垂木14と、妻垂木12,12の中間部
の間に架設した中桟15と、垂木14に載置して固定し
たパネル体16を具備している。
の支柱2と、躯体Sに基端部が支持されかつ先端部が前
下がり状態で支柱2,2に支持された屋根10を備えて
おり、屋根10は、躯体Sに固定した垂木掛け11と、
この垂木掛け11に基端部を固定した一対の妻垂木1
2,12と、これらの妻垂木12,12の先端部間に架
設した前桁20と、一対の妻垂木12,12間にほぼ等
間隔で配置した垂木14と、妻垂木12,12の中間部
の間に架設した中桟15と、垂木14に載置して固定し
たパネル体16を具備している。
【0017】屋根10の前桁20は、図1に示すよう
に、屋根10を構成する一対の妻垂木12,12および
垂木14の各先端と連結する垂木連結部材21と、支柱
2の上端と連結する支柱連結部材22を具備している。
に、屋根10を構成する一対の妻垂木12,12および
垂木14の各先端と連結する垂木連結部材21と、支柱
2の上端と連結する支柱連結部材22を具備している。
【0018】この場合、垂木連結部材21は長尺状をな
し、雨樋として機能する溝部分21aと、この溝部分2
1aにおける躯体S側(図示右側)の立壁21bの上部
に連続して設けた延出部分21cを有しており、延出部
分21cの下部から突出する突片21d上に、一対の妻
垂木12,12および垂木14の各先端部を載せた状態
で、これらの垂木12,14の各先端と延出部分21c
の先端とを取付け金具23を介して連結するようにして
ある。
し、雨樋として機能する溝部分21aと、この溝部分2
1aにおける躯体S側(図示右側)の立壁21bの上部
に連続して設けた延出部分21cを有しており、延出部
分21cの下部から突出する突片21d上に、一対の妻
垂木12,12および垂木14の各先端部を載せた状態
で、これらの垂木12,14の各先端と延出部分21c
の先端とを取付け金具23を介して連結するようにして
ある。
【0019】一方、支柱連結部材22は垂木連結部材2
1と同じく長尺状をなしており、垂木連結部材21の溝
部分21aと延出部分21cとの間の隅に収まる断面形
状をなしている。この支柱連結部材22は、その下壁2
2cに長手方向(間口方向)の溝(支柱連結部)22d
を有しており、この溝22dに頭部27bを摺動可能に
保持させたボルト27のおねじ部27aを支柱2の上端
に固定した取付け金具24を通して下方に突出させ、こ
のおねじ部27aにナット28をねじ込むことにより、
支柱2と連結するようにしてあって、ナット28を弛め
ることにより、支柱2をこの支柱連結部材22に沿って
移動させることができるものとなっている。
1と同じく長尺状をなしており、垂木連結部材21の溝
部分21aと延出部分21cとの間の隅に収まる断面形
状をなしている。この支柱連結部材22は、その下壁2
2cに長手方向(間口方向)の溝(支柱連結部)22d
を有しており、この溝22dに頭部27bを摺動可能に
保持させたボルト27のおねじ部27aを支柱2の上端
に固定した取付け金具24を通して下方に突出させ、こ
のおねじ部27aにナット28をねじ込むことにより、
支柱2と連結するようにしてあって、ナット28を弛め
ることにより、支柱2をこの支柱連結部材22に沿って
移動させることができるものとなっている。
【0020】そして、この支柱連結部材22は、支柱2
で屋根10の先端を支える標準仕様の場合、妻垂木12
と同じ傾斜角度をなす上壁22aをこれに当接する垂木
連結部材21における延出部分21cの突片21dにね
じ25により固定することによって垂木連結部材21と
分離可能に一体化するようにしてある。また、支柱2を
出幅方向に移動させる支柱移動仕様の場合には、図3に
示すように、ねじ25を外して支柱連結部材22と垂木
連結部材21とを分離し、支柱連結部材22の傾斜する
上壁22aを妻垂木12に当接させた状態で、支柱連結
部材22の上壁22aに設けた溝(垂木連結部)22b
にボルト26の頭部26aを摺動可能に保持させると共
に、このボルト26のおねじ部26bを妻垂木12の底
壁を通して上方に突出させ、このおねじ部26bにナッ
ト29をねじ込むことにより、屋根10の妻垂木12と
直接連結するようにしてあって、ナット29を弛めるこ
とにより、妻垂木12に対する支柱連結部材22の間口
方向の位置調整を行うことができようにしてある。
で屋根10の先端を支える標準仕様の場合、妻垂木12
と同じ傾斜角度をなす上壁22aをこれに当接する垂木
連結部材21における延出部分21cの突片21dにね
じ25により固定することによって垂木連結部材21と
分離可能に一体化するようにしてある。また、支柱2を
出幅方向に移動させる支柱移動仕様の場合には、図3に
示すように、ねじ25を外して支柱連結部材22と垂木
連結部材21とを分離し、支柱連結部材22の傾斜する
上壁22aを妻垂木12に当接させた状態で、支柱連結
部材22の上壁22aに設けた溝(垂木連結部)22b
にボルト26の頭部26aを摺動可能に保持させると共
に、このボルト26のおねじ部26bを妻垂木12の底
壁を通して上方に突出させ、このおねじ部26bにナッ
ト29をねじ込むことにより、屋根10の妻垂木12と
直接連結するようにしてあって、ナット29を弛めるこ
とにより、妻垂木12に対する支柱連結部材22の間口
方向の位置調整を行うことができようにしてある。
【0021】なお、図2および図3において、符号17
は配水管である。
は配水管である。
【0022】このテラス1において、支柱2で屋根10
の先端を支える標準仕様の場合、前桁20の支柱連結部
材22の上壁22aをこれに当接する垂木連結部材21
における延出部分21cの突片21dにねじ25により
固定して、垂木連結部材21と支柱連結部材22とを一
体化させているが、現場において支柱2を出幅方向に移
動させる必要が生じた場合には、すなわち、支柱移動仕
様とする場合には、ねじ25を外して前桁20の支柱連
結部材22と垂木連結部材21とを分離し、支柱連結部
材22の傾斜する上壁22aを妻垂木12に当接させた
状態で、支柱連結部材22を屋根10の妻垂木12に対
してボルト26を介して直接連結するようになせば、支
柱2の出幅方向位置の変更がなされることとなり、した
がって、前桁20とは別の支柱移動用の補助部品を携行
していなくても、現場において支柱2を移動するか否か
の選択が状況に合わせて自由になされることとなる。
の先端を支える標準仕様の場合、前桁20の支柱連結部
材22の上壁22aをこれに当接する垂木連結部材21
における延出部分21cの突片21dにねじ25により
固定して、垂木連結部材21と支柱連結部材22とを一
体化させているが、現場において支柱2を出幅方向に移
動させる必要が生じた場合には、すなわち、支柱移動仕
様とする場合には、ねじ25を外して前桁20の支柱連
結部材22と垂木連結部材21とを分離し、支柱連結部
材22の傾斜する上壁22aを妻垂木12に当接させた
状態で、支柱連結部材22を屋根10の妻垂木12に対
してボルト26を介して直接連結するようになせば、支
柱2の出幅方向位置の変更がなされることとなり、した
がって、前桁20とは別の支柱移動用の補助部品を携行
していなくても、現場において支柱2を移動するか否か
の選択が状況に合わせて自由になされることとなる。
【0023】この際、支柱移動用の補助部品を用いる必
要がないうえ、前桁20の垂木連結部材21には、屋根
10の捩じれを防ぐのに必要な強度を持たせておけばよ
いことから、従来の前桁と比較して材料の無駄が大幅に
省かれることとなり、その結果、コストの上昇が抑えら
れることとなる。
要がないうえ、前桁20の垂木連結部材21には、屋根
10の捩じれを防ぐのに必要な強度を持たせておけばよ
いことから、従来の前桁と比較して材料の無駄が大幅に
省かれることとなり、その結果、コストの上昇が抑えら
れることとなる。
【0024】また、このテラス1では、支柱連結部材2
2と支柱2とを連結するナット28を弛めることによ
り、支柱2を支柱連結部材22に沿って移動させること
ができるので、現場の状況に合わせた支柱2の間口方向
位置の変更も適宜なされることとなる。
2と支柱2とを連結するナット28を弛めることによ
り、支柱2を支柱連結部材22に沿って移動させること
ができるので、現場の状況に合わせた支柱2の間口方向
位置の変更も適宜なされることとなる。
【0025】さらに、このテラス1では、支柱連結部材
22の上壁22aが屋根10の妻垂木12と同じ傾斜角
度をなしているので、スペーサなどの補助部品を用いる
ことなく支柱連結部材22と屋根10の妻垂木12との
連結が直接なされ、加えて、支柱連結部材22と妻垂木
12とを連結するナット29を弛めることにより、妻垂
木12に対する支柱連結部材22の間口方向の位置調整
がなされることとなり、さらにまた、前桁20の垂木連
結部材21が雨樋として機能する溝部分21aを具備し
ているので、雨樋を別個に設けなくてもよいため、部品
点数の削減によるコストの低減が図られることとなる。
22の上壁22aが屋根10の妻垂木12と同じ傾斜角
度をなしているので、スペーサなどの補助部品を用いる
ことなく支柱連結部材22と屋根10の妻垂木12との
連結が直接なされ、加えて、支柱連結部材22と妻垂木
12とを連結するナット29を弛めることにより、妻垂
木12に対する支柱連結部材22の間口方向の位置調整
がなされることとなり、さらにまた、前桁20の垂木連
結部材21が雨樋として機能する溝部分21aを具備し
ているので、雨樋を別個に設けなくてもよいため、部品
点数の削減によるコストの低減が図られることとなる。
【0026】上記した実施例では、本発明に係わる組立
建物がテラスである場合を示したが、本発明に係わる組
立建物を例えばカーポートに適用することも可能であ
る。
建物がテラスである場合を示したが、本発明に係わる組
立建物を例えばカーポートに適用することも可能であ
る。
【0027】また、本発明に係わる組立建物の詳細な構
成は、上記した実施例に限定されるものではない。
成は、上記した実施例に限定されるものではない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わる組立建物では、上記した構成としたから、現場
において支柱を出幅方向に移動させる必要が生じた場
合、前桁の支柱連結部材と垂木連結部材とを分離して、
支柱連結部材を出幅方向にずらした状態で垂木と連結す
れば、支柱の出幅方向位置を変更することができるの
で、前桁とは別の支柱移動用の補助部品を携行していな
くても、現場の状況に合わせた支柱の出幅方向位置の変
更を行うことが可能であり、この際、前桁の垂木連結部
材において、屋根の捩じれを防ぐのに必要な強度さえ得
られるようにしておけば、材料の無駄を省くことができ
るので、コストの上昇をも抑えることが可能であるとい
う非常に優れた効果がもたらされる。
に係わる組立建物では、上記した構成としたから、現場
において支柱を出幅方向に移動させる必要が生じた場
合、前桁の支柱連結部材と垂木連結部材とを分離して、
支柱連結部材を出幅方向にずらした状態で垂木と連結す
れば、支柱の出幅方向位置を変更することができるの
で、前桁とは別の支柱移動用の補助部品を携行していな
くても、現場の状況に合わせた支柱の出幅方向位置の変
更を行うことが可能であり、この際、前桁の垂木連結部
材において、屋根の捩じれを防ぐのに必要な強度さえ得
られるようにしておけば、材料の無駄を省くことができ
るので、コストの上昇をも抑えることが可能であるとい
う非常に優れた効果がもたらされる。
【0029】また、請求項2および3に係わる組立建物
では、現場の状況に合わせた支柱の間口方向位置の変更
を行うことも可能であり、請求項4および5に係わる組
立建物では、垂木の間隔の違いに左右されることなく支
柱連結部材と屋根の垂木とを連結することができ、本発
明の請求項6に係わる組立建物では、雨樋を別個に設け
なくてもよいので、コストの低減を実現できるという非
常に優れた効果がもたらされる。
では、現場の状況に合わせた支柱の間口方向位置の変更
を行うことも可能であり、請求項4および5に係わる組
立建物では、垂木の間隔の違いに左右されることなく支
柱連結部材と屋根の垂木とを連結することができ、本発
明の請求項6に係わる組立建物では、雨樋を別個に設け
なくてもよいので、コストの低減を実現できるという非
常に優れた効果がもたらされる。
【図1】本発明に係わる組立建物の一実施例を示す支柱
で屋根の先端を支える標準仕様の場合の屋根と支柱との
連結部分における断面説明図である。
で屋根の先端を支える標準仕様の場合の屋根と支柱との
連結部分における断面説明図である。
【図2】図1における組立建物の全体斜視説明図であ
る。
る。
【図3】図1に示した組立建物の支柱を移動させた場合
の図1相当位置での断面説明図である。
の図1相当位置での断面説明図である。
1 テラス(組立建物) 2 支柱 10 屋根 12 妻垂木 20 前桁 21 垂木連結部材 22 支柱連結部材 22b 溝(垂木連結部) 22d 溝(支柱連結部) 26 ボルト(垂木連結用ボルト) 27 ボルト(支柱連結用ボルト) 28,29 ナット
Claims (6)
- 【請求項1】 支柱と、前桁および垂木を有する屋根を
備え、屋根の前桁は、垂木と連結する長尺状の垂木連結
部材と、支柱と連結する長尺状の支柱連結部材とからな
り、前桁の支柱連結部材には、垂木連結部材と分離した
状態において屋根の垂木と連結可能とする垂木連結部を
設けたことを特徴とする組立建物。 - 【請求項2】 支柱連結部材は長手方向に沿う支柱連結
部を有し、支柱連結部の適宜位置において支柱と連結可
能とした請求項1に記載の組立建物。 - 【請求項3】 支柱連結部材の支柱連結部を支柱連結用
ボルトの頭部あるいはこの支柱連結用ボルトにねじ込む
ナットを摺動可能に保持する溝とした請求項2に記載の
組立建物。 - 【請求項4】 垂木連結部を支柱連結部材の長手方向に
沿って形成し、垂木連結部の適宜位置において垂木と連
結可能とした請求項1〜3のいずれかに記載の組立建
物。 - 【請求項5】 支柱連結部材の垂木連結部を垂木連結用
ボルトの頭部あるいはこの垂木連結用ボルトにねじ込む
ナットを摺動可能に保持する溝とした請求項4に記載の
組立建物。 - 【請求項6】 前桁の垂木連結部材は雨樋を兼ねている
請求項1〜5のいずれかに記載の組立建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34197696A JPH10183749A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 組立建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34197696A JPH10183749A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 組立建物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10183749A true JPH10183749A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18350228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34197696A Pending JPH10183749A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 組立建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10183749A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008057214A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Shin Nikkei Co Ltd | 屋根 |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP34197696A patent/JPH10183749A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008057214A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Shin Nikkei Co Ltd | 屋根 |
JP4679473B2 (ja) * | 2006-08-31 | 2011-04-27 | 新日軽株式会社 | 屋根 |
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