JP2526695Y2 - 個室構造 - Google Patents

個室構造

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JP2526695Y2
JP2526695Y2 JP10486790U JP10486790U JP2526695Y2 JP 2526695 Y2 JP2526695 Y2 JP 2526695Y2 JP 10486790 U JP10486790 U JP 10486790U JP 10486790 U JP10486790 U JP 10486790U JP 2526695 Y2 JP2526695 Y2 JP 2526695Y2
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JP10486790U
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英和 有吉
薫 野上
エリ子 阿部
博之 稲垣
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は試着室、個人用の化粧室、シャワールーム等
に用いることができる個室の構造に関するものである。
[従来の技術] 化粧室、試着室、シャワールーム等、個人が周囲と隔
離されて利用する個室が実用に供されている。
従来のこの種個室は、室内の奥の壁面や側壁面を利用
して姿見用の鏡が設置されているだけである。
[考案が解決しようとする課題] 従来のかかる個室は、手前側等に出入り用の扉が設け
られているも、フラットにその壁面が形成されており、
室内は略々平面視方形で、圧迫感があり、スペースが制
約されていることを考慮すると、有効な解決策は仲々見
出し難い。又、姿見等の鏡もフラットなものが用いら
れ、機能性のみが追及されているにすぎない。
本考案は、かかる課題に鑑がみなされたもので、その
目的とする処は、限られた部屋スペースで、室内空間を
大きく感じさせ、圧迫感を少なくする構造とし、且つ、
この構造を利用して、個室利用をエンジョイすることが
でき、機能性を追求しつつ、楽しく利用することができ
るようにした個室構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を解決するための手段は、床、左右の側
壁、奥の壁、手前の開閉自在な扉、及び天井を備え、内
部照明用の照明器具を備え、上記扉は外方に膨出する横
断平面弧状に形成し、該扉の室内側の面には、室内側に
鏡面を向くように凹面鏡を設置した個室構造である。
そして、上記床には足乗せ台を設置し、奥の壁面には
姿見用の鏡を設置した試着室用の個室として利用し、
又、上記個室は内部にシャワー器具等を備え、床は排水
部を有する構造で、奥の壁面には鏡を設置し、室内の前
後方向の中間部には必要に応じてカーテンを設け、扉の
上記凹面鏡の下には脱衣篭を設置してシャワールームと
して利用したことである。
[上記手段による作用] 上記した手段によれば、個室は扉が外方に横断平面弧
状に膨出し、これにより室内が扉部で外方に凹出し、室
内が大きくなり、制約されたスペース内で圧迫感の少な
い個室が得られ、一方、扉にはこれの凹面に合せて凹面
鏡が設けられているので、これを痩身鏡等として用い、
個室の利用を楽しく行なうことができる。
[実施例] 次に本考案の一実施例を添付した図面に従って詳述す
る。
第1図は本考案にかかる個室構造の試着室とした例の
斜視図、第2図は同横断平面図、第3図は扉の斜視図、
第4図はシャワールームとした例の要部破断斜視図、第
5図はトイレルームとした例の横断平面図である。
第1図において1は個室で、個室1はプレハブ式に構
成され、平面視コ型の本体2は、左右の側壁板3,4、奥
の壁板5、床板6、天井7を備える。天井7は起立した
り、支持しないので薄板部材を載置して構成され、天井
7の後端部には、手前から後端部方向に下傾する照明部
8が設けられ、照明部8の裏面の断面三角形の空間部8
−1内には不図示の照明器具が内装されている。
床板6の奥行方向の後端部乃至前部間には、上面にマ
ット等を貼着した足乗せ台9が設けられ、これの前方部
は設置床面とし、室内正面の壁板5の室内側の壁面に
は、姿見用のフラットな鏡10が設けられている。そし
て、実施例では、側壁3の奥行方向中間部の上部に衣類
等を掛止するフック11が突設されている。
左右の側壁板3,4の前部3−1,4−1は開放され、この
部分を扉板12で開閉自在に覆う。扉板12は第2図、第3
図で明示したように、横断平面弧状をなし、外方に湾曲
して膨出するように形成されている。扉板12は、一側端
12-1を上下でヒンジ金具13,13で一方の側壁板3に止着
され、ヒンジ金具13,13を外側に枢動し、これを支点と
して外側に開閉するように構成され、扉板12の前面の上
記ヒンジ金具13とは反対側の端部の、高さ方向中間部に
は、扉開閉操作用の把手14が設けられている。
かかる扉板12の室内側の裏面12-1には、該扉板12の曲
面に倣うような曲率の、内側に凹状の凹面鏡15貼設す
る。凹面鏡15は、奥壁5の上記した姿見用の鏡10と同様
に高さが充分に大きく、幅も充分に大きい。
扉板12は第3図に示すように構成しても良く、裏面12
-1の高さ方向の中間上部乃至中間下部に凹面鏡15を貼設
し、裏面12-1の上記凹面鏡15の上部には衣類等を掛止す
るハンガー16を設け、又、裏面12-1の上記凹面鏡15の下
部には、室内側に膨出する凹状の衣類等を収納する篭体
17を設ける。尚図中18は、室内側から操作するロック錠
である。
以上において、第1図は試着室を構成した例で、扉板
12を開放し、室内に入る。室内は床面がマット等で構成
されて足乗せ台9として構成されているので、この上に
乗って室内に持込んだ衣裳等を試着する。正面に姿見用
の鏡10が設置されているので、これにより試着した衣裳
を写して、装着者、利用者に、当該衣裳がマッチするか
否かを確認する。一方、振返ると、扉板12の室内側の面
には凹面鏡15が設置されているので、これが作用で凹面
鏡は痩身鏡として機能し、利用者は実際の体形より痩せ
て写り、痩身鏡として作用する凹面鏡15に写った自己の
映像を視認することができる。
そして、この場合、凹面鏡15は、扉板12が外方に膨出
するように湾曲した面に設けられているので、扉板裏面
と倣い、違和感なく凹面鏡を視認し、自然に痩身鏡とし
て利用することができる。更に、扉板12は、凹面鏡15を
備えつつ、上記したように室外前方方向に膨出湾曲して
いるので、室内は前後方向に長く感じられ、従って、実
際のスペースよりも大きく感じられ、室内に閉じ込めら
れた場合に生じる圧迫感を緩和することができ、圧迫感
の少ない、利用し易い試着室が得られる。
第4図は、本考案にかかる個室構造を、シャワールー
ムに適用した例を示す。
シャワールーム20を構成する本体2は、上記と同様の
構造で、床部は防水性の例えば床パン21で構成し、上面
にタイル22…を貼設して洗い場床面を構成する。タイル
22…を有する洗い場床面23は、前後方向の奥側端部から
出入口部近く迄一段低く設けられ、隅の部分には排水口
24が設けられ、出入口部に近い部分は一段高く、更衣用
の床面25を構成する。
奥の壁板5には鏡10が貼設され、天井7には上記した
照明部8を備え、一方の側壁板3には、シャワー器具26
を係止し、天井下方には左右にガイドレール27を架設し
てカーテン28を左右に伸縮自在に設け、カーテン28は、
洗い場床面23と更衣用床面24の境界部に配設される。手
前側の扉板12は、上記と同様に外方に湾曲、膨出して形
成され、裏面には凹面鏡15が貼設され、上記した第3図
の扉板が用いられ、又、扉板12の上記した把手は、ロッ
クの必要があることから、ロックできるレバー式のハン
ドル29を採用し、裏面側は上記したようにロック錠18が
設けられている。
以上において、扉板12を開放して室内に出入りし、脱
いだ衣類は扉板12裏面の篭体17に収納する。従って、室
内の床に脱衣篭を設ける必要がなく、更衣用の床面が狭
くなることがなく、狭小であるにも拘らず、使用し易
い、利用し易い脱衣スペースが得られる。洗い場床面23
に臨んでカーテン28を閉め、シャワー浴を実行し、姿見
用鏡10で身体を写し、身体洗浄を行ない、洗浄後、床面
25に至り、身体を掃払し、この場合、上記と同様に扉板
12が外方に湾曲、膨出しているので、カーテン28で仕切
られていても、前後方向が若干なりとも長く、従って、
狭小なスペースが大きく感じられ、圧迫感を減少させる
ことができる。そして、扉板12裏面の凹面鏡15により、
写しだされた身体は実際よりも痩身となり、入浴者に気
分的に痩身効果をもたらすことができる。
尚、上記した篭体17は、第3図に示すように、扉板12
の裏面に接合する部分17-1が、これに倣って湾曲し、こ
れと対称的に手前の部分17-2を手前側に湾曲、膨出さ
せ、これによりデザイン性を向上させつつ衣類等の収納
量を大きくすることができる。
第5図は、上記個室構造をトイレブース30に用いた例
で、上記した裏面に凹面鏡15を貼設した扉板12で開閉さ
れるブース内に洋式便器31を設け、一方の側壁板4の内
面にペーパーホルダ32を設置したものである。
以上、実施例を詳述したが、上記以外の個室に本考案
を実施することができ、例えば、個室の化粧室(グルー
ミングルーム)等に用いることができる。
[考案の効果] 以上で明らかなように本考案によれば、 個室を構成するに際し、先ず、扉板を室外方向に湾
曲、膨出させたので、室内が前後方向に若干なりとも長
くなり、湾曲、膨出により利用者に前後方向のスペース
を感得せしめて圧迫感を緩和し、利用し易い、使い易い
個室がえられる。そして、扉板裏面に凹面鏡をもうけた
ので、これが作用で痩身効果が得られ、機能性だけでな
く、個室利用をエンジョイすることができ、楽しく、圧
迫感少なく、個室利用がなし得る。特に、凹面鏡は、扉
板の凹面を利用して設けられるので、取付が介在構造体
等を要することなく、その儘簡単、且つ、容易に行な
え、又、湾曲面に凹面鏡が設置されるので、違和感な
く、凹面鏡を設置することができる。
又、試着室に利用した場合においては、上記の如き圧
迫感の緩和の外、正面の姿見用鏡で視認し、振返って凹
面鏡を視認することで、痩身効果による像を視認でき、
試着室機能以外に、痩身効果を楽しむことができる。
更に、シャワー浴を行なうに際し、凹面鏡で痩身効果
が楽しめ、脱衣スペースに設ける篭体を扉板に設けたの
で、狭小な床面がこれで占領されることがなく、扉板裏
面の凹面に篭体を設置することにより、これの湾曲面が
利用でき、篭体の収納スペースをその分大きくでき、収
納上有利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は本考案
にかかる個室構造の試着室とした例の斜視図、第2図は
同横断平面図、第3図は扉の斜視図、第4図はシャワー
ルームとした例の要部破断斜視図、第5図はトイレルー
ムとした例の横断平面図である。 尚図面中1は個室、3,4,5は壁、6は床、7は天井、9
は足乗せ台、10は姿見用篭、12は扉、15は凹面鏡、17は
篭、24は排水口、27はシャワー器具、28はカーテンであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 稲垣 博之 東京都港区虎ノ門1丁目1番28号 東陶 機器株式会社東京支社内

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床、左右の側壁、奥の壁、手前の開閉自在
    な扉、及び天井を備え、内部照明用の照明器具を備え、
    上記扉は外方に膨出する横断平面弧状に形成し、該扉の
    室内側の面には、室内側に鏡面を向くように凹面鏡を設
    置したことを特徴とする個室構造。
  2. 【請求項2】上記床には足乗せ台を設置し、奥の壁面に
    は姿見用の鏡を設置した試着室用の上記請求項1記載の
    個室構造。
  3. 【請求項3】上記個室内にはシャワー器具等を備え、床
    は排水部を有する構造で、奥の壁面には鏡を設置し、室
    内の前後方向の中間部には必要に応じてカーテンを設
    け、扉の上記凹面鏡の下には脱衣篭を設置したシャワー
    ルーム用の請求項1記載の個室構造。
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