JP3330009B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JP3330009B2
JP3330009B2 JP33416395A JP33416395A JP3330009B2 JP 3330009 B2 JP3330009 B2 JP 3330009B2 JP 33416395 A JP33416395 A JP 33416395A JP 33416395 A JP33416395 A JP 33416395A JP 3330009 B2 JP3330009 B2 JP 3330009B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はa−Siドラムを用
いたプリンタ、複写機、ファクシミリ等の電子写真装置
に適用される発明に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より感光体ドラム外周面上に、露
光、現像、転写、クリーニング(残留トナー除去)、除
電、及び帯電の各プロセス手段を配置し、所定の電子写
真プロセスにより画像形成を行なう、いわゆるカールソ
ンプロセスに基づく電子写真装置は周知である。
【0003】この種の電子写真装置においては、感光体
表面に均一帯電を図るために一般にコロナ放電を利用し
て帯電を行っているが、コロナ放電は一般に4〜8KV
以上の高電圧をワイヤ印加する必要があり、この為前記
コロナ放電によってオゾンやその放電生成物である窒素
酸化物やアンモニウム塩が発生し、これらが感光体表面
に吸着して画像流れが生じ易くなる。そして前記画像流
れは、高湿度環境下において著しい。
【0004】かかる欠点を解消するために、感光体ドラ
ム上に導電性ローラを接触させ、該導電性ローラに直流
電圧を印加して暗所で感光体ドラムの接触帯電を行うよ
うに構成したローラ帯電方式が存在する。しかしながら
かかる帯電方式においても、感光体ドラムと帯電ローラ
との間に微小楔状空隙が存在するために、その部分で僅
かながら放電現象が生じ、オゾンの発生が認められ、前
記した欠点を必ずしも解消し得ない。
【0005】かかる欠点を解消するために、前記帯電手
段に粒子帯電手段を用いた技術も開示されているが、粒
子帯電手段は感光体側を開口した状態で粒子を帯電容器
内に収納せねばならず、その取扱いが煩雑化するのみな
らず、粒子が感光体と常に摺擦されながら均一帯電を行
うために、粒子の疲労が生じやすく、やはり耐久性に乏
しい。このため現状の技術では、コロナ放電器若しくは
帯電ローラを用いる技術が主流となっている。
【0006】一方電子写真装置に用いる感光体ドラムに
は近年耐久性の向上とフリーメインテナンス化を図るた
めに、a−Siドラムを用いているものがあるが、a−
Siは、OPCその他の有機半導体に比較して吸湿性が
高くこの為前記画像流れはa−Siドラムに多く発生し
やすい。そこで従来技術においては前記感光体ドラムの
背面側にシートヒータその他のヒート体を配し、感光体
ドラムを加熱する事により前記像流れの発生を防止して
いる。
【0007】しかしながらヒータを設ける事は熱制御手
段等も必要となりその構成が煩雑化するのみならず、特
に複写機、プリンターの小型化、パーソナル化の中でヒ
ーターを用いると、該システムが複雑になってしまう。
また、ヒーターの昇温には一定の時間を要し、電源を入
れてからプリントするまでの時間(ウォームアップタイ
ム)が長く、そのための消費電力を要する。また、感光
体を加熱すると、トナーのTG温度(ガラス転移温度)
近くまで昇温されるために、感光体表面にトナーが固着
してしまう。という種々の問題が発生する。
【0008】かかる欠点を解消する為に、感光体ドラム
側の特に表面層に着目した技術が種々開発されている。
例えば、特開昭62−272275号公報には、a−S
i系光導電層が表面層により被覆され、その表面層がシ
リコン(Si)とCを主体とし、酸素(O)・水素
(H)およびフッ素(F)を含むアモルファス材料から
なり且つその動的押込み硬さが300Kgf/mm2
1000Kgf/mm2に設定した感光体ドラムが提案
されている。
【0009】この理由は表面層の動的押込み硬さが、1
000Kgf/mm2以上と大きいときには表面層中の
Si含有率が高く、化学的影響を受けやすくなり、前記
した画像不良が発生しやすくなる。又、300Kgf/
mm2以下と小さいときには表面層中のC含有率が高
く、光導電性が悪くなって残留電位が大きくなり、さら
に硬度がかなり小さくなるために、画像複写プロセスに
よる表面層の摩耗が大きくなって画像不良が発生しやす
くなるとしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
技術には、次のような問題が生じる。その第1は前記従
来技術は感光体ドラムの表面層のみに言及して感光体ド
ラムのいわゆるヒータレス化を実現しているが、画像流
れは表面層のみで生じるのではなく、表面層と光導電層
との関係、及び表面層を介した光導電層とプロセス手段
との関係によって定まるものである。従って感光体ドラ
ムの表面層のみを特定して感光体ドラムのいわゆるヒー
タレス化を実現するには実用上種々の困難がある。
【0011】又前記従来技術は感光体ドラムの表面層の
摩耗を避けつつ、特に高湿化に起因する画像流れを阻止
しようとしているが、画像流れは帯電時における放電現
象に伴うオゾン発生等による感光体表面の劣化や放電生
成物のドラム付着により、感光体表面の吸湿性が高くな
り、高湿環境下においてドラム表面抵抗が低下し、感光
体表面電位が低下して発生するもので、例え表面層を工
夫しても該表面層に放電生成物が生成し、経時的にその
堆積物の生成度合いによって画像流れが発生し、長期に
安定した画像形成が困難になる。
【0012】一方本出願人は、前記した感光体ドラムの
ヒータレス化を図るために、基体上に支持された光導電
層に放電現象を含んで均一帯電を行った後、該光導電層
に露光像を書込みながら反転現像により画像形成を行う
電子写真装置において、前記光導電層を25μm以下、
好ましくは2〜20μmの膜厚からなるa−Si層で形
成すると共に、前記帯電により生成される光導電層の表
面電位を略360V以下に設定したことを特徴とする電
子写真装置を提案している(特開平7−17526
号)。
【0013】しかしながらかかる従来技術においても表
面層と光導電層との関係については何等言及しておら
ず、不十分である。又表面電位も略360V以下に限定
しており、いわゆる低電界現像方式以外の適用には大き
な制限となる。
【0014】本発明はかかる従来技術の欠点に鑑み、a
−Siドラムを用い、特にコロナ放電器や帯電ローラ、
更には帯電ブラシのように、放電現象を含んで感光体に
均一帯電を行った電子写真装置においても像流れやかぶ
りが生じることなく鮮明画像を形成し得る電子写真装置
を提供する事を目的とする。
【0015】本発明の他の目的は、a−Siドラムを用
いた電子写真装置において構成の簡単化や安全性を配慮
しつつ、又温度等の環境変動によってもかぶりや像流れ
が発生することなく鮮明画像を形成し得る電子写真装置
を提供する事にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】先ず、像流れの原因につ
いて説明する。a−Si感光体においては一般にアルミ
円筒からなる導電性基体1a上に光導電層1b、及び表
面層1cが積層されて形成されており、表面層1cは、
α−SiC系の無機高抵抗若しくは絶縁材料を用い、前
記光導電層1b上における表面電位Voと潜像電位分布
の維持を図っている。
【0017】従って前記表面層1cに電子写真プロセス
中のコロナ放電により生成される硝酸イオンやアンモニ
ウムイオン等の放電生成物が吸着されて、それらが高温
高湿環境下で光導電層1b上における表面電位Voと潜
像電位分布に基づいて表面層1c上に形成される潜像電
荷が表面方向に移動し、電荷流れ即ち画像流れが生じ
る。また、連続プリントによって感光体表面が酸化劣化
し、親水性を示すようになることも画像流れの要因とも
考えられる。
【0018】さらに画像流れを防止しつつ、鮮明画像を
得るためには、感光体ドラムと現像剤との関係について
も検討する必要がある。即ち、前記した電子写真装置の
場合、現像剤には高抵抗若しくは絶縁トナーを用いて潜
像の顕像化を行っているが、トナーの成分に結露や含湿
等があった場合、これが感光体ドラム表面層1cに付着
した場合に、画像流れが生じてしまう。
【0019】そこで本発明は、光導電層1b、表面層1
c、及び現像条件を効果的に組合せ、像流れやかぶりが
生じることなく鮮明画像を形成し得る電子写真装置を提
供するものである。
【0020】即ち、本発明は、基体上に光導電層及び表
面層を積層被覆してなる電子写真感光体と、前記感光体
に形成された潜像に選択的にトナーを付着させて現像を
行う電子写真装置において、感光体にヒータを内蔵しな
い状態で機内環境温度下で画像形成を行うように構成す
るとともに、該感光体の表面層を、元素比率組成式(a
-Si1-xx:H)として表された場合、xが0.95≦
x<1であって、且つ最表面側の動的押込み硬さが50
〜200Kgf/mm2であり、表面層の最表面より光
導電層に接する奥側に進むに連れ徐々に硬度が大きくな
るように設定した電子写真感光体と、前記感光体表面に
トナー及び研磨剤を含む現像剤を摺擦させながら現像容
器内に前記現像剤の回収を行う現像ユニットを具え、
記現像ユニット内のトナーが比表面積が10〜15(m
2 /g)、抵抗度10 3 (Ω・cm)、疎水化度0%、水
分0.5%、表面処理Sdドープ(SiO 2 )からな
り、平均粒度を0.3μmに設定した導電性酸化チタン
を添加したトナーであり、感光体表面温度を前記現像容
器内温度に対し0〜+10℃の範囲に維持したことを特
徴とするものである。
【0021】この場合、前記表面層1cはその最表面側
の動的押込み硬さが50〜200Kgf/mm2であ
り、表面層1cの厚みを0.4〜1.2μm、好適には
0.5〜0.8μmに設定するのが良く、又表面層1c
を二層領域とする場合はその最表面側の第二層領域の動
的押込み硬さが50〜200Kgf/mm2であり且つ
厚みを800〜3000nm(ナノメートル)に設定
し、その奥側の第一層領域の硬度を第二層領域より大に
するのがよい。
【0022】更に本発明は、前記光導電層を2〜40μ
mの範囲の膜厚からなるa−Si層で形成すると共に前
記感光体の表面電位を800V以下に設定したことを特
徴とするものである。
【0023】かかる構成を取ることにより、光導電層1
bを支持する基体内にヒータを内蔵しない状態でも、画
像流れが生じることなく、機内環境温度下で画像形成を
行うことが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明は、感光体表面温度を前記
現像容器内温度に対し略0〜+10℃の範囲に維持する
ことを第1の特徴とする。けだし、二成分現像において
は感光体表面摺擦後の現像容器内に回収される現像剤温
度と前記現像容器内の現像剤温度との差が±10℃を越
えると、高湿度下において前記温度差のある2種の現像
剤の接触により結露が生じやすい。そして前記結露が生
じた現像剤が感光体に摺擦することにより放電生成物の
生成が一層促進される。一成分の非接触現像において
も、現像時にトナーが感光体表面を摺擦することから、
同様な問題が発生する。特に前記温度差は現像剤(現像
容器内)側の温度が高いと前記作用が生じやすい。そこ
で本発明は感光体表面温度を前記現像容器内温度に対し
略0〜+10℃の範囲に維持している。しかしながら前
記温度差の維持によって本発明の目的を円滑に達成する
には、少なくとも画像形成初期において感光体の表面層
を研磨することを前提とするものである。即ち、前記現
像剤側からの感光体の吸湿を阻止しても、感光体表面層
1cはグロー放電分解等で被膜を形成するものであり、
その表面の微小凹凸のくぼみに、該分子端等にコロナ放
電により生成される硝酸イオンやアンモニウムイオン等
の放電生成物が吸着されて前記した問題がやはり生じ
る。
【0025】そこで本発明は画像形成初期において前記
した放電生成物が吸着した場合、これを積極的に除去す
る為に研磨を行う。言換えれば積極的に研磨が行えるよ
うに最表面の動的押込み硬さが50〜200Kgf/m
2に硬度設定を行った事を特徴とする。また研磨する
手段として、トナーに添加された研磨剤を前記研磨剤に
限定するとともに、摺擦ローラー、クリーニングブレー
ド等を用いることによって、前記微小凹凸を有する感光
体の表面層1cを少なくとも画像形成初期において研磨
しながら画像形成を行うように構成することも出来る。
【0026】そして更に本発明は、表面層1cの最表面
より光導電層1bに接する奥側に向け硬度を大きくする
ことで、徐々に削れ量が少なくなり、高寿命及び高耐久
性を維持する事が可能となる。即ち前記研磨により表面
が平滑化して前記した分子端や微小凹凸が除去され、放
電生成物の吸着を抑制し得る。そして更に本発明はコロ
ナ放電によってa-Si表面層1cに生成した酸化膜の
発生を抑制するため、感光体表面層1cのアモルファス
カーボンの比率を高める為に、元素比率組成式(a-S
1-xx:H)として表された場合、xが0.95≦x
<1に設定している。
【0027】したがって、本発明は表面層1cを研磨
し、該研磨により表面を平滑化させる事が前提であり、
従って表面層1cを研磨する研磨剤を用いる場合は、粒
度を0.05〜5μm、好ましくは0.1〜3μmの範
囲に設定した研磨剤を用いるのが良い。
【0028】次に前記の表面層1cと光導電層1bとの
関係について検討してみる。前記した表面層1cを被覆
した場合でも放電生成物の吸着を完全に阻止することは
出来ず、これを光導電層1b側で補償する必要がある。
特に感光体ドラムをヒータレス化した場合、感光体ドラ
ム温度は機内温度に依存する為、温度変動が生じても感
光体表面電位が大幅に変動しない事が必要である。
【0029】そこで前記した表面層1cを被覆した光導
電層1bの膜厚の関係について言及すると図2に示すよ
うに、感光体ドラムの表面電位が800V以下の場合に
おいて、膜厚を50μm以下にするのが良い。尚、前記
膜厚は感光体表面電位を下げるに比例して低下すること
ができるが、例えば表面電位を400V前後に下げた場
合でも感光体ドラムの膜厚が40μm程度に下げた場合
でも前記温度変動に起因して感光体表面電位の変動は1
0%程度と大幅に低下しないことが確認された。
【0030】尚、前記感光体ドラムの表面電位を800
V以上に上げる事は可能であるが、この事は帯電制御電
圧の上昇につながり、その分オゾン発生量が増加し、こ
れに比例して放電生成物の吸着が増加するために好まし
くない。
【0031】またa−Si感光体の場合は、膜の耐電圧
(以下耐圧)が12〜16v/μmである為、膜厚50
μm以下に設定した場合には表面電位Voを800V、
好ましくは600V以下に設定することにより、像流れ
の抑制とともに、長期使用による耐圧劣化も防止でき
る。尚、a−Si系材料で光導電層1bを形成する場合
は膜厚を薄くする事により、少ない光出力でも所定の表
面電位Vo’を得る事が出来るが、低電界現像でも50
V程度の表面電位が必要であり、従って前記耐膜圧を考
慮するとその下限は略3μmである。また、LED等の
700nm前後の波長の露光手段に用いた場合、例えば
a−Si:H材の入射光の90%が吸収されるまでの膜
厚は約2.2μmであることからも、その下限値は3μ
mに設定するのがよい。
【0032】従って本発明によればヒータを用いずに画
像形成を行ってもかぶり等が生じることがないために、
消費電力の大幅低減のほかに、ヒータ、ドラム表面温度
を検知するサーミスタ、該サーミスタよりの検知温度に
基づくヒータ制御回路等の電装部品の低減と回路構成が
簡単化するとともに、前記ヒータを用いない為にウオー
ミングアップタイムが不用となり、装置立上げ時間を大
幅に低減させることが出来る。
【0033】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示
的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に
特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図1
は本発明が適用される電子写真装置を示し、図上時計回
りに回転するa−Si感光体ドラム1の周囲に、回転方
向に沿って露光用LEDヘッド2及びセルフォックレン
ズ3からなる光学系、現像ユニット4、転写ローラ5、
クリーニングブレード6、除電ランプ7、及び帯電ユニ
ット8が配設されている。
【0034】次に夫々の各構成要素について説明する。
感光体ドラム1は導電性支持体1a上に光導電層1b、
及び表面層1cが積層されて形成されており、導電性支
持体1aと光導電層1bの間にはキャリア注入層を、又
光導電層1bと表面層1cの間には遷移層が、夫々介挿
されている。前記支持体1aは、一般にはアルミ性の円
筒体を用いるが、SUS、Ti、Ni、Au、Ag等の
金属材料、表面に導電膜を被着させたガラス等無機材料
や、エポキシ等の透明な樹脂等で形成され、本実施例に
おいては肉厚が3mmで外周径を30mmに設定すると
共に、軸方向に254mmの長さを有するアルミ製円筒
体を用いている。
【0035】前記キャリア注入阻止層1eは光導電層1
bの材料に応じ種々のものを用いるが、光導電層1bに
a−Si系材料を用いた場合には、a−Si系のキャリ
ア注入阻止層1eとするのが良い。
【0036】又前記a−Si系光導電層1bは、グロー
放電分解法、スパッタリング法、ECR法、蒸着法等に
より膜形成し、その形成にあたって、ダングリングボン
ド終端用の元素、例えば(H)やハロゲンを5〜40w
t%含有させるのがよい。即ち、光導電層1bにはa−
Si:Hからなる光導電体を用い、そして現像バイアス
が正の場合には電子の移動度を高める為、ノンドープ又
はVa族元素を含有させ、又現像バイアスが負の場合に
は正孔の移動度を高めるため、IIIa族元素を含有させ
るのが好ましい。又必要に応じて暗導電率や光導電率等
の電気的特性、光学的バンドギャップ等について所望の
特性を得るために、C、O、N等の元素を含有させても
良い。
【0037】そして、前記光導電層1b全体の膜厚は、
必要な帯電および絶縁耐圧の確保や、露光された光の吸
収や前記した残留電位の抑制等から3〜50μm程度に
するのがよい。その理由は後述する。
【0038】又、表面層1cはグロー放電分解法、スパ
ッタリング法、ECR法、蒸着法等により膜形成され、
元素比率組成式(a-Si1-xx:H)として表された場
合、xが0.95≦x<1であって、且つ最表面(自由
表面層)の動的押込み硬さが50〜200Kgf/mm
2である水酸化アモルファスシリコンカーバイトから構
成され、特にその抵抗値を1012〜1013Ω・cm範囲
の抵抗値に設定する。そして前記表面層1cは最表面側
より光導電層1b側の奥側に進むに連れ徐々に硬度が大
きくなるように設定する。
【0039】そして前記のような硬度の勾配(最表面側
より光導電層1b側の奥側に進むに連れ徐々に硬度が大
きくなるような勾配)を付けるには、例えば前記表面層
1cをグロー放電分解法で成膜する場合においては、原
料ガスにおいてSi含有ガスに対するC含有ガスの比率
を経時的に徐々に大きくする、成膜形成時のガス圧力を
徐々に高くする、原料ガスの水素ガスによる希釈率を徐
々に小さくする、放電電力を徐々に小さくする、アルミ
円筒ドラムの基体温度を徐々に低くする等の手段で形成
される。
【0040】表面層1cの厚みとしては、0.4〜1.
2μm、好適には0.5〜0.8μmがよい。後記する
ように表面層1cは研磨を行う為に、0.4μm以下で
は十分なる硬度勾配を得られず、耐久性が低下し印刷枚
数の増加にともない画像スジ等が発生する。又1.2μ
m以上では光導電層1b側の残留電位が高くなり、画像
かぶり等が発生しやすい。
【0041】又光導電層1bと表面層1cとの間には、
a−SiC:H中のC含有量を表面層1c中のC含有量
よりも小さくした遷移層1fを設けるとよい。またこの
遷移層1fのC含有量は、その層中で変化させて含有量
の勾配を有するようにしても良い。このような遷移層1
fを設ける事により、光導電層1bで生成された光キャ
リアの走行がスムーズになって、光感度が高く、残留電
位が低くなり、画像特性も良好なものになる。このよう
な遷移層1fの厚みは1μm以下、好適には0.05〜
0.5μmの範囲に設定される。
【0042】又前記表面層1cは一層構成でなく二層構
成にしても良い。例えば表面層1cに、光導電層1b側
の第一層領域1c1と自由表面側の第二層領域1c2を具
備せしめ、前記第二層領域1c2を元素比率組成式(a-
Si1-xx:H)として表された場合、xが0.95≦
x<1であって、且つ動的押込み硬さが50〜200K
gf/mm2、厚みが800〜3000nm(ナノメー
トル)に設定し、その奥側の第一層領域1c1の硬度を
第二層領域1c2より大、具体的には研磨剤等の研磨で
摩耗しない程度の硬度である、動的押込み硬さを300
Kgf/mm2以上にするのがよい。これにより複写プ
ロセス毎に独立した研磨手段、クリーニング手段若しく
は現像時の磁気ブラシ等により、前記第二層領域1c2
を適度に研磨して第2層領域の表面に吸着した放電生成
物などの除去を行い、そして表面が平滑化された段階で
その研磨が奥側の第一層領域1c1で阻止され、これに
より一層の長寿命化が達成される。
【0043】そして前記第一層領域1c1は第二層領域
1c2を加えた表面層1cの厚みを0.4〜1.2μ
m、好適には0.5〜0.8μmの範囲で任意に設定さ
れる。
【0044】尚、本実施例においては容量結合型グロー
放電分解装置を用いて、前記a−Si:H光導電層1b
とa−SiC表面層1cとを順次積層し、後記するよう
に、光導電層1bの層厚が夫々15、25、40、60
μm厚みの層を有する感光体ドラム1を作製した。この
場合表面層1cは第1層領域と第2層領域を設ける事な
く一層で形成し、その膜厚は0.6μmに設定する。
【0045】又露光用LEDヘッド2には露光波長が6
85nmのヘッドアレイを用い、これをダイナミック駆
動にて一走査ライン毎に64ビット×40回分割露光す
るように構成する。
【0046】現像ユニット4は、キャリアとトナーから
なる複数成分現像剤が収納された現像容器41と固定磁
石集成体43が収納された現像ローラ42からなり、該
ローラ42に例えば50〜1200Vの間で任意に設定
できる直流現像バイアス電源44を接続して、現像を行
うように構成する。本発明は必ずしも二成分現像に限定
されるものではない。
【0047】そして前記キャリアには平均粒径70μm
のフェライトキャリアを用いたが、キャリアはこれに限
らず、必ずしもフェライトキャリアに限定される事なく
鉄粉、マグネタイト等のキャリアや磁性樹脂キャリアを
用いてもよい。
【0048】又トナーは通常の高抵抗若しくは絶縁性ト
ナーが用いられ、例えば、バインダー樹脂、着色剤、電
荷制御剤、オフセット防止剤などに、磁性体を添加して
その平均中心粒度は5〜15μm前後の磁性トナーとし
て構成し上記のキャリアとトナーと適正混合比を例えば
85〜90:15〜10重量%に設定する。尚、前記ト
ナーに研磨剤兼流動剤として比表面積が40〜60(m
2/g)、抵抗度103(Ω・cm)、疎水化度0%、水
分1.0%、表面処理Sdドープ(SiO2)からな
り、平均粒度を0.1μmに設定した導電性酸化チタン
(以下A研磨剤という)を添加したトナー(以下Aトナ
ーという)、又比表面積が10〜15(m2/g)、抵
抗度103(Ω・cm)、疎水化度0%、水分0.5
%、表面処理Sdドープ(SiO2)からなり、平均粒
度を0.3μmに設定した導電性酸化チタン(以下B研
磨剤という)を添加したトナー(以下Bトナーとい
う)、及び前記研磨剤を添加しないトナー(以下Cトナ
ーという)の3つのトナーを用意する。
【0049】転写ローラ5は転写効率を上げるために導
電性ローラを用い、前記トナーの帯電電位と逆極性の転
写バイアスを印加させるとともに、前記感光体ドラム1
周面に均一に圧接し、該ドラム1と同期して回転可能に
構成する。
【0050】帯電ユニット8にはすでに公知であるコロ
トロン方式の帯電器にて感光体上に均一に帯電させた。
図中81はコロナ放電線、82は制御グリッド、83は
放電バイアス、84は帯電制御バイアスである。
【0051】かかる実施例では、帯電制御バイアスを1
50Vから1200V前後の間で適宜バイアスに設定し
た状態で高電圧の放電バイアスを印加させる事により、
感光体ドラム1表面電位Voを下記の設定値に帯電させ
た後、露光ヘッド2により所定の潜像を露光させた後、
現像ユニット4により該潜像にトナー像を付着させた
後、転写ローラ5に転写させる。次にかかる装置を用い
光導電層1bの膜厚の異なる感光体ドラム1を用いて次
のような実験を行った。
【0052】次に、前記効果を確認するために、前記A
トナーについて、感光体ドラムの表面電位Voを450
Vに設定し、現像バイアスを250Vに設定した状態
で、現像容器41内に不図示のヒータを装着して現像容
器41内現像剤温度を20℃に設定した状態で、空調機
において中湿度下において10℃、20℃、25℃、3
0℃に夫々に設定した室内に2時間以上放置した後、各
一万枚ずつ印刷を行う。この結果、機内温度が10℃℃
のものについては画像印刷初期〜1万枚印刷まで僅かに
画像流れが生じていたが、他の20℃、25℃、30℃
のものについてはいずれも問題がなかった。
【0053】次に、感光体ドラムの表面電位Voを45
0Vに設定し、現像バイアスを250Vに設定した状態
で、感光体ドラムと現像容器のいずれにもヒータを装着
することなく、25μmの感光体ドラムについて同様に
中湿度下において機内温度を10℃から40℃の間で1
0℃/時間の勾配で上下に変化させながら、印刷したと
ころ、同様に画像流れもかぶりが生じることなく鮮明画
像を得ることが出来た。
【0054】次に、前記感光体ドラム1の表面電位Vo
が600vとになるように夫々帯電制御バイアス等を調
整した後、前記LEDヘッドと前記Aトナーを混合した
現像剤を用い、感光体ドラム1上に結像させるエネルギ
ーレベルが 1.0μJ/cm2になるように、露光ヘッ
ド2の出力を調整した後、該帯電制御バイアスを一定に
維持した状態で、中湿度下における機内温度を10℃、
20℃、30℃、43℃に変化させた場合の、25μ
m、40μm、60μmに成膜したa−Si感光体ドラ
ムについて、一万枚及び10万枚印刷後の表面電位Vo
の関係を示す。
【0055】本図より理解されるように60μmの光導
電層1bを有する感光体ドラムにおいては、温度依存性
が高く10万枚印刷後においても僅かに温度勾配を有し
ていたが、40μm及び25μmの光導電層1bを有す
る感光体ドラムにおいては、温度勾配が生じる事なく、
温度依存性が大幅に低下していることが理解できた。こ
のことから環境変動に起因する表面電位Voの変動も感
光体ドラムを50μm以下、好ましくは40μm以下に
薄膜化することにより抑制し得る。
【0056】次に、感光体ドラムの表面電位Voを80
0Vに上げて設定し、感光体ドラムにヒータを装着する
ことなく、40μmの感光体ドラムについて中湿度下に
おいて機内温度を10℃から40℃の間で10℃/時間
の勾配で上下に変化させながら、30万枚(略500時
間)印刷したところ、画像流れもかぶりが生じることな
く鮮明画像を得ることが出来た。
【0057】次に、前記トナーの効果を確認するため
に、BトナーとCトナーの夫々について、感光体ドラム
の表面電位Voを450Vに設定し、感光体ドラムにヒ
ータを装着することなく、25μmの感光体ドラムにつ
いて同様に中湿度下において機内温度を10℃から40
℃の間で10℃/時間の勾配で上下に変化させながら、
印刷したところ、研磨剤を添加しないCトナーについて
のみ1万枚印刷初期について僅かに画像流れが生じてい
たが、10万枚の印刷時点では画像流れが解消してい
た。
【0058】次に前記図1に示すクリーニングブレード
を形成するゴム材を混練する際にB研磨剤を混練したゴ
ム材を用いてクリーニングブレードを形成したもの(B
ブレード)、及び平均粒度のみ5〜10μmに設定し、
他の組成はB研磨剤と同一に設定した研磨剤を混練した
ゴム材を用いてクリーニングブレードを形成したもの
(Cブレード)を夫々用い、トナーには研磨剤を添加し
ないCトナーを用いて感光体ドラムの表面電位Voを4
50Vに設定し、感光体ドラムにヒータを装着すること
なく、25μmの感光体ドラムについて同様に中湿度下
において機内温度を20℃で、印刷したところ、研磨剤
粒度が5〜10μmのCブレードについては30万枚印
刷後においても尚画像流れが生じていたが、Bブレード
のものについては画像流れが発生しなかった。
【0059】
【発明の効果】以上記載したごとく本発明によれば、a
−Siドラムを用い、又コロナ放電器や帯電ローラ、更
には帯電ブラシのように、放電現象を含んで感光体に均
一帯電を行うた電子写真装置において像流れやかぶりが
生じることなく鮮明画像を形成し得る。
【0060】又本発明によれば、a−Siドラムを用い
た電子写真装置において構成の簡単化や安全性を配慮し
つつ、又温度等の環境変動によってもかぶりや像流れが
発生することなく鮮明画像が形成し得る、等の種々の著
効を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される電子写真装置を示す概略図
である。
【図2】帯電制御バイアスを一定に維持した状態で、機
内温度を変化させた場合のa−Si感光体ドラムの膜厚
と表面電位の関係を、1万枚印刷時点及び10万枚印刷
時点の状態を示す。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 1a 導電性基体 1b 光導電層 1c 表面層 1c1 第一層領域 1c2 第二層領域 2 露光用ヘッド 3 光学系 4 二成分現像ユニット 41 現像容器 8 帯電装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 藤田 裕子 (56)参考文献 特開 平5−134439(JP,A) 特開 平2−214868(JP,A) 特開 平2−29673(JP,A) 特開 平2−154275(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/08 105

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に光導電層及び表面層を積層被覆
    してなる電子写真感光体と、前記感光体に形成された潜
    像に選択的にトナーを付着させて現像を行う電子写真装
    置において、 感光体にヒータを内蔵しない状態で機内環境温度下で画
    像形成を行うように構成するとともに、該感光体の表面
    層を、元素比率組成式(a-Si1-xx:H)として表さ
    れた場合、xが0.95≦x<1であって、且つ最表面
    側の動的押込み硬さが50〜200Kgf/mm2であ
    り、表面層の最表面より光導電層に接する奥側に進むに
    連れ徐々に硬度が大きくなるように設定した電子写真感
    光体と、 前記感光体表面にトナー及び研磨剤を含む現像剤を摺擦
    させながら現像容器内に前記現像剤の回収を行う現像ユ
    ニットを具え、前記現像ユニット内のトナーが比表面積が10〜15
    (m 2 /g)、抵抗度10 3 (Ω・cm)、疎水化度0
    %、水分0.5%、表面処理Sdドープ(SiO 2 )か
    らなり、平均粒度を0.3μmに設定した導電性酸化チ
    タンを添加したトナーであり、 感光体表面温度を前記現像容器内温度に対し0〜+10
    ℃の範囲に維持したことを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 前記表面層を二層領域とし、その最表面
    側の第二層領域の動的押込み硬さが50〜200Kgf
    /mm2であり且つ厚みを800〜3000nm(ナノ
    メートル)に設定し、その奥側の第一層領域の硬度を第
    二層領域より大に設定したことを特徴とする請求項1記
    載の電子写真装置。
  3. 【請求項3】 前記光導電層を2〜40μmの範囲の膜
    厚からなるa−Si層で形成すると共に前記感光体の表
    面電位を800V以下に設定したことを特徴とする請求
    項1若しくは2記載の電子写真装置。
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