JPH07151165A - レリーズ装置 - Google Patents

レリーズ装置

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JPH07151165A
JPH07151165A JP6219199A JP21919994A JPH07151165A JP H07151165 A JPH07151165 A JP H07151165A JP 6219199 A JP6219199 A JP 6219199A JP 21919994 A JP21919994 A JP 21919994A JP H07151165 A JPH07151165 A JP H07151165A
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ring
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータと伝動装置との間に設けられた摩擦ク
ラッチのレリーズ装置を改良すること。 【構成】 レリーズ支承部の回転する支承リングによっ
て保持された、クラッチ作動部材に接触するために定め
られた作動範囲と、伝動装置側に設けられた保持部分と
の間の力伝達経路に補償装置が設けられ、この補償装置
により、摩擦クラッチの寿命に亙って発生する、クラッ
チ作動部材の、レリーズ装置を負荷する部分の軸方向の
移動が少なくともほぼ補償可能であること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クラッチ、特にモータ
と伝動装置との間に設けられる摩擦クラッチのためのレ
リーズ装置であって、クラッチ作動部材を作動するため
のレリーズ支承部を有し、レリーズ支承部が伝動装置側
に設けられた保持部により保持されており、保持部の上
に少なくとも1つの支え部材が設けられており、支え部
材が保持部に対して軸方向に移動可能でかつ回動可能な
レリーズ支承部のための作動部材を介してレリーズ支承
部に作用する作動力を支えており、支え部材とこれに対
して回動可能な作動部材との間に作動部材を軸方向に移
動させるためのランプ装置が設けられている形式のもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなレリーズ装置は例えばFR−
A−2658763号明細書に記載されている。
【0003】しかしながらこの公知のレリーズ装置は比
較的に費用のかかる構造を有し、このレリーズ装置の組
立も部品の数が多いために困難でかつ時間をとる。
【0004】
【発明の課題】本発明の課題は所要スペースが小さく、
構造が簡単で、しかも組立が容易である、冒頭に述べた
形式のレリーズ装置を提供することである。さらにこの
レリーズ装置は特に簡単にかつ低コストで製作可能でな
ければならない。又、このレリーズ装置はこのレリーズ
装置と協働するクラッチの全寿命に亙ってこのクラッチ
の申し分のない作動を保証するものでなければならな
い。本発明により構成されたレリーズ装置は特に有利な
形式で、例えば西ドイツ国特許出願P4239291.
8号、P4239689.6号、P4243667.6
号およびP4317586.4号明細書に提案されてい
るクラッチと関係させて使用することができる。したが
って本発明の記述は本発明の1部でもある前記明細書と
関連して理解されたい。
【0005】クラッチ円板の摩擦ライニングの摩耗を少
なくとも補償する統合された後調節装置を備えた前記形
式のクラッチ装置もしくは摩擦クラッチにおいては、ク
ラッチペダルの運動が連桿及び(又は)ワイヤを介して
少なくとも1つのレリーズ支承部を介在させて摩擦クラ
ッチの作動部材に伝達されるいわゆる機械的なレリーズ
システムと関連して、全運動学的連鎖に存在する製作誤
差に基づき、作動部材の負荷するレリーズ装置範囲が作
動部材の負荷しようとする範囲に対して常に同じ軸方向
の位置を有することが保証されず、摩擦クラッチのレリ
ーズ距離もしくはで作動部材に伝達される作動距離に比
較的に大きなばらつきが在るという問題が発生する。こ
のばらつきによって当該クラッチの後調節装置の機能は
少なくとも低下させられ、極端な場合にはこの後調節装
置の後調節機能はもはや与えられなくなる惧れがある。
【0006】本発明の別の課題は前述の欠点を回避する
ことにもある。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明によれば前記課題もしく
は目的は、レリーズ支承部の回転する支承リングにより
保持された、クラッチ作動部材に接触するように定めら
れた作動範囲と、伝動装置側に設けられた保持部分との
間の力伝達経路に、補償装置が設けられ、この補償装置
によって、クラッチ作動部材の、レリーズ装置により負
荷される範囲において摩擦クラッチの寿命に亙って発生
する軸方向の移動が少なくともほぼ補償されることによ
って達成された。本発明による補償装置の配置は、補償
装置がきわめて簡単な形式でレリーズ装置に統合可能で
あるという利点を有している。
【0008】特に有利であるのは、補償装置が保持部分
とその上に配置された支え部材との間に配置されている
ことである。しかしながら補償装置は保持部分と伝動装
置ケーシング又はその上に固定された保持部との間に設
けられていることができる。
【0009】レリーズ装置の機能にとっては、支え部材
が軸方向で保持部分に対して移動可能であると特に有利
である。この場合には支え部材は保持部分に対して回動
不能であると一層有利である。さらに有利であるのは、
支え部材がリング状に構成され、保持部分の円筒状の付
加部に軸方向で滑動可能に受容されていることである。
このためにはリング状の支え部材は半径方向内側範囲に
スリーブ状の軸方向付加部を有し、この軸方向付加部が
保持部分の上で案内されている。
【0010】有利な形式で、レリーズ支承部に作用する
軸方向のクラッチ作動力を受ける支え部材は作動部材と
補償装置との間の力伝達経路に設けられていることがで
きる。この場合、作動部材はレリーズ支承部を保持する
かレリーズ支承部の構成部分を成すことができる。有利
には形式でレリーズ支承部はいわゆる自動調心する軸受
として構成しておくことができる。
【0011】ランプ装置は少なくとも支え部材及び(又
は)作動部材に設けられたランプとして形成されている
ことができる。このランプは円筒形又は球状の転動体と
協働することができる。特に有利であるのは、支え部材
が乗上げランプを有し、この乗上げランプが作動部材に
設けられた対応乗上げランプと協働していることであ
る。この場合には乗上げランプと対応乗上げランプとの
間に転動体が配置されていることができる。このランプ
の乗上げ角度を適当に選択することでクラッチをレリー
ズするために必要なレリーズ力とクラッチを作動するた
めに必要な力との間の比が所望の値に調節される。ラン
プはその長手方向の寸法に亙って変化する乗上げ角度を
有し、クラッチの作動距離に亙って前述の力比が変化可
能であり、種々の値を有するようにすることもできる。
【0012】レリーズ装置の機能と構成にとっては、補
償装置がランプメカニズムを有していると特に有利であ
る。このランプメカニズムはレリーズ装置の軸方向に上
昇する後調節ランプを有していることができる。ランプ
メカニズムの特に有利な構成は、ランプメカニズムがレ
リーズ装置の1つの構成部分に設けられた乗上げランプ
と別の構成部分に設けられた対応乗上げランプとを有
し、乗上げランプと対応乗上げランプとが互いに相対的
に回動可能であることにより達成される。この場合に
は、乗上げランプと対応乗上げランプは軸方向に緊締さ
れた場合に自縛作用を有するように構成されていること
ができる。この自縛作用は例えばランプの乗上げ角度及
びランプの接触範囲の間にある摩擦値の適当な選択によ
って達成される。
【0013】レリーズ装置の構成にとっては、ランプメ
カニズムの乗上げランプが保持部分に対し回動可能であ
るリング状の構成部分により保持されていると有利であ
る。ランプメカニズムの対応乗上げランプは有利な形式
で保持部分の上に設け、これに対して回動不能であるこ
とができる。さらに乗上げランプを有する構成部分は軸
方向で保持部分に対して移動可能であると有利である。
【0014】レリーズ装置の特に有利でかつ簡単な構成
は、ランプメカニズムの乗上げランプを有するリング状
の構成部分が支え部材と保持部分との間の力伝達経路に
設けられていることである。この場合にはリング状の構
成部分は直接的に支え部材を軸方向で支えることができ
る。この場合、支え部材は例えば薄板から成ることがで
きるリング状の構成部分によって形成されていることが
できる。
【0015】特にスペースをとらない構成形式もしくは
コンパクトな構成形式は、補償装置を支え部材と作動部
材との間に設けられたランプ装置の半径方向内側に配置
することで達成される。さらにレリーズ装置の構成にと
っては、軸方向で見て、補償装置が設けられている半径
方向の範囲がレリーズ支承部のリング状の延在範囲と少
なくともほぼ合致していることが有利である。したがっ
て補償装置とレリーズ支承部はレリーズ装置の回転軸線
から少なくともほぼ同じ間隔で配置されるようにした
い。補償装置のリング状の構成部分のスペースをとらな
い配置は、この構成部分が支え部材のスリーブ状の範囲
の周囲に設けられていることによって保証される。
【0016】別の発明的な思想によれば補償装置は、当
該クラッチ装置のレリーズ方向で見てフリーホイル状に
作用するかもしくは後調節し、レリーズ方向とは反対の
方向では自縛作用を有するように構成することができ
る。このためには乗上げランプ及び(又は)対応乗上げ
ランプは軸方向で見て3〜15°、有利には4から10
°の上昇角度を有していることができる。有利な形式で
後調節ランプは、摩擦係合による自縛作用が得られるよ
うに構成されている。したがっていずれにしても後調節
ランプが自縛作用を有する係合を有し、不都合な戻り移
動を回避するために付加的な手段が不要になることが保
証されなければならない。しかしながら必要な場合には
前述の如き付加的な手段を設けることも可能である。
【0017】自動的な補償装置の申し分のない機能を保
証するためには、乗上げランプ及び(又は)対応乗上げ
ランプを保持する少なくとも一方の構成部分が後調節方
向へばね負荷されていると有利である。この場合、ばね
負荷は有利な形式で、他のばね、例えば圧着もしくは皿
ばねと、冒頭に述べた特許明細書に開示されたクラッチ
において圧着もしくは皿ばねを軸方向にたわみ可能に支
えるために設けられたばね部材とが影響を受けないか実
質的に影響を受けないように行うことができる。しかし
ながらランプメカニズムを緊締するばねは規定された軸
方向の力成分がレリーズ支承部にクラッチ作動部材の方
向に作用するように設計しておきたい。
【0018】有利であるのは、支え部材部材と作動部材
との間のランプ装置のために許容された回動角度が制限
されていることである。この制限は発生する摩耗を補償
する補償装置によって可能である。このためには作動部
材の回動角度は、ランプ装置によって得られるレリーズ
支承部の軸方向の移動が、レリーズ装置により作動可能
であるクラッチの目標レリーズ距離にほぼ相応するよう
に設定される。特に簡単な形式で支え部材と作動部材と
の間の相対回動は後調節ランプの端部範囲に設けられた
ストッパによって制限されていることができる。回動制
限は支え部材と作動部材との間に設けられた転動体が後
調節ランプの端部範囲に接触することで保証される。
【0019】さらに補償装置の後調節距離が例えばスト
ッパで制限されていると有利である。この場合、距離制
限はクラッチ円板の摩擦ライニングの最大許容摩耗にお
いて少なくとも有効であるように行われる。補償装置の
後調節機能の制限は補償装置のリング状の構成部分と保
持部分又は支え部材との間に制限ストッパを設けること
により行うことができる。
【0020】レリーズ装置の特に簡単な組立は支え部材
と保持部分との間にスナップ結合装置として構成された
軸方向の距離制限装置が設けられていることで保証され
る。スナップ結合装置を形成するためには支え部材及び
(又は)保持部分とにばね作用を有するかもしくは弾性
的な範囲を設けることができる。この場合には前記範囲
は付加的なもしくは高められた力を加えることによって
のみ克服される。
【0021】レリーズ装置の組立及び組込みにとって
は、クラッチをレリーズ装置ではじめて作動するまでレ
リーズ支承装置が保持部分の上で所定の後退させられた
位置に留まることを保証する装置が設けられていると有
利である。
【0022】この装置を介して、有利な形式で補償装置
のランプメカニズムは機能準備位置に保持される。この
機能準備位置でランプメカニズムはすでに後調節方向に
緊締されていることができる。さらに補償装置の後調節
機能も摩擦クラッチをはじめて作動した場合に解放され
るようにすることができる。レリーズ装置の特に有利な
構成は、前記装置が作動部材と補償装置の乗上げランプ
を保持するリング状の構成部分との間に設けられている
と達成される。
【0023】本発明のレリーズ装置は本発明の1実施態
様によれば特に有利な形式で、押圧板を有し、該押圧板
が回動不能ではあるが、軸方向に制限されて移動可能に
対応押圧板と結合可能である摩擦クラッチと組合わせて
用いることができる。この対応押圧板は例えばはずみ車
によって形成することができる。摩擦クラッチは押圧板
と対応押圧板との間に締込み可能なクラッチ円板の方向
に負荷する圧着ばねを有している。この場合にはクラッ
チはクラッチ円板の摩擦ライニングを摩耗を補償する後
調節装置を有している。この後調節装置は圧着ばねの力
による押圧板の実質的に変わらない負荷を可能にする。
さらに摩擦クラッチはレリーズ装置により断ち継ぎのた
めに負荷可能な作動部材を有している。この場合、少な
くとも摩擦ライニングの摩耗に関連して作動部材はレリ
ーズ運動の方向で軸方向に移動可能である。摩擦クラッ
チの構成とレリーズ装置の機能とにとっては、摩擦クラ
ッチの圧着ばねがクラッチケーシングに2腕レバーの形
式で旋回可能に支えられている皿ばねによって形成され
ていると有利である。この場合には皿ばねは軸方向で、
皿ばねとケーシングとの間に設けられた転動支承部に向
かってばね負荷されており、摩擦クラッチのレリーズ力
の経過は、ライニングが摩耗した場合に、皿ばねとケー
シングとの間に設けられた転動支承部に対するばね負荷
により生ぜしめられた、発生するレリーズ力に抗して作
用する力が克服されるように増大する。したがってライ
ニングが摩耗した場合には摩擦クラッチのためのレリー
ズ力の経過のレベルは大きくなり、皿ばねをケーシング
側の転動支承部に向かって圧迫する対応力もしくは支え
力はレリーズ過程の間に一時的に克服され、両方の前記
力の間に再び平衡状態が与えられる。特に有利であるの
は摩擦クラッチの寿命に亙って、クラッチ作動部材、例
えば皿ばね舌状部が少なくともクラッチ円板の摩擦ライ
ニングにおいて発生する摩耗に相応して軸方向に移動可
能に摩擦クラッチが構成されていることである。
【0024】さらに特に有利であるのは、レリーズ装置
と協働する摩擦クラッチが、個々のはずみ質量体の間に
振動減衰装置を備えた多部分から成るはずみ車の構成部
分である対応押圧板の上に取付けられていることであ
る。
【0025】
【実施例】図1と図2に示されたレリーズ装置1は軸方
向で、図示されていない自動車の伝動装置2と摩擦クラ
ッチ3との間に作用的に配置されている。
【0026】レリーズ装置1は軸方向で不同な保持部分
4を有している。この保持部分4は軸方向で伝動装置ケ
ーシング2に支えられ、該伝動装置ケーシング2にねじ
結合部5を介して結合可能である。保持部分4は図示の
実施例の場合には中空に構成されたプラスチック部分と
して製造され、このプラスチック部分は組立られた状態
で伝動装置入力軸6を取囲む。保持部分4は円錐台状に
形成された範囲7を有し、この範囲7は軸方向で伝動装
置ケーシング2へ拡大されている。さらに保持部分4は
スリーブ状に構成された範囲8を有し、この範囲8の上
にはリング状の支え構成部分9が受容されている。この
支え構成部分9は摩擦クラッチ3をレリーズするために
必要な力を受け保持部分4に伝達する。リング状の支え
構成部分9は半径方向内側にスリーブ状の付加部10を
有している。この付加部10はスリーブ状の範囲8の上
に軸方向で滑動可能に受容されている。
【0027】図示の実施例の場合にはリング状の薄板部
分によって形成された作動部材11は支え構成部分9に
対して回動可能でかつ軸方向に移動可能である。このた
めには支え構成部分9と作動構成部分11との間にはラ
ンプ装置12が設けられている。ランプ装置12のラン
プ13,14はリング状の作動部部材1に設けられた乗
上げランプ13を有し、この乗上げランプ13は転動体
15を介在させて、支え構成部分9に設けられた対向乗
上げランプ14と協働する。ランプ13,14は周方向
に配置され、両方の構成部分9と11との間に軸方向運
動を生ぜしめるために軸方向で上昇している。図示の実
施例ではランプ13,14は薄板成形部材として構成さ
れた構成部分9と11に設けられた圧刻部によって形成
されている。乗上げランプ13,14は構成部分9と1
1との軸方向で延びる範囲に一体成形されている。
【0028】リング状の作動部材11は、レリーズ支承
部16を保持している。この場合、レリーズ支承部16
は回転しない支承リング17の摩擦緊締の形をした力接
続に抗して、制限された制動可能性を有している。クラ
ッチ3と一緒に回転する支承リング18は摩擦クラッチ
3のレリーズ部材19に係合する。
【0029】図2から判るように図示の実施例では作動
部材11はボーデンワイヤもしくはケーブル20を介し
て作動可能である。このためにはケーブル20の外套2
1は支え構成部分9に支えられ、外套21内に受容され
たケーブルもしくはワイヤ22は作動構成部分11と作
動力を伝達するために作用的に結合されている。このた
めには作動構成部分11はワイヤ22のための掛止範囲
23を有している。
【0030】さらに図2から判るように支え構成部分9
は3角形の張出し部9aを有し、この張出し部9aはボ
ーデンワイヤ20の外套21を保持している。
【0031】図示された実施例においてはレリーズ部材
19はクラッチ皿ばね25の半径方向内側に向けられた
舌状部19によって形成されている。クラッチ3と一緒
に回転する支承リング18は摩擦クラッチ3の断ち継ぎ
を保証するためにクラッチレリーズ部材19の作動範囲
19aと協働する負荷範囲18aを保持している。作動
範囲19aは皿ばね舌状部19の半径方向内方にある舌
端部によって形成されている。
【0032】摩擦クラッチ3のための作動力を軸方向で
受けるかもしくはケーシング2へ伝達する保持部分4
と、回転する支承リング18により保持された負荷範囲
18aとの間の力伝達経路には補償装置26が存在して
いる。この補償装置26は摩擦クラッチ3の寿命に亙っ
て、発生するクラッチ作動部材19もしくはクラッチ作
動部材の作動範囲19の軸方向の移動を少なくともほぼ
補償することができる。これによってレリーズ装置1の
負荷範囲18aが摩擦クラッチ3の作動範囲19aに対
して常に申し分なく位置せしめられ、したがってランプ
装置12によって与えられる摩擦クラッチ3のレリーズ
距離は実質的に一定に保たれる。摩擦クラッチ3のレリ
ーズ部材19もしくは作動範囲19aの前述の移動は主
として、摩擦クラッチ3の寿命に亙ってクラッチ円板2
8の摩擦ライニング27の範囲に発生する摩耗に帰因す
る。
【0033】図1から判るように、支え構成部分9と作
動部材11は軸方向で内外に嵌合している。このために
は作動部材11は鉢形の範囲11aを形成し、該範囲1
1aは横断面で見てU字形の支え構成部分9を受容す
る。この場合には支え構成部分9のU字形横断面の底部
範囲は鉢形の範囲11aの底部範囲に軸方向で隣接して
いる。ランプ13,14は作動部材11と支え構成部分
9との半径方向外側の軸方向の延在部29,30の範囲
に設けられている。
【0034】回動可能な作動部材11の力導入範囲23
は作動部材11の軸方向の延在範囲29と一体である軸
方向の舌状部31に設けられている。図示の実施例にお
いては作動部材11はボーデンケーブルもしくはワイヤ
20を介して作動される。しかしながら他の作動部材、
例えば液圧的、空気力式又は電気的に駆動されかつ適当
な結合手段を介して作動部材11を負荷するかもしくは
回動させる。このような調節モータは場合によってはレ
リーズ装置のすぐ近くに配置できる。この場合にはこの
ような調節モータを例えば支え構成部分9に設けること
も有意義である。
【0035】補償装置26はランプ装置12の半径方向
内側に配置されている。図示の実施例では補償装置26
は横断面がU字形に構成された支え構成部分9によって
制限されたリング状の空間内に受容されている。
【0036】図3の拡大されて示されたレリーズ装置1
から判るように補償装置26は図4と5に示されたリン
グ状の構成部分32の形をした後調節部材を有してい
る。リング状の後調節部材32は図示の実施例の場合、
半径方向でずらされた、周方向に延びる、軸方向で上昇
する乗上げランプ33,34の2つの対偶を有してい
る。これら対偶は構成部材32の周方向に分配されてい
る。特に図5から判るように半径方向内側の乗上げラン
プ33は半径方向外側に配置された乗上げランプ34に
対して周方向に、しかもランプ長さもしくはランプピッ
チの半分だけずらされている。図4から判るように乗上
げランプ33,34の両方の対偶は図示の実施例の場合
には、単にそれぞれ2つのランプ33もしくは34だけ
を有しているにすぎない。しかしながら周方向に3つ又
はそれ以上のランプが設けられていてもよい。しかしな
がらこの場合には所定の後調節距離のためにはランプ角
度は相応に急傾斜になる。後調節ランプ32は図1及び
図3から判るように端面35で直接的に支え構成部分9
に支えられている。この端面35は円錐台形に構成さ
れ、支え構成部分9の底9aの範囲に一体成形された、
適当に形成された円錐台形の支え面36に接触する。接
触しあう面35,36の円錐台形の構成によって後調節
部材32は支え構成部分に対してセンタリングされる。
リング状の後調節部材32は支え構成部分9に一体成形
された、スリーブ状の付加部10を取囲んでいる。この
付加部10は保持部分4の上でセンタリングされてい
る。乗上げランプ33,34は軸方向でレリーズ支承部
16から離れる方向に延びている。後調節部材32は周
方向で、しかも後調節回転方向に、すなわち図6と7に
示された保持部分4の対応ランプ37,38にランプ3
3,34が乗上げることにより後調節リング32がクラ
ッチレリーズ部材19に向かって軸方向に、すなわち、
軸方向に伝動装置ケーシング2から離れる方向へ移動さ
せられる。
【0037】図6と図7とから判るように対応乗上げラ
ンプ37,38は同様に、半径方向と周方向とに互いに
ずらされた乗上げランプの対偶から成っている。この場
合、各対偶は2つのランプ37もしくは38を有してい
る。後調節部材32のランプ33,34と保持部分4の
ランプ37,38は互いに調和させられており、互いに
軸方向で係合している。周方向でずらされたランプによ
って後調節部材32と保持部分4との間に申し分のない
中心的な案内があることが保証される。
【0038】クラッチ3もしくはレリーズ支承部16の
回転軸線を垂直に通って延びる平面で見た対応乗上げラ
ンプ37,38の傾斜角度39は乗上げランプ33,3
4の角度40に相応している。
【0039】図示の実施例では保持部分4と後調節部材
32は耐熱性のプラスチック、例えばサーモプラストか
ら製作される。この耐熱性のプラスチックは付加的に繊
維で補強されていることができる。これによってこの構
成部分は簡単な形式で射出成形部分として製作できる。
保持部分4に設けられた対応乗上げランプ37,38は
固有の、例えばリング状の構成部分から形成されている
こともできる。このリング状の構成部分は例えば保持部
分4における、長さが適当に選択されたスリーブ状の範
囲8に被せ嵌められ、場合によっては保持部分4と回動
不能に結合されていることができる。
【0040】乗上げランプ33,34と対応乗上げラン
プ37,38は周方向で見て、摩擦クラッチ3の総寿命
に亙って押圧板41及び対応押圧板42の摩擦面と摩擦
ライニング27とにおいて発生する摩耗の後調節を保証
する回動角を両方の構成部材4と32の間に乗上げラン
プ33,34と対応乗上げランプ37,38とが許すよ
うに構成されている。特に有利な形式でランプ26,2
7,28,29はこれらが付加的に個々の構成部分に存
在する軸方向の製作誤差とそれによってもたらされる組
込みもしくは位置誤差を補償するように構成しておくこ
とができる。このような構成で作動範囲19aと保持部
分4のための伝動装置ケーシングの支え範囲との間のす
べての軸方向の製作誤差は補償される。考慮すべき製作
誤差に基づき補償装置26によって保証する必要のある
後調節距離は乗用車において使用する場合には、構成部
分41,42の摩擦面と摩擦ライニングとにおいて発生
する摩耗に基づき必要である後調節距離が1.3〜2.
5 であるにも拘わらず、4〜12 必要である。
ランプ33,34とランプ37,38との間の後調節角
はランプの数に応じて30〜170°であることができ
る。ランプ33,34,37,38の傾斜角39もしく
は40は3〜15°の間、有利には5〜9°の間である
ことが可能である。この場合、ランプの実際の角度3
9,40はこのランプの半径方向の寸法に亙って変化す
ることができる。何故ならば所定の回動角に対しては同
じ高さ差が橋絡されなければならないからである。すな
わち、これはランプ角度39もしくは40は直径の増大
に伴って減少することを意味する。
【0041】部材32の後調節のために必要な周方向の
力の負荷は、図示の実施例の場合、コイルばねに似たば
ね43によって形成された少なくとも1つの蓄力器で保
証される。ばね43の個々の巻条は後調節部材32を取
囲む。後調節部材32に受容されたばね43は後調節部
材32と支え構成部分9との間に、後調節部材32が後
調節方向で力を負荷するように張設されている。このた
めには図3において右側に示されたばね43の端部巻条
44は後調節部材32に対して回動不能で、左側に示さ
れた端部巻条45は支え構成部分9に対して回動不能に
支えられている。軸方向でその間にある巻条46は端部
巻条44,45の間に必要な相対回動もしくは回動力に
相応してバイアスがかけられている。ばね43のバイア
スにより、係合しているランプ33,34と37,38
とによっては軸方向の力が後調節部材32、ひいては保
持部分4に対して回動不能ではあるが、しかし軸方向に
移動可能な支え構成部分9に導入される。この軸方向の
力は後調節部材32、支え構成部分9、作動部材11、
転動体15、レリーズ支承部16から成るレリーズ装置
1の部分Aを、保持部分4を有するレリーズ装置1の部
分Bに対して軸方向に、しかもレリーズ支承部16の負
荷範囲18aがレリーズ部材19の作動範囲19aに接
触するまで移動させることができる。したがって補償装
置19によっては、回転する支承リング18に設けられ
た負荷範囲18aが規定された力でレリーズ部材の作動
範囲19aに対して押圧されるので、常に所定の所望の
支承前荷重が存在する。この前荷重は10〜70Nであ
ることができる。さらに図示の補償装置26の配置は、
この補償装置26が回転方向で定置、すなわち回動不能
であるという利点を有している。したがってこの場合に
は補償装置を形成する構成部分の機能を妨げる遠心力が
発生しない。
【0042】図6から判るように保持部分4のスリーブ
状の範囲は外側の図面の範囲に軸方向に延びる半径方向
の突起47を有している。この突起47は保持部分4と
支え構成部分9を軸方向で組立てる場合に図2に示され
た細長い凹部48に係合する。凹部48はスリーブ状の
付加部10内側の周面に設けられている。突起47と凹
部48は両方の構成部分4と9との間に回動不能な結合
を保証する。スリーブ状の範囲8は自由端49(図3)
の範囲において、少なくとも部分的に、スリーブ状の付
加部10をスリーブ状の範囲8の上に被せ嵌めることを
高められた軸方向力を加えることで可能にする範囲50
を有するように構成しておくことができる。これによっ
て支え構成部分9を保持部分4の上に取付けたあとで、
この両方の構成部分の間に軸方向の確保が得られる。ス
リーブ状の付加部10を管状の範囲8に被せ嵌める場合
には範囲50は半径方向内方へ押されなければならず、
これは管状の範囲8の適当な弾性的な構成により保証さ
れる。
【0043】補償装置26が存在することでランプ装置
12によって保証しようとする支承部16のためのレリ
ーズ運動はクラッチ3を作動するために必要な程度に制
限される。このためには支え構成部分9と作動部分11
との間の回動角は制限される。これはランプ13,14
がその間に設けられた転動体15に対して、必要なレリ
ーズ距離を保証する所定の回動角に達した場合に球がラ
ンプ13,14の乗上げ範囲13a,14aに接触もし
くは当接し、これにより構成部分9と11との間に形状
接続による回動阻止がえられるように設定されている。
したがって球15は図2に示されたレリーズ装置1の静
止位置でもレリーズ装置が一杯に作動された位置でも、
適当に配属されたストッパ13a,14aに当接する。
【0044】有利な形式で乗上げランプ13,14もし
くは転動体15の転動路は、両方の構成部分9と11と
を軸方向で組合わせたあとで両方の構成部分9と11と
が球15を介在させて自動的に保持される構成ユニット
が生じるように当該構成部分9,11に設けておくこと
ができる。このためには転動路13,14は球15の適
当な軸方向の組立方向で、こららの球15のために軽い
アンダカット部を形成するように構成しておくことがで
きる。このアンダカット部は転動路への球の押し込みが
構成部分9と11とのわずかな弾性的な変形で可能であ
るように設計されている。この弾性的な変化を生ぜしめ
るために両方の構成部分9,11を組立てる場合には所
定の軸方向の押圧力が必要である。
【0045】補償装置26の後調節距離はストッパによ
り制限することができる。このような制限はリング状の
後調節部材32と保持部分4との間で、例えばこれらの
構成部分の間の回動角が制限されることで行うことがで
きる。
【0046】レリーズ装置の新しい状態もしくは組立又
は発送状態では、ランプ33,34,37,38を形成
する軸方向の突起は軸方向でもっとも遠くまで内外に係
合している。これは、リング状の後調節部材32が後退
させられた位置にあることを意味する。保持部分4のこ
の位置ではばねのバイアスもしくは変形はもっとも大き
い。
【0047】部分Bの上に被せ嵌めるレリーズ装置1の
部分Aは、後調節部材32とこれに周方向に作用するば
ね43をも有している。このばね43はレリーズ装置1
の、あらかじめ組立てられた部分Aにおいて緊張された
状態に保たれるので、部分AとBとが組立てられたあと
では簡単な軸方向の結合によって補償装置26は運転準
備状態にもたらされる。補償装置26もしくは後調節部
材32はバイアスのかけられた、運転準備状態に、レリ
ーズ装置1によりクラッチ3がはじめて作動されるまで
後調節もしくは補償ばね43を緊張させられた位置に保
つ装置26で保持される。これによってレリーズ装置1
の部分Bの上に部分Aを取付けあたとで、レリーズ支承
部16が所定の後退させられた位置に保たれることが保
証される。この位置では負荷範囲18aは作動範囲19
aに対し軸方向の間隔もしくは軸方向の遊びを有してい
る。この軸方向の間隔もしくは軸方向の遊びは摩擦クラ
ッチ43がはじめて作動され、これによって補償装置2
6が錠止解除されるかもしくは解放された場合に克服も
しくは補償される。摩擦クラッチ3をはじめて作動する
ことは有利にはモータが回転しない場合又は変速段が入
れられた場合に行われる。何故ならば摩擦クラッチ3を
はじめて作動する場合に摩擦クラッチ43が一杯にレリ
ーズされることは常には保証されないからである。はじ
めての作動は自動車製造者により又は工場で行うことが
できる。
【0048】図示の実施例では装置51は舌状部52の
形をした錠止部材を有している。この舌状部52は後調
節部材32により保持され、この場合には後調節部材3
2と一体に形成されている。少なくとも舌状部52の足
範囲53は舌状部52が後調節部材32に対して半径方
向に旋回可能である。したがって足範囲53はヒンジと
似たように作用する。しかしながら舌状部52はその全
長に亙って変形可能な曲げビームとして構成しておくこ
とができる。少なくとも2つの舌状部52のそれぞれ外
側の範囲54はそれぞれ作動部材11により保持された
ストッパ55に当接する。ストッパ55は作動部材11
と一体に構成された軸方向の舌部56で形成されてい
る。この舌部56は自由端部範囲にそれぞれ1つの、半
径方向内方に向けられた舌部区分57を有している。こ
の舌部区分57は各舌状部52のための軸方向の支持を
形成する。この場合、周方向での舌状部52の耐屈曲性
と耐曲げ性は、舌状部52がばね43によって加えられ
た力が軸方向と周方向で大きな変形なしで受止めること
ができるように設定される。図2と図4とから判るよう
に両方の舌状部52は直径方向で向き合って配置されて
いる。装置51はこの装置51によって伝達可能なモー
メントが、バイアスのかけられたばね43によって加え
られたモーメントよりも大きくなるように構成されてい
なければならない。このためには、舌状部52と舌部5
6との間に、周方向に有効である、摩擦接続又は形状接
続であることのできる、適当なモーメントに設計された
付加的な結合が存在していると有利である。摩擦クラッ
チ3をはじめて作動した場合に作動部材11は後調節部
材32に対して回動させられ、これによってストッパ5
5が舌状部52を解放し、補償装置26が一杯に機能で
きるようになる。舌状部52は半径方向内方へ旋回させ
られた位置52a(図3)をとる。
【0049】レリーズ装置1の部分Aを組立てる場合に
は、例えば端部範囲に脚部を備えたばね43がまず一方
では補償もしくは後調節部材32に掛止され、他方では
支え構成部分9に掛止される。次いでばね43には、両
方の構成部分32と9との間の適当な相対運動によって
バイアスがかけられる。このバイアスのかけられた位置
で後調節部材32は支え構成部分9に対して錠止装置5
1で位置決めされる。レリーズ装置1の部分Aと部分B
との間の角度的に正しい組立の間に、ランプ33,34
と対応ランプ37,38が係合させられ、これによって
補償装置26がまだ錠止はされているが、しかし後調節
機能のために準備位置を占める。
【0050】特に図1と図3とから判るように、例えば
摩擦ライニング27における摩耗に基づき行われる補償
装置26の後調節に際しては、レリーズ装置1の部分A
全体が部分Bに対して軸方向に移動させられる。これに
よりレリーズ装置1に係合しかつこのレリーズ装置1に
隣接するワイヤ20も相応に軸方向に移動させられる。
ワイヤの調節は有利にはワイヤが係合もしくは支えられ
ている両方の構成部分9と11との間でワイヤが緊張力
を発生させないかもしくは実質的に発生させないように
行われると有利である。したがってワイヤは作動されて
いない場合には力が作用していないと有利である。図1
から判るようにレリーズ装置1が作動されていない状態
で両方の構成部分9と11との係合もしくは支え範囲2
3,24は互いに相対的に所定の間隔58だけずらされ
ていると有利である。この場合、間隔58は有利には摩
擦クラッチ3のためのレリーズ力が最大であると実質的
に零であるように設定されている。
【0051】さらに有利であるのはランプもしくは転動
路13,14がその周方向の長さに亙って変化する乗上
げ角度を有し、構成部分11を回動させるために必要な
作動力の経過がそのつどの使用に適合させることができ
ることである。したがってランプ装置12によって行わ
れる力の伝達は作動距離に亙って変化するようになって
いると有利である。これにより作動機構20を介してレ
リーズ装置1に導入されたレリーズ力経過は少なくとも
一層一様にすることができる。これはランプ装置12の
伝達特性を作動範囲19aにおいてレリーズ距離に亙っ
て必要な力経過に合わせることで行うことができる。し
たがってこれは範囲19aにおけるレリーズ力経過が増
大した場合に、ランプ装置12により生ぜしめられた伝
達比が大きくなり、これによってレリーズ部材20によ
り与えようとする作動力が小さくならなければならな
い。
【0052】ランプもしくは転動路13,14は軸方向
で見て、少なくともその周方向の寸法の部分範囲に亙っ
てコンカーブ及び(又は)コンベックスな経路を有して
いることができる。
【0053】図1からは、補償装置26が配置されてい
る半径方向のリング状の範囲がレリーズ支承部16のリ
ング状の半径方向の延在範囲と少なくともほぼ合致させ
られていることが判る。
【0054】図示の実施例においては、支え部材構成部
分9と作動構成部分11とは薄板成形部分であって、こ
の薄板成形部分は少なくとも転動路もしくはランプ1
3,14の範囲で硬化されている。しかし、この構成部
分9,11の1つは、以下に詳説する、減少された作動
力を有する摩擦クラッチと組合される場合には特に、少
なくともほぼプラスチックから製作することもできる。
構成部分9,11の少なくとも1つをプラスチック部分
として構成する場合には、ランプ13,14を形成する
ために金属製の成形部分もしくは滑子をプラスチック内
に埋め込むと有利である。これらの金属製の部分も硬化
させられていることができる。ランプ13,14を形成
するために硬化された部分を使用することは薄板成形部
分の場合にも行うことができる。
【0055】乗上げランプ33,34と対応乗上げラン
プ37,38の互いに接触する支え面は、後調節方向で
はランプ33,34がランプ37,38に対して自動的
に後調節できるが、反対の回転方向ではランプ33,3
4と37,38とが軸方向で緊締された場合に付加的な
形状接続的な自縛作用が存在するように互いに調和させ
ておくことができる。このためにはランプ33,34及
び(又は)ランプ37,38は適当な粗面度又は形状を
有していることができる。例えばランプ33,34と3
7,38との間に、軸方向に支え合うランプの間にある
伝力もしくは摩擦接続による自縛作用が振動に基づき消
滅した場合にランプ33,34がランプ37,38に対
して後調節方向に抗して回動することを阻止するラスタ
の如きものを設けることができる。
【0056】本発明のレリーズ装置1は特に、レリーズ
部材19もしくは作動範囲19aが摩擦ライニング27
において発生する摩耗に関連して軸方向に摩耗に相応し
て、しかも有利には押圧板41と同じ軸方向に移動させ
られる摩擦クラッチと共に使用することが想定されてい
る。前述の如き軸方向の移動によっては半径方向に延び
るレリーズ部材19がクラッチ3の回転軸線に対して垂
直な仮想平面に対して実質的に同じ角度的な位置を維持
することが保証される。
【0057】このようなクラッチは図1に部分的に示さ
れ、以下これについて簡単に説明する。しかしながら、
レリーズ装置1は例えば西ドイツ国特許出願P4239
291.8号、P4239689.6号、P42436
67.6号及びP4317586.4号明細書に記述又
は開示されている摩擦クラッチと関連して用いることが
できることをまず指摘しておく。前述の特許出願明細書
は完全に本発明の内容に属するものであるので、本出願
に統合されて見られるべきものである。
【0058】図1に示されたクラッチ装置はケーシング
59を備えた摩擦クラッチ3とケーシング59に回動不
能に結合された、軸方向に制限されて移動可能な押圧板
41とを有している。軸方向で押圧板41とカバー59
との間には圧着皿ばね25が張設されており、この圧着
皿ばね25はケーシング59によって保持されたリング
状の旋回支承部60を中心として旋回可能であり、押圧
板41をケーシング59に固定的に結合された対応押圧
板61、例えばはずみ車に向かって負荷する。これによ
ってクラッチ円板28の摩擦ライニング27は押圧板4
1と対応押圧板42との間に締込まれる。
【0059】押圧板41はケーシングに周方向もしくは
接線方向に向けられた板ばね62を介して回動不能に結
合されている。図示の実施例ではクラッチ円板28はい
わゆるライニングばねセグメント63を有している。こ
のライニングばねセグメント63は摩擦クラッチ3を接
続する場合に漸進的なトルク形成を保証する。このため
にはライニングばねセグメント63は両方の摩擦ライニ
ング27が互いに接近する方向に制限されて軸方向に移
動することを介して、摩擦ライニング27に作用する軸
方向力を漸進的に上昇させることを可能にする。しかし
ながら、摩擦ライニング27が軸方向で実質的に剛性に
保持円板に取付けられているクラッチ円板を使用するこ
ともできる。
【0060】図示の実施例においては皿ばね25は圧着
力を作用させるリング状の基体25aを有し、この基体
25aからは半径方向内方へ向かって作動舌部19が延
びている。皿ばね25は半径方向でさらに外側に位置す
る範囲で押圧板41を負荷し、半径方向でさらに内方に
位置する範囲で旋回支承部60を中心として傾動可能に
組込まれている。
【0061】旋回支承部60は2つの旋回支承部部分6
4,65を有し、その間に皿ばね25が軸方向に保持も
しくは締込まれている。皿ばね25の、押圧板41に向
いた側に設けられた旋回支承部部分64は軸方向でケー
シング59に向かって力で負荷されている。このために
は旋回支承部部分64は外側の縁部範囲67でケーシン
グ59に弾性的に支えられて半径方向内方に一体成形さ
れた旋回支承部部分64を作動皿ばね25に対し、ひい
てはケーシング59の方向に軸方向で負荷する皿ばねも
しくは皿ばね状の構成部分66の一部として構成されて
いる。軸方向で押圧板41と作動皿ばね25との間に設
けられた皿ばね66はリング状の範囲を有し、この範囲
の内縁から半径方向内方へ延びる舌部が設けられ、この
舌部が旋回支承部部分64を形成している。
【0062】皿ばね状の構成部分もしくは皿ばね66は
センサばねとして構成され、このセンサばねは所定の作
業工程に亙って少なくともほぼ一定の力を生ぜしめるか
もしくは比較的に平らな力−距離経過を有している。こ
のセンサばね66を介して舌部先端19aに作用するク
ラッチレリーズ力は少なくともほぼ受け止められる。こ
の場合にはクラッチ3を作動した場合に皿ばね25によ
って旋回支承部部分64に生ぜしめられた最大力と、セ
ンサ皿ばね66によってこの旋回支承部部分64に生ぜ
しめられた対応力との間には少なくともほぼ力の平衡が
形成される。
【0063】ケーシング側の旋回支承部部分65は後調
節装置68を介してケーシング59に支えられている。
この後調節装置68は旋回支承部部分64と65とが押
圧板41に向かってもしくは対応押圧板42に向かって
軸方向で移動した場合に不都合な遊びが旋回支承部部分
65とケーシング59との間もしくは旋回支承部部分6
5と皿ばね25との間に発生しないことを保証する。こ
れにより、摩擦クラッチ3を作動する場合に不都合な死
行程もしくは空行程が発生しないことが保証され、摩擦
クラッチ3の申し分のない効率、ひいては申し分のない
作動が与えられる。旋回支承部部分64,65の軸方向
の移動は押圧板41と対応押圧板の摩擦面並びに摩擦ラ
イニング27の軸方向の摩耗に際して行われる。
【0064】図1と図1のaに示された後調節装置68
はリング状の構成部分69の形をした、ばね負荷された
後調節部材を有している。この後調節部材は周方向に延
びる、軸方向に上昇する乗上げランプ70を有し、この
乗上げランプは構成部分69の周方向に分配されてい
る。後調節部分69はクラッチ3内に乗上げランプがケ
ーシング底部59aに向くように組込まれている。
【0065】後調節リング69は周方向で、しかも後調
節回転方向で、すなわち、ランプ70がカバー底部59
aに圧刻された対応ランプ71に乗上げた場合に後調節
リング69を押圧板41に向かって、すなわち軸方向で
半径方向のケーシング区分59aから離れる方向に軸方
向に移動させる方向にばね負荷されている。
【0066】乗上げランプ70と71もしくは後調節リ
ング69とクラッチケーシング59との間の不都合な移
動を回避するためには乗上げランプ70,71の少なく
とも一方の範囲に他方のランプに引っ掛かる小さな突起
もしくは粗面を設けることができる。この突起もしくは
粗面は、摩耗補償のための後調節が可能であるが、ラン
プ相互間の滑りが阻止されるように設計されていること
ができる。特に有利であるのは、両方の乗上げランプ7
0と71とがランプ面に高められた粗面度をもたらす加
工で処理されることである。このような粗面度は放射加
工、例えばボール放射又はサンド放射によって与えるこ
とができる。特に有利であるのは、放射加工のためにエ
ッジのある粒子、すなわちシャープなばりのある粒子、
例えば石英砂を使用することである。このような粒子を
使用することにより、わずかな放射もしくは放射強さで
迅速な粗面化が得られる。これによって放射加工費を低
減させ、ランプが大きな面に亙って変形することを回避
することができる。球状の放射物を使用することはでき
るがランプの間に所望の保持効果を達成するためにはき
わめて強い放射加工が必要であるのであまり有利ではな
い。しかもこの場合には必要とされる加工強度が高いこ
とに基づきランプに不都合な変形も発生する。不都合な
戻りを回避するための乗上げランプの本発明による粗面
化はランプを備えた後調節装置において一般的に使用す
ることができる。特に補償装置26の乗上げランプも前
述の如く構成するかもしくは処理することができる。さ
らに不都合な戻りを回避するためにはかならずしもラン
プが前述のように構成もしくは処理されなければならな
いことはない。重要であるのは他方の構成部分に対して
回動可能な補償構成部分が支えられる何らかの構成部分
に対して、距離を補償するために該補償構成部分が本発
明にしたがって構成された面結合もしくは面支持を有し
ていることである。したがってランプ面70とは反対の
背面側で構成部分に支えられている回動可能な後調節部
材もしくは後調節リング69の場合にはこの背面及び
(又は)この背面と協働する他の構成部分の面が粗面化
されていることもできる。後調節装置68もしくは補償
装置26の判における不都合な前述の移動もしくは戻り
は特に、個々の構成部分の間に生じるマイクロ振動に帰
因する。この振動もしくはマイクロ振動は周波数が高
く、特にはずみ車72と結合された内燃機関の駆動車の
軸方向及び曲げ運動で生ぜしめられる。この振動ははず
み車に伝達されるので、はずみ車が軸方向及び振子運動
を行い、この軸方向及び振子運動ははずみ車72と結合
されたクラッチ3とクラッチ作動部材19を介してレリ
ーズ装置1とに伝達される。
【0067】旋回支承部60もしくは後調節装置68の
自動的な後調節の作用形式と後調節装置68の別の構成
の可能性とは既に述べた西ドイツ国特許出願明細書に記
載されている。この特許出願の開示は本願発明と関連さ
せて考慮されるべきである。これはこれらの特許明細書
に開示された特徴と作用形式は本発明と関連してもしく
は本発明において応用できることを意味する。さらに図
1に示されているように対応押圧板42が互いに相対的
に振動減衰された複数の質量体を有するはずみ車72の
構成部分であると有利である。この場合には一方のはず
み質量体73はモータの出力軸と結合可能で他方のはず
み質量体61は対応押圧板42によって形成されてい
る。両方のはずみ質量体61,73は軸受74を介して
互いに回動可能に位置決めされている。振動減衰装置7
5は両方のはずみ質量体61と73の間で有効でありか
つ周方向で回転弾性的な部材、例えばコイルばねを有し
ている。
【0068】図8に示されたレリーズ装置101は直接
的に固定部材105によってケーシングに軸方向に不動
に結合されるリング状の支え構成部分109を有してい
る。同様にリング状の作動構成部分111は支え構成部
分109に対して回動可能でかつ軸方向に移動可能であ
る。このためには支え構成部分109と作動構成部分1
11との間にランプ装置112が設けられている。この
ランプ装置112は図1、図3及び図5のランプ装置1
2と同じように構成されかつ作用可能である。作動構成
部分111は軸方向の付加部111aを有し、この付加
部111aは支え構成部分109の軸方向に延びる範囲
109aで取囲まれている。
【0069】レリーズ装置101はさらに保持部分10
7により保持されかつ保持部分107に対して制限され
て半径方向に移動可能なレリーズ支承部116を有して
いる。この半径方向の移動可能性によって、摩擦クラッ
チの作動部材と一緒に回転する支承リング118はこの
作動部材の回転軸に対してセンタリングされる。
【0070】保持部分107とランプリングとして構成
された作動構成部分111との間には補償装置126が
設けられている。この補償装置126は図1から図7ま
での補償装置26と似た形式で、レリーズ装置101と
協働する摩擦クラッチの寿命に亙って発生するクラッチ
作動部材(図1の19)の軸方向の移動に相応してレリ
ーズ支承部116の後調節を行う。
【0071】補償装置126は2つの後調節リング12
6a,126bを有し、これらの後調節リングは周方向
に延びる、軸方向に上昇する乗上げランプを有してい
る。この乗上げランプは図1から7までのレリーズ装置
の乗上げランプ33,34,37,38と同じように配
置され、構成されかつ作用可能である。後調節リング1
26aはリング状の作動構成部分111により保持され
かつ有利にはこれと回動不能に結合されている。プラス
チックから成る後調節リング126aを作動構成部分1
11で軸方向で確保することは軸方向のスナップ結合1
30を介して行うことができる。同様にプラスチックか
ら成る後調節リング126bは軸方向でレリーズ支承部
107に支えられている。レリーズ支承部保持体107
は作動構成部分111と回動不能に結合されているが、
しかし作動構成部分に対して軸方向の移動可能性を有し
ている。この後調節リング126bは周方向で後調節リ
ング126a、作動構成部分111並びレリーズ支承部
保持体7に対して回動可能である。後調節装置126の
後調節機能を保証するためには、後調節リング126b
は周方向で少なくとも1つの蓄力器143で負荷されて
いる。少なくとも1つのコイルばねによって形成された
蓄力器はその長手方向軸線に相応して周方向に彎曲され
ている。コイルばね143は半径方向で後調節リング1
26bの軸方向の区分131によって支えられている。
軸方向の区分131は周方向に延びる半径方向の溝もし
くは槽を形成している。この溝もしくは槽はコイルばね
143の軸方向の案内も保証する。コイルばね143は
レリーズ支承部保持体107と回動可能な後調節リング
126bとの間に張設されている。コイルばね143を
支えるためにレリーズ支承部保持体107は少なくとも
1つの軸方向の付加部107aを有し、この付加部10
7aにコイルばね143が周方向で支えられる。図8か
ら分かるように蓄力器もしくはばね143はランプ装置
112の半径方向内方に配置され、このランプ装置11
2とほぼ同じ軸方向の高さに位置している。
【0072】ランプリングとして構成された作動構成部
分111の作動は図9から判るように線材もしくは彎曲
部材144を介して行われる。結合部材として役立つ線
材彎曲部材144は両方の枢着点の間でほぼ直線的であ
り、実施的に固有弾性を有していないか又は図9から判
るように、レリーズ部材側の枢着点145と作動部材側
の枢着点146との間に、発生する作動力に関連した弾
性もしくは弾性的なたわみ性を有するように成形されて
いてもよい。図9においては線材彎曲部材144はこの
ために両方の枢着点145と146との間にZ字形に構
成されている。
【0073】線材彎曲部材144は概略的に示された伝
動装置吊鐘部材壁147に設けられた開口148を通っ
て延びている。これによってレリーズ装置101もしく
は作動構成部分111と図9においてはクラッチペダル
もしくはアクタによって負荷可能なボーデンケーブルに
よって形成されている作動部材149との間の作用結合
が簡易化される。彎曲部材144とボーデンケーブル1
48との間の結合は伝動装置吊鐘部材147の外側から
行うことができる。このような構成はボーデンケーブル
が伝動装置吊鐘部材147の内部に発生する汚れ、例え
ばライニング摩耗に基づき発生する汚れに対してかつ伝
動装置吊鐘部材内に発生する高い温度に対して保護され
るという利点を有する。
【0074】彎曲部材144はさらに、アクタもしくは
クラッチ作動ペダルを振動に対して遮断することを可能
にする。レリーズシステムにおけるこのような振動は内
燃機関のクランク軸の軸方向振動とこの振動によって励
起された圧着板(図1の41)の固有振動とによって励
起される。
【0075】さらに、レリーズ部材もしくはレリーズ装
置の本発明の構成は、一般的なレリーズシステムに存在
する、伝動装置側に支承された、レリーズ支承部を負荷
するためのレリーズレバーが不要になるという利点を有
する。これによって比較的に重い、固有振動する単個構
成部分が除かれる。さらにレリーズ支承部が3つの球
(図3の15)を介して遊びなく案内されていることに
よりレリーズ支承部の傾動運動が回避される。
【0076】舌部先端19aの軸方向の移動を後調節す
るための構成ユニットもしくはランプ装置12,112
はクランク軸長さ、はずみ車高さ、はずみ車に対する皿
ばね舌部位置、レリーズシステム長さ及び伝動装置壁に
対する間隔から生じる軸方向の長さの誤差補償も同時に
行うことができる。
【0077】図10にはランプ装置12と112のため
の2つのランプ構成が概略的に示されている。この両方
の図から判るようにレリーズ距離150に亙って変化す
るランプ角度151によって伝達比がレリーズ距離15
2に亙って変化させられるかもしくは変化する。図10
の左側の図においては一定のランプ角度151が存在し
ている。図10の右側の図ではこのランプ角度はレリー
ズ路150に亙って変化する。レリーズ距離150に亙
るランプ角度経過は右側の図では符号151aを備えて
いる。ランプ装置12,112の範囲に変化する伝達比
を使用することにより、レリーズ力経過はそのつどの使
用態様に適合させることができる。
【0078】図9の横の図11から判るようにレリーズ
装置における枢着点145と作動部材149における枢
着点149との間の結合を行う部材はコイルばね状の蓄
力器もしくは蓄エネルギ器144aによって形成するこ
ともできる。ばね部材144aはコイル引っ張りばねと
して構成された範囲145aを有し、この範囲145a
の端部はそれぞれ脚部145bもしくは146bに移行
している。範囲145aの巻条は規定されたバイアスで
互いに接触することができるので、脚部145a、14
6bに作用する規定された力を克服したあとではじめて
ばね範囲145aは弾性的に変化することができる。こ
れによって内燃機関の所定の回転数範囲において発生す
る、作動部材149に通常伝達される振動は減衰される
かもしくは作動部材、例えばボーデンワイヤ149から
遮断される。弾性的な構成部分144aの規定されたバ
イアスは使用例に応じて100〜350Nの間であるこ
とができる。
【0079】図12に示したレリーズ部材においては伝
動装置ケーシングと結合可能な支え構成部材209並び
に作動部材もしくは作動構成部分211はプラスチック
から製作されている。このためには特に有利な形式でサ
ーモプラスト、例えばポリアミドが適している。この場
合にはサーモプラストは繊維で補強されていることがで
きる。このためにはグラスファイバ及び(又は)炭素繊
維が適している。
【0080】後調節リング126bは同様に前述の如き
プラスチックから製作することができる。
【0081】球215の形をした転動体は直接的にプラ
スチック部分209と211とに支えられている。しか
しながら、プラスチック部分209と211の少なくと
も1つが挿入体、例えば金属から成る挿入体を備え、こ
の挿入体で球215のための転動路を形成することもで
きる。補償装置226のランプは図12の実施例におい
てはそれぞれ自縛作用を有するねじとして構成されてい
る。有利な形式で多条のねじ山を用いることができる。
互いに協働する、軸方向の後調節を保証するねじは一方
ではリング状の作動構成部分211の半径方向内側の制
限面にかつ他方ではリング状の後調節リング126bの
半径方向の外側の制限面に設けられている。補償もしく
は後調節装置のねじ状のランプのリード角もしくはラン
プ角は所望の伝達比に応じて、伝動装置入力軸206の
回転軸線に対して垂直な平面に対して6〜20°、有利
には12〜18°の大きさを有している。補償装置22
6のねじ山もしくはランプのリード角は有利には、ラン
プの軸方向の緊締に際して自縛作用が存在するように選
定されている。したがって後調節ばね243によって後
調節リング226bに生ぜしめられた周方向力に基づき
補償装置226の負荷が除かれた場合にだけ後調節が行
われる。ばね243はコイルばねとして構成され、この
コイルばねは一方の端部で後調節リング226bにかつ
他方の端部で支えもしくは作動部分209に回動不能な
結合を有している。このためにはばね243は端部範囲
に構成部分211と226bに対する回転を防止するた
めに半径方向の脚を有している。コイルばね243は後
調節リング226bの半径方向内方に配置されている。
この場合、コイルばね243の長手軸線は軸206の回
転軸線に対して平行に延びている。周方向にバイアスの
かけられたコイルばね243によっては当該摩擦クラッ
チが接続された状態で、クラッチの皿ばね舌部219に
対し、回転するレリーズ支承リング218により規定さ
れた軸方向の負荷がかけられることが保証される。
【0082】図12による構成においては、回動可能な
作動リング211はランプ装置212のための転動路
も、補償装置226のためのランプもしくはねじ状の成
形部も有している。後調節部材もしくは後調節リング2
26bは錠止結合装置228の1部分である範囲227
を保持するかもしくは有している。この錠止結合装置2
28を介して後調節リング226bはレリーズ装置20
1を組込むために支え構成部分209に対し後退させら
れた位置に保持される。錠止結合装置228の対応輪郭
229は支え構成部分209に設けられている。この対
応輪郭229は錠止輪郭227の背後に半径方向で係合
する半径方向の突起もしくは掛止部を有する舌部229
によって形成されている。レリーズ装置201をはじめ
て作動することによって錠止結合装置228は克服され
るかもしくは錠止解除され、これによってランプ装置2
26は機能できるようになる。このためには舌部229
は半径方向で弾性的に変形可能である。後調節もしくは
支承部保持リング226bはさらに作動範囲230を有
し、この作動範囲230を介してリング226bは例え
ば手で回動させることができる。この作動範囲230を
介して後調節リング226bは、例えば作動装置とモー
タとから取外したあとで、手によって再び後退させられ
ているかもしくはバイアスのかけられた位置にもたらさ
れる。この位置で次いで再び錠止結合装置228が作用
させられるので、後調節リング226bは後退させられ
た位置に留められる。
【0083】レリーズ運動に際してランプ装置212の
範囲において両方の構成部分209と211との間で発
生するギャップ219はシールもしくはカバーによって
少なくともほぼ閉鎖された状態に保たれる。このために
は両方のリング状の部分209と211は、軸方向でオ
ーバラップするか内外に嵌合する軸方向の範囲を有して
いることができる。このような範囲は図13に示され、
符号309aと311aが付けられている。
【0084】図示の実施例においてはレリーズメカニズ
ムはねじを介して伝動装置ケーシングに固定されてい
る。しかしながらこのようなねじ結合に加えてもしくは
このようなねじ結合の代わりに、軸方向の差込み結合又
は摩擦接続を使用して、これによって各レリーズ装置の
伝動装置側の組立てを著しく簡易化しかつ低コストにす
ることができる。例えば保持もしくは支え構成部分7,
109,209は軸方向の一体成形部もしくは付加部を
有し、この一体成形部もしくは付加部が伝動装置側の切
欠き内に差込まれるかもしくは押込まれ、これによって
摩擦及び(又は)形状接続を形成することができる。
【0085】さらに図12に示された実施例においては
作動部材もしくは作動彎曲部材244と作動リング21
1との間に相対運動を可能にする差込み結合もしくはス
ナップ結合245が設けられている。このスナップ結合
215は作動リング211に設けられた球頭状の範囲2
46を有し、この範囲246が作動部材244に設けら
れた、適当に合わせられた反応範囲247と協働させら
れるようになっている。球状に構成された面を有する対
応範囲247は所定の弾性を有するプラスチックの部分
248に一体成形されている。このプラスチック部分2
48は作動部材244と固定的に結合されている。しか
しながらクリップとして役立つ構成部分248は金属、
例えばばね鋼から製作されていることもできる。
【0086】図8と図12とから判るようにレリーズ装
置もしくはレリーズメカニズム101,202が有利な
形式でラジアルシールリング153,253によって形
成できるシールを保持しているかもしくはあらかじめ組
立てられて有していると特に有利である。このシールリ
ングはレリーズ装置101もしくは201を当該の伝動
装置に取付けられたあとで、一方では伝動装置ケーシン
グ(図1の2)のシール面における半径方向外側のシー
ル範囲に接触し、他方では伝動装置入力軸6,206の
半径方向内側のシール範囲に接触する。これによって伝
動装置ケーシングの簡単でかつ費用的に有利なシールを
行うことができる。
【0087】図13においては自動調心するレリーズ支
承部316は支承部保持リング326bに皿ばね状の構
成部分354によって保持されている。皿ばね状の構成
部分354は該構成部分354の半径方向内側の範囲に
一体成形された軸方向の舌部もしくは付加部355を有
している。この舌部355は構成部分326bにより保
持された円板状のリングの対応輪郭356と共に、自動
錠止作用を有する軸方向の差込み結合を形成する。円板
356は平らに構成され、プラスチックから製作された
構成部分326bに軸方向のスナップ結合357を介し
て結合されている。
【0088】本発明によるレリーズ装置のランプ装置
の、有利には3つの球により形成される個々の転動体
は、有利な形式でいわゆるケージを介して周方向で互い
に相対的に規定された位置に保たれていることができ
る。転動体が相互に相対的に前述の如き角度的な位置に
保たれることにより、球が互いに相対的に角度位置を変
えることが阻止される。これによってランプ装置の転動
路を保持する構成部分が伝動装置入力軸の回転軸線に対
して互いに相対的に傾動しないことが保証される。
【0089】本発明は図示しかつ記述した実施例に限定
されるものではなく、本発明と前述の特許明細書に記載
された特徴もしくは部材並びに作用形式との組合せで形
成できるヴァリエーションを含むものである。又、図と
関連して記述した個々の特徴もしくは作用形式はそれ自
体独立した発明を成すものである。したがって出願人は
これまで明細書に開示した別の特徴を発明の権利範囲と
して請求することを保留しておく。
【図面の簡単な説明】
【図1】クラッチ装置のための本発明のレリーズ装置装
置の断面図。図1のaは図1のII−II線に沿った部
分的な展開図。
【図2】図1の矢印Iの方向から図1のレリーズ装置を
見た図。
【図3】図1のレリーズ装置の拡大図。
【図4】図1のレリーズ装置に設けられた補償装置の後
調節部材を示した図。
【図5】図4の後調節部材のランプの展開図(見た方向
は図4の矢印Vの方向)。
【図6】図1のレリーズ装置において使用された保持部
分を示した図。
【図7】図6の保持部分のランプの展開図(見た方向は
矢印VIIの方向)。
【図8】本発明のレリーズ装置の変化実施例を示した
図。
【図9】レリーズ装置とレリーズ装置のための作動部材
との間の本発明による結合の可能性を示した図。
【図10】転動体のために異なって構成された乗上げラ
ンプを有する2つのスイッチを示した図。
【図11】レリーズ装置と作動部材との間の別の結合の
可能性を示した図。
【図12】本発明のレリーズ装置の別の実施例を示した
図。
【図13】本発明のレリーズ装置の付加的な構成の可能
性を示した図。
【符号の説明】
1 レリーズ装置、 2 伝動装置、 3 摩擦クラッ
チ、 4 保持部分、5 ねじ結合部、 6 伝動装置
入力軸、 9 支え構成部分、 11 作動構成部分、
12 ランプ装置、 16 レリーズ支承部、 25
クラッチ皿ばね、 26 補償装置、 32 後調節
部材、 41 押圧板、 42 対応押圧板、 43
ばね、 68 後調節装置、 69 後調節リング、
70,71 乗上げランプ、 72 はずみ車、 10
1 レリーズ装置、 105固定部材、 107 保持
部分、 109 支え構成部分、 111 作動構成部
分、 112 ランプ装置、 126 補償装置、 2
09 支え構成部分、211 作動構成部分、 212
ランプ装置、 226 補償装置、 228 錠止装
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アド コーイ ドイツ連邦共和国 ラウフ メッツェンハ ルデ 2 (72)発明者 ノルベルト メブス ドイツ連邦共和国 ビュール−ノイザッツ シュヴァルツヴァルトシュトラーセ 24 アー (72)発明者 ヘルマール ビール ドイツ連邦共和国 エットリンゲン 6 ネッカーシュトラーセ 12

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチ、特にモータと伝動装置との間
    に設けられる摩擦クラッチのためのレリーズ装置であっ
    て、クラッチ作動部材を作動するためのレリーズ支承部
    を有し、レリーズ支承部が伝動装置側に設けられた保持
    部により保持されており、保持部の上に少なくとも1つ
    の支え部材が設けられており、支え部材が保持部に対し
    て軸方向に移動可能でかつ回動可能なレリーズ支承部の
    ための作動部材を介してレリーズ支承部に作用する作動
    力を支えており、支え部材とこれに対して回動可能な作
    動部材との間に作動部材を軸方向に移動させるためのラ
    ンプ装置が設けられており、さらにレリーズ支承部の回
    転する支承リングにより保持された、クラッチ作動部材
    に接触するために規定された作動範囲と保持部との間の
    力伝達経路に補償装置が存在しており、この補償装置
    で、摩擦クラッチの寿命に亙って発生した、クラッチ作
    動部材の、レリーズ装置によって負荷された範囲の軸方
    向の移動が少なくともほぼ補償可能であることを特徴と
    する、レリーズ装置。
  2. 【請求項2】 補償装置が保持部とその上に設けられた
    支え部材との間に設けられている、請求項1記載のレリ
    ーズ装置。
  3. 【請求項3】 支え部材が軸方向で保持部に対して移動
    可能である、請求項1又は2記載のレリーズ装置。
  4. 【請求項4】 支え部材が保持部に対し回動不能であ
    る、請求項1から3までのいずれか1項記載のレリーズ
    装置。
  5. 【請求項5】 保持部が円筒形の付加部を有し、この付
    加部の上にリング状の支え部材が軸方向に滑動可能に受
    容されている、請求項1から4までのいずれか1項記載
    のレリーズ装置。
  6. 【請求項6】 リング状の支え部材が半径方向内方範囲
    においてスリーブ状の軸方向の付加部を有し、この付加
    部が保持部の上で案内されている、請求項5記載のレリ
    ーズ装置。
  7. 【請求項7】 支え部材が作動部材と補償装置との間の
    力伝達経路に設けられている、請求項1から6までのい
    ずれか1項記載のレリーズ装置。
  8. 【請求項8】 作動部材の上にレリーズ支承部が設けら
    れている、請求項1から7までのいずれか1項記載のレ
    リーズ装置。
  9. 【請求項9】 クランプ装置が少なくとも支え部材に設
    けられた乗上げランプによって形成され、この乗上げラ
    ンプが作動部材に設けられた対応乗上げランプと協働し
    ている、請求項1から8までのいずれか1項記載のレリ
    ーズ装置。
  10. 【請求項10】 乗上げランプと対応乗上げランプとの
    間に転動体が設けられている、請求項9記載のレリーズ
    装置。
  11. 【請求項11】 補償装置からランプメカニズムを有し
    ている、請求項1から10までのいずれか1項記載のレ
    リーズ装置。
  12. 【請求項12】 ランプメカニズムがレリーズ装置の軸
    方向に上昇する後調節ランプを有している、請求項11
    記載のレリーズ装置。
  13. 【請求項13】 ランプメカニズムが互いに相対的に回
    動可能である乗上げランプと対応乗上げランプとを有し
    ている、請求項11または12記載のレリーズ装置。
  14. 【請求項14】 対応乗上げランプが保持部に設けら
    れ、支持部に対して回動不能である、請求項11から1
    3までのいずれか1項記載のレリーズ装置。
  15. 【請求項15】 乗上げランプがリング状の構成部分に
    より保持され、該構成部分が保持部に対して回動可能で
    ある、請求項13又は14記載のレリーズ装置。
  16. 【請求項16】 乗上げランプを有する構成部分が軸方
    向で保持部に対して移動可能である、請求項13から15ま
    でのいずれか1項記載のレリーズ装置。
  17. 【請求項17】 乗上げランプを有するリング状の構成
    部分が支え部材と保持部との間の力伝達経路に設けられ
    ている、請求項15又は16記載のレリーズ装置。
  18. 【請求項18】 乗上げランプを有するリング状の構成
    部分が支え部材を直接的に軸方向で支えている、請求項
    15から17までのいずれか1項記載のレリーズ装置。
  19. 【請求項19】 補償装置が支え部材と作動部材との間
    に設けられたランプ装置の半径方向内側に設けられてい
    る、請求項1から18までのいずれか1項記載のレリー
    ズ装置。
  20. 【請求項20】 軸方向で見て、補償部材が設けられて
    いる半径範囲が、少なくともほぼレリーズ支承部のリン
    グ状の半径方向の延在範囲と合致している、請求項1か
    ら19までのいずれか1項記載のレリーズ装置。
  21. 【請求項21】 支え部材のスリーブ状の範囲の周囲に
    補償装置のリング状の構成部分が設けられている、請求
    項5から20までのいずれか1項記載のレリーズ装置。
  22. 【請求項22】 補償装置の後調節ランプが、後調節ラ
    ンプの摩擦係合によって自縛作用が得られるような上昇
    角度を有している、請求項12から21までのいずれか
    1項記載のレリーズ装置。
  23. 【請求項23】 後調節装置が3〜15度、有利には4
    から10度の上昇角度を有している請求項12から22
    までのいずれか1項記載のレリーズ装置。
  24. 【請求項24】 後調節装置における乗上げランプと対
    応乗上げランプとが少なくとも1つのばねにより互いに
    相対的に緊締されている、請求項13から23までのい
    ずれか1項記載のレリーズ装置。
  25. 【請求項25】 ばねがコイルばね状のばねであり、こ
    のばねの巻条が補償装置のリング状の構成部分の周囲を
    取囲んでいる、請求項24記載のレリーズ装置。
  26. 【請求項26】 ばねが補償装置のランプメカニズムを
    介して軸方向の力成分をレリーズ支承部にクラッチ作動
    部材の方向に生ぜしめる、請求項24又は25記載のレ
    リーズ装置。
  27. 【請求項27】 支え部材と作動部材との間のランプ装
    置に許容された回動角が制限されている、請求項1から
    26までのいずれか1項記載のレリーズ装置。
  28. 【請求項28】 レリーズ支承部にランプ装置によって
    与えられる軸方向の移動がレリーズ装置によって作動可
    能なクラッチの目標レリーズ距離に相応するように、作
    動部材の回動角が選択されている、請求項1から27ま
    でのいずれか1項記載のレリーズ装置。
  29. 【請求項29】 支え部材と作動部材との間の相対回動
    が後調節ランプの端部範囲に設けられたストッパにより
    制限されている、請求項1から28までのいずれか1項
    記載のレリーズ装置。
  30. 【請求項30】 支え部材と作動部材との後調節ランプ
    の間に設けられた転動体が後調節ランプの端部範囲に接
    触することで回動制限が保証されている、請求項29記
    載のレリーズ装置。
  31. 【請求項31】 補償装置の後調節距離がストッパによ
    り制限されている、請求項1から30までのいずれか1
    項記載のレリーズ装置。
  32. 【請求項32】 制限が補償装置のリング状の構成部分
    と保持部又は支え部材との間で行われる、請求項31記
    載のレリーズ装置。
  33. 【請求項33】 支え部材と保持部との間にスナップ結
    合として構成され軸方向の距離制限装置が存在してい
    る、請求項1から33までのいずれか1項記載のレリー
    ズ装置。
  34. 【請求項34】 レリーズ装置でクラッチがはじめて作
    動されるまで、レリーズ支承部が保持部の上で所定の後
    退させられた位置をとることを保証する手段が設けられ
    ている、請求項1から33までのいずれか1項記載のレリ
    ーズ装置。
  35. 【請求項35】 前記手段によって補償装置のランプメ
    カニズムが機能準備位置に保持される、請求項34記載
    のレリーズ装置。
  36. 【請求項36】 補償装置の後調節機能が摩擦クラッチ
    をはじめて作動したばあいにはじめて解放される、請求
    項1から35までのいずれか1項記載のレリーズ装置。
  37. 【請求項37】 前記手段が、作動部材と乗上げランプ
    を保持するリング状の構成部分との間に設けられてい
    る、請求項34から36までのいずれか1項記載のレリ
    ーズ装置。
  38. 【請求項38】 押圧板を有し、該押圧板が回動不能で
    はあるが、しかし軸方向に制限されて移動可能に対応押
    圧板と結合可能であって、少なくとも1つの圧着ばねが
    押圧板を、押圧板と対応押圧板との間に締込み可能なク
    ラッチ円板に向かって負荷しているクラッチのレリーズ
    装置であって、クラッチが少なくともクラッチ円板の摩
    擦ライニングの摩耗を補償する後調節装置を有してお
    り、この後調節装置によって圧着ばねによる押圧板の力
    負荷は実地において変化しないようになっており、さら
    にクラッチを断ち継ぐ作動部材がレリーズ装置により負
    荷可能であり、摩擦ライニングの摩耗に関連して作動部
    材がレリーズ運動の方向で軸方向に移動させられる、請
    求項1から37までのいずれか1項記載のレリーズ装
    置。
  39. 【請求項39】 皿ばねとして形成された圧着ばねがク
    ラッチケーシングに2腕レバー形式で旋回可能に支えら
    れており、皿ばねが皿ばねとケーシングとの間に設けら
    れた転動支承部の方向に軸方向にばね負荷されており、
    ばね負荷により与えられた、発生するレリーズ力に抗し
    て働く力が克服されるように、摩擦クラッチのレリーズ
    力経過がライニングの摩耗に際して強める、請求項38
    記載のレリーズ装置。
  40. 【請求項40】 クラッチの寿命に亙って、作動部材、
    例えば皿ばね舌状部がクラッチ円板の摩擦ライニングに
    おいて発生した摩耗に少なくとも相応して軸方向に移動
    させられる、請求項39記載のレリーズ装置。
  41. 【請求項41】 対応押圧板が統合された振動減衰器を
    備えた、多部分から成るはずみ車として構成されてい
    る、請求項1から40までのいずれか1項記載のレリー
    ズ装置。
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