JPH0454251Y2 - - Google Patents

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JPH0454251Y2
JPH0454251Y2 JP1987055163U JP5516387U JPH0454251Y2 JP H0454251 Y2 JPH0454251 Y2 JP H0454251Y2 JP 1987055163 U JP1987055163 U JP 1987055163U JP 5516387 U JP5516387 U JP 5516387U JP H0454251 Y2 JPH0454251 Y2 JP H0454251Y2
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wall
roof
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rafter
frame
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JP1987055163U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、住宅等における庇構造に関するも
のである。
〔背景技術〕
従来より、第11図および第12図に示すよう
に庇A,Bを有した住宅がある。第11図の庇A
は平らに形成されており、第12図の庇Bは傾斜
して設けられている。このように、庇A,Bの種
類に応じて屋根勾配が異なるので、庇A,Bを建
物の外壁に固定する際に使用する取付部材も、庇
A,Bの種類別に準備されていた。このため、部
品の種類が多くなるという問題があつた。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、屋根勾配が異なつても共通の
部材にて建物本体に取付けることができ、部品の
共通化を図ることができる庇構造を提供すること
である。
〔考案の開示〕
この考案の庇構造は、建物本体の外壁に沿つて
固設し外向きに突出した突片を有した壁付け枠
と、前記外壁の外面から張り出して設けられ前記
外壁側に下部を前記壁付け枠に前方へ傾斜する方
向に回動自在に取付け上端を前記突片の下面に前
記突片の突出方向に摺動可能に接した垂木掛けを
有した庇屋根と、この庇屋根の軒先側を支持する
柱とを備えたものである。
この考案の構成によれば、建物本体の外壁に壁
付け枠を固設し、庇屋根の外壁側に垂木掛けを設
け、この垂木掛けの下部を壁付け枠に前方へ傾斜
する方向に回動自在に取付けると共に上端を壁付
け枠の突片の下面にその突片の突出方向に摺動可
能に接して庇屋根を建物本体に取り付けたので、
垂木掛けの上端を壁付け枠の突片に沿つて摺動す
ることができる。さらに庇屋根の軒先側を柱で支
持しているので、柱の全高あるいは壁付け枠を外
壁に取付ける高さ位置を変更することにより庇屋
根の屋根勾配を変えて壁付け枠に取付けることが
できる。したがつて、屋根勾配が異なつても、共
通の壁付け枠に庇屋根を取付けることができ、部
品の共通化を図ることができる。
実施例 この考案の一実施例を第1図ないし第10図に
基づいて説明する。第1図ないし第6図は第11
図に示した住宅における平らな庇Aに関するもの
であり、第7図ないし第10図は第12図に示し
た住宅における傾斜した庇Bに関するものであ
る。
まず、第11図に示したような庇Aの構造につ
いて説明する。この庇構造は、第1図に示すよう
に、建物本体の外壁10に沿つて固設し外向きに
突出した突片11aを有した壁付け枠11と、外
壁10の外面から張り出して設けられ外壁10側
に下部を壁付け枠11に前方へ傾斜する方向に回
動自在に取付け上端を突片11aの下面に突片1
1aの突出方向に摺動可能に接した垂木掛け14
を有した庇屋根13と、庇屋根13の軒先側を支
持する柱27とを備えたものである。
第2図A,B,Cは、それぞれ庇Aの平面図、
正面図、断面図を示しており、第3図は庇Aの分
解斜視図を示している。庇Aは建物本体に固定す
る壁付け枠11ならびに庇屋根13からなる。庇
屋根13は、複数本の角パイプ状の垂木15を取
り付けた垂木掛け14、庇屋根13の正面に設け
た前枠16ならびに正面化粧材17、庇屋根13
の側面に設けた側板18ならびに側面化粧材19
とから構成されている。
次に、庇Aの取付け構造について説明する。
第1図(第2図Aにおける−断面図)にお
いて、建物本体の外壁10に沿つて壁付け枠11
をねじ20にて固定する。壁付け枠11は、第4
図に示すように、上端に屋外方向に突出した突片
11aを有しており、突片11aの下面にはパツ
キング嵌合溝21が設けられている。また、壁付
け枠11の下端には、屋外方向に開口したねじ取
付け溝12が形成されており、さらにこのねじ取
付け溝12の下方において垂木掛け支持片11b
が突設されている。第1図において、壁付け枠1
1のねじ止め部分には壁際水密材22を充填し、
壁付け枠11の上下にはコーキング材23を充填
する。また、パツキング嵌合溝21内には、壁付
け枠11の長手方向に延びてパツキング24を嵌
合する。
また、複数本の垂木15をボルト25にて固定
した垂木掛け14を壁付け枠11に取付ける。垂
木掛け14は、第5図に示すように、下端に垂木
15を受ける垂木受片14aならびに壁付け枠1
1の垂木掛け支持片11bに載置突片14bを有
している。垂木15は、垂木受片14aに端部を
載置してボルト止めする。垂木掛け14は、載置
突片14bを垂木掛け支持片11bに載置し、垂
木15が水平姿勢となるように、ねじ32にて下
部を壁付け枠11のねじ取付け溝12に締結す
る。なお、壁付け枠11に設けたパツキング24
は、垂木掛け14の上片14cに当接している。
そして、第2図Aに示すように、両端の垂木15
を柱27で支持する。柱27は、第3図に示すよ
うに角パイプ状に形成され、溝形の柱頭金具26
を介して垂木15に取付けられる。すなわち、第
6図(第2図Aにおける−断面図)に示すよ
うに、柱頭金具26を垂木15に嵌合し、さらに
柱27を柱頭金具26に嵌合してボルト28にて
固定する。
さらに、庇屋根13の両側に、後端を垂木掛け
14に固定して側板18を設置する。また、庇屋
根13の前面に、両端を側板18に固定して前枠
16を設置する。前枠16には第1図に示すよう
に正面化粧材17をねじ29にて固定し、側板1
8には第6図に示すように側面化粧材19をねじ
30にて固定する。そして、第3図に示すよう
に、正面化粧材17と側面化粧材19の付き合わ
せ部分にコーナー化粧材31を設ける。
次に、第12図に示したような傾斜した庇Bの
構造を第7図ないし第10図を用いて説明する。
なお、第1図ないし第6図に示した例と同一部分
は同一符号を付してその説明を省略する。
第7図A,B,Cは、それぞれ庇Bの平面図、
正面図、断面図を示しており、第8図は庇Bの分
解斜視図を示している。庇Bは、建物本体に固定
する壁付け枠11ならびに庇屋根33からなる。
壁付け枠11は、第1図ないし第6図に示した庇
構造の壁付け枠11と同形状に形成されている。
庇屋根33は、格子状に重ねた垂木34ならびに
野縁35、垂木掛け14、前枠39ならびに正面
化粧材17、側板18ならびに側面化粧材19、
および波板36とから構成されている。
次に、第12図に示したような庇Bの取付け構
造について説明する。
第9図(第7図Aにおけるはち−断面図)
において、外壁10に沿つて壁付け枠11をねじ
止めする。また、複数本の垂木34をボルト37
にて垂木受片14aに固定した垂木掛け14を、
壁付け枠11にねじ止めする。この際、垂木34
が傾斜姿勢となるようにねじ止めし、また壁付け
枠11に設けたパツキング24は、垂木30の傾
斜角度に関係なく常に垂木掛け14の上片14c
に当接する。なお、垂木34の勾配を変えること
ができるように、垂木掛け14の上片14cがパ
ツキング24に摺動可能に接している。垂木34
と野縁35とは、互いにタツピングねじ38にて
接続されており、両端の垂木34を柱27にて支
持する。さらに、庇屋根13の前面に前枠39を
配設し、ボルト40にて垂木34に固定する。ま
た、庇屋根33の両側に、両端をそれぞれ垂木掛
け14と前板39に固定して側板18を設置す
る。なお、これら垂木掛け14、側板18、前枠
39にて支持して波板36を取付ける。波板36
は波板抑えフツク41にて抑える。前枠39には
第9図に示すように正面化粧材17をねじ止め
し、側板18には第10図に示すように側面化粧
材19をねじ止めし、さらにコーナー部にはコー
ナー化粧材31を設ける。なお、第8図において
42は雨樋くさりである。
このように構成された庇構造によると、第1図
に示すような平らな屋根勾配の庇屋根13でも、
第9図に示すような傾斜した屋根勾配の庇屋根3
3においても、第4図に示すような同一の壁付け
枠11にて建物本体に取付けることができる。し
かも、庇屋根13の垂木掛け14と庇屋根33の
垂木掛け14も同一部材で構成されている。した
がつて、部品の共通化を図ることができる。
また、垂木掛け14は下部のみをねじ32にて
壁付け枠11に取り付け、かつ上部は壁付け枠1
1の突片11aに摺動可能に接しているので、ね
じ止めした下部を中心にして回動することができ
る。したがつて、柱27の全高あるいは壁付け枠
11を外壁10に取付ける高さ位置を変更するこ
とにより、庇屋根33の勾配を簡単に変えること
ができる。
さらに、庇屋根の勾配の大きさに関係無く、壁
付け枠11のパツキング24が常に垂木掛け14
の上片14cに当接し、雨水の浸入を防ぐことが
できる。
なお、第9図に示すように、傾斜した庇屋根3
3において、垂木掛けの上部が壁付け枠11に接
して傾斜姿勢に位置決めされるような構成であつ
てもよい。
〔考案の効果〕
この考案の庇構造によれば、建物本体の外壁に
壁付け枠を固設し、庇屋根の外壁側に垂木掛けを
設け、この垂木掛けの下部を壁付け枠に前方へ傾
斜する方向に回動自在に取付けると共に上端を壁
付け枠の突片の下面にその突片の突出方向に摺動
可能に接して庇屋根を建物本体に取り付けたの
で、垂木掛けの上端を壁付け枠の突片に沿つて摺
動することができる。さらに庇屋根の軒先側を柱
で支持しているので、柱の全高あるいは壁付け枠
を外壁に取付ける高さ位置を変更することによ
り、庇屋根の屋根勾配を変えて壁付け枠に取付け
ることができる。したがつて、屋根勾配が異なつ
ても、共通の壁付け枠に庇屋根を取付けることが
でき、部品の共通化を図ることができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例における平らな庇
構造の断面図、第2図A,B,Cはそれぞれの平
面図、正面図および断面図、第3図はその分解斜
視図、第4図はその壁付け枠の側面図、第5図は
その垂木掛けの側面図、第6図は第2図Aの−
断面図、第7図A,B,Cはそれぞれこの考案
の一実施例における傾斜した庇構造の平面図、正
面図および断面図、第8図はその分解斜視図、第
9図は第7図Aの−断面図、第10図は第7
図Aの−断面図、第11図は平らな庇を有し
た住宅の外観図、第12図は傾斜した庇を有した
住宅の外観図である。 10……外壁、11……壁付け枠、11a……
突片、13……庇屋根、14……垂木掛け、27
……柱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物本体の外壁に沿つて固設し外向きに突出し
    た突片を有した壁付け枠と、前記外壁の外面から
    張り出して設けられ前記外壁側に下部を前記壁付
    け枠に前方へ傾斜する方向に回動自在に取付け上
    端を前記突片の下面に前記突片の突出方向に摺動
    可能に接した垂木掛けを有した庇屋根と、この庇
    屋根の軒先側を支持する柱とを備えた庇構造。
JP1987055163U 1987-04-10 1987-04-10 Expired JPH0454251Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987055163U JPH0454251Y2 (ja) 1987-04-10 1987-04-10

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987055163U JPH0454251Y2 (ja) 1987-04-10 1987-04-10

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Publication Number Publication Date
JPS63162031U JPS63162031U (ja) 1988-10-24
JPH0454251Y2 true JPH0454251Y2 (ja) 1992-12-21

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ID=30882818

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JP1987055163U Expired JPH0454251Y2 (ja) 1987-04-10 1987-04-10

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JPS63162031U (ja) 1988-10-24

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