JP2515506Y2 - カーポート等組立建物 - Google Patents
カーポート等組立建物Info
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- JP2515506Y2 JP2515506Y2 JP1990032370U JP3237090U JP2515506Y2 JP 2515506 Y2 JP2515506 Y2 JP 2515506Y2 JP 1990032370 U JP1990032370 U JP 1990032370U JP 3237090 U JP3237090 U JP 3237090U JP 2515506 Y2 JP2515506 Y2 JP 2515506Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、カーポート等組立建物、さらに詳しくは
カーポート、階段の屋根、アプローチの屋根およびテラ
スの屋根等の、いわゆるオープン・スペースに設置され
る組立建物に関するものである。
カーポート、階段の屋根、アプローチの屋根およびテラ
スの屋根等の、いわゆるオープン・スペースに設置され
る組立建物に関するものである。
従来の技術 従来、一般によく知られているカーポートは、アー
チ形もしくは平形屋根の左右両側縁部を4本または6本
の支柱が支持した、いわゆる両持ちタイプのものと、
片流れ屋根の一側縁部に3本の支柱を立て、これらの支
柱の上部と屋根下面の横桟との間に方杖を渡した片流れ
屋根方杖タイプのものとがある。
チ形もしくは平形屋根の左右両側縁部を4本または6本
の支柱が支持した、いわゆる両持ちタイプのものと、
片流れ屋根の一側縁部に3本の支柱を立て、これらの支
柱の上部と屋根下面の横桟との間に方杖を渡した片流れ
屋根方杖タイプのものとがある。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、前者の従来のカーポートは、その四
隅に支柱が配置されているため、車の出し入れのさい、
間口両側の支柱がじゃまになり、従って車は小回りをす
ることができず、とくにカーポート前の道路が狭い場合
など、車が出てすぐに曲がるところでは、車の出し入れ
が容易でなく、実用上、大変不便であるという問題があ
った。
隅に支柱が配置されているため、車の出し入れのさい、
間口両側の支柱がじゃまになり、従って車は小回りをす
ることができず、とくにカーポート前の道路が狭い場合
など、車が出てすぐに曲がるところでは、車の出し入れ
が容易でなく、実用上、大変不便であるという問題があ
った。
また後者の従来のカーポートでも、支柱の存在する
側には、車は回り難く、従って不便であるとともに、片
流れ屋根であるため、外観が単調で、デザイン性に劣る
という問題があった。
側には、車は回り難く、従って不便であるとともに、片
流れ屋根であるため、外観が単調で、デザイン性に劣る
という問題があった。
この考案の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、
屋根の内側に広い自由な空間を形成することができ、使
用に便利であり、しかも車の出し入れのさい支柱がじゃ
まにならず、車は充分に小回り可能であり、従って車の
出し入れが容易で、実用上、大変便利であるとともに、
充分に大きな屋根の支持強度を有しており、そのうえデ
ザイン性にすぐれている、カーポート等組立建物を提供
しようとするにある。
屋根の内側に広い自由な空間を形成することができ、使
用に便利であり、しかも車の出し入れのさい支柱がじゃ
まにならず、車は充分に小回り可能であり、従って車の
出し入れが容易で、実用上、大変便利であるとともに、
充分に大きな屋根の支持強度を有しており、そのうえデ
ザイン性にすぐれている、カーポート等組立建物を提供
しようとするにある。
課題を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、相互に所
定間隔をおいて配置された左右一対の支柱と、これらの
支柱の内側に配置された屋根とを備えおり、両支柱に対
して屋根の左右両側枠部材が交差状に配置され、左右両
側枠部材より上側の支柱部分のカーポート等組立建物内
側面と、同下側の支柱部分のカーポート等組立建物内側
面とに、ピンを具備する上下一対ずつのピン保持板がそ
れぞれ取り付けられるとともに、支柱の前後両側の左右
両側枠部材の所要箇所の外面に、ピンを具備する前後一
対ずつのピン保持板がそれぞれ取り付けられており、左
右両側枠部材より上側の支柱部分と、左右両側枠部材の
支柱より前後両側の中間部分とにそれぞれ前後一対の屋
根吊下げ部材が渡され、左右両側枠部材より下側の支柱
部分と、左右両側枠部材の支柱より前後両側の中間部分
とにそれぞれ前後一対の屋根揺動防止部材が渡され、前
後両吊下げ部材の上側接続端部が相互に重ね合わされ
て、ピンを介して上側支柱部分に上下方向に揺動可能に
取り付けられ、前後両屋根揺動防止部材の下側接続端部
が相互に重ね合わされて、ピンを介して下側支柱部分に
上下方向に揺動可能に取り付けられ、後側屋根吊下げ部
材の下側接続端部および後側屋根揺動防止部材の上側接
続端部が相互に重ね合わされて、ピンを介して左右両側
枠部材の支柱より後側の中間部分に上下方向に揺動可能
に連結され、前側屋根吊下げ部材の下側接続端部および
前側屋根揺動防止部材の上側接続端部が相互に重ね合わ
されて、ピンを介して左右両側枠部材の支柱より前側の
中間部分に上下方向に揺動可能に連結されているカーポ
ート等組立建物を要旨としている。
定間隔をおいて配置された左右一対の支柱と、これらの
支柱の内側に配置された屋根とを備えおり、両支柱に対
して屋根の左右両側枠部材が交差状に配置され、左右両
側枠部材より上側の支柱部分のカーポート等組立建物内
側面と、同下側の支柱部分のカーポート等組立建物内側
面とに、ピンを具備する上下一対ずつのピン保持板がそ
れぞれ取り付けられるとともに、支柱の前後両側の左右
両側枠部材の所要箇所の外面に、ピンを具備する前後一
対ずつのピン保持板がそれぞれ取り付けられており、左
右両側枠部材より上側の支柱部分と、左右両側枠部材の
支柱より前後両側の中間部分とにそれぞれ前後一対の屋
根吊下げ部材が渡され、左右両側枠部材より下側の支柱
部分と、左右両側枠部材の支柱より前後両側の中間部分
とにそれぞれ前後一対の屋根揺動防止部材が渡され、前
後両吊下げ部材の上側接続端部が相互に重ね合わされ
て、ピンを介して上側支柱部分に上下方向に揺動可能に
取り付けられ、前後両屋根揺動防止部材の下側接続端部
が相互に重ね合わされて、ピンを介して下側支柱部分に
上下方向に揺動可能に取り付けられ、後側屋根吊下げ部
材の下側接続端部および後側屋根揺動防止部材の上側接
続端部が相互に重ね合わされて、ピンを介して左右両側
枠部材の支柱より後側の中間部分に上下方向に揺動可能
に連結され、前側屋根吊下げ部材の下側接続端部および
前側屋根揺動防止部材の上側接続端部が相互に重ね合わ
されて、ピンを介して左右両側枠部材の支柱より前側の
中間部分に上下方向に揺動可能に連結されているカーポ
ート等組立建物を要旨としている。
作用 上記カーポート等組立建物によれば、相互に所定間隔
をおいて配置された左右一対の支柱と、これらの支柱の
内側に配置された屋根とを備えているから、屋根の内側
に広い自由な空間を形成することができて、使用に便利
である。
をおいて配置された左右一対の支柱と、これらの支柱の
内側に配置された屋根とを備えているから、屋根の内側
に広い自由な空間を形成することができて、使用に便利
である。
しかも左右両支柱に対して屋根の左右両側枠部材が交
差状に配置され、左右両側枠部材より上側の支柱部分
と、左右両側枠部材の支柱より前後両側の中間部分とに
それぞれ前後一対の屋根吊下げ部材が渡され、左右両側
枠部材より下側の支柱部分と、左右両側枠部材の支柱よ
り前後両側の中間部分とにそれぞれ前後一対の屋根揺動
防止部材が渡され、前後両吊下げ部材の上側接続端部が
相互に重ね合わされて、ピンを介して上側支柱部分に上
下方向に揺動可能に取り付けられ、前後両屋根揺動防止
部材の下側接続端部が相互に重ね合わされて、ピンを介
して下側支柱部分に上下方向に揺動可能に取り付けら
れ、後側屋根吊下げ部材の下側接続端部および後側屋根
揺動防止部材の上側接続端部が相互に重ね合わされて、
ピンを介して左右両側枠部材の支柱より後側の中間部分
に上下方向に揺動可能に連結され、前側屋根吊下げ部材
の下側接続端部および前側屋根揺動防止部材の上側接続
端部が相互に重ね合わされて、ピンを介して左右両側枠
部材の支柱より前側の中間部分に上下方向に揺動可能に
連結されていて、左右両側枠部材の前部中間部と後部中
間部とが、屋根吊下げ部材と屋根揺動防止部材とによっ
て、いわば2点で支持されており、左右両側では合計4
点で支持されているから、支柱による屋根の支持強度が
充分に大きく、屋根のいわゆる鉛直荷重および吹上げ荷
重に充分に耐えることができて、非常に安定である。
差状に配置され、左右両側枠部材より上側の支柱部分
と、左右両側枠部材の支柱より前後両側の中間部分とに
それぞれ前後一対の屋根吊下げ部材が渡され、左右両側
枠部材より下側の支柱部分と、左右両側枠部材の支柱よ
り前後両側の中間部分とにそれぞれ前後一対の屋根揺動
防止部材が渡され、前後両吊下げ部材の上側接続端部が
相互に重ね合わされて、ピンを介して上側支柱部分に上
下方向に揺動可能に取り付けられ、前後両屋根揺動防止
部材の下側接続端部が相互に重ね合わされて、ピンを介
して下側支柱部分に上下方向に揺動可能に取り付けら
れ、後側屋根吊下げ部材の下側接続端部および後側屋根
揺動防止部材の上側接続端部が相互に重ね合わされて、
ピンを介して左右両側枠部材の支柱より後側の中間部分
に上下方向に揺動可能に連結され、前側屋根吊下げ部材
の下側接続端部および前側屋根揺動防止部材の上側接続
端部が相互に重ね合わされて、ピンを介して左右両側枠
部材の支柱より前側の中間部分に上下方向に揺動可能に
連結されていて、左右両側枠部材の前部中間部と後部中
間部とが、屋根吊下げ部材と屋根揺動防止部材とによっ
て、いわば2点で支持されており、左右両側では合計4
点で支持されているから、支柱による屋根の支持強度が
充分に大きく、屋根のいわゆる鉛直荷重および吹上げ荷
重に充分に耐えることができて、非常に安定である。
また屋根の左右両側枠部材を支持する支柱の垂直部が
カーポート等組立建物の左右両側に2つ存在しているだ
けであるから、車の出し入れのさい支柱がじゃまになる
ようなことがなく、車の小回り可能なスペースを充分に
確保することができるため、とくにカーポート等組立建
物前の道路が狭い場合など、車が出てすぐに曲がるよう
なところでも、車の出し入れが簡単である。また、支柱
の垂直部の設置場所をカーポート等組立建物の前後いず
れかの端にずらすことにより、車の扉の開閉をスムーズ
に行なうことができる。
カーポート等組立建物の左右両側に2つ存在しているだ
けであるから、車の出し入れのさい支柱がじゃまになる
ようなことがなく、車の小回り可能なスペースを充分に
確保することができるため、とくにカーポート等組立建
物前の道路が狭い場合など、車が出てすぐに曲がるよう
なところでも、車の出し入れが簡単である。また、支柱
の垂直部の設置場所をカーポート等組立建物の前後いず
れかの端にずらすことにより、車の扉の開閉をスムーズ
に行なうことができる。
実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図を参照すると、カーポートは、敷地(G)の両
側に相互に所定間隔をおいて対向状に立てられた左右一
対のアルミニウム中空押出形材製の支柱(1)(1)
と、これらの支柱(1)(1)の内側に配置された屋根
(2)とを備えている。ここで、屋根(2)は平面より
みて略方形であるが、これの左右両側枠部材(3a)(3
b)は水平状であるのに対し、前後両側枠部材(3c)(3
d)は凸弧状となされている。
側に相互に所定間隔をおいて対向状に立てられた左右一
対のアルミニウム中空押出形材製の支柱(1)(1)
と、これらの支柱(1)(1)の内側に配置された屋根
(2)とを備えている。ここで、屋根(2)は平面より
みて略方形であるが、これの左右両側枠部材(3a)(3
b)は水平状であるのに対し、前後両側枠部材(3c)(3
d)は凸弧状となされている。
そして、左右両支柱(1)(1)に対して屋根(2)
の左右両側枠部材(3a)(3b)が交差状に配置され、支
柱(1)(1)の上端部(1a)(1a)と、左右両側枠部
材(3a)(3b)とにそれぞれ前後一対の屋根吊下げ部材
(4)(5)が渡し止められ、両側枠部材(3a)(3b)
より下側の支柱部分(1b)(1b)と、両側枠部材(3a)
(3b)とにそれぞれ前後一対の屋根揺動防止部材(6)
(7)が渡し止められている。
の左右両側枠部材(3a)(3b)が交差状に配置され、支
柱(1)(1)の上端部(1a)(1a)と、左右両側枠部
材(3a)(3b)とにそれぞれ前後一対の屋根吊下げ部材
(4)(5)が渡し止められ、両側枠部材(3a)(3b)
より下側の支柱部分(1b)(1b)と、両側枠部材(3a)
(3b)とにそれぞれ前後一対の屋根揺動防止部材(6)
(7)が渡し止められている。
なお、この実施例では、前側屋根吊下げ部材(4)が
後側屋根吊下げ部材(5)よりも長く、かつ前側屋根揺
動防止部材(6)が後側屋根揺動防止部材(7)よりも
長いものとなされており、従って各支柱(1)は、相対
的にカーポートの後端寄り側にずれた位置に配されてい
る。このためカーポートの前側部分における車の出入れ
が容易であるとともに、車の扉の開閉をスムーズに行な
うことができる。
後側屋根吊下げ部材(5)よりも長く、かつ前側屋根揺
動防止部材(6)が後側屋根揺動防止部材(7)よりも
長いものとなされており、従って各支柱(1)は、相対
的にカーポートの後端寄り側にずれた位置に配されてい
る。このためカーポートの前側部分における車の出入れ
が容易であるとともに、車の扉の開閉をスムーズに行な
うことができる。
また、屋根(2)の左右両側枠部材(3a)(3b)は、
両支柱(1)(1)の上部の対向面に取り付けられた正
面よりみて略の支持金具(21)(21)によっても支持さ
れている。
両支柱(1)(1)の上部の対向面に取り付けられた正
面よりみて略の支持金具(21)(21)によっても支持さ
れている。
第2図〜第6図に示すように、前後両屋根吊下げ部材
(4)(5)および前後両屋根揺動防止部材(6)
(7)は、それぞれ鋼製かつ棒状であるが、各部材
(4)(5)(6)(7)の上下両端部には、ピン孔
(11)を有する平板状の接続端部(4a)(5a)(6a)
(7a)が設けられている。
(4)(5)および前後両屋根揺動防止部材(6)
(7)は、それぞれ鋼製かつ棒状であるが、各部材
(4)(5)(6)(7)の上下両端部には、ピン孔
(11)を有する平板状の接続端部(4a)(5a)(6a)
(7a)が設けられている。
なお、左右両支柱(1)(1)の上端部(1a)(1a)
と、屋根(2)の左右両側枠部材(3a)(3b)の連結構
造は、左右対称であるので、以下に、その一方について
のみ説明する。
と、屋根(2)の左右両側枠部材(3a)(3b)の連結構
造は、左右対称であるので、以下に、その一方について
のみ説明する。
例えば、左側支柱(1)と前後屋根吊下げ部材(4)
(5)の上側接続端部(4a)(5a)との連結構造は、第
2図〜第4図に詳しく示されている。
(5)の上側接続端部(4a)(5a)との連結構造は、第
2図〜第4図に詳しく示されている。
すなわち、支柱(1)の上端部(1a)内側に4個のナ
ット(16)を有する平面よりみて長方形のナット保持部
材(8)が嵌め込まれ、前後両側よりねじ(18)によっ
て固定され、同支柱上端部(1a)のナット(16)に対応
する位置に同数のボルト孔(17)があけられている。
ット(16)を有する平面よりみて長方形のナット保持部
材(8)が嵌め込まれ、前後両側よりねじ(18)によっ
て固定され、同支柱上端部(1a)のナット(16)に対応
する位置に同数のボルト孔(17)があけられている。
そして、同支柱(1)の上端部(1a)のカーポート内
側面に、先端部にねじ孔(19)があけられた筒状ピン
(10)と4つのボルト孔(17)とを具備するピン保持板
(9)が、ナット保持部材(8)に対向するように配置
されて、4本のボルト(15)がボルト孔(17)を通って
ナット(16)にねじ込まれることにより、ピン保持板
(9)が支柱(1)のカーポート内側面に固定されてい
る。
側面に、先端部にねじ孔(19)があけられた筒状ピン
(10)と4つのボルト孔(17)とを具備するピン保持板
(9)が、ナット保持部材(8)に対向するように配置
されて、4本のボルト(15)がボルト孔(17)を通って
ナット(16)にねじ込まれることにより、ピン保持板
(9)が支柱(1)のカーポート内側面に固定されてい
る。
なお、支柱(1)の上端には蓋(20)が被せられて、
ねじ(18)によって止められている。
ねじ(18)によって止められている。
また、前後両吊下げ部材(4)(5)の上側接続端部
(4a)(5a)が相互に重ね合わされ、これらのピン孔
(11)(11)に、支柱上端部(1a)の筒状ピン(10)が
差し込まれて、両吊下げ部材(4)(5)が筒状ピン
(10)を介して支柱(1)の上端部(1a)のカーポート
内側面に上下方向に揺動可能に取り付けられている。
(4a)(5a)が相互に重ね合わされ、これらのピン孔
(11)(11)に、支柱上端部(1a)の筒状ピン(10)が
差し込まれて、両吊下げ部材(4)(5)が筒状ピン
(10)を介して支柱(1)の上端部(1a)のカーポート
内側面に上下方向に揺動可能に取り付けられている。
これらの吊下げ部材(4)(5)と筒状ピン(10)
に、側面よりみて横長楕円形のキャップ状の合成樹脂製
カバー(25)が被せられ、このカバー(25)の中央部を
貫通するねじ(18)がワッシャ(29)を介して筒状ピン
(10)先端部のねじ孔(19)にねじ込まれている。
に、側面よりみて横長楕円形のキャップ状の合成樹脂製
カバー(25)が被せられ、このカバー(25)の中央部を
貫通するねじ(18)がワッシャ(29)を介して筒状ピン
(10)先端部のねじ孔(19)にねじ込まれている。
なお、カバー(25)の周壁(25a)の下半部には、吊
下げ部材(4)(5)の接続端部(4a)(5a)を逃がす
ための切欠き(26)が設けられている。
下げ部材(4)(5)の接続端部(4a)(5a)を逃がす
ための切欠き(26)が設けられている。
また、屋根(2)の左側枠部材(3a)と後側屋根吊下
げ部材(5)および後側屋根揺動防止部材(7)との連
結構造は、第2図、第5図および第6図に詳しく示され
ている。
げ部材(5)および後側屋根揺動防止部材(7)との連
結構造は、第2図、第5図および第6図に詳しく示され
ている。
すなわち、左側枠部材(3a)の内側に板ナット嵌合用
凹溝(14)(14)が上下に対向状に設けられ、これらの
凹溝(14)(14)に、4つの雌ねじ部(13)を有する板
ナット(12)がスライド自在に嵌め込まれている。
凹溝(14)(14)が上下に対向状に設けられ、これらの
凹溝(14)(14)に、4つの雌ねじ部(13)を有する板
ナット(12)がスライド自在に嵌め込まれている。
これに対し、左側枠部材(3a)の所要箇所に、板ナッ
ト(12)の雌ねじ部(13)にそれぞれ対応する4つのボ
ルト孔(17)があけられている。
ト(12)の雌ねじ部(13)にそれぞれ対応する4つのボ
ルト孔(17)があけられている。
左側枠部材(3a)の外面には、先端部にねじ孔(19)
があけられた筒状ピン(10)と4つのボルト孔(17)と
を具備するピン保持板(9)が、板ナット(12)に対向
するように配置されて、4本のボルト(15)が、ピン保
持板(9)および左側枠部材(3a)のボルト孔(17)
(17)を通って板ナット(12)の雌ねじ部(13)にねじ
込まれることにより、ピン保持板(9)および板ナット
(12)が左側枠部材(3a)に固定されている。
があけられた筒状ピン(10)と4つのボルト孔(17)と
を具備するピン保持板(9)が、板ナット(12)に対向
するように配置されて、4本のボルト(15)が、ピン保
持板(9)および左側枠部材(3a)のボルト孔(17)
(17)を通って板ナット(12)の雌ねじ部(13)にねじ
込まれることにより、ピン保持板(9)および板ナット
(12)が左側枠部材(3a)に固定されている。
そして、後側屋根吊下げ部材(5)の下側接続端部
(5a)および後側屋根揺動防止部材(7)の上側接続端
部(7a)が相互に重ね合わされ、これらのピン孔(11)
(11)に支柱(1)上端部(1a)の筒状ピン(10)が差
し込まれて、吊下げ部材(5)と揺動防止部材(7)が
筒状ピン(10)を介して左側枠部材(3a)の外面に上下
方向に揺動可能に取り付けられている。
(5a)および後側屋根揺動防止部材(7)の上側接続端
部(7a)が相互に重ね合わされ、これらのピン孔(11)
(11)に支柱(1)上端部(1a)の筒状ピン(10)が差
し込まれて、吊下げ部材(5)と揺動防止部材(7)が
筒状ピン(10)を介して左側枠部材(3a)の外面に上下
方向に揺動可能に取り付けられている。
これらの吊下げ部材(5)および揺動防止部材(7)
と筒状ピン(10)に、側面よりみて横長楕円形のキャッ
プ状の合成樹脂製カバー(27)が被せられ、このカバー
(27)の中央部を貫通するねじ(18)がワッシャ(29)
を介して筒状ピン(10)先端部のねじ孔(19)にねじ込
まれている。
と筒状ピン(10)に、側面よりみて横長楕円形のキャッ
プ状の合成樹脂製カバー(27)が被せられ、このカバー
(27)の中央部を貫通するねじ(18)がワッシャ(29)
を介して筒状ピン(10)先端部のねじ孔(19)にねじ込
まれている。
またカバー(27)の周壁(27a)の前半部には、接続
端部(5a)(7a)を逃がすための切欠き(28)が設けら
れている。 なお詳細な図示は省略したが、左側支柱
(1)の左側枠部材(3a)より下側の支柱部分(1b)
と、前後両屋根揺動防止部材(6)(7)の下側接続端
部(6a)(7a)との連結構造は、上記第2図〜第4図の
場合とほゞ同様であるが、この場合には、カバー(25)
の周壁(25a)の上半分に、揺動防止部材(6)(7)
の下側接続端部(6a)(7a)を逃がすための切欠き(2
6)が設けられている。
端部(5a)(7a)を逃がすための切欠き(28)が設けら
れている。 なお詳細な図示は省略したが、左側支柱
(1)の左側枠部材(3a)より下側の支柱部分(1b)
と、前後両屋根揺動防止部材(6)(7)の下側接続端
部(6a)(7a)との連結構造は、上記第2図〜第4図の
場合とほゞ同様であるが、この場合には、カバー(25)
の周壁(25a)の上半分に、揺動防止部材(6)(7)
の下側接続端部(6a)(7a)を逃がすための切欠き(2
6)が設けられている。
また屋根(2)の左側枠部材(3a)と、前側屋根吊下
げ部材(4)の下側接続端部(4a)および前側屋根揺動
防止部材(6)の上側接続端部(6a)との連結構造は、
上記第2図、第5図および第6図の場合とほゞ同様であ
るが、この場合には、カバー(27)の周壁(27a)の後
半部に、吊下げ部材(4)および揺動防止部材(6)の
接続端部(4a)(6a)を逃がすための切欠き(28)が設
けられている。
げ部材(4)の下側接続端部(4a)および前側屋根揺動
防止部材(6)の上側接続端部(6a)との連結構造は、
上記第2図、第5図および第6図の場合とほゞ同様であ
るが、この場合には、カバー(27)の周壁(27a)の後
半部に、吊下げ部材(4)および揺動防止部材(6)の
接続端部(4a)(6a)を逃がすための切欠き(28)が設
けられている。
カーポートの屋根(2)の構成は、第1図、第7図お
よび第8図に詳しく示されている。
よび第8図に詳しく示されている。
屋根(2)は、上記のように、平面よりみて略方形で
あるが、これの左右両側枠部材(3a)(3b)は水平状で
あるのに対し、前後両側枠部材(3c)(3d)は凸弧状と
なされている。左右両側枠部材(3a)(3b)には、多数
の凸弧状の横桟(22)が渡し止められ、また前後両側枠
部材(3c)(3d)には、水平状の2本の縦桟(23)が渡
し止められている。
あるが、これの左右両側枠部材(3a)(3b)は水平状で
あるのに対し、前後両側枠部材(3c)(3d)は凸弧状と
なされている。左右両側枠部材(3a)(3b)には、多数
の凸弧状の横桟(22)が渡し止められ、また前後両側枠
部材(3c)(3d)には、水平状の2本の縦桟(23)が渡
し止められている。
例えばアクリル樹脂またはポリカーボネート樹脂製の
屋根板(24)は、横桟(22)の上面に沿うように凸弧状
に曲げられている。
屋根板(24)は、横桟(22)の上面に沿うように凸弧状
に曲げられている。
左右両側枠部材(3a)(3b)は、共に同じ構成を有し
ていて、第7図に示すように、アルミニウム中空押出形
材製で、その上縁部に樋部(30)を有するとともに、内
側縁部に横桟受部(31)と、これより上側の屋根板受部
(32)を有している。各横桟(22)の左右両端部は、こ
れら左右両側枠部材(3a)(3b)の横桟受部(31)(3
1)に受け止められて、ボルト(15)によって固定され
ているとともに、屋根板(24)の左右両端部は、左右両
側枠部材(3a)(3b)の屋根板受部(32)(32)に受け
止められて、ねじ(18)によって止められた横断面略の
押え部材(33)により押さえ止められている。
ていて、第7図に示すように、アルミニウム中空押出形
材製で、その上縁部に樋部(30)を有するとともに、内
側縁部に横桟受部(31)と、これより上側の屋根板受部
(32)を有している。各横桟(22)の左右両端部は、こ
れら左右両側枠部材(3a)(3b)の横桟受部(31)(3
1)に受け止められて、ボルト(15)によって固定され
ているとともに、屋根板(24)の左右両端部は、左右両
側枠部材(3a)(3b)の屋根板受部(32)(32)に受け
止められて、ねじ(18)によって止められた横断面略の
押え部材(33)により押さえ止められている。
また、前後両側枠部材(3c)(3d)は、共に同じ構成
を有していて、第7図に示すように、アルミニウム中空
押出形材製で、それぞれの外面には、化粧部材(37)が
ねじ(18)によって取り付けられ、また前後両外側の屋
根板(24)の前後両側縁部が、これらの前後両側枠部材
(3c)(3d)の内側縁部に受けられていて、パッキン
(34)を介して略板状の押さえ部材(35)により上から
押さえ止められている。
を有していて、第7図に示すように、アルミニウム中空
押出形材製で、それぞれの外面には、化粧部材(37)が
ねじ(18)によって取り付けられ、また前後両外側の屋
根板(24)の前後両側縁部が、これらの前後両側枠部材
(3c)(3d)の内側縁部に受けられていて、パッキン
(34)を介して略板状の押さえ部材(35)により上から
押さえ止められている。
なお、詳細な図示は省略したが、各横桟(22)は、前
後両側枠部材(3c)(3d)と同じ構成を有しており、中
間の屋根板(24)の前後両側縁部が、これらの各横桟
(22)の両側縁部に受けられていて、パッキン(34)を
介して略板状の押さえ部材(35)により上から押さえ止
められている。
後両側枠部材(3c)(3d)と同じ構成を有しており、中
間の屋根板(24)の前後両側縁部が、これらの各横桟
(22)の両側縁部に受けられていて、パッキン(34)を
介して略板状の押さえ部材(35)により上から押さえ止
められている。
上記カーポートを設置するには、まず、敷地(G)の
両側所定位置に、左右一対の支柱(1)(1)を立設
し、ついで、これらの支柱(1)(1)の上端寄り部分
の内側に屋根(2)を取り付けるが、これに先だって支
柱(1)(1)の上端部(1a)(1a)のカーポート内側
面、左右両側枠部材(3a)(3b)より下側の高さの中間
部の支柱部分(1b)(1b)のカーポート内側面とに、上
下一対ずつのピン保持板(9)(9)をそれぞれ取り付
けるとともに、支柱(1)(1)の前後両側において、
屋根(2)の左右両側枠部材(3a)(3b)の所要箇所の
外面に、前後一対ずつのピン保持板(9)(9)をそれ
ぞれ取り付けておく。
両側所定位置に、左右一対の支柱(1)(1)を立設
し、ついで、これらの支柱(1)(1)の上端寄り部分
の内側に屋根(2)を取り付けるが、これに先だって支
柱(1)(1)の上端部(1a)(1a)のカーポート内側
面、左右両側枠部材(3a)(3b)より下側の高さの中間
部の支柱部分(1b)(1b)のカーポート内側面とに、上
下一対ずつのピン保持板(9)(9)をそれぞれ取り付
けるとともに、支柱(1)(1)の前後両側において、
屋根(2)の左右両側枠部材(3a)(3b)の所要箇所の
外面に、前後一対ずつのピン保持板(9)(9)をそれ
ぞれ取り付けておく。
その後、左右両支柱(1)(1)の内側に屋根(2)
を、これらの左右両側枠部材(3a)(3b)が支柱(1)
(1)と交差するように配置し、左右両側枠部材(3a)
(3b)より上側の支柱部分(1a)(1a)と、左右両側枠
部材(3a)(3b)の支柱(1)(1)より前後両側の中
間部分とにそれぞれ前後一対の屋根吊下げ部材(4)
(5)を渡すとともに、左右両側枠部材(3a)(3b)よ
り下側の支柱部分(1b)(1b)と、左右両側枠部材(3
a)(3b)の支柱(1)(1)より前後両側の中間部分
とにそれぞれ前後一対の屋根揺動防止部材(6)(7)
を渡する。
を、これらの左右両側枠部材(3a)(3b)が支柱(1)
(1)と交差するように配置し、左右両側枠部材(3a)
(3b)より上側の支柱部分(1a)(1a)と、左右両側枠
部材(3a)(3b)の支柱(1)(1)より前後両側の中
間部分とにそれぞれ前後一対の屋根吊下げ部材(4)
(5)を渡すとともに、左右両側枠部材(3a)(3b)よ
り下側の支柱部分(1b)(1b)と、左右両側枠部材(3
a)(3b)の支柱(1)(1)より前後両側の中間部分
とにそれぞれ前後一対の屋根揺動防止部材(6)(7)
を渡する。
そして、前後両吊下げ部材(4)(5)の上側接続端
部(4a)(5a)を相互に重ね合わせて、ピン(10)を介
して上側支柱部分(1a)(1a)に上下方向に揺動可能に
取り付け、前後両屋根揺動防止部材(6)(7)の下側
接続端部(6a)(7a)を相互に重ね合わせて、ピン(1
0)(10)を介して下側支柱部分(1b)(1b)に上下方
向に揺動可能に取り付け、また後側屋根吊下げ部材
(5)の下側接続端部(5a)および後側屋根揺動防止部
材(7)の上側接続端部(7a)を相互に重ね合わせて、
ピン(10)(10)を介して左右両側枠部材(3a)(3b)
の支柱(1)(1)より後側の中間部分に上下方向に揺
動可能に取り付け、さらに前側屋根吊下げ部材(4)の
下側接続端部(4a)および前側屋根揺動防止部材(6)
の上側接続端部(6a)を相互に重ね合わせて、ピン(1
0)(10)を介して左右両側枠部材(3a)(3b)の支柱
(1)(1)より前側の中間部分に上下方向に揺動可能
に取り付けるものである。
部(4a)(5a)を相互に重ね合わせて、ピン(10)を介
して上側支柱部分(1a)(1a)に上下方向に揺動可能に
取り付け、前後両屋根揺動防止部材(6)(7)の下側
接続端部(6a)(7a)を相互に重ね合わせて、ピン(1
0)(10)を介して下側支柱部分(1b)(1b)に上下方
向に揺動可能に取り付け、また後側屋根吊下げ部材
(5)の下側接続端部(5a)および後側屋根揺動防止部
材(7)の上側接続端部(7a)を相互に重ね合わせて、
ピン(10)(10)を介して左右両側枠部材(3a)(3b)
の支柱(1)(1)より後側の中間部分に上下方向に揺
動可能に取り付け、さらに前側屋根吊下げ部材(4)の
下側接続端部(4a)および前側屋根揺動防止部材(6)
の上側接続端部(6a)を相互に重ね合わせて、ピン(1
0)(10)を介して左右両側枠部材(3a)(3b)の支柱
(1)(1)より前側の中間部分に上下方向に揺動可能
に取り付けるものである。
このように、この考案においては、屋根(2)の左右
両側枠部材(3a)(3b)が、屋根吊下げ部材(4)
(5)および屋根揺動防止部材(6)(7)を介して左
右一対の支柱(1)(1)によって支持されているか
ら、屋根(2)の内側に広い自由な空間を形成すること
ができて、使用に便利である。
両側枠部材(3a)(3b)が、屋根吊下げ部材(4)
(5)および屋根揺動防止部材(6)(7)を介して左
右一対の支柱(1)(1)によって支持されているか
ら、屋根(2)の内側に広い自由な空間を形成すること
ができて、使用に便利である。
しかも左右両側枠部材(3a)(3b)の前部中間部と後
部中間部が、屋根吊下げ部材(4)(5)および屋根揺
動防止部材(6)(7)を介して支柱(1)(1)に、
いわば2点で支持されており、左右両側では合計4点で
支持されているから、支柱(1)(1)による屋根
(2)の支持強度が充分に大きく、屋根(2)のいわゆ
る鉛直荷重、並びに吹上げ荷重に充分に耐えることがで
きて、非常に安定である。
部中間部が、屋根吊下げ部材(4)(5)および屋根揺
動防止部材(6)(7)を介して支柱(1)(1)に、
いわば2点で支持されており、左右両側では合計4点で
支持されているから、支柱(1)(1)による屋根
(2)の支持強度が充分に大きく、屋根(2)のいわゆ
る鉛直荷重、並びに吹上げ荷重に充分に耐えることがで
きて、非常に安定である。
また、屋根(2)の左右両側枠部材(3a)(3b)を支
持する支柱(1)(1)がカーポートの左右両側に2本
存在しているだけであるから、車の出し入れのさい、支
柱(1)(1)がじゃまになるようなことがなく、車の
小回り可能なスペースを充分に確保することができる。
持する支柱(1)(1)がカーポートの左右両側に2本
存在しているだけであるから、車の出し入れのさい、支
柱(1)(1)がじゃまになるようなことがなく、車の
小回り可能なスペースを充分に確保することができる。
またカーポートは、いわゆる両持ちタイプであるた
め、屋根(2)の形状や市柱(1)(1)の配置などを
種々変化させることができて、デザイン製にすぐれてい
る。
め、屋根(2)の形状や市柱(1)(1)の配置などを
種々変化させることができて、デザイン製にすぐれてい
る。
例えばこの場合、屋根(2)の左右両側枠部材(3a)
(3b)を水平でなく、前上がりに傾斜させて、カーポー
トの屋根(2)が前部より後部にかけて漸次下向きに傾
斜するようにすれば、非常に斬新であり、デザイン上好
ましい。
(3b)を水平でなく、前上がりに傾斜させて、カーポー
トの屋根(2)が前部より後部にかけて漸次下向きに傾
斜するようにすれば、非常に斬新であり、デザイン上好
ましい。
なお、上記実施例においては、この考案をカーポート
に適用した場合について説明したが、この考案は、その
他アプローチの屋根、階段の屋根およびテラスの屋根な
どにも同様に適用し得るものである。
に適用した場合について説明したが、この考案は、その
他アプローチの屋根、階段の屋根およびテラスの屋根な
どにも同様に適用し得るものである。
ここで、アプローチの屋根、およびテラスの屋根の場
合には、屋根(2)は、支柱(1)(1)に対して通常
水平であるが、この考案を階段の屋根に適用する場合に
は、前後屋根吊下げ部材(4)(5)および前後屋根揺
動防止部材(6)(7)の長さを相互に変えることによ
り、屋根(2)を支柱(1)(1)に対して前方下向き
あるいは後方下向きに傾斜させるようにすれば良い。
合には、屋根(2)は、支柱(1)(1)に対して通常
水平であるが、この考案を階段の屋根に適用する場合に
は、前後屋根吊下げ部材(4)(5)および前後屋根揺
動防止部材(6)(7)の長さを相互に変えることによ
り、屋根(2)を支柱(1)(1)に対して前方下向き
あるいは後方下向きに傾斜させるようにすれば良い。
また、実施例においては、前後一対の屋根吊下げ部材
(4)(5)の上側接続端部(4a)(5a)が支柱(1)
(1)の上端部(1a)(1a)に固定されているが、これ
に限らず、これらの接続端部(4a)(5a)は、支柱
(1)(1)の左右両側枠部材(3a)(3b)より上側の
支柱部分に固定されておれば良い。
(4)(5)の上側接続端部(4a)(5a)が支柱(1)
(1)の上端部(1a)(1a)に固定されているが、これ
に限らず、これらの接続端部(4a)(5a)は、支柱
(1)(1)の左右両側枠部材(3a)(3b)より上側の
支柱部分に固定されておれば良い。
また図示のものは、屋根(2)の左右両側枠部材(3
a)(3b)が、両支柱(1)(1)の上部の対向面に取
り付けられた正面よりみて略の支持金具(21)(21)に
より支持されているが、場合によっては、このような支
持金具(21)(21)の取付けを省略することもある。
a)(3b)が、両支柱(1)(1)の上部の対向面に取
り付けられた正面よりみて略の支持金具(21)(21)に
より支持されているが、場合によっては、このような支
持金具(21)(21)の取付けを省略することもある。
考案の効果 この考案によるカーポート等組立建物は、上述のよう
に、屋根の左右両側枠部材が、前後一対の屋根吊下げ部
材および屋根揺動防止部材を介して左右両支柱に支持さ
れているから、屋根の内側に広い自由な空間を形成する
ことができ、カーポート等組立建物の屋根下側のスペー
スを有効に利用することができ、使用に便利である。
に、屋根の左右両側枠部材が、前後一対の屋根吊下げ部
材および屋根揺動防止部材を介して左右両支柱に支持さ
れているから、屋根の内側に広い自由な空間を形成する
ことができ、カーポート等組立建物の屋根下側のスペー
スを有効に利用することができ、使用に便利である。
しかも、左右両側枠部材の前部中間部と後部中間部
が、屋根吊下げ部材および屋根揺動防止部材を介して支
柱に、いわば2点で支持されており、左右両側では合計
4点で支持されているから、支柱による屋根の支持強度
が充分に大きいものであり、例えば屋根のいわゆる鉛直
荷重は、前後一対の屋根吊下げ部材によって耐えること
ができるし、また屋根に対する風圧などによる下からの
吹上げ荷重は、前後一対の屋根揺動防止部材によって充
分に耐えることができ、非常に安定である。
が、屋根吊下げ部材および屋根揺動防止部材を介して支
柱に、いわば2点で支持されており、左右両側では合計
4点で支持されているから、支柱による屋根の支持強度
が充分に大きいものであり、例えば屋根のいわゆる鉛直
荷重は、前後一対の屋根吊下げ部材によって耐えること
ができるし、また屋根に対する風圧などによる下からの
吹上げ荷重は、前後一対の屋根揺動防止部材によって充
分に耐えることができ、非常に安定である。
また、左右両側枠部材より上側の支柱部分と、左右両
側枠部材の支柱より前後両側の中間部分とにそれぞれ前
後一対の屋根吊下げ部材が渡され、左右両側枠部材より
下側の支持部分と、左右両側枠部材の支柱より前後両側
の中間部分とにそれぞれ前後一対の屋根揺動防止部材が
渡され、前後両吊下げ部材の上側接続端部が相互に重ね
合わされて、ピンを介して上側支柱部分に上下方向に揺
動可能に取り付けられ、前後両屋根揺動防止部材の下側
接続端部が相互に重ね合わされて、ピンを介して下側支
柱部分に上下方向に揺動可能に取り付けられ、後側屋根
吊下げ部材の下側接続端部および後側屋根揺動防止部材
の上側接続端部が相互に重ね合わされて、ピンを介して
左右両側枠部材の支柱より後側の中間部分に上下方向に
揺動可能に連結され、前記屋根吊下げ部材の下側接続端
部および前側屋根揺動防止部材の上側接続端部が相互に
重ね合わされて、ピンを介して左右両側枠部材の支柱よ
り前側の中間部分に上下方向に揺動可能に連結されてい
て、屋根吊下げ部材および屋根揺動防止部材の接続端部
が、いずれもピン保持板に保持されたピンを介してそれ
ぞれ取り付けられているから、屋根吊下げ部材および屋
根揺動防止部材の取付け作業、ひいては屋根の取付け作
業が非常に簡単である。
側枠部材の支柱より前後両側の中間部分とにそれぞれ前
後一対の屋根吊下げ部材が渡され、左右両側枠部材より
下側の支持部分と、左右両側枠部材の支柱より前後両側
の中間部分とにそれぞれ前後一対の屋根揺動防止部材が
渡され、前後両吊下げ部材の上側接続端部が相互に重ね
合わされて、ピンを介して上側支柱部分に上下方向に揺
動可能に取り付けられ、前後両屋根揺動防止部材の下側
接続端部が相互に重ね合わされて、ピンを介して下側支
柱部分に上下方向に揺動可能に取り付けられ、後側屋根
吊下げ部材の下側接続端部および後側屋根揺動防止部材
の上側接続端部が相互に重ね合わされて、ピンを介して
左右両側枠部材の支柱より後側の中間部分に上下方向に
揺動可能に連結され、前記屋根吊下げ部材の下側接続端
部および前側屋根揺動防止部材の上側接続端部が相互に
重ね合わされて、ピンを介して左右両側枠部材の支柱よ
り前側の中間部分に上下方向に揺動可能に連結されてい
て、屋根吊下げ部材および屋根揺動防止部材の接続端部
が、いずれもピン保持板に保持されたピンを介してそれ
ぞれ取り付けられているから、屋根吊下げ部材および屋
根揺動防止部材の取付け作業、ひいては屋根の取付け作
業が非常に簡単である。
また屋根の左右両側枠部材を支持する支柱がカーポー
ト等組立建物の左右両側に2本存在しているだけである
から、車の出し入れのさい、これらの支柱がじゃまにな
るようなことがなく、車の小回り可能なスペースを充分
に確保することができるため、とくにカーポート等組立
建物前の道路が狭い場合など、車が出てすぐ曲がるよう
なところでも、車の出し入れが容易であり、実用上、大
変便利である。また左右両支柱の設置場所をカーポート
等組立建物の前後いずかの端にずらすことにより、車の
扉の開閉をスムーズに行なうことができる。
ト等組立建物の左右両側に2本存在しているだけである
から、車の出し入れのさい、これらの支柱がじゃまにな
るようなことがなく、車の小回り可能なスペースを充分
に確保することができるため、とくにカーポート等組立
建物前の道路が狭い場合など、車が出てすぐ曲がるよう
なところでも、車の出し入れが容易であり、実用上、大
変便利である。また左右両支柱の設置場所をカーポート
等組立建物の前後いずかの端にずらすことにより、車の
扉の開閉をスムーズに行なうことができる。
そのうえ、この考案によるカーポート等組立建物は、
いわゆる両持ちタイプであるため、屋根の形状や支柱の
配置などを種々変化させることができて、デザイン性に
すぐれているという効果を奏する。
いわゆる両持ちタイプであるため、屋根の形状や支柱の
配置などを種々変化させることができて、デザイン性に
すぐれているという効果を奏する。
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図はこの考
案を適用したカーポートの概略斜視図、第2図は支柱と
屋根の側枠部材の結合状態を示す要部拡大分解斜視図、
第3図は支柱と屋根吊下げ部材との連結部分の拡大側面
図、第4図は第3図IV−IV線に沿う拡大断面図、第5図
は屋根の側枠部材と屋根吊下げ部材および屋根揺動防止
部材との連結部分の拡大側面図、第6図は第5図VI−VI
線に沿う拡大断面図、第7図は第1図VII−VI線に沿う
拡大断面図、第8図は第1図VIII−VIII線に沿う拡大断
面図である。 (1)……支柱、(1a)……支柱の上端部(支柱の側枠
部材より上側部分)、(1b)……支柱の側枠部材より下
側部分、(2)……屋根、(3a)(3b)……左右両側枠
部材、(4)(5)……前後屋根吊下げ部材、(4a)
(5a)……接続端部、(6)(7)……屋根揺動防止部
材、(6a)(7a)……接続端部、(8)……ナット保持
部材、(9)……ピン保持部材、(10)……筒状ピン、
(12)……板ナット、(15)……ボルト、(16)……ナ
ット、(24)……屋根板、(25)(27)……カバー、
(G)……敷地。
案を適用したカーポートの概略斜視図、第2図は支柱と
屋根の側枠部材の結合状態を示す要部拡大分解斜視図、
第3図は支柱と屋根吊下げ部材との連結部分の拡大側面
図、第4図は第3図IV−IV線に沿う拡大断面図、第5図
は屋根の側枠部材と屋根吊下げ部材および屋根揺動防止
部材との連結部分の拡大側面図、第6図は第5図VI−VI
線に沿う拡大断面図、第7図は第1図VII−VI線に沿う
拡大断面図、第8図は第1図VIII−VIII線に沿う拡大断
面図である。 (1)……支柱、(1a)……支柱の上端部(支柱の側枠
部材より上側部分)、(1b)……支柱の側枠部材より下
側部分、(2)……屋根、(3a)(3b)……左右両側枠
部材、(4)(5)……前後屋根吊下げ部材、(4a)
(5a)……接続端部、(6)(7)……屋根揺動防止部
材、(6a)(7a)……接続端部、(8)……ナット保持
部材、(9)……ピン保持部材、(10)……筒状ピン、
(12)……板ナット、(15)……ボルト、(16)……ナ
ット、(24)……屋根板、(25)(27)……カバー、
(G)……敷地。
Claims (1)
- 【請求項1】相互に所定間隔をおいて配置された左右一
対の支柱(1)(1)と、これらの支柱(1)(1)の
内側に配置された屋根(2)とを備えており、両支柱
(1)(1)に対して屋根(2)の左右両側枠部材(3
a)(3b)が交差状に配置され、左右両側枠部材(3a)
(3b)より上側の支柱部分(1a)(1a)のカーポート等
組立建物内側面と、同下側の支柱部分(1b)(1b)のカ
ーポート等組立建物内側面とに、ピン(10)(10)を具
備する上下一対ずつのピン保持板(9)(9)がそれぞ
れ取り付けられるとともに、支柱(1)(1)の前後両
側の左右両側枠部材(3a)(3b)の所要箇所の外面に、
ピン(10)(10)を具備する前後一対ずつのピン保持板
(9)(9)がそれぞれ取り付けられており、左右両側
枠部材(3a)(3b)より上側の支柱部分(1a)(1a)
と、左右両側枠部材(3a)(3b)の支柱(1)(1)よ
り前後両側の中間部分とにそれぞれ前後一対の屋根吊下
げ部材(4)(5)が渡され、左右両側枠部材(3a)
(3b)より下側の支柱部分(1b)(1b)と、左右両側枠
部材(3a)(3b)の支柱(1)(1)より前後両側の中
間部分とにそれぞれ前後一対の屋根揺動防止部材(6)
(7)が渡され、前後両吊下げ部材(4)(5)の上側
接続端部(4a)(5a)が相互に重ね合わされて、ピン
(10)を介して上側支柱部分(1a)(1a)に上下方向に
揺動可能に取り付けられ、前後両屋根揺動防止部材
(6)(7)の下側接続端部(6a)(7a)が相互に重ね
合わされて、ピン(10)(10)を介して下側支柱部分
(1b)(1b)に上下方向に揺動可能に取り付けられ、後
側屋根吊下げ部材(5)の下側接続端部(5a)および後
側屋根揺動防止部材(7)の上側接続端部(7a)が相互
に重ね合わされて、ピン(10)(10)を介して左右両側
枠部材(3a)(3b)の支柱(1)(1)より後側の中間
部分に上下方向に揺動可能に連結され、前側屋根吊下げ
部材(4)の下側接続端部(4a)および前側屋根揺動防
止部材(6)の上側接続端部(6a)が相互に重ね合わさ
れて、ピン(10)(10)を介して左右両側枠部材(3a)
(3b)の支柱(1)(1)より前側の中間部分に上下方
向に揺動可能に連結されているカーポート等組立建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990032370U JP2515506Y2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | カーポート等組立建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990032370U JP2515506Y2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | カーポート等組立建物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03123004U JPH03123004U (ja) | 1991-12-16 |
JP2515506Y2 true JP2515506Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=31535336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990032370U Expired - Lifetime JP2515506Y2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | カーポート等組立建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515506Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6858296B1 (ja) * | 2020-01-31 | 2021-04-14 | 三協立山株式会社 | 簡易建物 |
JP7343415B2 (ja) * | 2020-01-31 | 2023-09-12 | 三協立山株式会社 | 簡易建物 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6167359U (ja) * | 1984-10-11 | 1986-05-08 |
-
1990
- 1990-03-28 JP JP1990032370U patent/JP2515506Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03123004U (ja) | 1991-12-16 |
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