JP2564706Y2 - 電子写真装置の現像装置 - Google Patents

電子写真装置の現像装置

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JP2564706Y2
JP2564706Y2 JP1988140146U JP14014688U JP2564706Y2 JP 2564706 Y2 JP2564706 Y2 JP 2564706Y2 JP 1988140146 U JP1988140146 U JP 1988140146U JP 14014688 U JP14014688 U JP 14014688U JP 2564706 Y2 JP2564706 Y2 JP 2564706Y2
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photosensitive drum
developing device
magnetic
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sheet material
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政孝 鈴木
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株式会社 テック
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、磁性粉体現像剤を用いた電子写真装置の現
像装置に関する。詳しくは、磁性粉体現像剤の落下によ
る用紙や装置本体内の汚れを防止する構造に関する。
[従来の技術] 従来の電子写真装置を第2図および第3図について説
明する。
第2図において、1は装置本体で、内部に感光体ドラ
ム2が設けられている。感光体ドラム2の周囲には、感
光体ドラム1の表面を均一に帯電させる帯電器3、光学
系ユニット4からの光によって静電潜像が形成された感
光体ドラム2に磁性粉体現像剤としてのトナー5を付着
させて現像させる現像装置6、転写器およびクリーニン
グ器8が順次配置されている。
従って、カセットケース11内の用紙12を給紙ローラ13
によって1枚ずつ取出し、フィードローラ14によって感
光体ドラム2と転写器7との間に送出せば、用紙12に感
光体ドラム2の画像が転写される。画像が転写された用
紙12は、定着器15で定着された後、排紙ローラ16,17に
よって排出部へ排出される。
なお、感光体ドラム2、帯電器3、クリーニング器8
は一体的に構成され、感光体ドラムユニット9を構成し
ている。感光体ドラムユニット9と現像装置6とは、第
3図に示す如く、装置本体1に対して引出可能に設けら
れたバスケット10に着脱自在に収納されている。
一方、現像装置6は、内部にトナー5を収納しかつ感
光体ドラム2の周囲に臨んで開口部21を有する現像器本
体22と、この現像器本体22の上面開口部を塞ぐカバー23
と、前記現像器本体22の開口部21に前記感光体ドラム2
の周面に対して一定の隙間を隔てて回転自在に設けられ
た磁気ローラ24と、現像器本体22に磁気ローラ24の周面
に対して一定の隙間を隔てて取付けられたブレード25
と、現像器本体22内に回転自在に設けられた攪拌羽根26
とを含んで構成されている。
従って、磁気ローラ24が回転すると、現像器本体22内
のトナー5は、磁気ローラ24の周面に磁気ブラシとなっ
て担持されながら搬送され、続いて、ブレード25との隙
間で定量層とされた後、感光体ドラム2の表面に画像情
報に従って付着される。
ところが、磁気ローラ24の周面に担持されたトナー5
が感光体ドラム2に付着される接点部および磁気ローラ
24によって感光体ドラム2に付着されたトナー5が用紙
12に転写されるまでの間において、振動や装置内の帯電
された部品によって接点部および感光体ドラム2からト
ナー5が脱落し、用紙12や装置本体1の内部を汚すとい
う問題がある。
そこで、従来では、現像器本体22の開口部21の下端縁
22Aを感光体ドラム2へ向かって突出させ、この部分で
感光体ドラム2および磁気ローラ24から脱落したトナー
5を受けるように構成していた。
しかし、上述のように、感光体ドラムユニット9およ
び現像装置6をバスケット10に対して着脱自在に構成し
たものでは、現像器本体22の開口部21の下端縁22Aを感
光体ドラム2へ向かって突出させると、現像装置6を取
出す際にその突出部が感光体ドラム2の表面に接し、感
光体ドラム2を傷付けるという問題が生じる。
そこで、第4図に示す如く、現像器本体22の開口部21
の下端縁22Aを短くし、その下面側に可撓性シート材27
を貼着した構成としていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、現像器本体22の開口部21の下端縁22A
を短くし、その下面側に可撓性シート材27を張付けた構
成では、その可撓性シート材27に溜ったトナー5を定期
的に清掃しなければならないので取扱性が悪かった。特
に、トナー5は下端縁22Aの端面に付着しやすく、次第
に固まってしまうので、清掃にも時間がかかっていた。
また、現像装置6を取出す場合にも、その可撓性シー
ト材27に溜ったトナー5を清掃してからでないと、現像
装置6の取出時に可撓性シート材27が感光体ドラム2に
接して下方へ撓み、可撓性シート材27に溜ったトナー5
が装置本体1内に落下して装置本体1内を汚すという問
題があった。
しかも、清掃して取除いたトナー5は廃棄されるた
め、現像器本体22内のトナー5の消費量も多いという問
題があった。
ここに、本考案の目的は、このような従来の課題を解
消すべくなされたもので、定期的な清掃も必要なく、磁
性粉体現像剤の消費量も減少させることができる電子写
真装置の現像装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] そのため、本考案では、内部に磁性粉体現像剤を収納
しかつ感光体ドラムと対向する位置に開口部を有する現
像器本体と、この現像器本体の開口部に前記感光体ドラ
ムと対向して所定方向に回転可能に配置された磁気ロー
ラとを有する電子写真装置の現像装置において、前記現
像器本体の開口部下端縁上面側に、前記感光体ドラムの
幅方向へ伸びるとともに前記磁気ローラと感光体ドラム
との接点部より感光体ドラム側へ突出して先端側が感光
体ドラム周面および転写位置に近接する形状とされて該
接点部および/または感光体ドラムから脱落した磁性粉
体現像剤を受け可能な非磁性シート材を取付け、この非
磁性シート材上に落下した磁性粉体現像剤を所定方向に
回転する前記磁気ローラに担持させて現像器本体内へ回
収するように構成した、ことを特徴とする。
[作用] このような構成であるから、磁気ローラと感光体ドラ
ムとの接点部および感光体ドラムに付着した磁性粉体現
像剤が用紙に転写されるまでの間において、接点部や感
光体ドラムから磁性粉体現像剤が脱落すると、脱落した
磁性粉体現像剤は非磁性シート材上に落下し当該シート
材によって受けとめられる。この非磁性シート材上の磁
性粉体現像剤は磁気ローラに吸着されながら磁気ローラ
の回転によって現像器本体内へ回収される。
従って、簡易な構成で磁性粉体現像剤が現像器本体外
へ漏れ出るのを防止することができるとともに、非磁性
シート材上に感光体ドラムから脱落した磁性粉体現像剤
が溜ることがないので、定期的または現像装置を取出す
場合にも清掃の必要がない。しかも、非磁性シート材上
に落下した磁性粉体現像剤は現像器本体内に回収される
ので、磁性粉体現像剤の消費量も少なくて済む。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図について説明する。
なお、同図の説明に当たって、第2図〜第4図と同一構
成要件については、同一符号を付し、その説明を省略も
しくは簡略化する。
用紙12は、フィードローラ14によって感光体ドラム2
と転写器7との間まで送られる。このとき、感光体ドラ
ム2と磁気ローラ24とはそれぞれ矢示方向へ回転され
る。
磁気ローラ24が回転すると、現像器本体22内のトナー
5は、磁気ローラ24の表面に磁気ブラシとなって担持さ
れながら、ブレード25で定量層とされた後、感光体ドラ
ム2の接点部まで達し、感光体ドラム2の表面に付着さ
れる。このとき、感光体ドラム2や磁気ローラ24の回転
振動などがあると、感光体ドラム2と磁気ローラ24との
接点部において磁気ローラ24からトナーが落下するとい
う問題がある。また、接点部から用紙12に転写するまで
の間でも、感光体ドラム2からトナー5が落下するとい
う問題がある。
そのため、本実施例では、現像器本体22の開口部21の
下端縁22A上面側に、前記感光体ドラム2の幅方向へ伸
びるとともに磁気ローラ24と感光体ドラム2との接点部
より感光体ドラム2側へ突出して先端側が感光体ドラム
2の周面および転写位置へ近接する形状とされて該接点
部および/または感光体ドラム2から脱落した磁性粉体
現像剤を受け可能な非磁性シート材31を取付けてある。
非磁性シート材31は、可撓性を有し、かつ、帯電しに
くい非磁性体材料によって板状に形成され、基端側が前
記開口部21の下端縁22Aの上面にほぼ水平に接着されて
いる。また、先端側は、磁気ローラ24と感光体ドラム2
との接点部より感光体ドラム2側へ突出され、さらに、
感光体ドラム2の周面および転写位置(用紙12に画像が
転写される位置)に接する僅か手前まで達している。
従って、感光体ドラム2と磁気ローラ24との接点部に
おいて磁気ローラ24から脱落するトナー5および用紙12
に転写するまでの間で感光体ドラム2から脱落するトナ
ー5は、非磁性シート材31で受けられる。非磁性シート
材31で受けられたトナー5は、磁気ローラ24の回転によ
つて磁気ローラ24に担持されながら現像器本体22内へ回
収される。
なお、転写器7の用紙入口側にはガイドローラ32が一
体的に設けられているとともに、このガイドローラ32に
上側に接しかつ先端が前記感光体ドラム2の転写位置近
傍に位置するシート33がバスケット10に取付けられてい
る。従って、非磁性シート材31の先端を通過してから用
紙12に転写するまでの間で感光体ドラム2から落下する
トナー5をシート33によって受けることができる。ちな
みに、この間の移動距離は僅かであり、落下するトナー
5も無視できるほど僅かであるので、特に、シート32も
設けなくても差し支えない。
従って、本実施例によれば、現像器本体22の開口部21
の下端縁22A上面側に、非磁性シート材31を感光体ドラ
ム2側へ突出して先端側が感光体ドラム2の周面および
転写位置に近接するように設けてあるので、この非磁性
シート材31によって感光体ドラム2および磁気ローラ24
から落下するトナーを受けた後、磁気ローラ24の回転に
よって磁気ローラ24に担持しながら現像器本体22内へ回
収することができる。
よって、簡易な構成でトナーが現像器本体22外へ漏れ
出るのを防止することができるとともに、従来のように
定期的に清掃しなくてもよい。また、現像装置6を取出
すにも、その前に清掃しなくても済む。さらに、落下し
たトナー5は現像器本体22内に回収されるので、トナー
5の消費量も少なくて済む。
また、非磁性シート材31は可撓性を有するので、現像
装置6を取出す際に非磁性シート材31が感光体ドラム2
に接しても、非磁性シート材31が変形するため、感光体
ドラム2の表面を傷つけることがない。
なお、上記実施例では、非磁性シート材31を開口部21
の下端縁22Aの上面側に貼着したが、非磁性シート材31
を下端縁22Aの上面側とつらいちになるように取付ける
ようにしてもよい。つまり、下端縁22Aの上面側に非磁
性シート材31の厚み分だけ切欠き、そこに非磁性シート
材31を貼着するようにしてもよい。
[考案の効果] 以上の通り、本考案によれば、現像器本体の開口部の
下端縁上面側に、感光体ドラムの幅方向へ伸びるととも
に磁気ローラと感光体ドラムの接点部より感光体ドラム
側へ突出して先端側が感光体ドラムの周面および転写位
置に近接する形状とされて該接点部および/または感光
体ドラムから脱落した磁性粉体現像剤を受け可能な非磁
性シート材を取付けてあるので、この非磁性シート材に
よって感光体ドラムおよび磁気ローラから落下する磁性
粉体現像剤を受けた後、磁気ローラの回転によって磁気
ローラに担持しながら現像器本体内へ回収することがで
きる。よって、簡易な構成でトナーが現像器本体外へ漏
れ出るのを防止できるとともに、従来のように定期的
に、または現像装置を取出す前にも清掃しなくても済
む。さらに、落下した磁性粉体現像剤は現像器本体内に
回収されるので、磁性粉体現像剤の消費量も少なくて済
む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図である。第2図
〜第4図は従来の電子写真装置を示すもので、第2図は
全体構成を示す断面図、第3図は感光体ドラムユニット
と現像装置とを示す分解斜視図、第4図は可撓性シート
材の取付けを示す図である。 2…感光体ドラム、5…トナー(磁性粉体現像剤)、21
…開口部、22…現像器本体、24…磁気ローラ、31…非磁
性シート材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−204657(JP,A) 特開 昭57−135961(JP,A) 特開 昭55−41460(JP,A) 特開 昭51−142372(JP,A) 特開 昭62−75679(JP,A) 特開 昭58−156972(JP,A) 特開 昭60−257466(JP,A) 特開 昭60−95574(JP,A) 実開 昭59−1069(JP,U) 実開 昭55−103652(JP,U) 実開 昭63−62859(JP,U) 実開 昭61−112356(JP,U) 実開 昭63−178860(JP,U) 実開 昭50−145354(JP,U) 実開 昭50−146554(JP,U) 特公 平4−39666(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に磁性粉体現像剤を収納しかつ感光体
    ドラムと対向する位置に開口部を有する現像器本体と、
    この現像器本体の開口部に前記感光体ドラムと対向して
    所定方向に回転可能に配置された磁気ローラとを有する
    電子写真装置の現像装置において、 前記現像器本体の開口部下端縁上面側に、前記感光体ド
    ラムの幅方向へ伸びるとともに前記磁気ローラと感光体
    ドラムとの接点部より感光体ドラム側へ突出して先端側
    が感光体ドラムの周面および転写位置に近接する形状と
    されて該接点部および/または感光体ドラムから脱落し
    た磁性粉体現像剤を受け可能な非磁性シート材を取付
    け、この非磁性シート材上に落下した磁性粉体現像剤を
    所定方向に回転する前記磁気ローラに担持させて現像器
    本体内へ回収するように構成した、 ことを特徴とする電子写真装置の現像装置。
JP1988140146U 1988-10-27 1988-10-27 電子写真装置の現像装置 Expired - Lifetime JP2564706Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61204657A (ja) * 1985-03-08 1986-09-10 Hitachi Ltd 現像装置のトナ−飛散防止装置

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