JPH07180728A - 自動車摩擦クラッチ - Google Patents

自動車摩擦クラッチ

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JPH07180728A
JPH07180728A JP6282411A JP28241194A JPH07180728A JP H07180728 A JPH07180728 A JP H07180728A JP 6282411 A JP6282411 A JP 6282411A JP 28241194 A JP28241194 A JP 28241194A JP H07180728 A JPH07180728 A JP H07180728A
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pressure plate
friction clutch
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wear
hole
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JP6282411A
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Achim Link
アヒム・リンク
Reinhold Weidinger
ラインホルト・ヴァイディンガー
Heiko Schulz-Andres
ハイコ・シュルツ−アンドレス
Klaus Elsner
クラウス・エルスナー
Rainer Wiedmann
ライナー・ヴィードマン
Ralf Nenninger
ラルフ・ネンニンガー
Michael Weiss
ミカエル・ヴィーゼ
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ZF Sachs AG
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Fichtel and Sachs AG
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/75Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters
    • F16D13/757Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters the adjusting device being located on or inside the clutch cover, e.g. acting on the diaphragm or on the pressure plate

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】信頼性があり、できるだけ無段式に再調整する
ことができ、液圧式クラッチ操作装置との組合せが可能
な摩耗自動補償装置を提供する。 【構成】周面に配設された複数の遊隙発生器13が再調
整装置23を介設してプレッシャプレート5に作用する
ようになった、プレッシャプレート5のための摩耗自動
補償装置を備えた自動車摩擦クラッチであって、各遊隙
発生器13は、プレッシャプレート5の穴20の中で締
付スリーブ9の力に抗して軸方向に摺動可能に支承さ
れ、摺動ボルト17上に配置された締付スリーブ9が孔
20の中で半径方向で初期応力を受けて摩擦当接し、各
遊隙発生器13が、ケーシング6に固定された軸方向止
め14,17,18を有し、該止めがフライホイール2
の方向で遊隙発生器13の運動を制限し、且つ発生した
摩耗に続く解除過程のとき再調整装置23を遊隙発生器
・プレッシャプレート間の拡大した間隔の中に押し込む
ようになった自動車摩擦クラッチ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェーシングを備えた
クラッチディスクを介設してフライホイールに固定され
且つ該ホイールと一緒に回転軸を形成するプレッシャプ
レートのための摩耗自動補償装置を備えた自動車摩擦ク
ラッチであって、クラッチケーシング内で耐捩り性に、
但し軸方向に変位可能に配置されたプレッシャプレート
と、プレッシャプレートとクラッチケーシングとの間に
初期応力を加えて挿入された隔膜ばねとを含み、該ばね
が外周面の範囲と小径範囲とにおいてクラッチケーシン
グでも又プレッシャプレートの支持部でも支えられてお
り、支持が再調整装置を介設して行われ、再調整装置
が、クラッチディスクのフェーシングの摩耗に応じて、
隔膜ばねから離れる方にプレッシャプレートの軸方向変
位を可能とする、摩耗自動補償装置及び遊隙発生器を備
えた自動車摩擦クラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】摩耗自動補償装置を備えた摩擦クラッチ
は、例えば、ドイツ公開特許公報第32518 718号により
知られている。この公知の構造では、クラッチケーシン
グに対してプレッシャプレートのために、摩擦力を伴う
行程制限装置が設けられており、該装置は、摩擦クラッ
チの解除過程の間に、そして行程制限装置内で所定の遊
隙を超えるとき、隔膜ばねがプレッシャプレートのその
支持部から持ち上がるのを可能とするのに役立ち、この
支持部は、フェーシングの摩耗量に応じて、くさび形部
材の半径方向変位によって、隔膜ばねとプレッシャプレ
ートとの間の遊隙補償を実行する。この構造では、行程
制限装置の遊隙を進んだ後にのみ、この場合完全に解除
された状態でのみ、摩耗自動補償が可能となる点が不利
であることが判明した。この構造は、例えば、液圧式解
除装置と一緒には使用することができない。というの
も、遊隙の内部で小さな摩耗行程をこれが既に補償し、
設けられた遊隙補償機構がフェーシングの摩耗に応じて
作動することがないであろうからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、信頼性があり、できるだけ無段式に再調整すること
ができ、液圧式クラッチ操作装置との組合せが可能な摩
耗自動補償装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この課
題が、フェーシングを備えたクラッチディスクを介設し
てフライホイールに固定され且つ該ホイールと一緒に回
転軸を形成するプレッシャプレートのための摩耗自動補
償装置を備えた自動車摩擦クラッチであって、クラッチ
ケーシング内で耐捩り性に、但し軸方向に変位可能に配
置されたプレッシャプレートと、プレッシャプレートと
クラッチケーシングとの間に初期応力を加えて挿入され
た隔膜ばねとを含み、該ばねが外周面の範囲と小径範囲
とにおいてクラッチケーシングでも又プレッシャプレー
トの支持部でも支えられており、支持が再調整装置を介
設して行われ、再調整装置が、クラッチディスクのフェ
ーシングの摩耗に応じて、隔膜ばねから離れる方にプレ
ッシャプレートの軸方向変位を可能とするものにおい
て、プレッシャプレートの周面に単数又は複数の遊隙発
生器(13)が配設されており、該発生器が半径方向内向き
の各1個の操作レバー(14,15,16)で直接に又は間接に再
調整装置(23)の部材に作用し、各遊隙発生器(13)が、摺
動ボルト(17)を介して、回転軸(11)と平行にプレッシャ
プレート(5) に設けられた孔(20)の中を軸方向に摺動可
能であり、且つ摩擦を介して係止可能に支承されてお
り、摺動ボルト(17)上に配置された締付スリーブ(9) が
孔(20)の中で半径方向で初期応力を受けて摩擦当接し、
各遊隙発生器(13)が、ケーシング(6) に固定された軸方
向止め(14,17,18;15,17,18;16,17,18)を有し、該止めが
フライホイールの方向で遊隙発生器(13)の運動を制限
し、且つ発生した摩耗に続く解除過程のとき再調整装置
(23)を遊隙発生器・プレッシャプレート間の拡大した間
隔の中に押し込むようになった自動車摩擦クラッチによ
って解決される。
【作用】
【0005】選択された構造によって、フェーシングに
摩耗が現れるとクラッチ接続過程の間に各遊隙発生器
が、ケーシングに固定された止めによって、プレッシャ
プレートに対して、摩耗量だけ摺動し、引き続き、次の
クラッチ解除過程の間に摩耗補償が実行される。従って
この構造は、再調整装置が無段式に作動する限り、無段
式摩耗補償を可能とする。更に、この構造によって、あ
らゆる運転状態のとき隔膜ばねが摩擦クラッチの全耐用
期間にわたって同じ取付位置に確実に保持されており、
この場合既に設計時に最適な力の獲得を行うことができ
る。これが全耐用期間にわたって維持され、隔膜ばねの
構成が同じとき一層強い押圧力を発生することができる
か、又は所定の押圧力において一層小さな隔膜ばねを使
用することができる。
【0006】摺動ボルトは、それぞれ、プレッシャプレ
ートのフライホイールに背向した側で、操作レバーと強
固に結合されている。各遊隙発生器は、構造が単純であ
り、容易に製造可能であり、周面の複数の箇所に配設さ
れる。各遊隙発生器は、プレッシャプレートの孔を基準
に回動を防止して固定されており、孔の軸線の回りで回
転することは防止されている。
【0007】操作レバーは再調整装置に直接支持するこ
とができ、通気運動を促進するためにプレッシャプレー
トは通気ばねによって通気方向に付勢しておくことがで
きる。これにより、クラッチ操作の機能(接続と解除)
と摩耗自動再調整の安全性とが互いに明確に分離されて
おり、その都度該当する部材は、それ用に想定された使
用目的のために特別に設計することができる。その際、
通気ばねによって通気方向でプレッシャプレートに加え
られる力が、摩耗行程を補償するための再調整装置の力
よりも大きくならないように確保しなければならない。
【0008】しかし、隔膜ばねを介設して単数又は複数
の操作レバーを再調整装置に支持することも可能であ
る。この場合、遊隙発生器の操作レバーを介して通気過
程が自動的に行われるので、プレッシャプレート用の通
気ばねは省くことができる。摩耗自動補償装置を装備し
た摩擦クラッチは、いわゆる”加圧式クラッチ”として
構成しておくことができる。かかる”加圧式クラッチ”
の利点は、特に、エンジン及びトランスミッションの組
立及び分解時に、解除軸受及び解除装置に関して問題が
生じないことに見ることができる。というのも、解除軸
受はトランスミッションの方から隔膜ばねの方向に延
び、組立の前後に該ばねに軸方向で支持されるからであ
る。
【0009】実質的にカップ形の範囲を有するクラッチ
ケーシングを使用する場合、遊隙発生器の操作レバーを
通すための孔は、同時に操作レバー用回動防止部として
役立つように形成されている。こうして、遊隙発生器の
回動防止のためにきわめて簡単な解決策が与えられてい
る。遊隙発生器を介した摩耗補償をいわゆる”引張型
式”の摩擦クラッチにも適用することが問題なく可能で
ある。引張式摩擦クラッチの特殊な利点が引き継がれ、
この利点は、例えば、隔膜ばねの配置が問題でなく、行
程比を解除装置の操作に関して一層好ましく構成するこ
とができる点に見ることができる。
【0010】各操作レバーは、クラッチケーシングの外
面を延び、ケーシングの孔を通して隔膜ばねに達し又は
該ばねの孔を通して再調整装置に達して、孔によって回
動防止しておくことができる。操作レバーが通されるこ
の孔は、同時に、回動防止部として利用されている。更
に、締付スリーブと孔との間に、摩擦を高める措置を設
けると有利なことがある。かかる措置は、この箇所の摩
擦力の程度を正確に確定するために適切に行うことがで
きる。かかる措置として、例えば、締付スリーブ及び/
又は孔が、高い摩擦値を備えた表面を有することができ
る。かかる措置は、例えば、適宜な材料を被覆すること
によって行うことができる。しかし、条溝又は刻みを設
けることも可能である。いずれにしても、この措置によ
って、内燃機関の特別の運転状態(振動)のときでも遊
隙発生器の信頼性を保証しておくことを確保することが
できる。本発明の別の特徴によれば、締付スリーブと孔
との間に、錆を抑制する措置を設けておくと有利なこと
がある。かかる措置として、例えば、プレッシャプレー
トにブシュを配置し、その内径内に締付スリーブを通し
ておくことができる。酸化又は錆が抑制されて、クラッ
チの全耐用期間にわたって同じ摩擦条件が確保されてい
るように、かかるブシュは適宜な材料で製造することが
できる。
【0011】再調整装置の特に有利な1構成では、それ
が、軸方向で前後に配置された2個のリングからなり、
該リングが、プレッシャプレートの案内径で、回転軸と
同心で案内されており、そのうち一方がプレッシャプレ
ートで、他方が隔膜ばねで、軸方向で支えられており、
両リングが、相対向した範囲において、周面で単数又は
複数の傾きを引き起こす部分面を介して支えられてお
り、ばね装置が設けられており、該装置が両リングを相
互に固定し、且つ摩耗後に軸方向構造空間を拡大する方
向に両リングを相互に回動させる。再調整装置を2つの
軸方向で前後した2個のリングに分割し、傾きを引き起
こす部分面を両リングの相対向した範囲に配置すること
によって、両リングが軸方向外方に、つまり一方でプレ
ッシャプレートに対して又隔膜ばねに対して、単純に回
転する稜を備えることが可能となり、プレッシャプレー
トも適宜な稜を備えることができ、このことから製造が
本質的に容易となる。ばね装置を両リング間に配置する
ことにより、リングとプレッシャプレートとの間の厳密
な周面関係を考慮することなく、両リングをユニットと
してプレッシャプレートに容易に取付けることが可能と
なる。
【0012】特に簡単な実施は、従って簡単な製造も、
両リングの部分面が所定の傾きに応じてそれぞれ連続的
に延びているときに可能である。しかし、両リングの部
分面が、回転軸に垂直な平面に対してそれぞれ平行に階
段状に延びた個々の部分片からなり、該部分片がそれぞ
れ軸方向段差を備えているときにも、利点を得ることが
できる。かかる構成の利点として、ばね装置によって
も、隔膜ばねの押圧力によっても、両リングを一方又は
他方の横方向に付勢する周方向を向いた力の成分が発生
することはない。部分面と各1つの段差とを備えたかか
る実施では、力の弛緩時に解除過程中隔膜ばねによって
内燃機関の振動が配慮され、部分面がそれぞれの段差を
越えて通気することができ、こうして両リングの相対回
動が可能となることによって、フェーシングの摩耗発生
後の調整作用が引き起こされる。個々の段差は、約0.2
mmの大きさに保たれている。
【0013】更に、ばね装置は少なくとも1個の引張ば
ねからなり、該ばねが実質的に接線方向に、両リングの
内面を延び、該ばねは一端が一方のリングの孔に、他端
が他方のリングの孔に掛けられている。かかる構成は、
容易に予め組付けて、次にプレッシャプレートに挿入す
ることができる。特に安価な解決策は、両リングが薄板
片から製造されている点に見ることができる。かかる薄
板片は、製造(好ましくは、打抜きによる)のとききわ
めて僅かな屑を生じるだけであり、引き続き容易に曲げ
てリングとすることができる。こうして曲げられた薄板
リングは、周面を閉鎖して形成することができる(例え
ば、溶接によって)。しかしそれは、周面を開口して形
成されて、間隙を有することもできる。かかる形状は、
製造が特に簡単である。
【0014】
【実施例】次に、実施例に基づいて本発明を詳しく説明
する。図1は、いわゆる加圧式摩擦クラッチとして構成
された摩擦クラッチ1の上半分を縦断面図で示す。フラ
イホイール2は、図示しないクランク軸に固定されてお
り、共通の回転軸11の周りを回転することができる。フ
ライホイール2にクラッチケーシング6が固定されてお
り、その中にプレッシャプレート5が耐捩り性に、但し
軸方向に変位可能に配置されている。クラッチケーシン
グ6への耐捩り性取付は、好ましくは、図面からは別に
明らかとはならない接線方向板ばねを介して確保され
る。プレッシャプレート5とフライホイール2との間に
固定されたクラッチディスク3がフェーシング4を備え
ている。固定力を加える隔膜ばね7はクラッチケーシン
グ6の内面に配置されている。隔膜ばね7は、図示しな
い間座ボルトを介して中央直径部で固定されており、一
端がクラッチケーシング6で、他端が線材リング36で支
えられる。隔膜ばね7は、半径方向内向きにばね舌片8
を備えており、半径方向外側範囲では再調整装置23を介
してプレッシャプレート5で支えられる。
【0015】再調整装置23の構成は特に図3から明らか
となる。プレッシャプレート5は周面の1箇所又は複数
箇所に孔20を備えており、その長手軸は回転軸11と平行
である。これらの孔20は、例えば、プレッシャプレート
5のブシュ10を通って構成することができる。各孔20に
通された摺動ボルト17はフライホイールに向かう方向で
孔20の外側に頭部18を備えており、逆方向では孔20の外
側にそれぞれ操作レバー14を有し、これと強固に結合さ
れており、該レバーは半径方向内向きであり、クラッチ
ケーシング6の孔22に通されている。摩擦クラッチ1の
接続状態のとき、そしてフェーシング4に摩耗が存在し
ないとき、各摺動ボルト17はその頭部18がフライホイー
ル2の面に支持され、各操作レバー14は再調整装置23の
部材に支持される。各摺動ボルト17を取り囲む締付スリ
ーブ9はブシュ10の孔の中で半径方向で固有応力を受け
て摩擦当接しており、締付スリーブ9は摺動ボルト17に
対して半径方向にも軸方向にも僅かな遊隙を備えてお
り、締付スリーブ9はその働きが摺動ボルト17によって
影響を受けることはない。
【0016】再調整装置23が図3から明らかとなり、こ
こには2つの変形態様が図示されている。再調整装置23
の上側変形態様は図1の摩擦クラッチ1に挿入されてい
る。それは、薄板から製造された2個のリング24,25 か
らなり、該リング24,25 は斜めに延びた部分面26又は27
を介して軸方向で互いに当接する。両リング24,25 は孔
32を備えており、各1個の引張ばね31の末端がこの孔に
掛けられている。引張ばね31は両リング24,25 を相互に
回動させようと努め、部分面26,27 を介して軸方向間隔
を拡大することができる。リング24,25 は、回転軸11と
同心でプレッシャプレート5の案内径35に配置されてお
り、摩擦クラッチ1の接続状態のときプレッシャプレー
ト5と隔膜ばね7の外輪郭との間の軸方向間隔を満た
す。少なくとも隔膜7の方向に延びたリング24が凹部33
を備えており、その中に操作レバー14の末端が延びてい
る。凹部33の深さは操作レバー14の末端の軸方向広がり
よりも大きく、クラッチ接続過程中のフェーシング4の
最大摩耗よりも大きな遊隙を維持することができる。両
リング24,25 を同一形状にすることも当然に実用的であ
り、凹部33は少なくとも一方のリングに必要ではある
が、本例では両リングとも凹部33を備えている。
【0017】摩擦クラッチ1の作用様式は、再調整装置
23のリング24,25 と合わせて、以下の如くである。摩擦
クラッチ1を組み立てるとき、摩擦クラッチ1の接続状
態のときに摺動ボルト17の頭部18がフライホイール2に
当接するように、1本又はすべての摺動ボルト17が締付
スリーブ9と一緒に組み立てられる。図1に示されたこ
の状態のときフェーシング4がプレッシャプレート5に
よってフライホイール2に押圧されており、摺動ボルト
17がフライホイール2に当接し、再調整装置23のリング
24,25 が一方でプレッシャプレート5に、他方で隔膜ば
ね7に支持されており、操作レバー14とプレッシャプレ
ート5との間の自由空間は両リング24,25 によって完全
に補われている。摩擦クラッチ1が解除されると、図示
しない解除装置を介して隔膜ばね7のばね舌片8に、そ
れもしかもフライホイール2の方向に、力が加えられ
る。これにより、隔膜ばね7は線材リング36の範囲でそ
の支持箇所の周りで傾動し、その外周面がフライホイー
ル2から離反する。矢印Cの方向でプレッシャプレート
5に力を加える通気ばね装置によって、プレッシャプレ
ート5と、再調整装置23と、摺動ボルト17と操作レバー
14と締付スリーブ9とを含む遊隙発生器13が、通気過程
を同時に実行するようになっている。
【0018】接続過程は逆方向に行われる。接続過程の
ときにフェーシング4の摩耗が現れると、プレッシャプ
レート5は、隔膜ばね7の力によって、両リング24,25
を介設して、摩耗量だけフライホイール2の方向にずら
される。しかし遊隙発生器13は摺動ボルト17の頭部18を
介して、摩耗のないそれまでの状態に応じて、一層早く
フライホイール2に当接するので、隔膜ばね7はその力
によってプレッシャプレート5と締付スリーブ9を備え
た摺動ボルト17との間で相対摺動を実行することができ
る。それ故、すべての操作レバー14は、摩耗の程度だ
け、リング24の支持箇所から持ち上がる。それに続く摩
擦クラッチ1の解除過程のとき、隔膜ばね7の半径方向
外側範囲はフライホイール2から離反し、再調整装置23
の引張ばね31は、両リング24,25 の相対回動によって、
軸方向でプレッシャプレート5と操作レバー14との間の
大きくなった間隔が再び補われるようにする。この瞬間
から、この間隔が両リング24,25 によって補われている
ので、プレッシャプレート5は遊隙発生器13と一緒にフ
ライホイール2から離れて通気することができ、クラッ
チディスク3が自由となる。通気装置によって加えられ
て矢印Cの方向でプレッシャプレート5に作用するばね
力が再調整装置23の両リング24,25 間の相対回動を妨げ
ることのないように、注意しなければならない。
【0019】図2の切欠図に示された変形態様では遊隙
発生器13の操作レバー15が再調整装置23のリング24,25
の1個に、直接にではなく、隔膜ばね7の半径方向外縁
を介設して作用する。この構造の残りの要素は図1のも
のと同一である。この特殊な構成によって遊隙発生器13
は、同時に、プレッシャプレート5用強制通気装置とし
て機能し、隔膜ばね7が操作されると解除を目的に隔膜
ばね7がすべての遊隙発生器13を摺動ボルト17とともに
解除位置に移動させる。この構造では、摩耗を伴う接続
過程のとき、摩耗の大きさは隔膜ばね7の半径方向外側
範囲と操作レバー15との間の間隔として現れ、それに続
く解除過程のとき、隔膜ばね7が操作レバー15の方向に
運動する間、この摩耗に応じて再調整装置23の両リング
24,25 が引張ばね31によって適宜に再調整され、プレッ
シャプレート5、リング24,25 、隔膜ばね7及び操作レ
バー15の間にもはや遊隙が存在しない。
【0020】図4に示された摩擦クラッチ1はいわゆる
引張式摩擦クラッチとして働く。この引張式摩擦クラッ
チの場合、隔膜ばね7は外周面の範囲で例えば線材リン
グ37を介してクラッチケーシング6で支えられており、
その中央径でプレッシャプレート5を操作する。半径方
向内側にずらされたばね舌片8は、解除過程の間、図示
しない解除装置を介して、矢印Cの方向に引き離され
る。この引張式摩擦クラッチでは、個々の操作レバー16
がクラッチケーシング6の外面に当接するように、付加
的に遊隙発生器13とケーシングに固定された要素との間
に軸方向止めが設けられている。こうして、摺動ボルト
17の頭部18の役目は、締付スリーブ9を軸方向で、強固
に嵌め込むことなく、遊隙発生器と結合することだけで
ある。
【0021】摩擦クラッチ1が図示接続状態のとき、隔
膜ばね7は再調整装置23のリング24,25 を介してプレッ
シャプレート5を負荷し、こうしてプレッシャプレート
5と図示しないフライホイールとの間でフェーシング4
の挟み込みを引き起こす。新規状態のときすべての遊隙
発生器13がフライホイールの方向に摺動し、操作レバー
16がケーシング6に当接し、操作レバー16の半径方向内
端とプレッシャプレート5との間のいまや軸方向の空間
を2つのリング24,25 によって完全に補うことができ
る。両リング24,25 は、周知の如くに、プレッシャプレ
ート5の案内径35で案内されている。この構造でも、強
制通気が設けられていないので、プレッシャプレート5
を矢印Cの方向で付勢する通気力が設けられていない。
【0022】各操作レバー16が、外部から、クラッチケ
ーシング6の適宜な孔22と隔膜ばね7の適宜な孔21とに
挿通される。孔22は、付加的に、操作レバー16用回動防
止部として機能することができる。摺動ボルト17の範囲
でクラッチケーシング6の適宜な孔19によって、遊隙発
生器13の軸方向変位がクラッチケーシング6によって損
なわれることのないように配慮されている。摩耗を伴う
接続過程のとき、プレッシャプレート5は隔膜ばね7の
力によって移動してフライホイールに接近し、同時に、
遊隙発生器13がクラッチケーシング6によってしっかり
保持され、プレッシャプレート5は遊隙発生器13に対し
て相対運動を実行する。その際、操作レバー16の半径方
向内端は、摩耗の程度だけ、再調整装置23の当該リング
から持ち上げられる。次の接続過程のとき、まず、引張
ばね31の力によって両リング24,25 が相対回動すること
によって、プレッシャプレート5と操作レバー16との間
の間隔の補償が再び実現され、それに続いて本来の通気
過程が始まる。ここでも、通気装置の力が両リング24,2
5 の回動時に軸方向運動を妨げない。
【0023】図3の下側の図示は、両リング24,25 間の
部分面28,29 の特別の形状を示す。部分面は、回転軸に
垂直な平面に対してそれぞれ平行に階段状に延びた複数
の個別部分片からなり、部分片はそれぞれ段差30を備え
ている。この構造は、引張ばね31の形のばね装置によっ
ても、隔膜ばねの押圧力によっても、両リングを一方又
は他方の回転方向に付勢し得るような周方向を向いた力
の成分が発生しないようにする。しかし、段差30の高さ
よりも多少大きな摩耗がまず先行しなければならないの
で、この構造が完全に無段式ではない摩耗再調整を引き
起こすことができることも事実である。段差の高さは、
例えば、実際には例えば0.2 mmと決められている。
【0024】プレッシャプレート5に嵌め込まれるブシ
ュ10は、摩擦クラッチの耐用期間中、締付スリーブ9に
対して滑り・摩擦特性を維持するのに役立つ。それ故、
ブシュ10は、例えば黄銅、青銅、プラスチック又は複合
材料から製造しておくべきであろう。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、フェーシングに摩耗が
現れるとクラッチ接続過程の間に各遊隙発生器が、ケー
シングに固定された止めによって、プレッシャプレート
に対して、摩耗量だけ摺動し、引き続き、次のクラッチ
解除過程の間に摩耗補償が実行されるので、再調整装置
が無段式に作動する限り、無段式摩耗補償が可能であ
る。更に、あらゆる運転状態のとき隔膜ばねが摩擦クラ
ッチの全耐用期間にわたって同じ取付位置に確実に保持
されているので、信頼性の高い作動が保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】摩擦クラッチの上半分の縦断面図である。
【図2】図1の変形態様の部分断面図である。
【図3】再調整装置の2つの変形態様の2つの部分図で
ある。
【図4】引張式摩擦クラッチの上半分の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
2 フライホイール 5 プレッシャプレート 6 クラッチケーシング 7 隔膜ばね 11 回転軸 13 遊隙発生器 14,15,16 操作レバー 17 摺動ボルト 20 孔 23 再調整装置 24,25 リング 26,27,28,29 部分面 31 引張ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハイコ・シュルツ−アンドレス ドイツ連邦共和国 ポッペンハウゼン、レ ーンシュトラーセ 8 (72)発明者 クラウス・エルスナー ドイツ連邦共和国 シュヴァインフルト、 エルザ−ブランドシュトレーム−シュトラ ーセ 44 (72)発明者 ライナー・ヴィードマン ドイツ連邦共和国 ハムバッハ、アム・ラ ンゲン・グラベン 23 (72)発明者 ラルフ・ネンニンガー ドイツ連邦共和国 ヴェーネック、キルハ プラッツ 7 (72)発明者 ミカエル・ヴィーゼ ドイツ連邦共和国 ディッテルブルン、タ ンニクヴェ ーク 7

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェーシングを備えたクラッチディスク
    を介設してフライホイールに固定され且つ該ホイールと
    一緒に回転軸を形成するプレッシャプレートのための摩
    耗自動補償装置を備えた自動車摩擦クラッチであって、
    クラッチケーシング内で耐捩り性に、但し軸方向に変位
    可能に配置されたプレッシャプレートと、プレッシャプ
    レートとクラッチケーシングとの間に初期応力を加えて
    挿入された隔膜ばねとを含み、該ばねが外周面の範囲と
    小径範囲とにおいてクラッチケーシングでも又プレッシ
    ャプレートの支持部でも支えられており、支持が再調整
    装置を介設して行われ、再調整装置が、クラッチディス
    クのフェーシングの摩耗に応じて、隔膜ばねから離れる
    方にプレッシャプレートの軸方向変位を可能とするもの
    において、プレッシャプレートの周面に単数又は複数の
    遊隙発生器(13)が配設されており、該発生器が半径方向
    内向きの各1個の操作レバー(14,15,16)で直接に又は間
    接に再調整装置(23)の部材に作用し、各遊隙発生器(13)
    が、摺動ボルト(17)を介して、回転軸(11)と平行にプレ
    ッシャプレート(5) に設けられた孔(20)の中を軸方向に
    摺動可能であり、且つ摩擦を介して係止可能に支承され
    ており、摺動ボルト(17)上に配置された締付スリーブ
    (9) が孔(20)の中で半径方向で初期応力を受けて摩擦当
    接し、各遊隙発生器(13)が、ケーシング(6) に固定され
    た軸方向止め(14,17,18;15,17,18;16,17,18)を有し、該
    止めがフライホイールの方向で遊隙発生器(13)の運動を
    制限し、且つ発生した摩耗に続く解除過程のとき再調整
    装置(23)を遊隙発生器・プレッシャプレート間の拡大し
    た間隔の中に押し込むようになった自動車摩擦クラッ
    チ。
  2. 【請求項2】 摺動ボルト(17)が、プレッシャプレート
    (5) のフライホイール(2) に背向した側で、操作レバー
    (14,15,16)と強固に結合されていることを特徴とする、
    請求項1に記載の自動車摩擦クラッチ。
  3. 【請求項3】 各遊隙発生器(13)がプレッシャプレート
    (5) の孔(20)を基準に回動を防止して固定されているこ
    とを特徴とする、請求項2に記載の自動車摩擦クラッ
    チ。
  4. 【請求項4】 操作レバー(14, 16)が再調整装置(23)に
    直接支持されており、プレッシャプレート(5) が通気ば
    ねによって通気方向に付勢されていることを特徴とす
    る、請求項3に記載の自動車摩擦クラッチ。
  5. 【請求項5】 操作レバー(15)が隔膜ばね(7) を介設し
    て再調整装置(23)に支持されていることを特徴とする、
    請求項3に記載の自動車摩擦クラッチ。
  6. 【請求項6】 摩擦クラッチがいわゆる加圧式クラッチ
    として構成されていることを特徴とする、請求項4又は
    5に記載の自動車摩擦クラッチ。
  7. 【請求項7】 クラッチケーシング(6) が実質的にカッ
    プ形の範囲を有し、該範囲が遊隙発生器(13)の操作レバ
    ー(14, 15)を通すための孔を有し、該孔が同時に回動防
    止部として機能することを特徴とする、請求項6に記載
    の自動車摩擦クラッチ。
  8. 【請求項8】 摩擦クラッチがいわゆる引張式クラッチ
    として構成されていることを特徴とする、請求項4又は
    5に記載の自動車摩擦クラッチ。
  9. 【請求項9】 各操作レバー(16)が、クラッチケーシン
    グ(6) の外面を延び、ケーシングの孔(22)を通して隔膜
    ばね(7) に達し、かつ該ばね(7) の孔(21)を通して再調
    整装置(23)に達して、孔(22,21) によって回動防止され
    ていることを特徴とする、請求項8に記載の自動車摩擦
    クラッチ。
  10. 【請求項10】 締付スリーブ(9) と孔(20)との間に、
    摩擦を高める措置が設けられていることを特徴とする、
    請求項6、8に記載の自動車摩擦クラッチ。
  11. 【請求項11】 締付スリーブ(9) と孔(20)との間に、
    錆を抑制する措置(ブシュ10)が設けられていることを
    特徴とする、請求項6、8に記載の自動車摩擦クラッ
    チ。
  12. 【請求項12】 再調整装置(23)が、軸方向で前後に配
    置された2個のリング(24, 25)からなり、該リングが、
    プレッシャプレート(5) の案内径(35)で、回転軸(11)と
    同心で案内されており、そのうち一方がプレッシャプレ
    ート(5) で、他方が隔膜ばね(7) で、軸方向で支えられ
    ており、両リングが、相対向した範囲において、周面で
    単数又は複数の傾きを引き起こす部分面(26,27; 28,29)
    を介して支えられており、ばね装置(31)が設けられてお
    り、該装置が両リングを相互に固定し、且つ摩耗後に軸
    方向構造空間を拡大する方向に両リングを相互に回動さ
    せることを特徴とする、請求項10、11のいずれかに記載
    の摩擦クラッチ。
  13. 【請求項13】 両リング(24, 25)の部分面(26, 27)
    が、所定の傾きに応じてそれぞれ連続的に延びているこ
    とを特徴とする、請求項12に記載の自動車摩擦クラッ
    チ。
  14. 【請求項14】 両リング(24, 25)の部分面(28, 29)
    が、回転軸(11)に垂直な平面に対してそれぞれ平行に階
    段状に延びた個々の部分片からなり、該部分片がそれぞ
    れ軸方向段差(30)を備えていることを特徴とする、請求
    項12に記載の自動車摩擦クラッチ。
  15. 【請求項15】 ばね装置が少なくとも1個の引張ばね
    (31)からなり、該ばねが実質的に接線方向に、両リング
    (24,25; 26,27)の内面を延び、該ばねは一端が一方のリ
    ングの孔(32)に、他端が他方のリングの孔(32)に掛けら
    れていることを特徴とする、請求項13又は14に記載の自
    動車摩擦クラッチ。
  16. 【請求項16】 両リング(24,25; 26,27)が薄板片から
    製造されていることを特徴とする、請求項15に記載の自
    動車摩擦クラッチ。
  17. 【請求項17】 両リング(24,25; 26,27)が周面を閉鎖
    して形成されていることを特徴とする、請求項16に記載
    の自動車摩擦クラッチ。
  18. 【請求項18】 両リング(24,25; 26,27)が周面を開口
    (間隙34)して形成されていることを特徴とする、請求
    項16に記載の自動車摩擦クラッチ。
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