JPH07134529A - 感光体クリーニング装置 - Google Patents

感光体クリーニング装置

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JPH07134529A
JPH07134529A JP5282787A JP28278793A JPH07134529A JP H07134529 A JPH07134529 A JP H07134529A JP 5282787 A JP5282787 A JP 5282787A JP 28278793 A JP28278793 A JP 28278793A JP H07134529 A JPH07134529 A JP H07134529A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期にわたって安定かつ確実な残留トナーの
回収を可能にする。 【構成】 感光体１の表面に残留しているトナーＴをク
リーニングブレード11の先端部11aで掻き取り、掻き取
られたトナーＴを外周面が着磁された回転マグネット体
25で吸着する。回転マグネット体23の回転によって、ト
ナー収納部７内において、該回転マグネット体25と当接
する掻き取り手段により、吸着されたトナーＴは掻き取
られ、トナー収納部７内に回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、乾式磁性トナーを用い
るファクシミリ装置，複写機，プリンタなどの画像形成
装置に適用され、感光体表面の残留トナーを除去・回収
する感光体クリーニング装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来の画像形成装置の概略構成図
であり、１はドラム状の感光体、２は帯電部、３はレー
ザビームＬで感光体１に潜像を形成する露光部、４はト
ナー現像部、５は転写部、６は、感光体１上の残留トナ
ーを回収するためのトナー収納部７と、新規トナーが収
納されている現像剤供給部８とが一体化されたユニット
体、９は除電部、10は定着部である。
【０００３】前記トナー収納部７には、先端部11aが感
光体１表面と接触するクリーニングブレード11と、クリ
ーニングブレード11の他端部11bを支持するホルダ12
と、クリーニングブレード11の先端部11aに接触するよ
うに回転可能に設けられた回収ブラシ13が設けられてい
る。
【０００４】前記画像形成装置における帯電部２，露光
部３，トナー現像部４，転写部５，除電部９などによる
静電画像形成プロセスは公知のものであるので、詳しい
説明を省略するが、転写後、記録紙は、２点鎖線で示し
た軌跡を通って定着部10で加熱，加圧され、形成画像が
定着されて排紙される。
【０００５】また転写後に感光体１上に残留したトナー
Ｔは、図４に示したように、クリーニングブレード11の
先端部11aで除去され、回転する回収ブラシ13でトナー
収納部７内へ掻き込まれて回収される。
【０００６】前記トナー収納部７において、単にクリー
ニングブレード11で感光体１上の残留トナーを除去する
ものに比べて、回収ブラシ13を用いることでクリーニン
グブレード11で除去した残留トナーを効率的にトナー収
納部７内に回収することができる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記トナー収納
部７において、回収ブラシ13で残留トナーをトナー収納
部７に掻き込むようにするため、回収ブラシ13をある程
度撓ませておく必要がある。
【０００８】このため初期的には問題ないが、回収ブラ
シ13は、通常、トナー収納部７の設置位置が定着部10に
近いこともあり、熱ストレスも加わって経時的に劣化し
やすく、回収能力が低下するという問題がある。
【０００９】本発明の目的は、長期にわたって安定かつ
確実に残留トナーの回収がなされる感光体クリーニング
装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、感光体表面の磁性を有する残留トナーを
除去するクリーニング手段と、クリーニング手段によっ
て除去された残留トナーを収納するトナー収納部とを備
えた感光体クリーニング装置において、前記クリーニン
グ手段の近傍に、クリーニング手段によって除去された
残留トナーを吸着して前記トナー収納部内に取り込むた
めの外周面が着磁された回転マグネット体と該回転マグ
ネット体に付着したトナーを掻き取る掻き取り手段とを
設けたことを特徴とする。
【００１１】また前記掻き取り手段を弾性体の樹脂シー
トと、該樹脂シートに設け前記回転マグネット体に当接
するフェルト部材とで構成したことを特徴とする。
【００１２】また前記掻き取り手段の背面に弾性体の部
材を設け、前記トナー収納部の内壁と圧接させて、回収
トナーの開口部への回り込みを防止させるようにしたこ
とを特徴とする。
【００１３】また前記回転マグネット体をクリーニング
手段の近傍に、かつトナー開口部付近に配置させ、回収
トナーの流出を防ぐことを特徴とする。
【００１４】
【作用】上記の手段によれば、クリーニング手段によっ
て除去された磁性を有する残留トナーを、回転マグネッ
ト体の外周面で吸着し、かつ掻き取り手段でトナー収納
部内に取り込むので、部材の変形を伴わずにトナーの取
り込みが行われ、長期にわたって経時変化を生ぜずに安
定した残留トナーの回収が行われる。
【００１５】また掻き取り手段を非磁性体のバネ部材と
掻き取り部材で構成したので、磁性を有する残留トナー
を回転マグネット体から確実に掻き取ることができ、し
かもバネ部材及び掻き取り部材には付着することはない
ので、確実に効率よくトナーをトナー回収部内に回収で
きる。
【００１６】また掻き取り手段の背面側に弾性部材を設
け、該弾性部材に当接するようにトナー収納部から突起
する内壁を設けたので、一旦回収された残留トナー及び
掻き取り時に飛散するトナー等が、掻き取り手段の背後
を越えて開口部に回り込みしてくるのを阻止でき、効率
のよい回収ができる。
【００１７】また前記回転マグネット体をクリーニング
手段の近傍に、かつトナー開口部付近に配置させ、回転
マグネット体とクリーニング手段との間で磁束を形成さ
せて磁気シールドを構成し、回収トナーの流出を防ぐこ
とを特徴とする。
【００１８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【００１９】図１は本発明の第１実施例の要部の構成図
であって、図３に基づいて説明した画像形成装置のトナ
ー収納部７に設けられるものであり、公知のように感光
体１表面に先端部11aが接触して残留トナーＴを除去す
るクリーニング手段であるクリーニングブレード11近傍
に、外周面が着磁された回転マグネツト体25が回転可能
に設けられている。この回転マグネット体25は、磁性体
の部材であればよく、金属製あるいは樹脂、弾性体の部
材でもよい。
【００２０】回転マグネット25の外周には、該回転マグ
ネット25の表面と当接して吸着した残留トナーＴを掻き
取る掻き取り部材21と、該掻き取り部材21を固着し、該
回転マグネット体25の中心部へ付勢するバネ部材23と、
該バネ部材を固定支持する支持体26とで構成された掻き
取り手段が設けられている。
【００２１】したがって、回転マグネット体25を反時計
方向に回転させると、クリーニングブレード11の先端部
11aと感光体１との接触部分において除去された残留ト
ナーＴが回転マグネット体25で吸着される。残留トナー
Ｔを吸着した状態で回転マグネット体25をさらに回転さ
せると、掻き取り手段である掻き取り部材21によって回
転マグネット体25に吸着している残留トナーＴは掻き取
られて、トナー収納部７内部に回収されることになる。
【００２２】前記掻き取り手段を構成しているバネ部材
23は、非磁性体の弾性を有する樹脂シート、ゴムシート
でもよく、また掻き取り部材21はフェルト、スポンジ、
発泡部材、ゴム材等でもよい。
【００２３】図２は本発明の第２実施例の構成図で、前
記トナー収納部７には、第１実施例と同様に感光体１表
面に先端部11aが接触して残留トナーＴを除去するクリ
ーニング手段であるクリーニングブレード11が設けられ
ており、このクリーニングブレード11の近傍に、回転マ
グネット体25が設けられ、さらに回転マグネット体25の
回転領域には第１実施例と同様に掻き取り手段が設けら
れている。
【００２４】この第２実施例では、掻き取り手段の背面
に弾性部材20が設けられ、トナー収納部７から突起して
いる内壁22に当接している。前記回転マグネット体25か
ら掻き取り手段によって掻き落された残留トナーＴは、
一部は飛散トナーとしてトナー収納部７の内部で飛散し
たり、また前記トナー収納部７の回収トナーの堆積容量
により所定の収納域を越えるものが増えることにより、
掻き取り手段の背後に回り込むものが生じる。このため
トナーの回り込みを阻止するように、掻き取り手段の背
面側に弾性部材20を設け、トナー収納部７の内壁22と当
接させている。
【００２５】また図１に示したように、回転マグネット
体25によってトナー収納部７の開口部７aを塞ぎ、さら
に停止時にトナーの外部への流出路Ｍ近傍に外周面が着
磁された回転マグネット体25とクリーニングブレード11
により磁束が形成され、かつ磁束により磁気シールドの
壁が形成されることにより、前記流出路Ｍを遮断するこ
とができ、トナー収納部７内に回収された残留トナーＴ
が外部に散出してしまうことを防止できる。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の感光体ク
リーニング装置は、請求項１記載の構成によれば、回転
マグネット体によって変形を伴わずに、かつ掻き取り部
材による掻き取り効率を向上させて残留トナーの回収が
できるので、長期にわたって経時変化を生ぜずに安定し
た残留トナーの回収が行える。
【００２７】また請求項２記載の構成によれば、非磁性
体のバネ部材及び掻き取り部材を用いることにより、掻
き取り効率がよりいっそう向上する。
【００２８】また請求項３記載の構成によれば、トナー
収納部において、掻き取り手段の背後を越えるトナーを
防止することにより、開口部へのトナーの回り込みを阻
止でき、感光体上の残留トナーの回収能力を妨げること
はない。
【００２９】また請求項４記載の構成によれば、回転マ
グネット体の磁束を利用して回収した残留トナーの外部
への流出を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の感光体クリーニング装置の第１実施例
における要部の構成図である。
【図２】本発明の第２実施例の構成図である。
【図３】従来の画像形成装置の概略構成図である。
【図４】図３の従来装置におけるトナー回収の説明図で
ある。
【符号の説明】
１…感光体、 ７…トナー収納部、 11…クリーニング
ブレード(クリーニング手段)、 20…弾性部材、 21…
掻き取り部材、 22…内壁、 23…バネ部材 25…回転マグネット体、 26…支持体、 Ｔ…残留トナ
ー。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 感光体表面の磁性を有する残留トナーを
    除去するクリーニング手段と、クリーニング手段によっ
    て除去された残留トナーを収納するトナー収納室とを備
    えた感光体クリーニング装置において、前記クリーニン
    グ手段の近傍に、クリーニング手段によって除去された
    残留トナーを吸着して前記トナー収納室内に取り込むた
    めの外周面が着磁されている回転マグネット体と、該回
    転マグネット体に当接し、該回転マグネット体に吸着し
    ているトナーを掻き取る掻き取り手段とを設けたことを
    特徴とする感光体クリーニング装置。
  2. 【請求項２】 前記掻き取り手段をバネ部材である樹脂
    シート材と掻き取り部材であるフェルト材とで構成した
    ことを特徴とする請求項１記載の感光体クリーニング装
    置。
  3. 【請求項３】 前記掻き取り手段の背面側に弾性体の部
    材を設け、前記トナー収納部の内壁と当接させて、回収
    トナーがトナー収納部の開口部に回り込まないように阻
    止するようにしたこと特徴とする請求項１記載の感光体
    クリーニング装置。
  4. 【請求項４】 外周部が着磁された回転マグネット体を
    トナー収納部にあるクリーニングブレードの近傍に配置
    し、かつトナー収納部の開口部に配設して回転マグネッ
    ト体とクリーニングブレード間を磁束によってトナーの
    流出を塞ぐようにしたことを特徴とする請求項１記載の
    クリーニング装置。
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