JPH0630974Y2 - 部材の連結構造 - Google Patents

部材の連結構造

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JPH0630974Y2
JPH0630974Y2 JP6702589U JP6702589U JPH0630974Y2 JP H0630974 Y2 JPH0630974 Y2 JP H0630974Y2 JP 6702589 U JP6702589 U JP 6702589U JP 6702589 U JP6702589 U JP 6702589U JP H0630974 Y2 JPH0630974 Y2 JP H0630974Y2
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facing
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正樹 菊井
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三協アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) 本考案は、カーポート,テラス,藤棚などに利用する部
材の連結構造に係り、さらに詳しくは、例えば梁材と桁
材のように両部材を交差状に連結する場合において、両
部材を任意の位置で連結することのできる部材の連結構
造に関するものである。 (従来の技術) 従来、例えば第7図に示すようなカーポート100は、
2本の支柱101,101に支持された左右の側枠10
2,102と、垂木103,103および屋根パネル1
04とからなり、前記支柱101と側枠102との連結
は、ボルト締めによって行われていた。 (考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記のようなカーポート100では、支
柱101と側枠102との連結がボルト締めによって行
われているため、支柱101の取付位置がボルト穴の位
置に限定され敷地の面積や形状など施工現場の事情に対
応することができない。 また、側枠102にボルト穴をいくつも穿けておくこと
によって、支柱101の取付け位置の変更が可能になる
ものの製造工数や部材強度上の問題があり、このような
ボルトによる部材の連結構造はこの種カーポートの課題
となっていた。 (考案の目的) 本考案は、上記のような部材の連結構造における前記課
題を解決するためになされたものであって、その目的と
するところは、部材にボルト穴を設けることなく、交差
する両部材を任意の位置で連結することのできる部材の
連結構造を提供することにある。
【考案の構成】
(課題を解決するための手段) 本考案に係る部材の連結構造は、一定間隔をおいて交差
状に対向する2つの部材を、両部材の相対向面にそれぞ
れ螺着した連結部材を介して連結する部材の連結構造で
あって、前記両部材の相対向面にはボルト頭部又はナッ
トを摺動可能且つ回転不能に収容するガイド溝を部材の
長手方向にわたってそれぞれ設けると共に、前記連結部
材には両部材のガイド溝との対向面に、前記ガイド溝に
収容されたボルト又は前記ガイド溝に収容されたナット
に螺着するボルトを挿通するボルト挿通孔を備えた固着
部を設け、両固着部を前記ボルトを用いてそれぞれ両部
材に螺着してなる構成としたものであり、このような部
材の連結構造の上記構成を前述の課題を解決するための
手段としたことを特徴としている。 (作用) 本考案に係る部材の連結構造において、連結しようとす
る両部材は、その相対向する連結面に、ボルトの頭部
(又はナット)を当該部材の長手方向に摺動可能且つ回
転不能に収容するガイド溝を備えている。一方、両部材
の間に介在して両部材を連結する連結部材は、前記ガイ
ド溝に収容されたボルト(又は前記ガイド溝に収容され
たナットに螺着するボルト)を挿通するボルト挿通孔を
有する固着部を両部材のガイド溝との対向面に備えてい
る。 したがって、一方の部材のガイド溝に固着用ボルトの頭
部を通し、前記連結部材の一方の固着部のボルト挿通孔
に前記ボルトを挿通してナットを螺合し、適当な位置ま
でスライドさせた後締め付けることによって、当該連結
部材は一方の部材の任意の位置に固定される。同様に、
他方の部材のガイド溝にボルトの頭部を通し、前記連結
部材の他方の固着部のボルト挿通孔に前記ボルトを挿通
してナットを締め付けることによって、当該連結部材は
前記他方の部材の任意の位置に固定され、両部材は前記
連結部材を介してそれぞれ任意の位置で連結されるよう
になっている。このとき、ガイド溝に収容されたボルト
がナットと共に回転することはなく、ナットを締め付け
るだけで容易に固定される。前記両部材のガイド溝にナ
ットを通し、当該ナットに連結部材側からボルトを螺着
しても同じ結果が得られることは言うまでもない。 (実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。 第1図ないし第4図は、本考案に係る部材の連結構造を
カーポートの梁材と桁材の連結に運用した一実施例を示
すものである。 第2図に示すカーポート1は、左右の支柱2,2に支持
された前後の梁材3,3と、前記支柱2および梁材3の
上に固定されて屋根4,4を支持する4本の桁材5とか
ら構成されており、本考案に係る部材の連結構造は前記
梁材3,3と中央部の桁材5,5との連結に利用されて
いる。 この連結構造について詳しく説明すると、第1図(a)
において、前記支柱2,2に支持された梁材(部材)3
は、押出し形材からなるものであって、図中上方側の桁
材5との対向面3aには2組の相対向する逆「L」字形
の突片3bを設けることによって、2本のガイド溝3c
が当該梁材3の長手方向にわたって形成されている。 記号6は首部であり、この実施例では当該首部6の一端
すなわち前記梁材3のガイド溝3c,3cとの対向面
と、他端すなわち後述する桁材5のガイド溝5b,5b
との対向面とに梁材側固着部7と桁材側固着部8とをそ
れぞれ備えており、前記両固着部7および8は、4本の
ボルト9を座金10を介して前記桁材側固着部8のボル
ト挿通孔8aおよび首部6のタッピングホール6aを挿
通して前記梁材側固着部7に設けたねじ穴7aにそれぞ
れ締結することによって首部6に固定されて連結部材1
1を構成している。 ボルト9の締結によって首部6と両固着部7および8と
が一体化した前記連結部材11は、その梁材側固着部7
に設けた4つのボルト挿通孔7bに、梁材3の前記ガイ
ド溝3c内に頭部を通してそのおねじ部を図中上方に突
出させた4本のボルト12をそれぞれ挿通し、座金13
を介してナット12aをそれぞれ締結することによって
前記梁材3の桁材5との対向面3a上に固定される。こ
のとき、前記ボルト12はガイド溝3c内を自由に摺動
できるため、前記連結部材11を梁材3の任意の位置に
固定することができる。また、前記ガイド溝3cの幅は
ボルト11が回転する余裕がないようになっておりナッ
ト11aを廻すだけで締め付けることができる。 一方、第1図(b)に示す桁材(部材)5は、前記梁材
3の上に固定されて第3図に示すように屋根4を支持す
るようになっているものであって、前記梁材3と同様に
押出し形材から形成され、図中下方側の梁材3との対向
面5aには同じく2本のガイド溝5bが当該桁材5の長
手方向に沿って設けられている。 前記ボルト12によって前記梁材3の桁材5との対向面
3aに固定された連結部材11は、その桁材側固着部8
に設けた4つのボルト挿通孔8bに、桁材5の前記ガイ
ド溝5b内に頭部を通してそのおねじ部を図中下方に突
出させた4本のボルト14をそれぞれ挿通し、座金15
を介してナット14aをそれぞれ締結することによって
前記桁材5の梁材3との対向面5aに固定される。この
とき、前記ボルト14は、梁材3の場合と同様に、ガイ
ド溝5b内を自由に移動することができるため、前記連
結部材11を桁材5の任意の位置に固定することができ
る。 次に、前述の連結構造を適用した当該カーポート1の施
工手順について、第2図を参照して簡単に説明する。 まず、敷地形状に合わせて選択したカーポート1の間口
および奥行に応じた適当な位置に4本の支柱2を立てる
ための基礎穴を設け、基礎部品を設置する。なお、この
とき支柱間の奥行寸法は、施工現場の事情に応じて任意
に設定することができる。 次に、上部に梁材3を取付けるための取付金具を設けた
4本の支柱2を前記基礎部品に固定して、支柱2を自立
させた後、梁材3,3を左右の支柱2,2の取付金具に
載せ、ボルトによって前記支柱2,2の間にそれぞれ取
付ける。 そして、各支柱2の上部にキャップ16を被せ、左右両
端の桁材5,5を連結するための固着部8および首部6
を固定する(第4図参照)と共に、前述したように、梁
材3のガイド溝3c内に頭部を収容した4本のボルト1
2によって、前記梁材3,3上の所定の位置に首部6と
固着部7および8とからなる連結部材11を2個ずつ隣
接させて固定する(第3図参照)。このとき、連結部材
11は前述のように、梁材3上の任意の位置で固定する
ことができるため、例えば第6図(a)および(b)に
示すような収容する車の大きさや台数さらにはデザイン
上の好みに応じた種々のバリエーションのカーポートに
対応することができる。 続いて、各支柱2の上部に設けた固着部8および梁材3
上に固定した連結部材11の固着部8の上に4本の桁材
5を載せ、前述のように桁材5のガイド溝5bに収容し
た4本のボルト14を締め付けることによって前記桁材
5を所定の位置にそれぞれ固定する。このとき、前記ボ
ルト14はガイド溝5b内を自由に摺動することができ
るため、支柱2の奥行に応じた任意の位置で桁材5を固
定することができる。 次に、前記桁材5の前後端部に「へ」の字状に成形した
4本の前後枠17を取付けると共に、前記前後枠17,
17の中間位置にそれぞれ5本の垂木18を取付ける。 そして、棟木19を前記前後枠17,17にまたがって
取付けると共に隣接する垂木18,18の間に補助桟2
0を設けた後、その上に屋根パネル21(第3図および
第4図参照)を載せ、最後に前記屋根パネル21が外れ
ないように前記桁材5および棟木19にパネル押え22
(第3図および第4図参照)を取付けて当該カーポート
1の組立てを終了する。 なお、前記実施例では、左右両端の桁材5を固着部8お
よび首部6を介して支柱2に固定する構造(第4図参
照)を示したが、第5図に示すように、中央部の桁材5
と同様の連結構造によって支柱2の上に取付けられた梁
材3の端部に、首部6と固着部7,8とからなる連結部
材11を介して桁材5を固定することも可能である。 以上のように、本考案に係る部材の連結構造を適用した
このカーポート1においては、梁材3および桁材5に連
結用のボルト穴を設ける必要がなく、連結部材11を介
して梁材3と桁材5とをそれぞれ任意の位置で連結する
ことができるため、同一仕様の梁材および桁材によっ
て、敷地形状に応じた支柱位置の調整や、当該カーポー
トの用途上あるいはデザイン上の種々のバリエーション
に対応することができる。 なお、以上の説明では、本考案に係る部材の連結構造に
ついて主にカーポートの梁材と桁材の連結を例にとって
述べて来たが、本考案に係る部材の連結構造は、カーポ
ート以外にも、藤棚やテラスなどの部材同士が一定の間
隔をおいて交差する連結構造全般に適用できることは言
うまでもない。 また、前記実施例においては、連結部材11について、
首部6と梁材側固着部7および桁材側固着部8とをそれ
ぞれ別部材から形成し、ボルト9による締結によって一
体化した例を示したが、本考案に用いる連結部材11は
このような構造のみに限定されるものではなく、例え
ば、鋳造などによって一体成形したものを使用してもよ
い。 さらに、本考案に係る部材の連結構造は、上記実施例の
ような両部材が直角に交差するもののみに限定されるも
のではない。したがって、種々の交差角度に対応できる
ように、前記連結部材の固着部を当該連結部材の本体部
分に枢着し、本体部分に対して回動可能な構造とするこ
ともできる。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る部材の連結構造は、
一定間隔をおいて交差状に対向する2つの部材を、両部
材の相対向面にそれぞれ螺着した連結部材を介して連結
する部材の連結構造であって、前記両部材の相対向面に
はボルト頭部又はナットを摺動可能且つ回転不能に収容
するガイド溝を部材の長手方向にわたってそれぞれ設け
ると共に、前記連結部材には両部材のガイド溝との対向
面に、前記ガイド溝に収容されたボルト又は前記ガイド
溝に収容されたナットに螺着するボルトを挿通するボル
ト挿通孔を備えた固着部を設け、両固着部を前記ボルト
を用いてそれぞれ両部材に螺着してなる構成としたもの
であるから、部材にボルト穴を設ける必要がなく、両部
材をそれぞれの任意の位置で連結できるという優れた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案に係る部材の連結構造をカ
ーポートの梁材と桁材の連結に適用した一実施例を示す
もので、第1図(a)および(b)は本考案に係る梁材
と桁材の連結構造を説明する斜視図、第2図は前記カー
ポートの全体を示す斜視図、第3図は本考案に係る前記
梁材と桁材の連結構造を示す断面図、第4図は左右の桁
材と支柱との連結構造を示す断面図、第5図は左右の桁
材と梁材との連結構造例を示す断面図、第6図(a)お
よび(b)はカーポートのバリエーションの一例を示す
正面図、第7図は従来のカーポートを示す斜視図であ
る。 3……梁材(部材)、 5……桁材(部材)、 3c,5b……ガイド溝、 7,8……固着部、 7b,8b……ボルト挿通孔、 11……連結部材、 12,14……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定間隔をおいて交差状に対向する2つの
    部材を、両部材の相対向面にそれぞれ螺着した連結部材
    を介して連結する部材の連結構造であって、前記両部材
    の相対向面にはボルト頭部又はナットを摺動可能且つ回
    転不能に収容するガイド溝を部材の長手方向にわたって
    それぞれ設けると共に、前記連結部材には両部材のガイ
    ド溝との対向面に、前記ガイド溝に収容されたボルト又
    は前記ガイド溝に収容されたナットに螺着するボルトを
    挿通するボルト挿通孔を備えた固着部を設け、両固着部
    を前記ボルトを用いてそれぞれ両部材に螺着してなるこ
    とを特徴とする部材の連結構造。
JP6702589U 1989-06-07 1989-06-07 部材の連結構造 Expired - Lifetime JPH0630974Y2 (ja)

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JPH035803U JPH035803U (ja) 1991-01-21
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6006497B2 (ja) * 2012-01-31 2016-10-12 三協立山株式会社 簡易構造物
JP6347738B2 (ja) * 2014-11-28 2018-06-27 三協立山株式会社 組立建物

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JPH035803U (ja) 1991-01-21

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