JPS60209384A - 結氷水域運航用船舶 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、結氷水域で運航する様に構成さ扛る船舶の船
殻または船舶に関する。

従来の技術 船舶が氷原を移動する際、船舶の前面の氷塊は、船舶の
前進運動によって水面の下に押込ま牡る。

次に、氷塊は、船殻の水中部分の外面に沿って滑る。幾
らかの氷塊は、船殻の底面に沿って滑り、こｎにより、
容易に船舶のプロペラに接触する様になり、これは、プ
ロペラの効率を低減する。

その上、砕氷船の動力消費量は、船首部分の形状に著し
く依存する。広く下方かつ後方へ非常に多く傾斜する船
首部分は、下方の曲げによって砕氷する性能を有してい
る。こｎは、通常のＶ形船首部分によって氷全押し砕く
よりも一層効率的な砕氷方法であること全実証した。し
かしながら、所謂上陸用船舶の平坦な船首部分は、極め
て乏しい耐航性を生じる。

発明の目的および要約 本発明の目的は、氷塊が船舶の前進運動に出来るだけ少
ない悪影響を及ぼす様な態様に方向づけらｎる如く、結
氷水域で運航する船舶に有利な船殻形状を創造すること
である。他の目的は、その砕氷効率が動力消費量に対し
て有利な船殻の船首部分全１０造することである。更に
、この目的は、耐航性および操船性が良好な砕氷船を創
造することである。

称呼の匣宜のため、船殻の「側面」は、左舷および右舷
の夫々において船殻の頂上から下方へ延び垂直であるか
、または水平線に対してよりも小さい角度で垂直線に対
して傾斜する船殻の部分であり、船殻の「底面」は、側
面の下で垂直線に対してよりも小さい角度で水平線に対
して傾斜する船殻の部分である。

本発明は、特許請求の範囲に記載さ扛る株類の船殻また
は該船殻を有する船舶に関する。

所与の全体的な寸法内で船殻の内部体積ないし三次元容
量を最大限にするため、通常、船殻は、狭い船首部分と
船尾部分との間の中間部分がほぼ均等なビームのもので
あって、船舶の側部によって定めら扛る制限内で出来る
だけ広く作ら扛る平坦な水平底面を有する様に構成さｎ
る。

本発明の船舶または船殻が氷原を移動するとき、水平な
底部の前端における楔形部分のため、非常に僅かな氷塊
のみが船殻の水平な底部の下を行く。

該楔形部分は、船舶の側部へ氷塊を押し、氷塊は、浮力
によって側部において水面へ上昇する傾向がある。

極めて困難な結氷條件において運航する様に意図さｎる
船舶である本発明の好適実施例では、船殻の各側面の下
部は、傾斜さ扛てもよい。その上、船殻の船首部分は、
好ましくは船殻の隣接部分よりも幾分巾広く作らし、こ
ｎにより、船首部分と船殻の残部との間に段全形成する
。本発明を具現する船殻では、米国特許第３，５８０．
２０４号に記載さｎる気泡吹出し装置を使用することは
、非常に有利である。複数の該空気吹出し開口部は、好
ましくは、前記楔形部分のほぼ垂直な側部に配置さｎる
。該船舶は、楔形部分の後部の側部および／または該部
分の背後に隣接する側部に水放出開口部を備えてもよい
。その上、該楔形部分の底は、好ましく゛は前記船殻の
底部に同じ高さで該底部の連続的な前方延長部を形成す
る。

実際上、楔形部分は、水平な底部の少なくともほぼ全中
にわたって延びる。楔形部分のほぼ垂直な側部の間の角
度は、６０°から９０°までである。

楔形部分は、水平断面で僅かに彎曲した側部を有しても
よい。楔形部分の垂直高さは、該船舶が氷を通って連続
的に前進する際に破砕する様に意図さ扛る最大厚さレベ
ルの氷の５０％から１２０％、好ましくは少なくとも８
０％である。本発明による船舶は、通常、少なくとも０
゜５ｍの最大厚さレベルの氷に対して意図さｎる。

丸めら扛る船首部分は、有利な三次元容量を船殻に与え
、即ち、船舶の内部体積は、船舶の全体的寸法に対して
大きい。船首部分の計画喫水線面および該面の下方にお
ける断面輪郭の形状は、該船殻の中心部分において、同
一の水平断面における船殻のビームの０．４倍から２．
５倍、好ましくは０．５倍から１．５倍の曲率半径を有
している。

船首部分の船首打線は、水平面に対して最大で４０°、
好ましくは最大で１８°の角度で計画喫水線から下方か
つ後方へ斜めに延びる。船首打線が斜めであ扛ばある程
、曲げによる砕氷は、効率的である。しかしながら、船
首部分の過度に長い延長を排除するため、該角度は、過
度に小さくてはならず、好ましくは少なくも１６°でな
ければならない。

本発明の好適実施例では、斜めの船首部分の最低部分、
即ち、楔形部分に隣接する部分の船首打線は、計画喫水
線から楔形部分の前端までの船首打線に沿う距離の少な
くとも６０％の距離にわたり最大で１５°、好ましくは
最大で１０°の傾斜角度を有している。この距離は、少
くとも６ｍでなけｎばならない。この特徴により、氷塊
の下方への速度は、氷塊が楔形部分に直面する以前に低
下さ扛る。

本発明は、添付図面を参照し例として下記に説明さ扛る
。

実施例 図面において、符号１は、船殻の側面を示す。

符号２は、計画喫水線レベルであり、３は、船首打線の
上部であり、該上部は、喫水線とその下方の砕氷領域を
含み、４は、船首打線の下部でアク、２ａは、異なる水
平断面における船首部分の形状である。側面１は、長手
方向においてほぼ平行であり、垂直面に対して外方かつ
上方へのその傾斜は、好ましくは０°から１５°までで
ある。船首部分の水平断面の輪郭２，２ａは、少なくと
もほぼ連続的に彎曲する弧でアリ、その中心部分は、同
一の水平断面における船殻のビームの肌４倍から２．５
倍、好ましくは０．５倍から１．５倍の曲率半径を有し
ている。船首打線３の傾斜角度では、最大で４０°、好
ましくは１８°以下である。船首打線の上部３は、結合
点５において下部４に結合さ扛る。喫水線面に対する船
首材！４の傾斜角度Ｃは、最大で１５°、好ましくは５
°から１０°までである。船首打線３，４の傾斜のこの
変化は、楔形部分７の側面９ａに氷塊が接触する様にな
る以前に氷塊の降下速度を低下する。結合点５は、鋭い
端縁を有してもよく、丸みを有してもよい。該丸みは、
船首打線３，４が連続的に彎曲する弧を全体として形成
する程広い形状のものでもよい。しかしながら、技術的
には、結合点５における丸みが限らｎた領域を含むのに
過ぎない様に船首部分を作ることは、一般に有利である
。船首打線の下部４の長さは、喫水線２から楔形部分７
の前端の上側隅６までの全船首打線の長さの少なくとも
３０％である。しかしながら、該下部４の長さは、少な
くとも３ｍでなけ扛ばならない。

楔形部分の側面９ａが相互の間に形成する角度すは、６
００から９０°までである。基準線２は、長手方向の垂
直な対称面に関する。楔形部分の側面９ａは、水平断面
において僅かに彎曲さ扛てもよい。側面９ａが内方へ彎
曲さｎ扛ば、船舶の横方向への氷塊の加速は、一層一定
になり、とｎは、氷塊が船舶の底部９に達する惧ｎ全低
減する。他方において、外方へ彎曲する側面９ａは、船
舶の排水量を増加する。楔形部分の側面が彎曲さ−ｎれ
ば、側面が相互の間に形成する上述の角度は、楔形部分
の前端から該側面の最も後方の点までによって計算さ扛
る。

楔形部分の側面９ａは、はぼ垂直であり、その垂直高さ
ｈは、船舶が破砕する様に意図する最大厚さレベルの氷
の５０％から１２０％、好ましくは少なくとも８０％で
ある。船舶の船首部分の底部８は、楔形部分の上級とほ
ぼ同一の高さであジ、船舶の側面１に結合さｎると共に
、船首部分の上方へ延びる面に好ましくは丸めによって
結合さｎる。楔形部分７の底９′は、はぼ平坦な底であ
シ、従って、船殻の底部９の連続的な前方延長部を形成
する。

船舶の運航における氷の悪い作用全低減するため、楔形
部分７の側面９ａは、気泡吹出し開口部１１を備えてい
る。部分７の後部および／または該後部の背後の隣接部
に配置さ扛る水放出開口部１２は、特に困難な條件にお
いてゆつくりした前進運動の際に開放さｎた氷チャンネ
ルからの氷塊の除去を一層効率的にする。

第４図、第５図には１本発明の一実施例が示さｎ、とｎ
では、船首部分は、肩１０によって船殻の中間部分に結
合さｎる。この配置により、船首部分は、一層広いチャ
ンネルを氷原に破砕し、こ扛は、船殻の中間部分と氷原
との間の摩擦を低減し、操船を一層容易にする。

本発明は、図示の実施例に制限さｎず、その幾つかの変
形は、特許請求の範囲内で実施可能である。例えば、そ
ｎ自体の如何なる推進機構をも欠く平底の荷船を固定的
にまたは着脱可能に既存の船殻に結合することによって
上述め船殻を形成することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による船殻の実施例の船首部分の側面図
、第２図は第１図の船殻の底面図、第６図は水平および
垂直の切断線によって具象化さｎた第１図の船殻の左船
首部分の斜視図、第４図は他の実施例の船殻の船首部分
の喫水線レベルにおける断面図、第５図は第４図に示す
船殻の船首部分の側面図を示す。 １・・・船殻の側面 ２・・・計画喫水線レベル ２ａ・・・水平断面の輪郭 ４・・・船首打線の下部 Ｃ・・・下部の傾斜角度 ｆ・・・上部の傾斜角度 ７・・・楔形部分 ９・・・船舶の底部 ９′・・・楔形部分の底 ９ａ・・・楔形部分の側面 ｂ・・・側面の間の角度 ｈ・・・楔形部分の垂直高さ １０・・・肩 １１・・・気泡吹出し開口部 １２・・・水放出開口部 代理人　浅　村　皓 ２ 第１頁の続き ０発　明　者　ゲスタフ　リンドクビ　フィンスト　２
４ ランド国ニスポー、ハウキラデンランタ　２１　シー手
続補正書（自発） 昭和６０年４月１１日 特許庁長官殿 １、事件の表示 昭和６０年特許願第　４９２１１　号 ２、発明の名称 結氷水域運航用船舶 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 ４、代理人 ５、補正命令の日付 昭和　年　月　日 ６、補正により増加する発明の数

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｊｌ）　結氷水域で運航する様に構成さ扛る船殻を備え
   、船舶がその設計による正しい基本的な位置において浮
   くとき、喫水線面が、周囲の水のレベルを示す該船殻の
   水平断面であり、フレーム形状が、該船殻の任意の横断
   面の外側輪郭である船舶において、はぼ水平な底面と、
   垂直であるかまたは上方の方向で外方へ傾斜する側面と
   を前記船殻に定める全体的なフレーム形状を備え、該船
   殻が、丸めらｎた船首部分全限定し、該船首部分の断面
   輪郭が、前記船舶の計画喫水線および該喫水線の下方の
   水平断面において、該船舶の一側部から反対側の側部へ
   少くともほぼ連続的に彎曲する弧をたどり、該船首部分
   の船首材線が、水平面に対し最大で４０°、好ましくは
   最大で１８°の角度において下方かつ後方の方向へ該計
   画喫水線から斜めに延び、はぼ垂直な楔形部分が、前記
   船舶の底部において、該斜めの船首部分の最底部の領域
   でほぼ垂直下方へ延びる船舶。 （２）前記楔形部分の底が、前記船殻の底面と同一の高
   さであり、該底面の連続的な前方延長部を形成する特許
   請求の範囲第１項に記載の船舶。 （３）　前記楔形部分が、前記水平な底面の巾の少くと
   もほぼ全体にわたって延びる特許請求の範囲第１項に記
   載の船舶。 （４）前記楔形部分のほぼ垂直な側部の間の角度が、３
   ０°から９０°までである特許請求の範囲第１項に記載
   の船舶。 （５）　前記楔形部分が、水平断面において僅かに彎曲
   する側部を有する特許請求の範囲第１項に記載の船舶。 （６）　前記楔形部分の垂直高さが、前記船舶によって
   破砕する様に意図さｎる最大厚さレベルの氷の５０％か
   ら１２０％、°好ましくは少くとも８０％である特許請
   求の範囲第１項に記載の船舶。 （７）　前記船首部分の断面輪郭の形状が、前記船殻の
   中心部分において、同一の水平断面での該船殻のビーム
   の０．４倍から２．５倍、好ましくは０．５倍から１．
   ５倍の曲率半径を有する特許請求の範囲第１項に記載の
   船舶。 （８）前記船首材線の傾斜角度が、前記斜めの船首部分
   の最低部および前記楔形部分の前面において、前記計画
   喫水線から該楔形部分の前端まで該船首材線に沿う距離
   の少くとも６０％の距離にわたり最大で１５°、好まし
   くは最大で１０°であり、該距離が、少なくとも３ｍで
   ある％杆請求の範囲第１項に記載の船舶。 （９）前記船殻の船首部分が、該船殻の隣接部分よりも
   幾分巾広でアシ、こｎにより、該船首部分と該船殻の残
   部との間に段を形成する特許請求の範囲第１項に記載の
   船舶。 ００）空気吹出し開口部全盲する気泡吹出し装置金偏え
   、複数の該開口部が、好ましくは前記楔形部分のほぼ垂
   直な側部に配置さ扛る特許請求の範囲第１項に記載の船
   舶。 αＤ　前記楔形部分の後部の側部および／または該部分
   の直ぐ背後の側部に配置さｎる水放出開口部分備える特
   許請求の範囲第１項に記載の船舶。