JPH0712520Y2 - 軒先構造 - Google Patents

軒先構造

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JPH0712520Y2
JPH0712520Y2 JP1989120030U JP12003089U JPH0712520Y2 JP H0712520 Y2 JPH0712520 Y2 JP H0712520Y2 JP 1989120030 U JP1989120030 U JP 1989120030U JP 12003089 U JP12003089 U JP 12003089U JP H0712520 Y2 JPH0712520 Y2 JP H0712520Y2
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JP
Japan
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draining
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eaves
wall
piece
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JP1989120030U
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JPH0358527U (ja
Inventor
智和 西尾
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、集合住宅の階段室等における軒先構造に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来より、第4図に示すように、中央に屋外に開口した
階段室Aを設け、階段室Aの左右に各戸を配した集合住
宅がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
第4図の建物において、階段室Aの屋外側端部の軒先部
Bは、階段室Aの軒天井Cと外壁Dとで構成されてい
る。この軒先部Bでは、外壁D側と軒天井C側とでそれ
ぞれ防水のための水切部材を設けて防水を行っており、
水切部材の取付け等に手間がかかるという問題があっ
た。
したがって、この考案の目的は、施工性に優れた軒先構
造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の軒先構造は、下方が開口部となった外壁と、
この外壁の下端に沿って設けた下向き溝形の水切下地材
と、この水切下地材の内側フランジの側方に配置し、天
井下地材の下面に仕上材を貼着してなる軒天井と、外壁
の屋内面に沿う上片と、外壁と水切下地材の間に配置し
た中片と、水切下地部の外側フランジの外面に沿う下片
とからなる断面Z形の水切部材と、水切部材の上方を挟
んで外壁に固定し、かつ水切下地材の内側フランジに固
定した連結部材と、一片を水切下地材の外側フランジの
屋外面に沿って配置し、他方を軒天井の天井下地材と仕
上材との間に差し込んで水切下地材の下方を覆って設け
た断面略L形の軒下水切材と、この軒下水切材の一片と
共に水切下地材の外側フランジに固定具にて固定した水
切係止材と、この水切係止材に係止すると共に上端を外
壁の屋外側下端に固定し、水切係止材を固定した固定具
ならびに水切下地材の外側フランジの屋外面を覆って設
けた軒先水切材とを備えたものである。
(作用) この考案の構成によると、外壁の下端に水切下地材を設
け、外壁下端から水切下地材の外面に渡って覆う軒先水
切材を係止する水切係止材と、水切下地材の外面を軒天
井にまで渡って覆う軒下水切材とを、同時に水切下地材
に固定してある。また、軒下水切材の軒天井側部分は、
軒天井の天井下地材と仕上材との間に差し込まれてい
る。また、外壁と水切下地材との間には、外壁の屋内面
から水切下地材の外側フランジの屋外面に渡って断面Z
形の水切部材を介装し、この水切部材による防水と、軒
下水切材と軒先水切材による防水の二重の防水構造を形
成している。さらに、軒先水切材は、水切係止材を固定
した固着具ならびに水切下地材の外側フランジ屋外面を
覆って設けられている。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第3図に基づいて説
明する。
第2図は寄棟屋根の集合住宅の外観斜視図を示してお
り、中央に階段室10が形成されている。この階段室10部
分におけるI−I断面図を第1図に示す。
第1図において、11は屋根であり、12は梁13に接続金物
14を介して固定した外壁である。外壁12の上端には、軒
先化粧カバー15ならびに軒樋16が設けられている。ま
た、外壁12の下端は第3図の拡大図に示すように構成さ
れている。まず、外壁12の下端に沿って下向き溝形の水
切下地材18を設ける。水切下地材18の内側フランジ18b
の側方には軒天井40が配置されている。また、外壁12と
水切下地材18の間には、断面Z形の水切部材22が介装さ
れている。水切部材22は、外壁12の屋内面に沿う垂直の
上片22aと、外壁12と水切下地材18のウェブ18cの間に配
置した水平の中片22bと、水切下地材18の外側フランジ1
8aの外面に沿う垂直の下片22cとからなり、水切下地材1
8に沿って延設されている。この水切部材22の中片22bと
外壁12の下面との間、ならびに水切部材22の下片22cと
水切下地材18の外側フランジ18aとの間には、それぞれ
防水部材23が充填されている。
また、17は連結部材であり、水切部材22の上片22aを挟
んで外壁12にボルト19にて固定するとともに、水切下地
材18の内側フランジ18bにボルト20にて固定してある。2
4は断面略L形の軒下水切材であり、垂直の一片24aを水
切下地材18の外側フランジ18aの屋外面に沿って配置
し、略水平の他片24bは軒天井40にまで達し水切下地材1
8の下方を覆って、水切下地材18に沿って延設されてい
る。さらに、28は軒先水切材であり、上端を外壁12の屋
外側下端にビス29にて固定すると共に水切係止材25に係
止して、水切下地材18の外側フランジ18aの屋外面を覆
って、水切下地材18に沿って延設されている。軒先水切
材28を係止する水切係止材25と軒下水切材24の一片24a
は、水切下地材18の外側フランジ18aにビス26にて固定
されている。なお、30はコーキング材である。
第1図において、階段室10の軒天井40は、梁38に架載し
た吊木受34に固定して吊木35にて野縁受31を吊持し、野
縁受31に野縁32ならびに野縁受ランナー27を固定し、こ
れら野縁受31,野縁32,野縁受ランナー27からなる天井下
地材41の下面にサイディングボードからなる仕上材33を
貼って構成してある。また、軒下水切材24の他片24bの
軒天井部分は、軒天井40の野縁受ランナー27と仕上材33
との間に差し込まれている。なお、36はコーキング材で
あり、37は結露防止のために吹き付けた岩綿である。
このように構成された軒先構造によると、軒先水切材28
を係止する水切係止材25と軒下水切材24とを、ビス26に
て同時に水切下地材18に固定でき、作業性に優れる。
また、軒下水切材24の軒天井側部分は、軒天井40の野縁
受ランナー27と仕上材33との間に差し込まれており、軒
下水切材24と軒天井40との間に隙間等が発生せず、防水
性に優れる。
また、外壁12と水切下地材18との間に断面Z形の水切部
材22を介装し、かつ水切部材22と外壁12との間ならびに
水切部材22と水切下地材18との間に防水部材23を充填し
たので、これら水切部材22と防水部材23による防水と、
外壁12から軒天井40に渡って設けた軒下水切材24ならび
に軒先水切材28による防水の二重の防水構造を形成して
おり、防水性がより一層向上する。
さらに、軒先水切材28は、水切係止材25を固定してビス
26ならびに水切下地材18の外側フランジ18aの屋外面を
覆って設けられており、ビス26が露出せず、美観に優れ
る。
〔考案の効果〕
この考案の軒先構造によると、外壁の下端に水切下地材
を設け、外壁下端から水切下地材の外面に渡って覆う軒
先水切材を係止する水切係止材と、水切下地材の外面を
軒天井にまで渡って覆う軒下水切材とを、同時に水切下
地材に固定しており、施工性に優れる。また、軒下水切
材の軒天井側部分は、軒天井の天井下地材と仕上材との
間に差し込まれており、軒下水切材と軒天井との間に隙
間が発生せず、防水性に優れる。また、外壁と水切下地
材との間には、外壁の屋内面から水切下地材の外側フラ
ンジの屋外面に渡って断面Z形の水切部材を介装し、こ
の水切部材による防水と、軒下水切材と軒先水切材によ
る防水の二重の防水構造を形成しており、防水性がより
一層向上する。さらに、軒先水切材は、水切係止材を固
定した固着具ならびに水切下地材の外側フランジの屋外
面を覆って設けられており、固着具が露出せず、美観に
優れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の断面図、第2図はその集
合住宅の外観斜視図、第3図はその要部拡大断面図、第
4図は従来からある集合住宅の外観正面図である。 12……外壁、17……連結部材、18……水切部材、24……
軒下水切材、28……軒先水切材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下方が開口部となった外壁(12)と、 この外壁(12)の下端に沿って設けた下向き溝形の水切
    下地材(18)と、 この水切下地材(18)の内側フランジ(18b)の側方に
    配置し、天井下地材(41)の下面に仕上材(33)を貼着
    してなる軒天井(40)と、 前記外壁(12)の屋内面に沿う上片(22a)と、前記外
    壁(12)と前記水切下地材(18)の間に配置した中片
    (22b)と、前記水切下地材(18)の外側フランジ(18
    a)の外面に沿う下片(22c)とからなる断面Z形の水切
    部材(22)と、 前記水切部材(22)の上片(22a)を挟んで前記外壁(1
    2)に固定し、かつ前記水切下地材(18)の内側フラン
    ジ(18b)に固定した連結部材(17)と、 一片(24a)を前記水切下地材(18)の外側フランジ(1
    8a)の屋外面に沿って配置し、他片(24b)を前記軒天
    井(40)の前記天井下地材(41)と前記仕上材(33)と
    の間に差し込んで前記水切下地材(18)の下方を覆って
    設けた断面略L形の軒下水切材(24)と、 この軒下水切材(24)の一片(24a)と共に前記前記水
    切下地材(18)の外側フランジ(18a)に固着具(26)
    にて固定した水切係止材(25)と、 この水切係止材(25)に係止すると共に上端を前記外壁
    (12)の屋外側下端に固定し、前記水切係止材(25)を
    固定した前記固着具(26)ならびに前記水切下地材(1
    8)の外側フランジ(18a)の屋外面を覆って設けた軒先
    水切材(28)とを備えた軒先構造。
JP1989120030U 1989-10-12 1989-10-12 軒先構造 Expired - Lifetime JPH0712520Y2 (ja)

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JP1989120030U JPH0712520Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 軒先構造

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JP1989120030U JPH0712520Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 軒先構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0358527U JPH0358527U (ja) 1991-06-07
JPH0712520Y2 true JPH0712520Y2 (ja) 1995-03-29

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ID=31668122

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989120030U Expired - Lifetime JPH0712520Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 軒先構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0454248Y2 (ja) * 1986-05-14 1992-12-21
JP3005825U (ja) * 1994-01-17 1995-01-17 船井電機株式会社 磁気記録装置

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JPH0358527U (ja) 1991-06-07

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