JPH07248693A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH07248693A
JPH07248693A JP6328848A JP32884894A JPH07248693A JP H07248693 A JPH07248693 A JP H07248693A JP 6328848 A JP6328848 A JP 6328848A JP 32884894 A JP32884894 A JP 32884894A JP H07248693 A JPH07248693 A JP H07248693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
image
endless
charge
image carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6328848A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Takano
聡 高野
Makoto Arai
誠 荒井
Tokumasa Somiya
徳昌 宗宮
Masakuni Konshiya
将国 近者
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6328848A priority Critical patent/JPH07248693A/ja
Priority to US08/373,428 priority patent/US5559590A/en
Priority to DE19501544A priority patent/DE19501544C2/de
Publication of JPH07248693A publication Critical patent/JPH07248693A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/163Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using the force produced by an electrostatic transfer field formed between the second base and the electrographic recording member, e.g. transfer through an air gap
    • G03G15/1635Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using the force produced by an electrostatic transfer field formed between the second base and the electrographic recording member, e.g. transfer through an air gap the field being produced by laying down an electrostatic charge behind the base or the recording member, e.g. by a corona device
    • G03G15/165Arrangements for supporting or transporting the second base in the transfer area, e.g. guides
    • G03G15/1655Arrangements for supporting or transporting the second base in the transfer area, e.g. guides comprising a rotatable holding member to which the second base is attached or attracted, e.g. screen transfer holding drum
    • G03G15/166Arrangements for supporting or transporting the second base in the transfer area, e.g. guides comprising a rotatable holding member to which the second base is attached or attracted, e.g. screen transfer holding drum with means for conditioning the holding member, e.g. cleaning

Abstract

(57)【要約】 【目的】像担持体に付着したトナーの転写ベルトへの転
写防止や、転写ベルトに転写したトナーの除去を、複写
スピードの低下を招くことなく達成できる画像形成装置
を提供することにある。 【構成】 トナー像を担持する像担持体1、中抵抗体で
あって転写材Pを担持する無端状搬送手段3、像担持体
1上のトナー像を転写材Pに転写するために無端状搬送
手段3に電荷を付与する転写電荷印加手段8とを有する
転写搬送装置100において、無端状搬送手段3と像担
持体1とが接触する転写ニップ位置Lに転写材Pが存在
しない状態で、転写電荷印加手段8から無端状搬送手段
3へ転写時と同極性の電荷を印加する制御手段17を具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真方式の画像
形成装置における像担持体上の画像を転写紙に転写する
と共に、転写後の転写紙を像担持体及び転写紙ベルトか
ら分離する転写搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式の画像形成装置
においては、転写紙に画像を転写するための転写搬送装
置が用いられている。この転写搬送装置は、回転駆動す
る像担持体の外周面に対向配置した帯電器、導電性で所
定の抵抗を持つ転写ベルト等の転写手段を備えていて、
上記像担持体の外周面に形成した静電潜像を現像装置に
よって現像した後、転写ベルトと像担持体との間に転写
紙を搬送すると共に、この転写ベルトによって転写紙を
像担持体に押し付けることにより像担持体上の現像画像
を転写紙に転写するものである。現像画像を転写する転
写方法には、コロナ帯電器から放電させる方法と、転写
ベルトに接触電極を直接接触させる方法等があり、特に
後者の直接接触方法においては、コロナ放電方法に比べ
ると有害なオゾンの発生が極めて少なく、また低い供給
電流で済むという利点がある。
【0003】ここで、図9を用いて直接接触方法の転写
搬送装置の概略を説明する。この転写搬送装置は、転写
時の転写ベルト3への印加バイアスの極性が回転駆動す
る像担持体としての感光体1に形成されるトナー像とは
逆極性なポジ−ポジの画像プロセスで行われており、転
写紙Pのリピート中の紙間であっても電源6とつながる
転写バイアスローラ8からの転写バイアスをベルト3に
付与すると、トナー像を形成するトナーや感光体1表面
に付着した転写バイアスと逆極性のトナーが転写ベルト
3上に静電的に付着してしまう。このような状態となる
と、転写ベルト3に接触してクリーニングするブレード
10への負荷が増大し、その結果、転写ベルト3のクリ
ーニング不良となって転写紙Pの正帯電トナーによる裏
汚れという問題が発生してしまう。本来、感光体1は、
除電手段15等によって0vにイレースされるので、符
合Sで示す紙間等の非画像部では、トナーは存在しない
ものである。
【0004】しかし、実際の感光体1の表面には、−1
50v程度の電圧が供給される現像器14と感光体1と
の物理的な接触によって感光体1に圧力付着トナーや、
感光体疲労によりイレースが完全に行われず感光体1に
残った残留電位等により現像されて感光体1上に付着す
るトナーが存在してしまう。このため、感光体1と転写
ベルト3との間に転写紙Pが存在しないで感光他1の非
画像部Sが直接転写ベルト3と接触する紙間や転写紙の
転写前後では、トナーを転写ベルト3上に静電的に付着
させないように、極力転写バイアスをオフしていた。
【0005】また、この感光体1上に存在するトナーに
は、転写バイアスと逆極性で転写画像Rを形成する正帯
電トナーT1の他に、現像器14によって帯電するトナ
ー同士の摩擦やトナーの帯電状態の不均一により発生す
ると考えられる転写ベルト3への転写バイアスと同極性
の逆帯電トナーT2が存在する。この逆帯電トナーT2
は、正帯電トナーT1の量に比べるとその量は少なく、
転写ベルト3に転写バイアスが印加された状態や感光体
1が完全にイレースされていれば感光体1から転写ベル
ト3に静電的には吸着されない。
【0006】一方、特開平3−69978号公報には、
転写バイアスが供給される転写ローラのバイアスクリー
ニングに関する発明が開示されている。この発明では、
転写開始前後あるいは先行する転写紙と後続の転写紙と
の紙間時に、正規転写極性バイアスと逆転写極性バイア
スを転写ローラに交互に印加して、転写ローラに付着し
た正規帯電トナーと逆帯電トナーとを感光体側へ再転写
させて、転写ローラをクリーニングしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図9に示す
転写搬送装置における転写ベルト3はそれ自体の平滑性
が良くなく、また、感光体1は疲労によるイレース不足
があるので、転写バイアスをオフすると現像器14と感
光体1との物理的な接触によって感光体1上に逆帯電ト
ナーT2が付着し易くなる。また、逆帯電トナーT2
は、その粒子が比較的小さいので、感光体1と転写ベル
ト3とが接触すると圧接されるてベルト内部まで入り込
んでしまいブレード10によるクリーニングが困難とな
る。このような環境下にあって次の転写工程に入って転
写ベルト3に転写バイアスが印加されると、逆帯電トナ
ーT2の極性と転写バイアスの極性とが同じであるの
で、この逆帯電トナーT2が反発して転写ベルト3から
離れて同ベルトに接触する転写紙Pの裏面や感光体1に
再転写してしまい、この逆帯電トナーによる転写紙の裏
汚れが発生してしまう。
【0008】さらに、転写ベルト3上の電荷により感光
体1が帯電されるので、転写ベルト3へ転写バイアスを
供給し、同転写ベルト3が感光体1から離れると同時に
像担持体1の回転を停止させると、感光体1上に転写ベ
ルトや帯電手段によって帯電された電荷が残留してしま
うと共に、感光体1のイナーシャにより残留帯電部が現
像器14まで移動して現像され正帯電トナーによる黒帯
が発生することがある。この状態のままコピー動作を再
開されると、黒帯が転写ベルト3上に転写されて同ベル
トのクリーニング不良となり、転写紙Pと転写ベルト3
間の圧力転写時に、転写ベルト3のトナーの一部が転写
紙側に移って転写紙Pの裏汚れが発生するおそれがあ
る。
【0009】特開平3−69978号公報に記載の発明
においては、転写ローラに印加する転写バイアスを正/
逆切替えて、転写ローラ上の正/逆帯電トナーをバイア
スクリーニングにより感光体に戻すか電極ローラに戻し
ているが、感光体上には、微量の正/逆帯電トナーが常
に存在しているので、感光体と転写ローラが接触してい
る間は、逆帯電トナーが転写ローラに付着してしまうこ
とになる。さらに、特開平3−69978号公報のよう
な転写ローラ方式の場合、転写された転写紙は、感光体
と転写ローラとの接触で形成される転写ニップ位置を通
過した時点で両者から分離されるが、転写ベルト方式の
場合、感光体と転写ベルトとの接触部を通過した転写紙
は、転写ベルトに静電的に吸着されてしばらく搬送され
た後に転写ベルトから分離されるので、転写バイアスの
極性を転写紙が転写ベルトから分離する前に極性切換を
行うと、転写紙上に静電的に付着しているトナー像が飛
んでしまい、画像のかすれの原因となってしまう。この
ような画像のかすれは、転写ベルトから転写紙が分離す
るまで転写バイアスの極性変化を行わなければ防止でき
るが、そうすると、次の転写動作までの時間がかかって
しまい、複写スピードの低下を招いてしまう。本発明の
目的は、像担持体に付着したトナーの転写ベルトへの転
写防止や、転写ベルトに転写したトナーの除去を、複写
スピードの低下を招くことなく達成できる画像形成装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明では、トナー像を担持する像担持体と、中抵抗体で
あって転写材を担持する無端状搬送手段と、上記像担持
体上のトナー像を転写材に転写するために上記無端状搬
送手段に電荷を付与する転写電荷印加手段とを有する転
写搬送装置において、無端状搬送手段と像担持体とが接
触する転写ニップ位置に転写材が存在しない状態で、転
写電荷印加手段から無端状搬送手段へ転写時と同極性の
電荷を印加する制御手段を備えている。
【0011】請求項2記載の発明では、像担持体及び無
端状搬送手段を所定方向へ移動させる駆動手段と、像担
持体及び無端状搬送手段とを接離自在に支持し同無端状
搬送手段と像担持体との接触により転写ニップ位置を形
成する接離手段と、上記転写ニップの形成位置に転写材
が存在しない状態で、上記接離手段の作動により上記無
端状搬送手段と像担持体とを接触させると共に、上記駆
動手段を作動して上記像担持体及び無端状搬送手段を所
定方向に移動させ、かつ、転写電荷印加手段から上記無
端状搬送手段へ上記転写時と同極性の電荷を印加させる
制御手段とを有する。
【0012】請求項3,4記載の発明では、転写ニップ
位置に転写材が存在しない状態を、画像形成装置の動作
後、転写材が転写ニップ位置に到達するまでの期間と、
転写材が転写ニップ位置を通過した後の期間とにしてい
る。
【0013】請求項5,6記載の発明では、転写ニップ
位置を通過した後の期間を、それぞれ転写材が上記転写
ニップ位置を通過後、無端状搬送手段から分離するまで
の期間と、転写材が上記転写ニップ位置を通過後、無端
状搬送手段と像担持体が離間するまでの期間としてい
る。
【0014】請求項7記載の発明では、転写ニップ位置
に転写材が存在しない状態を、複数回の画像形成におけ
る、先行する転写材と後続する転写材との間隔であると
している。
【0015】請求項8記載の発明では、像担持体と無端
状搬送手段との接触と略同時に転写電荷印加手段から無
端状搬送手段へ電荷を付与し、上記像担持体と上記無端
状搬送手段との離間と略同時に上記転写電荷印加手段か
ら無端状搬送手段への電荷を供給を停止している。
【0016】請求項9記載の発明では、制御手段によっ
て転写ニップ位置に転写材が存在する転写時と、転写ニ
ップ位置に転写材が存在しない状態時とで、転写電荷印
加手段からの印加電荷値を切り替えている。
【0017】請求項10の発明では、トナー像を担持す
る像担持体と、転写材を担持する中抵抗体の無端状搬送
手段と、像担持体上のトナー像を転写材に転写するため
に上記無端状搬送手段に電荷を付与する転写電荷印加手
段とを有し、上記無端状搬送手段と像担持体との接触に
より形成される転写ニップ位置において像担持体上に画
像情報のトナー像が存在しない状態で、上記接離手段の
作動により無端状搬送手段と像担持体とを接触させ、上
記駆動手段により上記像担持体及び上記無端状搬送手段
を所定方向へ移動させ、上記転写時と同極性の電荷を転
写電荷印加手段から無端状搬送手段へ印加する制御手段
を備えている。
【0018】請求項11記載の発明では、像担持体及び
無端状搬送手段を所定方向へ移動させる駆動手段と、上
記無端状搬送手段と像担持体とを接離自在に支持し、同
無端状搬送手段と像担持体との接触により転写ニップ位
置を形成する接離手段と、上記転写ニップ位置において
像担持体上に画像情報のトナー像をが存在しない状態
で、上記接離手段を作動して無端状搬送手段と像担持体
とを接触させ、上記駆動手段により上記像担持体及び上
記無端状搬送手段を所定方向へ移動させ、転写電荷印加
手段から無端状搬送手段へ上記転写時と同極性の電荷を
印加する制御手段とを有している。
【0019】請求項12記載の発明では、トナー像を担
持する像担持体と、転写材を担持する中抵抗の無端状搬
送手段と、上記像担持体上のトナー像を転写材に転写す
るために上記無端状搬送手段に電荷を付与する転写電荷
印加手段とを有し、設定される画像形成モ−ドに応じ、
上記無端状搬送手段と像担持体との接触により形成され
る転写ニップ位置に転写材が存在しない状態で、上記転
写時と同極性の電荷を上記転写電荷印加手段から無端状
搬送手段へ印加する制御手段を備える。
【0020】請求項13記載の発明では、トナー像を担
持する像担持体と、転写材を担持する中抵抗の無端状搬
送手段と、上記像担持体上のトナー像を転写材に転写す
るために上記無端状搬送手段に電荷を付与する転写電荷
印加手段とを有し、設定される画像形成モ−ドに応じ
て、上記無端状搬送手段と像担持体との接触により形成
される転写ニップ位置において像担持体上に画像情報の
トナ−像が存在しない状態で、上記転写時と同極性の電
荷を転写電荷印加手段から無端状搬送手段へ印加する制
御手段を備えている。
【0021】請求項14記載の発明では、画像形成モ−
ドを、転写材の両面にトナ−像を形成する両面画像形成
モ−ドとしている。
【0022】請求項15記載の発明では、転写ニップ位
置に転写材が存在しない状態または上記転写ニップ位置
において像担持体上に画像情報のトナ−像が存在しない
状態を、転写材の第1面への転写が終了して上記転写ニ
ップ位置を通過後、同転写材の第2面への転写のために
上記転写ニップ位置に到達する迄の期間としている。
【0023】請求項16記載の発明では、トナー像を担
持する像担持体と、転写材を担持する中抵抗の無端状搬
送手段と、上記像担持体上のトナー像を転写材に転写す
るために上記無端状搬送手段に電荷を付与する転写電荷
印加手段と、上記無端状搬送手段と像担持体との接触に
より形成される転写ニップ位置に転写材が存在しない状
態で、転写電荷印加手段から無端状搬送手段へ上記転写
時と同極性の転写電荷を印加し、設定される画像形成条
件に応じて上記転写電荷の印加時間を可変に切り替える
制御手段とを備えている。
【0024】請求項17記載の発明では、トナー像を担
持する像担持体と、中抵抗であって転写材を担持する無
端状搬送手段と、上記像担持体上のトナー像を転写材に
転写するために上記無端状搬送手段に電荷を付与する転
写電荷印加手段と、上記無端状搬送手段と像担持体との
接触により形成される転写ニップ位置において像担持体
上に画像情報のトナ−像が存在しない状態で、転写電荷
印加手段から無端状搬送手段へ上記転写時と同極性の転
写電荷を印加し、設定される画像形成条件に応じて上記
転写電荷の印加時間を可変に切り換える制御手段とを有
する。
【0025】請求項18記載の発明では、設定される画
像形成条件を、画像形成回数としている。
【0026】請求項19記載の発明では、トナー像を担
持する像担持体と、転写材を担持する中抵抗体の無端状
搬送手段と、上記像担持体上のトナー像を転写材に転写
するために上記無端状搬送手段に電荷を付与する転写電
荷印加手段と、装置の動作状態に応じ、上記無端状搬送
手段と像担持体との接触により形成される転写ニップ位
置に転写材が存在しない状態で、上記転写時と同極性の
転写電荷を転写電荷印加手段から無端状搬送手段へ印加
させる制御手段とを有している。
【0027】請求項20の発明では、トナー像を担持す
る像担持体と、転写材を担持する中抵抗体の無端状搬送
手段と、上記像担持体上のトナー像を転写材に転写する
ために上記無端状搬送手段に電荷を付与する転写電荷印
加手段と、装置の動作状態に応じ、上記無端状搬送手段
と像担持体との接触により形成される転写ニップ位置に
おいて像担持体上に画像情報のトナ−像が存在しない状
態で、上記転写時と同極性の転写電荷を転写電荷印加手
段から無端状搬送手段へ印加させる制御手段とを有して
いる。
【0028】請求項21記載の発明では、設定される装
置の動作状態を、転写材の搬送異常状態としている。
【0029】請求項22記載の発明では、転写ニップ位
置に転写材が存在しない状態または上記転写ニップ位置
において像担持体上に画像情報のトナ−像が存在しない
状態を、転写材の搬送異常状態の復旧後の最初の転写紙
またはトナー像が転写ニップ位置に到達するまでの期間
としている。
【0030】
【作用】請求項1記載の発明によると、トナー像を担持
する像担持体と、中抵抗体であって転写材を坦持する無
端状搬送手段と、上記像担持体上のトナー像を転写材に
転写するために上記無端状搬送手段に電荷を付与する転
写電荷印加手段とを有する転写搬送装置において、無端
状搬送手段と像担持体とが接触する転写ニップ位置に転
写材が存在しない状態で、転写電荷印加手段から無端状
搬送手段へ転写時と同極性の電荷を印加する制御手段を
備えているので、転写ニップ位置に転写材が存在しない
状態であっても無端状搬送手段には転写時と同極性の電
荷を印加される。請求項2記載の発明によると、制御手
段によって、無端状搬送手段と像担持体との接触により
形成される転写ニップに転写材が存在しない状態の時
に、駆動手段が駆動されて像担持体及び無端状搬送手段
を所定方向へ移動し、接離手段が作動されて同無端状搬
送手段と像担持体とが接触し、転写電荷印加手段から無
端状搬送手段へ上記転写時と同極性の電荷が印加される
ので、転写ニップに転写材が存在しない状態時におい
て、無端状搬送手段が転写電荷印加手段により転写時と
同極性の電荷で帯電される。請求項3記載の発明による
と、転写ニップ位置に転写材が存在しない状態を、画像
形成装置の動作開始後、転写材がニップ位置に到達する
までの期間としているので、無端状搬送手段が転写前に
おいて転写電荷印加手段により転写時と同極性の電荷で
帯電される。請求項4記載の発明によると、転写ニップ
位置に転写材が存在しない状態を、転写材がニップ位置
を通過した後の期間であるとしているので、無端状搬送
手段が転写後において転写電荷印加手段により転写時と
同極性の電荷で帯電される。請求項5記載の発明による
と、転写ニップ位置を通過した後の期間を、転写材が転
写ニップ位置を通過後、無端状搬送手段から分離するま
での期間としているので、無端状搬送手段から転写紙が
分離するまで無端状搬送手段が転写電荷印加手段により
転写時と同極性の電荷で帯電される。請求項6記載の発
明によると、転写ニップ位置を通過した後の期間を、転
写材が転写ニップ位置を通過後、無端状搬送手段と像担
持体が離間するまでの期間としているので、無端状搬送
手段と像担持体とが離間するまで無端状搬送手段が転写
電荷印加手段により転写時と同極性の電荷で帯電され
る。請求項7記載の発明によると、転写ニップ位置に転
写材が存在しない状態を、複数回の画像形成における、
先行する転写材と後続する転写材との間隔でとしている
ので、無端状搬送手段が先行する転写材と後続する転写
材との間隔において転写電荷印加手段により転写時と同
極性の電荷で帯電される。請求項8記載の発明による
と、像担持体と無端状搬送手段との接触と略同時に転写
電荷印加手段から無端状搬送手段へ電荷を付与し、像担
持体と無端状搬送手段との離間と略同時に上記転写電荷
印加手段から無端状搬送手段への電荷を供給を停止して
いるので、像担持体と無端状搬送手段とが接触した時点
から離間するまで無端状搬送手段が転写電荷印加手段に
より電荷供給される。
【0031】請求項9記載の発明によると、制御手段に
よって転写ニップ位置に転写材が存在する転写時と、転
写ニップ位置に転写材が存在しない状態時とで、転写電
荷印加手段からの印加電荷値を切り替えているので、転
写時と転写材が存在しない状態時とにおいて無端状搬送
手段の帯電状態が変化する。
【0032】請求項10の発明によると、トナー像を担
持する像担持体と、中抵抗体であって転写材を坦持する
無端状搬送手段と、像担持体上のトナー像を転写材に転
写するために上記無端状搬送手段に電荷を付与する転写
電荷印加手段とを有する転写搬送装置において、無端状
搬送手段と像担持体とが接触する転写ニップ位置におい
て像担持体上に画像情報のトナー画像が存在しない状態
で、転写電荷印加手段から無端状搬送手段へ転写時と同
極性の電荷を印加する制御手段を備えているので、転写
ニップ位置において像担持体上に画像情報のトナー画像
が存在しない状態であっても無端状搬送手段には転写時
と同極性の電荷を印加される。請求項11記載の発明に
よると、制御手段によって、無端状搬送手段と像担持体
との接触により形成される転写ニップ位置において像担
持体上のトナー像が存在しない状態の時に、駆動手段が
駆動されて像担持体及び無端状搬送手段を所定方向へ移
動し、接離手段が作動されて同無端状搬送手段と像担持
体とが接触し、転写電荷印加手段から無端状搬送手段へ
上記転写時と同極性の電荷が印加されるので、転写ニッ
プ位置において像担持体上のトナー像が存在しない状態
時において、無端状搬送手段が転写電荷印加手段により
転写時と同極性の電荷で帯電される。
【0033】請求項12記載の発明によると、制御手段
によって、設定される画像形成モ−ドに応じ、無端状搬
送手段と像担持体とが接触する転写ニップ位置に転写材
が存在しない状態の時に、転写時と同極性の電荷を転写
電荷印加手段から無端状搬送手段へ印加するので、転写
ニップ位置において像担持体上の転写紙が存在しない状
態時において、無端状搬送手段が転写電荷印加手段によ
り転写時と同極性の電荷で帯電される。
【0034】請求項13記載の発明によると、制御手段
によって、設定される画像形成モ−ドに応じ、無端状搬
送手段と像担持体とが接触する転写ニップ位置において
像担持体上に画像情報のトナ−像が存在しない状態で、
転写時と同極性の電荷を転写電荷印加手段から無端状搬
送手段へ印加するので、転写ニップ位置において像担持
体上に画像情報のトナ−像が存在しない状態において、
無端状搬送手段が転写電荷印加手段により転写時と同極
性の電荷で帯電される。請求項14記載の発明による
と、設定される画像形成モ−ドを、転写材の両面にトナ
−像を形成する両面画像形成モ−ドとしているので、同
両面画像形成モ−ドであって、転写ニップ位置に転写材
が存在しない状態または転写ニップ位置において像担持
体上に画像情報のトナ−像が存在しない状態に、無端状
搬送手段が転写電荷印加手段により転写時と同極性の電
荷で帯電される。請求項15記載の発明によると、転写
ニップ位置に転写材が存在しない状態または転写ニップ
位置において像担持体上に画像情報のトナ−像が存在し
ない状態を、転写材の第1面への転写が終了して転写ニ
ップ位置を通過後、同転写材の第2面への転写のために
転写ニップ位置に到達する迄の期間としているので、第
1面への転写終了後から第2面への転写直前までの間、
無端状搬送手段が転写電荷印加手段により転写時と同極
性の電荷で帯電される。
【0035】請求項16記載の発明によると、無端状搬
送手段と像担持体とが接触する転写ニップ位置に転写材
が存在しない状態で、転写電荷印加手段から無端状搬送
手段へ転写時と同極性の転写電荷を印加し、設定される
画像形成条件に応じて、同転写電荷の印加時間を可変に
切り替える制御手段を有しているので、転写ニップ位置
に転写材が存在しない状態における画像成形条件に応じ
て無端状搬送手段の帯電状態が変化する。
【0036】請求項17記載の発明によると、無端状搬
送手段と像担持体とが接触する転写ニップ位置において
像担持体上に画像情報のトナ−像が存在しない状態で、
転写電荷印加手段から無端状搬送手段へ上記転写時と同
極性の転写電荷を印加し、設定される画像形成条件に応
じて上記転写電荷の印加時間を可変に切り換える制御手
段を有するので、転写ニップ位置に像担持体上に画像情
報のトナ−像が存在しない状態における画像成形条件に
応じて無端状搬送手段の帯電状態が変化する。請求項1
8記載の発明によると、設定される画像形成条件を、画
像形成回数としているので、転写ニップ位置に像担持体
上に画像情報のトナ−像や転写紙が存在しない状態とき
の、転写電荷印加手段から無端状搬送手段への転写時と
同極性の転写電荷が、画像形成回数に応じて無端状搬送
手段の帯電状態が変化する。
【0037】請求項19記載の発明によると、制御手段
により、装置の動作状態に応じ、無端状搬送手段と像担
持体とが接触する転写ニップ位置に転写材が存在しない
状態において、転写時と同極性の転写電荷が転写電荷印
加手段から無端状搬送手段へ印加される。
【0038】請求項20の発明によると、制御手段によ
り、装置の動作状態に応じ、無端状搬送手段と像担持体
とが接触する転写ニップ位置において像担持体上に画像
情報のトナ−像が存在しない状態において、転写時と同
極性の転写電荷が転写電荷印加手段から無端状搬送手段
へ印加される。請求項21記載の発明によると、設定さ
れる装置の動作状態を、転写材の搬送異常状態としてい
るので、無端状搬送手段と像担持体とが接触する転写ニ
ップ位置において像担持体上に画像情報のトナ−像が存
在しない状態で、かつ転写材が搬送異常状態となると、
転写時と同極性の転写電荷が転写電荷印加手段から無端
状搬送手段へ印加される。請求項22記載の発明による
と、転写ニップ位置に転写材が存在しない状態または転
写ニップ位置において像担持体上に画像情報のトナ−像
が存在しない状態を、転写材の搬送異常状態の復旧後の
最初の転写紙またはトナー像が転写ニップ位置に到達す
るまでの期間としているので、復旧後の最初の転写紙ま
たはトナー像が転写ニップ位置に到達するまで、転写時
と同極性の転写電荷が転写電荷印加手段から無端状搬送
手段へ印加される。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1に示す画像形成装置は、駆動手段としてのメイ
ンモータMで矢印a方向に回転駆動される像担持体とし
てのドラム状の感光体1、転写材としての転写紙Pを担
持する無端状搬送手段としての転写ベルト3、感光体1
上のトナー像を転写紙Pに転写するために転写ベルト3
に転写バイアスを付与する転写電荷印加手段としての転
写用直流高圧電源6とバイアス端子7に支持された転写
バイアスローラ8及び制御手段17とを備えている。
【0040】感光体1の周囲には、感光体1の表面を除
電する除電部材としての除電器15、感光体1を帯電さ
せる帯電手段としての図示しない周知のコロナ帯電器ま
たは帯電ローラ(図9参照)、静電潜像を形成する露光
部、静電潜像を現像する現像部としての現像ローラ1
4、及び感光体1上の残留トナーを清掃するクリーニン
グ装置等の周知のプロセスユニットが配置されている。
除電器15としては、周知のクエンチングランプやコロ
ナ放電器が挙げられる。本実施例において感光体1は直
径100mm、線速330mm/secに設定されてい
て、その表面は帯電手段により−800Vに帯電され
る。なお、感光体1としては、ベルト状のものであって
も良い。
【0041】感光体1の下方には、駆動ローラ2aと従
動ローラ2bとに支持張架されると共に所定の抵抗値を
有する転写ベルト3、転写ベルト3を感光体1に対して
接離させるベルト接離手段としての接離レバー4と同レ
バーを駆動するDCソレノイド5、転写用直流高圧電源
6と転写ニップ位置Lの転写ベルト移動方向下流側の転
写ベルト3の内面に接触配置された転写バイアスローラ
8、転写ベルト3を除電し、転写ベルト3を介して帰還
する電流を転写制御板16へフィードバックする接触板
9、転写ベルト3の表面を清掃するクリーニング手段と
してのブレード10、及びブレード10の下方に配置さ
れたトナー回収ローラ11を備える転写搬送装置100
が、感光体1に近接配置されている。
【0042】この転写搬送装置100を構成する部材の
内、DCソレノイド5、転写用直流高圧電源6、ブレー
ド10及びトナー回収ローラ11は、転写搬送装置10
0の図示しないフレームに支持固定されていて、他の部
材は、駆動ローラ2aと従動ローラ2bを支持する側板
101に支持されている。側板101は、駆動ローラ2
aの駆動軸2Aを回動中心としてフレームに揺動自在に
支持されている。
【0043】バイアス端子7は、導電性材料で形成され
ていて、側板101にねじ102で固定されている。バ
イアス端子7の上端には、転写バイアスローラ8が回転
自在に支持され、下端にはDCソレノイド5にリンク結
合された接離レバー4が当接されている。また、同端子
7には、転写制御板16を介して転写用直流高圧電源6
が接続している。転写制御板16は、転写用直流高圧電
源6からの出力電流値と接触板9から帰還するフィード
バック電流値の差分(感光体へ流れる電流値)を一定に
保ち、転写ベルト3に接する転写紙P等の抵抗が異なっ
ても転写ベルト3に一定の電流を流す差分定電流制御を
行っており、ベルト3を−1Kvから−7Kvまでの間
で可変としている。
【0044】転写ベルト3は、JISK6911の測定
法による体積抵抗率が5×106〜108Ωcm、ベルト
表側の表面抵抗率が109〜1012Ω、ベルト内側の表
面抵抗率が107〜109Ωを有する中抵抗体の導電性材
料で形成されていて、ベルト周長を334mmに設定さ
れており、感光体1に対して接離自在に支持されてい
る。すなわち、接離レバー4は、DCソレノイド5のオ
ン、オフに連動してバイアス端子7を上下動するように
構成されており、このバイアス端子7の動作によって側
板101が揺動して転写ベルト3を感光体1に対して接
離するようになっている。DCソレノイド5は、後述す
る転写紙Pの先端が感光体1と転写ベルト3との接触に
よって形成される転写ニップ位置Lの近傍まで搬送され
ると作動するほか、図示しない帯電器が作動される前で
あって、感光体1が未帯電の時に作動する。また、転写
ベルト3は、図示しない駆動連結手段を介してメインモ
ータMによって感光体1と同期して回転駆動される駆動
ローラ2aにより、矢印bで示す反時計方向に線速33
0mm/secで駆動されている。
【0045】導電性材料からなる接触板9は、側板10
1に固定されて接地されており、転写ニップ位置Lの下
方の転写ベルト3の内周面に接触している。接触板9
は、転写ニップ位置Lからローラ2a間に位置する転写
ベルト3の内側に配置しても良く、また、除電手段とし
ては接触板9ではなく、ローラ2a,2bの何れか一方
若しくは両方のローラ2b,2bを除電手段として用い
ても構わない。ブレード10は、ゴムや合成樹脂等の弾
性体から構成されていて転写ベルト3の表面に当接して
おり、ベルト表面に残留する帯電トナーや転写紙Pの紙
屑等を掻き取っている。
【0046】除電ランプ15、DCソレノイド5、メイ
ンモータM及び転写制御板16は、図6に示すように、
入出力装置(I/O)21を介して制御手段17に接続
している。この制御手段17には、入出力装置(I/
O)20を介して、プリント開始指令を発するキースイ
ッチ等を有する操作部18が接続されている。制御手段
17は、周知のマイクロコンピュータから要部を構成さ
れていて、その内部に、CPU23と接続するROM2
2とRAM19を有している。ROM22には、図6に
示す転写制御プログラムIや転写ベルト3の一回転に相
当する時間が記憶されている。図6に示す転写プログラ
ムIは、操作部18から指令信号が発すると、各接続さ
れた部材をオン/オフ制御するものである。
【0047】一方、転写ニップLの上流側(図1におい
て右側)には、図示しないプロセスユニットによって感
光体1上に形成される正極性に帯電される正規帯電トナ
ーで形成される画像の先端位置に合わせて転写紙Pを送
り出すレジストローラ対12と、同ローラ対の上方に位
置し、転写前の感光体1上の電荷を弱める転写前除電ラ
ンプ(PTL)13とが、それぞれ感光体1に近接配置
されている。転写紙Pは、図示しない用紙搬送手段によ
ってレジストローラ対12まで搬送され、同ローラ対1
2に挟持されて待機状態に保持される。
【0048】このような構成の転写搬送装置100を有
する画像形成装置の動作について図4に示すタイムチャ
ート及び図6に示すフローチャートに沿って説明する。
図6に示す操作部18のキースイッチが押されると、図
6のステップS1においてメインモータMと除電ランプ
15が作動し、感光体1と転写ベルト3が回転駆動され
ると共に、感光体1表面が除電(イレース)される。次
にステップS2において、DCソレノイド5が駆動して
転写ベルト3が感光体1に圧接され転写ニップが形成さ
れ、ステップS3で高圧電源6が駆動して転写ベルト3
が転写バイアスローラ8によって−1Kv〜−7Kvの
転写バイアス電圧によってチャージされる。この転写バ
イアスによって転写ベルト3上に残留しているトナーの
内、正規帯電トナーはベルト3上に残り、転写バイアス
と同極性の逆帯電トナーが転写ベルト3から除去され、
転写ベルト3の逆帯電トナーのクリーニングが行なわれ
る。この時、図示しないメインモータによって感光体1
と転写ベルト3はすでに回転している(ステップS4)
ので、転写ベルト3に付着した正規帯電トナーはブレー
ド10によって掻き落とされ、正規帯電トナーのクリー
ニングも同時に行われる。
【0049】このように、図4に符号Aで示す転写ニッ
プ位置Lに転写紙Pやトナー像が存在しない(到達しな
い)状態であるコピー動作開始前の時期に、接離レバー
4を駆動して転写ベルト3を未帯電の感光体1に圧接す
ると同時に転写バイアスローラ8により転写バイアスを
転写ベルト3に印加させて、少なくとも転写ベルト3の
周長分回動させる(同図において、間隔Aの部分)こと
により、転写ベルト3に対して前クリーニングを行なう
ことができる。
【0050】ステップS4において前クリーニングが行
われるとステップS5で図示しない露光部によるスキャ
ンがスタートして現像ローラ14を含むプロセスユニッ
トによって正規帯電トナーによるトナー像が感光体1に
形成され、レジストローラ対12まで給送されて待機し
ていた転写紙Pが、同ローラ対12によって正規帯電ト
ナーによるトナー像の先端位置とタイミングを取られて
送り出される。そして、図2に示すように、転写紙Pが
転写ニップ位置Lに進入すると、既に転写バイアスが印
加されている転写ベルト3によって転写紙Pがマイナス
帯電されて、トナー像の転写が行われる。転写を終えた
転写紙Pは、転写ベルト3に静電的に吸着されつつ矢印
b方向に搬送される。駆動ローラ2aによって反時計方
向に回転している転写ベルト3や同ベルトに吸着された
転写紙Pに印加された転写バイアスは、転写ベルト3の
下流側への移動するに伴いて接触板9により除電され、
一枚目の転写紙Pのコピー動作が終了する。
【0051】次に、ステップS6に進んでコピー中であ
るか否かが判断される。この判断は、操作部18から入
力される画像形成条件としてのコピー枚数によって判断
され、複数枚のコピー指令が入力された場合ではあれ
ば、上述した転写動作が繰返し行われて転写動作終了後
ステップ7に進み、1枚のコピー指令である場合には、
直ちにステップ7に進む。
【0052】コピー指令が複数枚であると、図4に符号
Eで示す先行する転写紙P1への転写動作終了後から後
続する転写紙P2の転写動作開始までの間隔(紙間)が
発生する。この紙間Eにおいては、転写ベルト3と感光
体1との間には、未だ後続の転写紙P2が供給されてい
ないので、転写ベルト3と感光体1とが直に接触状態と
なる。このような状況になると感光体1に付着した正帯
電トナーや逆帯電トナーが、感光体1と転写ベルト3と
の接触及び回転動作により、物理的に転写ベルト3に擦
り付けられてしまう。しかし、転写ベルト1は、転写バ
イアスが印加されているので、紙間Eにおいては、逆帯
電トナーが転写ベルト3上から反発して飛ばされ、転写
ベルト3のクリーニングが行われる。
【0053】この紙間Eにおいて、特開平3−6997
8号公報に記載の如く転写バイアスの極性を、例えば
(−)から(+)に変化させた場合、正帯電トナーが反
発して同トナーによる転写ベルト3の汚れを取り去るこ
とはできるが、逆帯電トナーが転写ベルト3に付着する
ことになる。しかし、本実施例の場合、転写紙がA4サ
イズで横搬送された場合、紙間Eの時間は約0.5se
cとなるので、この時間内でのバイアス切替には無理が
ある。仮に、バイアス切替を行った場合であっても電圧
の断ち上り時間などで理想的な転写バイアス印加を転写
ベルト3に直ぐに与えることが難かしく、転写不良とな
ってしまう。また、理想的な転写バイアスを印加できた
場合であっても、転写ベルト3に静電的に付着した逆帯
電トナーが、転写ベルト3と転写紙Pとの剥離時におい
て、転写紙Pの裏面に転写してしまう。このように、転
写バイアスを用いて転写ローラのクリーニングをする技
術を単に転写ベルト3に適用した場合、様々な問題点が
発生してしまう。
【0054】コピー動作が終了すると、ステップS7に
おいて高圧電源6がオフして転写ベルト3へのバイアス
印加がなくなり、ステップS8でDCソレノイド5がオ
フして転写ベルト3と感光体1との接触が解除される。
転写ベルト3と感光体1の接触が解除されると、ステッ
プS9においてメインモータが停止して転写ベルト3及
び感光体1の回転が停止し、ステップS10で除電ラン
プ15がオフされる。
【0055】このように、転写紙Pやトナー像が転写ニ
ップ位置Lに存在しないコピー動作終了後に転写ベルト
3を感光体1から直ちに離して転写バイアスをオフする
のではなく、図4に符号Dで示すように一定時間断って
から接離レバー4により転写ベルト3を感光体1から解
除し、その時点、若しくはその近傍まで転写ベルト3に
転写バイアスを印加することで、コピー動作終了後まで
転写バイアスを転写ベルトに供給することができる。よ
って、逆帯電トナーの存在が合ったとしても転写ベルト
3には静電的に吸着されず、また、擦れなどによって転
写ベルト3や感光体1に逆帯電トナーの付着した場合で
あっても、同トナーが感光体1及び転写ベルト3から反
発されてクリーニングされる。
【0056】このように、第1実施例においては、感光
体1と転写ベルト1が互いに接触状態にある期間におい
て、常時、転写バイアスを転写ベルト3に供給するの
で、転写ベルト3には、正帯電トナーは付着されるも、
感光体1からの逆帯電トナーの付着を防止することがで
きる。また、転写ベルト3に静電的に付着する正帯電ト
ナーは、ブレード10で掻き落とされるので、正帯電ト
ナーによる裏汚れを防止できる。仮に、ブレード10に
よって掻き落としきれないでベルト3に正帯電トナーが
残った場合であっても、その量は少なく、感光体1と転
写ベルト3が離間するまで転写ベルト3には転写バイア
スが供給されるので、残った正帯電トナーは静電的に転
写ベルト3に保持され、転写紙Pに対する裏移りを防止
できる。
【0057】また、図4に示す符号Bで示す感光体1や
転写ベルト3の駆動を停止する前(間隔中)に、感光体
1上にあるクエンチングランプやコロナ放電器等の除電
器15を作動することにより、感光体1の帯電された部
分を完全に除電し、その後、感光体1を停止する。これ
により、感光体1上には、転写ベルト3により電荷が帯
電された部分が残らないため、同ドラム1が慣性により
現像ローラ14上を通過しても残留電位に対するトナー
の付着がなく、残留電位に付着して形成される正帯電ト
ナーによる黒帯の形成が抑制される。
【0058】(第2実施例) 担持 第2実施例は、第1実施例において1回転させていた転
写ベルト3の動作を省略し、かつ、転写ニップ位置Lへ
の転写紙Pの有無をパラメータとした実施例である。第
2実施例は、図7に示す転写制御プログラム以外の構成
を第1実施例と同一構成としているので、同一作用をす
る部材には、第1実施例で用いた符合と同一符合をふ
し、その説明は省略する。
【0059】図7に示す転写制御プログラムIIは、図
5に示す制御手段17のROM22に記憶されていて、
操作部18のキースイッチが操作されると作動するよう
になっている。ROM22はCPU23に接続してい
て、転写紙Pのサイズや複写倍列に対応した先行する転
写紙P1と後続の転写紙P2との紙間データと、転写ベ
ルトから分離するまでの分離距離データに相当する時間
が設定されており、操作部18のキースイッチが操作さ
れると、内蔵したタイマがカウントするようになってい
る。また、第2実施例では、操作部18のキースイッチ
が装置されると図示しない露光手段が作動して図示しな
い原稿をスキャンするようになっている。
【0060】第2実施例の動作を図7に示すフローチャ
ート及び図8に示す各部のタイミングチャートに沿って
説明する。図6に示す操作部18のキースイッチが押さ
れると、図7のステップT1においてメインモータMと
除電ランプ15が作動し、図8に示すように感光体1と
転写ベルト3が同時に回転駆動されると共に、感光体1
表面が除電(イレース)され、さらに、原稿のスキャン
が開始され、感光体にトナー像が形成される。この時点
において制御手段17において時間がカウントされる。
【0061】ステップT2において、DCソレノイド5
が駆動して転写ベルト3が感光体1に圧接され転写ニッ
プLが形成され、ステップT3で高圧電源6が駆動して
転写ベルト3が−1Kv〜−7Kvの転写バイアス電圧
によってチャージされる。すると、図8に符合Iで示す
トナー像が転写ニップLに存在しない転写前において、
転写バイアスによって転写ベルト3上に残留しているト
ナーの内、正帯電トナーは転写ベルト3上に静電的に吸
着され、転写バイアスと同極性の逆帯電トナーが転写ベ
ルト3から除去され、転写ベルト3の逆帯電トナーのク
リーニングが転写紙Pが転写前に行なわれる。この時、
メインモータMによって感光体1と転写ベルト3はすで
に回転しているので、転写ベルト3に付着した正規帯電
トナーは図1に示すブレード10によって掻き落とさ
れ、正規帯電トナーのクリーニングも転写前に逆帯電ト
ナーのクリーニングと同時に行われる。
【0062】転写紙Pが転写ニップ位置に到達すると、
ステップT4において、コピー中か否かが操作部18か
ら入力される画像形成条件としてのコピー枚数によって
判断される。複数枚のコピー指令が入力された場合では
あれば、上述した転写動作が繰返し行われて転写動作終
了後ステップT5に進み、1枚のコピー指令である場合
には、直ちにT5に進む。コピー枚数が一枚であると、
ステップT5において制御手段17が1枚の転写紙の分
離離距離データに相当する時間をカウントし、そのカウ
ントに達すると、転写ベルト3から転写紙Pが分離した
と判断してステップT6に進んで高圧電源6をオフし、
転写ベルト3に対する転写バイアスの供給を停止する。
【0063】コピー指令が複数枚であると、図8に示す
最後続の転写紙P3までの分離時間をカウントし、同カ
ウントに達すると最後続の転写紙P3が転写ベルト3ら
分離したと判断してステップT6に進んで高圧電源6を
オフし、転写ベルト3に対する転写バイアスの供給を停
止する。
【0064】ステップT6で高圧電源6がオフされる
と、ステップT7,T8,T9と進んで、DCソレノイ
ド5がオフされて感光体1と転写ベルト3の当接が解除
され、メインモータMがオフされて感光体1と転写ベル
ト3の駆動回転移動が停止した後に、除電ランプ15が
オフされる。
【0065】図8において、符合Jは、先行する転写紙
P1と後続する転写紙P2の転写動作開始までの間隔で
ある紙間が示しいるが、この紙間Jにおいては、転写ベ
ルト3と感光体1と直に接触状態となる。このような状
況になると感光体1に付着した正帯電トナーや逆帯電ト
ナーが、感光体1と転写ベルト3との接触及び回転動作
により、物理的に転写ベルト3に擦り付けられてしま
う。しかし、転写ベルト3には、転写バイアスが印加さ
れているので、紙間Jにおいては、逆帯電トナーが転写
ベルト3上から反発して飛ばされ、転写ベルト3のクリ
ーニングが行われる。
【0066】このように、転写ベルト3を感光体1に直
接当接させ、転写ベルトに転写バイアスを供給し続ける
タイミングを、図8にIで示すコピー動作開始時におけ
る転写紙Pあるいはトナー像が転写ニップ位置Lに到達
するまでの転写前時期に行うことで、転写ベルト3への
逆帯電トナーの直接接触による転写ベルト3の汚れを防
止できると共に転写ベルトの汚れによる転写紙Pの裏汚
れ和防止できる。
【0067】また、転写ベルト3に感光体1が直接接触
した状態であって、コピー動作終了時した最後続の転写
紙P3が転写ニップ位置を通過するまで、転写ベルト3
に転写バイアスを印加することで、図8に符合Kで示す
領域における転写ベルト3へのトナーの付着を防止でき
る。
【0068】また、転写ベルト3への転写バイアス時場
合図8に符合Jで示す転写紙Pやトナー像が転写ニップ
Lを通過した状態である紙間においても転写ベルト3に
転写バイアスを供給しているので、紙間Jにおける転写
ベルト3への転写バイアスと同極性のトナーの付着を防
止できる。
【0069】転写ベルト3の感光体1との接触と略同時
に転写ベルト3に転写バイアスを供給し、転写ベルト3
が感光体1から離間する時に転写ベルト3への転写バイ
アスの供給を停止するので、図8に示す転写前I、紙間
J及び転写終了後Kにおける感光体1と転写ベルト3と
の接触状態においても、転写ベルト3に対する転写バイ
アスと同極性のトナーの付着を防止できる。なわ、図8
における間隔Hは、DCソレノイド5が起動するまでに
要する時間で、間隔Gは転写バイアスの停止に要する時
間を示し、ここでは、0と見做している。
【0070】本実施例では、転写ベルト3は、線速33
0mm/secに設定されているので、毎分A4の転写
紙Pをた対に配置し55枚採るようになっているために
は、紙間Jは、約150mm必要となり、時間でに換算
すると0.45mm/secとなる一方、転写ニップ位
置に転写紙Pやトナー像が存在しない状態としては、転
写紙Pの搬送異常としての転写紙Pのジャムが考えられ
る。このようなジャムや、ジャムの回復動作時を考慮し
て場合、制御手段17にジャムリカバーモードを設定す
る。このジャムリカバーモードには、転写紙Pが搬送さ
れてから転写ニップ位置L間で到達する時間や、上述し
たベルト分離時間での時間が、転写紙Pkサイズや方
向、コピー枚数などによって設定されていて、各設定時
間になっても転写紙Pの搬送が検知されないとジャムと
判断すると共に、ジャムリカバー時において、転写ベル
ト3を感光体1に直接接触させ転写ベルト3に転写バイ
アスを転写バイアスローラ8で供給する図8に符合Iで
示す転写前状態で行われるようになっている。
【0071】符合Iで示す転写前間隔は、可能ならば転
写ベルト1周異常の時間を保持できることが望ましい
が、実際には、最初の先行する転写紙P1に対する転写
が優先されるので、設定可能な範囲内で長く設定する。
本実施例では、転写ベルト3が線速330mm/sec
に設定され、ベルト周長が334mmに設定されている
ので、転写ベルト3が1周するのに約1秒かかるので、
少なくとも転写前間隔Iは1秒以上に設定することが望
ましい。
【0072】とろこで、図8に符合J示す紙隔Jは、コ
ピー枚数が増える程に多くなり、感光体1と転写ベルト
3とが接触する時間か長くなる。すると、感光体1から
転写ベルト3へのトナーの付着量が追える傾向となる。
そこで、制御手段17に転写バイアス延長モードを設け
る。この転写バイアス延長モードには、一定のコピー枚
数が設定されてると共に、コピー枚数をカウントしてい
て、この一定のコピー枚数になると転写ベルト3に対す
る転写バイアス時間を延長するようにDCソレノイド5
のオフ時期を延長するようになっている。例えば、設定
枚数になるまでの転写バイアス供給時間をベルト1周分
に設定した場合、延長モードじにおける転写バイアス供
給時間はベルト2周分に設定する。このように、図8に
符合Kで示すコピー終了後の時間(間隔)を長くするこ
とで、転写ベルト3に供給する転写バイアスの時間が延
長され、それだけ長く転写バイアスと同極性のトナーの
転写ベルトへの付着を防止できる。
【0073】上述してきた実施例は、主に片面コピーの
場合を主眼として説明したが、画像形成モードとしては
両面画像形成モードを有する画像形成装置もある。この
ような両面画像形成モードを有する画像形成装置では、
制御手段17によって転写ベルト3を感光体1に直接接
触させて同転写ベルト3に転写バイアスを付与する時間
を、両面画像形成モード時における再給紙開始時の転写
紙Pが、転写位置に到達するまでの時間内に行うよう
に、図8に符合Iて示す転写前時期に行われるように設
定されている。片面への転写が終了すた転写紙Pは、図
示しない保持トレイに保持され、図示しない原稿の裏面
に対するトナー画像が感光体1上に形成されると、図1
に示すレジストローラ対12によって転写ニップ位置L
に向かって搬送される。
【0074】従って、片面転写を終えた転写紙Pが裏面
複写において転写ニップ位置まで到達する時間は、転写
紙Pの片面時に対する図示しない給紙カセットから転写
ニップ位置までの時間よりも短くなるので、両面画像形
成モード時における複写時間の短縮を図りつつ感光体1
から転写ベルト3へのトナーの付着を低減される。
【0075】なお、画像形成モードとしては、両面モー
ドの他、転写紙Pの同一面への複数転写等の合成画像形
成モードでも良い。
【0076】つぎに、転写ニップ位置Lに転写紙Pやト
ナー像が存在する画像転写時と、転写紙Pやトナー像が
転写ニップ位置Lに存在しない状態とで、転写ベルト3
へ付与する転写バイアスの印加電荷値を切替ることが実
施例について説明する。
【0077】具体的には、転写ベルト3に付与する転写
バイアスは、定電流制御の場合、−1kvから−7kvの範
囲で可変するように制御されているので、転写ニップ位
置Lに転写紙Pやトナー像が存在する転写時には、−1
kvから−7kvの範囲で可変させ、転写ニップ位置Lに転
写紙Pやトナー像が存在しない非通紙時において、転写
ベルト3に付与する転写バイアスは−1kvの定電圧であ
っても良い。
【0078】なぜなら、非通紙時は、感光体1電位が0
vであるので、転写バイアスを通紙時のように高くする
必要がなく、感光体1の表面電位よりもマイナス側に幾
分大きく設定するだけでも転写バイアスの量を変化させ
ることで、非通紙時における感光体1に付着した逆帯電
トナーの転写ベルト3への付着を防止できると共に、転
写ベルト3と転写紙Pとの分離時に発生する剥離放電に
よるオゾンの発生及びリークなどの発生を低下させるこ
とができる。
【0079】なお、上述してきた実施例では像担持体を
ドラム状やベルト状の感光体1として説明したが、これ
に限定されるものではなく、例えば、カラー画像形成の
際に感光体から複数の色トナーを一旦、順次重ねて転
写、担持体し、その後、各色トナーで形成されたカラー
トナー像を転写する無端状の中間転写体であってもよい
よい。中間転写体としては、ベルトあるいはドラム形状
のものが挙げられる。
【0080】転写電荷印加手段として転写バイアスロー
ラ8を用いているが、この他に、ブラシやブレード等の
接触電極や、あるいは、チャージャ等の非接触電極であ
っても良い。転写電荷印加手段による転写ベルト3に付
与される転写バイアス極性は、ここではマイナスとされ
ているが、作像プロセスや感光体1の帯電極性に応じて
プラス極性として構わない。
【0081】さらに、上述した実施例における作像プロ
セスは、感光体1の帯電極性とトナーの帯電極性が逆特
性となる所謂ポジ−ポジであるが、感光体1の帯電極性
とトナーの帯電極性とが同極性のネガ−ポジの作像プロ
セスであっても良い。本実施例で転写ベルト3に付与さ
れる転写バイアスは、転写時に必要な電流を一定にする
差分定電流制御方式を採用しているが、転写に必要な電
圧を一定にする定電圧制御方式を採用しても勿論構わな
い。また、差分定電流制御を行う制御手段17は、転写
制御板16と一体とした構成であっても良い。
【0082】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、転写ニッ
プ位置に転写材が存在しない状態であっても無端状搬送
手段には制御手段により転写時と同極性の電荷を印加さ
れることで、無端状搬送手段が常に転写時と同極性の電
荷により帯電され、転写バイアスと同極性のトナーの無
端状搬送手段への付着が防止できる。
【0083】請求項2記載の発明によれば、無端状搬送
手段と像担持体との接触により形成される転写ニップ位
置に転写材が存在しない状態時において、無端状搬送手
段が転写電荷印加手段により転写時と同極性の電荷で帯
電されるので、転写バイアスと同極性のトナーの無端状
搬送手段への付着が防止できる。
【0084】請求項3記載の発明によれば、転写ニップ
位置に転写材が存在しない状態を、画像形成装置の動作
開始後、転写材がニップ位置に到達するまでの期間とす
ることで、無端状搬送手段が転写前において転写電荷印
加手段により転写時と同極性の電荷で帯電され、転写前
の無端状搬送手段に対する転写バイアスと同極性のトナ
ーの付着が防止できる。
【0085】請求項4記載の発明によれば、転写ニップ
位置に転写材が存在しない状態を、転写材が転写ニップ
位置を通過した後の期間であるとすることで、無端状搬
送手段が転写材の転写ニップ位置通過後において転写電
荷印加手段により転写時と同極性の電荷で帯電され、通
過後の無端状搬送手段に対する転写バイアスと同極性の
トナーの付着が防止できる。
【0086】請求項5記載の発明によれば、転写ニップ
位置を通過した後の期間を、転写材が転写ニップ位置を
通過後、無端状搬送手段から分離するまでの期間とする
ことで、無端状搬送手段から転写紙が分離するまで無端
状搬送手段が転写電荷印加手段により転写時と同極性の
電荷で帯電され、転写紙が転写ベルトから分離するま
で、転写バイアスと同極性のトナーのベルトに対する付
着が防止できる。
【0087】請求項6記載の発明によれば、転写ニップ
位置を通過した後の期間を、転写材が転写ニップ位置を
通過後、無端状搬送手段と像担持体が離間するまでの期
間とすることで、無端状搬送手段と像担持体とが離間す
るまで無端状搬送手段が転写電荷印加手段により転写時
と同極性の電荷で帯電されるので、転写バイアスと同極
性のトナーの無端状搬送手段への付着が、同無端状搬送
手段が像担持体から離間するまで防止できる。
【0088】請求項7記載の発明によれば、転写ニップ
位置に転写材が存在しない状態を、複数回の画像形成に
おける、先行する転写材と後続する転写材との間隔とす
ることで、無端状搬送手段が先行する転写材と後続する
転写材との間隔において転写電荷印加手段により転写時
と同極性の電荷で帯電されるので、先行する転写材と後
続する転写材との間隔における転写バイアスと同極性の
トナーの無端状搬送手段への付着が防止される。
【0089】請求項8記載の発明によれば、像担持体と
無端状搬送手段との接触と略同時に転写電荷印加手段か
ら無端状搬送手段へ電荷を付与し、像担持体と無端状搬
送手段との離間と略同時に上記転写電荷印加手段から無
端状搬送手段への電荷を供給を停止することで、像担持
体と無端状搬送手段とが接触した時点から離間するまで
無端状搬送手段が転写電荷印加手段により電荷供給さ
れ、像担持体と無端状搬送手段との接触状態時における
無端状搬送手段への転写バイアスと同極性のトナーの付
着が防止できる。
【0090】請求項9記載の発明によれば、転写ニップ
位置に転写材が存在する転写時と、転写ニップ位置に転
写材が存在しない状態とで、転写電荷印加手段からの印
加電荷値を切り替えることで、転写時と転写材が存在し
ない状態時とにおいて無端状搬送手段の帯電状態が変化
し、転写ニップ位置に転写材が存在しない状態時におけ
る像担持体に付着した転写バイアスと同極性のトナー
の、無端状搬送手段へのへの付着を防止できると共に、
無端状搬送手段と転写材との分離時に発生する剥離放電
によるオゾンの発生及びリークなどの発生を低下させる
ことができる。
【0091】請求項10の発明によれば、転写ニップ位
置において像担持体上に画像情報のトナー画像が存在し
ない状態であっても無端状搬送手段には転写時と同極性
の電荷を印加されるので、無端状搬送手段に対する転写
バイアスと同極性のトナーの付着が防止できる。
【0092】請求項11記載の発明によれば、転写ニッ
プ位置において像担持体上のトナー像が存在しない状態
時において、無端状搬送手段が転写電荷印加手段により
転写時と同極性の電荷で帯電されるので、転写ニップ位
置に像担持体上のトナー像が存在しない状態時における
無端状搬送手段に対する転写バイアスと同極性のトナー
の付着が防止できる。
【0093】請求項12,13記載の発明によれば、設
定される画像形成モードに応じて、転写ニップ位置に転
写紙または像担持体上に画像情報のトナ−像が存在しな
い状態時の画像形成モードに応じて、無端状搬送手段が
転写電荷印加手段により転写時と同極性の電荷で帯電さ
れるので、少なくとも転写ニップ位置に転写紙あるいは
トナー像が存在しない時の画像形成モードの状態に応じ
て無端状搬送手段に対する転写バイアスと同極性のトナ
ーの付着が防止できる。
【0094】請求項14記載の発明によれば、設定され
る画像形成モ−ドを、転写材の両面にトナ−像を形成す
る両面画像形成モ−ドとするので、同両面画像形成モ−
ドであって、転写ニップ位置に転写材またはトナ−像が
存在しない状態時において、無端状搬送手段が転写電荷
印加手段により転写時と同極性の電荷で帯電されるの
で、両面画像形成モ−ド時における無端状搬送手段に対
する転写バイアスと同極性のトナーの付着が防止でき
る。
【0095】請求項15記載の発明によれば、転写ニッ
プ位置に転写材が存在しない状態または転写ニップ位置
において像担持体上トナ−像が存在しない状態を、転写
材の第1面への転写が終了して転写ニップ位置を通過
後、同転写材の第2面への転写のために転写ニップ位置
に到達する迄の期間としているので、第1面への転写終
了後から第2面への転写直前までの間に無端状搬送手段
が転写電荷印加手段により転写時と同極性の電荷で帯電
され、同期間における無端状搬送手段への転写バイアス
と同極性のトナーの付着が防止できる。
【0096】請求項16,17記載の発明によれば、制
御手段によって転写ニップ位置に転写材または像担持体
の上トナ−像が存在しない状態における画像成形条件に
応じて無端状搬送手段の帯電状態が変化するので、画像
成形条件に応じて無端状搬送手段に対する転写バイアス
と同極性のトナーの付着が防止できる。
【0097】請求項18記載の発明によれば、設定され
る画像形成条件を、画像形成回数とするこで、転写ニッ
プ位置に像担持体上に画像情報のトナ−像や転写紙が存
在しない状態ときの、転写電荷印加手段から無端状搬送
手段への転写時と同極性の転写電荷が、画像形成回数に
応じて無端状搬送手段の帯電状態が変化し、画像形成回
数に応じて無端状搬送手段への転写バイアスと同極性の
トナーの付着が防止できる。
【0098】請求項19,20記載の発明によれば、転
写ニップ位置に転写材または像担持体のトナー像が存在
しない状態及び装置の動作状態に応じ、転写時と同極性
の転写電荷が転写電荷印加手段から無端状搬送手段へ印
加されので、転写ニップ位置に転写材あるいはトナー像
が存在しない時の装置の動作状態に応じて無端状搬送手
段に対する転写バイアスと同極性のトナーの付着が防止
できる。
【0099】請求項21記載の発明によれば、無端状搬
送手段と像担持体とが接触する転写ニップ位置において
像担持体上にトナ−像が存在しない状態で、かつ転写材
が搬送異常状態となると、転写時と同極性の転写電荷が
転写電荷印加手段から無端状搬送手段へ印加され、搬送
異常状態時における転写バイアスと同極性のトナーの転
写電荷印加手段に対する付着が防止できる。
【0100】請求項22記載の発明によると、転写材の
搬送異常状態の復旧後の最初の転写紙または像担持体上
のトナー像が転写ニップ位置に到達するまで、転写時と
同極性の転写電荷が転写電荷印加手段から無端状搬送手
段へ印加されるので、上記最初の転写紙または像担持体
上のトナー像が転写ニップ位置に到達するまで転写バイ
アスと同極性のトナーの無端状搬送手段への付着が防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像形成装置の概略構
成図である。
【図2】転写動作時の帯電状態を示す説明図である。
【図3】転写ベルトヘの転写バイアス印加状態を示す説
明図である。
【図4】転写動作とその前後区間の各ユニットの駆動を
示すタイムチャートである。
【図5】制御手段の構成示すブロック図である。
【図6】転写制御プログラムIのフローチャートであ
る。
【図7】転写制御プログラムIIのフローチャートであ
る。
【図8】転写動作とその前後区間における各部の別対応
の駆動を示すタイムチャートである。
【図9】逆帯電トナーの形成プロセスを説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 像担持体 2a 駆動ローラ 2b 従動ローラ 3 無端状搬送手段 4 接離レバー 5 DCソレノイド 4,5 接離手段 6 転写用直流高圧電源 7 バイアス端子 8 転写バイアスローラ 6,7,8 転写電荷印加手段 9 除電手段(接触板) 10 クリーニング手段(ブレード) 17 制御手段 100 転写搬送装置 L 転写ニップ M 駆動手段 P 転写紙 P1 先行転写紙 P2 後続転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近者 将国 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像を担持する像担持体と、中抵抗体
    であって転写材を担持する無端状搬送手段と、上記像担
    持体上のトナー像を転写材に転写するために上記無端状
    搬送手段に電荷を付与する転写電荷印加手段とを有する
    転写搬送装置において、 上記無端状搬送手段と上記像担持体とが接触する転写ニ
    ップ位置に転写材が存在しない状態で、上記転写電荷印
    加手段から無端状搬送手段へ転写時と同極性の電荷を印
    加する制御手段を具備することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】上記像担持体及び上記無端状搬送手段を所
    定方向へ移動させる駆動手段と、 上記像担持体及び上記無端状搬送手段とを接離自在と
    し、無端状搬送手段と像担持体との接触により転写ニッ
    プを形成する接離手段と、 上記転写ニップの形成位置に転写材が存在しない状態
    で、上記接離手段の作動により上記無端状搬送手段と像
    担持体とを接触させ、上記駆動手段を作動して上記像担
    持体及び上記無端状搬送手段を所定方向に移動させ、上
    記転写電荷印加手段から上記無端状搬送手段へ上記転写
    時と同極性の電荷を印加させる制御手段とを有する請求
    項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記転写ニップ位置に転写材が存在しない
    状態とは、 画像形成動作開始後、上記転写材が上記ニップ位置に到
    達するまでの期間であることを特徴とする請求項1また
    は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記転写ニップ位置に転写材が存在しない
    状態とは、 転写材が上記ニップ位置を通過した後の期間であること
    を特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記転写ニップ位置を通過した後の期間と
    は、 転写材が上記転写ニップ位置を通過後、上記無端状搬送
    手段から分離するまでの期間であることを特徴とする請
    求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】上記転写ニップ位置を通過した後の期間と
    は、 転写材が上記転写ニップ位置を通過後、上記無端状搬送
    手段と像担持体が離間までの期間であることを特徴とす
    る請求項4記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】上記転写ニップ位置に転写材が存在しない
    状態とは、 複数回の画像形成における、先行する転写材と後続する
    転写材との間隔であることを特徴とする請求項1または
    2記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】上記像担持体と上記無端状搬送手段との接
    触と略同時に転写電荷印加手段から無端状搬送手段へ電
    荷を付与し、上記像担持体と上記無端状搬送手段との離
    間と略同時に上記転写電荷印加手段から無端状搬送手段
    への電荷供給を停止する請求項1または2記載の画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】転写ニップ位置に転写材が存在する転写時
    と、同転写ニップ位置に転写材が存在しない時とで、上
    記転写電荷印加手段からの印加電荷値を切り替えること
    を特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】トナー像を担持する像担持体と、中抵抗
    体であって転写材を担持する無端状搬送手段と、上記像
    担持体上のトナー像を転写材に転写するために上記無端
    状搬送手段に電荷を付与する転写電荷印加手段とを有す
    る転写搬送装置において、 上記無端状搬送手段と上記像担持体との接触により形成
    される転写ニップ位置において像担持体上に画像情報の
    トナー像が存在しない状態で、上記接離手段の作動によ
    り無端状搬送手段と像担持体とを接触させ、上記駆動手
    段により上記像担持体及び上記無端状搬送手段を所定方
    向へ移動させ、上記転写時と同極性の電荷を転写電荷印
    加手段から無端状搬送手段へ印加する制御手段を有する
    ことを特徴画像形成装置。
  11. 【請求項11】上記像担持体及び上記無端状搬送手段を
    所定方向へ移動させる駆動手段と、 上記無端状搬送手段と上記像担持体とを接離自在に支持
    し、同無端状搬送手段と像担持体との接触により転写ニ
    ップを形成する接離手段と、 上記無端状搬送手段と像担持体との接触により形成され
    る転写ニップ位置において像担持体上に画像情報のトナ
    ー像をが存在しない状態で、上記接離手段の作動により
    無端状搬送手段と像担持体とを接触させ、上記駆動手段
    により上記像担持体及び上記無端状搬送手段を所定方向
    へ移動させ、転写電荷印加手段から無端状搬送手段へ上
    記転写時と同極性の電荷を印加する制御手段とを有する
    ことを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】トナー像を担持する像担持体と、中抵抗
    体であって転写材を担持する無端状搬送手段と、上記像
    担持体上のトナー像を転写材に転写するために上記無端
    状搬送手段に電荷を付与する転写電荷印加手段とを有す
    る転写搬送装置において、 設定される画像形成モ−ドに応じ、上記無端状搬送手段
    と像担持体との接触により形成される転写ニップ位置に
    転写材が存在しない状態で、上記転写時と同極性の電荷
    を転写電荷印加手段から無端状搬送手段へ印加する制御
    手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】トナー像を担持する像担持体と、中抵抗
    体であって転写材を担持する無端状搬送手段と、上記像
    担持体上のトナー像を転写材に転写するために上記無端
    状搬送手段に電荷を付与する転写電荷印加手段とを有す
    る転写搬送装置において、 設定される画像形成モ−ドに応じ、上記無端状搬送手段
    と像担持体との接触により形成される転写ニップ位置に
    おいて像担持体上に画像情報のトナ−像が存在しない状
    態で、上記転写時と同極性の電荷を転写電荷印加手段か
    ら無端状搬送手段へ印加する制御手段を有することを特
    徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】上記設定される画像形成モ−ドとは、転
    写材の両面にトナ−像を形成する両面画像形成モ−ドで
    あることを特徴とする請求項12または13に記載の画
    像形成装置。
  15. 【請求項15】上記転写ニップ位置に転写材が存在しな
    い状態または上記転写ニップ位置において像担持体上に
    画像情報のトナ−像が存在しない状態とは、転写材の第
    1面への転写が終了して上記転写ニップ位置を通過後、
    同転写材の第2面への転写のために上記転写ニップ位置
    に到達するまでの期間であることを特徴とする請求項1
    2または13に記載の画面形成装置。
  16. 【請求項16】トナー像を担持する像担持体と、中抵抗
    体であって転写材を担持する無端状搬送手段と、上記像
    担持体上のトナー像を転写材に転写するために上記無端
    状搬送手段に電荷を付与する転写電荷印加手段とを有す
    る転写搬送装置において、 上記無端状搬送手段と像担持体との接触により形成され
    る転写ニップ位置に転写材が存在しない状態で、転写電
    荷印加手段から無端状搬送手段へ上記転写時と同極性の
    転写電荷を印加し、設定される画像形成条件に応じて、
    上記転写電荷の印加時間を可変に切り替える制御手段を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】トナー像を担持する像担持体と、中抵抗
    体であって転写材を担持する無端状搬送手段と、上記像
    担持体上のトナー像を転写材に転写するために上記無端
    状搬送手段に電荷を付与する転写電荷印加手段とを有す
    る転写搬送装置において、 上記無端状搬送手段と像担持体との接触により形成され
    る転写ニップ位置において像担持体上に画像情報のトナ
    −像が存在しない状態で、転写電荷印加手段から無端状
    搬送手段へ上記転写時と同極性の転写電荷を印加し、設
    定される画像形成条件に応じて上記転写電荷の印加時間
    を可変に切り換える制御手段を有することを特徴とする
    画像形成装置。
  18. 【請求項18】上記設定される画像形成条件とは、画像
    形成回数であることを特徴とする請求項16または17
    に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】トナー像を担持する像担持体と、中抵抗
    体であって転写材を担持する無端状搬送手段と、上記像
    担持体上のトナー像を転写材に転写するために上記無端
    状搬送手段に電荷を付与する転写電荷印加手段とを有す
    る転写搬送装置において、 装置の動作状態に応じて、上記無端状搬送手段と像担持
    体との接触により形成される転写ニップ位置に転写材が
    存在しない状態で、上記転写時と同極性の転写電荷を転
    写電荷印加手段から無端状搬送手段へ印加させる制御手
    段を有することを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】トナー像を担持する像担持体と、中抵抗
    体であって転写材を担持する無端状搬送手段と、上記像
    担持体上のトナー像を転写材に転写するために上記無端
    状搬送手段に電荷を付与する転写電荷印加手段とを有す
    る転写搬送装置において、 装置の動作状態に応じ、上記無端状搬送手段と像担持体
    との接触により形成される転写ニップ位置において像担
    持体上に画像情報のトナ−像が存在しない状態で、上記
    転写時と同極性の転写電荷を転写電荷印加手段から無端
    状搬送手段へ印加させる制御手段を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  21. 【請求項21】上記設定される装置の動作状態とは、転
    写材の搬送異常状態であることを特徴とする請求項19
    または20に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】上記転写ニップ位置に転写材が存在しな
    い状態または上記転写ニップ位置において像担持体上に
    画像情報のトナ−像が存在しない状態とは、転写材の搬
    送異常状態の復旧後、最初の上記転写紙またはトナー像
    が上記転写ニップ位置に到達するまでの期間であること
    を特徴とする請求項19または20に記載の画像形成装
    置。
JP6328848A 1994-01-19 1994-12-28 画像形成装置 Pending JPH07248693A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6328848A JPH07248693A (ja) 1994-01-19 1994-12-28 画像形成装置
US08/373,428 US5559590A (en) 1994-01-19 1995-01-17 Image forming apparatus which cleans a transfer belt by applying a bias voltage
DE19501544A DE19501544C2 (de) 1994-01-19 1995-01-19 Bilderzeugungseinrichtung

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP399294 1994-01-19
JP6-3992 1994-01-19
JP6328848A JPH07248693A (ja) 1994-01-19 1994-12-28 画像形成装置

Related Child Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003041553A Division JP2003248389A (ja) 1994-01-19 2003-02-19 画像形成装置
JP2003041559A Division JP2003248380A (ja) 1994-01-19 2003-02-19 画像形成装置
JP2003041564A Division JP2003248381A (ja) 1994-01-19 2003-02-19 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07248693A true JPH07248693A (ja) 1995-09-26

Family

ID=26337686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6328848A Pending JPH07248693A (ja) 1994-01-19 1994-12-28 画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5559590A (ja)
JP (1) JPH07248693A (ja)
DE (1) DE19501544C2 (ja)

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08328401A (ja) * 1995-05-26 1996-12-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP3455347B2 (ja) * 1995-07-03 2003-10-14 株式会社リコー 転写分離装置
JP3410275B2 (ja) * 1996-02-01 2003-05-26 株式会社リコー 画像形成装置
JP3450630B2 (ja) * 1997-02-27 2003-09-29 株式会社リコー 画像形成装置
US5923936A (en) * 1997-03-27 1999-07-13 Ricoh Company, Ltd. Cleaning device for an image transfer belt device
US6014158A (en) * 1997-04-29 2000-01-11 Eastman Kodak Company Transfer roller electrical bias control
JP3508499B2 (ja) * 1997-09-10 2004-03-22 ミノルタ株式会社 画像形成装置
US6175711B1 (en) * 1998-10-16 2001-01-16 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus having a toner diffuser
JP3733277B2 (ja) * 2000-04-07 2006-01-11 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2002116679A (ja) * 2000-07-31 2002-04-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP2002169447A (ja) 2000-09-22 2002-06-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP4196533B2 (ja) * 2000-10-06 2008-12-17 コニカミノルタホールディングス株式会社 画像形成装置
CN100403187C (zh) 2000-10-27 2008-07-16 株式会社理光 图像形成方法及其装置
JP2002244359A (ja) 2000-12-13 2002-08-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP2003076160A (ja) 2001-03-02 2003-03-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法及び両面転写方法
JP2003057905A (ja) 2001-06-05 2003-02-28 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び該画像形成装置を備えた画像形成システム
JP2003076082A (ja) 2001-06-22 2003-03-14 Ricoh Co Ltd 記録体支持部材、記録体搬送装置、画像形成装置、画像形成システム、記録体搬送方法及び画像形成方法
EP1296202A3 (en) 2001-09-21 2003-06-18 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for producing duplex prints and image forming system using the same
US7039349B2 (en) * 2002-10-31 2006-05-02 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus transferring toner images to both surfaces of a recording medium
DE10253698A1 (de) 2002-11-18 2004-05-27 OCé PRINTING SYSTEMS GMBH Vorrichtung zum elektrischen Aufladen eines Transportbandes mit einem klingenartigen Kontaktelement
US7054587B2 (en) * 2003-06-23 2006-05-30 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus for recording on two sides in a single pass
EP1610188B1 (en) 2004-06-22 2012-03-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device
US7555238B2 (en) * 2004-09-29 2009-06-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device and angularly shifted belt unit
US7718459B2 (en) * 2005-04-15 2010-05-18 Aptina Imaging Corporation Dual conversion gain pixel using Schottky and ohmic contacts to the floating diffusion region and methods of fabrication and operation
DE102005024380B4 (de) * 2005-05-27 2007-05-16 Oce Printing Systems Gmbh Vorrichtung und Verfahren zum elektrischen Aufladen eines Transportbandes unter Verwendung einer Kontaktlippe aus einem Gummimaterial
JP5044972B2 (ja) * 2006-04-27 2012-10-10 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
KR101299447B1 (ko) * 2006-12-20 2013-08-22 삼성전자주식회사 화상형성장치 및 그 잔류토너 제거방법
JP4586853B2 (ja) * 2008-01-29 2010-11-24 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
WO2016048374A1 (en) 2014-09-26 2016-03-31 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Receptacle for connecting a multi-lane or one-lane cable
US10741963B2 (en) 2015-02-27 2020-08-11 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Cable assembly with conjoined one-lane cable assemblies

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5140376A (en) * 1988-03-15 1992-08-18 Bando Chemical Industries, Ltd. Transfer and conveying apparatus
US5198863A (en) * 1988-06-29 1993-03-30 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US5172173A (en) * 1988-09-01 1992-12-15 Canon Kabushiki Kaisha Image forming device and transfer belt having contact-type electricity feeding means
US5253022A (en) * 1989-05-18 1993-10-12 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2557710B2 (ja) * 1989-08-10 1996-11-27 キヤノン株式会社 画像形成装置
US5276491A (en) * 1989-12-06 1994-01-04 Konica Corporation Image forming apparatus
JPH03186876A (ja) * 1989-12-16 1991-08-14 Canon Inc 画像形成装置
US5291253A (en) * 1989-12-20 1994-03-01 Hitachi, Ltd. Corona deterioration and moisture compensation for transfer unit in an electrophotographic apparatus
US5153653A (en) * 1989-12-25 1992-10-06 Konica Corporation Image forming apparatus
US5182602A (en) * 1990-02-05 1993-01-26 Konica Corporation Image forming apparatus
US5182604A (en) * 1990-03-17 1993-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Transfer roller with voltage polarity control
JP3005812B2 (ja) * 1990-11-23 2000-02-07 コニカ株式会社 画像形成装置
JP2929235B2 (ja) * 1990-11-30 1999-08-03 三田工業株式会社 ベルト転写・搬送装置のクリーニング装置
JPH056088A (ja) * 1991-02-15 1993-01-14 Toshiba Corp 静電記録装置
JPH04350860A (ja) * 1991-05-29 1992-12-04 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
DE4305686C2 (de) * 1992-02-24 1999-07-15 Fujitsu Ltd Tonerbild-Übertragungsvorrichtung einschließlich einer Übertragungsladevorrichtung und einer Wechselspannungs-Ladungslöschvorrichtung
JPH05265333A (ja) * 1992-03-23 1993-10-15 Konica Corp 画像形成装置
JPH0659581A (ja) * 1992-08-07 1994-03-04 Konica Corp 画像記録装置
JPH06161287A (ja) * 1992-11-16 1994-06-07 Mita Ind Co Ltd 転写ベルトのクリーニング装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE19501544C2 (de) 2001-02-22
US5559590A (en) 1996-09-24
DE19501544A1 (de) 1995-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07248693A (ja) 画像形成装置
JPH1138796A (ja) 画像形成装置
JP3083000B2 (ja) 画像形成装置
JP4078171B2 (ja) 画像形成装置
JP3443942B2 (ja) 画像形成装置の転写搬送手段の清掃方法
JP4073262B2 (ja) 転写部材クリーニング方法及び画像形成装置
JPH07271211A (ja) 画像形成装置
JP4149585B2 (ja) 画像形成装置と転写装置のクリーニング方法
JPH09127806A (ja) 画像形成装置
JP2003248389A (ja) 画像形成装置
JP2003248381A (ja) 画像形成装置
JP2003248380A (ja) 画像形成装置
JPH11125977A (ja) ベルト転写装置
JP3717633B2 (ja) 転写装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2890054B2 (ja) 画像形成装置
JPH11352792A (ja) 画像形成装置
JP3452287B2 (ja) 転写・搬送装置
JP3337577B2 (ja) 転写搬送装置
JP3815530B2 (ja) 画像形成装置
JP3356239B2 (ja) 画像形成装置
JP2000029367A (ja) 画像形成装置
JPH08146788A (ja) 転写分離装置
JP3151688B2 (ja) 画像形成装置
JPH08160780A (ja) 画像形成装置
JPH1138776A (ja) ベルトクリーニング装置及び転写搬送装置