JPH0863032A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH0863032A
JPH0863032A JP19874894A JP19874894A JPH0863032A JP H0863032 A JPH0863032 A JP H0863032A JP 19874894 A JP19874894 A JP 19874894A JP 19874894 A JP19874894 A JP 19874894A JP H0863032 A JPH0863032 A JP H0863032A
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JP
Japan
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roller
cleaning
fixing device
fixing
heat roller
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Takefumi Adachi
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】定着ローラ上の残留トナーを効率良くクリーニ
ングすることのできる安価で長寿命な定着装置を提供す
る。 【構成】ヒートローラ21と加圧ローラ22を使用して
転写材50に磁性トナーT1を定着させる。磁石で形成
された芯金23aの外周に多孔質弾性体23bを被覆し
てなるクリーニングローラ23を、ヒートローラ21も
しくは加圧ローラ22の少なくとも一方に接触回転自在
に配設して、ヒートローラ21もしくは加圧ローラ22
に付着したトナーを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機及びプリンタ等
における定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機及びプリンタ等における定
着装置として、ヒートローラを用いた定着装置が知られ
ている。この定着装置では、その定着時にヒートローラ
及び加圧ローラに残留した現像剤(トナー)や紙粉など
の異物による画像汚れの発生がしばしば問題となる。こ
うした問題に関連した従来技術としては、以下のような
技術が提案されている。
【0003】(1)一対の定着ローラのうち、少なくと
も、トナー像が接する側のローラに、同ローラ上の、定
着後の残留トナーを転移せしめるためのクリーニング部
材を接触させ、且つ、上記クリーニング部材の内部に、
トナー転移部に接近してトナーを引き付けるための磁石
を設ける(特開昭57−76581号公報記載の「定着
装置のクリーニング装置」)。
【0004】(2)定着ローラをクリーニングするフェ
ルトと、該フェルトの挿入部とからなる定着ローラクリ
ーニング装置において、前記挿入部のフェルト当接部に
磁石を取着するとともに、該フェルト挿入部に嵌め込む
フェルト内に、前記磁石と対応する磁性体材料を具備せ
しめる(特開昭58−91480号公報記載の「定着ロ
ーラクリーニング装置」)。
【0005】(3)定着ロールとバックアップロールと
を備えた接触加熱定着装置において、表面にスポンジゴ
ム層を有するクリーニングロールを少なくとも前記どち
らか一方のロールに接触させる(特開昭53−8944
0号公報記載の「接触加熱定着装置用クリーニング機
構」)。
【0006】(4)少なくとも一方が加熱ロールである
一対の定着ロールを互いに圧接せしめ、該定着ロール間
にトナー像を支持する支持体を通過せしめると共に、前
記トナー像と接する側の定着ロールにクリーニング部材
を当接してなる加熱定着装置において、前記クリーニン
グ部材として、内部にスパイラル状の複数個の磁石を有
する磁石ロールを保持した円筒状の弾性ブレードを用
い、該ブレードを前記定着ロールと同方向に回転させる
(実開昭60−145461号公報記載の「加熱定着装
置」)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
定着装置では、定着ローラのクリーニング部材として、
クリーニングパットやクリーニングローラ、及び、ウエ
ーブクリーニングなどが用いられている。しかしなが
ら、クリーニングパットは寿命が短く、クリーニングロ
ーラは画像形成動作時にクリーニングローラ表面の汚れ
を定着ローラに逆転移させて画質を悪化させる不具合が
ある。また、ウエーブクリーニングは、上記のクリーニ
ングパットよりも長寿命であるが、定期交換を必要と
し、且つ、その駆動機構が複雑であるため、コスト高と
なる不具合がある。
【0008】また、前記従来技術のように、磁石を設け
たクリーニング部材は、磁性トナーのクリーニングに対
してはある程度有効であるが、非磁性トナーを効率良く
クリーニングすることができない。
【0009】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、定着ローラ上の残留トナー
(磁性トナー)を効率良くクリーニングすることのでき
る安価で長寿命な定着装置を提供することにある(請求
項1)。
【0010】また、本発明の他の目的は、定着ローラ上
の残留トナー(非磁性トナー)を効率良くクリーニング
することのできる安価で長寿命な定着装置を提供するこ
とにある(請求項2)。
【0011】また、本発明の他の目的は、定着ローラの
表面に傷などのダメージを与えることなく、定着ローラ
上の残留トナー(非磁性トナー)を効率良くクリーニン
グすることのできる安価で長寿命な定着装置を提供する
ことにある(請求項3)。
【0012】また、本発明の他の目的は、クリーニング
部のニップ幅を広くして、定着ローラ上の残留トナー
(非磁性トナー)をより効率良くクリーニングすること
のできる安価でより長寿命な定着装置を提供することに
ある(請求項4)。
【0013】また、本発明の他の目的は、定着ローラ上
の残留トナー(非磁性トナー)を効率良くクリーニング
することができ、且つ、非定着時におけるヒートローラ
の熱のクリーニングローラへの拡散を防止してヒートロ
ーラの立上り時間を短縮することができる安価で長寿命
な定着装置を提供することにある(請求項5)。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、請求項1では、ヒートローラと加圧ロ
ーラを使用して転写材に磁性トナーを定着させる定着装
置において、磁石で形成された芯金の外周に多孔質弾性
体を被覆してなるクリーニングローラを、上記ヒートロ
ーラもしくは加圧ローラの少なくとも一方に接触回転自
在に配設した構成とする。
【0015】また、請求項2では、ヒートローラと加圧
ローラを使用して転写材に磁性トナーまたは非磁性トナ
ーを定着させる定着装置において、磁石で形成された芯
金の外周に球形状をした微細な磁性粉を付着させてなる
クリーニングローラを、上記ヒートローラもしくは加圧
ローラの少なくとも一方に上記磁性粉のみを接触させて
回転自在に配設した構成とする。
【0016】また、請求項3では、上記磁性粉の各粒子
が、テフロン被膜で覆われている構成とする。
【0017】また、請求項4では、上記の磁石で形成さ
れた芯金の外周に球形状をした微細な磁性粉を付着させ
てなるクリーニングローラが、上記ヒートローラもしく
は加圧ローラの少なくとも一方に複数本配設されてなる
構成とする。
【0018】また、請求項5では、上記転写材にトナー
像を定着させる定着動作時には上記ヒートローラもしく
は加圧ローラに上記磁性粉が接触し、その他の時には上
記ヒートローラもしくは加圧ローラに対して上記磁性粉
が非接触となる状態に、上記ヒートローラもしくは加圧
ローラに対して上記クリーニングローラを接離させるク
リーニングローラ接離手段を具備する構成とする。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。
【0020】図1に本発明の定着装置が搭載されたプリ
ンタの概略断面図を示す。図1において、プリンタ本体
10に装着された給紙カセット11から矢印a方向に給
紙された転写材50は、一対のレジストローラ12によ
り所定のタイミングでドラム状の感光体13へ搬送され
る。
【0021】感光体13は、図1において時計方向に回
転駆動され、先ず、その表面が帯電チャージャ14によ
って一様に帯電され、次いで、レーザ光学系15からレ
ーザ光が照射されることによって、その表面に静電潜像
が形成される。
【0022】この静電潜像は、現像器16を通過する際
に、磁性もしくは非磁性のトナーによって可視像化され
る。
【0023】この可視像化されたトナー像は、感光体1
3へ搬送された転写材50上へ転写チャージャ17によ
って転写された後、定着装置18によって転写材50上
に定着される。
【0024】このトナー像の定着された転写材50は、
排紙ローラにより所定の排紙経路に沿って搬送され、プ
リンタ本体10の排紙部19に排紙される。
【0025】一方、転写材50に対してトナー像を転写
した後の感光体13は、このトナー像転写工程において
転写材50上に転写されずに感光体表面に残留したトナ
ーが、クリーニング器20により除去されることによっ
て、次の静電潜像の作像に備えるべくクリーニングされ
る。
【0026】図2に、本発明の請求項1記載の定着装置
の実施例を示す。この定着装置は、図示しないヒータを
内蔵したヒートローラ21と、このヒートローラ21に
圧接する加圧ローラとを使用して、転写材50に磁性ト
ナーを定着させる定着装置であって、ヒートローラ21
もしくは加圧ローラ22の少なくとも一方(本実施例で
はヒートローラ21)に、クリーニングローラ23を接
触回転自在に配設して構成されている。
【0027】本実施例におけるクリーニングローラ23
は、図2に示すように、磁石で形成された芯金23aの
外周に、例えば、スポンジや発泡シリコンゴム等からな
る多孔質弾性体23bを被覆して構成されている。
【0028】また、本実施例におけるクリーニングロー
ラ23は、例えば、コイルスプリングや板バネ等の加圧
手段(図示せず)により、ヒートローラ21に対して所
定の圧力で加圧されており、図2において、時計方向に
回転するヒートローラ21との加圧接触による連れ廻り
によって反時計方向に回転される。
【0029】このとき、例えば、クリーニングローラ2
3に支軸に制動を掛けるように構成して、このクリーニ
ングローラ23の連れ廻り速度が、ヒートローラ21の
回転速度よりも遅くなるように構成してもよく、あるい
は、図示しないギヤ列等の駆動系により、ヒートローラ
21の回転に対して逆らう方向に、このクリーニングロ
ーラ23を強制的に逆回転させてもよい。
【0030】本実施例の定着装置によれば、ヒートロー
ラ21もしくは加圧ローラ22の少なくとも一方(本実
施例ではヒートローラ21)に接触回転自在に配設され
たクリーニングローラ23が、図2に示すように、磁石
で形成された芯金23aの外周に、例えば、スポンジや
発泡シリコンゴム等からなる多孔質弾性体23bを被覆
して構成されているので、ヒートローラ21の表面に付
着した磁性トナーT1は、芯金23aの磁力によって、
多孔質弾性体23b側に引き付けられてヒートローラ2
1の表面から除去された後、この多孔質弾性体23bの
多孔質層内に引き込まれて保持される。
【0031】また、本実施例の定着装置によれば、クリ
ーニングローラ23の外周がスポンジや発泡シリコンゴ
ム等からなる多孔質弾性体23bで構成されているの
で、この多孔質弾性体23bに離型オイルを含浸させる
ことによって、このクリーニングローラ23にオイル塗
付ローラとしての機能を持たせることができる。
【0032】図3に、本発明の請求項2記載の定着装置
の実施例を示す。本実施例におけるクリーニングローラ
24は、磁石で形成された芯金24aの外周に球形状を
した微細な磁性粉24bを付着させて構成されている。
ここで、磁性粉24bとしては、例えば、2成分現像剤
のキャリアなどが使用される。また、このクリーニング
ローラ24は、ヒートローラ21もしくは加圧ローラ2
2の少なくとも一方(本実施例ではヒートローラ21)
に、磁性粉24bのみが接触するように、その芯金24
aが、微小隙間sを隔てて回転自在に配設されている。
【0033】図3において、ヒートローラ21が時計方
向に回転すると、このヒートローラ21の表面が、磁性
粉24bによりバレル研磨されるようにして、クリーニ
ングされる。これにより、ヒートローラ21の表面に付
着した磁性トナーT1は、芯金24aの磁力によって、
磁性分24b側に引き付けられてヒートローラ21の表
面から除去され、この磁性分24bの中に保持される。
【0034】本実施例のクリーニングローラ24は、上
述のように、微細な磁性粉24bで付着トナーをクリー
ニングするので、付着トナーが非磁性トナーT2の場合
でもクリーニングが可能となる。
【0035】また、本実施例のクリーニングローラ24
は、図2に示した実施例と同様に、対応するローラ(ヒ
ートローラ21)の回転に連れ廻りするように構成して
もよいが、図示しないギヤ列等の駆動系により、ヒート
ローラ21の回転に対して逆らう方向に、このクリーニ
ングローラ24を強制的に逆回転させれば、より効果的
に付着トナーを除去できる。
【0036】更に、本実施例のクリーニングローラ24
の磁性粉24bとしては、その各粒子をテフロン被膜で
被覆したものを使用してもよい。このように、各粒子を
テフロン被膜で被覆した磁性粉24bを使用することに
より、この磁性粉24bが接触するローラ(ここでは、
ヒートローラ21)の表面などに傷を付ける虞れがなく
なり、磁性粉24bが接触するローラの寿命を延ばすこ
とができる。
【0037】図4に、本発明の請求項4記載の定着装置
の実施例を示す。本実施例の定着装置は、図2に示した
実施例のクリーニングローラ24を複数本(図では2
本)併設して構成される。ここで、各クリーニングロー
ラ24は、前記実施例と同様、ヒートローラ21もしく
は加圧ローラ22の少なくとも一方(本実施例ではヒー
トローラ21)に、磁性粉24bのみが接触するよう
に、その芯金24aが、微小隙間sを隔てて回転自在に
配設される。
【0038】これにより、各クリーニングローラ24の
クリーニング部のニップ幅をより広くすることができ、
ヒートローラ21の表面に付着した磁性トナーT1は、
各クリーニングローラ24の芯金24aの磁力によっ
て、磁性分24b側に引き付けられてヒートローラ21
の表面からより確実に除去され、この磁性分24bの中
に保持される。
【0039】本実施例の各クリーニングローラ24は、
上述のように、微細な磁性粉24bで付着トナーをクリ
ーニングするので、付着トナーが非磁性トナーT2の場
合でもクリーニングが可能となる。
【0040】また、本実施例の各クリーニングローラ2
4は、図2に示した実施例と同様に、対応するローラ
(ヒートローラ21)の回転に連れ廻りするように構成
してもよいが、図示しないギヤ列等の駆動系により、図
4に示すように、各クリーニングローラ24の磁性粉2
4bが各クリーニングローラ24の間に集中するよう
に、それぞれ強制的に回転させれば、より効果的に付着
トナーを除去でき、且つ寿命の面でもよい。
【0041】更に、本実施例のクリーニングローラ24
として、スパイラル状に着磁した2本のローラを使用
し、これら2本のローラ上を磁性粉24bが循環するよ
うに構成することにより、磁性粉24bの寿命を延ばす
ことができる。ここで、スパイラル状に着磁したローラ
としては、例えば、「国際技術情報誌M&E」,199
4年1月号,47頁、記載のローラなどが使用される。
【0042】ところで、上述のような磁性粉24bを用
いたクリーニングローラ24の場合には、その磁性粉2
4bの磁力の低下によって、そのクリーニング性が低下
して寿命が短くなる不具合がある。この不具合を解消し
た実施例を図5に示す。本実施例のクリーニングローラ
24は、スパイラル状に着磁された芯金24aの周囲
に、クリーニングローラ24の一方(図では左方)の端
部に配設された磁性粉供給装置25により供給される磁
性粉24bを付着させると共に、芯金24aの回転によ
り図5の矢印方向に移動する磁性粉24bを、クリーニ
ングローラ24の他方(図では右方)の端部に配設され
た磁性粉回収装置26で回収するように構成される。
【0043】ここで、芯金24aは、駆動モータ27及
び駆動ギヤ28,29を介して、磁性粉24bが、ヒー
トローラ21または加圧ローラ22の周面に接触しなが
ら、図5の矢印方向に移動する方向に回転される。
【0044】また、磁性粉回収装置26は、芯金24a
の端部周面に接して、この芯金24aの周面に付着した
磁性粉24bを掻き落すための回収ブレード26aと、
この回収ブレード26aにより掻き落された磁性粉24
bを収容する回収容器26bとで構成されている。
【0045】この磁性粉回収装置26の回収容器26b
内に回収された磁性粉24bは、この回収容器26bに
配置された満杯検知器(例えば、透過センサなど)の作
動により、オペレータにより廃棄される。
【0046】本実施例によれば、クリーニングローラ2
4の芯金24aに対して、初期の磁力を有する新たな磁
性粉24bが随時供給されるので、高いクリーニング効
果が常に維持され、その長寿命化が可能となる。
【0047】ところで、図2乃至図5に示した実施例の
ように、定着ローラ(ヒートローラ21及び加圧ローラ
22)に付着したトナーを磁性粉24bの接触回転によ
り除去するように構成した場合には、定着装置のヒート
ローラ21もしくは加圧ローラ22の熱が、これに接す
る磁性粉24bを通して拡散(放熱)されてしまうた
め、ヒートローラ21の熱効率が悪化し、定着装置の立
上り時間が長くなる不具合がある。そこで、上記実施例
において、転写材50にトナー像を定着させる定着動作
時には、ヒートローラ21もしくは加圧ローラ22に磁
性粉24bが接触し、その他の時には、ヒートローラ2
1もしくは加圧ローラ22に対して磁性粉24bが非接
触となる状態に、ヒートローラ21もしくは加圧ローラ
22に対してクリーニングローラ24を接離させるクリ
ーニングローラ接離手段を設ける(請求項5記載の構
成)。
【0048】ここで、クリーニングローラ接離手段30
は、例えば、図3に示すように、ヒートローラ21に対
してクリーニングローラ24を接離自在に支持するロー
ラ支持アーム30aを、ソレノイド30bのオン/オフ
により揺動させて、ヒートローラ21に対してクリーニ
ングローラ24を接離するように構成される。
【0049】このように、クリーニングローラ接離手段
30により、定着装置の非定着動作時(不使用時もしく
は待機時)に、ヒートローラ21もしくは加圧ローラ2
2に対して磁性粉24bを非接触状態にすることによっ
て、この非定着時におけるヒートローラ21の熱のクリ
ーニングローラ24への拡散が防止されるので、定着装
置の立上り時間を短縮する(熱容量を小さくする)こと
ができると共に、磁性粉24b、及びこの磁性粉24b
が接するローラの寿命を延ばすことができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、上述したように、請求
項1では、定着ローラ(ヒートローラまたは加圧ロー
ラ)上に付着した磁性トナーを、クリーニングローラの
多孔質弾性体の中に保持することができるので、クリー
ニングローラのクリーニング性の向上、及び、長寿命化
を図ることができる。また、クリーニングローラの周面
が多孔質弾性体で形成されるので、例えば、定着性の向
上のためにヒートローラが鼓形状に形成されているよう
な場合でも、ヒートローラの全周面(特に中央部の周
面)に対してクリーニングローラを一様に接触させるこ
とができ、そのクリーニング効果を高めることができ
る。
【0051】請求項2では、定着ローラの表面に微細な
磁性粉を接触させているので、定着ローラの表面をバレ
ル研磨する効果があり、定着ローラ上の付着トナーを、
クリーニングローラの磁性粉の中に保持して、クリーニ
ングローラのクリーニング性の向上、及び、長寿命化を
図ることができ、また、非磁性トナー及び磁性トナーの
何れのトナーでもクリーニングすることができる。
【0052】請求項3では、磁性粉の各粒子がテフロン
被膜で覆われているので、その接触により定着ローラの
表面を傷つけることがなく、定着ローラの寿命を延ばす
ことができる。
【0053】請求項4では、クリーニングローラが複数
本配設されているので、定着ローラのクリーニング部の
ニップ幅が広くなり、クリーニング効果がより向上され
ると共に、より多くの磁性粉を保持できるので、そのク
リーニング効果が長く持続される。
【0054】請求項5では、定着装置の定着動作時にの
み定着ローラに磁性粉が接触するので、装置立上り時の
熱容量を小さく抑えることができ、その立上り時間を短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着装置が搭載されたプリンタの概略
断面図である。
【図2】本発明の請求項1記載の定着装置の実施例にお
けるクリーニング部の概略断面図である。
【図3】本発明の請求項2記載の定着装置の実施例の概
略断面図である。
【図4】本発明の請求項4記載の定着装置の実施例の概
略断面図である。
【図5】本発明の請求項2記載の定着装置の他の実施例
の概略断面図である。
【符号の説明】
18 定着装置 21 ヒートローラ 22 加圧ローラ 23 クリーニングローラ 23a 芯金 23b 多孔質弾性体 24 クリーニングローラ 24a 芯金 24b 磁性粉 30 クリーニングローラ接離手段 T1 磁性トナー T2 非磁性トナー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒートローラと加圧ローラを使用して転写
    材に磁性トナーを定着させる定着装置において、磁石で
    形成された芯金の外周に多孔質弾性体を被覆してなるク
    リーニングローラを、上記ヒートローラもしくは加圧ロ
    ーラの少なくとも一方に接触回転自在に配設したことを
    特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】ヒートローラと加圧ローラを使用して転写
    材に磁性トナーまたは非磁性トナーを定着させる定着装
    置において、磁石で形成された芯金の外周に球形状をし
    た微細な磁性粉を付着させてなるクリーニングローラ
    を、上記ヒートローラもしくは加圧ローラの少なくとも
    一方に上記磁性粉のみを接触させて回転自在に配設した
    ことを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】上記磁性粉の各粒子が、テフロン被膜で覆
    われていることをことを特徴とする請求項2記載の定着
    装置。
  4. 【請求項4】上記の磁石で形成された芯金の外周に球形
    状をした微細な磁性粉を付着させてなるクリーニングロ
    ーラが、上記ヒートローラもしくは加圧ローラの少なく
    とも一方に複数本配設されてなることを特徴とする請求
    項2記載の定着装置。
  5. 【請求項5】上記転写材にトナー像を定着させる定着動
    作時には上記ヒートローラもしくは加圧ローラに上記磁
    性粉が接触し、その他の時には上記ヒートローラもしく
    は加圧ローラに対して上記磁性粉が非接触となる状態
    に、上記ヒートローラもしくは加圧ローラに対して上記
    クリーニングローラを接離させるクリーニングローラ接
    離手段を具備することを特徴とする請求項2乃至請求項
    4記載の定着装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003065443A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Nok Corp 密封装置
JP2013213959A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Fuji Xerox Co Ltd 清掃装置、定着装置及び画像形成装置

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