JPH08146788A - 転写分離装置 - Google Patents

転写分離装置

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JPH08146788A
JPH08146788A JP28190194A JP28190194A JPH08146788A JP H08146788 A JPH08146788 A JP H08146788A JP 28190194 A JP28190194 A JP 28190194A JP 28190194 A JP28190194 A JP 28190194A JP H08146788 A JPH08146788 A JP H08146788A
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JP
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transfer
roller
transfer belt
cleaning
contact electrode
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Application number
JP28190194A
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English (en)
Inventor
Yuko Harasawa
祐子 原沢
Koichi Ishii
宏一 石井
Satoshi Takano
聡 高野
Akio Kutsuwada
昭夫 轡田
Haruji Mizuishi
治司 水石
Noriyuki Itou
伯志 伊藤
Itaru Matsuda
格 松田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、転写手段を静電的にクリーニング
することにより転写手段のクリーニングを良好に行うよ
うにすることを目的とする。 【構成】 この発明は、トナー像を担持する像担持体1
1に接触し像担持体11上のトナー像をシートに転写す
る転写手段17と、この転写手段17を張架して回転さ
せる張架手段18,19と、転写手段17の外周面に接
触して転写手段17への転写バイアスの印加と転写手段
17のクリーニングとを行う接触電極22とを備えたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、ファクシミリ、
プリンタ等の画像形成装置に用いられる転写分離装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】複写機,ファクシミリ,プリンタなどの
画像形成装置においては、感光体ドラム等からなる像担
持体上にトナー像を形成し、このトナー像を転写分離装
置により転写紙などのシートに転写してシートを像担持
体から分離し、そのシート上のトナー像を定着装置によ
り定着している。転写分離装置は、転写手段として例え
ば弾性体ベルト上に低摩擦係数の材料をコーティングし
た転写ベルトを用い、この転写ベルトを張架手段により
張架して回転させる。転写時には、転写ベルトは、像担
持体に接触させられ、給紙装置からのシートを担持して
搬送する。そして、転写ベルトは転写バイアスが印加さ
れて像担持体上のトナー像をシートに転写させた後にシ
ートを像担持体から分離し、その後に転写ベルトがクリ
ーニングブレードやクリーニングブラシなどを用いたク
リーニング装置によりクリーニングされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記転写分離装置で
は、転写ベルトの成形時に伸びのある弾性体ベルトにど
のようにして低摩擦係数の材料、すなわち、硬い材料を
コーティングするかが問題となる。低摩擦係数の材料は
硬い程摩擦係数が低くなって本来の性質を発揮するが、
弾性体ベルトに低摩擦係数の材料をコーティングする
と、転写ベルトの張力が高くなって伸びなくなる。この
状態の転写ベルトを無理に伸ばそうとすると、転写ベル
ト表面の被膜層に亀裂が入り、この亀裂部にトナーが入
り込んでしまってクリーニングブレードやクリーニング
ブラシなどでそのトナーを掻き取ることができず、転写
ベルト表面のクリーニング不良が発生するという問題が
ある。
【0004】反対に、低摩擦係数の材料として比較的軟
らかい材料を用いて弾性体ベルトにコーティングするこ
とで低摩擦係数の材料を弾性体ベルトに追従させるよう
にすると、転写ベルトの張力がそれほど高くならず、亀
裂部の発生は抑えられるものの、転写ベルト表面の摩擦
係数が高くなってトナーの離型性が良くなくなり、やは
り、転写ベルトのクリーニング不良を招いてしまうとい
う問題がある。
【0005】転写ベルトのクリーニングが不十分である
と、シートの裏汚れが生じ、像担持体からのシートの分
離ができないという問題が生ずる。また、転写ベルト表
面の摩擦係数が高いと、クリーニングブレードのめくれ
が起こり、転写ベルトのクリーニングが行えなくなる。
【0006】本発明は、上記問題点を改善し、転写手段
を静電的にクリーニングすることにより転写手段のクリ
ーニングを良好に行うことができる転写分離装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、トナー像を担持する像担持
体に接触しこの像担持体上のトナー像をシートに転写す
る転写手段と、この転写手段を張架して回転させる張架
手段と、前記転写手段の外周面に接触して前記転写手段
への転写バイアスの印加と前記転写手段のクリーニング
とを行う接触電極とを備えたものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の転
写分離装置において、前記像担持体の上流に配置され前
記転写手段を除電する除電手段を有し、前記接触電極を
前記像担持体の下流に配置したものである。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の転
写分離装置において、転写時には転写バイアス電流を制
御し、クリーニング時には前記接触電極から前記転写手
段への印加電圧を制御する手段を備えたものである。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1記載の転
写分離装置において、転写前後には前記接触電極に前記
転写手段の周長/機械の線速以上の時間電圧を印加して
前記転写手段のクリーニングを行うものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、転写手段は、像担持
体に接触し、像担持体上のトナー像をシートに転写す
る。張架手段は転写手段を張架して回転させ、接触電極
は転写手段の外周面に接触して転写手段への転写バイア
スの印加と転写手段のクリーニングとを行う。
【0012】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
転写分離装置において、除電手段が像担持体の上流に配
置されて接触電極が像担持体の下流に配置され、除電手
段が転写手段を除電する。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
転写分離装置において、転写時には転写バイアス電流が
制御され、クリーニング時には接触電極から転写手段へ
の印加電圧が制御される。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
転写分離装置において、転写前後には接触電極に転写手
段の周長/機械の線速以上の時間電圧を印加して転写手
段のクリーニングを行う。
【0015】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示す。この第1
実施例は、請求項1〜4記載の発明の実施例であり、電
子写真方式の複写機からなる画像形成装置における転写
分離装置の一例である。当該複写機では、円筒形の感光
体ドラムからなる像担持体11は、回転自在に設けられ
て複写動作時にメインモータにより回転駆動され、帯電
手段により均一に帯電された後に露光手段により原稿画
像の露光が行われて静電潜像が形成される。そして、感
光体ドラム11は、その静電潜像が現像装置により現像
されてトナー像となり、転写前除電器12により除電さ
れる。
【0016】また、転写紙からなるシートが給紙装置か
らレジストローラ14へ給紙され、レジストローラ14
は感光体ドラム11上のトナー像に合わせて転写紙を感
光体ドラム11と転写分離装置15との間に送出する。
この転写紙は、転写分離装置15により感光体ドラム1
1上のトナー像が転写された後に感光体ドラム11から
分離され、定着装置16によりトナー像が定着される。
また、感光体ドラム11は転写紙の分離後にクリーニン
グ装置により清掃されて次の複写動作に備える。
【0017】転写分離装置15においては、転写手段と
して転写ベルト17が感光体ドラムの下方に設けられ、
この転写ベルト17は張架手段としての導電性材料から
なる駆動ローラ18及び従動ローラ19に張架されて駆
動ローラ18により感光体ドラム11の回転方向とは逆
の方向に回転駆動される。転写ベルト17は、表面の電
気抵抗が1×109〜1×1012Ωで、内側の電気抵抗
が1×1071×109Ω(中抵抗)の値を持つ誘電体に
より形成されている。
【0018】転写ベルト17を感光体ドラム11に対し
て接離させる押し上げレバー20が感光体ドラム11の
下側に配置され、この押し上げレバー20は転写ソレノ
イド21により駆動される。転写ベルト17は感光体ド
ラム11と接触する転写ニップ部Bより下流における駆
動ローラ18の近傍にてローラからなる接触電極22が
外周面に当接され、このローラ22は高圧電源23に接
続されて高圧電源23から電流Itが供給される。
【0019】ローラ22は転写ベルト17への転写バイ
アスの印加と転写ベルト17のクリーニングを行うため
の接触電極であり、ローラ22に付着したトナーがブレ
ード24により掻き落とされてトナー回収容器25内に
落下する。従動ローラ19は除電手段を兼ねていてアー
スに接続され、転写ベルト17から従動ローラ19を介
してアースに電流Irが流れる。なお、駆動ローラ18
は電気的にフロート状態になっている。
【0020】転写制御板26は減算手段27と電流制御
手段28とを内蔵し、減算手段27は転写ベルト17か
ら従動ローラ19を介してアースに流れる電流Irと、
高圧電源23からローラ22への電流Itとの差IOUT
(=It−Ir)を演算する。電流制御手段28は転写
時に減算手段27の出力値IOUTが一定値になるように
高圧電源23を制御して高圧電源23からローラ22へ
の電流Itを制御する。また、転写制御板26は、転写
時に電流制御手段28により転写バイアス電流を制御す
るだけでなく、転写ベルト17のクリーニング時に高圧
電源23にローラ22へ一定の電圧を印加させる制御手
段を構成している。
【0021】次に、本実施例の動作を説明する。給紙装
置からレジストローラ14へ給紙されて待機していた転
写紙は、レジストローラ14により感光体ドラム11上
のトナー像に同期して感光体ドラム11と転写ベルト1
7との間に送り込まれる。この時、当該複写機の制御部
により転写ソレノイド21が励磁されて押し上げレバー
20が転写ソレノイド21により駆動され、転写ベルト
17が押し上げレバー20により感光体ドラム11に当
接されている。
【0022】そして、転写紙が転写ニップ部Bに侵入す
ると、高圧電源23からローラ22へ感光体ドラム11
上のトナーの帯電極性(+)とは逆極性(−)の転写バ
イアス電流Itが供給されて転写ベルト17に電荷が付
与され、転写ベルト17が感光体ドラム11上のトナー
像を転写紙に転写させる。このとき、高圧電源23から
ローラ22に転写バイアス電流Itが供給され、転写ベ
ルト17から従動ローラ19を介してアースに帰還電流
Irが流れ、減算手段27が帰還電流Irと高圧電源2
3からローラ22への電流Itとの差IOUT=It−I
rを演算する。そして、電流制御手段28は減算手段2
7の出力値IOUTが一定値になるように高圧電源23を
制御して高圧電源23からローラ22への電流Itを制
御する。
【0023】この電流制御動作は転写ニップ部Bに転写
紙が存在している時、連続複写動作時における各転写紙
の間(各転写紙が転写ニップ部Bを通過する間)に行わ
れる。ところで、転写時に高圧電源23からローラ22
及び転写ベルト17を介して転写ニップ部Bに電荷が供
給されると、感光体ドラム11上のトナー像が転写紙に
転写されるが、本実施例では、上記一定値を45μAに
設定してIOUTを45μAに制御することで、良好な転
写を行うことができる。
【0024】転写ベルト17は、高圧電源23からロー
ラ22を介して電荷が付与されることにより、転写紙を
静電的に吸着して回転に伴って搬送して感光体ドラム1
1上のトナー像を転写紙に転写させた後に転写紙を感光
体ドラム11から分離して回転に伴って搬送し、駆動ロ
ーラ18の所で転写紙の腰による曲率分離で分離され
る。
【0025】本実施例では、IOUTが一定値になるよう
に高圧電源23を制御して高圧電源23からローラ22
への電流Itを制御するので、転写ニップ部Bにおける
転写電界を一定に制御することになるが、理論的に言っ
て転写効率は空隙電界によって決定される。ここで、転
写紙上の転写電荷量をσc、空隙電界をE、転写電流を
It、真空の誘電率をε0、転写紙の搬送速度をv、転
写ベルト17の幅をLとすると、これらの間には次の関
係がある。
【0026】σc=ε0E=It/vL したがって、転写紙の搬送速度v及び転写ベルト17の
幅Lが一定であれば、転写効率は転写電流Itにより一
義的に決まる。即ち、転写ベルト17から感光体ドラム
11への電流IOUT(転写ニップ部Bでの電流)を電流
制御手段28により一定値に制御することで、転写紙の
厚さや種類の違い、環境による抵抗の変化によらず、常
に一定の転写を行うことができる。
【0027】転写ベルト17は上述のように中抵抗の性
質を持っているので、転写ニップ部Bには高圧電源23
からローラ22及び転写ベルト17を介して電荷が供給
される。また、高圧電源23からローラ22、転写ベル
ト17を経て従動ローラ19に電流が流れる。転写ニッ
プ部B付近の従動ローラ19がアースに接続されている
ことにより、転写ニップ部Bの入口で転写紙に電荷注入
が起こるのを防ぐことができ、チリ、版画を防止するこ
とができる。この機能を果たすローラ22は感光体ドラ
ム11から見て下流にあり、従動ローラからなる除電手
段19は感光体ドラム11から見て上流に配置され、感
光体ドラム11の回転方向へ除電手段19、感光体ドラ
ム11、ローラ22の順で配置されている。
【0028】また、転写ベルト17は転写紙以外に転写
時の地肌汚れトナーや飛散トナーが付着しているが、こ
れらのトナーは(+)に帯電されている。転写制御板2
6は、転写時の前後における転写ベルト17の周長/機
械の線速以上の時間(クリーニング時間)には、高圧電
源23に対してローラ22へ一定の電圧を印加させ、転
写ベルト17のクリーニングを行わせる。このクリーニ
ング時には、転写ベルト17は感光体ドラム11に接触
しており、転写ニップ部Bには転写紙が存在しないが、
感光体ドラム11からの地肌汚れトナーや飛散トナーが
付着する。転写制御板26は高圧電源23に対してロー
ラ22へ一定の電圧を印加させることにより、転写ベル
ト17のクリーニングを安定して行わせる。
【0029】また、ローラ22は高圧電源23から
(−)の電圧が印加され、転写ベルト17に付着した転
写紙以外の(+)帯電の地肌汚れトナーや飛散トナーが
ローラ22に静電的に吸着されて転写ベルト17がクリ
ーニングされる。ローラ22に付着したトナーはブレー
ド24により掻き落とされてトナー回収容器25内に落
下する。このように本実施例では、転写中は転写優先で
OUTを一定に制御するという電流制御を行い、非転写
中は転写ベルト17のクリーニング優先でローラ22に
定電圧を印加する。
【0030】転写ベルト17は1周の長さが長いので、
転写前後である時間、高圧電源23からローラ22に電
圧を印加して転写ベルト17をクリーニングすることが
必要となる。本実施例では、図4に示すように転写ベル
ト17の周長が334mmで機械の線速(感光体ドラム
11、転写ベルト17などの線速)が330mm/se
cの場合は高圧電源23からローラ22への電圧印加開
始からレジストローラ14による通紙(転写紙の送出)
までの時間を1.01秒以上(転写ベルト17の周長/
機械の線速以上)とし、転写終了後高圧電源23からロ
ーラ22へ1.01秒以上(転写ベルト17の周長/機
械の線速以上)は電圧を印加する。転写制御板26はこ
のような高圧電源23からローラ22への電圧印加を複
写機の制御部からの制御信号により行わせる。高圧電源
23からローラ22へ印加する一定電圧は−2kVであ
る。
【0031】この第1実施例では、トナー像を担持する
感光体ドラムからなる像担持体11に接触し像担持体1
1上のトナー像をシートに転写する転写ベルトからなる
転写手段17と、この転写手段17を張架して回転させ
る駆動ローラ18及び従動ローラ19からなる張架手段
と、転写手段17の外周面に接触して転写手段17への
転写バイアスの印加と転写手段17のクリーニングとを
行うローラからなる接触電極22とを備えたので、転写
手段17に亀裂が入ったり転写手段17表面の摩擦係数
が高くても転写手段17を静電的にクリーニングするこ
とで転写手段17のクリーニングを良好に行うことがで
き、かつ、転写手段17をクリーニングするクリーニン
グ手段と、転写手段17に電荷を供給する接触電極とを
共通としたことで簡便な装置にすることができる。
【0032】また、従動ローラ19からなる除電手段を
像担持体11の上流に配置し、接触電極22を像担持体
11の下流に配置したので、転写手段17への電荷供給
と転写手段17のクリーニングを効果的に行うことがで
きる。また、転写時には転写バイアス電流を制御し、ク
リーニング時には接触電極22から転写手段17への印
加電圧を制御するので、転写と転写手段17のクリーニ
ングを良好に行うことができる。さらに、転写前後には
接触電極22に転写手段17の周長/機械の線速以上の
時間電圧を印加して転写手段17のクリーニングを行う
ので、転写手段17のクリーニングを良好に行って1枚
目のシートより裏汚れを無くすことができる。
【0033】図3は本発明の第2実施例を示す。この第
2実施例は、請求項1〜4記載の発明の他の実施例であ
り、上記第1実施例において、従動ローラ19を除電手
段とせずに電気的にフロート状態とし、除電手段を構成
する除電用電極29を転写ベルト17に当接させてアー
スに接続したものであり、第1実施例と同様な効果が得
られる。この除電用電極29は、転写ベルト17におけ
る従動ローラ19近傍の下側内面に当接させることによ
り、感光体ドラム11から見て上流に配置してある。減
算手段27は転写ベルト17から除電用電極29を介し
てアースに流れる帰還電流Irと高圧電源23からロー
ラ22への電流Itとの差IOUT=It−Irを演算す
る。
【0034】本発明の第3実施例及び第4実施例では、
上記第1実施例及び第2実施例において、それぞれ図5
に示すように転写ベルト17の周長が244.5mmで
機械の線速(感光体ドラム11、転写ベルト17などの
線速)が150mm/secの場合は高圧電源23から
ローラ22への電圧印加開始からレジストローラ14に
よる通紙(転写紙の送出)までの時間を1.63秒以上
(転写ベルト17の周長/機械の線速以上)とし、転写
終了後高圧電源23からローラ22へ1.63秒以上
(転写ベルト17の周長/機械の線速以上)は電圧を印
加する。高圧電源23からローラ22へ印加する一定電
圧は−2kVである。これらの実施例は上記第1実施例
及び第2実施例と同様な効果が得られる。なお、本発明
は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば複写
機以外のファクシミリやプリンタ等の画像形成装置の転
写分離装置に適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、トナー像を担持する像担持体に接触しこの像担持体
上のトナー像をシートに転写する転写手段と、この転写
手段を張架して回転させる張架手段と、前記転写手段の
外周面に接触して前記転写手段への転写バイアスの印加
と前記転写手段のクリーニングとを行う接触電極とを備
えたので、転写手段に亀裂が入ったり転写手段表面の摩
擦係数が高くても転写手段を静電的にクリーニングする
ことで転写手段のクリーニングを良好に行うことがで
き、かつ、転写手段をクリーニングするクリーニング手
段と、転写手段に電荷を供給する接触電極とを共通とし
たことで簡便な装置にすることができる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の転写分離装置において、前記像担持体の上流に配置
され前記転写手段を除電する除電手段を有し、前記接触
電極を前記像担持体の下流に配置したので、転写手段へ
の電荷供給と転写手段のクリーニングを効果的に行うこ
とができる。
【0037】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の転写分離装置において、転写時には転写バイアス電
流を制御し、クリーニング時には前記接触電極から前記
転写手段への印加電圧を制御する手段を備えたので、転
写と転写手段のクリーニングを良好に行うことができ
る。
【0038】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の転写分離装置において、転写前後には前記接触電極
に前記転写手段の周長/機械の線速以上の時間電圧を印
加して前記転写手段のクリーニングを行うので、転写手
段のクリーニングを良好に行って1枚目のシートより裏
汚れを無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す概略図である。
【図2】同実施例の一部を示す概略図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す概略図である。
【図4】上記実施例の動作タイミングを示すタイミング
図である。
【図5】本発明の他の実施例の動作タイミングを示すタ
イミング図である。
【符号の説明】
11 像担持体 15 転写分離装置 17 転写ベルト 18 駆動ローラ 19 従動ローラ 22 接触電極 23 高圧電源 26 転写制御板 29 除電用電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 轡田 昭夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 水石 治司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 伊藤 伯志 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 松田 格 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像を担持する像担持体に接触しこの
    像担持体上のトナー像をシートに転写する転写手段と、
    この転写手段を張架して回転させる張架手段と、前記転
    写手段の外周面に接触して前記転写手段への転写バイア
    スの印加と前記転写手段のクリーニングとを行う接触電
    極とを備えたことを特徴とする転写分離装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の転写分離装置において、前
    記像担持体の上流に配置され前記転写手段を除電する除
    電手段を有し、前記接触電極を前記像担持体の下流に配
    置したことを特徴とする転写分離装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の転写分離装置において、転
    写時には転写バイアス電流を制御し、クリーニング時に
    は前記接触電極から前記転写手段への印加電圧を制御す
    る手段を備えたことを特徴とする転写分離装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の転写分離装置において、転
    写前後には前記接触電極に前記転写手段の周長/機械の
    線速以上の時間電圧を印加して前記転写手段のクリーニ
    ングを行うことを特徴とする転写分離装置。
JP28190194A 1994-11-16 1994-11-16 転写分離装置 Pending JPH08146788A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7184678B2 (en) 2003-12-19 2007-02-27 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus with improved separatability of transfer material
JP2012098364A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Cited By (3)

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