JPS6356676A - クリ−ニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、静電複写機、同プリンタなど静電記録手段
を用いる画像形成装置、とくにそのクリーニング装置に
関するものである。

（従来技術と解決すべき課題） 像担持体表面に形成した可転写のトナー像を、紙を主と
するシート状の転写材に転写する工程をくり返す周知の
画像形成装置においては、転写工程終了ごとに、転写時
に転写に寄与せず像担持体に残る残留トナー、これに混
在する、紙粉、ロジン、タルクなどの析出物、窒化物な
どの異物を除去するクリーニング装置を配設する必要が
ある。

この種のクリーニング手段として、従来からファーブラ
シローラ、磁気ローラなどを像担持体に摺擦させるよう
に構成したもの、さらにこれらローラにバイアスを印加
してトナーを積極的に吸着させるものなどが提案されて
いる。

しかしながら、これらのものは、トナーの除去を主眼と
しているので、ローラには可及的にトチ−が付刃しない
状態で像担持体に摺擦するように考慮されているのが普
通である。

このため、トナー自体はよく除去できるが、紙粉なと前
述のような異物は除去が不十分で、これが像担持体にそ
のまま残り、画質に悪影響を与えることを免かれなかっ
た。

このような不都合を回避するために、近来、スポンジな
どからなる弾性ローラ、磁気ローラなどを、適量のトナ
ーをその表面に塗布した状態で像担持体に摺擦させ、つ
いでクリーニングブレードによってトナーを除去するよ
うに構成したものが提案されている。

このような構成によって、トナーとともに前述のような
、各種の異物もよく除去され、さらに像担持体表面感光
層を適度に研削して、装置内に発生するオゾンによる感
光層の劣化にも対応できることが判明している。

しかしながら、この種のものは、感光層にピン゛ホール
が発生してその寿命、画質に悪影響を生ずる欠点がある
ことが判った。

これは、像担持体とこれに対向するローラの間にトナー
が介在するので、ローラあるいは像担持体やトナーが相
互に運動して帯電し、電荷が逃げるところがなければ、
これが蓄積されて高電位になり（ａＫＶに達することも
ある）、その結果、電位が像担持体感光層の耐圧限界を
越えると、あたかもダイオードに耐圧以上の逆電圧を印
加したときと同様に、感光層にピンホールが発生するも
のと考えられる。

一方感光体にトナーの帯電電荷が逃るような順方向の整
流性の場合でも、電流が流れすぎると。

あたかもダイオードに過電流を流したときと同様に感光
体にピンホールが発生すると考えられる感光体表面感光
層が正帯電のアモルファスシリコン半導体であって、ト
ナーが負帯電するとき、すなわち正規現像の場合には、
電荷は、感光体との整流性が順方向になるので、感光体
に流入するが、その量は少なく、ピンホール発生の危険
も少ないが、トナーが正帯電するときには、即ち、反転
現像の場合には、感光体との整流性が逆方向になるので
ピンホールが発生しやすい。

同様にＯＰＣ感光体を用いる場合は、トナーが負に帯電
する場合にピンホールが生じやすく、正に帯電するとき
には生じにくい。

また、高抵抗型のアモルファスシリコンのように両極性
に帯電する感光層の場合には、いずれの極性のトナーで
もピンホールが発生しやすい。

本発明は以上のような事態に対処すべくなされたもので
あって、ピンホールの発生がなく、像担持体表面感光層
を長期にわたって安定状態に維持して良質の画像を得る
のに寄与できるクリーニング装置を提供することを目的
とするものである。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するために、本発明は、クリーニングブレードととも
に、像担持体に磁気ローラを近接配置し、該ローラと像
担持体との間にトナーを介在させるようにしたクリーニ
ング装置において、該ローラとアース間の抵抗を、像担
持体表面とアース間の抵抗よりも低く構成したことを特
徴とするものである。

ことように構成することによって、蓄積した電荷が像担
持体方向に流れるのを阻止して、ピンホールの発生を防
ぐことができる。

（実施例の説明） 第１図は本発明を回転円筒状の像担持体（以下感光体と
いう）をそなえた複写機に適用した実施例を示す要部の
側面図であって、紙面に垂直方向に延びている感光体１
に平行に、クリーニング装置２が近接配置しである。

感光体１は、矢印Ａ方向に回転しているものとし、これ
にクリーニング装置内のクリーニングブレード３が圧接
して、不図示の転写位置において転写に寄与せず、感光
体１表面に残る残留トナーをかき落すものとする。

感光体の走行方向にみてクリーニングブレードより上流
側に、磁気ローラ４が配しである。

磁気ローラ４は、フェライトマグネット、プラスチック
マグネットなどからなる磁気ローラ４ｂと、その外周面
にあって、アルミニューム、ステンレスなど非磁性、導
電性で感光体よりも抵抗値の低い材料からなる被覆層４
ａとからなっており、一体として矢印Ｂ方向に回転する
。

前記被覆層４ａはアース６されており、被覆層４ａとア
ース間の抵抗が、感光体１表面とアース間の抵抗よりも
低い値となるように定めであるものとする。

なお感光体１の周辺には、−成帯電器、現像器、転写帯
電器など画像形成に要する部材が配設しであることは勿
論であるが、それらは本発明には直接関係がないのです
べて省略しである。

画像形成作用時において、転写後も感光体表面にある残
留トナーは、感光体の回転にともなってローラ４を通過
し、さらに進行してクリーニングブレード３の位置に至
ってこれによってかき落されてローラ４と感光体とが接
近する部位に達し、該ローラの回転によって順次図示時
計方向に移動してゆき、スクレーパ７によって所定の厚
みに規制されてざらにローラ表面を進行してふたたび、
ローラ４と感光体１が対向する部位に持ち来たされる。

このような状態が続くにつれて、図示のように、感光体
ｌとローラ４とが近接している部分にはトナー層が介在
し、さらにクリーニングブレード側にはトナー溜りＴが
形成されるようになり、トナーは主としてクリーニング
ブレードにより、また前述のような紙粉その他の異物は
ローラ４の位置において除去されて感光体がクリーニン
グされるとともに、一方、過剰のトナーはスクレーパを
こえてトナー貯留部に至り、必要に応じて搬送スクリュ
ー５によってクリーニング装置外に排出されるものとす
る。

以上にような作動中、ローラ４、ブレード３によって捕
集されたトナーは、ローラ４、感光体１あるいはスクレ
ーパ７などとの間で摺擦運動して帯電するが、この摩擦
帯電によって生じた電荷は、前述のように、ローラ表面
とアース間の抵抗値が、感光体表面とアース間のそれよ
りも低く設定されているので、感光体の方向に流れず、
アース６を介して流出することになり、感光層にピンホ
ールを発生するような事態となることを阻止することが
できる。

実験によれば、ローラとアースの抵抗はＩＯＧΩ以下、
感光体とアース間の抵抗はこれより２桁上位の値とする
ことによって良好な結果が得られた。

第２Ａ図、第２Ｂ図、第２Ｃ図は、磁気ローラの他の構
成例を示すものであり、第２Ａ図のものは、内部に磁気
ローラ８ｂを有し、その外周をアルミニュームなど低抵
抗の導電性スリーブ８ａでカバーし、スリーブのみを回
転させるように構成しである。アースはスリーブ８ａか
らとるものとする。

ｍ２Ｂ図は、ウレタンゴム、シリコンゴムなどに金属粉
、カーボンブラックなどを分散させて導電性を持たせた
ものであり、第２Ｃ図は表層１０ａを前記のものと同様
に構成し、内層１０ｂをスポンジ状材に同様の仕方で導
電性をもたせ、総合的な弾性を調整し得るように構成し
たものである。

各ローラはそれぞれ導電性材料からなる芯金９ａ、１０
ｃをそなえており、この部分からアースをとるものとす
る。

これらのものが前記第１図に示すものと同様の作用を奏
することは容易に理解できるところであろう。

（３）発明の効果 本発明は以上のような構成を具備しているから、画像記
録装置における、像担持体表面に形成した感光層にピン
ホールの発生、これに基く像担持体の寿命の短縮、画像
の劣化を有効に阻止し、長期にわたって安定して良質の
画像が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は複写機に本発明を適用した実施例を示す要部側
面図。 第２Ａ図、第２Ｂ図、第２Ｃ図は本発明に利用できるｒ
ｊ１気ローラの他の構成を示す側断面図である。 １φ・・感光体、２・・・クリーニング装置、３−・・
クリーニングブレード、４．８．９．１０・・赤磁気ロ
ーラ、 第１図 第２Ａ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 走行する像担持体表面感光層に圧接するクリーニングブ
   レードと、像担持体の走行方向にみてこれより上流側に
   配した磁気ローラとをそなえたクリーニング装置におい
   て、 前記ローラ表面とアース間の抵抗値を、前記像担持体表
   面とアース間の抵抗値よりも低く定めてなるクリーニン
   グ装置。