JP2534129Y2 - 屋根と支柱の取付構造 - Google Patents
屋根と支柱の取付構造Info
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- JP2534129Y2 JP2534129Y2 JP6118592U JP6118592U JP2534129Y2 JP 2534129 Y2 JP2534129 Y2 JP 2534129Y2 JP 6118592 U JP6118592 U JP 6118592U JP 6118592 U JP6118592 U JP 6118592U JP 2534129 Y2 JP2534129 Y2 JP 2534129Y2
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- JP
- Japan
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- moving
- rafter
- roof
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- Building Awnings And Sunshades (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、カーポートやテラス
の屋根に支柱を取付けるのに利用される屋根と支柱の取
付構造に関するものである。
の屋根に支柱を取付けるのに利用される屋根と支柱の取
付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばカーポートの施工に際して
は、まず、敷地内の所定の箇所に支柱を立設し、これに
屋根枠や垂木を固定するようにしていた。 また、庭に
面した建物の縁側などにテラスを設け、これに屋根を取
付けるに際しては、建物の縁側開口部の上方に垂木掛け
を水平に固定するとともに、開口部前方の所定の箇所に
立設した支柱の上端部に桁を垂木掛けに平行に掛け渡
し、垂木掛けと桁の間に妻垂木を取付けることによって
枠状に組立て、さらに垂木や中骨などを取付けたのち、
これに屋根パネルを取付けるようにしていた。
は、まず、敷地内の所定の箇所に支柱を立設し、これに
屋根枠や垂木を固定するようにしていた。 また、庭に
面した建物の縁側などにテラスを設け、これに屋根を取
付けるに際しては、建物の縁側開口部の上方に垂木掛け
を水平に固定するとともに、開口部前方の所定の箇所に
立設した支柱の上端部に桁を垂木掛けに平行に掛け渡
し、垂木掛けと桁の間に妻垂木を取付けることによって
枠状に組立て、さらに垂木や中骨などを取付けたのち、
これに屋根パネルを取付けるようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の屋根においては、支柱の取付け箇所が屋根の桁や垂
木などの特定の部分に決められていて、支柱をそれ以外
の箇所に移動することができなかったり、移動できるタ
イプのものにおいても移動方向がほとんど間口方向のみ
に限定されていたりするため、いずれにしても支柱の移
動範囲が狭く、支柱を立設する場所に、たまたまマンホ
ールとか散水や洗車用の水道栓などがあった場合には、
支柱の設置ができなくなることがあるという問題点があ
り、このような問題点を解消して、支柱の立設場所の自
由度を増すことがこの種屋根の現場施工における課題と
なっていた。
来の屋根においては、支柱の取付け箇所が屋根の桁や垂
木などの特定の部分に決められていて、支柱をそれ以外
の箇所に移動することができなかったり、移動できるタ
イプのものにおいても移動方向がほとんど間口方向のみ
に限定されていたりするため、いずれにしても支柱の移
動範囲が狭く、支柱を立設する場所に、たまたまマンホ
ールとか散水や洗車用の水道栓などがあった場合には、
支柱の設置ができなくなることがあるという問題点があ
り、このような問題点を解消して、支柱の立設場所の自
由度を増すことがこの種屋根の現場施工における課題と
なっていた。
【0004】
【考案の目的】この考案は、従来の屋根と支柱の取付構
造における上記のような課題に着目してなされたもので
あって、屋根の支柱取付け箇所がほとんど限定されるこ
とがなく、支柱の立設場所を敷地の事情に応じて自由に
選定することができる屋根と支柱の取付構造を提供する
ことを目的としている。
造における上記のような課題に着目してなされたもので
あって、屋根の支柱取付け箇所がほとんど限定されるこ
とがなく、支柱の立設場所を敷地の事情に応じて自由に
選定することができる屋根と支柱の取付構造を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案に係わる屋根と
支柱の取付構造は、相対向する枠材の両端に側枠材をそ
れぞれ取付けることにより枠状に組立てた屋根に支柱を
取付けるための屋根と支柱の取付構造であって、両枠材
には移動垂木の端部を両枠材の長手方向に沿って移動可
能に保持する移動垂木用ガイド部をそれぞれ設け、移動
垂木用ガイド部の任意位置に移動垂木の両端部を各々固
定すると共に、移動垂木には支柱の上端部を移動垂木の
長手方向に沿って移動可能に保持する支柱用ガイド部を
設け、支柱用ガイド部の任意位置に支柱を固定してなる
構成としたことを特徴としており、この考案の他の請求
項に係わる屋根と支柱の取付構造においては、さらに枠
材にも支柱用ガイド部を設け、移動垂木もしくは枠材の
支柱用ガイド部の任意位置に支柱を固定してなる構成と
したことを特徴としており、屋根と支柱の取付構造にお
ける上記構成を前述した従来の課題を解決するための手
段としている。
支柱の取付構造は、相対向する枠材の両端に側枠材をそ
れぞれ取付けることにより枠状に組立てた屋根に支柱を
取付けるための屋根と支柱の取付構造であって、両枠材
には移動垂木の端部を両枠材の長手方向に沿って移動可
能に保持する移動垂木用ガイド部をそれぞれ設け、移動
垂木用ガイド部の任意位置に移動垂木の両端部を各々固
定すると共に、移動垂木には支柱の上端部を移動垂木の
長手方向に沿って移動可能に保持する支柱用ガイド部を
設け、支柱用ガイド部の任意位置に支柱を固定してなる
構成としたことを特徴としており、この考案の他の請求
項に係わる屋根と支柱の取付構造においては、さらに枠
材にも支柱用ガイド部を設け、移動垂木もしくは枠材の
支柱用ガイド部の任意位置に支柱を固定してなる構成と
したことを特徴としており、屋根と支柱の取付構造にお
ける上記構成を前述した従来の課題を解決するための手
段としている。
【0006】
【考案の作用】この考案に係わる屋根と支柱の取付構造
においては、両枠材に移動垂木用ガイド部がそれぞれ設
けてあり、移動垂木が相対向する枠材の間を両枠材の長
手方向に沿って自由に移動し、両枠材の任意位置に固定
されるようになっていると共に、移動垂木には、支柱の
上端部を移動垂木の長手方向に沿って移動可能に保持す
る支柱用ガイド部が設けてあるので、支柱も移動垂木の
長手方向の任意の位置に固定されるようになっている。
においては、両枠材に移動垂木用ガイド部がそれぞれ設
けてあり、移動垂木が相対向する枠材の間を両枠材の長
手方向に沿って自由に移動し、両枠材の任意位置に固定
されるようになっていると共に、移動垂木には、支柱の
上端部を移動垂木の長手方向に沿って移動可能に保持す
る支柱用ガイド部が設けてあるので、支柱も移動垂木の
長手方向の任意の位置に固定されるようになっている。
【0007】すなわち、支柱は、両枠材の長手方向の任
意位置に固定される移動垂木の長手方向の任意位置に取
付けるようになっているので、屋根のほとんどどんな箇
所にも取付けられるようになり、屋根の支柱取付け場所
の限定がほとんどないものとなる。 さらに、枠材にも
支柱用ガイド部を形成しておくことにより支柱が枠材の
長手方向の任意の位置にも取付けられるようになり、支
柱取付け位置の選択範囲が一層広いものとなる。
意位置に固定される移動垂木の長手方向の任意位置に取
付けるようになっているので、屋根のほとんどどんな箇
所にも取付けられるようになり、屋根の支柱取付け場所
の限定がほとんどないものとなる。 さらに、枠材にも
支柱用ガイド部を形成しておくことにより支柱が枠材の
長手方向の任意の位置にも取付けられるようになり、支
柱取付け位置の選択範囲が一層広いものとなる。
【0008】
【実施例】以下、この考案を図面に基づいて具体的に説
明する。
明する。
【0009】図1ないし図4は、この考案に係わる屋根
と支柱の取付構造の一実施例を説明するためのものであ
って、図1はこの考案に係わる屋根と支柱の取付構造を
適用したテラスの屋根の全体を示す斜視図であって、構
造が理解しやすいように屋根パネルを取付ける前の状態
を示したものである。
と支柱の取付構造の一実施例を説明するためのものであ
って、図1はこの考案に係わる屋根と支柱の取付構造を
適用したテラスの屋根の全体を示す斜視図であって、構
造が理解しやすいように屋根パネルを取付ける前の状態
を示したものである。
【0010】すなわち、図に示す屋根1は、躯体2の開
口部上方に水平に固定された垂木掛け3(枠材)と、垂
木架け3の両端部から前下がりに張出した妻垂木4,5
(側枠材)と、妻垂木4,5に両端を支持された桁6
(枠材)とで枠状に組立てたものであって、垂木架け3
と桁6との間にほぼ等間隔に架け渡した垂木7と、垂木
7同士の間および妻垂木4,5と垂木7の間を連結する
中桟8によって補強されると共に、地面に立設された2
本の支柱9,10によって支持されている。
口部上方に水平に固定された垂木掛け3(枠材)と、垂
木架け3の両端部から前下がりに張出した妻垂木4,5
(側枠材)と、妻垂木4,5に両端を支持された桁6
(枠材)とで枠状に組立てたものであって、垂木架け3
と桁6との間にほぼ等間隔に架け渡した垂木7と、垂木
7同士の間および妻垂木4,5と垂木7の間を連結する
中桟8によって補強されると共に、地面に立設された2
本の支柱9,10によって支持されている。
【0011】支柱9,10のうち、図中左側の支柱9
は、支柱9の上端部に取付けられた屋根受け金具11を
介して屋根1の桁6に固定されており、図中右側の支柱
10は、庭に設けたマンホール12を避けるために、図
中右側の垂木7と妻垂木5との間の位置で垂木掛け3と
桁6との間に架け渡した移動垂木13に、同じく屋根受
け金具11を介して固定されている。
は、支柱9の上端部に取付けられた屋根受け金具11を
介して屋根1の桁6に固定されており、図中右側の支柱
10は、庭に設けたマンホール12を避けるために、図
中右側の垂木7と妻垂木5との間の位置で垂木掛け3と
桁6との間に架け渡した移動垂木13に、同じく屋根受
け金具11を介して固定されている。
【0012】図2ないし図4は、屋根1を構成する主な
部材の形状と各部材間の接続構造を説明するためのそれ
ぞれ断面図である。
部材の形状と各部材間の接続構造を説明するためのそれ
ぞれ断面図である。
【0013】垂木掛け3は、図2に示す断面形状のアル
ミニウム合金製の押出し形材からなるものであって、移
動垂木13の一端を垂木掛け3に固定するためのボルト
14の頭部を受入れる第1のガイド溝(移動垂木用ガイ
ド部)3aを備えており、ボルト15によって躯体2に
固定されている。
ミニウム合金製の押出し形材からなるものであって、移
動垂木13の一端を垂木掛け3に固定するためのボルト
14の頭部を受入れる第1のガイド溝(移動垂木用ガイ
ド部)3aを備えており、ボルト15によって躯体2に
固定されている。
【0014】桁6は、図2に示すような断面形状を有す
る同じくアルミニウム合金製の押出し形材からなるもの
であって、垂木掛け3と同様に、移動垂木13の他端を
固定するためのボルト16の頭部を受入れる第1のガイ
ド溝6a(移動垂木用ガイド部)を備えていると共に、
この実施例では桁6の下面側に、屋根受け金具11を介
して支柱9を固定するためのボルト17,17(図4参
照)の頭部を受入れる第3のガイド溝(支柱用ガイド
部)6b,6bが設けてある。
る同じくアルミニウム合金製の押出し形材からなるもの
であって、垂木掛け3と同様に、移動垂木13の他端を
固定するためのボルト16の頭部を受入れる第1のガイ
ド溝6a(移動垂木用ガイド部)を備えていると共に、
この実施例では桁6の下面側に、屋根受け金具11を介
して支柱9を固定するためのボルト17,17(図4参
照)の頭部を受入れる第3のガイド溝(支柱用ガイド
部)6b,6bが設けてある。
【0015】移動垂木13は、図3に示すような略矩形
断面を有するアルミニウム合金製押出し中空形材からな
るものであって、その下面側に、屋根受け金具11を介
して支柱10を固定するためのボルト18,18の頭部
を受入れる第2のガイド溝(支柱用ガイド部)13a,
13aが形成してある。
断面を有するアルミニウム合金製押出し中空形材からな
るものであって、その下面側に、屋根受け金具11を介
して支柱10を固定するためのボルト18,18の頭部
を受入れる第2のガイド溝(支柱用ガイド部)13a,
13aが形成してある。
【0016】また、屋根受け金具11は、支柱9,10
の上端部に取付けられる支柱側部材11aと、支柱側部
材11aにボルト11bによって回動自在に取付けら
れ、固定されるべき部材に応じて角度調整可能な屋根側
部材11cとからなるものであって、屋根側部材11c
には移動垂木13および桁6に屋根受け金具11を固定
するためのボルト17および18を挿通するための通し
孔が設けてある。
の上端部に取付けられる支柱側部材11aと、支柱側部
材11aにボルト11bによって回動自在に取付けら
れ、固定されるべき部材に応じて角度調整可能な屋根側
部材11cとからなるものであって、屋根側部材11c
には移動垂木13および桁6に屋根受け金具11を固定
するためのボルト17および18を挿通するための通し
孔が設けてある。
【0017】なお、第1ないし第3の各ガイド溝3a,
6a,6b,13aは、各ボルト14,16,17,1
8の頭部が各ガイド溝に沿って自由に摺動するが溝内で
回転しないような幅寸法に形成してあって、各袋ナット
14a,16a,17a,18aの側を回すだけで締め
付けができるようになっている。
6a,6b,13aは、各ボルト14,16,17,1
8の頭部が各ガイド溝に沿って自由に摺動するが溝内で
回転しないような幅寸法に形成してあって、各袋ナット
14a,16a,17a,18aの側を回すだけで締め
付けができるようになっている。
【0018】移動垂木13の両端部には取付金具19,
19がビス20,20によって取付けられており、移動
垂木13はこの取付金具19,19を介して垂木掛け3
および桁6に固定されるようになっている。 そして、
この取付金具19,19を固定するボルト14,16の
頭部が垂木掛け3および桁6の第1のガイド溝3aおよ
び6a内に摺動自在に挿嵌されているので、移動垂木1
3は垂木掛け3および桁6に沿ってどこにでも移動させ
ることができ、袋ナット14aおよび16aを締め付け
ることによって任意の位置で固定することができる。
19がビス20,20によって取付けられており、移動
垂木13はこの取付金具19,19を介して垂木掛け3
および桁6に固定されるようになっている。 そして、
この取付金具19,19を固定するボルト14,16の
頭部が垂木掛け3および桁6の第1のガイド溝3aおよ
び6a内に摺動自在に挿嵌されているので、移動垂木1
3は垂木掛け3および桁6に沿ってどこにでも移動させ
ることができ、袋ナット14aおよび16aを締め付け
ることによって任意の位置で固定することができる。
【0019】2本の支柱9,10のうち支柱10は、前
述のように、屋根受け金具11を介して移動垂木13に
固定されている。
述のように、屋根受け金具11を介して移動垂木13に
固定されている。
【0020】すなわち、図2に示すように、屋根受け金
具11の屋根側部材11cは移動垂木13の傾斜角度に
合わせて、支柱10の上端部に取付けられた支柱側部材
11aに傾いた状態で固定されており、図3に示すよう
に、この屋根側部材11cを移動垂木13に固定する4
本のボルト18の頭部が移動垂木13に形成した第2の
ガイド溝13a,13a内に摺動自在に挿嵌されてい
る。 したがって、支柱10も移動垂木13の長手方向
に自由に移動させることができ、袋ナット18aを締め
付けることによって任意の位置で固定することができる
ようになっている。
具11の屋根側部材11cは移動垂木13の傾斜角度に
合わせて、支柱10の上端部に取付けられた支柱側部材
11aに傾いた状態で固定されており、図3に示すよう
に、この屋根側部材11cを移動垂木13に固定する4
本のボルト18の頭部が移動垂木13に形成した第2の
ガイド溝13a,13a内に摺動自在に挿嵌されてい
る。 したがって、支柱10も移動垂木13の長手方向
に自由に移動させることができ、袋ナット18aを締め
付けることによって任意の位置で固定することができる
ようになっている。
【0021】一方、支柱9は、支柱10と同様の屋根受
け金具11を介して屋根1の桁6に固定されており、こ
の支柱9についても、図4に示すように、屋根受け金具
11の屋根側部材11cを桁6に固定する4本のボルト
17の頭部が桁6に設けた第3のガイド溝6b,6b内
に摺動自在に挿嵌されているので、支柱9も桁6の長手
方向に沿って自由に移動させることができ、袋ナット1
7aの締め付けによって任意の位置に固定することがで
きる。
け金具11を介して屋根1の桁6に固定されており、こ
の支柱9についても、図4に示すように、屋根受け金具
11の屋根側部材11cを桁6に固定する4本のボルト
17の頭部が桁6に設けた第3のガイド溝6b,6b内
に摺動自在に挿嵌されているので、支柱9も桁6の長手
方向に沿って自由に移動させることができ、袋ナット1
7aの締め付けによって任意の位置に固定することがで
きる。
【0022】すなわち、この実施例で示した屋根と支柱
の取付構造においては、支柱9および10を垂木掛け3
と桁6に沿って移動可能な移動垂木13および桁6の長
手方向のどこにでも取付けることができるので、支柱の
取付箇所に限定がなく、支柱を立設する敷地の条件に広
く対応することができる。
の取付構造においては、支柱9および10を垂木掛け3
と桁6に沿って移動可能な移動垂木13および桁6の長
手方向のどこにでも取付けることができるので、支柱の
取付箇所に限定がなく、支柱を立設する敷地の条件に広
く対応することができる。
【0023】なお、この実施例では、3本の垂木7に加
えて1本の移動垂木13を取付けた場合を例示したが、
もう1本の移動垂木13を他方の妻垂木4の側に設ける
ことによって左右対称形状として美観を高めたり、垂木
7をすべて移動垂木13に置き換え、全体的な形状バラ
ンスを考慮するようにすることも可能である。
えて1本の移動垂木13を取付けた場合を例示したが、
もう1本の移動垂木13を他方の妻垂木4の側に設ける
ことによって左右対称形状として美観を高めたり、垂木
7をすべて移動垂木13に置き換え、全体的な形状バラ
ンスを考慮するようにすることも可能である。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係わる
屋根と支柱の取付構造は、両枠材に移動垂木を枠材の長
手方向に移動可能に保持する移動垂木用ガイド部をそれ
ぞれ設けると共に、移動垂木に支柱を移動垂木の長手方
向に移動可能に保持する支柱用ガイド部を設けた構成と
したものであるから、相対向する枠材の間に架け渡され
て両枠材と平行に移動可能な移動垂木の長手方向のどこ
にでも支柱を取付けることができるので、支柱の立設場
所を敷地の条件に応じて自由に選定することができると
いう優れた効果をもたらすものである。 さらに、枠材
にも支柱用ガイド部を形成することにより、支柱を枠材
長手方向の任意位置にも固定することができるようにな
り、支柱取付け位置の選択範囲が一層広いものとなると
いう効果がもたらされる。
屋根と支柱の取付構造は、両枠材に移動垂木を枠材の長
手方向に移動可能に保持する移動垂木用ガイド部をそれ
ぞれ設けると共に、移動垂木に支柱を移動垂木の長手方
向に移動可能に保持する支柱用ガイド部を設けた構成と
したものであるから、相対向する枠材の間に架け渡され
て両枠材と平行に移動可能な移動垂木の長手方向のどこ
にでも支柱を取付けることができるので、支柱の立設場
所を敷地の条件に応じて自由に選定することができると
いう優れた効果をもたらすものである。 さらに、枠材
にも支柱用ガイド部を形成することにより、支柱を枠材
長手方向の任意位置にも固定することができるようにな
り、支柱取付け位置の選択範囲が一層広いものとなると
いう効果がもたらされる。
【図1】この考案に係わる屋根と支柱の取付構造を適用
したテラスの屋根の全体を示す斜視図である。
したテラスの屋根の全体を示す斜視図である。
【図2】図1に示した移動垂木の垂木掛けおよび桁との
接合状態を説明する拡大断面図である。
接合状態を説明する拡大断面図である。
【図3】図1に示した屋根の移動垂木と支柱との接合状
態を説明する図2のIII −III線位置に置ける断面図で
ある。
態を説明する図2のIII −III線位置に置ける断面図で
ある。
【図4】図1に示した屋根の桁と支柱との接合状態を説
明する断面図である。
明する断面図である。
1 屋根 3 垂木掛け(枠材) 3a,6a 第1のガイド溝(移動垂木用ガイド部) 4,5 妻垂木(側枠材) 6 桁(枠材) 6b 第3のガイド溝(支柱用ガイド部) 9,10 支柱 13 移動垂木 13a 第2のガイド溝(支柱用ガイド部) 14,16,17,18 ボルト
Claims (4)
- 【請求項1】 相対向する枠材の両端に側枠材をそれぞ
れ取付けることにより枠状に組立てた屋根に支柱を取付
けるための屋根と支柱の取付構造であって、両枠材には
移動垂木の端部を両枠材の長手方向に沿って移動可能に
保持する移動垂木用ガイド部をそれぞれ設け、移動垂木
用ガイド部の任意位置に移動垂木の両端部を各々固定す
ると共に、移動垂木には支柱の上端部を移動垂木の長手
方向に沿って移動可能に保持する支柱用ガイド部を設
け、支柱用ガイド部の任意位置に支柱を固定してなるこ
とを特徴とする屋根と支柱の取付け構造。 - 【請求項2】 相対向する枠材の両端に側枠材をそれぞ
れ取付けることにより枠状に組立てた屋根に支柱を取付
けるための屋根と支柱の取付構造であって、両枠材には
移動垂木の端部を両枠材の長手方向に沿って移動可能に
保持する移動垂木用ガイド部をそれぞれ設け、移動垂木
用ガイド部の任意位置に移動垂木の両端部を各々固定す
ると共に、移動垂木および枠材には支柱の上端部を移動
垂木および枠材の長手方向に沿って移動可能に保持する
支柱用ガイド部をそれぞれ設け、移動垂木もしくは枠材
の支柱用ガイド部の任意位置に支柱を固定してなること
を特徴とする屋根と支柱の取付け構造。 - 【請求項3】 両枠材にその長手方向に沿って移動垂木
用の第1のガイド溝をそれぞれ設け、第1のガイド溝内
に移動垂木の両端を両枠材にそれぞれ固定するためのボ
ルトの頭部またはナットを摺動自在かつ回転不能に挿嵌
すると共に、移動垂木に支柱用の第2のガイド溝をその
長手方向に沿って設け、第2のガイド溝内に支柱を移動
垂木に固定するためのボルトの頭部またはナットを摺動
自在かつ回転不能に挿嵌してなることを特徴とする請求
項1記載の屋根と支柱の取付構造。 - 【請求項4】 両枠材にその長手方向に沿って移動垂木
用の第1のガイド溝をそれぞれ設け、第1のガイド溝内
に移動垂木の両端を両枠材にそれぞれ固定するためのボ
ルトの頭部またはナットを摺動自在かつ回転不能に挿嵌
すると共に、移動垂木には支柱用の第2のガイド溝、枠
材には同じく支柱用の第3のガイド溝をその長手方向に
沿ってそれぞれ設け、第2もしくは第3のガイド溝内に
支柱を移動垂木もしくは枠材に固定するためのボルトの
頭部またはナットを摺動自在かつ回転不能に挿嵌してな
ることを特徴とする請求項2記載の屋根と支柱の取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6118592U JP2534129Y2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 屋根と支柱の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6118592U JP2534129Y2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 屋根と支柱の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624117U JPH0624117U (ja) | 1994-03-29 |
JP2534129Y2 true JP2534129Y2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=13163853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6118592U Expired - Lifetime JP2534129Y2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 屋根と支柱の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534129Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP6118592U patent/JP2534129Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0624117U (ja) | 1994-03-29 |
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