JPH0723112B2 - 砕氷船の船体 - Google Patents
砕氷船の船体Info
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- JPH0723112B2 JPH0723112B2 JP4921185A JP4921185A JPH0723112B2 JP H0723112 B2 JPH0723112 B2 JP H0723112B2 JP 4921185 A JP4921185 A JP 4921185A JP 4921185 A JP4921185 A JP 4921185A JP H0723112 B2 JPH0723112 B2 JP H0723112B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bow
- ice
- hull
- wedge
- icebreaker
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B1/00—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
- B63B1/02—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement
- B63B1/04—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with single hull
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B35/00—Vessels or similar floating structures specially adapted for specific purposes and not otherwise provided for
- B63B35/08—Ice-breakers or other vessels or floating structures for operation in ice-infested waters; Ice-breakers, or other vessels or floating structures having equipment specially adapted therefor
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
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- Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は砕氷船の船体構造に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題) V字形状の船首を有する船は、船首で前方の氷を押し砕
いている。これは、砕氷に要するエネルギーが大であ
り、また、砕氷できる氷の厚さには限界があり、比較的
薄い氷しか砕氷できない。
いている。これは、砕氷に要するエネルギーが大であ
り、また、砕氷できる氷の厚さには限界があり、比較的
薄い氷しか砕氷できない。
上陸用船舶のごとき平底の船首を有した砕氷船が存在し
ている。平底の船首を有する砕氷船は、船首が前方の氷
に乗り上げ、船の前後方向において氷に下方への曲げモ
ーメントを付加し、船の幅方向において下方への剪断力
を付加して砕氷している。これは、V字形状船首によっ
て氷を押し砕くよりも一層効率的な砕氷方法であること
が実証されている。しかしながら、平底の船首を有する
砕氷船は、V字形状の船首を有する船に比較して、耐航
性が悪い。
ている。平底の船首を有する砕氷船は、船首が前方の氷
に乗り上げ、船の前後方向において氷に下方への曲げモ
ーメントを付加し、船の幅方向において下方への剪断力
を付加して砕氷している。これは、V字形状船首によっ
て氷を押し砕くよりも一層効率的な砕氷方法であること
が実証されている。しかしながら、平底の船首を有する
砕氷船は、V字形状の船首を有する船に比較して、耐航
性が悪い。
一方、砕氷船が氷原を移動する際、砕氷された氷塊は、
船の前進運動により水面の下に押し込まれる。次に、氷
塊は船体の水中部分の外面に沿って滑る。氷塊の一部は
船底に沿って後方に滑り、スクリューと接触する。これ
は船の前進運動に悪影響を及ぼしている。また、船の後
方に浮上した氷塊が、切り開いたチャンネルを再び閉じ
てしまうことがある。
船の前進運動により水面の下に押し込まれる。次に、氷
塊は船体の水中部分の外面に沿って滑る。氷塊の一部は
船底に沿って後方に滑り、スクリューと接触する。これ
は船の前進運動に悪影響を及ぼしている。また、船の後
方に浮上した氷塊が、切り開いたチャンネルを再び閉じ
てしまうことがある。
したがって、本発明の目的は、砕氷に要するエネルギー
が少ない、すなわち、砕氷性能に優れると共に耐航性が
良好であり、さらに、切り開いたチャンネルが砕氷され
た氷塊で再び閉じられてしまう恐れを低減した砕氷船の
船体を提供することである。
が少ない、すなわち、砕氷性能に優れると共に耐航性が
良好であり、さらに、切り開いたチャンネルが砕氷され
た氷塊で再び閉じられてしまう恐れを低減した砕氷船の
船体を提供することである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明による砕氷船の船体
は、船体の船幅方向の縦断面においてほぼ水平である船
底と、鉛直もしくはわずかに傾斜した両舷側と、水平線
に対して40゜以下の角度で傾斜した船首材線を備えた船
首とを有しており、前記船底と前記船首とが出会う点に
ほぼ鉛直な面を有した船尾から船首方向に収束する楔形
部分が設けられている砕氷船の船体において、前記船首
の計画楔水線以下の部分の水平断面が、一方の舷側から
他方の舷側へ連続的に曲がった弧を形成しており、前記
楔形部分の前記鉛直な面が前記水平な船底の全幅に亘っ
てほぼ同じ高さを有していることを特徴とする。
は、船体の船幅方向の縦断面においてほぼ水平である船
底と、鉛直もしくはわずかに傾斜した両舷側と、水平線
に対して40゜以下の角度で傾斜した船首材線を備えた船
首とを有しており、前記船底と前記船首とが出会う点に
ほぼ鉛直な面を有した船尾から船首方向に収束する楔形
部分が設けられている砕氷船の船体において、前記船首
の計画楔水線以下の部分の水平断面が、一方の舷側から
他方の舷側へ連続的に曲がった弧を形成しており、前記
楔形部分の前記鉛直な面が前記水平な船底の全幅に亘っ
てほぼ同じ高さを有していることを特徴とする。
(作用) 計画楔水線以下の部分の水平断面が一方の舷側から他方
の舷側へ連続的に曲がった弧を形成している船首、すな
わち、丸い船首は、砕氷船の前進時、砕氷すべき前方の
氷に乗り上げる。この時、船首と氷とは船首材線付近で
点接触する。そのため、砕氷線の前後方向及び横方向の
両方向において、氷に下方への曲げモーメントが付加さ
れ、この曲げモーメントにより、氷は砕氷される。
の舷側へ連続的に曲がった弧を形成している船首、すな
わち、丸い船首は、砕氷船の前進時、砕氷すべき前方の
氷に乗り上げる。この時、船首と氷とは船首材線付近で
点接触する。そのため、砕氷線の前後方向及び横方向の
両方向において、氷に下方への曲げモーメントが付加さ
れ、この曲げモーメントにより、氷は砕氷される。
砕氷された氷塊は砕氷船の前進運動によって船首の外面
に沿って水面の下に押し込まれる。船首の外面に沿って
後方に滑ってきた氷塊の一部は楔形部分の水平な船底の
全幅に亘るほぼ同じ高さを有している鉛直な面によっ
て、砕氷船の側方に押しやられる。側方に押しやられた
氷塊は浮力によって船体の側方の水面に浮上する。これ
により砕氷された氷塊が砕氷船のスクリューに接触する
ことが防止され、さらに、切り開いたチャンネルが浮上
した氷塊で再び閉じられる事も防止される。
に沿って水面の下に押し込まれる。船首の外面に沿って
後方に滑ってきた氷塊の一部は楔形部分の水平な船底の
全幅に亘るほぼ同じ高さを有している鉛直な面によっ
て、砕氷船の側方に押しやられる。側方に押しやられた
氷塊は浮力によって船体の側方の水面に浮上する。これ
により砕氷された氷塊が砕氷船のスクリューに接触する
ことが防止され、さらに、切り開いたチャンネルが浮上
した氷塊で再び閉じられる事も防止される。
丸い船首は、平底船首に比較して、良好な耐航性を提供
する。
する。
(実施例) 図面において、符号1は、船体の舷側を示す。符号2
は、計画喫水線レベルの水平断面の輪郭であり、3は、
船首材線の上部である。上部3は、喫水線とその下方の
砕氷領域を含む。4は、船首材線の下部であり、2aは、
異なる水平断面における船首の形状である。舷側1は、
前後方向において互いにほぼ平行であり、垂直面に対し
て外方かつ上方へのその傾斜は、好ましくは0゜から15
゜までである。船首の水平断面の輪郭2,2aは、少なくと
もほぼ連続的に彎曲する弧であり、同一の水平断面にお
ける船幅の0.4倍から2.5倍、好ましくは0.5倍から1.5倍
の曲率半径を有している。船首材線3の傾斜角度fは、
最大で40゜、好ましくは18゜以下である。船首材線の上
部3は、結合点5において下部4に結合される。喫水線
に対する船首材線の下部4の傾斜角度Cは、最大で15
゜、好ましくは5゜から10゜までである。船首材線の上
部3と下部4の傾斜のこの変化は、楔形部分7の鉛直な
側面9aに氷塊が接触する様になる以前に氷塊の降下速度
を低下させる。結合点5は、鋭い端縁を有してもよく、
丸みを有してもよい。該丸みは、船首材線の上部3と下
部4とが連続的に彎曲する弧を全体として形成する程広
い形状のものでもよい。しかしながら、技術的には、結
合点5における丸みが限られた領域を含むのに過ぎない
様に船首部分を作ることは、一般に有利である。船首材
線の下部4の長さは喫水線から楔形部分7の前端の上側
隅6までの全船首材線の長さの少なくとも30%である。
しかしながら、該下部4の長さは、少なくとも3mでなけ
ればならない。
は、計画喫水線レベルの水平断面の輪郭であり、3は、
船首材線の上部である。上部3は、喫水線とその下方の
砕氷領域を含む。4は、船首材線の下部であり、2aは、
異なる水平断面における船首の形状である。舷側1は、
前後方向において互いにほぼ平行であり、垂直面に対し
て外方かつ上方へのその傾斜は、好ましくは0゜から15
゜までである。船首の水平断面の輪郭2,2aは、少なくと
もほぼ連続的に彎曲する弧であり、同一の水平断面にお
ける船幅の0.4倍から2.5倍、好ましくは0.5倍から1.5倍
の曲率半径を有している。船首材線3の傾斜角度fは、
最大で40゜、好ましくは18゜以下である。船首材線の上
部3は、結合点5において下部4に結合される。喫水線
に対する船首材線の下部4の傾斜角度Cは、最大で15
゜、好ましくは5゜から10゜までである。船首材線の上
部3と下部4の傾斜のこの変化は、楔形部分7の鉛直な
側面9aに氷塊が接触する様になる以前に氷塊の降下速度
を低下させる。結合点5は、鋭い端縁を有してもよく、
丸みを有してもよい。該丸みは、船首材線の上部3と下
部4とが連続的に彎曲する弧を全体として形成する程広
い形状のものでもよい。しかしながら、技術的には、結
合点5における丸みが限られた領域を含むのに過ぎない
様に船首部分を作ることは、一般に有利である。船首材
線の下部4の長さは喫水線から楔形部分7の前端の上側
隅6までの全船首材線の長さの少なくとも30%である。
しかしながら、該下部4の長さは、少なくとも3mでなけ
ればならない。
楔形部分の側面9aが相互の間に形成する角度bは、30゜
から90゜までである。基準線zは、前後方向の垂直な対
称面に関する。楔形部分の側面9aは、水平断面において
僅かに彎曲されてもよい。側面9aが内方へ彎曲されれ
ば、船体の横方向への氷塊の加速は、一層一定になり、
これは、氷塊が船底9に達するおそれを低減する。他方
において、外方へ彎曲する側面9aは、船体の排水量を増
加する。楔形部分の側面が彎曲された場合、側面が相互
の間に形成する上述の角度は、楔形部分の前端から該側
面の最も後方の点までを結ぶ直線によって表わされる。
から90゜までである。基準線zは、前後方向の垂直な対
称面に関する。楔形部分の側面9aは、水平断面において
僅かに彎曲されてもよい。側面9aが内方へ彎曲されれ
ば、船体の横方向への氷塊の加速は、一層一定になり、
これは、氷塊が船底9に達するおそれを低減する。他方
において、外方へ彎曲する側面9aは、船体の排水量を増
加する。楔形部分の側面が彎曲された場合、側面が相互
の間に形成する上述の角度は、楔形部分の前端から該側
面の最も後方の点までを結ぶ直線によって表わされる。
楔形部分の側面9aは、ほぼ垂直であり、その垂直高さh
は、船舶の設計が破砕氷厚さの50%から120%、好まし
くは少なくとも80%である。船首部分の底部8は、楔形
部分の上縁とほぼ同一の高さであり、舷側1に結合され
ると共に、船首部分の定法へ延びる面に好ましくは丸み
を有して結合される。楔形部分7の底9′は、ほぼ平坦
な底であり、従って、船底9の連続的な前方延長部を形
成する。
は、船舶の設計が破砕氷厚さの50%から120%、好まし
くは少なくとも80%である。船首部分の底部8は、楔形
部分の上縁とほぼ同一の高さであり、舷側1に結合され
ると共に、船首部分の定法へ延びる面に好ましくは丸み
を有して結合される。楔形部分7の底9′は、ほぼ平坦
な底であり、従って、船底9の連続的な前方延長部を形
成する。
船舶の運航における氷の悪い作用を低減するため、楔形
部分7の側面9aは、気泡吹出し開口部11を備えてもよ
い。楔形部分7の後部および/または該後部の背後の隣
接部に配置される水放出開口部12は、特に困難な條件に
おいてゆっくりした前進運動の際に開削された氷チャン
ネルからの氷塊の除去を一層効率的にする。
部分7の側面9aは、気泡吹出し開口部11を備えてもよ
い。楔形部分7の後部および/または該後部の背後の隣
接部に配置される水放出開口部12は、特に困難な條件に
おいてゆっくりした前進運動の際に開削された氷チャン
ネルからの氷塊の除去を一層効率的にする。
第4図、第5図には、本発明の他の実施例が示され、こ
こでは、船首は、段差10によって船体の中間部分に結合
される。この配置により、船首は、一層広いチャンネル
を氷原に切開く。これは、船体の中間部分と氷原との間
の摩擦を低減し、操船を一層容易にする。
こでは、船首は、段差10によって船体の中間部分に結合
される。この配置により、船首は、一層広いチャンネル
を氷原に切開く。これは、船体の中間部分と氷原との間
の摩擦を低減し、操船を一層容易にする。
計画喫水線以下の部分の平面断面が一方の舷側から他方
の舷側へ連続的に曲がった弧を形成している船首、すな
わち、丸い船首は、砕氷船の前進時、砕氷すべき前方の
氷に乗り上げる。この時、船首と氷とは船首材線付近で
点接触する。そのため、砕氷船の前後方向及び横方向の
両方向において、氷に下方への曲げモーメントが付加さ
れ、この曲げモーメントにより、氷は砕氷される。
の舷側へ連続的に曲がった弧を形成している船首、すな
わち、丸い船首は、砕氷船の前進時、砕氷すべき前方の
氷に乗り上げる。この時、船首と氷とは船首材線付近で
点接触する。そのため、砕氷船の前後方向及び横方向の
両方向において、氷に下方への曲げモーメントが付加さ
れ、この曲げモーメントにより、氷は砕氷される。
砕氷された氷の氷塊は砕氷船の前進運動によって船首の
外面に沿って水面の下に押し込まれる。船首の外面に沿
って後方に滑ってきた氷塊の一部は楔形部分の水平な船
底の全幅に亘る鉛直な面によって、砕氷船の側方に押し
やられる。側方に押しやられた氷塊は浮力によって船体
の側方の水面に浮上する。これにより、砕氷された氷塊
が砕氷船のスクリューに接触することが防止される。ま
た、切り開いたチャンネルが砕氷された氷塊で再び閉じ
られる恐れが低減される。
外面に沿って水面の下に押し込まれる。船首の外面に沿
って後方に滑ってきた氷塊の一部は楔形部分の水平な船
底の全幅に亘る鉛直な面によって、砕氷船の側方に押し
やられる。側方に押しやられた氷塊は浮力によって船体
の側方の水面に浮上する。これにより、砕氷された氷塊
が砕氷船のスクリューに接触することが防止される。ま
た、切り開いたチャンネルが砕氷された氷塊で再び閉じ
られる恐れが低減される。
一方、丸い船首は、平底船首に比較して、良好な耐航性
を提供する。
を提供する。
(発明の効果) 本発明による船体構造によれば、砕氷は砕氷船の前後方
向及び幅方向の両方向において氷に下方への曲げモーメ
ントを付加することによって行われるので、氷の押し砕
きや剪断砕氷と比べて、小さなエネルギーで済む。さら
に、砕氷された氷塊は、楔部分によって船体の側方に押
しやられるので、氷塊がスクリューに接触することが防
止され、切り開いたチャンネルが砕氷された氷塊で再び
閉じられる恐れが低減される。また丸い船首は、平底船
首と比べて良好な耐航性を提供する。したがって、本発
明によれば、砕氷性能に優れると共に耐航性が良好であ
り、さらに、切り開いたチャンネルが砕氷された氷塊で
再び閉じられてしまう恐れを低減した砕氷船の船体が提
供される。
向及び幅方向の両方向において氷に下方への曲げモーメ
ントを付加することによって行われるので、氷の押し砕
きや剪断砕氷と比べて、小さなエネルギーで済む。さら
に、砕氷された氷塊は、楔部分によって船体の側方に押
しやられるので、氷塊がスクリューに接触することが防
止され、切り開いたチャンネルが砕氷された氷塊で再び
閉じられる恐れが低減される。また丸い船首は、平底船
首と比べて良好な耐航性を提供する。したがって、本発
明によれば、砕氷性能に優れると共に耐航性が良好であ
り、さらに、切り開いたチャンネルが砕氷された氷塊で
再び閉じられてしまう恐れを低減した砕氷船の船体が提
供される。
第1図は本発明による船体の船首部分の側面図、第2図
は第1図の船体の底面図、第3図は水平および垂直の切
断線によって具象化された第1図の船体の左船首部分の
斜視図、第4図は他の実施例の船体の船首部分の喫水線
レベルにおける断面図、第5図は第4図に示す船体の船
首部分の側面図を示す。 1……船体の舷側 2……計画喫水線レベルの水平断面の輪郭 2a……水平断面の輪郭 3……船首材線の上部 4……船首材線の下部 c……下部の傾斜角度 f……上部の傾斜角度 7……楔形部分 9……船舶の底部 9′……楔形部分の底 9a……楔形部分の側面 b……側面の間の角度 h……楔形部分の垂直高さ 10……段差 11……気泡吹出し開口部 12……水放出開口部
は第1図の船体の底面図、第3図は水平および垂直の切
断線によって具象化された第1図の船体の左船首部分の
斜視図、第4図は他の実施例の船体の船首部分の喫水線
レベルにおける断面図、第5図は第4図に示す船体の船
首部分の側面図を示す。 1……船体の舷側 2……計画喫水線レベルの水平断面の輪郭 2a……水平断面の輪郭 3……船首材線の上部 4……船首材線の下部 c……下部の傾斜角度 f……上部の傾斜角度 7……楔形部分 9……船舶の底部 9′……楔形部分の底 9a……楔形部分の側面 b……側面の間の角度 h……楔形部分の垂直高さ 10……段差 11……気泡吹出し開口部 12……水放出開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユハ プリアイネン フインランド国ヘルシンキ,バツニエメン カツ 4 イー 83 (72)発明者 グスタフ リンドクビスト フインランド国エスポー,ハウキラデンラ ンタ 21 シー 24 (56)参考文献 特開 昭51−5796(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】砕氷船の船体であって、該船体の船幅方向
の縦断面においてほぼ水平である船底と、鉛直もしくは
わずかに傾斜した両舷側と、水平船に対して40゜以下の
角度で傾斜した船首材線を備えた船首とを有しており、
前記船底と前記船首とが出会う点にほぼ鉛直な面を有し
た船尾から船首方向に収束する楔形部分が設けられてい
る砕氷船の船体において、 前記船首の計画楔水線以下の部分の水平断面が、一方の
舷側から他方の舷側へ連続的に曲がった弧を形成してお
り、前記楔形部分の前記鉛直な面が前記水平な船底の全
幅に亘ってほぼ同じ高さを有していることを特徴とする
砕氷船の船体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FI840995A FI79678C (fi) | 1984-03-12 | 1984-03-12 | Fartygsskrov |
FI840995 | 1984-03-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60209384A JPS60209384A (ja) | 1985-10-21 |
JPH0723112B2 true JPH0723112B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=8518712
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60048081A Expired - Lifetime JPH08556B2 (ja) | 1984-03-12 | 1985-03-11 | 船体または船体を有する船 |
JP4921185A Expired - Lifetime JPH0723112B2 (ja) | 1984-03-12 | 1985-03-12 | 砕氷船の船体 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60048081A Expired - Lifetime JPH08556B2 (ja) | 1984-03-12 | 1985-03-11 | 船体または船体を有する船 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US4715305A (ja) |
JP (2) | JPH08556B2 (ja) |
KR (2) | KR930009037B1 (ja) |
CA (2) | CA1240562A (ja) |
DE (2) | DE3508787A1 (ja) |
FI (1) | FI79678C (ja) |
RU (1) | RU1816272C (ja) |
SE (2) | SE8501163L (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI79678C (fi) * | 1984-03-12 | 1995-10-31 | Masa Yards Oy | Fartygsskrov |
SE462480B (sv) * | 1987-02-23 | 1990-07-02 | Goetaverken Arendal Ab | Isbrytande fartyg |
FI85126C (fi) * | 1989-09-13 | 1992-03-10 | Masa Yards Oy | Isgaoende fartyg. |
JP2837930B2 (ja) * | 1990-07-13 | 1998-12-16 | 日本鋼管株式会社 | 砕氷船 |
US5325803A (en) * | 1991-01-16 | 1994-07-05 | Thyssen Nordseewerke Gmbh | Icebreaking ship |
FI94508C (fi) * | 1991-03-18 | 1995-09-25 | Masa Yards Oy | Jäätä murtava laiva |
US5176092A (en) * | 1991-08-30 | 1993-01-05 | Newport News Shipbuilding And Dry Dock Company | Icebreaker bow and hull form |
JP3749135B2 (ja) * | 2001-03-13 | 2006-02-22 | 横河電子機器株式会社 | 温度測定装置 |
JP4494670B2 (ja) * | 2001-05-16 | 2010-06-30 | ユニバーサル造船株式会社 | 砕氷船 |
CN100344506C (zh) * | 2004-12-31 | 2007-10-24 | 广州广船国际股份有限公司 | 一种船体 |
US20060254486A1 (en) * | 2005-05-12 | 2006-11-16 | Ashdown Glynn R | Winged hull for a watercraft |
FI118121B (fi) * | 2005-11-08 | 2007-07-13 | Mobimar Oy | Menetelmä jään murtamiseksi, moottorikäyttöinen alus ja sen käyttö |
GB201013295D0 (en) * | 2010-08-09 | 2010-09-22 | Bmt Defence Services Ltd | Full form ship's hull with reduced wave making resistance |
US8726823B2 (en) * | 2011-07-19 | 2014-05-20 | Mallard S.A. | Boat hull |
WO2018132879A2 (ru) * | 2018-01-08 | 2018-07-26 | Галиб Давуд ГАСЫМОВ | Лодка-болотоход |
Family Cites Families (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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