JP2513257Y2 - 外壁パネルの接合部の水密構造 - Google Patents

外壁パネルの接合部の水密構造

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JP2513257Y2
JP2513257Y2 JP1992030221U JP3022192U JP2513257Y2 JP 2513257 Y2 JP2513257 Y2 JP 2513257Y2 JP 1992030221 U JP1992030221 U JP 1992030221U JP 3022192 U JP3022192 U JP 3022192U JP 2513257 Y2 JP2513257 Y2 JP 2513257Y2
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bolt
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Inventor
秀起 石原
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、外壁パネルを上下に接
合する部分における水密のための技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から上下の外壁パネル間の水密に当
たっては、図7に示すように、上下の外壁パネル1a、
1b間に水切り板15を介在し、水切り板15と上の外
壁パネル1aの外面下端との間にコーキング剤16を充
填し、更に上下の外壁パネル1a、1b間の外面側を化
粧水切り板12により覆っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、1階の外壁
パネルと2階の外壁パネルとの間に幕板となる中間の外
壁パネルを介在するような建物においては、2階の外壁
パネルと中間の外壁パネルとの接合部分の外面側に化粧
水切り板12が存在し、更に、中間の外壁パネルと1階
の外壁パネルとの接合部分の外面側に化粧水切り板12
が存在し、しかも両化粧水切り板12が上下に近い位置
に位置しているため、外観があまりよくなく、また、上
下2ヶ所において化粧水切り板12を配置するため施工
も面倒であった。
【0004】本考案は上記の従来例の問題点に鑑みて考
案したものであって、その目的とするところは、外壁パ
ネルの接合部からの水の浸入を防止し、しかも、化粧水
切り板を設ける必要がなく、外観が良くなると共に従来
のように化粧水切り板を設ける必要がないので工事も簡
略化できる外壁パネルの接合部の水密構造を提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の外壁パネルの接
合部の水密構造は、上の外壁パネル1aの下枠2と下の
外壁パネル1bの上枠3とに上下にボルト4を貫通させ
て接合すると共に上の外壁パネル1aの下枠2と下の外
壁パネル1bの上枠3との間においてボルト4よりも屋
外側及びボルト4よりも屋内側にそれぞれ防水シート5
を介在し、下の外壁パネル1bの面板9と上枠3の屋外
側側片3aとの間に屋外側の防水シート5aの端部より
一体に連出された垂直部10を介在させて成るものであ
って、このような構成を採用することで、上記した従来
例の問題点を解決したものである。
【0006】
【作用】上記のような構成の本考案によれば、ボルト4
締めにより上下の外壁パネル1a、1bの接合部分にお
いて、ボルト4よりも屋外側と屋内側とにおいてそれぞ
れ防水シート5を介在してボルト4締めすることで、接
合部分の両側において防水処理ができて、確実な防水が
できるようになったものであり、このことにより従来の
ように接合部分の屋外側外面を覆うための化粧水切り板
を設ける必要がなくなったものである。また、下の外壁
パネル1bの面板9と上枠3の屋外側側片3aとの間に
屋外側の防水シート5aの端部より一体に連出された垂
直部10を介在させてあることにより、面板9と上枠3
との間から水が浸入するのを確実に防止することができ
るものである。
【0007】
【実施例】以下本考案を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1乃至図3には本考案の一実施例が示し
てある。上の外壁パネル1aの下枠2の内面側にはプレ
ート7が固着してあり、このプレート7と下枠2とに連
通する孔が設けてある。また、下の外壁パネル1bの上
枠3の内面側にはプレート8が固着してあり、このプレ
ート8にはねじ孔が設けてあり、プレート8のねじ孔は
上枠3に設けた孔に連通している。そして、本考案にあ
っては、上の外壁パネル1aのプレート7の孔からボル
ト4を挿入し、上の外壁パネル1aの下枠2の孔、下の
外壁パネル1bの上枠3の孔に挿通し、プレート8のね
じ孔に螺合することで上下の外壁パネル1a、1bを上
下に接合するものであるが、この場合、上の外壁パネル
1aの下枠2と下の外壁パネル1bの上枠3との間にお
いてボルト4よりも屋外側及びボルト4よりも屋内側に
それぞれ防水シート5を介在し、ボルト4により締め付
け接合により防水シート5を上下から圧着して水密性を
確保するようになっている。ここで、防水シート5のう
ち屋外側の防水シート5aは上枠3の上面部の屋外側半
部と屋外側側片3aの外面側とに沿って取着してあり、
下の外壁パネル1bの面板9が上記防水シート5aの垂
直部10を介して取着してあって、面板9と上枠3との
間から水が浸入しないようにしてある。また、上記した
上の外壁パネル1aの下枠2と下の外壁パネル1bの上
枠3との間においてボルト4よりも屋外側及びボルト4
よりも屋内側にそれぞれ介在した防水シート5のうち屋
内側の防水シート5bはあらかじめ上枠3の上面の屋内
側半部に取着していたり、あるいは、下枠2の下面の屋
内側半部に取着していたりするものである。また、上の
外壁パネル1aの下枠2の屋外側側片2aと面板9との
間には別の防水シート5cが介在してあって、面板9と
下枠2との間から水が浸入しないようにしてある。そし
て、上下の外壁パネル1a、1bの接合部分の屋外側に
おいてはコーキング材11を充填するものである。この
ようにすることで、上下の外壁パネル1a、1bの接合
部分から雨水が浸入しようとしても、まず、コーキング
材11により防水するのであるが、このコーキング材1
1による防水が破れても、上枠3と下枠2との間におい
てボルト4締めによる接合部分の両側においてそれぞれ
防水シート5aと防水シート5bとによって2段階で防
水ができて確実に雨水の浸入を防止できるのである。し
たがって、上記のような防水処理をした部分の外面は従
来のように化粧水切り板12を設けなくてもよくなった
ものである。ところで、図3においては、上の外壁パネ
ル1aが2階の外壁パネルであり、下の外壁パネル1b
が幕板パネルである中間パネルである場合の例を示して
いるが、この図3においては1階の外壁パネル1cと中
間パネルである下の外壁パネル1bとの間の防水処理に
当たっては、従来と同様に1階の外壁パネル1cと中間
パネルである下の外壁パネル1bとの間に水切り板15
を介在し、水切り板15と中間パネルである下の外壁パ
ネル1bとの間にコーキング剤16を充填し、更に、化
粧水切り板12により覆った構成としてある。このこと
により建物の外壁には上下階の略中間部分に1つの化粧
水切り板12のみが存在することとなり、外観が良くな
ることになる。
【0008】図4乃至図6には本考案の他の実施例が示
してある。この実施例においては、下枠2の下面の屋外
側半部と屋内側半部にそれぞれ防水シート5d、5eを
取着し、更に、上下の防水シート5a、5d間及び防水
シート5b、5d間にそれぞれ防水性を有するゴムのよ
うな防水スペーサ13a、13bを介在してボルト4に
より締め付けて接合してある。
【0009】
【考案の効果】本考案にあっては、上述のように上の外
壁パネルの下枠と下の外壁パネルの上枠とに上下にボル
トを貫通させて接合すると共に上の外壁パネルの下枠と
下の外壁パネルの上枠との間においてボルトよりも屋外
側及びボルトよりも屋内側にそれぞれ防水シートを介在
してあるので、ボルトによる上の外壁パネルの下枠と下
の外壁パネルの上枠との接合部分の両側において防水処
理ができて、特にボルト締めにより防水シートを下枠と
上枠とに密着して防水できて確実な防水ができるように
なったものであり、このことにより従来のように接合部
分の屋外側外面を覆うための化粧水切り板を設ける必要
がなく、外観が向上し、また従来のように化粧水切り板
を設ける手間も省けて施工性も向上するものである。
た、下の外壁パネルの面板と上枠の屋外側側片との間に
屋外側の防水シートの端部より一体に連出された垂直部
を介在させてあることにより、面板と上枠との間から水
が浸入するのを確実に防止することができ、雨水等が浸
入しやすい下方への水路部分を屋外側の防水シートの端
部より一体に連出された垂直部により遮断することで接
合部分での水密性をさらに向上させることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の拡大断面図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上の上下階の外壁パネルと中間外壁パネルと
の接続を示す断面図である。
【図4】本考案の他の実施例の拡大断面図である。
【図5】同上の分解斜視図である。
【図6】同上の上下階の外壁パネルと中間外壁パネルと
の接続を示す断面図である。
【図7】従来例の拡大断面図である。
【符号の説明】
1a 上の外壁パネル 1b 下の外壁パネル 2 下枠 3 上枠 4 ボルト 5 防水シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 621 E04B 2/56 621A 621H 1/684 1/68 D

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上の外壁パネルの下枠と下の外壁パネル
    の上枠とに上下にボルトを貫通させて接合すると共に上
    の外壁パネルの下枠と下の外壁パネルの上枠との間にお
    いてボルトよりも屋外側及びボルトよりも屋内側にそれ
    ぞれ防水シートを介在し、下の外壁パネルの面板と上枠
    の屋外側側片との間に屋外側の防水シートの端部より一
    体に連出された垂直部を介在させて成る外壁パネルの接
    合部の水密構造。
JP1992030221U 1992-05-11 1992-05-11 外壁パネルの接合部の水密構造 Expired - Lifetime JP2513257Y2 (ja)

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JPH0589612U JPH0589612U (ja) 1993-12-07
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JPS5764467A (en) * 1980-10-08 1982-04-19 Sintokogio Ltd Method and device for low pressure casting
JPS588288A (ja) * 1981-07-08 1983-01-18 Hokuetsu Kogyo Co Ltd スクリュ−圧縮機

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