JP3378437B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
いたプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置
に関する。
わゆるカールソンプロセスに基づく電子写真装置は周知
であり、この種の電子写真装置においては、感光体表面
に均一帯電を図るために一般に4〜8KV以上の高電圧
をワイヤ印加する必要があり、そのためにオゾンやその
放電生成物である窒素酸化物やアンモニウム塩が発生
し、これらが感光体表面に吸着して画像流れが生じ易く
なる。
上に導電性ローラを接触させ、該導電性ローラに直流電
圧を印加して暗所で感光体ドラムの接触帯電を行うよう
に構成したローラ帯電方式が存在するが、この帯電方式
においても、感光体ドラムと帯電ローラとの間に微小楔
状空隙が存在するために、その部分で僅かながら放電現
象が生じ、オゾンの発生が認められ、前記した欠点を必
ずしも解消し得ない。
は近年耐久性の向上とフリーメインテナンス化を図るた
めに、a−Siドラムを用いているものがあるが、a−
Siは、有機半導体に比較して吸湿性が高くこの為前記
画像流れはa−Siドラムに多く発生しやすいために、
前記感光体ドラムの背面側にシートヒータその他のヒー
ト体を配し、感光体ドラムを加熱する事により前記画像
流れの発生を防止している。
段等も必要となりその構成が煩雑化するのみならず、特
に複写機、プリンターの小型化、パーソナル化の中でヒ
ーターを用いると、該システムが複雑になってしまう。
また、ヒーターの昇温には一定の時間を要し、電源を入
れてからプリントするまでの時間(ウォームアップタイ
ム)が長く、そのための消費電力を要する。また、感光
体を加熱すると、トナーのTG温度(ガラス転移温度)
近くまで昇温されるために、感光体表面にトナーが固着
してしまうという種々の問題が発生する。
も、この種の電子写真装置においては、現像工程におい
て感光体上に形成された静電潜像の現像領域にトナーを
付着させ、非現像領域に付着させないために、帯電工程
において感光体表面電位を400V以上とし、露光工程
において形成される静電潜像の高電位部の差を400V
以上とし、さらに現像電位を200V以上が必要であっ
た。したがって、感光体としては400V以上の帯電能
力を有する光導電材料が要求され、材料選択の上で、ま
た膜厚の設定の上で制約が大きい。
する、いわゆる‘かぶり’現象が発生しやすい。これ
は、装置中のトナーが鏡像力等により感光体表面に付着
する現象である。このトナーの鏡像力は感光層の比誘電
率に大きく影響を受け、比誘電率が大きいほど鏡像力は
大きくなる。この比誘電率は通常、有機感光体で3〜
3.5であり、a−Siでは10〜12程度と大きいた
め、a−Siは‘かぶり’現象が発生しやすい。
粉砕トナーは、樹脂、着色剤、電荷制御剤などの小粒子
を混合した混練物を冷却後にハンマミル、カッタミル等
で粗粉砕し、さらにジェットミルなどにより粒径8〜1
5μm程度に微粉砕して作成される。作成が比較的容易
であるが、凹凸があるいびつな形状に作成され、帯電は
凸部に集中しやすく、感光体表面とは1粒子に対して複
数の凸部が接触する場合があり、その際には鏡像力が大
きくなる。
先立ち、a−Siドラムを用い、特にコロナ放電器や帯
電ローラ、更には帯電ブラシのように、放電現象を含ん
で感光体に均一帯電を行った電子写真装置においても画
像流れ、‘かぶり’現象が生じることなく鮮明画像を形
成し得る電子写真装置を提供する事を目的とし、基体上
に光導電層及び表面層を積層被覆してなる電子写真感光
体の膜厚を25μm以下のa−Si層で形成するととも
に、前記感光体の表面電位を略400V以下に設定し、
該感光体に、現像電位を略150V以下に設定した現像
ローラを転接させるとともに、前記現像ローラの体積固
有抵抗を3×107Ωcm以下に設定し、前記現像ロー
ラ上に、重合法により作成されたトナー粒子の薄層を形
成しながら前記感光体の潜像の現像を行うように構成し
た電子写真装置を出願している。
は、現像手段がクリーニング手段を兼ねるものであり、
ある程度感光体表面を削りながらクリーニングを行い、
同時に現像が可能として、特殊環境下で画像流れ現象を
防止するものである。しかしながら、感光体から転写さ
れる記録媒体に紙を使用し、前記装置を長期に使用して
いると、感光体から記録紙に転写される際に、紙の微少
部分が剥離してゴミとなり、現像剤中に混入すると、現
像とともにゴミが画像に付着し、良好な画像を作ること
ができない。
発生するゴミを除去して良好な画像を形成する画像形成
装置を提供することを目的とする。また、本発明の他の
目的は、a−Siドラムを用いた画像形成装置において
構成の簡単化や安全性を配慮しつつ、画像流れ及び‘か
ぶり’現象となることがない鮮明画像を形成し得る画像
形成装置を提供する事にある。
非磁性一成分トナーを用いて、a−Siからなる感光体
の表面に接触して該感光体の表面を摺擦しながら回転す
る現像ローラにより前記感光体表面の残留トナーを除去
しつつ前記感光体表面に形成された潜像にトナー像を形
成する現像手段と、少なくとも前記トナー像を記録紙に
転写後の前記感光体表面に付着した紙粉を除去する紙粉
除去手段とを備えた画像形成装置において、前記感光体
の表面電位を300〜350Vに設定し、また、前記現
像ローラの現像電位を80〜120Vに設定して該現像
ローラのトナー層を0.3〜0.9mg/cm2に設定
した状態で現像を行うことを特徴とする。
縁性トナーが用いられた場合に、感光体表面に摺擦する
現像ローラの体積固有抵抗を10 6 Ω・cm〜3×10
7 Ωcmに設定し、一方感光体側では、前記感光体の膜
厚も25μm以下に設定しつつ、感光体の表面層を、元
素比率組成式(a−Si1−XCX:H)として表され
た場合、xが0.95≦x<1であって、且つ最表面の
動的押込み硬さが300Kgf/mm2以下であり、最
表面側より奥側に進むに連れ徐々に硬度が大きくなるよ
うに設定した感光体を用いて現像を行うことも本発明の
有効な手段である。
a−Si感光体においては一般にアルミ円筒からなる導
電性基体1a上に光導電層1b、及び表面層1cが積層
されて形成されており、表面層1cは、α−SiC系の
無機高抵抗若しくは絶縁材料を用い、前記光導電層1b
上における表面電位Voと潜像電位分布の維持を図って
いる。
成プロセス中のコロナ放電により生成される硝酸イオン
やアンモニウムイオン等の放電生成物が吸着されて、そ
れらが高温高湿環境下で光導電層上における表面電位と
潜像電位分布に基づいて表面層上に形成される潜像電荷
が表面方向に移動し、電荷流れ即ち画像流れが生じ、こ
の画像流れ現象により潜像電荷が、画像流れがない場合
の潜像の周囲に流れて画像の‘にじみ’現象が発生す
る。
i層で形成し、該感光体表面に摺擦する現像ローラの体
積固有抵抗を10 6 Ωcm以上3×10 7 Ωcm以下と
設定したので、ローラ層における過大な電圧降下を防止
し、a−Si感光体の低い比誘電率との相乗効果で、感
光体の表面電位及び現像ローラの現像電位を低く設定で
き、前記発明の円滑な達成が可能であるとともに、放電
生成物が感光体表面に吸着した場合でも、現像ローラが
摺擦して除去することができ、画像流れ現象の発生を抑
えることができる。
一成分トナーを用いて、感光体の表面に接触して該感光
体の表面を摺擦しながら回転する現像ローラによって現
像を行う際、前記感光体の表面電位を300〜350V
に設定し、また、前記現像ローラの現像電位を80〜1
20Vに設定することにより、感光体の膜厚も25μm
以下に減少させ、また、前記現像ローラ上のトナー粒子
の層を0.3〜0.9mg/cm2、望ましくは0.4
〜0.8mg/cm2に設定することができ、低価格の
画像形成装置を提供することができる。
を、元素比率組成式(a−Si1−XCX:H)として
表された場合、xが0.95≦x<1であって、且つ最
表面の動的押込み硬さが300Kgf/mm2以下、好
ましくは50〜200Kgf/mm2であり、表面層1
cの厚みを0.4〜1.2μm、好適には0.5〜0.
8μmに設定するのが良く、又表面層1cを二層領域と
する場合はその最表面側の第二層領域の動的押込み硬さ
が50〜200Kgf/mm2であり且つ厚みを800
〜3000(オングストローム)に設定し、その奥側の
第一層領域の硬度を第二層領域より大にするのがよい。
ラ40が感光体1の表面に摺擦しながら回転して感光体
1上の残留トナーを掻き落としながら感光体表面に形成
された潜像に新しいトナーを付与してトナー像を形成す
る現像手段にて、現像を行っているので、現像容器内に
トナーの回収を行うことができ、現像に利用されない残
留トナーの再利用が可能である。また、かかる構成を取
ることにより、光導電層1bを支持する基体内にヒータ
を内蔵しない状態でも、画像流れが生じることなく画像
形成を行うことが可能となる。
した場合、これを積極的に除去する為に現像ローラによ
り保持されるトナー、もしくは研磨剤にて研磨を行う。
そして、最表面側より光導電層側の奥側が硬度が大き
く、好ましくは奥側に進むに連れ徐々に硬度が大きくな
るように設定しているので、放電生成物のみでなく最表
面層も削られるが、徐々にその削れ量が少なくなり、高
寿命及び高耐久性を維持する事が可能となる。
9が感光体1と転写ローラ5との間に挿入され、かつ、
転写ローラ5に転写電圧が印加する図示しない電圧印加
機構及び転写ローラ等による転写手段により転写され、
そして、少なくとも該転写後の前記感光体表面に付着し
た紙粉を除去する紙粉除去手段(クリーニング手段)6
を前記転写ローラ5の下流側に設けているので、現像時
に記録紙9の紙粉が現像ローラに到達する前に排除さ
れ、良好な画像形成を行うことができる。
面のトナー像を記録紙に転写する際に、前記転写ローラ
と前記感光体との周速度を異ならせ、望ましくは前記転
写ローラの周速度を前記感光体より大となすことも本発
明の有効な手段である。
関係を、前記転写ローラの周速度を感光体の周速度より
大とならしめることにより、動的押圧力が記録紙紙背面
に付与されるとともに、転写ローラの広い面で記録紙の
背面を押圧することとなり、転写効率が向上する。
ナーを供給する供給ローラを備え、該供給ローラの回転
方向を前記現像ローラと同一方向に設定するとともに、
前記現像ローラと前記供給ローラの間に電圧を印加する
ことで生じる電位差を、トナーの摩擦帯電電極と同極性
であって、30〜300Vに設定することも本発明の有
効な手段である。
給ローラ45を、それぞれの回転軸芯を中心として反時
計方向に回転させると、該供給ローラの接触位置におけ
る摺擦方向を前記現像ローラに対しカウンタ方向とな
り、感光体1の表面を研磨した感光体粉末を含んだ残留
トナー51及び、帯電生成物、若干量の紙粉が、現像ロ
ーラ40の表面に付着されている場合は、両ローラがお
互いに影響を及ぼし合うニップ領域、において現像ロー
ラ42と反対方向に回転する供給ローラ45によって、
符号52に示すように回収される。
ナーは除去され、新しいトナー50が供給され、画像流
れが生じることなく画像形成を行うことが可能となる。
そして、結果として、前記現像ローラ40と前記供給ロ
ーラ45間の電位差を、トナーと同極性であって、30
〜300Vに、望ましくは、40〜250Vに、さらに
望ましくは、50〜200Vに設定することができる。
の周速比を、1.1〜6.0倍に設定したり、また、前
記感光体と前記現像ローラとの接触時間を、0.01秒
〜0.1秒に設定したり、また、重合法により製造され
たトナー粒子を使用したり、また、前記感光体と前記現
像ローラの回転方向を逆方向にすることも、本発明の有
効な手段である。
した感光体粉末及び若干の紙粉を含んだ残留トナーは符
号51に示すように現像ローラ40により掻き取られ、
現像容器41の下方に落下するが、符号52のように現
像ローラ40の表面に付着されている残留トナーは、両
ローラがお互いに影響を及ぼし合うニップ領域において
現像ローラ42と反対方向に回転する供給ローラ45に
よって、符号53に示すように現像容器41の下方に落
下され回収される。
し、両者の接触位置において、感光体1より周速度が
1.2倍〜5.0倍に設定して、速く回転しているの
で、現像ローラ40の弾性体42により残留トナーはこ
すり落とされるとともに新しいトナーが感光体1の表面
の潜像を現像する。
触時間を、0.01秒〜0.1秒、望ましくは、0.0
1秒〜0.08秒に設定することができ、良好な画像を
形成することができる。
ナー粒子は重合法により製造された10 6 Ωcm以上の
高抵抗若しくは絶縁性トナーが用いられてトナー粒子の
薄層を形成しながら前記感光体の潜像の現像を行ってい
るので、球形のトナー粒子に電荷は均一に帯電し、ま
た、感光体表面とは点接触により、1トナー粒子に対し
て接触箇所が少なく鏡像力は小さく、‘かぶり’現象は
少ない。
施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載
されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置
などは特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲
をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎ
ない。
一実施例を示し、図上時計回りに回転するa−Si感光
体ドラム(感光体)1の周囲に、回転方向に沿って露光
用LEDヘッド2及びセルフォックレンズ3からなる光
学系、現像ユニット4、転写ローラ5、クリーニング部
材(手段)6、除電ランプ7、及び帯電ユニット8が配
設されている。
感光体ドラム1は、Aに示すように、導電性基体1a上
に光導電層1b、及び表面層1cが積層されて形成され
ており、導電性基体1aと光導電層1bの間にはキャリ
ア注入阻止層1eを、又光導電層1bと表面層1cの間
には遷移層1fが、夫々介挿されている。前記導電性基
体1aは、一般にはアルミ性の円筒体を用いるが、SU
S、Ti、Ni、Au、Ag等の金属材料、表面に導電
膜を被着させたガラス等無機材料や、エポキシ等の透明
な樹脂等で形成され、本実施例においては肉厚が3mm
で外周径を30mmに設定すると共に、軸方向に254
mmの長さを有するアルミ製円筒体を用いている。
bの材料に応じ種々のものを用いるが、光導電層1bに
a−Si系材料を用いた場合には、a−Si系のキャリ
ア注入阻止層1eとするのが良い。
放電分解法、スパッタリング法、ECR法、蒸着法等に
より膜形成し、その形成にあたって、ダングリングボン
ド終端用の元素、例えば(H)やハロゲンを5〜40w
t%含有させるのがよい。即ち、光導電層1bにはa−
Si:Hからなる光導電体を用い、そして現像バイアス
が正の場合には電子の移動度を高める為、ノンドープ又
はVa族元素を含有させ、又現像バイアスが負の場合に
は正孔の移動度を高めるため、IIIa族元素を含有させ
るのが好ましい。又必要に応じて暗導電率や光導電率等
の電気的特性、光学的バンドギャップ等について所望の
特性を得るために、C、O、N等の元素を含有させても
良い。
必要な帯電および絶縁耐圧の確保や、露光された光の吸
収や前記した残留電位の抑制等から3〜20μm程度に
するのがよい。
に設定され、その表面層はグロー放電分解法、スパッタ
リング法、ECR法、蒸着法等により膜形成され、元素
比率組成式(a−Si1−XCX:H)として表された
場合、xが0.95≦x<1であって、且つ最表面(自
由表面層)の動的押込み硬さが50〜200Kgf/m
m2である水酸化アモルファスシリコンカーバイトから
構成され、特にその抵抗値を1012〜1013Ω・c
m範囲の抵抗値に設定する。そして前記表面層1cは最
表面側より光導電層1b側の奥側に進むに連れ徐々に硬
度が大きくなるように設定する。
より光導電層1b側の奥側に進むに連れ徐々に硬度が大
きくなるような勾配)を付けるには、例えば前記表面層
1cをグロー放電分解法で成膜する場合においては、原
料ガスにおいてSi含有ガスに対するC含有ガスの比率
を経時的に徐々に大きくする、成膜形成時のガス圧力を
徐々に高くする、原料ガスの水素ガスによる希釈率を徐
々に小さくする、放電電力を徐々に小さくする、アルミ
円筒ドラムの基体温度を徐々に低くする等の手段で形成
される。
a−SiC:H中のC含有量を表面層1c中のC含有量
よりも小さくした遷移層1fを設けるとよい。またこの
遷移層1fのC含有量は、その層中で変化させて含有量
の勾配を有するようにしても良い。このような遷移層1
fを設ける事により、光導電層1bで生成された光キャ
リアの走行がスムーズになって、光感度が高く、残留電
位が低くなり、画像特性も良好なものになる。このよう
な遷移層1fの厚みは1μm以下、好適には0.05〜
0.5μmの範囲に設定される。
85nmのヘッドアレイを用い、これをダイナミック駆
動にて一走査ライン毎に64ビット×40回分割露光す
るように構成する。
収納された現像容器41とウレタンゴム等の弾性材料か
ら構成された弾性体42からなる現像ローラ40と、該
ローラ40へのトナー層厚を規制する現像ブレード17
と、前記現像ローラ40にトナーを供給する供給ローラ
45等を備え、前記現像ローラ40、供給ローラ45、
現像ブレード17等には例えば50〜500Vの間で任
意に設定できる図示しない直流現像バイアス電源E1
(350V),E2(350V),E3(120V)に
接続して、現像を行うように構成する。
示すように、反時計方向に回転する供給ローラ45によ
り、新しいトナー50が現像ローラ40に供給され、ト
ナー層厚を規制する現像ブレード17により、トナー層
厚0.3mg/cm2〜0.9mg/cm2に規制さ
れ、感光体1に供給される。
の残留トナー49は、現像ローラ40の弾性体42に再
度接触し、現像ローラ40は感光体1との接触位置にお
いて、感光体1より周速度が速く回転しているので、現
像ローラ40の弾性体42により残留トナー49は、符
号51に示すようにこすり落とされるとともに新しいト
ナー48が感光体1の表面の潜像を現像する。
内の下部に落下せず、現像ローラ40に付着された残留
トナー52は、現像ローラ40と供給ローラ45がお互
いに影響を及ぼし合うニップ領域において現像ローラ4
2と反対方向に回転する供給ローラ45によって、符号
53に示すように現像容器41の下方に落下され回収さ
れる。
が摺擦式であるために、抵抗値が低すぎるとリークする
関係上、トナーは、重合トナーであって106Ωcm以
上の高抵抗若しくは絶縁性トナーが用いられる。重合ト
ナーは、モノマーからポリマーを重合する段階におい
て、着色剤、電荷制御剤等をポリマー粒子中に包含させ
てトナー粒子を製作するので、球形の粒子が得られ、電
荷は球形粒子に均一に帯電するので、感光体表面とは点
接触により、1粒子に対して接触箇所が少なく鏡像力は
小さい。
cに1mm以上(好ましくは1〜2mm)のニップ幅で
摺擦するとともに、該摺擦位置では同方向に回転し、そ
の位置での周速差は感光体1に対して1.1倍以上(好
ましくはトナー層厚0.3mg/cm2〜0.9mg/
cm2に対して1.1〜6.0倍)の速さに設定されて
いる。また、さらに好ましくは、トナー層厚0.7mg
/cm2に対して1.2〜5.0倍の速さに設定され
る。
m2〜1.0mg/cm2、好ましくは、0.3mg/
cm2〜0.9mg/cm2、より好ましくは0.4m
g/cm2〜0.8mg/cm2に設定される。転写ロ
ーラ5は記録紙9への転写効率を上げるために導電性ロ
ーラを用い、前記トナーの帯電電位と逆極性の転写バイ
アスを印加させるとともに、前記感光体ドラム1の周面
に均一に圧接し、該ドラム1と同期して回転可能に構成
する。
転写ローラ5の下流側に位置し、ポリエステル、アクリ
ル、カーボン入りレーヨン、ナイロン、ビニロン等の導
電性繊維を回転軸の周囲に、または、前記繊維を卷回し
て回転ローラ状に紙粉取りローラ6aとして形成し、そ
の外周面が前記感光体1の表面に接触し、その接触位置
で感光体1の回転方向とは反対方向に回転するように配
置される。記録紙9の紙粉は、トナーほど感光体1に密
着されないので、前記した導電性のローラ6aによりト
ナー排除力より弱い力で取り去ることができる。
ロトロン方式の帯電器にて感光体上に均一に帯電させ
た。図中81はコロナ放電線、82は制御グリッド、8
3は放電バイアス、84は帯電制御バイアスである。
6aは、導電性材料で形成されているために、除電ラン
プ7の代わりに感光体1の表面を除電する除電ローラを
兼ねてもよい。また、除電ランプ7及び前記帯電ユニッ
ト8を取り去り、前記ローラ6aによって感光体1を帯
電してもいものである。
で、帯電装置8は、帯電制御バイアスを400V前後の
間で適宜バイアスに設定されているので、この高電圧の
放電バイアスを印加させる事により、感光体ドラム1の
表面電位Voを上記の設定値に帯電させた後、露光ヘッ
ド2により所定の潜像を露光させる。その後、現像ユニ
ット4により該潜像に重合法により作成されたトナー像
を付着させ、感光体1と転写ローラ5間に挿入される記
録媒体(記録紙)9に転写させる。この際に、転写ロー
ラ5は感光体1より転写位置において、前記転写ローラ
の周速度を感光体の周速度より大とならしめることによ
り、動的押圧力が記録紙紙背面に付与されるとともに、
転写ローラの広い面で記録紙の背面を押圧することとな
り、転写効率が向上する。
出され、感光体1と転写ローラ5との間に挿入され、転
写後に図示しない定着工程に送出される。この工程中の
特に転写工程を含むその前後において、ローラ等の圧接
により、紙粉が記録紙から剥離する。そして、剥離した
紙粉は感光体1の表面に付着して転写ローラ5の下流側
に位置するクリーニング部材6に移送される。
は、外周が前記感光体1の表面に接触し、その接触位置
で感光体1の回転方向とは反対方向に回転して、記録紙
9の紙粉は、トナーほど感光体1に密着されないので、
前記した導電性のローラ6aにより取り去られる。
されないトナーの残留トナー49は、現像ローラ40の
弾性体42に再度接触する。現像ローラ40は感光体1
との接触位置において、感光体1より周速度が速く回転
しているので、現像ローラ40の弾性体42により残留
トナー49は、符号51に示すようにこすり落とされる
とともに新しいトナー48が感光体1の表面の潜像を現
像する。
体1の表面を研磨した感光体粉末及び紙粉を若干含んで
いる。この残留トナー51は、現像ローラ42により掻
き取られ、現像容器41の下方に落下するが、符号52
のように現像ローラ42の表面に付着され移送される場
合があり、該残留トナー52は、両ローラがお互いに影
響を及ぼし合うニップ領域において現像ローラ42と反
対方向に回転する供給ローラ45によって、符号53に
示すように現像容器41の下方に落下され回収される。
おいて、新しいトナーと混ざり合うが、新しいトナーの
量に対して小量であるために、希釈化される。よって、
前記残留トナー53は現像容器41内を還流して、新し
いトナーが供給される入り口付近において新しいトナー
内に注入され、撹拌されるように構成するのが望まし
い。
像ローラ40上に、重合法により作成されたトナー粒子
の薄層を形成しながら前記感光体1の潜像の現像を行っ
ているので、球形のトナー粒子に電荷は均一に帯電し、
また、感光体表面とは点接触により、1トナー粒子に対
して接触箇所が少なく鏡像力は小さく、‘かぶり’現象
は少ない。
像を記録媒体に転写する際に、前記感光体上に付着する
前記記録紙の剥離粉末である紙粉を排除するクリーニン
グ手段6を備えているので、感光体1に付着した状態で
現像ローラ40に転送され、前記現像ローラ40により
残留トナーとともに現像容器41内に回収される量が極
めて少なくなり、長期間の使用によりトナーに前記紙粉
が混入して画像を乱すことが極めて少なくなる。
っても乱れる。ここで、画像流れの原因について説明す
ると、図1Aに拡大して示すように、a−Si感光体に
おいては一般にアルミ円筒からなる導電性基体1a上に
光導電層1b、及び表面層1cが積層されて形成されて
おり、表面層1cは、α−SiC系の無機高抵抗若しく
は絶縁材料を用い、前記光導電層1b上における表面電
位Voと潜像電位分布の維持を図っている。
ス中のコロナ放電により生成される硝酸イオンやアンモ
ニウムイオン等の放電生成物が吸着されて、それらが高
温高湿環境下で光導電層1b上における表面電位Voと
潜像電位分布に基づいて表面層1c上に形成される潜像
電荷が表面方向に移動し、電荷流れ即ち画像流れが生じ
る。また、連続プリントによって感光体表面が酸化劣化
し、親水性を示すようになることも画像流れの要因とも
考えられる。
流れがない場合の潜像の周囲に流れて画像の‘にじみ’
現象が発生する。これに対して、本実施例は、前記感光
体の表面層を、a−Si層で形成し、該表面層に摺擦す
る現像ローラの体積固有抵抗を低く(例えば3×107
Ωcm以下)設定できるので、ローラ層における過大な
電圧降下を防止し、a−Si感光体の低い比誘電率との
相乗効果で、感光体の表面電位及び現像ローラの現像電
位を低く設定でき、また、放電生成物が感光体表面に吸
着した場合でも、現像ローラが摺擦して除去することが
でき、画像流れ現象の発生を抑えることができる。
電位を略400V以下、望ましくは300〜350Vに
設定したり、また、前記現像ローラの現像電位を略15
0V以下、望ましくは80〜120Vに設定することが
でき、これにより感光体の膜厚も25μm以下に減少さ
せることができ、低価格の画像形成装置を提供すること
ができる。
表面に摺擦して現像を行っているので、現像容器内に前
記トナーの回収を行うことができ、現像に利用されない
残留トナーの再利用が可能である。また、かかる構成を
取ることにより、光導電層1bを支持する基体内にヒー
タを内蔵しない状態でも、画像流れが生じることなく画
像形成を行うことが可能となる。
ーラ40を感光体1の表面層1c表面に摺擦させるとと
もに、前記感光体1に対して周速差をもたせて前記感光
体の表面層を現像するように構成しているので、現像容
器41内において、現像とともに、現像容器内に前記ト
ナーの回収を行うことができ、現像に利用されない残留
トナーの再利用が可能である。
に接触するニップ幅は1〜2mmに設定することによ
り、前記現像ローラ40の有効な現像状態を保持でき
る。
ータを用いずに画像形成を行ってもかぶり等が生じるこ
とがないために、消費電力の大幅低減のほかに、ヒー
タ、ドラム表面温度を検知するサーミスタ、該サーミス
タよりの検知温度に基づくヒータ制御回路等の電装部品
の低減と回路構成が簡単化するとともに、前記ヒータを
用いない為にウオーミングアップタイムが不用となり、
装置立上げ時間を大幅に低減させることが出来る。
光体を用意し、帯電はスコロトロン方式V0:350
V、現像は非磁性1成分方式、現像ロールは、導電ロー
ラで径18mm、体積固有抵抗値:5×106Ω・c
m、表面粗さ10ミクロン以下、現像ニップ約1mm、
現像線速120mm/sec(感光体線速60mm/s
ec)、現像ブレードは、厚み1.3mm、抵抗値:1
04Ω・cm以下、供給ロールは、径12mm、抵抗
値:104Ω・cm以下、現像ロールとのニップ約1m
m、各バイアス値は、現像ブレード350V、供給ロー
ラ350V、トナーは、スチレンアクリル系材料をもと
に重合法によって平均粒径8ミクロンに生成したものを
使用、転写は、ローラ方式で転写電流20〜30マイク
ロアンペアに設定した。
印字の後に、高温高湿8時間放置の後に、前記条件設定
において、現像ローラへの現像ブレードの当て方を変え
て現像ローラへのトナー層厚を調節して、感光体と現像
ローラとの電位差Vsを変化して画像形成状態を測定し
た。その結果を表1に示す。
cm2では、画像濃度は低く、感光体摺擦効果低く、像
流れが発生する。また、1.0mg/cm2では、クリ
ーニング力が弱く、微少ながら残留トナーが感光体に残
った。そして、1.2mg/cm2では、かぶり除去電
界は高く、クリーニング力弱く、残留トナーが感光体に
残った。したがって、現像ローラにおけるトナー層厚
は、1.0〜0.3mg/cm2、望ましくは、0.4
〜1.0mg/cm2、さらに望ましくは0.4〜0.
8mg/cm2において、良好な画像を得ることがわか
る。
感光体を用意し、帯電はスコロトロン方式V0:350
V、現像は非磁性1成分方式、現像ロールは、導電ロー
ラで径18mm、体積固有抵抗値:5×106Ω・c
m、表面粗さ10ミクロン以下、現像ニップ約1mm、
感光体線速60mm/sec、現像ブレードは、厚み
1.3mm、抵抗値:104Ω・cm以下、供給ロール
は、径12mm、抵抗値:104Ω・cm以下、現像ロ
ールとのニップ約1mm、各バイアス値は、現像ブレー
ド350V、供給ローラ350V、感光体と現像ローラ
間の電位差Vs=220V、トナーは、スチレンアクリ
ル系材料をもとに重合法によって平均粒径8ミクロンに
生成したものを使用、転写は、ローラ方式で転写電流2
0〜30マイクロアンペアに設定した。
速度を変化させて感光体との周速比を変化させ、トナー
層厚は0.7mg/cm2にて測定した。その結果を表
2に示す。
発生し、7.0においては、現像ローラの回転トルクが
大きく、トナーの帯電が不足し、トナーの機内飛散が多
かった。したがって、現像ローラにおける周速比は、
1.1〜6.0倍 、望ましくは、1.2〜5.0倍 に
おいて、良好な画像濃度を得ることがわかる。
感光体を用意し、帯電はスコロトロン方式V0:350
V、現像は非磁性1成分方式、現像ロールは、導電ロー
ラで径18mm、体積固有抵抗値:5×106Ω・c
m、表面粗さ10ミクロン以下、現像ブレードは、厚み
1.3mm、抵抗値:104Ω・cm以下、供給ロール
は、径12mm、抵抗値:104Ω・cm以下、現像ロ
ールとのニップ約1mm、各バイアス値は、現像ブレー
ド350V、供給ローラ350V、トナーは、スチレン
アクリル系材料をもとに重合法によって平均粒径8ミク
ロンに生成したものを使用、転写は、ローラ方式で転写
電流20〜30マイクロアンペアに設定した。
光体線速度)、現像ニップ、及び現像ローラの回転速度
を変化させて現像時間(現像ローラの感光体との接触点
が現像ニップ幅の端から端まで回動する時間)を変化さ
せ、トナー層厚は0.7mg/cm2にて測定した。そ
の結果を表3に示す。
える高速機の場合は、現像ミップ幅1.5mm未満で現
像時間0.01secにおいては、現像効率、摺擦効
率、及び濃度ともに低下し、像流れが見いだされた。ま
た、ドラム線速度が25mm/sec未満の低速機の場
合は、現像ミップ幅2mm以上で現像時間0.08se
cを越える場合に、現像ローラのトルクが大きくなっ
た。したがって、ドラム線速度が25〜150mm/s
ec、現像ニップ1〜2mm、現像時間0.01〜0.
08secにおいて、良好な画像形成が行われることが
わかる。
感光体を用意し、帯電はスコロトロン方式V0:350
V、現像は非磁性1成分方式、現像ロールは、導電ロー
ラで径18mm、体積固有抵抗値:5×106Ω・c
m、表面粗さ10ミクロン以下、現像ニップ約1mm、
現像線速120mm/sec(感光体線速60mm/s
ec)、現像ブレードは、厚み1.3mm、抵抗値:1
04Ω・cm以下、供給ロールは、径12mm、抵抗
値:104Ω・cm以下、現像ロールとのニップ約1m
m、各バイアス値は、現像ブレード350V、トナー
は、スチレンアクリル系材料をもとに重合法によって平
均粒径8ミクロンに生成したものを使用、転写は、ロー
ラ方式で転写電流20〜30マイクロアンペアに設定し
た。
印字の後に、高温高湿8時間放置の後に、前記条件設定
において、現像ローラへの現像ブレードの当て方を変え
て現像ローラへのトナー層厚を調節して、現像ローラと
供給ローラの電位差Vtを変化して画像形成状態を測定
した。その結果を表4に示す。
30Vでは、画像濃度は低く、感光体摺擦効果低く、像
流れが発生する。また、電位差Vtが、300Vでは、
クリーニング力が弱く、微少ながら残留トナーが感光体
に残った。そして、電位差Vtが、400Vでは、かぶ
り除去電界は高く、クリーニング力弱く、残留トナーが
感光体に残った。したがって、現像ローラと供給ローラ
の電位差Vtは、30〜400V、望ましくは、50〜
300V、さらに望ましくは50〜200Vにおいて、
良好な画像を得ることがわかる。
感光体を用意し、帯電はスコロトロン方式V0:350
V、現像は非磁性1成分方式、現像ロールは、導電ロー
ラで径18mm、体積固有抵抗値:5×106Ω・c
m、表面粗さ10ミクロン以下、現像ニップ約1mm、
現像線速120mm/sec(感光体線速60mm/s
ec)、現像ブレードは、厚み1.3mm、抵抗値:1
04Ω・cm以下、供給ロールは、径12mm、抵抗
値:104Ω・cm以下、現像ロールとのニップ約1m
m、各バイアス値は、現像ブレード350V、供給ロー
ラ350V、感光体と現像ローラとの電位差220V,
トナー層厚は0.7mg/cm2、トナーは、スチレン
アクリル系材料をもとに重合法によって平均粒径8ミク
ロンに生成したもの、及び粉砕法にて製造したものを使
用、転写は、ローラ方式で転写電流20〜30マイクロ
アンペアに設定した。
N)、33℃、湿度85%の高温高湿(L/L)にて各
トナーにおける転写効率を測定し、その結果を表5に示
す。
とがわかる。
(a−Si1−XCX:H)として表された場合、xが
0.95≦x<1であって、且つ最表面の動的押込み硬
さが300Kgf/mm2以下であり、最表面側より光
導電層側の奥側が硬度が大きく、奥側に進むに連れ徐々
に硬度が大きくなるように設定した電子写真感光体を用
意し、帯電はスコロトロン方式V0:300〜350
V、現像は非磁性1成分方式、現像ロールは、径18m
m、抵抗値:106Ω・cm〜107Ω・cm、表面粗
さ10ミクロン以下、現像ニップ約1mm、現像ブレー
ドは、厚み1.3mm、抵抗値:104Ω・cm以下、
供給ロールは、径12mm、抵抗値:104Ω・cm以
下、現像ロールとのニップ約1mm、各バイアス値は、
現像ローラ100V,現像ブレード350V、供給ロー
ラ350V、トナーは、スチレンアクリル系材料をもと
に重合法によって平均粒径8ミクロンに生成したものを
使用、転写は、ローラ方式で転写電流20〜30マイク
ロアンペアに設定した。
グ試験を行った後に、33℃、湿度85%の環境下に8
時間以上放置後に画像評価を行ったところ画像流れのな
い良好な画像を得ることができた。
録媒体の剥離粉末による画像の画質低下を防止するする
画像形成装置を提供することができる、また、a−Si
ドラムを用い、特にコロナ放電器や帯電ローラ、更には
帯電ブラシのように、放電現象を含んで感光体に均一帯
電を行った画像形成装置においても、画像流れや‘かぶ
り’現象が生じることなく鮮明画像を形成し得る、ま
た、a−Siドラムを用いた画像形成装置において構成
の簡単化や安全性を配慮しつつ、画像流れや‘かぶり’
現象となることがなく鮮明画像を形成し得る、等の種々
の著効を有す。
施例図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 現像剤として非磁性一成分トナーを用い
て、a−Siからなる感光体の表面に接触して該感光体
の表面を摺擦しながら回転する現像ローラにより前記感
光体表面の残留トナーを除去しつつ前記感光体表面に形
成された潜像にトナー像を形成する現像手段と、 少なくとも前記トナー像を記録紙に転写後の前記感光体
表面に付着した紙粉を除去する紙粉除去手段とを備えた
画像形成装置において、 前記感光体の表面電位を300〜350Vに設定し、ま
た、前記現像ローラの現像電位を80〜120Vに設定
して該現像ローラのトナー層を0.3〜0.9mg/c
m2に設定した状態で現像を行うことを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項2】 前記トナーに高抵抗若しくは絶縁性トナ
ーが用いられた場合に、感光体表面に摺擦する現像ロー
ラの体積固有抵抗を106Ω・cm〜3×107Ωcm
に設定したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
置。 - 【請求項3】 前記感光体の膜厚を25μm以下に設定
しつつ、感光体の表面層を、元素比率組成式(a−Si
1−XCX:H)として表された場合、xが0.95≦
x<1であって、且つ最表面の動的押込み硬さが300
Kgf/mm2以下であり、最表面側より奥側に進むに
連れ徐々に硬度が大きくなるように設定した感光体を用
いて現像を行うことを特徴とする請求項1若しくは2記
載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記感光体と現像ローラ間の両者の接触
位置において、現像ローラを感光体に1〜2mmのニッ
プ幅で摺擦するとともに、該現像ローラの周速度を感光
体より1.1〜6.0倍に設定したことを特徴とする請
求項1または2若しくは3記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記現像ローラと摺擦回転してトナーを
供給する供給ローラを備え、該供給ローラの接触位置に
おける摺擦方向を前記現像ローラに対しカウンタ方向に
設定するとともに、前記現像ローラと前記供給ローラの
間に電圧を印加することで生じる電位差を、トナーの摩
擦帯電電極と同極性であって、30〜300Vに設定し
たことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 トナー粒子は重合法により製造された1
06Ωcm以上の高抵抗若しくは絶縁性トナーが用いら
れることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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