JPH0421971Y2 - - Google Patents

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JPH0421971Y2
JPH0421971Y2 JP1987109259U JP10925987U JPH0421971Y2 JP H0421971 Y2 JPH0421971 Y2 JP H0421971Y2 JP 1987109259 U JP1987109259 U JP 1987109259U JP 10925987 U JP10925987 U JP 10925987U JP H0421971 Y2 JPH0421971 Y2 JP H0421971Y2
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JP
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toilet
bathroom
entrance
toilet bowl
partition
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JP1987109259U
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  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、浴室およびトイレを一体化したサニ
タリユニツトに係り、ビジネスホテルやワンルー
ムマンシヨン等に好適なサニタリユニツトに関す
る。
〔従来の技術〕
従来より、ビジネスホテル等の宿泊施設やワン
ルームマンシヨン等の共同住宅においては、複数
の機能を1室内に集約化して空間の利用効率を向
上することがなされている。例えば、浴室や洗面
所およびトイレ等は、ともに水まわりの設備とし
ての共通性があるため、これら浴室としての機能
およびトレイとしての機能を一室にまとめてサニ
タリルームとすることがなされている。特に、ユ
ニツト式のサニタリルームを用いた場合、防水性
や防湿性を高めることができるとともに配管を集
中させることができ、施工を大幅に簡略化できる
という利点があり、近年、盛んに利用されるよう
になつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、このようなユニツト式のサニタリル
ームにおいては、浴室あるいはトイレ等の機能を
1室内に集中させたため、相互に影響が及ぶこと
を避けられない。
例えば、入浴時の水滴の飛沫がトイレ側にまで
及び、便器や紙類にかかつたりするという問題が
あり、これに対して入浴時にはカーテンを引いて
浴槽等を囲うことがなされているが、カーテンに
黴が発生したり、濡れた体に密着して不快なもの
であつた。また、例えば、誰かが入浴中に同じサ
ニタリルーム内のトイレを利用することは現実問
題として困難であり、このようなサニタリムール
を用いた宿泊施設や住宅等に2人以上が宿泊ある
いは居住する場合、種々の制約あるいは不都合を
強いられざるを得なかつた。さらに、わが国にお
いては、旧来より便所は居住部分や浴室等とは別
個に設けられるものであり、入浴中に便器が目の
前に見えるという状態は一般的な日本人の生活習
慣や感覚にそぐわないものであつた。
本考案の目的は、浴室およびトイレ等を一体に
備えるとともに、これらを別個に利用可能かつ互
いに遮蔽可能なサニタリユニツトを提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、室内に浴槽および便器を配置すると
ともに、これらの浴槽および便器の間に板状の剛
性材料からなる仕切部材を固定し、この仕切り部
材によつて前記室内を浴槽を含む浴室部分と便器
を含むトイレ部分とに分離するとともに、前記仕
切部材には開閉自在に形成されて浴室部分とトイ
レ部分とを連通可能かつ便器方向へ移動してイレ
イ部分から便器を含まない入口部分を分割可能な
仕切ドアを設け、この仕切ドアによつてトレイ部
分と仕切られる入口部分には室外へ通じる入口ド
アを設けてサニタリユニツトを構成するものであ
る。
〔作 用〕
このように構成された本考案においては、サニ
タリユニツト内に浴槽および便器を一体に設けて
空間効率、防水性および施工容易性を向上すると
ともに、仕切部材によつて浴槽および便器を仕切
り、浴槽側からの水滴等が便器側へ飛散すること
を防止する。そして、仕切部材により独立化され
る浴室部分とトイレ部分との通行を仕切ドアによ
つて確保するとともに、仕切ドアでトイレ部分か
ら入口部分を仕切れるようにし、便器を隠した状
態で入口部分を浴室としても利用できるようにす
る。これらにより浴室およびトイレの視覚的ない
し空間的な独立性が確保され、各々の別個の利用
が可能となつて前記目的が達成される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図ないし第3図に示すように、本実施例の
サニタリユニツトは、内部にバス、トイレおよび
洗面所としての機能を備えたユニツト式のサニタ
リルームであり、通常3点ユニツトと呼ばれるも
のである。
ここで、室内10は、防水性の板状の部材から
なる4方の壁面1,2,3,4、天板5および床
板6によつて構成される矩体内に形成され、各部
材間は互いに防水シールされており、床板6は排
水溝7に向かつて低くなるように傾斜がつけられ
ている。また、壁面1および壁面2に挟まれたコ
ーナーには便器20および給水器21が設けら
れ、近傍の壁面1にはペーパーホルダ22が取付
けられている。さらに、壁面2と壁面3とに挟ま
れたコーナーには浴槽30が配置され、壁面3の
壁面4寄りの位置には洗面台40が取付けられて
おり、これら浴槽30と洗面台40との間の壁面
3に設けられた給水栓31は浴槽30および洗面
台40の何れにも給水できるように構成されてい
る。なお、第1図に示すように、この給水栓31
には壁面3に着脱自在に吊下げられたシヤワー3
2を備えており、壁面3には鏡33および照明3
4が設けられている。
第2図に示すように、室内10の略中央には、
浴槽30の壁面1側端縁の位置に壁面2から壁面
4にかけて板状の剛性材料からなる仕切部材50
が設けられており、室内10は浴槽30を含む浴
室部分11と便器20を含むトイレ部分12とに
仕切られている。この仕切部材50の壁面4側部
分には仕切ドア51が設けられており、この仕切
ドア51は通常、先端を壁面4に連接されて浴室
部分11とトイレ部分12とを仕切つているが、
図中に鎖線で示すように回動して壁面1に先端を
連結可能である。
第3図に示すように、仕切ドア51は、先端を
壁面1に連接された際にトイレ部分12から入口
部分13を仕切るように構成されており、壁面1
の入口部分13に面する部分には外部に通じる入
口ドア14が設けられている。ここで、仕切ドア
51の中央部分には上下に延びる凹部52が形成
されており、この凹部52の内側には便器20の
先端が収容されるように構成されている。
このように構成された本実施例においては、入
浴する場合、利用者は入口ドア14から室内10
に入り、仕切ドア51を開いて浴室部分11内に
入るとともに、仕切ドア51を壁面1に連接させ
てトイレ部分12を閉じ、第3図に示すように、
浴室部分11と入口部分13とを併せて浴室とし
て入浴を行う。このとき、仕切部材50および仕
切ドア51は、トイレ部分12内の便器20、給
水器21およびペーパーホルダ22等を包囲して
入浴中の利用者から覆い隠すとともに、入浴に伴
う水滴の飛沫などを遮断する。
一方、トイレを使用する場合、利用者は入口ド
ア14から室内10に入つた際に仕切ドア51を
閉じ、第2図に示すように、トイレ部分12と入
口部分13とを併せてトイレとして使用する。こ
こで、先に入浴している者がある場合、トイレを
使用する者は外部から声をかけるなどして内部の
入浴者にその旨を伝え、これに応じて入浴者は仕
切ドア51を閉じて入口部分13を浴室部分11
から仕切り、外部の者にトイレとして使用させ
る。このとき、仕切部材50はトイレとして使用
されるトイレ部分12および入口部分13と入浴
に利用される浴室部分11とを視覚的および空間
的に遮蔽し、互いに独立した利用を実現する。
このような本実施例によれば、以下に示すよう
な効果がある。
すなわち、浴槽30と便器20との間に仕切部
材50を設けたため、入浴時に浴槽30側から便
器20側へ水滴等が飛散することを防止でき、便
器20の布製便座カバー等を濡らしたりペーパー
ホルダ22中の紙などの備品を損なうことを防止
できる。
また、仕切部材50には剛性のある材料を用い
るとしたため、従来の浴槽に設けられていたカー
テンなどのように入浴時に体に密着するといつた
不都合がなく、快適な入浴が可能である。
さらに、仕切部材50により室内10を浴室部
分11とトイレ部分12とを分割したため、両者
を空間的および視覚的に遮蔽することにより、
各々においてトイレおよび浴室として独立した利
用が可能である。
このため、入浴者がいる場合でもトイレを利用
することができ、浴室部分11からの水滴のほか
湿気等がトイレ部分12に侵入することを防止で
き、トイレ部分12に置かれた紙等を損なうこと
をより確実に防止できるほか、あるいは入浴者の
視覚から便器20等を覆い隠して入浴中に便器2
0などが丸見えになるといつた不快感もなくすこ
とができる。
また、仕切ドア51によつてトイレ部分12と
入口部分13とを分割したため、入浴だけに利用
する場合、浴室部分11と入口部分13とを併せ
て浴室として利用でき、浴室を拡張してゆつたり
とした快適な入浴が可能であり、入口部分13を
脱衣室としても利用できる。
さらに、仕切ドア51には凹部52を設け、こ
の凹部52内に便器20の先端を収容するとした
ため、凹部52を設けない場合に比べて仕切ドア
51を便器20側に近づけて配置でき、入口部分
13を拡げて浴室として利用する際の空間をより
広くすることができる。
また、浴槽30、洗面第40および便器20を
室内10にユニツト化してまとめたことにより、
空間の利用効率を向上できるとともに、配管や防
水等の施工を大幅に簡略化することができ、コス
トや工期を抑制することができる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、以下に示すような変形をも含むものであ
る。
すなわち、仕切ドア51にはその上端から下端
まで延びる凹部52を設けたが、これは便器20
に対応する位置のみが局部的に凹むような形状で
あつてもよく、要するに、仕切ドア51を便器2
0側に寄せても便器20と干渉しないように便器
20を回避しうる形状であればよい。
また、仕切ドア51に凹部52を設けることは
本考案に必須のことではなく、実施にあたつて適
宜省略してもよいが、前記実施例にように便器2
0の一部を収容可能な凹部52を設けることによ
りサニタリユニツト内における入浴時の空間を広
くとることができる。
さらに、前記実施例においては、仕切部材50
に設けた仕切ドア51によつてトイレ部分12と
入口部分13とを分割し、トイレ部分12を空間
的に完全に遮断可能としたが、これは浴室部分1
1にある入浴者から視覚的に遮蔽する程度のもの
であつてもよい。
また、入口ドア14は壁面1の入口部分13に
面する位置に設けたが、これは入口部分13に面
する壁面4であつてもよい。
さらに、トイレ部分12における便器20の向
き、給水器21およびペーパーホルダ22等の配
置等は適宜変更してよく、浴室部分11内におけ
る浴槽30、給水栓31等についても同様であ
る。
また、シヤワー32、鏡33、照明34および
洗面台40等の位置も任意であるとともに、これ
らは本考案に必須ではなく、実施にあたつて適宜
変更あるいは省略してよい。
さらに、床板6は室内20内全体をカバーする
一体のものに限らず、浴室部分11、トイレ部分
12および入口部分13に対応して分割してもよ
く、例えば、浴室部分11には防水パン等を用い
て防水性や排水性を向上し、トイレ部分12には
リノリウム板等を用いるなど、各々に対応した最
適の材質を選択すればよい。
また、壁面1,2,3,4には適宜換気あるい
は採光用の窓等を設けてもよく、天板5には換気
ダクトあるいは必要に応じた照明等を設けるなど
としてもよく、その他、細部の形状や材質は実施
にあたつて便宜変更してよく、必要に応じた補助
設備の増設は任意である。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案のサニタリユニツトによ
れば、内部に一体に設けられた浴室およびトイレ
等を視覚的あるいは空間的に遮蔽し、各々独立さ
せて別個に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は前記実施例を示す上面図、第3図は前記実施
例を示す上面図である。 10……室内、11……浴室部分、12……ト
イレ部分、13……入口部分、14……入口ド
ア、20……便器、30……浴槽、50……仕切
部材、51……仕切ドア、52……凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 室内に浴槽および便器を備えたサニタリユニ
    ツトにおいて、前記浴槽および便器の間に板状
    の剛性材料からなる仕切部材を固定し、この仕
    切り部材によつて前記室内を浴槽を含む浴室部
    分と便器を含むトイレ部分とに分割するととも
    に、前記仕切部材には開閉自在に形成されて浴
    室部分とトイレ部分とを連通可能かつ便器方向
    へ移動してトイレ部分から便器を含まない入口
    部分を分割可能な仕切ドアを設け、この仕切ド
    アによつてトイレ部分と仕切られる入口部分に
    は室外へ通じる入口ドアを設けたことを特徴と
    するサニタリユニツト。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のサニタ
    リユニツトにおいて、前記仕切ドアには入口部
    分とトイレ部分とを分割する位置に移動された
    際に便器の一部を収容可能な凹部が設けられて
    いることを特徴とするサニタリユニツト。
JP1987109259U 1987-07-15 1987-07-15 Expired JPH0421971Y2 (ja)

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