JPH0724634B2 - バスタブ、バス兼シャワー設備及びシャワー室仕切りユニット - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、バスタブであって、底部に設けられた平らな
スタンドベース及びバスタブの長手方向に延びる側壁を
有しており、側壁がスタンドベースの範囲で上側縁部を
含めて底部まで達する湾曲部を有しており、スタンドベ
ースが相応に側方へ拡大されている形式のもの、 及び、バスタブ及び、該バスタブの上側縁部の上側の壁
に取り付けられたシャワー室仕切りユニットを備えたバ
ス兼シャワー設備であって、シャワー室仕切りユニット
が互いにヒンジ結合された複数のセグメントから成って
おり、該セグメントが前記壁に旋回可能に取り付けられ
ていて、かつ開き拡げてシャワー室を形成するシャワー
位置から前記壁上に折り畳まれてバスタブを開放する静
止位置へ、及び静止位置からシャワー位置へ旋回できる
ようになっており、底部に平らなスタンドベースを有し
ており、該スタンドベースがバスタブの長手方向で見て
底部のほぼ中央に設けられている形式のもの、並びに、
互いにヒンジ結合されたセグメントを備えたシャワー室
仕切りユニットであって、前記セグメントが壁に旋回可
能に取り付けられていて、かつ開き拡げてシャワー室を
形成するシャワー位置から前記壁上に折り畳まれた静止
位置へ、及び静止位置からシャワー位置へ旋回できるよ
うになっている形式のものとに関する。

上記形式のバス兼シャワー設備は、公知のものである
（DE−U 7 838 258号、DE−U 1 997 830号明細書）。本
発明が基づいている公知のバス兼シャワー設備のバスタ
ブにおいて、スタンドベースは、バスタブの底部端部に
設けられている。従って、このバス兼シャワー設備の利
用者が動ける範囲は、狭くなる。また、利用者は、スタ
ンドベースとは反対側の底部端部でしか快適に寄りかか
れない。さらに、このようなバス兼シャワー設備のシャ
ワー室仕切りユニットは、シャワー室カーテンとして構
成されていてもよいが、又は、互いにヒンジ結合された
複数のセグメントから成る自体公知の頑丈な仕切りユニ
ットとしてユニットされていてもよい。この場合、頑丈
な仕切りユニットを成すセグメントは壁に旋回可能に固
定されているが、このユニットはバスタブ底部の角隅範
囲にしか取付けられない。従って、やはり、このバス兼
シャワー設備の利用者が動ける範囲は、狭くなる。さら
に、利用者はバスタブ内で足を滑らせるとよく怪我をし
てしまうが、このような場合でも、上記シャワー室仕切
りユニットのセグメントが利用者のための支えとなるこ
とはほとんどない。

本発明の課題は、はじめに述べた形式のバスタブ、並び
に該バスタブを備えたバス兼シャワー設備を改良して、
安全で動きを制限されることのない快適な入浴を可能
し、さらに該バス兼シャワー設備に安全かつ容易に使用
可能なシャワー室仕切りユニットを提供することにあ
る。

上記課題を解決するために本発明に基づく構成では、前
記形式のバスタブにおいて、スタンドベースがバスタブ
の長手方向で見て底部のほぼ中央に設けてあり、該バス
タブの両方の端部範囲が互いにほぼ同じ形状に構成して
あり、 前記形式のバス兼シャワー設備において、シャワー室仕
切りユニットが２つの構成ユニットから構成されてお
り、該構成ユニットが該構成ユニットの取り付けられた
壁と一緒に全面の閉鎖されたシャワー室を形成してお
り、両方の構成ユニットの外側のセグメントの互いに接
する長手縁部にそれぞれ、シャワー位置で互いに係合し
あうロック装置を設けてあり、該ロック装置がシャワー
位置で外側のセグメントに外側へ向かって作用する力に
よってではなく、外側のセグメントに内側へ向かって作
用する力に基づく折り畳み運動によってのみ互いの係合
を解除されるようになっており、有利には、前記ロック
装置が折り畳み方向とは逆向きに湾曲したピン及び孔と
して構成されており、さらに、 前記形式のシャワー室仕切りユニットにおいて、、該シ
ャワー室仕切りユニットが２つの構成ユニットから構成
されており、該構成ユニットが該構成ユニットの取り付
けられた壁と一緒に全面の閉鎖されたシャワー室を形成
しており、両方の構成ユニットの外側のセグメントの互
いに接する長手縁部にそれぞれ、シャワー位置で互いに
係合しあうロック装置を設けてあり、該ロック装置がシ
ャワー位置で外側のセグメントに外側へ向かって作用す
る力によってではなく、外側のセグメントに内側へ向か
って作用する力に基づく折り畳み運動によってのみ互い
の係合を解除されるようになっており、有利には、前記
ロック装置が折り畳み方向とは逆向きに湾曲したピン及
び孔として構成されている。

本発明の前記構成により、安全で快適な入浴が可能にな
り、かつ外観的に美的なデザインが得られるようになっ
た。

請求項２乃至請求項６に本発明に基づくバスタブの有利
な実施態様が記載してあり、請求項８乃至請求項11に本
発明に基づくバス兼シャワー設備の有利な実施態様が記
載してあり、かつ請求項13に本発明に基づくシャワー室
仕切りユニットの有利な実施態様が記載してある。

本発明は、実施例を示す図面に基づいて以下に詳しく説
明されている。図面において、 第１図は本発明のバス兼シャワー設備における、特に有
利なバスタブの平面図、 第２図はバスタブ上に取付けられた、２つの構成ユニッ
トから成る第１実施例のシャワー室仕切りユニットを示
す図であり、シャワー室仕切りユニットのシャワー位置
を実線で示し、かつ静止位置を一点鎖線で示しており、 第３図は第２図によるバスタブとシャワー室仕切りユニ
ットとを備えたバス兼シャワー設備の平面図、 第４図はシャワータブ上に取付けられた、第２実施例の
シャワー室仕切りユニットを示す図であり、シャワー室
仕切りユニットのシャワー位置を実線で示し、かつ静止
位置を一点鎖線で示しており、 第５図は第４図によるシャワー設備の平面図、 第６図はバスタブを省かれた状態での、２つの構成ユニ
ットから成る第３実施例のシャワー室仕切りユニットの
平面図、 第７図は第６図によるシャワー室仕切りユニットを成す
２つの構成ユニットの接触範囲の拡大図及び一部断面
図、 第８図は第６図及び第７図によるシャワー室仕切りユニ
ットに取付けられた特別なロック装置を、シャワー室仕
切りユニットの内側から見た図である。

まず第１図、第２図及び第３図には、本発明に基づくバ
ス兼シャワー設備の基本構成が示されている。このよう
なバス兼シャワー設備は、バスタブ１と、このバスタブ
１の上側縁部３よりも上方の壁２にバスタブ１に対応し
て取付けられたシャワー室仕切りユニットとを備えてい
る。また、、バスタブ１は、平らなスタンドベース６を
底部５に有しており、シャワー室仕切りユニット４は、
互いにヒンジ結合された複数のセグメント７から構成さ
れている。これらのセグメント７は、上記壁２に旋回可
能に固定されており、かつ、折上げられてシャワー室を
形成するシャワー位置（第３図に実線で示す）から、壁
２へ折畳まれてバスタブ１を開放する静止位置（第３図
に一点鎖線で示す）へ、及び静止位置からシャワー位置
へ旋回できるようになっている。

第１図によるバスタブ１の平面図では、バスタブ１の長
手方向で見て、スタンドベース６が底部５のほぼ中央に
配置されている。この場合、バスタブ１の利用者が快適
に寄りかかれるように、バスタブ１の両端部は同じ形状
に形成されており、かつバスタブ１全体は左右対称に形
成されている。また、排出口８がスタンドベース６の中
心に設けられている。利用者がより自由に動けるように
するために、バスタブ１の長手方向に延びる側壁９が、
場合によっては上側縁部３と共に、スタンドベース６の
範囲において底部５まで延びる湾曲部10を有している。
そして、スタンドベース６がこれに応じて側方に拡大さ
れている。さらに、この側壁９は、スタンドベース６の
範囲、特に湾曲部10の範囲において、底部５から急勾配
に、有利には少なくとも80゜の角度で上昇している。

第１図から特に明らかな、既に上述したバスタブ１の構
成によれば、利用者にとって十分に広いシャワー室が、
バスタブ１の中央に形成される。即ち、この中央では、
バスタブ１の底部５がほぼ平らになっており、かつ、多
少成りとも角度を成しながら側壁９へ移行している。従
って、利用者がこのような範囲において怪我をする危険
性は、バスタブ１の構成上、最小限に抑えられる。

さらに、利用者がバスタブ１内で快適な入浴位置につけ
るように、バスタブ１の底部５は、この底部５の中央に
設けられたスタンドベース６からバスタブ１の両端部へ
向かって、ゆるやかに移行する段を成しながら上昇して
いる。このような底部５の形状は、第１図及び第３図で
円弧上の線によって示されている。

第２図及び第３図には、第１実施例のシャワー室仕切り
ユニット４が、さらに詳しく示されている。第１図に示
されたバスタブ１に適合するように、第２図及び第３図
に示されたシャワー室仕切りユニット４は、バスタブ１
のほぼ中央に配置されている。通常、シャワー室仕切り
ユニット４は１つ又は２つの構成ユニット11から構成さ
れており、この構成ユニット11は壁２に固定されてい
る。そして、シャワー位置では、構成ユニット11が壁２
と共に、全面の閉鎖されたシャワー室を形成している。
シャワー位置は、第３図において実線で示されている。

第２図及び第３図に示された、シャワー室仕切りユニッ
ト４の有利な実施例では、シャワー室仕切りユニット４
が、それぞれ少なくとも２つのセグメント12,13から成
る、分かれた２つの構成ユニット11から構成されてい
る。この場合、各構成ユニット11の一方の内側のセグメ
ント12は、壁２に固定されており、各構成ユニット11の
他方の外側（又は最も外側）のセグメント13は、自由な
長手縁部14によって互いに密に接している。公知なよう
に、セグメント13の自由な長手縁部14間をシールするた
めには、弾性的にシールするシールストリップをこの長
手縁部14に取付けることができる。さらに、セグメント
13をシャワー位置に固定するために、磁石式閉鎖ストリ
ップ又はその類似物をこの長手縁部14に取付けることも
公知である。第２図及び第３図からさらにわかるよう
に、一般的なグリップ15が、シャワー室仕切りユニット
４の外側及び内側に取付けられている。

第３図から特に明らかなように、シャワー室仕切りユニ
ット４を成す構成ユニット11の内側のセグメント12は、
直線状に形成されており、外側のセグメント13は円弧状
に、つまり曲率約π/2に、形成されている。また、図示
されたように、内側のセグメント12は外側のセグメント
13よりも短くなっているので、構成ユニット11は、第３
図に一点鎖線で示された静止位置へ、壁２に向かってス
ムーズに折畳まれる。

内側のセグメント12が構成ユニット11の内部へ向かって
折畳まれないようにするために、シャワー位置における
このセグメント12の位置は、ストッパ又はその類似物に
よって規定される。これにより、上記２つの内側のセグ
メント12は、それぞれシャワー位置から静止位置へ向か
ってただ一方向で折畳まれる。

有利な構成を備えたシャワー室仕切りユニット４が、第
２図及び第３図ではバスタブ１上に示されているが、第
６図、第７図及び第８図ではバスタブ１上に示されてい
ない。第６図、第７図及び第８図によるシャワー室仕切
りユニット４の、第２図及び第３図によるシャワー室仕
切りユニット４に対する他の相違点は、前者のシャワー
室仕切りユニット４を成す構成ユニット11の内側のセグ
メント12が、外側のセグメント13と同様に円弧状に構成
されていることにある。このような構成の構成ユニット
11は、例えばシャワー室仕切りユニット４が浴室の底部
に直接取付けられている場合に、特に有利である。

第２図及び第３図による実施例にとって重要な点は、第
６図、第７図及び第８図による実施例にとっても重要で
ある。即ち、上記２つの内側のセグメント12が、シャワ
ー位置から静止位置へ外側へ向かって、上記２つの外側
のセグメント13が、シャワー位置から静止位置へ内側へ
向かって折畳まれるようになっている。この場合有利に
は、シャワー位置における外側のセグメント13は、引続
き外側へ向かう折上げ運動に抗してロックされている。
また、外側のセグメント13はこのような方向に折上げら
れるので、有利には、形成されたシャワー室内部へ入込
まないようになっている。従って、上記外側のセグメン
ト13が外側へ向かって開かないようロックされている限
り、シャワー室内部で足を滑らせた利用者は、このセグ
メント13を支えとすることができる。

シャワー位置における外側のセグメント13の外側へ向か
う折上げ運動を阻止するために、所定の係止部材及び固
定部材又はその類似物が設けられている。このような特
別の手段は、第６図、第７図及び第８図に示されてい
る。即ち、シャワー位置における上記２つの外側のセグ
メント13の、互いに接する長手縁部14の所に、互いに係
合しあうロック装置16がそれぞれ取付けられているので
ある。そして、シャワー位置におけるこれらのロック装
置16は、外側のセグメント13に作用する外側へ向かう力
によってではなく、外側のセグメント13の内側へ向かう
折畳み運動によってのみ、互いの係合を解除されるよう
になっている。ロック装置６の構成は、基本的には平均
的な当業者の専門知識に属する。そして、平均的な能力
を有する当業者は、利用者の特別な操作を必要とするロ
ック装置16の能力的なロックを考えるのであろう。しか
し、ロック装置16の能動的なロックは、最適ではない。
というのも、非常時においては、即ち、シャワー室仕切
りユニット４が外側から迅速に邪魔されることなく開放
されねばならない場合においては、ロック装置16の自動
的なロックが所望されるからである。そこで、第７図に
は、発明と認めるにふさわしい特別な思想が示されてい
る。即ち、上記２つのロック装置16は、上記折上げ方向
と逆方向へ向かって湾曲したピン17と孔18とからそれぞ
れ構成されている。シャワー室仕切りユニット４の開放
時に外側のセグメント13が上述したように内側へ向かっ
て運動することで、シャワー室仕切りユニット４が難な
く開放されると、ロック装置16も自由に係合を解除され
る。これに対して、シャワー室仕切りユニット４の外側
のセグメント13が外側へ向かう力の作用を受けると、上
記２つのロック装置16は互いに固く係合される。

上述した構成のロック装置16は、シャワー室仕切りユニ
ット４の上方から下方へ向かって一貫して延びる条片形
状の部材として容易に構成されてもよい。この場合、シ
ャワー室仕切りユニット４の閉鎖範囲は付加的にシール
されるが、これはコスト的に見あわないことである。そ
のため、図示の実施例においてロック装置16は、それぞ
れセグメント13に別個に取付けられた支持体19のところ
に設けられている。第８図に示されたように、各支持体
18は特別な形状を有しており、つまり、互いに相補形状
のピン17と孔18とを備えて非対称的に形成されている。
従って、ただ一種類の支持体18が２つ製作されればよ
い。というのは、これらの支持体18が互いに約180゜だ
けずらされて各セグメント13に取付けられさえすれば、
所期のロック機能が得られるからである。

上記支持体18は、内側のグリップ15としても役立ってい
る。

第４図及び第５図による別の実施例では、シャワー室仕
切りユニット４が通常のシャワータブ20上に取付けられ
ている。このシャワー室仕切りユニット４は、少なくと
も３つのセグメント12,7,13から成る、ただ１つの構成
ユニット11として構成されている。この場合、第１のセ
グメント12が壁２に固定されており、第３（又は最後）
のセグメント13が自由な長手縁部14によって壁２に密に
接している。シャワー位置についたこのようなシャワー
室仕切りユニット４によって、３面を閉鎖されたシャワ
ー室が形成されるが、このシャワー室の第４の面は、壁
２から形成されている。また、第５図に一点鎖線で示さ
れたように、静止位置についたシャワー室仕切りユニッ
ト４によって、シャワータブ20が完全に開放され、十分
に清掃される。

上記シャワー室仕切りユニット４を成す外側のセグメン
ト13の自由な長手縁部14が壁２に固定されるように、こ
の長手縁部14の形状に対応した形状の壁条片21が、長手
縁部14と壁２との接する範囲に取付けられている。しか
し、長手縁部14の形状に対応した形状で適当な、既に述
べたシールストリップ及び閉鎖ストリップが、この範囲
に取付けられていてもよい。また、当然ながら、２つの
構成ユニット11から成るシャワー室仕切りユニット４
が、シャワータブ20と結合されて設けられていてもよ
い。

全く当然のことであるが、シャワー室仕切りユニット４
のセグメント7,12,13は、規定された所定位置にわずか
でも固定されなければならない。そのために、これらの
セグメント7,12,13の結合箇所に固定部材（図示せず）
を取付けることができる。この固定部材は、係止部材及
びばね負荷されたレバー又はその類似物として構成され
ているが、このような固定に関する技術は、背景技術か
ら公知である。

さらに全く当然のことであるが、周知の通り、シャワー
室仕切りユニット４とバスタブ１の縁部との間に、又は
シャワー室仕切りユニット４とシャワータブ20との間
に、ゴム又はプラスチック製のシール部材が取付けられ
ており、このシール部材はセグメント7,12,13に保持さ
れている。また、セグメントとセグメンとの間の移行範
囲にも、適当なシール部材が取付けられると有利であ
る。このようなシール部材はエプロン形状に構成されて
いて、例えば内側へ向かって突出し、突出したところで
水切り縁部を形成することができる。これによって、滴
り落ちる水が、常にバスタブ１又はシャワータブ20内へ
確実に流込むようになる。

バス兼シャワー設備に関する本明細書の全般的な部分で
既に述べた特徴は、バスタブ１自体又はシャワー室仕切
りユニット４自体にもあてはまることである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レーラー，クラウス ドイツ連邦共和国 5309 メツケンハイム イム ビルケンホーフ ５ (56)参考文献 特開 昭63−312487（ＪＰ，Ａ) 実開 昭53−6433（ＪＰ，Ｕ) 仏国発明特許923768（ＦＲ，Ａ)

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】バスタブであって、底部（５）に設けられ
   た平らなスタンドベース（６）及びバスタブの長手方向
   に延びる側壁（９）を有しており、側壁がスタンドベー
   ス（６）の範囲で上側縁部（３）を含めて底部（５）ま
   で達する湾曲部（10）を有しており、これによってスタ
   ンドベース（６）が相応に側方へ拡大されている形式の
   ものにおいて、スタンドベース（６）がバスタブ（１）
   の長手方向で見て底部（５）のほぼ中央に設けられてお
   り、バスタブ（１）の両方の端部範囲が互いにほぼ同じ
   形状に構成されていることを特徴とするバスタブ。
2. 【請求項２】バスタブが左右対称的な構造を有している
   請求項１記載のバスタブ。
3. 【請求項３】バスタブの底部が１つの排出口を有してお
   り、該排出口が平らなスタンドベース（６）の中央に配
   置されている請求項１又は２記載のバスタブ。
4. 【請求項４】バスタブの底部（５）がほぼ平らである請
   求項１から３のいずれか１項記載のバスタブ。
5. 【請求項５】バスタブの底部（５）が該底部の中央に設
   けられたスタンドベース（６）からバスタブ（１）の両
   方の端部に向かって、互いにゆるやかに移行する段を成
   して上昇している請求項１から４のいずれか１項記載の
   バスタブ。
6. 【請求項６】側壁（９）がスタンドベース（６）の範
   囲、特に湾曲部（10）の範囲で底部（５）から急勾配
   に、有利には少なくとも80゜の角度で上昇している請求
   項１から５のいずれか１項記載のバスタブ。
7. 【請求項７】バスタブ及び、該バスタブ（１）の上側縁
   部の上側の壁（２）に取り付けられたシャワー室仕切り
   ユニット（４）を備えたバス兼シャワー設備であって、
   シャワー室仕切りユニット（４）が互いにヒンジ結合さ
   れた複数のセグメント（12,13）から成っており、該セ
   グメントが前記壁（２）に旋回可能に取り付けられてい
   て、かつ開き拡げてシャワー室を形成するシャワー位置
   から前記壁（２）上に折り畳まれてバスタブ（１）を開
   放する静止位置へ、及び静止位置からシャワー位置へ旋
   回できるようになっており、底部（５）に平らなスタン
   ドベース（６）を有しており、該スタンドベース（６）
   がバスタブ（１）の長手方向で見て底部（５）のほぼ中
   央に設けられている形式のものにおいて、シャワー室仕
   切りユニット（４）が２つの構成ユニット（11）から構
   成されており、該構成ユニットが該構成ユニットの取り
   付けられた壁（２）と一緒に全面の閉鎖されたシャワー
   室を形成しており、両方の構成ユニット（11）の外側の
   セグメント（13）の互いに接する長手縁部（14）にそれ
   ぞれ、シャワー位置で互いに係合しあうロック装置（1
   6）を設けてあり、該ロック装置（16）がシャワー位置
   で外側のセグメント（13）に外側へ向かって作用する力
   によってではなく、外側のセグメント（13）に内側へ向
   かって作用する力に基づく折り畳み運動によってのみ互
   いの係合を解除されるようになっており、有利には、前
   記ロック装置（16）が折り畳み方向とは逆向きに湾曲し
   たピン（17）及び孔（18）として構成されていることを
   特徴とするバス兼シャワー設備。
8. 【請求項８】ロック装置（16）が、セグメント（１）に
   別個に取り付けられた支持体（19）に設けられており、
   有利には、前記支持体（19）がセグメント（13）の内側
   に取り付けられていて、かつ有利には同時にグリップ
   （15）として役立っている請求項７記載のバス兼シャワ
   ー設備。
9. 【請求項９】シャワー室仕切りユニット（４）の両方の
   構成ユニット（11）が同じ壁（２）に取り付けられてい
   る請求項７又は８記載のバス兼シャワー設備。
10. 【請求項１０】シャワー室仕切りユニットのセグメント
    （12,13）がセグメント間の結合箇所若しくは壁（12）
    との結合箇所に、セグメントの所定の相対位置での固定
    のための固定部材を有している請求項７から９のいずれ
    か１項記載のバス兼シャワー設備。
11. 【請求項１１】シャワー室仕切りユニット（４）がバス
    タブ（１）のほぼ中央に配置されている請求項７から10
    のいずれか１項記載のバス兼シャワー設備。
12. 【請求項１２】互いにヒンジ結合されたセグメント（1
    2,13）を備えたシャワー室仕切りユニットであって、前
    記セグメント（12,13）が壁に旋回可能に取り付けられ
    ていて、かつ開き拡げてシャワー室を形成するシャワー
    位置から前記壁上に折り畳まれた静止位置へ、及び静止
    位置からシャワー位置へ旋回できるようになっている形
    式のものにおいて、シャワー室仕切りユニット（４）が
    ２つの構成ユニットから構成されており、該構成ユニッ
    トが該構成ユニットを取り付けられた壁（２）と一緒に
    全面の閉鎖されたシャワー室を形成しており、両方の構
    成ユニット（11）の外側のセグメント（13）の互いに接
    する長手縁部（14）にそれぞれ、シャワー位置で互いに
    係合しあうロック装置（16）を設けてあり、該ロック装
    置（16）がシャワー位置で外側のセグメント（13）に外
    側へ向かって作用する力によってではなく、外側のセグ
    メント（13）に内側へ向かって作用する力に基づく折り
    畳み運動によってのみ互いの係合を解除されるようにな
    っており、有利には、前記ロック装置（16）が折り畳み
    方向とは逆向きに湾曲したピン（17）及び孔（18）とし
    て構成されていることを特徴とするシャワー室仕切りユ
    ニット。
13. 【請求項１３】ロック装置（16）が、セグメント（１）
    に別個に取り付けられた支持体（19）に設けられてお
    り、有利には、前記支持体（19）がセグメント（13）の
    内側に取り付けられていて、かつ有利には同時にグリッ
    プ（15）として役立っている請求項12記載のシャワー室
    仕切りユニット。