JP2000145816A - ロ―ラフォ―ク付きクラッチ - Google Patents
ロ―ラフォ―ク付きクラッチInfo
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- JP2000145816A JP2000145816A JP11318572A JP31857299A JP2000145816A JP 2000145816 A JP2000145816 A JP 2000145816A JP 11318572 A JP11318572 A JP 11318572A JP 31857299 A JP31857299 A JP 31857299A JP 2000145816 A JP2000145816 A JP 2000145816A
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- clutch
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/12—Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/12—Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
- F16D23/14—Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings
- F16D2023/141—Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings characterised by using a fork; Details of forks
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クラッチのスリーブブッシングの摩擦を低減
する低摩擦クラッチフォークを得る。 【解決手段】 クラッチリリース機構はクラッチリリー
ススリーブとクラッチリリースベアリングとクラッチリ
リースフォーク12を有している。クラッチリリースフ
ォークの2本のアーム52の各々にローラ70が配置さ
れ、ローラ70はクラッチリリースベアリングのアウタ
ーレースと係合している。各ローラは、第1の端部が各
々のフォークアーム52により受け入れられたダウエル
ピン72を有しており、ダウエルピン72の第2の端部
は回転可能に取付けられた輪金78によって囲まれてい
る。輪金72は貫通穴と、貫通穴内に固定して取り付け
られたブッシング82とを有している。輪金78がダウ
エルピン72の第2の端部76から軸方向に移動するこ
とを防ぐ保持部材86が設けられている。
する低摩擦クラッチフォークを得る。 【解決手段】 クラッチリリース機構はクラッチリリー
ススリーブとクラッチリリースベアリングとクラッチリ
リースフォーク12を有している。クラッチリリースフ
ォークの2本のアーム52の各々にローラ70が配置さ
れ、ローラ70はクラッチリリースベアリングのアウタ
ーレースと係合している。各ローラは、第1の端部が各
々のフォークアーム52により受け入れられたダウエル
ピン72を有しており、ダウエルピン72の第2の端部
は回転可能に取付けられた輪金78によって囲まれてい
る。輪金72は貫通穴と、貫通穴内に固定して取り付け
られたブッシング82とを有している。輪金78がダウ
エルピン72の第2の端部76から軸方向に移動するこ
とを防ぐ保持部材86が設けられている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用クラッチに
関し、特にリリースベアリングと、クラッチスプリング
および/またはクラッチレバーと係合するスリーブエン
ドとの間に配置されたリリーススリーブを使用するクラ
ッチ、およびこのようなクラッチに関連するリリースベ
アリングを変位させる手段に関する。
関し、特にリリースベアリングと、クラッチスプリング
および/またはクラッチレバーと係合するスリーブエン
ドとの間に配置されたリリーススリーブを使用するクラ
ッチ、およびこのようなクラッチに関連するリリースベ
アリングを変位させる手段に関する。
【0002】
【従来の技術】重荷重および中荷重用に使用するように
設計されたクラッチは、トランスミッション入力軸上に
支えられるスリーブを通常使用している。このスリーブ
は、リリースベアリングを、圧力板に対するクラッチ係
合荷重を与えるクラッチスプリングおよび/またはクラ
ッチレバーに接続する。スリーブはトランスミッション
入力軸上に配置され、スプリングのみならずクラッチの
カバー、フライホイールおよび圧力板と一緒に回転す
る。ベアリングと軸方向に一致するブッシングがそれと
一体的に回転するようにスリーブに圧入されて、トラン
スミッション入力軸に直接支えられる。スリーブとトラ
ンスミッション入力軸との間の相対回転は、クラッチが
一部もしくは完全に解除される時に生じる。リリースベ
アリングのインナーレースが、共に動くようにスリーブ
に接続されている。アウターレースは回転が防止される
ベアリングハウジングに接続され、クラッチフォークと
係合している。ベアリングハウジング上のウェアパッド
はフォークのアームの端部と係合している。クラッチフ
ォークは、エンジンブロックとトランスミッションケー
スとを接続するクラッチハウジング内に揺動可能に搭載
されている。クラッチフォークは、ベアリングとスリー
ブの選択的軸方向変位と、その結果としてのクラッチの
係合解除を行うため、オペレータによって操作されるペ
ダルが接続されている。
設計されたクラッチは、トランスミッション入力軸上に
支えられるスリーブを通常使用している。このスリーブ
は、リリースベアリングを、圧力板に対するクラッチ係
合荷重を与えるクラッチスプリングおよび/またはクラ
ッチレバーに接続する。スリーブはトランスミッション
入力軸上に配置され、スプリングのみならずクラッチの
カバー、フライホイールおよび圧力板と一緒に回転す
る。ベアリングと軸方向に一致するブッシングがそれと
一体的に回転するようにスリーブに圧入されて、トラン
スミッション入力軸に直接支えられる。スリーブとトラ
ンスミッション入力軸との間の相対回転は、クラッチが
一部もしくは完全に解除される時に生じる。リリースベ
アリングのインナーレースが、共に動くようにスリーブ
に接続されている。アウターレースは回転が防止される
ベアリングハウジングに接続され、クラッチフォークと
係合している。ベアリングハウジング上のウェアパッド
はフォークのアームの端部と係合している。クラッチフ
ォークは、エンジンブロックとトランスミッションケー
スとを接続するクラッチハウジング内に揺動可能に搭載
されている。クラッチフォークは、ベアリングとスリー
ブの選択的軸方向変位と、その結果としてのクラッチの
係合解除を行うため、オペレータによって操作されるペ
ダルが接続されている。
【0003】クラッチフォークの揺動運動は、フォーク
アームとウェアパッド間の摩擦力と組合わされて、ベア
リングを介してスリーブおよびその中のブッシングへ伝
達されるベアリング上の“上向きの”力を誘発する。こ
の上向きの力は、フォークアームとパッド間の摩擦係数
にアームによってパッドへ加えられる垂直力を乗じたも
のにほぼ等しい。上向きの力によりスリーブブッシング
はクラッチの係合解除中に入力軸へ押圧され、これによ
ってスリーブブッシングの摩耗が加速される。
アームとウェアパッド間の摩擦力と組合わされて、ベア
リングを介してスリーブおよびその中のブッシングへ伝
達されるベアリング上の“上向きの”力を誘発する。こ
の上向きの力は、フォークアームとパッド間の摩擦係数
にアームによってパッドへ加えられる垂直力を乗じたも
のにほぼ等しい。上向きの力によりスリーブブッシング
はクラッチの係合解除中に入力軸へ押圧され、これによ
ってスリーブブッシングの摩耗が加速される。
【0004】車両のオリジナル装置メーカ(OEM)
は、現在、長期の使用期間にわたってクラッチが実質的
にメインテナンスフリーであることを必要としている。
スリーブブッシングの寿命を延ばすには、フォークとリ
リースベアリング間の摩擦を低減して上向きの力を低減
することが非常に望ましい。
は、現在、長期の使用期間にわたってクラッチが実質的
にメインテナンスフリーであることを必要としている。
スリーブブッシングの寿命を延ばすには、フォークとリ
リースベアリング間の摩擦を低減して上向きの力を低減
することが非常に望ましい。
【0005】これらのクラッチのリリースベアリングと
係合するローラを使用するクラッチフォークが知られて
いる。しかしながら、これらのフォークは、トランスミ
ッション入力軸ではなく、トランスミッションケースか
ら延び、入力軸と接触せずにその外側を囲む静止中空軸
に支えられるクラッチベアリングと組み合わせて使用さ
れる。さらに、公知のローラフォークは、クラッチハウ
ジング内に非常に制限された空間を有する既存のクラッ
チシステムへそれらを置換できるように適切に構成され
ていない。
係合するローラを使用するクラッチフォークが知られて
いる。しかしながら、これらのフォークは、トランスミ
ッション入力軸ではなく、トランスミッションケースか
ら延び、入力軸と接触せずにその外側を囲む静止中空軸
に支えられるクラッチベアリングと組み合わせて使用さ
れる。さらに、公知のローラフォークは、クラッチハウ
ジング内に非常に制限された空間を有する既存のクラッ
チシステムへそれらを置換できるように適切に構成され
ていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】スリーブブッシングの
摩擦を低減するベアリングの界面を解除する低摩擦クラ
ッチフォークを提供することが望まれている。さらに、
従来のフォークとリリースベアリングの組合せに対して
利用できる空間内に嵌合することができるクラッチフォ
ークとリリースベアリングの組合せを提供することが望
まれている。
摩擦を低減するベアリングの界面を解除する低摩擦クラ
ッチフォークを提供することが望まれている。さらに、
従来のフォークとリリースベアリングの組合せに対して
利用できる空間内に嵌合することができるクラッチフォ
ークとリリースベアリングの組合せを提供することが望
まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】クラッチリリース機構
は、クラッチリリーススリーブとクラッチリリースベア
リングとクラッチリリースフォークを有している。クラ
ッチリリーススリーブは第1の端部にレバー係合部を有
している。クラッチリリースベアリングはクラッチリリ
ーススリーブの第2の端部と係合し、クラッチリリース
スリーブの第2の端部に回転可能に固定されたインナー
レースを有している。クラッチリリースフォークは、2
本のアームの各々に配置されてクラッチリリースベアリ
ングのアウターレースと係合するローラを有している。
は、クラッチリリーススリーブとクラッチリリースベア
リングとクラッチリリースフォークを有している。クラ
ッチリリーススリーブは第1の端部にレバー係合部を有
している。クラッチリリースベアリングはクラッチリリ
ーススリーブの第2の端部と係合し、クラッチリリース
スリーブの第2の端部に回転可能に固定されたインナー
レースを有している。クラッチリリースフォークは、2
本のアームの各々に配置されてクラッチリリースベアリ
ングのアウターレースと係合するローラを有している。
【0008】クラッチは、フライホイール、トランスミ
ッション入力軸、クラッチカバー、圧力板、クラッチ従
動ディスク、クラッチリリーススリーブ、半径方向に向
いた複数のレバー、スプリング、リリースベアリング、
クラッチハウジング、クラッチリリース軸、クラッチリ
リースフォーク、およびローラを含んでいる。フライホ
イールは回転軸上に回転可能に配置されている。トラン
スミッション入力軸は回転軸上に配置され、スプライン
部を有している。クラッチカバーはフライホイールに固
定されている。圧力板はクラッチカバーとフライホイー
ル間に、その間を軸方向に移動するように配置され、カ
バーに回転可能に固定されている。クラッチ従動ディス
クはスプラインによって入力軸に回転可能に固定され、
フライホイールと圧力板との間に、その間を軸方向にス
ライドするように配置されている。クラッチリリースス
リーブは入力軸上にスライド可能に配置され、その第1
の端部は圧力板とカバーとの間に配置され、その第2の
端部はカバーの圧力板とは反対側に配置されている。半
径方向を向いた複数のレバーは回転軸の周りに分散して
配置されている。レバーはリリーススリーブの第1の端
部と係合する半径方向内向きに配置された端部を有して
いる。レバーはリリーススリーブと圧力板またはスプリ
ング間を延びる。スプリングは圧力板とカバー間に配置
されて、圧力板を従動ディスクへ向けて付勢する。クラ
ッチリリースベアリングは、クラッチカバーの外側でリ
リーススリーブの第2の端部に配置されている。クラッ
チハウジングはクラッチカバーおよびリリースベアリン
グを被って配置されている。クラッチリリース軸はクラ
ッチハウジング内に回転可能に配置され、回転軸に対し
て90゜の方位のピボット軸の周りを揺動することがで
きる。クラッチリリースフォークはクラッチリリース軸
にそれと共に回転するように固定され、リリースベアリ
ングに隣接して延びる第1および第2のアームを有して
いる。ローラはクラッチリリースフォークの第1および
第2の各アーム上にローラが回転可能に配置され、リリ
ースベアリングと係合している。それぞれのローラは、
第1の端部がそれぞれのクラッチリリースフォークの対
向アームに受け入れられたダウエルピンを有している。
ダウエウルピンの第2の端部は回転可能に取付けられた
輪金によって囲まれている。輪金はブッシングが固定し
て取付けられた貫通穴を有している。輪金がダウエルピ
ンの第2の端部から軸方向に移動しないようにする保持
部材が設けられている。
ッション入力軸、クラッチカバー、圧力板、クラッチ従
動ディスク、クラッチリリーススリーブ、半径方向に向
いた複数のレバー、スプリング、リリースベアリング、
クラッチハウジング、クラッチリリース軸、クラッチリ
リースフォーク、およびローラを含んでいる。フライホ
イールは回転軸上に回転可能に配置されている。トラン
スミッション入力軸は回転軸上に配置され、スプライン
部を有している。クラッチカバーはフライホイールに固
定されている。圧力板はクラッチカバーとフライホイー
ル間に、その間を軸方向に移動するように配置され、カ
バーに回転可能に固定されている。クラッチ従動ディス
クはスプラインによって入力軸に回転可能に固定され、
フライホイールと圧力板との間に、その間を軸方向にス
ライドするように配置されている。クラッチリリースス
リーブは入力軸上にスライド可能に配置され、その第1
の端部は圧力板とカバーとの間に配置され、その第2の
端部はカバーの圧力板とは反対側に配置されている。半
径方向を向いた複数のレバーは回転軸の周りに分散して
配置されている。レバーはリリーススリーブの第1の端
部と係合する半径方向内向きに配置された端部を有して
いる。レバーはリリーススリーブと圧力板またはスプリ
ング間を延びる。スプリングは圧力板とカバー間に配置
されて、圧力板を従動ディスクへ向けて付勢する。クラ
ッチリリースベアリングは、クラッチカバーの外側でリ
リーススリーブの第2の端部に配置されている。クラッ
チハウジングはクラッチカバーおよびリリースベアリン
グを被って配置されている。クラッチリリース軸はクラ
ッチハウジング内に回転可能に配置され、回転軸に対し
て90゜の方位のピボット軸の周りを揺動することがで
きる。クラッチリリースフォークはクラッチリリース軸
にそれと共に回転するように固定され、リリースベアリ
ングに隣接して延びる第1および第2のアームを有して
いる。ローラはクラッチリリースフォークの第1および
第2の各アーム上にローラが回転可能に配置され、リリ
ースベアリングと係合している。それぞれのローラは、
第1の端部がそれぞれのクラッチリリースフォークの対
向アームに受け入れられたダウエルピンを有している。
ダウエウルピンの第2の端部は回転可能に取付けられた
輪金によって囲まれている。輪金はブッシングが固定し
て取付けられた貫通穴を有している。輪金がダウエルピ
ンの第2の端部から軸方向に移動しないようにする保持
部材が設けられている。
【0009】ローラ付きフォークを使用する本発明によ
るクラッチおよびクラッチリリース機構は、フォークと
リリースベアリング間の摩擦を非常に効果的に低減し、
スリーブベアリングの摩耗を有利に低減する。ここに開
示されたフォークとベアリングの組合せは、非常に限定
された寸法の空間を有するクラッチハウジング内に嵌合
するように構成されているのが有利である。
るクラッチおよびクラッチリリース機構は、フォークと
リリースベアリング間の摩擦を非常に効果的に低減し、
スリーブベアリングの摩耗を有利に低減する。ここに開
示されたフォークとベアリングの組合せは、非常に限定
された寸法の空間を有するクラッチハウジング内に嵌合
するように構成されているのが有利である。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0011】図1はクラッチリリースフォーク12を揺
動可能に支持するクラッチハウジング10を示してい
る。クラッチリリースフォーク12は、図3および図4
に最も良く示すように、クラッチリリースベアリング1
5の変位によりクラッチアセンブリ14を選択的に係合
解除するのに使用される。車両の運転者とクラッチリリ
ースフォーク12との間に配置されたクラッチリンケー
ジ16は、クラッチハウジング10の外側に配置された
操作レバー17を含んでいる。
動可能に支持するクラッチハウジング10を示してい
る。クラッチリリースフォーク12は、図3および図4
に最も良く示すように、クラッチリリースベアリング1
5の変位によりクラッチアセンブリ14を選択的に係合
解除するのに使用される。車両の運転者とクラッチリリ
ースフォーク12との間に配置されたクラッチリンケー
ジ16は、クラッチハウジング10の外側に配置された
操作レバー17を含んでいる。
【0012】クラッチアセンブリ14はフライホイール
20に固定されたクラッチカバー18を含んでいる。フ
ライホイール20は回転軸22の周りを回転するように
エンジンクランクシャフフト(図示せず)に固定されて
いる。第1の端部にスプラインが施されたトランスミッ
ション入力軸24が、軸22に沿ってトランスミッショ
ンケース(図示せず)から延びている。従動ディスク2
6が入力軸24のスプライン部上に、それと一緒に回転
するようにスライド可能に配置されている。圧力板28
がそれ自体とフライホイール20との間で従動ディスク
26を押圧する。6個のクラッチアプライレバー30が
軸22の周りに円周方向に分散配置され、リリーススリ
ーブ32の第1の端部から半径方向に延びている。各レ
バー30の半径方向外側の端部は、カバー18と直接、
もしくは調整機構を介して間接的に係合する。
20に固定されたクラッチカバー18を含んでいる。フ
ライホイール20は回転軸22の周りを回転するように
エンジンクランクシャフフト(図示せず)に固定されて
いる。第1の端部にスプラインが施されたトランスミッ
ション入力軸24が、軸22に沿ってトランスミッショ
ンケース(図示せず)から延びている。従動ディスク2
6が入力軸24のスプライン部上に、それと一緒に回転
するようにスライド可能に配置されている。圧力板28
がそれ自体とフライホイール20との間で従動ディスク
26を押圧する。6個のクラッチアプライレバー30が
軸22の周りに円周方向に分散配置され、リリーススリ
ーブ32の第1の端部から半径方向に延びている。各レ
バー30の半径方向外側の端部は、カバー18と直接、
もしくは調整機構を介して間接的に係合する。
【0013】リリースベアリング15のインナーレース
36が、リリーススリーブ32にそれと、一緒に軸方向
に移動するように係合している。スナップリングがイン
ナーレース36をスリーブ32上に保持するのを助け
る。入力軸ブッシング37がベアリング15と軸方向に
一致してスリーブ32内に圧入されている。ベアリング
ハウジング39に回転可能に固定されているアウターレ
ース38が、クラッチハウジング10に対して回転しな
いようになっている。
36が、リリーススリーブ32にそれと、一緒に軸方向
に移動するように係合している。スナップリングがイン
ナーレース36をスリーブ32上に保持するのを助け
る。入力軸ブッシング37がベアリング15と軸方向に
一致してスリーブ32内に圧入されている。ベアリング
ハウジング39に回転可能に固定されているアウターレ
ース38が、クラッチハウジング10に対して回転しな
いようになっている。
【0014】クラッチ作用荷重を発生するアングルスプ
リング40が、クラッチカバー18とスリーブ32の第
1の端部との間に配置されている。スリーブ32および
カバー18は、それぞれ、対応するスプリング係合部4
2,44を有している。
リング40が、クラッチカバー18とスリーブ32の第
1の端部との間に配置されている。スリーブ32および
カバー18は、それぞれ、対応するスプリング係合部4
2,44を有している。
【0015】クラッチリリースフォーク12はベアリン
グ15を跨ぎ、2本の同軸のフォーク軸46にピボット
軸48の周りを揺動するように固定されている。操作レ
バー17が一方のフォーク軸46に固定されている。フ
ォーク12のクロス部材50はベアリング15に隣接す
る2本の対向アーム52を連結している。各アーム52
はアーム52の両端から中央寄りに延びるピン55上に
配置されたローラ54を有している。ローラ54はベア
リング15の前方側でウェアパッド56と係合する。
グ15を跨ぎ、2本の同軸のフォーク軸46にピボット
軸48の周りを揺動するように固定されている。操作レ
バー17が一方のフォーク軸46に固定されている。フ
ォーク12のクロス部材50はベアリング15に隣接す
る2本の対向アーム52を連結している。各アーム52
はアーム52の両端から中央寄りに延びるピン55上に
配置されたローラ54を有している。ローラ54はベア
リング15の前方側でウェアパッド56と係合する。
【0016】ローラ54が図6に詳細に示されている。
ダウエルピン58は第1の端部が一方のアーム52に受
け止められている。ピン58の第2の端部はカップ62
により保持されるニードルローラ60を支持している。
アウターハウジング64がカップ62を取囲みローラ表
面として働く。ピン58の溝内に配置された保持リング
66がハウジング64およびカップ62を保持するのを
助ける。図示するローラ54の全要素がスチール製であ
る。別のローラの構造としては、ニードルローラの代わ
りにボールベアリング要素を、あるいはダウエルピン上
に直接支えられるテフロンコーティングされたブッシン
グを使用することが含まれる。
ダウエルピン58は第1の端部が一方のアーム52に受
け止められている。ピン58の第2の端部はカップ62
により保持されるニードルローラ60を支持している。
アウターハウジング64がカップ62を取囲みローラ表
面として働く。ピン58の溝内に配置された保持リング
66がハウジング64およびカップ62を保持するのを
助ける。図示するローラ54の全要素がスチール製であ
る。別のローラの構造としては、ニードルローラの代わ
りにボールベアリング要素を、あるいはダウエルピン上
に直接支えられるテフロンコーティングされたブッシン
グを使用することが含まれる。
【0017】図7,8を参照すると、ローラの他の構成
を示されている。ローラ70はダウエルピン72を有し
ている。ダウエルピン72は、クラッチリリースフォー
ク12の各対向アーム52の貫通穴75の中央寄りに保
持され、固定された第1の端部74を有している。ダウ
エルピン72と穴75は、後者に前者を圧入できるよう
な寸法になっている。ダウエルピン72は第2の端部7
6も有している。第2の端部76は、回転可能に取り付
けられた輪金78により囲まれている。輪金78によ
り、ウェアパッド56に接するローラ表面が形成されて
いる。輪金78は貫通穴80を有している。貫通穴80
内に2つのブッシング82が固定されている。図示の実
施形態におけるブッシング82は輪金78の貫通穴80
に圧入されており、締まりばめになる大きさを有してい
る。2つのブッシング82は、それらの間に環状の溝8
3を形成している。
を示されている。ローラ70はダウエルピン72を有し
ている。ダウエルピン72は、クラッチリリースフォー
ク12の各対向アーム52の貫通穴75の中央寄りに保
持され、固定された第1の端部74を有している。ダウ
エルピン72と穴75は、後者に前者を圧入できるよう
な寸法になっている。ダウエルピン72は第2の端部7
6も有している。第2の端部76は、回転可能に取り付
けられた輪金78により囲まれている。輪金78によ
り、ウェアパッド56に接するローラ表面が形成されて
いる。輪金78は貫通穴80を有している。貫通穴80
内に2つのブッシング82が固定されている。図示の実
施形態におけるブッシング82は輪金78の貫通穴80
に圧入されており、締まりばめになる大きさを有してい
る。2つのブッシング82は、それらの間に環状の溝8
3を形成している。
【0018】ダウエルピン72も溝83と一列に並んだ
環状の溝84をも有している。ダウエルピン72は、本
実施形態では、所望の直径の硬化されていないニードル
ローラを選択することにより形成されている。ダウエル
ピン72に溝84が形成されている。ダウエルピン72
はその後硬化され、研磨される。環状の溝83,84の
中に保持リング86が配置されている。保持リング86
を半径方向に弾性的に広げてダウエルピン72に通し、
収縮させて溝84にぱちんと嵌まるように、保持リング
86には切れ目が入れられている。保持リング86は、
ダウエルピン72上を輪金78が軸方向に移動するのを
ブッシング82によって制限する。輪金78の接触面8
8は、中央部90を頂点として、わずかに中高になって
いる。輪金78を中高にすることにより、輪金78およ
びブッシング82に過度のエッジ荷重が加わることな
く、輪金78の歪みと位置ずれを補正できる。一実施形
態によれば、幅が約12mmで、直径が約19mmの輪
金78の表面に半径3000mmの中高が設けられる。
環状の溝84をも有している。ダウエルピン72は、本
実施形態では、所望の直径の硬化されていないニードル
ローラを選択することにより形成されている。ダウエル
ピン72に溝84が形成されている。ダウエルピン72
はその後硬化され、研磨される。環状の溝83,84の
中に保持リング86が配置されている。保持リング86
を半径方向に弾性的に広げてダウエルピン72に通し、
収縮させて溝84にぱちんと嵌まるように、保持リング
86には切れ目が入れられている。保持リング86は、
ダウエルピン72上を輪金78が軸方向に移動するのを
ブッシング82によって制限する。輪金78の接触面8
8は、中央部90を頂点として、わずかに中高になって
いる。輪金78を中高にすることにより、輪金78およ
びブッシング82に過度のエッジ荷重が加わることな
く、輪金78の歪みと位置ずれを補正できる。一実施形
態によれば、幅が約12mmで、直径が約19mmの輪
金78の表面に半径3000mmの中高が設けられる。
【0019】図示の保持リング86は、ダウエルピン7
2に取り付ける前に、ブッシング82の間で輪金78に
よって溝84内に支持されている。自由な、すなわち歪
みのない状態で、リング86の内径はダウエルピン72
の外径より小さく、リング86の外径はブッシング82
の内径より大きい。ブッシング82の間の溝83の半射
方向の深さは、リング86のワイヤーの直径と少なくと
も等しい。溝83の深さは、リング86を溝83の中に
完全に収容できる深さである。ダウエルピン72と輪金
78を一列に並べ、それから輪金78を押圧することに
り、輪金78はダウエルピン72に取り付けられる。ダ
ウエルピン72の面取り面によりリング86が押し広げ
られ、リング86は溝83の中に完全に収容されてい
る。溝83と溝84とが並ぶと、リング86は溝84に
嵌まり、輪金78をダウエルピン72上に保持する。
2に取り付ける前に、ブッシング82の間で輪金78に
よって溝84内に支持されている。自由な、すなわち歪
みのない状態で、リング86の内径はダウエルピン72
の外径より小さく、リング86の外径はブッシング82
の内径より大きい。ブッシング82の間の溝83の半射
方向の深さは、リング86のワイヤーの直径と少なくと
も等しい。溝83の深さは、リング86を溝83の中に
完全に収容できる深さである。ダウエルピン72と輪金
78を一列に並べ、それから輪金78を押圧することに
り、輪金78はダウエルピン72に取り付けられる。ダ
ウエルピン72の面取り面によりリング86が押し広げ
られ、リング86は溝83の中に完全に収容されてい
る。溝83と溝84とが並ぶと、リング86は溝84に
嵌まり、輪金78をダウエルピン72上に保持する。
【0020】あるいは、輪金78をダウエルピン72に
取り付ける前に、保持リング86をピン72に支持して
もよい。しかしながら、溝84は、リング86の、ワイ
ヤー全断面の直径、すなわち断面の厚みに合致する充分
な深さを有していなければならないであろう。リング8
6の内径はダウエルピン72の外径より小さく、リング
86の外径はブッシング82の内径より大きい。溝83
は溝84より浅くなっており、これによりリング86が
半径方向外側へ広がるのを制限している。輪金78がダ
ウエルピン72上に押圧されると、リング86は溝84
内に潰れ、溝83と溝84とが並ぶと、リング86は溝
83に広がり、輪金78はダウエルピン72上に保持さ
れる。
取り付ける前に、保持リング86をピン72に支持して
もよい。しかしながら、溝84は、リング86の、ワイ
ヤー全断面の直径、すなわち断面の厚みに合致する充分
な深さを有していなければならないであろう。リング8
6の内径はダウエルピン72の外径より小さく、リング
86の外径はブッシング82の内径より大きい。溝83
は溝84より浅くなっており、これによりリング86が
半径方向外側へ広がるのを制限している。輪金78がダ
ウエルピン72上に押圧されると、リング86は溝84
内に潰れ、溝83と溝84とが並ぶと、リング86は溝
83に広がり、輪金78はダウエルピン72上に保持さ
れる。
【0021】あるいは、輪金78を次のような方法でダ
ウエルピン72に取り付けてもよい。保持リング86が
広げられて、ダウエルピン72に通され、溝84に並
ぶ。リング86は溝84に嵌まり、その中に保持され
る。溝84はリング86のワイヤの直径、すなわち厚み
の約半分に等しい深さを有している。第1のブッシング
82が輪金78に圧入されている。第1のブッシング8
2は、第1のブシング82の最も外側の縁部が輪金78
の第1の側部よりもわずかに下方に位置するように所定
の深さだけ、輪金78内に押し込まれる。組み立てられ
た輪金78と第1のブッシング82は、ダウエルピン7
2の第2の端部76を超えて保持リング86の第1の側
部までスライドされる。第1のブッシング82の最も内
側の縁部は、穴80の中央部付近に位置している。第2
のブッシング82は、ダウエルピン72の第1の端部7
4を超えて保持リング86の第2の側部までスライドさ
れる。輪金78は軸方向に拘束され、第2のブッシング
82の最も内側の縁部が第1のブッシング82の最も内
側の縁部から所定の距離離れ、第2のブッシング82の
最も外側の縁部が輪金78の第2の側部の下方に位置す
るように所定の深さだけ、第2のブッシング82が溝8
0に圧入されている。
ウエルピン72に取り付けてもよい。保持リング86が
広げられて、ダウエルピン72に通され、溝84に並
ぶ。リング86は溝84に嵌まり、その中に保持され
る。溝84はリング86のワイヤの直径、すなわち厚み
の約半分に等しい深さを有している。第1のブッシング
82が輪金78に圧入されている。第1のブッシング8
2は、第1のブシング82の最も外側の縁部が輪金78
の第1の側部よりもわずかに下方に位置するように所定
の深さだけ、輪金78内に押し込まれる。組み立てられ
た輪金78と第1のブッシング82は、ダウエルピン7
2の第2の端部76を超えて保持リング86の第1の側
部までスライドされる。第1のブッシング82の最も内
側の縁部は、穴80の中央部付近に位置している。第2
のブッシング82は、ダウエルピン72の第1の端部7
4を超えて保持リング86の第2の側部までスライドさ
れる。輪金78は軸方向に拘束され、第2のブッシング
82の最も内側の縁部が第1のブッシング82の最も内
側の縁部から所定の距離離れ、第2のブッシング82の
最も外側の縁部が輪金78の第2の側部の下方に位置す
るように所定の深さだけ、第2のブッシング82が溝8
0に圧入されている。
【0022】第1のブッシング82の最も内側の縁部が
輪金78の第2の側部から所定の距離になるようにする
などして第1のブッシング82を輪金78内の軸方向の
所定の位置に配置することにより、輪金78をアーム5
2に向かって外側にずらそうとするスラスト荷重が保持
リング86と第1のブッシング82との間に発生するの
を有利に防止できる。ブッシング82はスラスト荷重に
耐えられるようには設計されておらず、非常に大きいス
ラスト荷重を受けると破損する可能性がある。ブッシン
グ82の輪金78内での軸方向の所定位置は、輪金78
が対向アーム52に向かって押された際に、輪金78の
第2の側部とクラッチリリースフォーク12の対応する
対向アーム52との間の接触を保証するように選択され
ている。組み立てられたローラ70は、ダウエルピン7
2の第2の端部76が輪金78の外側、すなわち第1の
側部より軸方向にずれ、あるいは第1の側部の下方に少
し窪みを作るように構成されている。
輪金78の第2の側部から所定の距離になるようにする
などして第1のブッシング82を輪金78内の軸方向の
所定の位置に配置することにより、輪金78をアーム5
2に向かって外側にずらそうとするスラスト荷重が保持
リング86と第1のブッシング82との間に発生するの
を有利に防止できる。ブッシング82はスラスト荷重に
耐えられるようには設計されておらず、非常に大きいス
ラスト荷重を受けると破損する可能性がある。ブッシン
グ82の輪金78内での軸方向の所定位置は、輪金78
が対向アーム52に向かって押された際に、輪金78の
第2の側部とクラッチリリースフォーク12の対応する
対向アーム52との間の接触を保証するように選択され
ている。組み立てられたローラ70は、ダウエルピン7
2の第2の端部76が輪金78の外側、すなわち第1の
側部より軸方向にずれ、あるいは第1の側部の下方に少
し窪みを作るように構成されている。
【0023】輪金78と保持リング86とクラッチリリ
ースフォーク12の対向アーム52とを前述した位置関
係にするためには、ローラ70をアーム52内に所定の
深さだけ挿入する必要がある。これは、ローラ70をア
ーム52内に押し込む槌(図示せず)上で、図7に最も
良く示す、特殊な押圧工具92を用いることでなされ
る。
ースフォーク12の対向アーム52とを前述した位置関
係にするためには、ローラ70をアーム52内に所定の
深さだけ挿入する必要がある。これは、ローラ70をア
ーム52内に押し込む槌(図示せず)上で、図7に最も
良く示す、特殊な押圧工具92を用いることでなされ
る。
【0024】工具92の端部はカップ状の形状をしてい
る。工具92は、内径が輪金78に接触しない大きさで
ある、塞がった穴94を有している。穴94の深さは輪
金78の軸方向の長さよりも短い。穴94の底98に形
成されたボス96は、ダウエルピン72の第2の端部7
6と輪金78の側部との間の軸方向のオフセットよりも
ほんの少し大きい量だけ底98から上方に延びている。
ボス96の直径はダウエルピン72の外径よりも小さ
い。
る。工具92は、内径が輪金78に接触しない大きさで
ある、塞がった穴94を有している。穴94の深さは輪
金78の軸方向の長さよりも短い。穴94の底98に形
成されたボス96は、ダウエルピン72の第2の端部7
6と輪金78の側部との間の軸方向のオフセットよりも
ほんの少し大きい量だけ底98から上方に延びている。
ボス96の直径はダウエルピン72の外径よりも小さ
い。
【0025】ローラ70を対向アーム52上に取り付け
るために、図7に示すように工具92を輪金78上にス
ライドさせる。ボス96が第2の端部76に接触する。
工具92にクラッチリリースフォーク12の対向アーム
52に向かう力が加えられ、ダウエルピン72が穴95
に圧入される。輪金78はクラッチリリースフォーク1
2の対向アーム52に接触する。輪金78がクラッチリ
リースフォーク12の対向アーム52に接触した後、槌
により引き続き力が加えられ、工具92とダウエルピン
72とが輪金78に対して少し移動する。このように輪
金78に対して工具92とダウエルピン72とが少し移
動することは、ローラ70の輪金78に対するダウエル
ピン72の軸方向のオフセット量を少し超えて工具92
が軸方向に移動する結果である。工具92を輪金78に
対するダウエルピン72の軸方向のオフセット量を超え
て移動させることは、ダウエルピン72を穴75に押し
込む際に、工具92が、輪金78に対してではなく、ダ
ウエルピン72に作用することを助ける。
るために、図7に示すように工具92を輪金78上にス
ライドさせる。ボス96が第2の端部76に接触する。
工具92にクラッチリリースフォーク12の対向アーム
52に向かう力が加えられ、ダウエルピン72が穴95
に圧入される。輪金78はクラッチリリースフォーク1
2の対向アーム52に接触する。輪金78がクラッチリ
リースフォーク12の対向アーム52に接触した後、槌
により引き続き力が加えられ、工具92とダウエルピン
72とが輪金78に対して少し移動する。このように輪
金78に対して工具92とダウエルピン72とが少し移
動することは、ローラ70の輪金78に対するダウエル
ピン72の軸方向のオフセット量を少し超えて工具92
が軸方向に移動する結果である。工具92を輪金78に
対するダウエルピン72の軸方向のオフセット量を超え
て移動させることは、ダウエルピン72を穴75に押し
込む際に、工具92が、輪金78に対してではなく、ダ
ウエルピン72に作用することを助ける。
【0026】ローラ70の利点は、初期やメインテナン
ス時に潤滑が不用である点である。ブッシング82は、
ニードルローラ60と比べて、ダウエルピン72との接
触面積は大きく、これによってダウエルピン72のどの
ようなブリネリングも除かれる。ローラ70は、ブリネ
リング(brinelling)に対して強いために、
振動のある小さい角度変位の環境に非常に強い。保持リ
ング86は種々の横断面を有するものを使用でき、ま
た、ワイヤリングであってもスナップリングであっても
よいことが当業者にとって明らかである。輪金78の保
持は、ダウエルピン72と一体で、並置されたブッシン
グ82を用いても行なうことができる。輪金78をダウ
エルピン72に対して保持することはダウエルピン72
に端部ヘッドを設けることによっても行うことができ、
これによってブッシングの使用は1つたけでよい。
ス時に潤滑が不用である点である。ブッシング82は、
ニードルローラ60と比べて、ダウエルピン72との接
触面積は大きく、これによってダウエルピン72のどの
ようなブリネリングも除かれる。ローラ70は、ブリネ
リング(brinelling)に対して強いために、
振動のある小さい角度変位の環境に非常に強い。保持リ
ング86は種々の横断面を有するものを使用でき、ま
た、ワイヤリングであってもスナップリングであっても
よいことが当業者にとって明らかである。輪金78の保
持は、ダウエルピン72と一体で、並置されたブッシン
グ82を用いても行なうことができる。輪金78をダウ
エルピン72に対して保持することはダウエルピン72
に端部ヘッドを設けることによっても行うことができ、
これによってブッシングの使用は1つたけでよい。
【0027】ローラ54,70およびリリースベアリン
グ15は、ぴったり合わさったセットとして設計されて
いるので、スリーブ32の位置が非ローラシステム内の
レバー17の位置に応じて変動するのと全く同様に、ス
リーブ32の軸方向位置はレバー17の回転位置の関数
として変動する。これによって、ローラフォーク12
は、ローラフォークと適合性を有するようにはっきりと
は作られてはいないシステム内に取り付けることができ
る。フォーク12のアーム52は、片持式のローラ5
4,70により導入されるねじり力に一層抵抗するよう
に幅が広くつくられてきた。
グ15は、ぴったり合わさったセットとして設計されて
いるので、スリーブ32の位置が非ローラシステム内の
レバー17の位置に応じて変動するのと全く同様に、ス
リーブ32の軸方向位置はレバー17の回転位置の関数
として変動する。これによって、ローラフォーク12
は、ローラフォークと適合性を有するようにはっきりと
は作られてはいないシステム内に取り付けることができ
る。フォーク12のアーム52は、片持式のローラ5
4,70により導入されるねじり力に一層抵抗するよう
に幅が広くつくられてきた。
【0028】本発明の動作は次のとうりである。図3は
係合状態にあるクラッチアセンブリ14を示している。
クラッチリリースフォーク12およびレバー17の位置
はリリースベアリング15の位置により制御され、リリ
ースベアリング15の位置は、スプリング40の力に応
答して、レバー30の移動限界により制御される。クラ
ッチが運転者によりリンケージ16を介して解放される
と、操作レバー17によりクラッチリリースフォーク1
2は図4に示す位置へ回転させられ、リリースベアリン
グ15はスプリング40の力に抗して軸方向に後方へ変
位して圧力板28への荷重が解除される。圧力板28へ
の荷重が解除されることにより従動ディスク26がクラ
ンプ解除され、これによって従動ディスク26と圧力板
およびフライホイール28,20との間の相対回転が可
能となる。
係合状態にあるクラッチアセンブリ14を示している。
クラッチリリースフォーク12およびレバー17の位置
はリリースベアリング15の位置により制御され、リリ
ースベアリング15の位置は、スプリング40の力に応
答して、レバー30の移動限界により制御される。クラ
ッチが運転者によりリンケージ16を介して解放される
と、操作レバー17によりクラッチリリースフォーク1
2は図4に示す位置へ回転させられ、リリースベアリン
グ15はスプリング40の力に抗して軸方向に後方へ変
位して圧力板28への荷重が解除される。圧力板28へ
の荷重が解除されることにより従動ディスク26がクラ
ンプ解除され、これによって従動ディスク26と圧力板
およびフライホイール28,20との間の相対回転が可
能となる。
【0029】フォーク12が係合解除位置へ揺動させら
れると、ローラ54,70はウェアパッド56に沿って
に第1の方向へ移動する。運転者によりクラッチが再係
合されると、ローラ54,70はウェアパッド56に沿
って第1の方向とは反対の第2の方向へ移動する。ロー
ラ54,70は、パッド56に対するフォーク12の摩
擦抗力を実質的に全て除くことにより、スリーブ37の
望ましくない摩耗を防止する。
れると、ローラ54,70はウェアパッド56に沿って
に第1の方向へ移動する。運転者によりクラッチが再係
合されると、ローラ54,70はウェアパッド56に沿
って第1の方向とは反対の第2の方向へ移動する。ロー
ラ54,70は、パッド56に対するフォーク12の摩
擦抗力を実質的に全て除くことにより、スリーブ37の
望ましくない摩耗を防止する。
【0030】多くの代りの実施形態がクラッチの当業者
に極めて明らかであることが理解されるべきである。例
えば、アングルスプリング40の代わりにダイアフラム
スプリングを使用することができる。さらに、アングル
スプリング40およびレバー30の両方の代わりに、ダ
イアフラムスプリングを使用することができる。このよ
うな実施形態では、ダイアフラムスプリングの半径方向
内向きに延びるフィンガーがレバーとして働くであろ
う。半径方向内向きに配置されたレバーの端部が変位す
ると、スプリングの環状の半径方向外側部を変位させる
ことにより圧力板に対する荷重が選択的に解除される。
スプリングの環状の半径方向外側部は、スプリングの一
端がカバー18上に作用し、他端が、圧力板28上に作
用するレバー30に作用するスリーブ32上に作用する
が、好ましい実施形態に示すような間接的ではなく、圧
力板28とカバー18との間に直接配置されている。し
かしながら、両方の実施形態において、スリーブが変位
すると、スプリングがたわむことになる。
に極めて明らかであることが理解されるべきである。例
えば、アングルスプリング40の代わりにダイアフラム
スプリングを使用することができる。さらに、アングル
スプリング40およびレバー30の両方の代わりに、ダ
イアフラムスプリングを使用することができる。このよ
うな実施形態では、ダイアフラムスプリングの半径方向
内向きに延びるフィンガーがレバーとして働くであろ
う。半径方向内向きに配置されたレバーの端部が変位す
ると、スプリングの環状の半径方向外側部を変位させる
ことにより圧力板に対する荷重が選択的に解除される。
スプリングの環状の半径方向外側部は、スプリングの一
端がカバー18上に作用し、他端が、圧力板28上に作
用するレバー30に作用するスリーブ32上に作用する
が、好ましい実施形態に示すような間接的ではなく、圧
力板28とカバー18との間に直接配置されている。し
かしながら、両方の実施形態において、スリーブが変位
すると、スプリングがたわむことになる。
【図1】クラッチリリースベアリングおよびクラッチリ
リースフォークの背面から見た図である。
リースフォークの背面から見た図である。
【図2】図1に示すリリースベアリングおよびフォーク
の矢印2の方向の側面図である。
の矢印2の方向の側面図である。
【図3】図2のリリースベアリングおよびフォークを使
用したクラッチアセンブリの係合解除位置で示した側面
の断面図である。
用したクラッチアセンブリの係合解除位置で示した側面
の断面図である。
【図4】図3のクラッチアセンブリのリリース位置にお
ける側面の断面図である。
ける側面の断面図である。
【図5】図1のリリースベアリングの側面の断面図であ
る。
る。
【図6】図1〜図4のフォークとともに使用されるロー
ラの側面図である。
ラの側面図である。
【図7】図8のフォークとともに使用されるローラの、
図8の矢示7の方向の側面図である。
図8の矢示7の方向の側面図である。
【図8】クラッチリリースベアリングとクラッチリリー
スフォークの背面から見た図である。
スフォークの背面から見た図である。
10 クラッチハウジング 12 クラッチリリースフォーク 14 クラッチアセンブリ 15 クラッチリリースベアリング 16 クラッチリンケージ 17 操作レバー 18 クラッチカバー 20 フライホイール 22 回転軸 24 トランスミッション入力軸 26 従動ディスク 28 圧力板 30 クラッチアプライレバー 32 リリーススリーブ 36 インナーレース 37 入力軸ブッシング 38 アウターレース 39 ベアリングハウジング 40 アングルスプリング 42,44 スプリング係合部 46 フォーク軸 48 ピボット軸 50 クロス部材 52 対向アーム 54 ローラ 55 ピン 56 ウェアパッド 58 ダウエルピン 60 ニードルローラ 62 カップ 64 アウターハウジング 66 保持リング 70 ローラ 72 ダウエルピン 74 第1の端部 75,80 穴 76 第2の端部 78 輪金 82 ブッシング 83,84 溝 86 保持リング 88 接触面 92 工具 94 穴 96 ボス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A. (72)発明者 クリストファー デイビッド コウル アメリカ合衆国 インディアナ州 フォー ト ウェイン モンカーム コート 4807 (72)発明者 ダニエル ヴァーン ゴチュノアー アメリカ合衆国 46706 インディアナ州 オーバーン デイビッドソン コート 1411
Claims (21)
- 【請求項1】 自動車のエンジンクランクシャフトをト
ランスミッション入力軸(24)に回転可能に接続する
クラッチ(14)であって、 回転軸(22)上に回転可能に配置されたフライホイー
ル(20)と、 回転軸(22)上に配置され、スプライン部を有するト
ランスミッション入力軸(24)と、 フライホイール(20)に固定されたクラッチカバー
(18)と、 クラッチカバー(18)とフライホイール(20)との
間に、その間を軸方向に移動するように配置され、かつ
カバー(18)に回転可能に固定されている圧力板(2
8)と、 スプラインによって入力軸(24)に回転可能に固定さ
れ、フライホイール(20)と圧力板(28)との間
に、その間を軸方向にスライド可能に移動するように配
置されているクラッチ従動ディスク(26)と、 入力軸(24)上にスライド可能に配置され、圧力板
(28)とカバー(18)との間に配置された第1の端
部と、カバー(18)の圧力板(28)とは反対側に配
置された第2の端部とを有するクラッチリリーススリー
ブ(32)と、 回転軸(22)周りに分散配置され、リリーススリーブ
(32)の第1の端部と係合する半径方向内向きに配置
された端部を有し、かつリリーススリーブ(32)と圧
力板(28)との間を延びる半径方向に配設された複数
のレバー(30)と、 圧力板(28)とカバー(18)との間に配置されて、
圧力板(28)を従動ディスク(26)へ向けて付勢す
るスプリング(40)と、 リリーススリーブ(32)の第2の端部に接続され、ク
ラッチカバー(18)の外側に配置されて、やはり係合
面(56)を有するクラッチリリースベアリング(1
5)と、 クラッチカバー(18)およびリリースベアリング(1
5)を被って配置されたクラッチハウジング(10)
と、 クラッチハウジング(10)内に回転可能に配置され、
回転軸(22)に対して90゜の向きに配向された第2
の軸(48)周りにピボット回転可能なクラッチリリー
ス軸(46)と、 クラッチリリース軸(46)にそれと一緒に回転するよ
うに回転可能に固定され、リリースベアリング(15)
に隣接して延びる第1および第2のアーム(52)を有
するクラッチリリースフォーク(12)と、 1つのローラ(70)がクラッチリリースフォーク(1
2)の第1および第2の各アーム(52)の中央寄り側
に回転可能に配置され、リリースベアリング(15)の
係合面(56)と係合する複数のローラ(70)であっ
て、各フォークアーム(52)に受け入れられた第1の
端部(74)と、貫通穴(80)およびその中に固定し
て取付けられたブッシング(82)を有する、回転可能
に取付けられた輪金(78)によって囲まれた第2の端
部(76)を有するダウエルピン(72)と、ピン(7
2)と輪金(78)の間に配置されて輪金(78)がダ
ウエルピン(72)の第2の端部(76)から軸方向に
変位するのを防ぐ保持部材(86)を各々が有する複数
のローラ(70)と、 を具備するクラッチ。 - 【請求項2】 前記ブッシング(82)が前記輪金(7
8)に締まりばめされている、請求項1記載のクラッ
チ。 - 【請求項3】 前記ブッシング(82)が前記輪金(7
8)に圧入されている、請求項2記載のクラッチ。 - 【請求項4】 前記ダウエルピン(72)が第1の環状
の溝(84)を有し、前記ブッシング(82)が前記第
1の環状の溝(84)と並んで配置された第2の環状の
溝(83)を有しており、前記輪金(78)を前記ダウ
エルピン(72)上で軸方向に保持するために、前記保
持部材(86)が両方の前記溝の中に配置されている、
請求項1記載のクラッチ。 - 【請求項5】 第1の環状の溝(83)を形成するよう
に前記輪金(78)内に固定された2つのブッシング
(82)があり、前記ダウエルピン(72)が前記第1
の環状の溝(83)に並んで配置された第2の環状の溝
(84)を有しており、前記保持部材(86)が、並ん
で配置された前記第1の環状の溝(83)と前記第2の
環状の溝(84)との中に配置されており、これによっ
て前記輪金(78)が前記ダウエルピン(72)上に保
持されている、請求項1記載のクラッチ。 - 【請求項6】 前記保持部材(86)が前記ブッシング
(82)を介して前記ダウエルピン(72)上に前記輪
金(78)を保持している、請求項1記載のクラッチ。 - 【請求項7】 前記リリースベアリング(15)および
ローラ(70)は、クラッチリリース軸(46)の回転
角とクラッチリリーススリーブ(32)の軸方向位置と
の間に所定の関係を与えるように、セットとして構成さ
れている請求項1記載のクラッチ。 - 【請求項8】 第1の前記ブッシング(82)が、前記
フォークアーム(52)の末端に配置され、その最も内
側の縁部が前記保持部材(86)に近接し、、前記輪金
(78)の第1の側部が前記クラッチリリースフォーク
の前記アーム(52)に近接して配置され、前記輪金
(78)の前記第1の側面が前記クラッチリリースフォ
ークの前記アーム(52)に接触した際に、前記第1の
ブッシング(82)の前記最も内側の縁部が前記保持部
材(86)と間隔をおいている、請求項5に記載のクラ
ッチ。 - 【請求項9】 第1の端部にレバー係合部を有するクラ
ッチリリーススリーブ(32)と、 スリーブ(32)の第2の端部と係合し、クラッチリリ
ーススリーブ(32)の第2の端部に回転可能に固定さ
れたインナーレース(36)を有するクラッチリリース
ベアリング(15)と、 各フォークアーム(52)に受け入れられた第1の端部
(74)と、貫通穴(80)とその中に回転可能に固定
して取付けられたブッシング(82)を有する、回転可
能に取り付けられた輪金(78)によって囲まれた第2
の端部(76)を有するダウエルピン(72)と、輪金
(78)とダウエルピン(72)の間に配置されて輪金
(78)がダウエルピン(72)の第2の端部(76)
から軸方向に変位するのを防ぐ保持部材(86)を各々
が有し、2つのアーム(52)の各々の上に配置され
て、クラッチリリースベアリング(15)と係合するロ
ーラ(70)を有するクラッチリリースフォーク(1
2)と、 を具備するクラッチリリース機構。 - 【請求項10】 前記ローラ(70)がアーム(52)
の中央寄り側に取り付けられている、請求項9記載の重
荷重用クラッチリリース機構。 - 【請求項11】 前記リリースベアリング(15)およ
び前記ローラ(70)はクラッチリリース軸(46)の
回転角とクラッチリリーススリーブ(32)の軸方向位
置との間に所定の関係を与えるように、セットとして構
成されている、請求項9記載のクラッチリリース機構。 - 【請求項12】 前記輪金(78)がクラウンを有す
る、請求項9記載のクラッチリリース機構。 - 【請求項13】 前記ブッシング(82)が前記輪金
(78)に締まりばめされている、請求項9記載のクラ
ッチリリース機構。 - 【請求項14】 前記ブッシング(82)が前記輪金
(78)に圧入されている、請求項13記載のクラッチ
リリース機構。 - 【請求項15】 前記輪金(78)が第1の環状の溝
(83)を有しており、前記ダウエルピン(72)が前
記第1の環状の溝(83)と並んで配置された第2の環
状の溝(84)を有しており、前記ダウエルピン(7
2)上で前記輪金(78)が軸方向に移動しないように
保持するために、保持リング(86)が、並んで配置さ
れた前記第1の溝(83)と前記第2の溝(84)との
中に配置されている、請求項9記載のクラッチリリース
機構。 - 【請求項16】 第1の環状の溝(83)を形成する2
つのブッシング(82)が、前記輪金(78)内に固定
されて設けられており、前記ダウエルピン(72)が前
記第1の環状の溝(83)に並んで配置された第2の環
状の溝(84)を有しており、前記保持部材(86)
が、並んで配置された前記第1の環状の溝(83)と前
記第2の環状の溝(84)との中に配置されている、請
求項9記載のクラッチリリース機構。 - 【請求項17】 前記保持部材(86)が前記ブッシン
グ(82)を介して前記ダウエルピン(72)上に前記
輪金(78)を保持している、請求項9記載のクラッチ
リリース機構。 - 【請求項18】 第1の前記ブッシング(82)が、前
記クラッチリリスフォークの前記アーム(52)の末端
に配置され、その最も内側の縁部が前記保持部材(8
6)に近接し、前記輪金(78)の第1の側部が前記ク
ラッチリリースフォークの前記アーム(52)に近接し
て配置されており、前記輪金(78)の前記第1の側部
が前記クラッチリリースフォークの前記アーム(52)
に接触した際に、前記第1のブッシング(82)の前記
最も内側の縁部が前記保持部材(86)と間隔をおいて
いる、請求項16記載のクラッチリリース機構。 - 【請求項19】 2つの対向アーム(52)を互いに接
続するクロス部材(50)と、 各々の前記対向アーム(52)上に配置され、クラッチ
ベアリング(15)と係合するローラであって、第1の
端部と第2の端部とを有し、該第1の端部が各前記対向
アーム(52)内に保持されたダウエルピン(72)
と、前記ダウエルピン(72)の前記第2の端部(7
6)を囲む貫通穴(80)を有し、前記ダウエルピンの
前記第2の端部(76)に回転可能に取り付けられた輪
金(78)と、前記輪金(78)の前記貫通穴(80)
内に固定して取り付けられたブッシング(82)と、前
記輪金(78)が前記ダウエルピン(72)から軸方向
に変位するのを防ぐように構成された保持部材(86)
とを有するローラ(70)を具備する、クラッチリリー
スベアリングと係合するクラッチリリースフォーク。 - 【請求項20】 前記ダウエルピンの前記第2の端部
(76)が第1の環状の溝(84)を有しており、前記
輪金(78)が、前記第1の環状の溝(84)に並んで
配置された第2の環状の溝(83)を形成する2つのブ
ッシング(82)を有しており、前記保持部材が前記ダ
ウエルピン(72)上の保持リング(86)である、請
求項19記載のクラッチリリースベアリングと係合する
クラッチリリースフォーク。 - 【請求項21】 第1の前記ブッシング(82)が、前
記クラッチリリースフォークの前記アーム(52)の末
端に配置され、その最も内側の縁部が前記保持部材(8
6)に近接しており、前記輪金(78)の第1の側部が
前記クラッチリリースフォークの前記アーム(52)に
近接して配置されており、前記輪金(78)の前記第1
の側部が前記クラッチリリースフォークの前記アーム
(52)に接触した際に、前記第1のブッシング(8
2)の前記最も内側の縁部が前記保持部材(86)と間
隔をおいている、請求項20記載のクラッチリリースベ
アリングと係合するクラッチリリースフォーク。
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